ポット出版社長・沢辺均の日記-29[2009.08.17-08.25]

2009-08-26 沢辺 均

最近この日記は、ためないで書いているつもりだったんだけど、もう1週間以上ためてる。

●2009.08.17月
午後、岡本くんのアカデミアリソースガイド主催の「この先にある本のかたち 我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」に行く。出口まで小学館の岩本さん(「デジタルコンテンツの現状報告」の著者)とおしゃべり。

●2009.08.18火
午後、均整を受ける。
夕方S社にちょっとした打ち合わせ。編プロ仕事。

●2009.08.19水
午前中、Yさんと筑摩書房に菊池さん訪ねる。
午後、共同通信の取材。「本の現場」など、最近の出版の動きなど。
書店と書店員の自由を増やすことが大切だって、話す。
夕方から、H社プレゼンのブレスト。4時間かな?

●2009.08.20木
出版会議。
午後は東中野小学校のイベント「盲導犬に会おう」。
途中で抜けて国立国会図書館へ。打ち合わせ。

●2009.08.21金
午前中ポット会議、その後掃除大会。
午後は永江さんインタビュー。ポット出版サイトでの新企画であり、
本の現場」のプロモーション。

●2009.08.22土
鉄とすずをつれて代々木公園ドックランに行く。
夜は下北沢のZajiで、友人であり「たったひとりのクレオール」著者の上農正剛さんと飲み、おしゃべり。
大学でのカンニングや、事故をめぐる対処の話で盛り上がる。
映画になるような話だ。

●2009.08.23日
午後事務所で、永江さんのテレビ取材。BS日テレ。
放映は9月10日22時だと。財部さんの番組。
詳細はまた、おしらせしますね。
夕方には、鉄とすずをつれて代々木公園のドックランに。

●2009.08.24月
NPOげんきな図書館の代々木図書館スタッフではじめた
twitter
の説明をしに、中央図書館へ。うまく説明できたんじゃないかな? 了解も得られたし。
ゲリラ雷雨に引っかかって帰って、H社プレゼンの打ち合わせ。

●2009.08.25火
午前中マンションの管理組合。ビラセレーナ祭りのことなど。
夕方はさわやか信用金庫の担当者と融資手続き。
なんとおいらの印鑑登録証明書が必要だということが判明。手続きが翌日に持ち越し。
夜、げんきな図書館の理事会。代々木図書館スタッフによる新事業のこと。

グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業」 (幻冬舎新書)夏野 剛 (著)
他乱読。と次々に読みたい本がたまっていく。

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山中学さんの思い出

2009-08-26 大田 洋輔

山中学さんの写真集『羯諦』、来週の金曜日に刷り上がりが届く予定です。

ポット出版がお送りしている「新刊案内メール」のための「担当編集者より」という文を書いたので、
こちらにも載せておきます。

——————————

山中さんの作品に関しては、何よりもまず実物を見ていただくのが良いのですが、
山中さんの写真に関する自分の体験をひとつ…。

具体的にいつのことだったかは忘れてしまいましたが、
数年前、インターネット上で山中学さんの写真に遭遇しました。
6つのシリーズの中で、一番上に表示されていたのは最新作の「無空 茫々然」。
24体の堕胎児でした。
説明的な文章は一切なく、詩的な短文だけが添えられた写真群が持つ、
得体の知れない強さに打ちのめされたことを覚えています。

同じようにほとんど説明もなく羅列された6つのシリーズのどれを見ても、
画面の中の世界が自分の生活している空間と地続きだとは、とても思えず、畏怖の念を抱きもしました。
人が撮ったとは思えない写真のインパクトに、ブックマークなぞする余裕はなく、
全てを見終わった後も、ただフラフラとページを閉じるのみ。
その後2,3度、思い出したように山中さんのサイトを探したのですが、
「山中学」という名前を覚えていなかったため、見つけることができず、
忘れかけていた2008年の11月。
中野ブロードウェイにある書店「タコシェ」の中山亜弓さんから、
「今、とても好きな写真があって、山中学さんという写真家の作品なのですが、
その方の写真集を出すことを考えています」
というメールがポット出版に送られてきました。
自費出版という方法もありだけれども、流通や質のことを考え、
沢辺(ポットの社長です)に相談してみたい、という内容でした。
そのメールの中の、山中学という写真家のサイトです、
と書かれたリンクをクリックしたときの衝撃といったらありません。

それから実際に山中さんとお会いして、
その人柄に良い意味で大きく裏切られるなど紆余曲折ありましたが、
この9月、ようやく『羯諦』として完成します。
準備期間を含めて、1つのシリーズ制作に3,4年。
6シリーズで約25年間の集大成です。

山中さんは完成とほぼ同時にニューヨークに発ち、現地にある所属ギャラリーでの展覧会へ。
本当に、弾丸ミサイルのような人で、本人の魅力もどこかでお伝えしたいのですが…。
山中さんは、作品以外の部分を明らかにするのを避ける人なのです。
残念。
その分、その作品を多くの人に見てもらいたいです。

山中学の写真
※リンク先で公開されている6シリーズの被写体は「ホームレス(阿羅漢)」「動物の死骸(不浄観)」「老婆(羯諦)」「アジアの子ども(童子)」「奇形者(浄土)」「堕胎児(無空 茫々然)」です。

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twitterdeアンケート「Googleブック検索って使ってる人いますか?」

