20090219国会図書館研修で話したレジュメ

2009-02-20 沢辺 均

02/19木に、国立国会図書館で話させてもらいました。
1部・2部の2回戦。
1部が、納本制度調査班・意見聴取会「納入率調査の方法と納入律向上のための方策について」で、
2部が、収集書誌部部内研修/館内公開座談会「日本における出版情報の作成過程とその流通の現状について」
ポットの著者である、湯浅さんに講師としてお声がかかったところ、湯浅さんが「沢辺にも喋らせろ」といって、
話をする機会をもらいました。

版元ドットコム
などで書誌情報の出版社からの発信に取り組んだり、
JPOで、商品基本情報=出版界が書誌データベースを作る事に取り組んだりしていて、
国会図書館にやってもらいたい事が、山ほどあったので、嬉しい機会でした。

そん時のレジュメと、チャート・資料を置いておきます。

レジュメは下に直接貼っておきます。
チャートと資料はPDFにして、ダウンロードできるようにしました。

●チャート・資料は→ 20090219_ndl_sawabe.pdf 14.7MB

レジュメは、ここから■■■■■■■■■■■■■■■
第1部●レジュメ
納本制度調査班・意見聴取会「納入率調査の方法と納入律向上のための方策について」
2009.02.19木 13時30分〜15時00分 
沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)

■ 納入率向上のための方策

●課題は
○出版者(出版社/官庁/個人、、、)のインセンティブアップ
納本(データ提供)するいいことがある
図書館で選書の対象になりやすいのではないか/一人前の出版物のように思われる(自費出版)
pdf化が楽である(官庁)/だれもが見る事のできるデータベースに登録される(官庁)
○一足飛びに現物の収集を目的にするのではなく、まず存在データ(書誌データなど)の収集が有効だと思う
・収集率調査の基礎数字になる(これが調査の最大の難しさのように思える)

●インセンティブ向上ということ 出版社の書誌データ+在庫情報の意識は、知らんぷり→自らつくるに変わってきた
○アマゾン 在庫情報を「見える化」/事前も事後も 業界をめぐったアマゾン抗議のメール
○版元ドットコム137社(2000年=34/35/43/43/52/72/93/117/137)
○VAN 約250社→約400社弱
○商品基本情報センター 承諾書859社 2009.01
→自分の利益は最大化する→インセンティブ

●存在データの収集
○情報・データの収集の基本的な考え方
・体系的に集めるのはむずかしい(上意下達型)
・カオスのように、ともかく集めて、一つの入れ物にいれ、検索で活用
 Google/OSのファイル管理(ディレクトリ整理式から、検索式)/メール管理(フォルダ振り分けから、検索)
・公開が重要(アマゾンの例)
○存在することのデータがあれば、自動的に納入依頼リストをつくれるのでは?
○存在することのデータが公開されていれば、国会図書館が求めている事を日常的に告知できる

●インセンティブ/存在データ収集(=納入率向上)のためのいくつかのアイディア
○出版社・出版業界との書誌情報の共同制作
○官庁出版物 納本に気付くキッカケ
・ISBNをつける/ISBN管理・登録データベース/できればバーコードダウンロードサービスなども
 PDFアップロード、データ保存データベースとかはできないか?
 スキャニングサービス
○図書館業界全体で役割分担ができないか?
・国会+都道府県は網羅的な収集と保存を
・市区町村は、地域資料(自費出版なども)・行政資料
・これらをデータベースサイト(国会設置)にネットワークから登録(版元ドットコム書誌データ登録のように)
○カタログやデータを買えないか?
『雑誌新聞総カタログ』『日本の古本屋さん』のデータ/タコシェ(中野ブロードウエィのミニコミ書店)のデータベース
行政情報センターのデータ JASRACにはないか?
○「出版物に当たらないとう認識」「流通している雑誌と当館の雑誌定義がことなる』
・いったん、すべてを収集対象にする
 対象に絞ると、対象であるかないかのジャッジが先にくる。すべてを対象にして収集してから廃棄(書誌データはのこす)+PDF化
・データ収集を優先する
・現物がある(書誌データもある)>書誌データはある現物ない>現物も書誌データもない

