ところで沢辺はTwitterしてます

2009-08-05 沢辺 均

みなさま

ひと月まえくらいから、Twitter(ついったー)してます。
http://twitter.com/sawabekin
どうぞよろしくお願いします。

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沼正三◎『懺悔録』と『家畜人ヤプー』後追い制作日誌・6

2009-08-03 高橋 大輔

『懺悔録』ができるまでの日々を振り返っていきます。

収録するエッセイを決定し、早速文字起こし(残っているのは雑誌のコピーのみなので、テキスト化しなくてはなりませんでした)を依頼しました。
でも、エッセイだけでは弱い。
『懺悔録』『家畜人ヤプー』の作者沼正三が、「その死の直前まで執筆していた、最期のエッセイ集」ということを強調したかったのです。

「トーキングヘッズ叢書」という雑誌が、2006年5月、沼正三にインタビューを行なっていました(特集・奴隷の詩学「沼正三、マゾヒズムを語る」)。
亡くなる2年半前です。おそらく、これが沼正三の最後のインタビューです。
ここでは、沼正三が、戦後のカストリ雑誌で多くのペンネームを使ってマゾヒズムに関する原稿を書きまくっていたころのこと、そして『家畜人ヤプー』を完全匿名で執筆していたころのことを、包み隠さず、語っています。

版元である「アトリエサード」に連絡し、インタビュー記事を執筆した志賀信夫氏に再収録の許諾をとりました。
マゾヒスト沼正三の、最期の肉声です。

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最近読んだ本

2009-08-03 佐藤 智砂

●『蕨の家 上野栄信と晴子』

著/上野朱、発行/海鳥社

知ったのは、ポット出版から発行した『図書館という軌跡』の校正の手伝いを

ほんのちょっとしたとき。

本文を読んで、上野栄信を初めて知った。

その子どもが書いているというので読みたくなったのだけど

予想以上に面白かった。

東條さん、ありがとう!

●『問題があります』

著/佐野洋子 発行/筑摩書房

佐野洋子、どうもニガテだった。

とても若いとき、『百万回生きたネコ』を読んだけど、なんだ?これって思った。

それから約30年経ち、『役に立たない日々』を読んで大ファンに変身。

『シズコさん』にもしびれた。

今、読みたい作家のナンバーワンだ。

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休日出勤とゴダイゴと私

2009-07-31 小久保 由美

2009-07-29の日誌
TSUTAYA三軒茶屋店に『エロスの原風景』が面出しされていた件なのですが、
自分が寝ずの晩で作った単行本(しかもポット出版刊の)が地元の本屋にあるなんて!と
うれしさのあまり社内メールで報告したところ、まんまと沢辺に横取りされてしまいました。
私が日誌で書こうと思っていたのに…。
ネタに困っている小久保です。

そんなネタに困っている最中、
編プロ仕事のコンペが週明け月曜日と思っていたのが、実は火曜日だったということが発覚。
土日は休日出勤して準備しなければだなーと思っていたので1日延びて相当うれしい!
(日にちを勘違いしていただけなので、別に延びた訳ではないのですが…)
休日出勤だからと半ば諦めかけていた
せたがやふるさと区民祭りでのゴダイゴ鑑賞
これでビール片手に心置きなく満喫できそうです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-25[2009.07.27-07.29]

2009-07-29 沢辺 均

さあ、ためないで書くぞ。

●2009.07.27月
「ず・ぼん15号」の社内打ち合わせ。
図書館のコンサバってのどうだろうか?
18時、東京電機大学で、日本出版学会+ペンクラブ主催のシンポに。
国立国会図書館の長尾館長構想をめぐって
「日本版デジタルアーカイブを構想する〜公共基盤・民間運営・著作表現の自由の観点から〜」
に行く。
三田誠広さんの「水面下で動いてます」って発言はアレのことかな?
帰りは飲み屋によらずにあっさりと帰る。友達いないんだな、オレ。
さらにさらに「本の現場」に質問
と、売上げ情報などを大公開。なにせ貴重な実験のつもりだから、データ/情報は可能な限り残しておきたいんだ。
でも、まとめるのに結構な時間がかかってしまった。
35ブックスの営業も、山中学写真集の価格計算とか、中途半端なもんだらけなのにな。

