20090223練馬区立図書館非常勤職員研修会のレジュメ

2009-02-24 沢辺 均

02/23(月)に、練馬区立図書館で話をさせてもらいました。
非常勤の人を中心に60人弱。
非常勤職員は、ほとんど出席したようでした。スゴイ出席率ですね。

最近、こうして話をさせてもらうときの目標は「お笑い」になってます。
いかに、笑いをとるか、が楽しくてしょうがありません。
イカレポンチか?オレは。

で、盛りだくさんにメニューを用意しすぎて、
レジュメの1/3くらいは、端折りました。
まだまだ修業が足りません。

■ここから■■■■■■■■■■■■■■■
練馬区立図書館非常勤職員研修会
出版会の動向と図書館−ずぼん編集者の目で解剖する−

2009年2月23日月曜日15時00分〜17時00分
練馬区立光が丘図書館2階視聴覚室

■00■ 図書館の役割は何だと考えているか

「現代社会は、人が望むかぎりすべての人間の「自由」を対等な権限として解放する社会システムという方向に向かっている」(竹田青嗣)
それぞれの人間の「自由」は衝突することを含むので、それを調整するルールをつくっていくことが重要な課題。
ルールをつくる場合に民主主義というシステムを取りあえず生み出したが、情報の偏在が、その障害になる。
図書館の役割は、情報の可能な限りの公開、情報にアクセスする物理的な手段を提供するもの。
・行政資料の収集と公開(「私たちは知らされていない」という意見)
・情報へのアクセス

■01■ 出版業界の紹介

●01 売上げ 2007年 2,102,430,000,000円
・書籍販売部数/金額=755,190,000冊/919,700,000,000円(1,217.8円) 雑誌販売部数/金額=2,612,690,000部/1,182,730,000,000円(452.7円
・館外個人貸出総数=654,863,000冊(都道府県/市区町村/私立20館 計3,111館)
・CVS売上げ(2007年度)=7,566,888百万円
 外食業売上げ(2007年度)=4,036,484百万円 (社)日本フランチャイズチェーン協会調査
・講談社=1443億円/981人 (2008年8月現在)(2007年度)/小学館=838名
1位 講談社 1443億100万円/2位 小学館 1413億4400万円/3位 集英社 1389億7800万円/4位 角川GH 720億3300万円/5位 学習研究社 641億2200万円/6位 日経BP社 533億5900万円/7位 ゼンリン 512億7800万円/8位 新潮社 310億円/9位 ぎょうせい 307億4100万円/10位 光文社 305億8100万円/11位 文藝春秋 298億3400万円/12位 中央出版 231億3900万円/13位 日本放送出版協会 212億3400万円/14位 新日本法規出版 209億900万円/15位 マガジンハウス 206億円/16位 東京書籍 205億2600万円/17位 デアゴスティーニ・ジャパン 200億円/18位 メディアファクトリー 198億6000万円/19位 岩波書店 195億円/20位 主婦の友社 192億6800万円
・新刊発行点数=80,595 (1点当たりの売上げ冊数=11,411冊 )
練馬図書館=745,718千円+資料費202,554千円(2005年決算額/日本の図書館2007

●02 出版社/書店など
・「出版年鑑」2008 4,055社(ピーク1997年比−557社 4,613社)
・日本図書コード管理センター (JPO)
・日販データ=出版社等 3,500社、書店等 11,000店、CVS等 22,000店
・年間10点以上の新刊 1000社
・書店の数
 2001年・20,939店/2002年・19,946店/2003年・19,179店/2004年・18,156店/2005年・17,839店/2006年・17,582店/2007年・16,750店

●03 本の値段
・22%  8%  70%(67%〜/歩戻し)
・初版発行部数と定価と総生産高
・70%の内訳(原価30%〜40%→43%〜57%)
・新刊委託・注文・常備・長期・延勘(見計らい)
・編集者のノルマ
・DTPの果たした役割

■02■ 図書館員が知っておいたほうがイイと思う出版関係のこと

●01 インターネットで本を探すDBの書誌情報はどう作られているか?
・OPAC 出版社→取次見本出し→TRC/日販/大阪屋MARC
・国立国会図書館 出版社→取次見本出し→納本→(日販マーク)→
・books.or.jp (版元ドットコム)→JPO商品基本情報センター(書協DBセンター)→取次/民間企業/books.or.jp
・アマゾン 出版社→取次見本出し→大阪屋
・書誌情報+在庫情報の未整備