●おまけ
納本・納入率という「表現」=言葉に抵抗がある

第2部●レジュメ
部内研修/館内公開座談会「日本における出版情報の作成過程とその流通の現状について」
2009.02.19木 15時30分〜17時30分 人事課新館3階会議室/関西館第一研修室
沢辺均(ポット出版/版元ドットコム)

★いただいたお題

■01■ 日本の出版情報の作られた方──どこで誰が何のためにどのように作成しているのか
(海外と比較して日本の特徴があればそれも)
■02■ 日本の出版情報の流通状況──どこでどのように使われているか
(海外と比較して日本の特徴があればそれも)
■03■ 国立国会図書館がはたす役割とは

★今回のレジュメ

■01■ ポット出版○新刊発行時の営業活動──書誌情報を中心に

→別紙、チャート/資料を参照してください。

■02■ 書誌情報のつくられていると思われる場所
 (JPO大江常任理事に協力していただきました)

1.現状
○出版社ないし出版社団体
・各出版社HP メールニュース 
・各出版社 新刊案内(読者向け・書店向け・図書館向け) PR誌 等
・出版社団体のHP 版元ドットコム・ブックメール倶楽部・梓会・人文会・歴懇 等
・出版社団体の新刊案内 梓会・大学出版部協会・歴懇・工学書協会 ほか
・目録刊行会(事務局トーハン、工学書は日販、辞典目録は日教販)
・書協(JPO) データベース
○取次
・週報・速報 ほか書店への新刊案内
・配本用データ(仕入部作成)→流通用データ(注文対応)→Web用データ←図書館用データ(マーク) 書店用データ
・書籍データセンター(書協・取協・日書連・図書館協会共同出資でスタート) トーハン・TRC・日書連が使用
・神田村のいくつかは大阪屋から、中央社はトーハンから提供を受ける
○BookPage(BookPlus) 紀伊國屋・日外アソシエーツ・トーハン・日販
○書店
・大書店 トーハン・日販のデータ プラス 書協データ・独自仕入データ等をミックス
・Web書店 基本は取次から 他に出版社から独自に入手
・日書連 書協データを購入
○図書館納入業者
・TRC 日販 大阪屋 日書連
○図書館
・国会図書館
・NII WebCat
 

■03■ 国立国会図書館がはたす役割とは

○全国民(全国の図書館含む)に発行後直ちにマークを提供(←一般国道並のスピード)
・書店発売日数日以内に
・書名/ISBN、、、、など、最低限受け入れ・貸し出しのできるデータを
(完成版はその後ゆっくり)
・無料で

○書誌情報の制作を出版社/出版業界と共同して制作を(←高速道路)
・国会図書館との心理的な垣根の打破・信頼関係づくりを、共同作業から
・公共機関などは第一部のレジュメ参照

○著作権者データベースはできないか?(←徐行)
・著者探しの困難
・供託制度ではなく、著作者データベースへの著者の登録で、著作権(財産権)の確定
・著作権は、無断で使わせない権利(もちろんこれは必要だが)でなく、より多く使うための権利では(もちろん対価は必要だが)

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転機の季節?

2009-02-19 尹 良浩

ふと気付くと髪の毛が伸びきって長州小力みたいになっていたので、髪を切りにいきました。

そうしたら、ここ5年ほどずっと髪を切ってもらっていた美容師さんが3月で退職されるとのこと。地元に戻って独立開業の準備をされるんだそうです。

仕事に関してアクションを起こすなら30歳が区切り、とどこかで聞いたことがありますが、その方は私の3つ年上で確かに年の頃はそんなもの。腕の良い方なので、きっと成功されると思います。すぐ伸びそうなので、退職される前にまた行ってこようと思います。

さて、そうすると私の髪は今後どうすりゃいいんだ?ということになります。もう面倒だし、家の近くですまそうか、何て考えていたら、すごい地位の高そうな肩書きのついた人が、「俺がやるよ」と若手の人をどかして私にシャンプーをしてくれます。さらには帰り際にまた別の美容師さんに名刺を渡されたりと、アピール攻勢でした。

確かに美容師さんが去るとともに、その担当だった客も去ってしまっては困る訳で、店としては当然です。また、美容師は勤めていても独立事業主。担当が浮く客はチャンスでもあるということでしょう。