●2009.07.28火
午後イチに、S社デザインの打ち合わせ。あっさり終わる。
8月6日の神宮花火大会を事務所のベランダから見物して、
あわせてスタッフの慰労もしようと、焼き肉の集いを計画。
メールしたり、七輪をネット通販で買ったり。暇なのか?沢辺。
NPOげんきな図書館の理事会を休んで、神保町新世界菜館に行く。
図書館や読書運動などの関係者と4人で。この店、うまいぞ。
終わってから、そのうちの一人と謀議。
そんでもって、戻って謀議のつづきでメールを書いたり。

●2009.07.29水
11時半に妻の声で起きる。大遅刻だ。ゴメンなさい。
「遅刻してごめんなさい」と言って事務所に入る。
先週から、9時代、8時代の出勤にチャレンジしてたんだけどな、。
さまざま雑用を片付ける。
昨夜の謀議の事後対策で電話かけて回ったり。
Oさん、返事まってますよ。

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イベント紹介●20090817「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」

2009-07-29 沢辺 均

*追記(20090730)
タイトルが「2007」になってました。正しくは「2009」でした。ゴメンナサイ。

イベントの紹介です。
国立国会図書館長尾館長の構想をめぐって公式にも非公式にも動きが急ですね。
これはアカデミアリソースガイド、岡本さん主催のイベント。

岡本さん! 早く本を書いてチョ! 

ということでご紹介です。
────────────────────
第1回ARGフォーラム
「この先にある本のかたち−我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」

開催日時:
2009年8月17日(月)14:00〜16:30(開場:13:30)
開催場所:
学術総合センター 一橋記念講堂 (東京都千代田区神田一ツ橋2-1-2)
主催者:
ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) 
参加費:
無料 ※ただし、会場受付での寄付受付は実施。
開催内容:
基調報告:
長尾真(国立国会図書館)「ディジタル時代の本・読者・図書館−我々の創造性を高めるために」
関係企業1社(予定) ※調整中

指定討論:
金正勲(慶應義塾大学/金正勲研究会)
津田大介(ジャーナリスト/音楽配信メモ)
橋本大也(ブロガー/情報考学 Passion For The Future)
質疑応答:
司会:岡本真(ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG))
参考:登壇者の詳しいプロフィール

参加登録(推奨):
http://tinyurl.com/nxju2r
上記URLよりお申し込みください。定員先着500名。なお、定員に達しない限り、当日受付を実施しますが、座席の確保は保障しません。また、入場をお断りする場合があります。

問い合わせ:
岡本真(arg.editor(a)gmail.com)

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神宮花火大会鑑賞会20090806木

2009-07-29 沢辺 均

ポットの社内行事で、神宮花火大会の鑑賞をするんです。
日誌に書いてあっても、スタッフ、メンバーの同伴者までしか参加できません。はっはっは、。
個人的にスタッフたちに話をつければ参加できますが、ね。
↓以下、社内連絡メール
────────────────────
みなさま

下記の予定で参加者を募集します。
ベランダで、建物の間から神宮花火大会を鑑賞します。

●2009.08.06木(雨天07金)19時飲食開始 19時半花火開始 20時半花火終了 21時飲食終了(予定)
●参加資格303号室と302号で働く人々+メンバー同伴者
●参加費 1000円+同伴者2000円(高校生以下1000円)
●飲食 ビール+ワイン+ポットに残ってる酒類
 食べ物 炭火ステーキ+焼き肉+蒸し野菜鍋+白飯
  牛肉 浅間ミートで調達
   赤城牛サーロインステーキ用 (1cm/1枚)/赤城牛霜降りカルビ(味付き)/赤城牛霜降りロース
牛タン/牛ハラミ/豚トロ/骨付きウインナー/ジャンボフランク
   野菜蒸し/なす・もやし・キャベツ・しいたけ・キノコ類・人参・さつまいもなど
●申し込み 2009.07.30木いっぱい

すでに、炭火焼き用の七輪を調達しましたぜ。

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フレンチレストランでランチミーティング!

2009-07-29 五賀 雅子

今日は編プロチームの女子3人で、
ランチミーティングをした。
場所は、なんと!コース3000円のフレンチレストラン。
前菜+スープ+メイン+デザート+コーヒーの
プチフルコースを1時間で完食!