●02 ISBNを出版社はどうつけているか?
・ ISBN978-4-7808-0118-7
  ISBN4-7808-0118-4
 書籍JANコード 商品識別コードおよびバーコード規格 
 10〜13 – アメリカ合衆国、カナダ(2005年より)
 380 – ブルガリア
 977 – 定期刊行物 (ISSN)
 978〜979 – 書籍用 (ISBN)
・桁数
・Cコード
・00・(株)岩波書店/01・(株)旺文社/02・(株)朝日新聞社/03・(株)偕成社/04・(株)角川書店/05・(株)学習研究社/06・(株)講談社/07・(株)主婦の友社/08・(株)集英社/09・(株)小学館/10・(株)新潮社/11・(株)全音楽譜出版社/12・(株)中央公論新社/13・(財)東京大学出版会/14・(株)日本放送出版協会(NHK出版)/15・(株)早川書房/16・(株)文藝春秋/17・(独立行政)国立印刷局/18 明治図書出版(株)/19・(株)徳間書店
・だれがどうつけているか? どういう誤解

●03 自費出版と商業出版の垣根
・ISBNは識別に使えるか?
・印刷を頼む←→書店ルートに←→著者買上げ←→印税未払←→印税払(印税率)
・図書館への寄贈はあるか?

●04 本の注文はどう伝わって出荷されるのか?
・書店から
 出版社に電話・ファックス
 取次に電話・ファックス・電子データ
・取次
 取次倉庫に在庫/WEBセンターなど(別料金)
・出版社
 出版社から品出し・委託倉庫から品出し・書店への直送(受領書)
・アマゾン
 自社倉庫/取次倉庫(大阪屋・日販)/出版社への注文/在庫情報なし=取り扱い

■03■ 図書館が直面しているいくつかの課題

●01 委託化・指定管理者はなぜ進んでいるのか
○正規職員の既得権
家計 給料=家賃(固定費)+食費など(変動可能な費用)+貯金(利益)
・給料の大きな変動に対応するには、固定費をできる限り変動費にしたい。
図書館 税収=人件費+事業費
・インフレ時には、賃上げを押さえれば実質の賃下げができた
・平時には、アルバイト・派遣・契約などの割合を増やす/契約解除することで、固定費を下げる
○(図書館の)サービス向上と効率化の主体は、人の問題
○サービス向上と効率化は、官だからできることでも、民だからできることでもなく、できる人ができる。
 できる人を作ることで、できる。

●02 書誌情報・OPACと出版業界、書店との協力
 「該当データが見つかりませんでした。」

●03 国立国会図書館の JAPAN/MARCでなぜ公共図書館のマークは間に合わないのか?
 国会図書館+出版業界で書誌情報を共同で整備したい。

●プロフィール
ポット出版(法人名 株式会社スタジオ・ポット)
・1989年 1冊目発行(径書房発売)/2007年 12冊発行/既刊約120冊
・デザイン・編集制作請負業(編集3人・デザイナー3人)/出版(編集3人・営業1人)/社長
 兄弟会社 スタジオ・ポットSD←版元ドットコムのシステム開発から、出版社を中心としたサイト開発
・保管・品出しは倉庫に委託/VAN加盟・倉庫でデータ受発信
・有限責任事業組合(LLP)版元ドットコム組合員

1956年生まれ
1986年まで地方公務員
渋谷区役所/組合活動/保健所予防課、国民年金課、土木公園
デザイン事務所勤務をへて、1988年10月スタジオ・ポット開業(デザイン)
1989年11月 「外国人が公務員になったっていいじゃないかという本」をポット出版として発行(発売は径書房)
1994年7月「ず・ぼん 図書館とメディアの本 1」を発行(新泉社発売)
2000年版元ドットコム
2006年NPOげんきな図書館(東中野・江古田図書館を受託)副理事長

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沢辺の今日この頃-01[2009.2.16-20]

2009-02-20 沢辺 均

前からやりたいな、と思っていた事に、沢辺の日誌メモを、この「ポットの日誌」に載せる事がある。
途中で、続かなくなるかもしれないけど、そんときはそんときで、ともかくやってみる事にする。

タイトルは「沢辺の今日この頃」。
これを書くために前から考えていたルールは
●続かなくても、自分をゆるす
●書かなくても無理してさかのぼらず、その日から再開する
●できるだけ内容は薄くして、続けることを優先する
などなどです。