2009-08-26 沢辺 均

twitterを使ってアンケートをしてみました。

みなさんに質問! Googleブック検索って使ってる人いますか?
このつぶやきを呼んだ人、もしよければアンケートにお答えを。
よく使う/たまに使う/試しただけ/使ったことない、
で選択してもらえませんか。タグつけて。#q_gbs

回答数=29人
回答が集まった時間=約1日(逆に言えば1日たったら回答が止まった)
よく使う=1人
たまに使う=4人
試しただけ=14人
使ったことない=5人
他に、初めて知った、原書の確認につかう、といった回答もありました。

ご協力感謝。

うむ、ジャパニーズブックダムの夢をみてるんですけど、
このアンケートだと、実は必要がない、と解釈するのか?
いえいえ、やっぱり、それなりに日本語の本を網羅してないと、
よく使われるようにならない、ってことなんでしょうね。

http://twitter.com/#search?q=%23q_gbs でそれぞれの回答が読めます。

沢辺のtwittereへは、http://twitter.com/sawabekin

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あれから約1ヶ月…

2009-08-26 小久保 由美

昨晩、仕事の帰りに三軒茶屋のTSUTAYAに寄った。
某社の単行本のデザインをどうしようか、
いろんな本を見てあれこれ妄想したかったので。

三軒茶屋TSUTAYAといえば、『エロスの原風景』
おすすめポップ付きで面出しをしてくれていた
朝から深夜まで営業している年中無休の本屋さん(2009-07-29日誌参照)。
この1ヶ月の間もちょこちょこTSUTAYAには行っていたのですが
用事を済ませたらすぐ店を出てしまっていたので、しばらくのあいだ未確認。
あれからもうずいぶん時間も経ってるし、さすがに面出しはないかなーとか思いつつ
例の棚の様子も見てみましたところ

まだおすすめ面出ししてあった!!!!!
2冊減ってる!!!!!

しかも一番表面に出ているものは、中身が立ち読みできるよう素で置いてあり
その後ろに置かれている2冊は汚れないようにビニールに包んでくれていました。
う、うれしい。感謝感謝です。

三軒茶屋近辺にお住まいの方、ぜひお立ち寄りください。
で、買ってくれたらもっとうれしい(笑)。

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でるべん9月勉強会 「いま、中小出版社に何ができるのか」

2009-08-25 沢辺 均

沢辺が話をさせてもらいます。
よろしければご参加ください。

ジャパニーズブックダムの構想などを話させてもらおうか? と思ってます。
主催者の許しがでればですけど。(↓とはちょっと違うんで)

ココから────────────────────

各位

ご無沙汰しております、
でるべんの会幹事を務めております、梶原です。
次回の「でるべんの会」勉強会は、先日MLにもご投稿いただきました、
ポット出版代表取締役の沢辺均さんにお話を伺います。

ポット出版から7月に発売された
2冊の出版業界関連本が話題を集めております。
その一つは、ライター永江朗氏による『本の現場』。
出版業界の諸問題をつぶさに取り上げ問題提起を行う本書は、
「非再販本」として発売されることで、話題を集めました。
また、出版コンテンツの今後を考える会として発足した
「出版コンテンツ研究会」の研究報告と、
デジタルコンテンツ業界で活躍するキーマンにインタビューを行った
『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』は、
加速する出版のデジタル化をとらえる上で
必読の一冊となっております。

その一方で、沢辺さんは
出版社の枠を超えた活動、発言を多数行っております。
中小出版社ネットワーク団体「版元ドットコム」の立ち上げ・運営から、
責任販売システム「35ブックス」への参画、
Googleブックサーチ問題では率先して賛成の意を唱えるなど、
出版業界の各所でご活躍を続けております。

今回は、その多岐にわたる活動についてお話を伺うとともに、
変革を迫られる出版業界において一人一人が何をなすべきなのか、
より率直なお話を伺いたいと思っております。

急なご案内で申し訳ございませんが、
皆様ふるってご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

(以下参照)
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■テーマ
いま、中小出版社に何ができるのか
——版元ドットコムから非再販本出版、35ブックスまで——

■日時:9月8日(火)19:15〜20:45(*受付は18:45から)

■会場:水道橋・貸会議室「内海」東京学院ビル3F教室
http://www.kaigishitsu.co.jp/access/index.html
※終了後、近辺で懇親会を予定しております

■講師
沢辺均(ポット出版代表取締役)
http://www.pot.co.jp/

■当日のタイムスケジュール(仮)
18:45〜   受付開始
19:15〜   開始 → 講師紹介、導入
→ トークセッション、質疑応答
〜20:45   終了 → 片付け
21:00頃から 懇親会開始

■勉強会参加料 1,000円(予定)
■懇親会参加料 4,000円(予定)

■予約お申し込み
下記の受付フォームにて承ります。
http://my.formman.com/form/pc/IuZ3mlXvML915uvE/

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8月28日柳与志夫さん「指定管理者制度を選んだ理由」研修のお知らせ

2009-08-24 沢辺 均

NPOげんきな図書館の研修で、元千代田区立図書館長=柳与志夫さんの講演があります。
スタッフ以外も歓迎(500円ですけど)の研修なんで、興味のある方はどうぞご参加を。
http://www.genkina.or.jp/archives/291
────────────────────
げんきな図書館8月研修●参加者募集

