2009-08-05
書誌情報と書影は自由にご利用ください
今日、ブックファーストの方から電話がかかってきました。
「ブックファーストのサイトのおすすめコーナーで『本の現場』を紹介するので、ポットのサイトにある書影を使ってもいいですか? それから、今後ポットの本を紹介するときに、連絡なしに画像を使っていいですか?」
このとき僕は「宣伝や紹介をしてもらうときに書影の利用を断る理由はない。むしろバンバン使ってもらいたいくらいだ」と思ったので、「ありがとうございます。まったく問題ないので、ぜひお使いください」と答えました。
本のカバーに写真やイラストを使っていた場合、その写真やイラストに著作権は存在するので、(厳密にいえば)著作権者に許諾を取る必要がありますが、『本の現場』の表紙は山田さんの作ったドットなので、その点も問題ありません。
とっても嬉しいので、ウキウキしながら電話を切って、速攻報告の社内メールです。
5分後、沢辺さんから「対応として間違ってはいないけど、もっとよく考えろよ?」と言われました。
まず「版元ドットコムのサイトの一番下の部分をよく見ろ」と。
見ると<本サイトに掲載されている書影・書誌・内容紹介などすべての情報は、販売・紹介目的の場合にはご自由に使用できます。印刷物用の画像データ、より詳細な内容紹介が必要な方は、各版元、または事務局へご依頼ください。>と書いてあります。
ということは、電話のときに「版元ドットコムではですね…」と一言添えるだけで、ポット出版だけでなく版元ドットコム会員社147社の本を紹介するときに書影使用の許諾を取る必要がないことを伝えられたばかりか、版元ドットコム自体の宣伝にも(もしかしたら)なるかもしれなかった、ということです。
版元ドットコムのサイトでは、最下部に小さく書かれているだけですから、よーく見ないと気づきません。でも、電話なら確実に伝えられたことです。
だいぶ悔やみました。
その後、僕が「そういえばポットのサイトでは…」と気づいた頃、沢辺さんによる「ポットサイトのフッター変えよう」というメールが社内に流れ(早い)、昨日まで
<このサイトにはどなたでも自由にリンクできます。掲載されている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。ポットの社員によるもの、上記以外のものの著作権は株式会社スタジオ・ポットにあります。>
だったものが
<ポット出版発行の本の書影・書誌・内容紹介などすべての情報はご自由に利用ください。印刷物用の画像データ、より詳細な内容紹介が必要な方は、問い合わせフォームから連絡をください。このサイトへのリンクは完全に自由です。掲載されている文章・写真・イラストの著作権は、それぞれの著作者にあります。当社スタッフによるものの著作権は株式会社スタジオ・ポットにあります。>
になり、↓のほうに表示されています。
そんなもろもろのきっかけが、ブックファースト京都店人文書担当・神内さんによる”おすすめ”です。
こういうのをカオスというのでしょうか。
とにかく、ありがとうございます。