ポットというところで、どんな事が起こっているのか、という一端を知ってもらう事で、
存在にリアリティを持ってもらえればいいな、というのがまあ目的です。

まず、今日から。

●2009.02.16月
手帖に予定のない日。一日、机で作業。
●2009.02.17火
・事務所のあるマンションの管理組合理事会
・編集プロダクションとして仕事をさせてもらっているS社にデザインの打合せに行く。
・Tという出版社のPR用冊子の打合せ。デザイナーとして参加したわけだけど、どんな内容にするかというところからの打合せ。その後、そこの編集者たちと食事。オシャベリしすぎました。
安い、町の中華料理屋。すごくうまい。
●2009.02.18水
・朝一に弁護士事務所へ。ポットの出版物のことについて法的な相談。
・ソフトバンクの「ホームアンテナ」の自宅への設置工事。繋がるようになった。
・原田隆史(慶応大教授)とランチ。日高と三人。
図書館システム、そのオープンソースソフト制作の話、書誌情報の話などなど
・夜は、ポット出版の写真集のための対談。写真を撮った山中学さんと都築饗一さん、タコシェ・中山さんにも同席してもらって。山中さんのスゲー面白い話。
●2009.02.19木
・昼前に週一回の出版会議
・13時から、国立国会図書館で話をさせてもらう。(レジュメ公開してる)
 夜はそのまま、国会図書館の人と飲む。大いに盛り上がる。湯浅さんとも会えた、話せた。
●2009.02.20
・昼前は、週一回のポット会議
できるだけ短くするようにしてる。約30分。
造本装幀コンクールにポット出版から出品するものもみんなで選ぶ。
・さまざまな雑用を、ガンガン片づける。
・千駄ヶ谷までちょっと野暮用。
明日は人間学アカデミーの事務局会議と山形浩生さんの3回目最終回の講義。したがって夜は懇親会の予定。

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20090219国会図書館研修で話したレジュメ

2009-02-20 沢辺 均

02/19木に、国立国会図書館で話させてもらいました。
1部・2部の2回戦。
1部が、納本制度調査班・意見聴取会「納入率調査の方法と納入律向上のための方策について」で、
2部が、収集書誌部部内研修/館内公開座談会「日本における出版情報の作成過程とその流通の現状について」
ポットの著者である、湯浅さんに講師としてお声がかかったところ、湯浅さんが「沢辺にも喋らせろ」といって、
話をする機会をもらいました。

版元ドットコム
などで書誌情報の出版社からの発信に取り組んだり、
JPOで、商品基本情報=出版界が書誌データベースを作る事に取り組んだりしていて、
国会図書館にやってもらいたい事が、山ほどあったので、嬉しい機会でした。

そん時のレジュメと、チャート・資料を置いておきます。

レジュメは下に直接貼っておきます。
チャートと資料はPDFにして、ダウンロードできるようにしました。

●チャート・資料は→ 20090219_ndl_sawabe.pdf 14.7MB

レジュメは、ここから■■■■■■■■■■■■■■■
第1部●レジュメ
納本制度調査班・意見聴取会「納入率調査の方法と納入律向上のための方策について」
2009.02.19木 13時30分〜15時00分 
沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)

■ 納入率向上のための方策

●課題は
○出版者(出版社/官庁/個人、、、)のインセンティブアップ
納本(データ提供)するいいことがある
図書館で選書の対象になりやすいのではないか/一人前の出版物のように思われる(自費出版)
pdf化が楽である(官庁)/だれもが見る事のできるデータベースに登録される(官庁)
○一足飛びに現物の収集を目的にするのではなく、まず存在データ(書誌データなど)の収集が有効だと思う
・収集率調査の基礎数字になる(これが調査の最大の難しさのように思える)

●インセンティブ向上ということ 出版社の書誌データ+在庫情報の意識は、知らんぷり→自らつくるに変わってきた
○アマゾン 在庫情報を「見える化」/事前も事後も 業界をめぐったアマゾン抗議のメール
○版元ドットコム137社(2000年=34/35/43/43/52/72/93/117/137)
○VAN 約250社→約400社弱
○商品基本情報センター 承諾書859社 2009.01
→自分の利益は最大化する→インセンティブ

●存在データの収集
○情報・データの収集の基本的な考え方
・体系的に集めるのはむずかしい(上意下達型)
・カオスのように、ともかく集めて、一つの入れ物にいれ、検索で活用
 Google/OSのファイル管理(ディレクトリ整理式から、検索式)/メール管理(フォルダ振り分けから、検索)
・公開が重要(アマゾンの例)
○存在することのデータがあれば、自動的に納入依頼リストをつくれるのでは?
○存在することのデータが公開されていれば、国会図書館が求めている事を日常的に告知できる

●インセンティブ/存在データ収集(=納入率向上)のためのいくつかのアイディア
○出版社・出版業界との書誌情報の共同制作
○官庁出版物 納本に気付くキッカケ
・ISBNをつける/ISBN管理・登録データベース/できればバーコードダウンロードサービスなども
 PDFアップロード、データ保存データベースとかはできないか?
 スキャニングサービス
○図書館業界全体で役割分担ができないか?
・国会+都道府県は網羅的な収集と保存を
・市区町村は、地域資料(自費出版なども)・行政資料
・これらをデータベースサイト(国会設置)にネットワークから登録(版元ドットコム書誌データ登録のように)
○カタログやデータを買えないか?
『雑誌新聞総カタログ』『日本の古本屋さん』のデータ/タコシェ(中野ブロードウエィのミニコミ書店)のデータベース
行政情報センターのデータ JASRACにはないか?
○「出版物に当たらないとう認識」「流通している雑誌と当館の雑誌定義がことなる』
・いったん、すべてを収集対象にする
 対象に絞ると、対象であるかないかのジャッジが先にくる。すべてを対象にして収集してから廃棄(書誌データはのこす)+PDF化
・データ収集を優先する
・現物がある(書誌データもある)>書誌データはある現物ない>現物も書誌データもない

