今月いっぱいで、ポット出版を退社します。 2008年の12月に入社して、 31冊の本の編集に携われました。 著者の方々、ポットのみんな、この日記を読んでいただいた方々に 心からお礼申し上げます。 ありがとうございました。 4月以降、先は見えません。 *自己都合退職です
投稿者「高橋 大輔」のアーカイブ
『監督失格』の平野勝之さんの本をつくっています
4月中旬刊行予定です。タイトルは「監督失格」まで──映画監督・平野勝之の軌跡 という本です。
「浜松の天才少年」と呼ばれた、8ミリ映画時代(ぴあフィルムフェスティバル3年連続入賞!)、そしてヌケないが、面白すぎるAVカントク時代、映画『由美香』など「自転車三部作」時代、そして2011年に全国公開された『監督失格』まで。
平野勝之さんの、30年の軌跡を追う本です。本人が語ります(聞き手は柳下毅一郎さん)。その他、各時代の平野さんへの論評を多数収録。図版も豊富に使うので多分400ページくらいの大著になるのではないかと。
そしてそして、渋谷アップリンクにて、4月に平野さんの特集上映をやります!!!
『「監督失格」まで──映画監督・平野勝之の軌跡』刊行記念上映イベント
2013年4月20日(土)〜4月26日(金)
タイムスケジュール(仮)各日20:00〜↓
4.20(土) 『わくわく不倫講座』
4.21(日) 『流れ者図鑑』
4.22(月) 『白 THE WHITE』
4.23(火) 『21歳』、『プライバシーゼロ秘密ライフ』
4.24(水) 『わくわく不倫講座』
4.25(木) 『流れ者図鑑』
4.26(金) 『白 THE WHITE』
料金↓
各回1,500円
の予定です。確定したらまたアップします。
各日にトークショーもブッキングするので、ぜひぜひお楽しみに。
それでは。
新人が明日からきます
明日から、アルバイトで女子大生が来ます。
恒例の一か月日誌もやらせるのかしらん。
新しいひとが、ポットをどういうふうに感じるのか
それが楽しみだったりします。
校正勉強会
ポット出版では、書籍の校正は基本的には内部で、担当編集者が行なっています。(初校もしくは再校などのタイミングで他の編集者が何回か読んでいます)
このたび、さらなる品質向上を目指して、プロの校正/校閲者の方を講師に招いて社内勉強会をすることにしました。
それにあたって、自分の分かっていること/聞きたいことを整理してみます。
【校正の行程(順不同)】
素読み──読んでみて、単純な誤字脱字のチェック。文章にわかりにくい点や、重複などはないか?などをチェック
ざっと見──柱、ノンブルの抜けやズレなどはないか? 見出しのなきわかれなどはないか? 見た目でチェックする
ファクトチェック──例)あれは大正11年(1935)、母は私を胸に抱え、当時もっとも食糧が安定供給されていた鹿児島県にわたったという。 事実関係にあやまりはないか?(和暦と西暦のチェック、事実関係に間違いはないかチェック)
突き合わせ──元原稿とゲラのチェック。ゲラの赤字が反映されているかチェック
表記統一──同じことばで漢字なのかひらがななのか、統一されているか? 送りがなは? 漢数字/英数字の使い分けは?
大雑把にくくると以上、かなあ。
●疑問点、聞きたいこと
・上記の行程に漏れはないか?
