『エロスの原風景』●紹介していただきました! その2
2009-07-16 高橋 大輔
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非再販/希望小売価格として発売した「本の現場」がいろいろと報道されてます。
朝日新聞夕刊(2009.07.08)で「値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版」という記事になりました。
http://www.asahi.com/culture/update/0708/TKY200907080177.html
テレビの取材もありました。テレビ朝日スーパーモーニングの「スパモニ情報局」で、14日放送予定だったんですが、
記者から電話があって、17日金曜日に変更に。
まあ、ニュースがどんだけあるかによってボツることもあるようだから、放送されるのかどうか分かりません。
出版ニュース社の清田さんから電話で、週明け毎日新聞の連載コラムで書いてくれるそうで、いろいろ取材してもらいました。
清田さんのことだから、辛口に書かれそうです。
非再販にすると、価格競争による消費者利益を、なんて受け取られることが多いようです。
ですけど、僕は消費者利益が価格競争だけの時代から、大きくかわってるって思ってるんですね。
たしかに日本が経済的に豊かになる過程で、モノの値段が下がることが、その豊かさに大きく貢献したと思います。
で、その副作用として、小売り製造をつぶしてきた。
例えば豆腐屋さん。
パックに入った豆腐がスーパーなんかで安売りされて、どんどん減っタンじゃないかな? これは副作用だと思う。
いま、僕の感じる日本の空気は、パックに入った安い豆腐も買うけど、
目の前で作ってる小さな豆腐屋さんをみると、ついつい買ってみたくなるって感じなんじゃないかな。
安売りも歓迎だけども、小さな豆腐屋さんもあってほしい。
だから豆腐屋をやるとしたら、どういう豆腐屋にするかってことを売る人が自由に考えて、実行できる環境が大事じゃないか、ってことだと思うんですね。
今回非再販の本にしたのは、これからの書店には商売の方法の自由が大切だって思うことが、イチバン大きい。
だから書店で値下げするかどうかは、あんまり重要じゃないんです、僕には。
値上げするところがあってもいいんです。
ただ、書店に、どういう書店にしていくのかっていうことを選べる自由を、メーカーとして多くすることが、
僕にとっての非再販のイチバンの目的なんです。
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続いての石塚ウサギさんは、つややかな腕毛でファン(獲物)をおびき寄せます。
なんちって。
現在製作中の『溜息の言葉』(岩松了・著)で撮影をお願いした5人の写真家のうちの1人、中村紋子さんは「ウサリーマン」というシリーズを撮り続けています。
100人撮影が目標で、現在80人くらいなんだとか。
岩松さんの本の打合せのときにウサリーマンの話になり「今、モデルになってくれる方を募集してるんですけどね。どこかになってくれる人がいないかな〜。ふふ〜ん」と誘っていただいたので、ここぞとばかりに飛びついて、不肖・大田もモデルとして参加させていただきました。
その後SDの石塚さんにもノってもらい、計2名がウサリーマンプロジェクトに貢献。
TIBFの前の話ですが…。
ウサリーマンのモデルは、現在も募集中だそうです(特に農業、漁業、金融業)。
興味のある方は、直接中村さんに連絡していただくか、もしくはポットまでご一報を。
人生の記念になると思います。
ぜひ!
最近、尹、大田、高橋、によく感じるのだ。
こいつら、質問するってことが、いいことで、一生懸命仕事してることの証しのように
勘違いしてるように思えてならん。
だから、ここんとこ、このことについての説教が増えている。
なるほど、アイディアなんかをキャッチボールして、どんどん膨らませたり(いや、萎むことだって多いけど)
するときに「ねえ、ねえ、コレってどう思う?」見たいな質問はありですよ。
でも、宣伝チラシなんかを作らせていて「これでいいですかねー」とか、
東京国際ブックフェアのセミナーの記録用ビデオ撮影担当を命じて「会場で電源コードあるんですか」
みたいな、質問はダメだと思うんだな。
ちゃんと仕事のできるってのは、一を聞いて十を知る、ってことでしょう。
ましてや、どうも表情を見ていると、ぜんぜん悪びれずに、なんかほめられることをしてるみたい。
学校では、ちゃんと質問できればポイント高いでしょう。
そりゃ、勉強への取組みがまじめだ、とかに見える訳だから。
だけど、学校と会社は違うって。
オレだって、学校の先生のように、教えること自体が仕事なら、
文句も言わずに、ちゃんと教えて腹もたてないですよ。
学費払ってもらって、そんで給料でる訳だしね。
だけど、会社で、自信もって質問されてもねー。
その質問の時間は給料もらってる時間なんだし、答えてるオレも会社に給料もらってるわけで。
で、なんで質問に答えたり教えたりするのかと言えば、
そうした費用をかけても、ちゃんと仕事してもらえるようになってほしいからで、すよ。
なら、それなりのレベルの質問にしなきゃ。
宣伝文句は「ぼくはこれこれの理由でこれがいいと思います」だろ?