●おまけ
納本・納入率という「表現」=言葉に抵抗がある

第2部●レジュメ
部内研修/館内公開座談会「日本における出版情報の作成過程とその流通の現状について」
2009.02.19木 15時30分〜17時30分 人事課新館3階会議室/関西館第一研修室
沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)

★いただいたお題

■01■ 日本の出版情報の作られた方──どこで誰が何のためにどのように作成しているのか
(海外と比較して日本の特徴があればそれも)
■02■ 日本の出版情報の流通状況──どこでどのように使われているか
(海外と比較して日本の特徴があればそれも)
■03■ 国立国会図書館がはたす役割とは

★今回のレジュメ

■01■ ポット出版○新刊発行時の営業活動──書誌情報を中心に

→別紙、チャート/資料を参照してください。

■02■ 書誌情報のつくられていると思われる場所
 (JPO大江常任理事に協力していただきました)

1.現状
○出版社ないし出版社団体
・各出版社HP メールニュース 
・各出版社 新刊案内(読者向け・書店向け・図書館向け) PR誌 等
・出版社団体のHP 版元ドットコム・ブックメール倶楽部・梓会・人文会・歴懇 等
・出版社団体の新刊案内 梓会・大学出版部協会・歴懇・工学書協会 ほか
・目録刊行会(事務局トーハン、工学書は日販、辞典目録は日教販)
・書協(JPO) データベース
○取次
・週報・速報 ほか書店への新刊案内
・配本用データ(仕入部作成)→流通用データ(注文対応)→Web用データ←図書館用データ(マーク) 書店用データ
・書籍データセンター(書協・取協・日書連・図書館協会共同出資でスタート) トーハン・TRC・日書連が使用
・神田村のいくつかは大阪屋から、中央社はトーハンから提供を受ける
○BookPage(BookPlus) 紀伊國屋・日外アソシエーツ・トーハン・日販
○書店
・大書店 トーハン・日販のデータ プラス 書協データ・独自仕入データ等をミックス
・Web書店 基本は取次から 他に出版社から独自に入手
・日書連 書協データを購入
○図書館納入業者
・TRC 日販 大阪屋 日書連
○図書館
・国会図書館
・NII WebCat
 

■03■ 国立国会図書館がはたす役割とは

○全国民(全国の図書館含む)に発行後直ちにマークを提供(←一般国道並のスピード)
・書店発売日数日以内に
・書名/ISBN、、、、など、最低限受け入れ・貸し出しのできるデータを
(完成版はその後ゆっくり)
・無料で

○書誌情報の制作を出版社/出版業界と共同して制作を(←高速道路)
・国会図書館との心理的な垣根の打破・信頼関係づくりを、共同作業から
・公共機関などは第一部のレジュメ参照

○著作権者データベースはできないか?(←徐行)
・著者探しの困難
・供託制度ではなく、著作者データベースへの著者の登録で、著作権(財産権)の確定
・著作権は、無断で使わせない権利(もちろんこれは必要だが)でなく、より多く使うための権利では(もちろん対価は必要だが)

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転機の季節?

2009-02-19 尹 良浩

ふと気付くと髪の毛が伸びきって長州小力みたいになっていたので、髪を切りにいきました。

そうしたら、ここ5年ほどずっと髪を切ってもらっていた美容師さんが3月で退職されるとのこと。地元に戻って独立開業の準備をされるんだそうです。

仕事に関してアクションを起こすなら30歳が区切り、とどこかで聞いたことがありますが、その方は私の3つ年上で確かに年の頃はそんなもの。腕の良い方なので、きっと成功されると思います。すぐ伸びそうなので、退職される前にまた行ってこようと思います。

さて、そうすると私の髪は今後どうすりゃいいんだ?ということになります。もう面倒だし、家の近くですまそうか、何て考えていたら、すごい地位の高そうな肩書きのついた人が、「俺がやるよ」と若手の人をどかして私にシャンプーをしてくれます。さらには帰り際にまた別の美容師さんに名刺を渡されたりと、アピール攻勢でした。

確かに美容師さんが去るとともに、その担当だった客も去ってしまっては困る訳で、店としては当然です。また、美容師は勤めていても独立事業主。担当が浮く客はチャンスでもあるということでしょう。