・ファクトチェックで、資料を確認していて、ある事象に関して様々な記述がある場合、何を基準にしたらいいののか? おすすめの辞書、辞典があったら教えて欲しい
・漢数字/英数字でどちらかに統一するとして、○○な本の場合は漢数字、●●の場合は英数字、など判断の基準にしているものがあれば教えて欲しい。
・表記統一でどうしても出てくる例外──たとえば、英数字で統一する、として一人、二人→1人、2人【これでひとり、ふたり、と読ませるのは気持ち悪い】こういうのをどう処理すればいいと思うか。
うーん、何か聞きたいのは判断の基準をどこに持つか、みたいなことかな。最終的には自分で考える部分なのだと思うのだけれど。勉強会、楽しみです。
ああ、肩が痛い
先月の日誌で報告しましたが、事故から二ヶ月ちょい。週二回のリハビリに通っていますがまだまだ全快にはほど遠い状態です。やっと、やっと右腕を90°くらいまで上げられるようになりました。
痛みで上げられないというより、固定されていた部分の筋肉が固まって力を入れようにも入れられない、そんなもどかしい状態です。ほんとにくっついてるのか。
また、傷の痛み方で、天気がわかるようになりました。天候が崩れる前には低気圧のせいか傷口の奥がチリチリと鋭い痛みに襲われます。
右手の薬指と小指に痺れが残っています。1〜2時間タイピングしているとほぼ無感覚に。これがいちばんきついかも。
蕎麦、ラーメンなど麺類を食べるのがおっくうです。麺を口元まで持って行くのは肘から下の動きで問題ないのですが、いざ、口に送り込もうと首をういっと突き出すとき、右肩ががきっとそれを邪魔します。
ああ、こんな状態で年を越すのか。越すしかない。今年も残すところあと7日。ぞっとします。来年は穏やかな年でありますように。
肩には二本のハリガネが入っていて、それがとても痛みます
先月、十月十日、自転車に乗っていたところ事故に遭いました。
大通りを走っていたところ、左から合流する車が僕に気付かずに入ってきて、それを避けきれずがっしゃん、です。
直後は大した痛みもなく軽い打撲くらいかと考えていましたが
警察を呼んで、事故証明をとっている間にひしひしと右肩に痛みが出てきて
自分で動けるような状態ではなくなってしまったので病院へ。
撮ってもらった写真がこれです。

肩鎖関節脱臼という状態らしく、
(たぶん普通はくっついた状態であろう)
一番上の骨(たぶん肩胛骨)がぱっかーんと上にあがってしまいました。
そのまま翌日から休業し、二週間後には手術のため入院。
人口靱帯を入れ、二つの骨をボルトで固定し
さらに肩の動きを制限するため二本のハリガネが埋め込まれました。
全治3ヶ月です。
今年はなにやらトラブル続きでヒーヒー言っていましたが
だんだんとトラブルの不幸度が上がりつつあり
いやな予感はしておりましたが結果これとは。
今年も残すところあとひと月半。死なないように。
*事故加害者の方はこの事故によって免許取り消しとなるそうです。
お仕事がクルマ絶必の仕事らしく、向こうは向こうで
大変なことになってしまったそうで……
その話を本日の出版会議中の雑談で話していたら
那須出版部長が一言
「高橋ごときを轢いてそんな目に遭うなんてかわいそう!」とのことでした。
いやーん。
マンガ単行本の復刊について
現在、田亀源五郎さんの『銀の華 上〜下』復刻版、全三巻の編集作業中です。
刊行は2012年10月上旬予定、書誌情報が決定し次第、ウェブサイトで告知を始めます。
復刊、底本があるにしても、編集作業は他の本と変わらずけっこう大変だったりします。以下、僕の経験を。
例)「劇画家畜人ヤプー【復刻版】」(2010年3月刊)の場合
◎著作権者→作画・石ノ森章太郎(石森プロダクション)/原作・沼正三
石ノ森章太郎氏(故人)は石森プロに、沼正三(故人)は全権代理人・康芳夫氏(暗黒プロデューサー)に許諾を得ました。
◎元原稿→なし
底本発行元の「辰巳出版」に問い合わせ、過去「辰巳出版」から発行された『劇画家畜人ヤプー』の誌面からスキャンしました。その際、イラストはPhotoshopのグレースケールで、セリフ、ノンブルなどの文字はモノクロ二階調でそれぞれ別々にスキャン。
※注意 ポットの場合ですが、イラスト中のスクリーントーンなど、モノクロ二階調でグレーを表現しているものは、グレースケールで印刷するとモアレを起こしました。その場合、画像データは3つに。1. イラスト(スクリーントーン部分を切り抜いたもの)、2. イラスト2(スクリーントーン部分/モノクロ二階調のデータ)、3. セリフなど文字(モノクロ二階調)です。
◎入稿用データ→InDesignで作成。
イラストとセリフ、それぞれをページに一枚ずつ貼り付けていきます。貼り付け→位置調整→貼り付け→位置調整の繰り返し。根気が必要です。
◎カバーデザイン→一新
元のカバーからイラストを抽出し、新規デザインしました(担当・小久保)。表紙も同様に新規デザイン。シリーズを通して、「あっ!!」と思わせる一コマを小久保がピックアップしています。