こんなんでどう思います?じゃねーだろ。
ブックフェアの会場に電気があるかないか、問い合わせる先くらい、
適正に選択しろ。オレを煩わせるな、。
そもそも電気が来てなかったら、おなじ事務所内でテストしてる、
レジ用のPCはどうやって使うんだ。
学生は質問が「仕事」。仕事では仕事が仕事だ。
ぷん、プン。
さっき取材の人が来ました。
「本の現場───本はどう生まれ、だれに読まれているか 」(著・永江朗)の
非再販(希望小売価格)のことです。
テレビ朝日・スーパーモーニングの取材。
明日の7月14日(火)、9時すぎ位の予定だそうです。
でも、解散総選挙などがあるんでどうなんだろう?
突然流れるとかあるかも。
ところで、
「本の現場───本はどう生まれ、だれに読まれているか 」と35ブックスが話題です。
「本の現場」は、書店からも注文もいただいています。
たぶん、聞こえてこないところで、書店の不満もあると思います。
もちろん、35ブックスも同じですね。
でも、書店の商売の自由を拡大して、本の世界をもっと活性化させたいといというのは、
ホントに本音、なんです。
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さっき帰ってきました。東急渋谷でケーキを買って、日高、佐藤、上野と喰ったところです。
本の学校第四分科会と、懇親会にでて帰ってきました。この日は、本の学校で「本の現場」と
「デジタルコンテンツの現状報告」がよく売れました。
版元ドットコムブースは120万超、のはず。
07/12日 15:50
主催社=ポット出版
「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史
エロ表現史を考察する『エロスの原風景』の著者であり、日本一のエロ本蒐集家である松沢呉一が語るエロ本の魅力。当日はカストリ誌をはじめ、貴重なエロ本を展示します。
松沢呉一さん 『エロスの原風景』(ポット出版)
そして、怒濤の後片付け。また明日。
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●07/11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
東京ビックサイト会議棟
「出版社からの責任販売・時限再販提案」第2部第4分科会で、
筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さんと、パネリストで、参加させてもらいます。
こちらは、有料です。
そして、18時からは「本の学校」の懇親会に参加します。
よろしく。パーティーでは声をかけてくれませんか?
寂しいんで。
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今日の版元ドットコムセミナーで、ポット出版の主催セミナー。
堀さんの「図書館はどのように本を買っているか」50人を越える参加。
内容も、僕の耳には好評でした。堀さんありがとう。
その次は、
いやー、スゴい盛況。100人を越える人たちが、長尾国会図書館館長のセミナーに来てくれました。
写真とっとけば良かったけど、その余裕はなかった、、、、。
Twitterで、ARGの岡本真さんと、スタジオ・ポットSDの日高さんが、
怒濤の実況中継。
まずは、レジュメを掲載しておきます。
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国立国会図書館の電子図書館と今後の課題
国立国会図書館長 長尾真
1 理想の図書館へ向けての努力
・日本中どこにいても、どんな情報も利用できること
・そのためには全ての資料の電子化が必要
・インターネット上の情報も収集し利用に供することが必要
2 国立国会図書館の電子図書館の現状
・明治・大正前期の図書14.8万冊をディジタル化し公開(近代デジタルライブラリー)。
・これを実現させるため、著作権者を追跡するのに約2億円を使った。
3 国立国会図書館におけるディジタル化計画
・図書・資料の保存目的で許諾なくディジタル化できるように著作権法を改正予定
・ディジタル化されたデータの利用は、権利者との話し合いによって、館内で同時には1人が利用可能。公共図書館等への送信は不可。
・今回の補正予算によって約90万冊を新しくディジタル化。1968年までの図書、博士論文、古典籍、官報。一部のものは著作権者の許諾が必要。
4 Web情報の収集
・国、地方公共団体、国立大学、独立行政法人等のWebサイトを許諾なく収集できるよう国立国会図書館法を改正する予定。
5 国立国会図書館の当面の主要課題
・納本義務は紙の出版物に対するものであるので、電子形態の出版物にまで拡げ、電子納本をしてもらうようにすること。
・紙の出版物の納本の場合も、その元にある電子データも納入していただきたい(対価を支払うことは可能だろう)。