「指定管理者制度を選んだ理由」

全国で公共図書館の指定管理者制度の導入が拡がっています。中野区でも先日「図書館のあたらしいあり方」(案)が発表され、指定管理者制度移行の検討が盛り込まれています。指定管理になるとどう変わるのか、どのようなことが可能になるのかなど、指定管理者制度は図書館で働くものの大きな関心事です。

2007年に指定管理者制度を導入し、新しいサービス展開で話題になった元千代田区立図書館長の柳与志夫さんを講師に迎え、柳さんが指定管理者制度で実現しようとしたことをお話いただきます。

日時  8月28日(金) 18:30~20:30
場所  中野区男女協同参画センター 研修室
講師  柳与志夫さん(元千代田区立図書館長)
参加費 500円
申込み 8月26日(水)までに電話かメールでお申し込みください
03-6662-5896 (担当 磯村)
info●genkina.or.jp
主催   NPO法人げんきな図書館
      http://www.genkina.or.jp

ーげんきな図書館 今後の研修予定ー
9月25日(金) YAサービス        講師:澤田亜矢子さん(荒川区立図書館上級非常勤職員)
11月27日(金) お話会のテクニック   講師:おはなしびっくり箱
1月29日(金) 実践!レファレンスIII 講師:斎藤誠一先生(千葉経済大学短期大学準教授)

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長崎のお花屋さん

2009-08-21 五賀 雅子

先週、一足早くハロウィーンの記事のための撮影をした。
食用ではない観賞用のカボチャが必要で、
近所の花屋さんやネットをいろいろ探したけれど、
なかなか見つからず……。
ハロウィーンか近づけばいっぱい出回るのだろうけど、
8月じゃまだまだ扱っているところはほとんどない。
唯一、昨年8月の初めに入荷したという花屋さんの記事を見つけ、
今年はどうだか問い合わせてみた。
長崎県のタナカヤ花店というお店なんだけど、
遠い横浜からの問い合わせに、熱心に応えてくれ、
その時は未入荷だったのに、市場や農家にまで問い合わせてくれて、
なんと、撮影に間に合うように手配して送ってくれたのです。
店主の心意気にとてもうれしくなりました。

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ジャパニーズブックダムの夢

2009-08-20 沢辺 均

・インターネットで、本の全文から検索できるウエブサイトをつくりたい
・ヒットした本の該当ページは画像で表示できてほしい
・対象の本は、日本語で書かれたすべての本がいい
・もちろんGoogleのように、本の数ページだけ表示されるとか、その前後の数行だけ表示されるとかの制限はあっていい
 これは、著作権者と出版社が判断すればいい
・本が表示されるページには、もちろん、その出版社へのリンク/ネットもリアルも書店へのリンク(コレ実現するためには書店業界の努力が必要だけどね)/図書館へのリンク(これも図書館業界の努力が必要だけどね)をおくんだ
・もちろんAPIで利用可能にして、趣味/商売に関わらず、これをイッパイネット上で活用できるしかけにする
・Googleの他に、もう一つはこうしたサービスをつくりたい

これを、「ジャパニーズブックダム」というのだ(名付け親は僕の友人だけどね)
(ジャパン=日本国、じゃなくてジャパニーズ=日本語、の本が対象なんだよね、夢では)

なぜ、こんなサービスを作りたいと思っているのかというと、すでに、
「ポット出版●Googleの書籍デジタル化への集団訴訟和解案について」2009-05-11で書いている通り
 ────────────────────
 ●ポット出版は、ポット出版が発行した書籍の全文を対象にした検索が実現することを歓迎します。

 ・すべての人が、書籍の書誌情報(タイトル・著者名など)だけでなく、
 その全文にたいして一定の言葉の存在を検索できることは、
 その人にとって有用な書籍を「発見」する手だてを格段に増やし、
 そのことで、社会全体でさまざまな知の共有が前進すると思うからです。
 ・「発見」する手だてが増えることは、ポット出版の発行物の発見も増やすことにつながり、
 販売の増加が見込めると判断するからです。
 ・発見→販売増大は、現時点で可能性があるという範囲だと思いますが、
 少なくともそうした実験はされるべきだと思います。
 ・もし実験がおおきな失敗をしたとしたら、その実験から離脱しようと考えています。
 ・これらは、すべての発行物で一律に判断する意思はありません。
 例えば辞書のように、発見→販売増大に結びつかない可能性があるものも考えられます。
 したがって、基本は提供ですが、それぞれの書籍によって例外的に、提供しないという判断もあり得ます。
────────────────────
だからです。

じゃあ、Googleブック検索にまかせるのではなく、なぜ「ジュパニーズブックダム」を作りたいのか。
Googleの取組みは歓迎ですが、心配が二つあります。

一つは、Google一つしかないことです。ちょっと独占度が高すぎる。
(正確にはアマゾンにも「なか見検索」がありますけど、ちょっとこと部分ははしょります)
それに、フランス国立図書館とも契約するかもってニュースも流れたし、
アメリカ議会図書館も来年アタマにはタッグを組むだろう、って見る人もいる。
集中し過ぎだと思うのです。

二つ目に、Googleとの交渉、日本の出版社としてはとても難しいと思う。
Googleが今、対応しようとしてるのは英語圏の出版社+著作権者。
それらとうまく話をまとめられれば、日本その他はくっついて来るでしょ、的なムードを感じるんです。
日本語全文検索を作って、そこで独自にこのサービスを始めることで、
そこで合意して作る基準をもって、Googleに迫れるのではないだろうか?
と思うのです。