環境を変えて新しいチャレンジをする人、その場に残って更なる高見を目指す人、社会で頑張っている人たちの縮図を見たかのようでした。

そういう新しいチャレンジへの「気概」と更なる高見を目指すための「積極性」。自分に足りていないものが直接自分を対象に行われて、何か現実を見た気分です。

3月が終わればポットに入って丸2年。否応無しにやってくるアラサーに向け、環境を変えるか、その場で高見を目指すかが悩めるくらいにはなっておかねばと思います。3年目を大切な年にしたいです。

さて、そんなワタクシの2年目の終り・3月に新刊がバンバン出ますよ!
岩松了著『船上のピクニック』予約受付中です!
山田広野著『山田広野の活弁半生劇場』(情報近日アップします)
その他にも2冊刊行予定です。

なんか振り返ると見本出しにいくのも半年ぶり。腕が鳴っております。
営業も今度こそ行くぞー、と気分だけは準備万端な今日この頃です。

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回転

2009-02-16 山田 信也

DTPの作業をしていると、アプリケーションの操作で、本当に小さくてどうでもいいようなことなのですが、時々、あれ、これってこんな動きをするんだっけ??と思わずいぶかしんでしまうことがあります。ここのところ不審に思っていたのが、InDesignで、画像を配置したフレームを回転するとき、黒矢印こと選択ツールで、フレームを選択し、コントロールパレットで、適当な角度を入力します。こちらとしては、画像の入ったフレームが、画像もろともくりんと回転することを期待するわけですが、その期待は裏切られ、フレームだけが中身の画像を置き去りにしたまま回転し、おかしな具合になります。そんなはずはない、おまえはそんな子じゃなかったはずだ、と思って、ふと、はすむかいの上野が席をはずしたスキに上野のマシンのInDesignでも試してみたところ、、こちらでは、期待どおり画像もろとも回転します。というわけで、これって OS X 10.5 レパードさんとInDesign CS の相性なのでしょうか。マシンを10.5に変えてから、という確信はないのですが、以前は、自分のマシンでもフレームと画像が一緒にくりんと回転してくれていたように思うのです。まったくちょっとしたことなのですが、微妙に効率悪いです。

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明日は休みだ

2009-02-10 高橋 大輔

前回の僕の日記を読んだ先輩(SM関係)から昨夜電話をもらいました。
「浅草橋のやきとん、いいの?」
「最高です」
「じゃあ、行こう。行くとき電話してよ」
「ああ、僕家近いんでいつでも大丈夫ですけど、明日とかどうですか?」
「わかった」
ハードボイルドなまでの会話の早さで、今夜、痛飲決定です。

明日は休みだし、糸の切れた凧みたいになるまで飲もう。
そして、隅田川に飛び込もう。
それでは、お疲れ様です!!

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たみおのしあわせ

2009-02-10 那須 ゆかり

今日、劇作家の岩松了さんと3月に刊行予定の脚本『船上のピクニック』の打ち合わせで会いました。
ポットへのおみやげに岩松さんが監督した映画『たみおのしあわせ』のDVDもらいました。
これから店頭に並ぶそうです。
オダギリジョー、原田芳雄、麻生久美子、大竹しのぶ、小林薫、忌野清志郎、石田えり、富士眞奈美といった芸達者な面々の豪華キャストです。地味な好青年という役どころのオダギリジョーもなかなかすてきです。でも足が長すぎる。
私は映画館に観に行きましたが、観終わって席を立つ時、中高年カップルと女性一人の観客が多かったのにちょっと驚きました。でもよく考えたら、私も中高年で女一人でした。
ところで、戯曲に続き、岩松さんのコラム集も予定しています。乞うご期待!

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突撃! ポットの晩ごはん

2009-02-06 小久保 由美

今日の晩ごはんは、社長のポケットマニーで寿司ぱーりーでした。


特上寿司たち。他にも、ばら寿司、太巻き、海鮮サラダなどなど。


たまごを食べる本日のスポンサー。


そして水面下で虎視眈々と狙う鉄さん。

げふ満腹。
ごちそうさまでした。

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酒飲みたい

2009-02-05 高橋 大輔

自宅最寄り駅の一駅手前、浅草橋駅西口の立ち飲み屋は最高だ。
安い。それに尽きる。焼き物は一串100円、その他のつまみは50円〜、酎ハイは280円。
ここの酎ハイは濃い。氷はなし、で一気に呷ると胃が熱くなる。
酎ハイ、煮込みとレバ刺しで530円。1時間で4杯くらい飲み、たった1500円でフラフラになって自宅まで歩いて帰る。

作業服を着たナイスミドルたちに囲まれて飲む酒は楽しい。冬だからか、このお店では保温ポットに入った6合入りの熱燗(多分1500円)がバンバン売れる。で、みんなそれをここはビアガーデンかと見紛うピッチでがんがん飲む。すごすぎる。はやくこんな漢(おとこ)になりたい。

コートからマフラーまで全身がもつ焼き臭くなるのが難点といえば難点だが、今日も多分、行く。

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格差/派遣切り

2009-02-03 沢辺 均

格差や派遣、派遣切りの議論が活発だ。
いままで、ほとんど関心を引かなかったことが議論されるのはいいことだし、
これをキッカケに、本当の意味のワークシェアリングが検討されても欲しい。

この事に最近考えるいくつかのことを書いてみる。

・山谷のどや街なんかで日雇いをつづけてきたけど、 続きを読む…

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量子コンピュータ

2009-01-30 佐藤 智砂

仕事で量子コンピュータについて取材をした。

「0」でもあり同時に「1」でもあるって、どういうことなんでしょ?