6 著作権関係の課題
・著作権処理が簡単にできる方法を作って欲しい(権利者データベースを作り、そこにないものはすぐに文化庁長官裁定に持ちこめるようにする)。
・フェアユース規定をもり込むこと。
・著作権法に出版社の権利を適切に表現すること。
7 電子図書館時代の著者、出版社、図書館、読者が妥協できるビジネスモデルを作り、それを実現すること(利用料金設定による解決 付図参照)。
8 電子出版に出版社の主力が移っていった時の販売戦略、流通経路等を検討することが必要となるだろう。利用者がアクセスするのは出版者か、取次業者か図書館か。出版社はプレビューを許すことが必要(書物の立読み)。
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グーグル問題と国立国会図書館
1 グーグルの事業
(1) インターネット情報の検索と提供
(2) グーグルアース、グーグルマップとストリートビュー
(3) グーグルブックサーチ
・主として絶版となった本(ハーバード大学、スタンフォード大学、......の図書館の本)を著作権者の許諾を得ずに700万冊以上をディジタル化して提供。
・日本の本も相当数含まれている。
・米国作家組合とグーグルとが和解へ。この和解案に日本の著作権者も拘束される。
(4) グーグルが電子図書の販売に参入
・出版社の電子図書を預かり、出版社の指示する価格で販売(有料ダウンロード)。
・グーグルのブック検索は普及しているので、ここに登録すれば売れるということになり、全米、全世界の出版社がグーグルに電子出版物を預けることになるだろう。一極集中が起こる危険性がある。
2 我が国として取るべき方策
(1) 日本の出版物は日本で(国立国会図書館を中心に)ディジタル化して利用できるようにするべきである。
(2) 補正予算で90万冊ディジタル化できるが、画像データであり、文字データに出来ないでいる(著作権に拘束され)。
(3) 国立国会図書館の過去の主要な本や雑誌の全てをディジタル化するためには、今後約1000億円を必要とする。
(4) これから日本でも冊子体でなく電子出版物の方に移っていくだろうが、これが確実に納本されるためには国立国会図書館法を改正し、電子納本を明記する必要がある。
(5) 国立国会図書館に蓄積されるディジタル資料が日本中で利用されるようにするためには著作権法を改正するとともに、著作者、出版社が受け入れられるビジネスモデルを作り、これが実際に機能するようにしなければならない。
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昨日東京国際ブックフェア(TIBF)に行ってきました。
実は10年くらい前にTIBFを覗きに行ったことがあるのですが
その時は土日だったにもかかわらず閑散としていた記憶があり、
版元ドットコム事務局の人からは「初日は平日だし人が少なくてガラガラだよー」と聞いていたので
平日に行けば色んな本をゆっくり手に取って見れるなーなんて高を括っていたのですが
現地に行ってみると、受付ブースには人が溢れ、受付窓口を急遽10個くらい増やすほど。
私も20分くらい行列にならびました。
我がポット出版も参加している版元ドットコムのブースも常に賑わっていて、なかなかの盛況ぶり!
侮ってました。。。
版元ドットコムのブースでは毎日セミナーやイベントも開催しています。
昨日は小林弘人さん×沢辺のトークショーなどがありました。
土日は一般の方も入場出来ますので、みなさま遊びに行ってみてください。
あと、ポット出版の棚では書店さん向けアンケートを実施しております。
アンケートに答えてくださった方にはもれなく、TIBFのために作った「鉄すず手ぬぐい」をプレゼントしています。
ぜひぜひ、ご快答くださいませ。
こんな札を首からぶらさげたポットのスタッフが、版元ドットコムブース内をウロウロしています。
ちなみに今回の個人的な目玉は、造本装幀コンクールの受賞作品の現物を観に行くことと、
洋書や、他の版元さんの本でめぼしいものがあったら格安購入しようという魂胆。
造本装幀コンクールのブースでは受賞作品を実際に手に取って観ることができます。
『TORSO』や『BIOSOPHIA of BIRDS』など、「これ、どうやってるんだろ?」ってものがたくさんあって面白かったです。
厚紙使いとかも、気になりました。
私はいつも本を見るときに、手に取って表紙をはがしたり、奥付から見たり、
印刷面や紙質を指でスリスリ確認したりするクセがあるので
(あと刷り上がったばかりのものは匂いも嗅いだりする)
書店ではちょっと変な目で見られることが多いのですが
コンクールのブースに見に来ている人はみんな同じことをしていて心強かったです。
戦利品はアノニマ・スタジオの料理本などを3冊。