それならこの夢をどうやって実現していこうと考えているのか?
ちょっと長文になったので、その「思いつき」は今度書きます。いえ、そのつもりです。

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アメリカの音楽販売のネット経由が35%だって

2009-08-20 沢辺 均

昨日、2009.08.19水の日経新聞夕刊3面に「米の音楽販売ネット経由35% 上半期」って記事があった。

2009年=35%(上半期)
2008年=30%
2007年=20%
だそうだ。

35%の残り(65%)はCD。

意外な気がした。
これほどiPodや、そんなのが席巻してるのに、相変わらずCDが多いのが。
オレ自身、買うのはほとんどCDだけどね。

中身と物体、の問題はまだまだよくわからないんだなと思った。
うん、またしてもうまく言語化できてない。

電子データ化に抵抗したい気ははまったくないんですよ、紙がいいとか強調する気もない。
でも、単純に電子データになるんだ説に100%同意もできない、中途半端な気分なんだ。

本に関して言えば、長期的には電子データに移行するんだろうけどね。
イメージは2〜3年くらい先からデータで入手することが拡大して、10年くらいで2/3ぐらいにデータ入手がなるんじゃないか?って気がしてるけど。

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2冊の入稿を終えての1人反省会、あとEye-Fi

2009-08-20 大田 洋輔

先週、岩松了さんと5人の写真家の『溜息に似た言葉』と、山中学さんの『羯諦』の2冊を入稿しました。

先週の末から今週の頭にかけて『溜息』の色校確認が、そして本日『羯諦』の色校確認が終わり、
明日『羯諦』の色校を戻せば、物としての本の出来上がりは、待つだけ。


2冊の制作を進める中で反省点は3分に1つくらいあったのですが、
一番大きな反省点は「最初から全力で行かんといかんぜよ」というものです。

初校を出すときに確認不足や詰め切れてない部分があると、後から後からボロが出て、
改めて確認したり、デザインを変更する必要が出てきたりで、あらゆる人に手間をかけてしまう、
ということが身に染みてわかりました。

もちろん、やっている最中は手を抜いているつもりはさらさらなかったのですが、
後から考えれば「何で絶対必要なソコを確認してないの?」というポイントが山ほど出て来て、
自分の未熟さに酒恋しくなったり、反省しきり。

「後で確認しよう」は絶対駄目で、集中力と追求力が大事なのですね。

高校生くらいのときにも思ったはずなんだけど。
ガックシ。

他にも「何でも確認すればいいってもんじゃないぞ」とか色々あるのですが、
あんまり長時間反省していると大変なので今回はこの辺で。

今日は「見た目は普通のSDカードだけど、それを入れてデジカメで写真を撮るとアラ不思議!
自動でflickrやら何やらの画像共有サイトにデータをアップロード」してしまう
Eye-Fiというオモチャをポットサイトに導入するための実験を色々していました。

使い始めるまでは
iPhone(先週買いました)があれば、似たようなこと出来るんじゃないの?
と思ったのですが、実際にデジカメで撮った画像がいつの間にかWeb上で公開されているのを
目の当たりにすると不思議な高揚感があり、
お前も全世界に公開してやろうか!?という気分になります。

SDカードの形をしたものを、デジカメに突っ込む、
カシャッと押す、というところがポイントですね。

クリックする指先が遠くまで届いたみたいで、楽しいです。

大田(http://twitter.com/ota_pot

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ARGフォーラムで感じたこと。「議論をしよう」って?

2009-08-17 沢辺 均

ARGフォーラム、行ってきました。
長尾さんの話はもうだいぶ聞いたかな?って範囲だったな、正直なところ。
まだまだ長尾さんの構想を知らない人も多いだろうから、繰り返す意味はあるんですよね。

他のお三方の話は、なかなか面白かったです。
(詳細は、他に譲ります、書くの面倒だし)
この三人の話を直接聞けて、充分な収穫だったと思います。

一つだけ書いときますね。

こういうシンポみたいなもののやり取りとか、討論とかでよく出て来る
「○○はきちっと議論したい」っての、もう「禁止事項」にしたほうが良いんじゃないかな?

金正勲(慶應義塾大学/金正勲研究会)さんが、
(たぶん)長尾さんの電子図書館構想の進め方に関連して
optout/optinをはっきりさせねば、みたいなことを提起した。

金さんは、事前許諾方式でなく、optout方式=勝手にやって、
対象にしてほしくない著者がoutするのが良いんじゃないか?って言って、
そのことに、長尾さんが、そこは大切だから議論をしたい、みたいな答えをしてた。

でも必要なのは、どうやるか?って議論なんじゃないかな?
どう、本の全文検索を実現するのか?っていう[やり方]と、その[やり方]を実現することなんじゃないかな?

Googleがあれだけ議論を巻き起こしたのは、先に行動があったからなんだよね?
どっちがいいか?ってことを公開で議論しても、生産的にならない気がする。

どうすれば、議論が巻き起こるか、とか、
どうすれば、本の全文検索を実現するのか、ってことから逆算して考えねばなんねーな。

始める人が始めればいい、んだ。

う〜ん、どうもうまく言葉にできてないな、またしても。

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育児メモ・実戦編

2009-08-17 上野 絵美

先日、年少さんから小学1年生の子どもたち計6名と
2時間ほど遊ぶ機会がありました。

6人から同時に「これ読んで」「帰りたい」「こっち見て」「ねえねえ」とか言われたときは、少しだけ
幼稚園の先生の大変さがわかったような気がしました。
最後の方、1人の子から「先生」と呼ばれて、
ちょっぴりうれしい気持ちに…。あんなのでも、少しは先生っぽく見えたのか!?