◎復刊に際してプラスオン→丸尾末広さんに解説文を依頼。
ファンだったので……。ちなみに、『JUN』シリーズには全巻購入者特典を作りました。『銀の華』にも全巻購入者特典として「『銀の華』単行本未収録図画集」を作成しています。
まだまだあるような気がしますが、このへんで。
ポット初の文芸書「百年の憂鬱」を刊行しました。
表題の通りです。
暗中模索の日々を過ごしています。
いやー、小説ってどうやったら売れるんですかねー。
なんて長閑に構えてなんていられない零細企業なので、
出来る限りのことはやろうと、宣伝に力を注いでいます
(ほぼ著者である伏見さんのアイデアですが)。
◎今までにやったこと
・7/27(金)〜7/29(日)Twitterで伏見さんに
著者インタビューを行ないました。
トゥギャッターにまとめてあります。→「「百年の憂鬱」発刊記念/著者・伏見憲明インタビュー」
・7/28(土)〜7/29(日)新宿、渋谷、池袋の大型書店さんを回り、すでに置いていただいているかを確認。可能であれば写真を撮らせてもらって、Twitterにアップしました。
・Twitter上で「百年の憂鬱」について言及されているものを検索し、トゥギャッターにまとめました(随時更新します)→「『百年の憂鬱』(著:伏見憲明)感想まとめ」
◎これからやること
・8/1(水)「エフメゾ」にて発売記念イベントが開催されます(詳細は「伏見憲明の公式サイト」をご参照ください)。
既に読んでいただいた方で、許可がいただける方には本の感想を語ってもらい、YouTubeにアップする予定です。
・8/4(土)エフメゾカフェ営業にて中村うさぎさん×伏見憲明さんのトークショーが開催されます(詳細は同じく「伏見憲明の公式サイト」をご参照ください)。
対談の模様はテキスト化してポット出版のサイトにアップする予定です。
・8/5(日)〜の週、伏見さんが「ツイキャス」で、みなさまの恋愛相談にお答えします(ゲストもいらっしゃるそうです)。放送前にはTwitterで告知をするので、興味がある方は伏見さんのアカウントをフォローしてください。
こちら、相談ごと大絶賛受付中です。色んな方法で受付中です。ポット出版のアカウントにリプライを飛ばしてもらってもいいし、DM希望ならその旨お伝えいただければフォローします。メールであれば、私、高橋宛て(taka★pot.co.jp)〈★を@に〉に送っていただいてもかまいませんし、ファックスだったら03-3402-5558まで、ハガキだったら〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-33-18 #303 「伏見恋愛相談室」まで、電話だったら03-3478-1774で高橋を呼び出してください。なんでも受け付けます。
こんな感じの日々です。
「百年の憂鬱」詳細
です。なにとぞ。
2002年のテレクラから
ポットサイトで連載中のテレクラの凌明期から、黄金時代を描く「テレクラ・ボーイズ」ですが、僕がテレクラを知ったのは2002年、出会い系サイトがどんどん増えてきていて、テレクラは過去のものになりつつあったころのことでした。
初めて勤続した出版社で素人投稿誌に配属され、なんにも出来ることがなく、編集長に「(投稿誌の)バックナンバーを読んでいろ」と命じられぼけーっと読んでいると「テレクラ・キャノンボール」という先輩編集者の体験ルポ記がありました。
間違った方向にいい感じの女性3人(目線入り)との熱闘の模様が綴られていました。
「これ、●●さんが行ったんですか?」
「そうだよ」
「目線無しの元の写真見せて下さい」
「いいけどネズミみたいだよ」
何故かそのネズミにフィスト・ファックをかましている先輩の姿がありました。
「お前も行く?」
「いや、自分には無理です」
自分には絶対無理!と思っていた体当たり取材ですが、その半年後には「野外羞恥プレイ」が体験できる風俗店を取材し、走る山手線をバックに野外プレイする自分がいました(お店から『その写真は使わないでください』と結局お蔵入りに)。
人間、朱に交われば赤くなるって本当だなぁ、なんて思ったことを思い出しました。
ついに完結!! 「劇画家畜人ヤプー4」
足かけ3年、「劇画家畜人ヤプー4」が来月6月27日に発売されます。
いま、ちょうど入稿作業であっぷあっぷしている状態です。明後日入稿です。
本の詳細は http://www.pot.co.jp/books/isbn978-4-7808-0182-8.html
にあっぷしました。
「戦後最大の奇書」と呼ばれる「家畜人ヤプー」の劇画版をまさか自分が手掛けるなんて……。
そして誇り高き日本人だったリン(主人公)があんなことになってしまうなんて……。
装丁は今回もバキバキにきめています(デザインは小久保です)。
8〜9月ころには田亀源五郎さんの名作「銀の華」も復刊する予定。
ポット出版の復刊担当者として邁進していきます。