ブースで20%引き+オリジナルエコバッグ付きでした。
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昨日、07/09木、版元ドットコムセミナー・小林弘人さんは、立ち見50人くらい。
漫談みたいだったと、小林さんに言われた(笑)。
日書連全国情報化推進委員長会議、60人くらい?か、
大橋理事長などから、リラックスした話で、みたいなことを言ってもらう。
うん、オレ、漫談すきだから(笑)
今日は、↓こんなことやります。ぜひお越し下さい。
あそうだ、版元ドットコムブースでの初日の売上げ、約45万円(速報値)。
去年の2倍近くでした。
●07/10金 15:00
主催社=ポット出版
図書館は本をどう選んでいるのか
この本は図書館で売れるかも、と思ったらそんなに注文が入らなかった……。考えてみると、どういう基準で本を選んでいるんだろう。現役図書館員が語る本を選ぶ基準とは。
堀 渡さん(『ず・ぼん』編集委員)/聞き手・沢辺均(ポット出版代表)
●07/10金 16:40
主催社=ポット出版
国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題
長尾氏が提起した納本資料のデジタルアーカイブ化は利用者への提供方法、出版社・権利者を含めたビジネスモデルに踏み込んだ。構想、Google問題、出版界との共同を聞く。
長尾 真さん(国立国会図書館長)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
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フー、やっとレジュメを書き終えた。
今日は↓の催しに出ます。はは、どうぞ見てきてください。
●07/09木 15:00 主催社=ポット出版
メディアビジネスのゆくえ
ベストセラーを手がけた出版社を離れ、『ワイアード』『サイゾー』の創刊、人気ブログの書籍化などで出版メディアを先駆ける小林弘人が語る、メディアビジネスの今と未来。
小林弘人さん(インフォバーン代表)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
『新世紀メディア論』(バジリコ)
小林さんには、これまた東京国際ブックフェアの会場で発売開始の
「デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009 」のからみの話しを聞く予定です。
●07/09木15時45分〜17時15分 日書連全国情報化推進委員長会議 東京ビックサイト
Next-Lの原田さんが図書館システム、僕が版元ドットコムのことを話させてもらいます。
でも、この組み合わせで、版元ドットコムのことって何話すといいんだ?
これも、閉じた集まりですよね? 日書連にコネのある人は、、、、。
ココからレジュメ
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20090709
日書連全国情報化推進委員長会議
沢辺均 1956年東京生まれ(53歳)
ポット出版
版元ドットコム
ず・ぼん─図書館とメディアの本
NPOげんきな図書館(江古田・東中野・渋谷区代々木)
JPO商品基本情報センター
35ブックス
●客注などで版元ドットコムを使ってください
○出版社の在庫表示してます
○まだ一部ではあるけどGoogleブックサーチにリンクしていて立ち読み/内容確認できるものもある
書店から要望があれば、増やしていくこともできると思う
○システムが整ってませんが、
hanmoto-g(a)hanmoto.com
にメールもらうか
会員版元一覧で、直接出版社へ、電話/ファックスで注文を
050-5515-9290(版元ドットコム事務局)へお問い合わせいただいても大丈夫です
○メールマガジンどうですか?
・書評・パブリシティ掲載情報
毎週火曜日にはその直前の日曜に掲載された読売/朝日/毎日/サンケイ/日経新聞の書評、タイトル/著者名/出版社/定価
毎週水曜日に、その直後の日曜掲載予定情報 朝日/読売
・書店向け新刊情報
版元ドットコム新刊情報 週に一回
○本日 名刺交換会へ
・書店員無料 18:00〜20:30 カフェテリアコーナーハウス(国際展示場北コンコースレストラン街)
●学校図書館への対応はまだ混乱しています
ポイントは、人を置かなければノウハウもなく、教育だけで手一杯な学校で、なにもできない
もちろん、それには金がかかる
図書館システム整備は遅れている
○○区の中央館長の話
社会教育と学校教育のセクション
Next-L Enjuの意味
●公共図書館の委託/指定管理は受託できるか
・団体の安定性・継続性・良好性
・受託実績 の壁
・人件費を極端に切り下げねば(官製ワーキングプア/格差問題)
●35ブックスいかがでしょうか?