冷房の効いた部屋なのに汗だくになるまで遊んだため、帰りはへとへと。
その後、もう仕事になりませんでした。
子どもパワーおそるべし。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-28[2009.08.13-08.16]

2009-08-17 沢辺 均

●2009.08.13木
代々木図書館の館内整理日。午前中代々木図書館へ。
長岡館長をふくめて全員ミーティング
午後出版会議。
夕方S社へデザインの打ち合わせ
夜は代々木図書館のスタッフと暑気払い。Twitterや、新事業計画などシャベル。
げんきな図書館の代々木スタッフで、Twitterをはじめた。フォローしてちょうだい
カボチャのケーキをホールで買ってポットにお土産。

●2009.08.14金
午前はポット会議(これ毎週30分くらいでやってる全員ミーティング)。終わって掃除大会する。
午後なにやってたのかな? もう忘れた。
19時に松沢さんがくる。
今度サイトで新しく始めるコーナーのためのインタビュー。
youtubeを題材に、ネットワーク、メディアのはなし。
なんと4時間半も喋る。
その後もおしゃべりがつづき、1時過ぎに、松沢さん/高橋/福田くん、焼き肉屋に出発。

●2009.08.15土
アルツで入院のオヤジの見舞いに鶴川サナトリウム病院へ。
「オレの人生はダメだってね」てきなことを言ってた。
どうも後ろ向きすぎるね、オヤジ。
還暦になった教え子たちが集まってくれたり、あんだけ好きな芝居を見まくって、
海外旅行も山ほど行って、退職金もあっという間に使い切って、いい人生じゃないですか?

●2009.08.16日
読書。ちょっとテレビ録画。そして夕方に鉄とすずをつれてドックランに行く。
代々木公園で、砂川さんと行き会う。
夜、智砂ちゃんの弟が真鶴から泊まりにくる。
智砂ちゃんがお見合いを設定していたのだ。21時すぎに相手の女性と近所で待ち合わせ。
うちをペットホテルにしていた那須ゆかりが、アビ(猫)/ナッツ・点(犬)を迎えに深夜登場。
12日から我が家には、猫1匹、犬4頭と、スゴいことになっていた。

大沢在昌『罪深き海辺』 毎日新聞社 1,785円。あとはあれこれ読み散らし。

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募集した講演テーマを決めたぞ

2009-08-14 沢辺 均

先日の日誌(2009.08.08)「全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演テーマ案募集」
募集させてもらったタイトルを来ました。

「出版文化の危機」をどう見るか
にしました。

ツイッターでも募集しました。
ツイッターでは↓
────────────────────
●出版社から見て、図書館はどんな「客」、あるいは市場に見えるのか、ちょっと興味があります。(tsysoba
●趣旨にあってるかどうかわかりませんが…30年後の情報流通がどうなっているか、沢辺さんが考えるベストとワーストの状態、それぞれありがとうです。(ayumuz
────────────────────
また直接メールで↓
────────────────────
●(前略)
・本をつくる・売る業界と図書館は隣り合っているのだから、公共図書館員
 も隣接業界について勉強した方がいい
この「勉強した方が良い」というところまでは常々思うんですけど、図書館
員は図書館員のコミュニティに集まっているばかりで、私を含め外の情報に
対してどうにも疎い傾向があります。
ですから、出版関係の情報源をいろいろ紹介いただけるといいんじゃないか
と思います。(というか、それ私が聞きたいです)
また、出版界の変化がどう図書館に影響するのかという具体的な話になると
食いつきは良いでしょうから、「MARCの費用を出版界で奪い取る」みたいな
話は盛り上がるんじゃないでしょうか?
出版学会の時の、books.or.jpとNDLが連携する話なんかは、私は凄く興味深
かったです。
────────────────────
という意見をもらいました。

「そんで思いついた。
この日誌や、Twitterで意見を募集してみたらどうなるか?
まったく反応がなければ、めちゃくちゃさびしいんだけど、えい、やってみよう。
ということで、みなさん、もしよければ意見を送ってくれませんか?」
と考えての募集。

もしかして、講演者が事前にツイッターとかで意見を集めておいて、
それをふまえて講演する、って結構いい考えじゃないか?
と勝手に考えてみたんですが、さあ、どうなりますやら。

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同年代がいっぱい

2009-08-14 和田 悠里


岩松了さんの「溜息に似た言葉」入稿完了しました!!
なんと帯文は小泉今日子さんとリリーフランキーさんです、豪華〜〜!
が、まだ肝心の色校前なので全然終わった気がしません。
色校が出てみないと肝心の写真の部分がどうなっていることやら…
今日から写真家さんたちが色校チェックにやってきます。
どきどきします。

なにがどきどきするかって、
今回の写真家さんらはみんな私と年が限りなく近いのです。
私、和田悠里は1981年 静岡県生まれ(1月生まれなので28歳)

中村紋子さん/1979年 埼玉県生まれ
高橋宗正さん/1980年 東京都生まれ
インベカヲリ★さん/1980年 東京都生まれ
土屋文護さん/1980年 長野県生まれ
石井麻木さん/1981年 東京都生まれ

写真をとりつづけている彼らに対して対抗できるものをもてているかとか、
あらゆる人の28歳周辺の時にくらべて今の私はどうなのよ?とか、
そういう問題が目の前にちらちらしてしまって恐ろしく緊張します。
あまりねたまず、地道にがんばろう。