環境を変えて新しいチャレンジをする人、その場に残って更なる高見を目指す人、社会で頑張っている人たちの縮図を見たかのようでした。

そういう新しいチャレンジへの「気概」と更なる高見を目指すための「積極性」。自分に足りていないものが直接自分を対象に行われて、何か現実を見た気分です。

3月が終わればポットに入って丸2年。否応無しにやってくるアラサーに向け、環境を変えるか、その場で高見を目指すかが悩めるくらいにはなっておかねばと思います。3年目を大切な年にしたいです。

さて、そんなワタクシの2年目の終り・3月に新刊がバンバン出ますよ!
岩松了著『船上のピクニック』予約受付中です!
山田広野著『山田広野の活弁半生劇場』(情報近日アップします)
その他にも2冊刊行予定です。

なんか振り返ると見本出しにいくのも半年ぶり。腕が鳴っております。
営業も今度こそ行くぞー、と気分だけは準備万端な今日この頃です。

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回転

2009-02-16 山田 信也

DTPの作業をしていると、アプリケーションの操作で、本当に小さくてどうでもいいようなことなのですが、時々、あれ、これってこんな動きをするんだっけ??と思わずいぶかしんでしまうことがあります。ここのところ不審に思っていたのが、InDesignで、画像を配置したフレームを回転するとき、黒矢印こと選択ツールで、フレームを選択し、コントロールパレットで、適当な角度を入力します。こちらとしては、画像の入ったフレームが、画像もろともくりんと回転することを期待するわけですが、その期待は裏切られ、フレームだけが中身の画像を置き去りにしたまま回転し、おかしな具合になります。そんなはずはない、おまえはそんな子じゃなかったはずだ、と思って、ふと、はすむかいの上野が席をはずしたスキに上野のマシンのInDesignでも試してみたところ、、こちらでは、期待どおり画像もろとも回転します。というわけで、これって OS X 10.5 レパードさんとInDesign CS の相性なのでしょうか。マシンを10.5に変えてから、という確信はないのですが、以前は、自分のマシンでもフレームと画像が一緒にくりんと回転してくれていたように思うのです。まったくちょっとしたことなのですが、微妙に効率悪いです。

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明日は休みだ

2009-02-10 高橋 大輔

前回の僕の日記を読んだ先輩(SM関係)から昨夜電話をもらいました。
「浅草橋のやきとん、いいの?」
「最高です」
「じゃあ、行こう。行くとき電話してよ」
「ああ、僕家近いんでいつでも大丈夫ですけど、明日とかどうですか?」
「わかった」
ハードボイルドなまでの会話の早さで、今夜、痛飲決定です。

明日は休みだし、糸の切れた凧みたいになるまで飲もう。
そして、隅田川に飛び込もう。
それでは、お疲れ様です!!

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たみおのしあわせ

2009-02-10 那須 ゆかり

今日、劇作家の岩松了さんと3月に刊行予定の脚本『船上のピクニック』の打ち合わせで会いました。
ポットへのおみやげに岩松さんが監督した映画『たみおのしあわせ』のDVDもらいました。
これから店頭に並ぶそうです。
オダギリジョー、原田芳雄、麻生久美子、大竹しのぶ、小林薫、忌野清志郎、石田えり、富士眞奈美といった芸達者な面々の豪華キャストです。地味な好青年という役どころのオダギリジョーもなかなかすてきです。でも足が長すぎる。
私は映画館に観に行きましたが、観終わって席を立つ時、中高年カップルと女性一人の観客が多かったのにちょっと驚きました。でもよく考えたら、私も中高年で女一人でした。
ところで、戯曲に続き、岩松さんのコラム集も予定しています。乞うご期待!

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突撃! ポットの晩ごはん

2009-02-06 小久保 由美

今日の晩ごはんは、社長のポケットマニーで寿司ぱーりーでした。


特上寿司たち。他にも、ばら寿司、太巻き、海鮮サラダなどなど。


たまごを食べる本日のスポンサー。


そして水面下で虎視眈々と狙う鉄さん。

げふ満腹。
ごちそうさまでした。

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酒飲みたい

2009-02-05 高橋 大輔

自宅最寄り駅の一駅手前、浅草橋駅西口の立ち飲み屋は最高だ。
安い。それに尽きる。焼き物は一串100円、その他のつまみは50円〜、酎ハイは280円。
ここの酎ハイは濃い。氷はなし、で一気に呷ると胃が熱くなる。
酎ハイ、煮込みとレバ刺しで530円。1時間で4杯くらい飲み、たった1500円でフラフラになって自宅まで歩いて帰る。