・別紙リーフレット
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アットいまにためてしまった。
こんなにあいていたとは気がつかなかった。
●2009.06.23火
夕方S社デザイン打ち合わせ。
夜、石田豊さんお通夜。しっかり石田さんの顔を見て帰って来る。
●2009.06.24水
夜、版元ドットコムの組合員会議
今日から、我が妻・佐藤智砂は、友達の文ちゃんとモンゴルへ馬に乗る旅行にいく。
鉄とすずの飯をやらねばならない。
●2009.06.25木
午後、役所へ。版元ドットコムのメンバーと意見交換に行く。
この日、出版チームは、「デジタルコンテンツの現状報告」「本の現場」(永江朗)の
入稿で徹夜状態。
「本の現場」は、非再販にする。「希望小売り価格」「非再販」とカバーにしっかり表示。
●2009.06.26金
ポット会議
●2009.06.27土
午後には我が妻が、モンゴルから帰って来る。
オフクロが泊まりに来る。
娘の風実もオフクロが来てるんで、やって来る。3人で鉄とすずをドックランに。
オヤジの痴呆症のことなんかを聞いたり、入院状況を聞いたり。
ドックランから帰ってきてから、近所のイタめしやマンジャペッシェへ。おくさんも含めて4人。
3万も使ってしまった。
●2009.06.28日
「版元ドットコム大全」の作業。一人で寂しく。
夜は、K図書館の話を元館長にきく集まりへ。
戻ってきてから、「版元ドットコム大全」を入稿。
あー、こんなんで大丈夫か?
●2009.06.29月
「大全」入稿につづいて「35ブックス」のチラシ作りに。
思いのほか手間取る。
●2009.06.30火
久しぶりに均整をうける。
よるは「ず・ぼん15」の取材で、Next-Lの座談会。
なかなか面白いことが聞けた。
●2009.07.01水
東京国際ブックフェア社内会議
大学生協の人が来て、業界状況ばなし。
夜の「ず・ぼん」編集委員会は中止。
●2009.07.02木
午前中出版会議。ある原稿を本にするしないをめぐって、というより、
そうした話にどう対処するかの議論で長引く。
那須ゆかりを久しぶりにブータレ顔にする。
信用金庫に「S」問題(笑)の相談。
尹と上野の面接(一年に一度やっている。給料改定もこの場で決める)。
感想は控えておこう(笑)。
●2009.07.03金
ポット会議
デザイナー増員問題。募集の告知をすることにした。
午後は「35ブックス」の会議。
●2009.07.04土
人間学アカデミーシンポジウム
●2009.07.05日
「35ブックス」のチラシを作り、翌日の企画説明会発表会の準備。
それと翌日の、早稲田大学文学学術院・永江朗さんの演習の講師で話すレジュメ。
●2009.07.06月
7月誕生日のすずと大田と幸江ちゃんのバースデーケーキとどく。1万5千円。
四角い、でかいケーキ。すずのために奮発。もちろんオレのお小遣い。
でも食べる間もなく、「35ブックス」の企画説明会・発表会。満員。
出しゃばって反省。
その後、久しぶりに会った仲俣暁生さんとお茶を飲んで、おしゃべり。
早稲田の永江さんの研究室に。そんでもって講義。
永江さんには、好評だった。出席票の感想欄、今度見せてもらうことになってるけど、楽しみだ。
●2009.07.07火
今日はすずの誕生日だぞ。
午前中は、マンション管理組合。またまた訴訟問題。
午後S社のデザイン打ち合わせ。
昨日の発表会の反響よし。
朝日新聞が、「本の現場」の非再販を取材に。
今週掲載されそうだ。
「35ブックス」のリーフ誤植が発覚、。
慌てて対処。
夜は、図書館関係者と近所の飲み屋で密談。はははは。
まさに密談なのだ。
あー早く新型のiPhone買いてー。
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『エロスの原風景』を、紹介しているウェブサイトを紹介します。
ポットから『日本のゲイ・エロティック・アートvol.1』、『vol.2』、『君よ知るや南の獄』、『田亀源五郎【禁断】作品集』を発行している田亀源五郎先生のウェブサイトです。
田亀先生のSM描写、特に快楽責めの描写が大好きです。ノンケでもぐっとくる男は多いと思う。
イラストのクレジットの件……担当は、僕です。読んで、血の気が引くのが分かりました。イラストに入っていた「小田利美」という手書きの署名を「山田利美」と読んでしまいました……。勉強不足です! すみません!!
『エロスの原風景』p141上段のイラストは、「小田利美」氏の作品です。
大変失礼致しました。
ライターの安田理央さんがレビューを書いています。
関西で売れ行きがいいのはこの人のおかげかも……!