カバーで使った紙は新鳥の子というちょっとふわっとした和紙風の紙です。
以前触った、この紙をカバーに使っている本の手触りと風合いがすごく良くて
なにかで使いたいと思っていました。上手く刷れるといいんだけどなー。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-27[2009.08.08-08.12]

2009-08-12 沢辺 均

●2009.08.08土
前夜から寝ずに4時出発で、北軽井沢へ。
7時頃、旧軽のフランスベーカリー(ジョンが愛した(笑)フランスパンの店)でパンを買って、
北軽井沢へ。
夕方起き出して、ホームセンター・コメリで、草刈り機をかう(約1.9万円)。
嬬恋の三原食堂で、カツ皿(ソースカツ丼用のソースかけ)・餃子・ラーメン・ライスなどを食べる。
いや、3人でつまみあいながらですよ。
風呂にのんびりはいって、本を読んで、寝る。

●2009.08.09日
昼は草刈りを2〜3時間ほど。まだ1/3くらい。
おらが製菓経由軽井沢駅に飯島会長をおくりとどけて、
軽井沢平安堂で、本とDVDを仕入れて、そば屋・かぎもとやで、大もり天ぷらそば。
おしゃれな犬のグッズやで、鉄とすずの名札(米軍の認識票みたいな)をつくり、北軽井沢で、
DVD2本。読書。

●2009.08.10月
昼から草刈り。すごいぜ、見事にきれいになった。
北軽井沢草刈り後
夕飯を食いに、嬬恋の三原食堂。はじめてカツ丼(卵でとじたやつ)。
途中、パン屋をみつけたので、買い物。
フルーツケーキが、うまかった。
DVD2本と、引き続き読書。

●2009.08.11火
片付けて、智砂ちゃんのオヤジ/オフクロのすむ沼田へ。
軽井沢経由(DVDの返却とかね)。
沼田で、仕事の連絡。よく12日午前にコンペのオリエンの要請。
20時には東京についた。
それから、二子玉川の飯島会長宅に車を返しにいって、WOWOW録画の、
「容疑者Xの献身」を見る。それから読書。

●2009.08.12水
午前中、オリエン。
午後SD会議。
その後出版チームで、山中学写真集仕様と、「溜息に似た言葉」(岩松了著+若手写真家)の打ち合わせ。
ついでに尹にこんこんと説教、那須、高橋、大田ともども。

重力ピエロ(伊坂幸太郎)・atプラス(太田出版)岩井克人のインタビューが抜群・わたしの戦後出版史(松本昌次[著]上野明雄・鷲尾賢也[聞き手]トランスビュー)
帰り道の平安堂で「1Q84」買っちゃった。

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「本の現場」の本屋の感想に共感した

2009-08-12 沢辺 均

こうみえて(ってどう見えてるんだ、オレは)、結構「センサイ」なんですよ。

仕事も仕事なんで、本をそれなりによく買います。
(会社の経費にもしてるのも多いし)
直接の資料だったり、一応ハヤリを理解しておこうとか、自分の興味/趣味だったり。
本屋で眺めて選ぶのより、書評やブログで見つけたり、で、選ぶことのほうが多い。
というか、それだけで、読む本が埋まっちゃう。

すると、ついついAを使っちゃうことになる。
でも、こう見えて(ってどう見えてるんだ、オレは)、いわゆる街の小さな本屋に「も」
頑張ってほしいって、左翼みたいな、人民応援気分、があって、
特急で必要なモノ以外は、メールで/近くの本屋に注文だして/とどいたらメールもらって/ついでのときに買って来る
ってことをやっていて、ついでにポットとして社員にも強制してる(もちろん、ポットで買い本に関してだけですよ)。
特急で必要なものはもちろんAを検索して、あればそのばで買う。

ちょうど便利なことに(たぶん)3〜4年前に、すぐ近くに J STYLE BOOKSという本屋ができて、そこの大久保さんという店長=社長=経営者(ただし店員は見かけたことはない)に、「メールで注文していい?」ってきいたらOKだったので、この方式にした。
ちなみに、そのとき注文はすべてトーハンブックライナーで取り寄せてくれるという。
早く届くのではあるけど、本屋の負担が多い(つまりマージンが減る)ので、
急ぎのときは急ぎだと伝えるので、それ以外は普通の取り寄せでいいですよ、ってことにしてる。

本の現場」の著者=永江朗さんも、何度が取材に来てるらしい。
そんなことや、そんな付き合いの本屋なので、大久保さんに「本の現場」を一冊プレゼントした。
そしたら、↓のメールをくれた。

・むしろミクロな部分にこそ問題
・現状のシステムの中でも努力して頑張れるノリシロはあるのではないか

というところに激しく共感!