さっぱりわかりません。

20世紀を代表する物理学者のファインマンという人が

実際それはミステリー以外のなにものでもない、と言っているそうだから

「さっぱりわからん」で当然なんだと、ナットクした仕事でした。

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ベルリン映画祭に行ってきます!

2009-01-29 五賀 雅子

ベルリン国際映画祭」に
休暇をもらって、行ってきます!
第59回目の今年は、2月5日〜15日まで。
プレスパスをもらっているので、金熊賞を争うコンペティション部門を中心に
30本近くを見る予定です。
ポットのサイトで「ベルリン国際映画祭レポート」(マガジンポットのところを見てね!)を
毎日書くので、みなさん、のぞいてみてくださいね。

なお、日本からは、フォーラム部門に園子温監督の「愛のむきだし」、想田和弘監督の「精神」が招待されています。

今回、映画祭は10日間ですが、前後含めて、3週間近くもお休みをもらいます。
太っ腹な社長をはじめ、留守中の仕事を引き受けてくれる智砂さんや、上野(強調!)に、
感謝、感謝です。お土産買ってくるからね〜!

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りっぽんさんによろしくです。

2009-01-22 大田 洋輔

いまだ社内に自分の席がありませんが、今月いっぱいで実家からも追い出され、一人で暮らし始めます。

中学高校時代を過ごし、いつか住んでみたいなーと思っていた愛着のある街、江古田で物件を探し始めたのが、今月の頭。

気に入った部屋も見つかり、この前の土曜日に無事契約も済ませたのですが、翌朝不動産屋のお姉さんから届いたメールの最後に、なぜか「りっぽんさんによろしくです。」と書いてあったので頭を抱えてしまいました。
(※りっぽんというのは、私が好きなアイドルの名前です。1月12日、大学受験のため、所属するグループを卒業してしまいました)

別に恥ずかしいことではなく、むしろ不動産屋のお姉さんの心に「りっぽん」の名を刻み付けることができたのだと思うと誇らしいことでもありそうなのですが、何だか弱みを握られたような気もして…。

内見のときも契約のときもアイドルの「ア」の字も出していないのに、なんでバレたのかな、臭かったのかな、と思ったのですが、考えられる原因は自分が前回書いた日誌しかなく。

次回からはもう少し実のあることを書いて不動産屋さんに対抗しようと思います。

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誕生

2009-01-21 上野 絵美

昨日で23歳になりました。
出生時刻の午前11時にはポットの布団で寝ていて寝坊しました。
母からは、「誕生日おめでとうございます。オバマ大統領誕生もおめでとうございます」というメールをもらいました。オバマのくだりはスルーしてよいものか…
ちなみに昨日は一日、パジャマで過ごしていました。
別に誕生日だからといって特別なことはないものです。特にうれしいこともなく…
あっ、今週末、国技館へ大相撲初場所千秋楽見に行きます。これは非常に楽しみです。

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方言の話とバサラ人間告知

2009-01-21 和田 悠里

口には出しませんが、頭の中ではしょっちゅう「やいやい」「やっきりする」という方言を使っています。
なにかにつけて「やいやい、やっきりしちゃうなー」など。これは結構染み付いていて、抜けません。
「やいやい」は、「おいおい」「あらあら」と「やれやれ」を混ぜたような意味で、
「やっきりする」は、「がっかりする」と「やんなっちゃう」と「まいる」と「やれやれ」を
混ぜたような意味の静岡弁です。普通、ちょっと困ったなくらいの深刻さで使います。
どうにも、「やいやい」「やっきり」のニュアンスに変わる言葉が見つからないのです。
ソフトが強制終了した瞬間にはたいてい言っています。

週末、法事で久々に親族一同が揃った時は、あちこちの席で「景気が悪くてやっきり」とか
「こないだ旦那が体調崩してやっきり」とかが聞こえてきたので、
私もここぞとばかりに「やっきり」を使って話してきました。
やっきりした話をしてるのにニヤニヤしました。