作業服を着たナイスミドルたちに囲まれて飲む酒は楽しい。冬だからか、このお店では保温ポットに入った6合入りの熱燗(多分1500円)がバンバン売れる。で、みんなそれをここはビアガーデンかと見紛うピッチでがんがん飲む。すごすぎる。はやくこんな漢(おとこ)になりたい。

コートからマフラーまで全身がもつ焼き臭くなるのが難点といえば難点だが、今日も多分、行く。

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格差/派遣切り

2009-02-03 沢辺 均

格差や派遣、派遣切りの議論が活発だ。
いままで、ほとんど関心を引かなかったことが議論されるのはいいことだし、
これをキッカケに、本当の意味のワークシェアリングが検討されても欲しい。

この事に最近考えるいくつかのことを書いてみる。

・山谷のどや街なんかで日雇いをつづけてきたけど、 続きを読む…

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量子コンピュータ

2009-01-30 佐藤 智砂

仕事で量子コンピュータについて取材をした。

「0」でもあり同時に「1」でもあるって、どういうことなんでしょ?

さっぱりわかりません。

20世紀を代表する物理学者のファインマンという人が

実際それはミステリー以外のなにものでもない、と言っているそうだから

「さっぱりわからん」で当然なんだと、ナットクした仕事でした。

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ベルリン映画祭に行ってきます!

2009-01-29 五賀 雅子

ベルリン国際映画祭」に
休暇をもらって、行ってきます!
第59回目の今年は、2月5日〜15日まで。
プレスパスをもらっているので、金熊賞を争うコンペティション部門を中心に
30本近くを見る予定です。
ポットのサイトで「ベルリン国際映画祭レポート」(マガジンポットのところを見てね!)を
毎日書くので、みなさん、のぞいてみてくださいね。

なお、日本からは、フォーラム部門に園子温監督の「愛のむきだし」、想田和弘監督の「精神」が招待されています。

今回、映画祭は10日間ですが、前後含めて、3週間近くもお休みをもらいます。
太っ腹な社長をはじめ、留守中の仕事を引き受けてくれる智砂さんや、上野(強調!)に、
感謝、感謝です。お土産買ってくるからね〜!

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りっぽんさんによろしくです。

2009-01-22 大田 洋輔

いまだ社内に自分の席がありませんが、今月いっぱいで実家からも追い出され、一人で暮らし始めます。

中学高校時代を過ごし、いつか住んでみたいなーと思っていた愛着のある街、江古田で物件を探し始めたのが、今月の頭。

気に入った部屋も見つかり、この前の土曜日に無事契約も済ませたのですが、翌朝不動産屋のお姉さんから届いたメールの最後に、なぜか「りっぽんさんによろしくです。」と書いてあったので頭を抱えてしまいました。
(※りっぽんというのは、私が好きなアイドルの名前です。1月12日、大学受験のため、所属するグループを卒業してしまいました)

別に恥ずかしいことではなく、むしろ不動産屋のお姉さんの心に「りっぽん」の名を刻み付けることができたのだと思うと誇らしいことでもありそうなのですが、何だか弱みを握られたような気もして…。

内見のときも契約のときもアイドルの「ア」の字も出していないのに、なんでバレたのかな、臭かったのかな、と思ったのですが、考えられる原因は自分が前回書いた日誌しかなく。

次回からはもう少し実のあることを書いて不動産屋さんに対抗しようと思います。

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誕生

2009-01-21 上野 絵美

昨日で23歳になりました。
出生時刻の午前11時にはポットの布団で寝ていて寝坊しました。
母からは、「誕生日おめでとうございます。オバマ大統領誕生もおめでとうございます」というメールをもらいました。オバマのくだりはスルーしてよいものか…
ちなみに昨日は一日、パジャマで過ごしていました。
別に誕生日だからといって特別なことはないものです。特にうれしいこともなく…
あっ、今週末、国技館へ大相撲初場所千秋楽見に行きます。これは非常に楽しみです。