ミーティングの内容は、編プロチームでお仕事させてもらっている、
フリーペーパーの今後の企画案について。
ランチのあとに、その打ち合わせが控えていたので、
フランス料理をじっくり味わうというより、
ディスカッションに専念したので、
味の方はいいのか悪いのか、よくわからなかった。

ミーティングなのに、なぜにそんなレストランで?
と思うでしょうが、その理由は秘密にしときます。

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TSUTAYA 三軒茶屋店の店頭報告

2009-07-29 沢辺 均

ポットのデザイナーが地元・三軒茶屋のTSUTAYAで「エロスの原風景」を発見!
面だし・おすすめ、で並べていくれていたそうです。

TSUTAYA 三軒茶屋店さま、どうもありがとうございます。感謝感謝です。いっぱい売ってください(笑)。

これからも、松沢呉一の本、ポット出版の本をよろしくご販売ください。
TSUTAYA三軒茶屋店の「エロスの原風景」1 TSUTAYA三軒茶屋店の「エロスの原風景」2

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『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』『懺悔録』『エロスの原風景』●紹介されました

2009-07-28 高橋 大輔

ブログ「本屋のほんね」で『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』を、雑誌『スーパー写真塾』(2009年9月号/コアマガジン刊)で『懺悔録』を、ブログ「赤尾晃一の知的排泄物処理場(わかば日記)」で『エロスの原風景』を紹介していただきました。

ありがとうございます。

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お犬様

2009-07-28 大田 洋輔

先日、社内にウサリーマンが出た話を書きました。

今回は自分ウサリーマンの写真です。

ウサリーマン

撮影してくれた写真家の中村紋子さんによると、
「彼女がいなくて家に帰っても誰もいないから会社に泊まって犬に慰めてもらっているウサリーマン」
という設定だそうですが、実際の僕のサラリーマンっぷりとあまり変わっていません。
違いがあるとすれば、僕は鉄派じゃなく”すず”派なので、抱くとすればすずのはず、というところだけ…。
(今回鉄と共演したのは、すずはバカちんなので撮影中に協力できなそうだったからです)

社内の人に見せても「鉄がかわいい」「鉄がすてき」と大評判。

で、実は本日も何だかんだで社内泊。
鉄もすずも帰ってしまったので、山田さんと二人。
山田さんと、二人…。

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「本の現場」に質問

2009-07-27 沢辺 均

出版業界には「新出版ネットワーク(旧出版VAN)」というのがある。
その見直しなんかを研究しようかという、内輪の研究会で一緒だった、大出版社のマーケティング局の人から、
メールがきた、
「私は、もう少しで読了するところですが、データが一望でき、
結果として頭の中を整理することができ、嬉しく思っています。」と言ってくれた。
作ったものとしても嬉しい。

で質問があって
書店からの反響と、制作部数(と売れ行き)を知りたいんだけどさ、って話。
なんで、この際、少しまとめておこうと思う。

●取り次ぎの反応
以下はポットの営業担当者のレポート。
で、会話式ですけど、あくまでポットの営業担当者の主観ですから。

○大手取次 Aさん。
・Aさん──「非再販」(部分再販)で流すなら、時間に余裕を持って、事前に相談してほしかった。
・ポット──問題はないと思うんですが、
 DVD付書籍などで、「価格」表記の「非再販」本はすでに、かなり流れているはず。
 もっとも、出版社も「非再販」本ということを、自覚していないかもしれないけれど。
・Aさん──「希望小売価格」って?
・ポット──これは、「非再販」本などに関する価格表記の業界ガイドラインに明記されている表記。
・Aさん──そうなんですか、それなら。
・Aさん──配本を14日にしてもらえると、内部調整に余裕が出るんですが、
 上司と詰めてみます。宿題ですね、ボク(Aさん)にとっても、と。

いままでに、Aさんが経験してなかったことなんでしょう。
あとの反応との違いは、Aさん自身が理解、納得して、上司に回したいという姿勢。
のおかげで、再販とか取次の窓口の対応について、30分ほど話すことに。