皆様、ありがとうございます。
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今日、35ブックスの企画説明会+プレス発表会をおこなった。
35ブックスのことは、コレまでも「ポット出版社長・沢辺均の日記」に書いたり、ポットのニュースにしたんで、
ここでは、取材のみなさまの姿を発表席から撮った写真を載せておきますね。
そして当日配ったリリースです。他に書店に配るためのリーフもあるんだけど。
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平成21年7月6日
新しい共同責任販売システム
「35(さんご)ブックス」を始動
−−−新刊・既刊含む26タイトル(47冊)、本日から受注開始、11月上旬配本予定−−−
河出書房新社+青弓社+筑摩書房+中央公論新社+二玄社+早川書房+平凡社+ポット出版
出版業界の実績が売上げ減、返品増で推移する中、今回の8社を含む出版各社では現状を打開するきっかけを模索するため、今年1月から「委託販売制」に変わる新しい販売システムを検討し、議論を重ねてきました。その結果、書店マージンを35%に上げ、書店にインセンティブを提供(現在の委託販売制によるマージンは約22~23%)する一方で、返品の引き取り額を本体価格の35%とする新しい共同責任販売システム「35ブックス」を企画し、筑摩書房を事務局として、まずは8社共同で始動することとなりました。
◇
現状の「委託販売制」では仕入価格と同額での返品が可能なため、書店は返品することで不利益を被ることがなく、一方で出版社は大量かつ多彩に出版物を発行し、数多くの出版物を書店店頭に並べることができる、というメリットがありました。しかし近年では、不況、売上げ減少という状況にもかかわらず出版点数が増加し、大量の出版物が送品されることで、書店、販売会社、出版社ともに返品率の上昇が利益を圧迫しています。
「35ブックス」では、書店のマージンを35%とし、返品の場合は引き取り価格を仕入れ価格(本体価格の65%)ではなく、本体価格の35%とするものです。マージン拡大により本が売れた場合は書店の利益確保に貢献し、歩安入帳により返品の場合は出版社の損失を減じるという意味で“共同責任”の販売システムと考えております。
この仕組みが上手くまわれば、出版社には返品の際のコストを低減できる、出版計画・見通しが立てやすくなるなどのメリットが、また書店には取り扱いによるマージンアップ、新刊の部数確保などのメリットが、販売会社には返品の減少による効率化や業務のスリム化などのメリットが、読者には復刊アイテムの投入により入手困難な書籍の購入機会が増える、復刊リクエストなどを実現しやすくなるなどのメリットがあるものと思います。
そしてこの企画は1社単独ではなく、8社がそれぞれ商品を持ちより共同で責任販売に取り組むというのが大きなセールスポイントになっています。多種多様なアイテムの投入が実現でき、告知や販売促進、PR活動にもスケールメリットをいかせるものと考えています。
◇
今回の「35ブックス」では、文庫セット物も含む26タイトル(47冊)の書籍を用意し、書店からの注文がまとまり次第、製作部数を決定してまいります。投入銘柄はお手元の注文書に記載されていますが、過去に一定の実績を有しながら、品切れ状態が長く続いていて現在では入手困難になっている書籍、中には古書価格が高騰しているものもありますが、これらを復刊してラインナップしています。また、一部新刊や既刊での可能性にもチャレンジします。これら参加8社が選択したアイテムについて、本日から受注を開始し、11月上旬から順次配本していきます。またこの反響を見ながら来春以降に第2回目の企画を予定すると同時に、今後は短期的な企画ではなく、恒常的な新しいビジネスモデルとしての定着を目指して「35ブックス」に参加する出版社を募っていきます。
参加各社は、「35ブックス」の導入により、書店のマージンアップと返品の減少を実現することで出版社、販売会社、書店の相互の発展をめざしています。また併せて長期的な書籍流通の活性化のためのひとつのきっかけになればと期待しておりますので、関係各位の皆様のご支援を心からお願いを申し上げます。
■「35ブックス」参加出版社
㈱河出書房新社 取締役営業本部長 岡垣重男
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-32-2 TEL:03-3404-1201
㈱青弓社 代表取締役 矢野恵二
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-3-4 TEL:03-3265-8548
㈱筑摩書房 代表取締役社長 菊池明郎
〒111-8755 東京都台東区蔵前2-5-3 TEL:03-5687-2680
㈱中央公論新社 営業局長 吉村治
〒104-8320 東京都中央区京橋2-8-7 TEL:03-3563-1431
㈱二玄社 営業部販売促進担当課長 星野則幸
〒113-0021 東京都文京区本駒込6-2-1 TEL:03-5395-0512
㈱早川書房 営業部販売促進課課長 手塚浩正