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方言の話とバサラ人間告知

2009-01-21 和田 悠里

口には出しませんが、頭の中ではしょっちゅう「やいやい」「やっきりする」という方言を使っています。
なにかにつけて「やいやい、やっきりしちゃうなー」など。これは結構染み付いていて、抜けません。
「やいやい」は、「おいおい」「あらあら」と「やれやれ」を混ぜたような意味で、
「やっきりする」は、「がっかりする」と「やんなっちゃう」と「まいる」と「やれやれ」を
混ぜたような意味の静岡弁です。普通、ちょっと困ったなくらいの深刻さで使います。
どうにも、「やいやい」「やっきり」のニュアンスに変わる言葉が見つからないのです。
ソフトが強制終了した瞬間にはたいてい言っています。

週末、法事で久々に親族一同が揃った時は、あちこちの席で「景気が悪くてやっきり」とか
「こないだ旦那が体調崩してやっきり」とかが聞こえてきたので、
私もここぞとばかりに「やっきり」を使って話してきました。
やっきりした話をしてるのにニヤニヤしました。

話は変わりますが、ポットが制作にかかわっている映画「バサラ人間」の公開日が決まりました。
2009年3月28日渋谷ユーロスペースにてレイトショーです。

ユーロスペース
http://www.eurospace.co.jp/index.html

映画詳細ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

映画 バサラ人間
77分/カラー/HD/ステレオ/2009年作品/配給スローラーナー

69年≒現代サイケデリック・レトロフューチャー!
新宿を舞台に繰広げるファッショナブルな変態群像劇。

原作は孤高のイラストレーター・長尾みのるの一大傑作「イラストーリー バサラ人間」(1969年刊行)。主演は「モデル出身俳優」のパイオニア、団時朗。音楽はサイケデリックの大御所、J・A・シーザー。助演にはおそらく日本最高の出演本数を誇る、ピンク映画界伝説の俳優・野上正義と史上最大の自主映画『戦争の犬たち』のプロデューサー兼主演の飯島洋一。監督は本作が本格長編第一弾となる、活弁映画監督の山田広野。

STORY
時代の寵児、ファッションデザイナーのアナニス・オナニスが提唱する「バサラ」というライフスタイル。
その渦中でアイドル・ピチャ、美少女モモコに降りかかる変態達の歪んだ欲望。
時間・性差・階級等全ての壁を自由にすり抜ける不思議な人間・ナッグ。
次第に明かされるナッグの謎が、オナニスの嘘を解き明かしていく……
カルト的な人気を確立した山田広野が、リヴィング・レジェンド達と織り成すファッショナブルな変態群像劇。

原作は孤高のイラストレーター・長尾みのるの一大傑作「イラストーリー バサラ人間」(1969年刊行)。主演は「モデル出身俳優」のパイオニア、団時朗。音楽はサイケデリックの大御所、J・A・シーザー。助演にはおそらく日本最高の出演本数を誇る、ピンク映画界伝説の俳優・野上正義と史上最大の自主映画『戦争の犬たち』のプロデューサー兼主演の飯島洋一。監督は本作が本格長編第一弾となる、活弁映画監督の山田広野。

キャスト
団時朗
采花
仲村みう
久世律
OKIBA
佐々木ユメカ
沢田王子
演劇実験室◎万有引力
デリシャスウィートス
飯島洋一
野上正義
根岸季衣
螢雪次朗

スタッフ
監督◎山田広野
原作◎長尾みのる「イラストーリーバサラ人間」(よるひるプロ)
音楽◎J・A・シーザー(「演劇実験室◎万有引力」主宰)
脚本◎渦匁悠一郎/北庄司知宜/山田広野 プロデューサー◎北庄司知宜 
エグゼクティブ・プロデューサー◎飯島洋一/沢辺均 
撮影◎三本木久城 
照明◎安部力 
録音◎小林徹哉 
美術◎田村拓 
メイクデザイン・衣裳◎チャーマァ●ハイヂ
製作◎映画『バサラ人間』製作委員会 [ヤリタイ・ピクチャーズ 株式会社スタジオ・ポット(ポット出版) 株式会社 汎企画] 
〒150-0001 渋谷区神宮前2-33-18-303 03-3478-1774

http://basaraningen.com/
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「不景気でやっきり」していた和田の伯父さん(静岡でレトロ古道具屋経営)も大注目!
(静岡での上映予定ありませんが)「バサラ人間」お楽しみに!