○大手取次 Bさん
──通常はCさんのところに行くのだけど、Cさんのところに、星雲社(7,8点)、幻冬社
(10点くらい)と、キリがなさそうだったので
・Bさん──「非再販」ですか、通常の本とは違って、このまま預かれるかどうか。
・木下──それは、配本できないってことも、あるということ?
・Bさん──そういうわけではありませんが、ちょっと待ってください(と、隣の先輩に相談)
・隣の人──配本するんですか?
・木下──配本します。
・隣の人──(Bさんに社内処理の流れを説明)
・Bさん──とりあえず、お預かりします。
まるで、役所みたいな対応、やる気が感じられない。

▼改めて整理した問題点、事実関係は、下記のとおり。
・この2社から、何らかのリアクションがある可能性あり。
そのとき、何と言ってくるかは前例がないのでわからないですが、
事前注文のみの配本とか、でしょうか。
・書店には、一枚のFAXでの告知のみなので、周知されていないことが不安材料。
TIBFで「非再販」を積極的にPRして、業界紙などが注目、報道されたりすると、
どの書店が、いくらで販売するかという、かつての部分再販第一弾本(深夜叢書社)
みたいなことになって、書店店頭で混乱が生じるかも。
・通常正味での「非再販」はやはり、「やりました」というPRにはなるが、
書店マージンがアップされることはなく、あまり意味がない。
事前に書店からヒアリングしたように、一点だけのゲリラ的「非再販」は、
店全体に周知できない結果、クレームのもととなるおそれがあり、
仕入にも消極的にならざるを得ないという書店の現状があり、
今回の「本の現在」の場合、正味問題など事前に取次と調整しなかったわけで、
そのうえで取次が耳を傾けなかったときに、ゲリラ的に強行するならわかるが、
それをネグレクトして、成り行きにまかせて「非再販」にした感は否めず、
準備、調整不足の勇み足、ということになりかねない。
・「非再販」であることに気がつかれないまま、静かに進行するなら、
問題は発生しないかもしれないが……。
・書泉の担当者は、読者から問い合わせがあったら、
「うちは希望小売価格で販売します、と言います」とクールだったが、
そこまではっきりと言える書店員がどれだけいるかは、はなはだ疑問。
・中堅○社と中堅○社については、「非再販」のことを特に言わなかったため、
気がつかれないまま、何事もなく受け付けられたというところがある。
──そういえば……、と途中気づいたのが実態

●書店の反応(記録のあるものだけですけど)
○大手取次からの電話で問い合わせがあった(07/14)
・神保町のT書店の担当をしているが、
 非再販だと本に明示してある部分はあるか、
 という問い合わせでした。
・背カバーに記載/希望小売価格表記/
 価格コードは1,800円の旨を伝えたところ、
 その部分をFAXしてほしいとのことでしたので、FAXしました。
・その取次の方は『本の現場』が非再販ということを知らず、
 T書店から値引き販売するかどうかについて、
 相談を受けて詳細を知りたいとのことだったので、
 返品や正味についても伝えました。
・T書店での販売価格については、これから相談するが
 正味が変わらないのならば、おそらく希望小売価格で
 売ることになるだろう、ということでした。

●書店に非再販のことについて説明のファックスを送った
内容は↓

「本の現場」(永江朗著)の非再販扱い(再販売価格維持契約の不適用)について

このファックスを送る前に、取次に電話して事前にお知らせした。そのときの反応は↓
(以下ポットのスタッフの報告)

・大手取次 Aさん
 この間1、2件書店から問い合わせがあった。思ったよりなかった、とのことでした。
 書店さんから問い合わせがあった時は、このFAXを活用したいがいいですか、と聞かれたので、ぜひ、と答えました。
・中堅取次 
 同じ内容のものをメールで欲しいとのことでしたので、メールで送りました。

●刷り部数は2,500部です

●事前注文 →このファックスを送り、都内は直接営業にいきました。
取次 書店事前注文/配本部数
トーハン 228/400
日販 291/500
大阪屋 259/300
太洋社 216 (うちTRC200)/280
栗田 20/25
JRC 60/60
合計 1,074/1,575

●20090726時点のデータの取れる売れ行き(取次搬入0713〜14)
amazon(先週)本の現場 11(累計)本の現場 21
ジュンク堂(累計) 本の現場 55
紀伊国屋  本の現場 15
TIBF会場での販売数 確か150冊くらい 記録のメールが見つからない