話は変わりますが、ポットが制作にかかわっている映画「バサラ人間」の公開日が決まりました。
2009年3月28日渋谷ユーロスペースにてレイトショーです。

ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/index.html

映画詳細ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

映画 バサラ人間
77分/カラー/HD/ステレオ/2009年作品/配給スローラーナー

69年≒現代サイケデリック・レトロフューチャー!
新宿を舞台に繰広げるファッショナブルな変態群像劇。

原作は孤高のイラストレーター・長尾みのるの一大傑作「イラストーリー バサラ人間」(1969年刊行)。主演は「モデル出身俳優」のパイオニア、団時朗。音楽はサイケデリックの大御所、J・A・シーザー。助演にはおそらく日本最高の出演本数を誇る、ピンク映画界伝説の俳優・野上正義と史上最大の自主映画『戦争の犬たち』のプロデューサー兼主演の飯島洋一。監督は本作が本格長編第一弾となる、活弁映画監督の山田広野。

STORY
時代の寵児、ファッションデザイナーのアナニス・オナニスが提唱する「バサラ」というライフスタイル。
その渦中でアイドル・ピチャ、美少女モモコに降りかかる変態達の歪んだ欲望。
時間・性差・階級等全ての壁を自由にすり抜ける不思議な人間・ナッグ。
次第に明かされるナッグの謎が、オナニスの嘘を解き明かしていく……
カルト的な人気を確立した山田広野が、リヴィング・レジェンド達と織り成すファッショナブルな変態群像劇。

原作は孤高のイラストレーター・長尾みのるの一大傑作「イラストーリー バサラ人間」(1969年刊行)。主演は「モデル出身俳優」のパイオニア、団時朗。音楽はサイケデリックの大御所、J・A・シーザー。助演にはおそらく日本最高の出演本数を誇る、ピンク映画界伝説の俳優・野上正義と史上最大の自主映画『戦争の犬たち』のプロデューサー兼主演の飯島洋一。監督は本作が本格長編第一弾となる、活弁映画監督の山田広野。

キャスト
団時朗
采花
仲村みう
久世律
OKIBA
佐々木ユメカ
沢田王子
演劇実験室◎万有引力
デリシャスウィートス
飯島洋一
野上正義
根岸季衣
螢雪次朗

スタッフ
監督◎山田広野
原作◎長尾みのる「イラストーリーバサラ人間」(よるひるプロ)
音楽◎J・A・シーザー(「演劇実験室◎万有引力」主宰)
脚本◎渦匁悠一郎/北庄司知宜/山田広野 プロデューサー◎北庄司知宜 
エグゼクティブ・プロデューサー◎飯島洋一/沢辺均 
撮影◎三本木久城 
照明◎安部力 
録音◎小林徹哉 
美術◎田村拓 
メイクデザイン・衣裳◎チャーマァ●ハイヂ
製作◎映画『バサラ人間』製作委員会 [ヤリタイ・ピクチャーズ 株式会社スタジオ・ポット(ポット出版) 株式会社 汎企画] 
〒150-0001 渋谷区神宮前2-33-18-303 03-3478-1774

http://basaraningen.com/
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「不景気でやっきり」していた和田の伯父さん(静岡でレトロ古道具屋経営)も大注目!
(静岡での上映予定ありませんが)「バサラ人間」お楽しみに!

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大変なことです

2009-01-19 高橋 大輔

以前お世話になっていた会社が、来月末、大幅な人員整理をする予定、という話を聞きました。

現在16〜17人くらいの編集部員が、8人くらい減るそうなので、規模は約半分になるようです。
どうなるんだろ。グループ会社に移動するのか、退職となるかで大きく話は変わると思うのですが。
前々からずーっと言われていたことなんだけど、本当に今、アダルト誌業界は厳しいみたいです。
何度も何度も言われていることでも、実際自分の身の周りで起こってみると重みが違う。

最近、コンビニでよく見るアダルト誌は、お宝雑誌やDVDメーカーのサンプル集が多い。
つまり撮りおろしをしなくて作れる、撮影という一番銭のかかる(モデル代、カメラマン代、スタジオ料など)コンテンツがない雑誌が多い。
ライターの安田理央が「エロの敵」という本で「今後は撮影の出来ない編集者が増えていく一方だろう」と書いていましたが、本当にその通りになってきた。
とにかく、コストを切り詰めて雑誌作りをしなくてはならない、という辛い状況です。

でも、いつからだろう。僕が入社した2002年ごろにはこんな状況考えられなかったはず。
アルバイトの身でも残業手当、休日手当でけっこう稼げたし、ボーナスも少しは貰えてた。
あと、一日1000円の食事手当。これはすごいありがたかった。とりあえず、食べることの心配は一切ない。会社の近所に銭湯もあったし、倉庫には蒲団が常時敷かれていた。天気がいい日はビルの窓に干したりした。で、半年いたらまず間違いなく正社員になれた。
撮影後の打ち上げも一軒目までは会社が負担してくれたし、打ち合わせも同様。どうしても雑誌の編集者になりたい、と卒業後も無職で就職活動を続けていた友人にこの業界に入ることを進めたら「エロは嫌だ」とか言っていて本当に馬鹿なんじゃないか、と思った。とにかく、悪い世界ではなかったのです。
6年でこうも変わってしまうことに寂しさを覚えます。「エロは不況に強い」なんて定説ももう、終わりです。オジサンは悲しい。