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大変なことです

2009-01-19 高橋 大輔

以前お世話になっていた会社が、来月末、大幅な人員整理をする予定、という話を聞きました。

現在16〜17人くらいの編集部員が、8人くらい減るそうなので、規模は約半分になるようです。
どうなるんだろ。グループ会社に移動するのか、退職となるかで大きく話は変わると思うのですが。
前々からずーっと言われていたことなんだけど、本当に今、アダルト誌業界は厳しいみたいです。
何度も何度も言われていることでも、実際自分の身の周りで起こってみると重みが違う。

最近、コンビニでよく見るアダルト誌は、お宝雑誌やDVDメーカーのサンプル集が多い。
つまり撮りおろしをしなくて作れる、撮影という一番銭のかかる(モデル代、カメラマン代、スタジオ料など)コンテンツがない雑誌が多い。
ライターの安田理央が「エロの敵」という本で「今後は撮影の出来ない編集者が増えていく一方だろう」と書いていましたが、本当にその通りになってきた。
とにかく、コストを切り詰めて雑誌作りをしなくてはならない、という辛い状況です。

でも、いつからだろう。僕が入社した2002年ごろにはこんな状況考えられなかったはず。
アルバイトの身でも残業手当、休日手当でけっこう稼げたし、ボーナスも少しは貰えてた。
あと、一日1000円の食事手当。これはすごいありがたかった。とりあえず、食べることの心配は一切ない。会社の近所に銭湯もあったし、倉庫には蒲団が常時敷かれていた。天気がいい日はビルの窓に干したりした。で、半年いたらまず間違いなく正社員になれた。
撮影後の打ち上げも一軒目までは会社が負担してくれたし、打ち合わせも同様。どうしても雑誌の編集者になりたい、と卒業後も無職で就職活動を続けていた友人にこの業界に入ることを進めたら「エロは嫌だ」とか言っていて本当に馬鹿なんじゃないか、と思った。とにかく、悪い世界ではなかったのです。
6年でこうも変わってしまうことに寂しさを覚えます。「エロは不況に強い」なんて定説ももう、終わりです。オジサンは悲しい。

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目録にISBNをつけてみる

2009-01-17 尹 良浩

ついにできました、ポット出版初の図書目録、『ポット出版図書目録2009』

これで書店さんや読者の方々から目録の請求がきても「弊社は目録がありません。一覧注文用紙ならありますのでこれで勘弁して下さい」と心苦しくも言わなくてもいい。目録があると、ちょっと出版社っぽい感じもします。いや、なくても出版社なのですが。

さて、今回の目録は、実験を兼ねてISBNをつけてみました。ISBNとは何か、日本図書コード管理センターによると以下のように書かれています。

どの国の、何と言う出版者の、どのようなタイトルの書籍であるかを特定でき、容易に検索できる基盤となる番号を決定するシステムが「ISBN」(International Standard Book Number)つまり国際標準図書番号です。

導入の歴史的経緯や意義については湯浅俊彦著『出版流通合理化構想の検証』『日本の出版流通における書誌情報・物流情報のデジタル化とその歴史的意義』をぜひお読み下さい。

そんなISBNを目録につけるというのは、あまり聞きません。私も見たことがあるのは、取次にある目録刊行会が出している目録、例えば『部落解放・人権図書目録』のようなものくらいです。リンクをクリックしていただければ解る通り、アマゾンでも微妙な値段で注文が出来るようになっています。

それではポットの目録でISBNをつけてみて、通常の新刊と同じように書誌登録を進めたらどうなるか、という実験です。もし登録が受け入れられれば、取次経由で目録を送ったり、amazonなどはさすがにキツいとしても、MARKに登録されたり、ということが可能なのだろうか。また、もし出来ないとするとそれはなぜなのかが解り、流通がどのようなルールで回っているのか、解っていそうで実は誰も解ってない部分がちょっとだけ見えるかもしれません。大げさですが。

で、以下のようなことをやってみてます。成果は以下の通りです。

書協DBへの登録→×(書協DBは「販売目録」なので0円のものは登録出来ない、とのこと)
取引取次への見本発送
トーハン→×(電話で事前に聞いたら登録しませんと言われました。これも「商品」でないため)
日販
大阪屋
太洋社
栗田→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
中央社→△(受領書が戻ってきました。OKってこと?)
出版VANデータへの登録→◯(一応しておきました)
国立国会図書館への納本