●20090727の在庫 194冊(返品34冊)
 この間の書店からの注文(追加/補充/客注)347冊

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日本版デジタルアーカイブを構想する

2009-07-27 沢辺 均

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東京電機大学丹羽ホールです。

日本版デジタルアーカイブを構想する
〜公共基盤・民間運営・著作表現の自由の観点から〜

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ポット出版社長・沢辺均の日記-24[2009.07.22-07.26]

2009-07-27 沢辺 均

●2009.07.22水
午後、大塚隆史さんの、パートナーシップをテーマにした本について、
大塚さんを交えてポット出版のスタッフと議論。
イーブックの取材。
本の現場」(永江朗著)の非再販と、35ブックスのことについて。
たぶん、このコーナーの「注目の読書人インタビュー」の取材だったと思うんだけど、、、。
夜は版元ドットコム組合員会議を、ポットの会議室で。終わったところで飲み会へ。
35ブックスの営業で、楽天のMさんやら、アマゾンのTさんなどに連絡したり。

●2009.07.23木
午前中に出版会議。長引く。
午後には山中学さんが来て、写真集の打ち合わせ。
ここんとこ、山中さん写真集は、担当の大田とフォロー役の那須や、デザイナー小久保に
打ち合わせをまかせてたんだけど、いよいよ大詰めだし、大金のかかることなんで、
直接口出しをした。判型・刷色のかずなんかは決まってるんだけど、
定価とその他の仕様や、刷り部数などなど、結構難しいパズルの組み合わせ。

●2009.07.24金
午前中はポット会議。そのまま掃除大会。で、おいらは、
会議室部屋(302号室)入り口の物置のしきりを作る。
午後高橋の、入社初めての面接。7月からの給料などを決める。

●2009.07.25土
昼近くまで寝ていたぞ。
事務所にちょっと出て、雑用を片付ける。
18時、鉄とすずと代々木公園のドックランに出発。
さすがにこの時間、犬が少ない。暑さのせいもあるかな。
わずかに残っていた水たまりに、またすずが全身をこすりつけて泥だらけ。
帰ってきてシャワーする。

●2009.07.26日
昼過ぎ、楽器屋の新星堂ROCKin新宿に行く。
MTR(Multi Track Recorde)を買うか買わぬか思案中。
悩みは、結局全然使わないことかな?
IbanezのRGを試し弾き。ネックが薄いし、フレットが滑らかで押さえやすい。
結局買わない。ストラトやテレキャス、レスポールの形がやっぱり好きで、
ヘビメタ風にみえてしまうんだな。そこが買えないワケ。
それに、一生弾き続けられるほどのギターはもってるんで。
ところで次回のライブは2010.04.17土にほぼ決定。
今日は16時半ころにドックランに出発。

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沼正三◎『懺悔録』と『家畜人ヤプー』後追い制作日誌・5

2009-07-24 高橋 大輔

『懺悔録』ができるまでの日々を振り返っていきます。

年明けから、収録する原稿をセレクトするために120回分のエッセイを、じっくり読んでいきました。
2004年以降からは、明らかに沼さんのテンションが落ちているのですが、
その分をざっくり切り取っても約90回分。

『懺悔録』には沼さんの実体験に関するエッセイをメインに収録することにしたので、
観念的なマゾヒズム論、テーマが似通っているものをカット。

すると、50回分くらいの原稿が残りました。
どれも捨てがたい……。

例えば、『懺悔録』の第一話には沼さんが女の足を舐めたい一心であんま屋を開業する話を収録したのですが、
その一つ前、沼さんが隣人である女性にあんまのプロのフリをして、全身をマッサージしたあげくに足の土踏まずに吸い付き、足指をやわ噛みしたときの話(この技を沼さんは『足舐め足噛術』と命名)。
これで味をしめたから、あんま屋を開業したわけです。

また、何回も沼さんがテーマに上げている「犬ボーイ体験記」。
「犬ボーイ健康正直不問年」という求人を新聞で見つけた沼さんが、
欧米人夫婦の家に、住み込みで犬の世話をする、使用人になる話。
「美しい婦人に、使い捨ての消耗品として扱ってほしい」という願望が見事に実現されています。