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 TEL:03-3254-1554
㈱平凡社 執行役員 土岐和義
〒112-00001 東京都文京区白山2-29-4 泉白山ビル TEL:03-3818-0874
ポット出版(㈱スタジオ・ポット) 代表取締役 沢辺均
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-33-18 #303 TEL:03-3478-1774
■お問い合わせ先
㈱筑摩書房 営業局販売促進部 小島秀人
TEL:03-5687-2680 FAX:03-5687-2685 E-mail:kojimah@chikumashobo.co.jp
週刊文春の書評に取り上げられたり、WEBで取り上げられたりで、順調に動いています、『懺悔録』。
2008年の11月30日、沼さんは亡くなりました。
そのころ、僕はワイレア出版を退社したばかりで、毎日朝からビールを飲み、風呂に2時間浸かったり、昼寝したり、1日1日をうっちゃっていました。
ポット出版に入ったのは、12月のはじめです。
沼さんのスナイパーでの連載は、「多分、このままだとどこからも出ないまま雲散してしまう」と思っていたので、企画を出したら、通りました。
まず、沼さんの奥さんに手紙を書きました。
一度、是非お伺いして焼香させてほしい、という旨です。
翌日、編集部に奥さんから電話がかかってきて、「気持ちは嬉しいけど、本人の意向で、どなたもご焼香はお断わりしています」と伝えられました。
連載のことを聞いてみると、「私は彼の文章には一切関与していないので、そういう問い合わせは康芳夫さんに相談していただけますか」と言いました。
康さんは、『家畜人ヤプー』を1970年、最初に出版した、伝説のプロデューサーです。
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前回のつづきです。
岩松さんと、カメラマンの土屋文護さん&石井麻木さんとの対談も終え、いよいよ編集作業ですが、ここで下手な順番に並べては台無しです。
一番基本的な順番は発表順の時系列ですが、今回は5人のカメラマンに撮りたい8本をバラバラに選んでもらったので、改めて時系列にするとデコボコした感じになってしまいます。
そこでカメラマンごとに8本をまとめようということになったのですが、ではカメラマンの5人の順番をどうするか、各カメラマンの8本の並びはどうするか。
おおまかな方向性は決まっているものの、エッセイと写真が組合わさったものが40本なので、両方のリズムを考えねばならず、倍悩みます。
エッセイのことだけを考えても、例えば、岸田國士の『屋上庭園』の中の「お金がなくなると友人が減っていく」というようなセリフの近くにテネシー・ウィリアムズの『欲望という名の電車』の中の「大金持ちってときには孤独になるものだから!」(訳・小田島雄志)というセリフを持ってくるのは食い合わせが良いのだろうか(今は、良くない、と思う)。
そんなこんなで、作業を進めております。
最後に対談のときの写真を載せて、つづく。
撮影はいずれも岩松了さんです。
昨夜、元SMスナイパーの編集者・高橋さんが鞄の中から縄を取り出し、自分の身体を縛り始めました。
本人は「友達が貸して欲しいと言うから縄を持ってきて」と何の理由にもならないことを言っていましたが、本当は、普段「お前らは本当に考え方が不自由だな」と社長に言われ続けていることに堪りかね「本当の不自由ってのはこういうもんだよ!」という気持ちになったのではないかと思いました。あるいはただの変態か。
側で見ていた那須上司と和田先輩は呆れ顔。
最終的には、なんとなくお仕置きされている感じになりました。
そんな自縛系編集者の高橋さんがよだれを垂らしながら担当した『懺悔録』(著/沼正三)。
先週の『週刊文春』でもエッセイストの酒井順子さんに取りあげられ、じわじわと動いております。
どうぞよろしく。
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来週は東京国際ブックフェアです。
ポットの準備も大変だ。尹をしかりまくりだし。
「版元ドットコム大全」という冊子も日曜に入稿して、ぎりぎりセーフ。
小学校の8月31日から宿題始めてた習慣がまだなおりません。
そのうえ、「35ブックス」
の準備もあるし、会社の借金交渉を信用金庫ともしなくちゃならんし。
オフクロが来たり、すずが誕生日の月だし、なんだかバタバタ、。
で、TIBFがらみもあって、何カ所かで話させてもらいます。
まとめて、ご参加呼びかけです。
●07/06月 永江朗さんの早稲田大学文学部の授業で、「本とデザインと出版界」みたいなことを
話させてもらいます。これって、だれでも来ることができるってわけじゃないだよな?きっと。
永江さんにコネのあるひとは、ぜひ連絡してみて(笑)
永江さんの新刊「本の現場───本はどう生まれ、だれに読まれているか 」の打ち合わせ中に、こういう話になったのです。
●07/09木15時45分〜17時15分 日書連全国情報化推進委員長会議 東京ビックサイト
Next-Lの原田さんが図書館システム、僕が版元ドットコムのことを話させてもらいます。
でも、この組み合わせで、版元ドットコムのことって何話すといいんだ?