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目録にISBNをつけてみる

2009-01-17 尹 良浩

ついにできました、ポット出版初の図書目録、『ポット出版図書目録2009』

これで書店さんや読者の方々から目録の請求がきても「弊社は目録がありません。一覧注文用紙ならありますのでこれで勘弁して下さい」と心苦しくも言わなくてもいい。目録があると、ちょっと出版社っぽい感じもします。いや、なくても出版社なのですが。

さて、今回の目録は、実験を兼ねてISBNをつけてみました。ISBNとは何か、日本図書コード管理センターによると以下のように書かれています。

どの国の、何と言う出版者の、どのようなタイトルの書籍であるかを特定でき、容易に検索できる基盤となる番号を決定するシステムが「ISBN」(International Standard Book Number)つまり国際標準図書番号です。

導入の歴史的経緯や意義については湯浅俊彦著『出版流通合理化構想の検証』『日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義』をぜひお読み下さい。

そんなISBNを目録につけるというのは、あまり聞きません。私も見たことがあるのは、取次にある目録刊行会が出している目録、例えば『部落解放・人権図書目録』のようなものくらいです。リンクをクリックしていただければ解る通り、アマゾンでも微妙な値段で注文が出来るようになっています。

それではポットの目録でISBNをつけてみて、通常の新刊と同じように書誌登録を進めたらどうなるか、という実験です。もし登録が受け入れられれば、取次経由で目録を送ったり、amazonなどはさすがにキツいとしても、MARKに登録されたり、ということが可能なのだろうか。また、もし出来ないとするとそれはなぜなのかが解り、流通がどのようなルールで回っているのか、解っていそうで実は誰も解ってない部分がちょっとだけ見えるかもしれません。大げさですが。

で、以下のようなことをやってみてます。成果は以下の通りです。

書協DBへの登録→×(書協DBは「販売目録」なので0円のものは登録出来ない、とのこと)
取引取次への見本発送
トーハン→×(電話で事前に聞いたら登録しませんと言われました。これも「商品」でないため)
日販
大阪屋
太洋社
栗田→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
中央社→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
出版VANデータへの登録→◯(一応しておきました)
国立国会図書館への納本

現時点では上記のような感じです。今後、何らかの進展があったら、記録としてまた報告したいと思います。

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帰省

2009-01-09 山田 信也

正月実家に帰ったら、うちの犬が鈴ちゃんよりちっちゃくなってました。去年帰ったときはうちの犬のほうが大きかったと思ったのですが。あと、ヤマダ電機ができていました。1年あるといろいろ変わりますね。

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印刷のお勉強

2009-01-07 高橋 大輔

印刷と用紙について、シナノ印刷の方にお話を伺いました。
一番勉強になったのが「紙の取り都合」に関することです。

もちろん、どんなものにも規格、というものは存在するわけで、用紙のサイズも然り。たとえば四六全判(788mm×1096mm)という用紙を使用するのであれば、あるサイズの本なら無駄なくきっちり印刷出来るけれども、別のサイズの本だと、上手くサイズが合わず余分な部分(印刷されない、無駄な部分)が大量に出来てしまい、大変効率が悪い、という事態が起こってしまう、ということもあるわけです。

電卓を叩いて、如何に無駄を無くすか考えることも編集者のお仕事、というわけです。
これ上手いこと無駄なく決まったらすげえ気持ちいいだろうな。
早速amazonで「印刷発注のための紙の資料」、買ってみました。これを読んで勉強してみます。そして今日書いた2段落目の部分を書き直します。わかりにくい文章を書く、ということは自分の中で全然咀嚼出来ていない、ということだと思うので。要反省、ですね。

わお、今日で1ヶ月です。

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そういえば

2009-01-06 高橋 大輔

昔実家で犬を飼っていました。
小さい柴犬で、人が訪ねてくると狂ったように吠えまくる、愛らしいバカ犬でした。

というわけで、背後で鉄&すずがバタバタとじゃれ合っていても特に気にならず作業出来ます。
面接のとき、膝にすずの鼻息を感じたときはさすがに気が動転しましたが。

知り合いに、犬を絶妙な強さで甘噛みして、怒るか怒らないか、ギリギリのところでスリルを味わう人がいます。
初めてその話を聞いたとき、「この人は本当にすごい人だ」と感動しました。だって、犬、噛むか?
今までそんな話、すっかり忘れていましたが、たまに鉄の柔らかくてよく伸びる顎肉を甘噛みたい衝動に駆られます。

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