分量とテーマのバランスを考え、最終的にエッセイ28本と、最後の連載となった未完小説「化粧台の秘密」を収録することにしました。

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育児メモ

2009-07-23 上野 絵美

育児情報誌の仕事をしていると、街で見かける「子どもと親」が気になります。
最近一番気になっているのは
幼稚園児くらいの子どもが、「ねえこれ何?」と聞いてきたときに
「何だと思う?」と質問で返す親。(けっこうよく見る)
この対応がいい場合もあると思います。でも私には
子どもに自分の頭で考えさせたり、伝えさせたりすることを狙っているような親の表情が
どうもひっかかるんです。
「わかんないから聞いてるのに、大人って意地悪だな」と子どもが思わないだろうか?
自分がもし親になったら、とりあえず
子どもの質問にはストレートに答えよう、と思う今日この頃です。
(あ、職場でも「質問には質問で答えるな」って言われるんだった)

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山田広野の活弁リサイタル

2009-07-23 大田 洋輔

自作自演活弁映画監督の山田広野さん。
広野さんの撮影スタイルは、新宿の雑踏から沖縄のビーチまで、いかなる場所でもゲリラが基本です。
その場に居た人は知らないうちに作品として利用されてしまう、勝手にドキュメンタリー方式でもあります。

先日、秋葉原を舞台にした広野さんの作品を観ていたら、大学の後輩の女の子がメイド姿で主人公にチラシを渡していました。
もちろん本人は、山田広野の活弁映画に出演していて、言ってもいないことをヘリウムボイスで喋らされていることに気づいていません。
作品上映終了後、あわててその後輩にメールをしたら「何だ山田広野って。ぶっ殺すよ?」という返事が来ましたが、まだ広野さんには伝えられず。

ま、いっか。

そんな山田広野さんの活弁リサイタルが、
7月25日(土)の19時より、下北沢のトリウッドという映画館で行なわれます。
山田広野の活弁リサイタル
料金は1,200円。
今回のゲストは着ぐるみアイドルユニットのしでかすおともだちの皆さんで、思ったより派手に動く皆さんです。

お時間のある方は、ぜひ下北沢まで。
会場にて、『山田広野の活弁半生劇場』も販売しております。
どうぞよろしく。

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取次との「取引約定書」「再販契約書」はこうなってるんです

2009-07-23 沢辺 均

本の現場」(永江朗著)を非再販にして、価格表示を「希望小売価格」にしたことがメディアで取り上げられています。
書店さんからもその扱い方についての問い合わせをもらったりしてます。
だもんで、『「本の現場」(永江朗著)の非再販扱い(再販売価格維持契約の不適用)について』を
「ポット出版ニュース」に掲載しました。
それを書くのに改めて契約書を読み直しました。再販契約書ってこういうものなんです。
こういうオオモトを読み直して、考えることは必要ですよね。
●再販売価格維持契約書(出版社と取次のもの、取次と書店のものは別にあるはず)
再販売価格維持契約書

ついでに、ある取次と口座開設の時に取り交わした契約書なんかを掲示しておきますね。

●取引約定書
取引約定書

●取引約定書事務処理基準
(オモテ)                (ウラ)
取引約定書事務処理基準取引約定書事務処理基準-2

●出版社取引原票
出版社取引原票

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こんなお仕事しました●ケータイ小説の巻

2009-07-21 和田 悠里

不況で仕事がなくなって社員がすることがないとかいう話を聞きますが、
今のところポットでは毎日みんな忙しく仕事しています。
仕事があるのはありがたい。

出版チームが精力的に活動報告しているので、
負けないように、和田も活動報告します。

アスキーメディアワークスの魔法のiらんど文庫編集部さんからの
お仕事を続けて頂いてますので、今回はお仕事報告・ケータイ小説の巻。
和田の脳内の乙女を総動員して作っております。