これも、閉じた集まりですよね? 日書連にコネのある人は、、、、。
●07/11土 本の学校・出版産業シンポジウムin東京 14:30〜16:00
東京ビックサイト会議棟
「出版社からの責任販売・時限再販提案」第2部第4分科会で、
筑摩書房平川さん、河出書房新社岡垣さん、南天堂書店奥村さんと、パネリストで、参加させてもらいます。
こちらは、有料です。
このあと18時から本の学校の懇親会もあります。参加しますから、ご一緒しませんか
それから、東京国際ブックフェアに、版元ドットコムで共同出展するんですけど、
そのブース内でセミナー版元ドットコムのみんなといろいろやります。
ポット出版の企画では、以下の4つ。で僕は、セミナーのホストをやって、講師とお話しさせてもらいます。
●07/09木 15:00 主催社=ポット出版
メディアビジネスのゆくえ
ベストセラーを手がけた出版社を離れ、『ワイアード』『サイゾー』の創刊、人気ブログの書籍化などで出版メディアを先駆ける小林弘人が語る、メディアビジネスの今と未来。
小林弘人さん(インフォバーン代表)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
『新世紀メディア論』(バジリコ)
小林さんには、これまた東京国際ブックフェアの会場で発売開始の
「デジタルコンテンツをめぐる現状報告 出版コンテンツ研究会報告2009 」のからみの話しを聞く予定です。
●07/10金 15:00
主催社=ポット出版
図書館は本をどう選んでいるのか
この本は図書館で売れるかも、と思ったらそんなに注文が入らなかった……。考えてみると、どういう基準で本を選んでいるんだろう。現役図書館員が語る本を選ぶ基準とは。
堀 渡さん(『ず・ぼん』編集委員)/聞き手・沢辺均(ポット出版代表)
●07/10金 16:40
主催社=ポット出版
国会図書館のデジタルアーカイブ構想とGoogle問題
長尾氏が提起した納本資料のデジタルアーカイブ化は利用者への提供方法、出版社・権利者を含めたビジネスモデルに踏み込んだ。構想、Google問題、出版界との共同を聞く。
長尾 真さん(国立国会図書館長)/聞き手・沢辺均(ポット出版)
07/12日 15:50
主催社=ポット出版
「戦前、戦後のエロ本」〜日本のエロ表現史
エロ表現史を考察する『エロスの原風景』の著者であり、日本一のエロ本蒐集家である松沢呉一が語るエロ本の魅力。当日はカストリ誌をはじめ、貴重なエロ本を展示します。
松沢呉一さん 『エロスの原風景』(ポット出版)
まとめてお知らせでした。
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2月に日誌で、
InDesignで、画像を配置したフレームを回転するとき、黒矢印こと選択ツールで、フレームを選択し、コントロールパレットで、適当な角度を入力します。こちらとしては、画像の入ったフレームが、画像もろともくりんと回転することを期待するわけですが、その期待は裏切られ、フレームだけが中身の画像を置き去りにしたまま回転し、おかしな具合になります。
と書いていましたが、変形パレットの右上の三角印を押すと出てくるメニューで「内容を変形」にチェックをいれておくと、期待を裏切らず画像もろともくりんと回転することがわかりました。わかりましたというか、たぶん4月のころにはわかっていたのですが、あまりに日誌のネタがないので、IndesignのTIPSでした。
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さっき、「ず・ぼん」編集部あて(?)に電話。
・図書館で非常勤をやっている
・勤めている図書館でも委託の話がでてて、勉強してる
・最近、委託から直営にもどったところがあったようだが、どこだか教えてほしい
女性で、声の感じでは中高年。
「いやー、わからないですね」と答えると、
・そういうのが載ってる新聞とか資料を紹介してうのでもかまわないんですけど、、
とおっしゃる。
だいたい直接電話や手紙などで連絡をくれる人の半分以上は、
イカレポンチだと思っているので、この電話をくれた人も、
たぶんそんな感じで、決して図書館員や、非常勤職員の代表事例だと
考えちゃいないつもりだけど、
よっぽど電話口で、「自分で調べなよ」って言いたくなったな。
だって図書館員でしょ。
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