ポット出版一社だけで、「非再販」にしたり、
サイトを独自に位置づけて活用してみたり、
版元ドットコム140数社で、書誌情報をつくり、発信しても
そく、何かが変わる訳じゃないけど、
そうしたそうしたのミクロの積み重ねをしながら、ノリシロをちゃんと使うことにこそ、
大切なものがある、という感覚が、オレにもあるんだな。

左翼だった時には、革命しなければ、すべての改善の条件はないんだ。
へたに、改良しちゃうと、権力の延命に手をかすことになってしまう。
だから、社会はどんどん悲惨さをあらわにしたほうがいいんだ。
みたいな考え方をしていて、目の前のミクロの問題は、ただ革命の正当性を証明するために使うけど、
本質的な解決ができない以上、すべては革命の先に対処すればいい(しかできない)。
って思ってて、それを考え直したことも関係する気がする。

→目の前の具体的な問題に対処する積み重ねの結果、良くなることが増える。

うまく理由をことばにできないのが、もどかしいけど、。
────────────────────
沢辺様
いつもお世話になります。
先日は『本の現場』頂戴し、ありがとうございました。
早速拝見いたしました。
「どこに問題があるのか」という視点で読ませて頂きましたが、
マクロで把握できるところよりもむしろミクロな部分にこそ問題があるように感じます。
(当店が小さいからこそ実感できる部分ですが)
出版業界を巡る諸問題が語られる中で違和感を感じるのは、
従来の制度だけを単独で問題にしているところです。
硬直化しているのはむしろ制度を運用する側だということも多々あるように感じます。
そこまでを含めて論じないと問題の所在を見誤る危険性があると思います。
本文中で書かれている小書店がパターン配本を外して出版社に個別注文をする場合の弊害のようなことも、
私の場合、あまり実感はありません。
『ミシュラン東京』も『1Q84』も希望通り、
オンタイムで入荷しました(事前の関係作りや個別交渉はみっちりやりましたが)。
勿論、配本に関して何も問題がなく、
100%ハッピーですといって言うのではなく、
現状のシステムの中でも努力して頑張れるノリシロはあるのではないかと個人的には思います。
そこを自覚しなかったら、
制度を変えても負のスパイラルに引っ張られるだけのような不安があります。
などなど、つらつら考えた次第です。
さて、お待たせしておりました『紙の知識100』が入荷しましたのでご連絡させて頂きます。
よろしくお願い致します。
J STYLE BOOKS
大久保

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山の標高、本の刷り部数

2009-08-10 尹 良浩

fuji.jpg

8/8(土)、9(日)の休みを使って富士山に行ってきました。

大学時代、歩いて旅をするという変なサークルに入っていて、年3回山にも登っていました。サークルを引退してから3年半ほどハイキングを超える登山をしておらず、登山グッズも(値段が高いので)後輩にあらかた上げてしまい、もう山は早々登らないだろうと思っていたのですが、友人たちの思いつきで富士山に行くことになった次第です。

最もポピュラーらしい河口湖口5合目(標高約2,500m)までバスで行き、初日に本8合目(標高3,400m)まで登って仮眠。3時間ほど寝て頂上へ。富士山の火口を一周するお鉢周りをして、9日の10時ころに下山しました。

「御来光」と呼ばれる日の出はあいにく雲で見ることができませんでしたが、すさまじい雲海や高地から見る雷、遠くでやっている花火大会、点在する街の夜景などなど、書いたらきりがない上に伝わらない見所が沢山あって素晴らしかったです。土日ではほぼムリと言われる剣が峯(山頂)の石碑での記念撮影にも成功しました。

とはいえ、私が行ったのはハイシーズンの土日。渋谷のセンター街の方がまだ身動きが取れるんじゃないかというくらいの混雑ぶりでした。少ない登山経験ですがこんな体験は初めてです。やはり日本人にとっては特別な山なんですね。

日本最高峰で標高が高いといっても道はかなり整備されているのでそんなに難しくありません。2番目に高い北岳や3番目の奥穂高岳、もっと低い山でもハイキングやトレッキングでない「登山」をする山であれば同じ装備で行ったら恐らく死ねます。富士山の整備っぷりは特別です。

ガイドさんが着くツアーがたくさんあるので(私もツアーで行きました)、準備さえ怠らなければ山に登ったことがない人でも登れます。興味があったらぜひ一度は登ってみて下さい。感動します。高山病だけが敵ですが、対策をとればどうにかなる部分もあります。対策とって高山病になってしまったらもう体質なので仕方がないですが。

さて、富士山と言えば、言わずとしれた日本最高峰。ちなみにちょろっと書きましたが、知られてない2位以降はどこかご存知ですか。国土地理院のサイトでベスト21が公開されています。

2位の北岳、知ってましたか?大して高さは変わらないのですが、あまり知られていません。ましてや1,000位台ともなると……。

最近、各種メディアで取り上げられる機会が増え、『本の現場』の増刷などなにかと好調の臭いを周囲に漂わせている感のあるポット出版ですが、全国にある出版社を出版点数でランキング付けすると、大体1,000位くらいにあたります。本で言えば部数が標高に当たるのかと思いますが、刷り部数を絞って無駄にバラ撒かないという方針をとっていることもあり、もう少しランクは下がるでしょう。

そんなポット出版の現時点での刷り部数ランキングはどのようになると思いますか?
以下のようになります。

(1.ゴーマニスト大パーティー2/15,000部)
(2.ゴーマニスト大パーティー3/10,000部)
3.風俗ゼミナール 女の子編/7,000部
4.風俗ゼミナール お客編/5,500部
4.カーミラ/5,500部
4.シブヤから遠く離れて/5,500部
7.カーミラvol.4/5,200部
8.たったひとりのクレオール/5,000部
9.売る売らないはワタシが決める/5,000部
10.本の現場/4,000部
10.風俗ゼミナール 上級女の子編/4,000部
10.カーミラ2/4,000部
10.田亀源五郎【禁断】作品集/4,000部
(10.えろえろ/4,000部)
(10.英語で新宿二丁目を紹介する本/4,000部)