★文庫 4〜6月刊行
●泣き顔にKISS 1巻〜3巻/ツムギ
nakigao1.jpg nakigao2.jpg nakigao3.jpg

詳しくはこちら

単行本累計20万部突破の大人気作の文庫化です。
イラストの女の子は、文具の販売・製造をしている会社マインドウェイブさんの
オリジナルキャラクターシリーズ BABY JAM
よりお借りしました。
このシリーズは女子中高生に大人気なんだそう。
ちょうどカバーの案を作っている時ファッション誌が春物の季節で、
ギンガムやドットのアイテムが沢山載っていたので
ギンガム+ドット流行るんじゃ…?と妄想して出来たカバーです。

★文庫 7月刊行
●嘘つきなリップ♥ 1巻/みなづき未来 
※カバー画像と詳細は発売日以降にアップします。
渋谷で遊んでいた時に友だちが買ったハートのピアスと、
大中で見たビーズのれんをイメージして作っています。
製作中の2巻はトロピカルドリンクみたいな色でかわいい。
2巻の色はラフォーレのディスプレイを参考にしました。
ケータイ小説のデザインソースは街の雑貨屋さんとかのほうが手に入りやすいです。

★単行本 7月30日刊行
●いちご水/美嘉

ichigo.jpg

いちご水特設サイト

ドラマ、映画にもなった大人気ケータイ小説「恋空」の美嘉の最新作です。テーマはいじめ。
シビアな内容なのですが、希望も持たせたいので寂しすぎず、きれいに、かわいく、というテーマで制作。
本文組から付き物まで1冊デザインしました。カバー写真は土屋文護さん撮影です。

カバー写真は、ビニールプールに水をはって、いちごやラズベリー、お花を浮かべて撮影しました。いちごとラズベリーをテグスで繋げて水上でばらけないように、とかいろいろ撮影の対策を練ったつもりだったんだけど、やっぱり本番の撮影はなかなか大変でした。水面を波立たせて光を反射させたい→水をゆらす→いちごやお花移動→位置直す→水ゆらす…と、撮影のタイミングがつかみにくくて難航。ポットのベランダに日が入る朝8時から夕方近くまで土屋さんとアシスタントのアベさんと奮闘してくれたおかげで、可愛いけど涼しげな、すごーくきれいな写真ができました!

大田にはビニールプールの底を薄い水色に塗り替えるための塗料を買ってきてもらったし、山根には小ぶりないちごを探す旅に出てもらったし、いちご水の撮影ではスタッフにいろいろ助けてもらいました。二人とも協力ありがとう。

まだ本の出来上がりは見ていないのですが、楽しみ!
30日から書店に沢山並びます。女の子たちにカワイイ!キレイ!と思ってもらえるといいな〜。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-23[2009.07.08-07.21]

2009-07-21 沢辺 均

2週間もためてしまった。
おい沢辺、これで途中放棄か?と自問。
まあ、今日は手抜きで。

●2009.07.08水
TIBFの事前準備なのにいけない。
午後から、渋谷区の図書館の委託業者連絡会。
中央館館長、係長、各館館長と、委託業者が集合。得点付きの評価書をもらう。
わがげんきな図書館は「人員にやや不安あり」てきなことに。
安くやるために、しぼった人数でやっているのだ。でも、
充分に回せている、と思っているのだ。
翌日に控えた東京国際ブックフェアのセミナーなどの準備で、いろいろネタ仕込む。

●2009.07.09木
東京国際ブックフェアの初日。
午前はポットで仕事して、午後に行く。
7日の朝日新聞夕刊に掲載された「本の現場」の非再販のことで、
「ガイアの夜明け」のフリーディレクタの取材を受ける。
そういえば、その後(07.21現在)なんの連絡もないので、お流れかな。
15時から、小林弘人さんのセミナーで聞き手。50人以上の参加。
終わってから、おなじビックサイトで開かれている
日書連全国情報化推進委員長会議で話させてもらう。50人くらいいたのかな?
「面白かったよ、くだけてた話し方で」とか好評だった。
18時からは版元ドットコムの名刺交換会。
書店員となかよくしようという魂胆ありのあつまり。
120名くらいの参加でイッパイ集まった。司会をする。
途中、我が社の外注営業でもある木下クンが、悪酔い、からみだす。激しく怒る沢辺。
二次会、中華屋でやって帰宅。

