2011-11-25

連載「セックスをこじらせて」が本になりました!

書名●女子をこじらせて
著者●雨宮まみ
定価●1,500円+税
2011年12月5日発売

単行本では、『モテキ』の久保ミツロウ(漫画家)氏との
特別対談 ◎久保ミツロウ×雨宮まみ「こじらせガール総決起集会!」も収録しました!

目次など詳細は以下のページをごらんください。
女子をこじらせて

2010-11-24

女をこじらせてその1・職業 AVライター

 私は、なんでまたこうなったのか、女のくせにAVライターという仕事をしています。仕事を訊かれて「AVライターなんです」と答えると、だいたい「へぇ〜! 見えないねぇ!(AVライターに見える外見ってどんなんだ)」「スゴイですねぇ!(何がどうスゴイんだ)」「そうなんですか……?(AVとライターという言葉が結びつかずに苦戦している表情)」「あ、AV……(出てるの? と訊いていいのか迷っている様子)」みたいな感じの反応をされることが多いです。まぁ、このような反応から一般的に見て「AVライター」という職業も、それを女がやってるということも、めずらしい変わったことなのだろう、と判断せざるを得ないし、そうなんだろうなーという自覚はいちおう、あります。

続きを読む…

2010-11-23

女をこじらせてその2・暗黒のスクールライフ中学校編

 話はいきなり幼児時代にさかのぼりますが、まず、私の家はガッチガチに厳しかったです。

 私の小学生時代は『りぼん』を読んで恋だの愛だのに想いを馳せながら岡田あーみんとさくらももこに爆笑し、『Dr.スランプ』と『きまぐれオレンジ☆ロード』のジャンプ勢をネタにこっそりオナニーを繰り返すというわりあい健全なものでした。健全……なにをもって健全とするか微妙なところですが、幼女がオナニーしてるという事実に衝撃を受けた人のために一応説明を加えると、私がその行為を覚えたのは幼稚園の頃だったと思います。正確に言うと母親に注意された記憶があるのが幼稚園の頃。最初は別にエッチなことを考えてとかではなく、単にさわってたら気持ちいい、というのを発見してしていたのが、そのうちエッチなものを目にするとしたくなったり、エッチな妄想を思い浮かべながらするようになったりしていきました。ちなみに親に注意された言葉は「ばいきんが入るからやめなさい!」でした。モゾモゾする幼女を娘にお持ちの親御さん、参考にしてください。おとなでもばいきんには注意! ですよ〜。

続きを読む…

2010-11-22

女をこじらせてその3・暗黒のスクールライフ高校編

 私は学区内でいちばん偏差値の高い公立高校に進学しました。田舎の話ですからとくに自慢ではないです。県内で言うといちばん偏差値が高いわけではないですし、全国区ではたかが知れてます。なんといっても私の学年で初めて一人東大合格者が出たために学校の名を冠した賞があわてて設立されて授与されたというこっけいな事件があったぐらいですから、東京で学校名を言っても誰も知らないでしょう。私はその学校にらくらく受かったわけでもなく、学習塾に通って受験前は終電補習というハードな補習をこなしたりして、それでも受かるかどうか微妙なところを賭けで受験して合格できました。と、今となってはどうでもいい偏差値の話を自慢でもないのに書いてるのには理由がありますのでちょっと覚えておいてくださいね。

続きを読む…