()内は初版のみで増刷していないものです。
断裁しているものもあるので、即売れている本とはいきませんが、動いていると感じているものはやはり版を重ねています。風俗ゼミナールシリーズカーミラシリーズのシリーズものは今でもランク外のものも含め、良く動きます。『シブヤから遠く離れて』はポットの最短増刷記録をもっています(発行1週間経たずに決めたと聞きます)。『たったひとりのクレオール』も聴覚障害児教育のテキストとして、長く売れてくれています。
初版ででケタの違う部数を刷っているゴーマニスト大パーティーは古い本ですが、当時の時代状況もあってか、刷った分はほとんど売れました。

今回、『本の現場』が新たにランクイン。『エロスの原風景』『懺悔録』など、もっと知ってもらってランクインしていけるはずの本はまだまだありますし、新刊も今後出てきます。営業としてどんどんランキングを更新していけるように、書店さんにうまく売って利益を得てもらえるように、少ない脳漿を振り絞って、身体を動かしていきたい思っています。

ちなみにポットの本の刷り部数は実はちょっと特殊な書き方ですが、ひっそり奥付に書いてあります。(古い本だとありませんが)何刷目かも累計刷り部数も合わせて書いてあります。さらっと見ると分かりませんよ。持っている本があったら探してチェックしてみて下さいね。持ってなかったら買って確認して下さい!

ついでにこれを機に登山も頑張りたいです。登頂した山の標高ベスト5を更新できるように。
以下ですが、見る人が見れば3つはまとめて登ったのがまる分かり。
1.富士山(3776m)
2.観音ケ岳(2840m)
3.薬師ケ岳(2780m)
4.地蔵ケ岳(2764m)
5.金峰山 (2599m)

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鉄とすずは避暑。「中井正一伝説」は面陳。

2009-08-10 那須 ゆかり

今日は鉄もすずも北軽井沢に避暑にでかけている。ぜいたくな犬たち。
というわけで、いつもは机の下にいる黒い塊がいなくて寂しい。

ジュンク堂の池袋店で、「中井正一伝説」がエスカレーター近くで面陳(めんちん)になっていた、と
デザイナー山ちんからの報告を受ける。
ありがとうございます。うれしいです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-26[2009.07.30-08.7]

2009-08-08 沢辺 均

でもやっぱりためちゃった。

●2009.07.30木
出版会議。夕方から「35ブックス」の営業会議で筑摩書房へ
よる、千駄ヶ谷のイタめし屋マンジュペシェで、接待という名の飲み会。
楽しいおしゃべりをさせてもらた。

●2009.07.31金
午前ポット会議。
午後Nプロジェクト工作で、Yさんとある人のところへ
夜は出版コンテンツ研の暑気払い(要は飲み会)で、お茶の水ピッコロティガー。
あー、面白い話だったなー。
終わってから、謀議に行く。だいたい方向は定まった。

●2009.08.01土
小さな「庭」に柵をつくった。愛犬・鉄とすずを庭に出しても、
隣に逃走しないように。楽勝。
鉄とすずを代々木公園ドックランにつて行き帰りに生協で野菜などを買い込む。
ラタツゥーユを鍋一杯作り置き。
夕飯は、これで。

●2009.08.02日
HD録画と、テレビと、読書と、。
雨で、ドックラン中止。

●2009.08.03月
夕方、出版社システムの導入打ち合わせ、日販コンピュータ。
18時から映画「バサラ人間」の興行打ち合わせ。
3月、ユーロスペースから始まって、アップリンク(渋谷)、札幌興行の総括。

●2009.08.04火
午前中は、このマンション、ビラセレーナ管理組合理事会。
夜は、神保町で、出版社の人と飲む(といっても僕は今ほとんど酒を飲まない)。
情報提供のお礼ってことでただ酒。
なんだけど、バンド遊びのことばっかり。

●2009.08.05水
午前、友人の紹介で、出版事業をやりたい人の相談。
タコシェの中山さんが、山中学写真集のことなどで来訪。
夕方、日販コンピュータの人来訪、情報交換。
日経新聞朝刊に「国会図書館の本 有料ネット配信」の記事
いろいろ電話したり。

●2009.08.06木
午後、出版会議。
その後、中央公論新社の新シリーズブックデザインの打ち合わせ。
日販コンピュータと倉庫の大村紙業とシステム導入の打ち合わせ。
終わってから、慌てて「神宮花火鑑賞会」準備で、炭をおこし、肉の準備、温野菜、など。
会長・飯島洋一さん、をはじめ手助けがたくさん。助かった! ありがとう。
A社のEが酔っぱらい。大田の性格をめぐっておしゃべり。いろいろありました。

●2009.08.07金
午前はポット会議・掃除。
午後、山中学写真集の仕様の相談でKコムの墓田さんと打ち合わせ。
夜は「ず・ぼん」編集会議。図書館の現状にうつな気分。
国会図書館が日経記事に「文書」をだしたって、語研の高島さんからメール。
電話で、内容を教えてもらったけど「文書」は入手できず。
と思ったら、ネットのでてやんの

8日(土)早朝に北軽井沢の友人の別荘に出発する予定。これから荷物作んなきゃ。
夕飯、まだ食べてない。11日(火)まで休みだ。
鉄とすず、たっぷり走らせてやるんだ。それと、庭の草刈り。
買うぞ!草刈り機。石油のちからで、自然の雑草をやっつけるのだ。

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