●2009.07.10金
TIBF2日目。午前ポット仕事。午後ビックサイトへ。
15時から堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」セミナーで聞き手。50人強。
16時40分からは国立国会図書館長長尾さんのセミナー「国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題」。
スゲー100人を越えている。(いやホントに数えてるんですよ、他のセミナーでも)
終わってから、長尾さんたちと懇談会。
いやーチョットした仕掛けで懇談会。しかけがうまく運ぶ。
日本の出版界に衝撃が走るんじゃないだろうか、あっはっは。

●2009.07.11土
TIBF3日目。
この日は、同じビックサイトで行われた「本の学校」第2部第4分科会の「出版社からの責任販売・時限再販提案」
のパネラー。70人くらいかな、数えなかったけど。
あっはっは、1万円の謝礼をもらう。
18時からは、本の学校の懇親会。これもビックサイト。
おいらは無料だけど、一般参加は5000円。那須と尹がきたので、さっきの謝礼はパー。

●2009.07.12日
最終日。
15時50分から松沢呉一さんのセミナー「戦前、戦後のエロ本〜日本のエロ表現史」の聞き手。
松沢さん、シャベルしゃべる、聞き手要らなかったな。
後片付け。尹が車両手配の大ちょんぼ。こら。

●2009.07.13月
もう何十年ぶりだろう。10時の打ち合わせを完全に忘れてる。
ノートにも、グループウエアにも入っていたのに。S社に行かなかった。
ごめんなさい。
午後、映像事業部の編集室設置打ち合わせ。
テレビ朝日「スーパーモーニング」の取材で、カメラの前で話す。非再販のこと。
あんまりたいしたことじゃないんだ、という気持ちが伝わったのかも。
でもって、結局放送されなかった。気持ちが伝わったのか、都議選騒ぎ+解散、でなのかな?

●2009.07.14火
久しぶりに時間休をとって均整をうける。気持ちいー。

●2009.07.15水
朝からS社でデザイン打ち合わせ。すっぽかしたやつ。
「大変申し訳ありませんでした」と頭を下げた。

●2009.07.16木
午前中から月例出版会議。木下クンに文句言う、名刺交換会悪酔い問題で。
めずらしく神妙だったような気がする。
その後、那須とiPhoneを買いにいく。おいらは新型への買い替え。那須は新規購入。
戻ってきても、那須はセッティングばかりしていて仕事をしない(時間休にしていたようだ。でも、役員で有給休暇というのも矛盾だけどね)。

●2009.07.17金
午前中ポット会議。35ブックスの担当書店へのDM発送やらなんやら。
午後は、政府保証の緊急融資の打ち合わせでさわやか信金担当者と打ち合わせ。資料準備やら。

●2009.07.18土
午後から、我が家でバンドメンバーと06.20ライブ反省会。
編集は間に合わなかったけど、ビデオをみんなで見る。
本多料理や、お土産ケーキなど。
次回ライブは2月〜4月の間で決定。また、まずバッチリ録音やってみよう、ということになった。
曲は多分「タイムマシンにお願い」。一緒に弾いて録音、その後各パートごとに録音、てな段取り。

●2009.07.19日
家でゴロゴロと同時に、302号室に映像事業部編集室のPCセッティングなど。
新宿の東急ハンズまで、キャスターと差し金を買いにいく、。鉄とすずの散歩をかねて歩いていく。

●2009.07.20月・祝
35ブックス外商向けのリーフレットの原案ずくり、などなど。を数時間。

●2009.07.21火
連休明け。午前中、会社の登記簿謄本を法務局でとって、渋谷区役所の商工観光課に
緊急融資の資格認定(5号認定というそうだ)の申請に行く。
午後から、バイトの川崎がやめるので、昼飯をくいながらおしゃべり。
雑用の合間に均整をうけて寝こける。
「本の現場」の非再販問題などで書店に送る「説明文」みたいなのを書いたり。取次の友達Kさんと電話したり。
楽天ブックスのMさんから電話がきたり。
説明文を書くのに再販契約書を取り出して読み直したら、ちょんぼしてるとこがあるのに気がつく。

ふー。ためるのはよくない。
明日には、「再販売価格維持契約書」なんかを公開してみようと思う。
みんな見たことないだろうし、議論するなら、こういうのをふまえた方がいいでしょ。
だけど、読み直したのはきょうなんだよな、オレ。

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