現時点では上記のような感じです。今後、何らかの進展があったら、記録としてまた報告したいと思います。

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帰省

2009-01-09 山田 信也

正月実家に帰ったら、うちの犬が鈴ちゃんよりちっちゃくなってました。去年帰ったときはうちの犬のほうが大きかったと思ったのですが。あと、ヤマダ電機ができていました。1年あるといろいろ変わりますね。

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印刷のお勉強

2009-01-07 高橋 大輔

印刷と用紙について、シナノ印刷の方にお話を伺いました。
一番勉強になったのが「紙の取り都合」に関することです。

もちろん、どんなものにも規格、というものは存在するわけで、用紙のサイズも然り。たとえば四六全判(788mm×1096mm)という用紙を使用するのであれば、あるサイズの本なら無駄なくきっちり印刷出来るけれども、別のサイズの本だと、上手くサイズが合わず余分な部分(印刷されない、無駄な部分)が大量に出来てしまい、大変効率が悪い、という事態が起こってしまう、ということもあるわけです。

電卓を叩いて、如何に無駄を無くすか考えることも編集者のお仕事、というわけです。
これ上手いこと無駄なく決まったらすげえ気持ちいいだろうな。
早速amazonで「印刷発注のための紙の資料」、買ってみました。これを読んで勉強してみます。そして今日書いた2段落目の部分を書き直します。わかりにくい文章を書く、ということは自分の中で全然咀嚼出来ていない、ということだと思うので。要反省、ですね。

わお、今日で1ヶ月です。

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そういえば

2009-01-06 高橋 大輔

昔実家で犬を飼っていました。
小さい柴犬で、人が訪ねてくると狂ったように吠えまくる、愛らしいバカ犬でした。

というわけで、背後で鉄&すずがバタバタとじゃれ合っていても特に気にならず作業出来ます。
面接のとき、膝にすずの鼻息を感じたときはさすがに気が動転しましたが。

知り合いに、犬を絶妙な強さで甘噛みして、怒るか怒らないか、ギリギリのところでスリルを味わう人がいます。
初めてその話を聞いたとき、「この人は本当にすごい人だ」と感動しました。だって、犬、噛むか?
今までそんな話、すっかり忘れていましたが、たまに鉄の柔らかくてよく伸びる顎肉を甘噛みたい衝動に駆られます。

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休暇よさようなら

2009-01-05 高橋 大輔

初めての9連休、仕事のことは一切忘れてダラダラと過ごしてしまいました。

一応、読みかけのゲラなんぞを家に持って帰ったりしたのですが、一度も開くことは無かったです。

思い出せることなど。
28日〜29日。自宅大掃除。カーテン漂白、排水溝のぬめり取り、床のワックスがけなど。このころが一番充実していた。
30日。大忘年会。ハメを外しすぎる。起きたらケツに痣、頭にたんこぶが出来ていた。そのまま電車で帰省。
31日〜3日。昼は近所の日帰り温泉でサウナと温泉を往復する。4時間ほど過ごし、夜は飲みに出るという怠惰な日々を。2日、偶然飲み屋で会った中学校の同級生に「変わらない!!」と褒められる。決して若く見えるというわけではなく、昔っから老け顔だったのです。

30日にご迷惑をおかけした皆さん、この場を借りてお詫びします。僕の今年の誓いは「強い酒は水で割って飲む」です。今年もよろしくお願いいたします。

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渋谷区図書館職員研修・アンケート

2009-01-05 沢辺 均

2008年12月11日(木)の渋谷区図書館職員研修で話をさせてもらったんですけど、その時のアンケート(感想ですね)が送られてきました。
こういうの、ちゃんと送ってもらうと嬉しいです。
共有するのもいいことですよね。

で、ここに転載させてもらっておきます。

レジュメはここにあいります

■ここから■■■■■■■■■■■■■■■
2008 図書館職員研修
2008年12月11日(木)講演会「図書館運営の今日的在り方」
35名出席[職員19名 非常勤職員16名]

○普段余り聞く機会のない、出版業界の話は興味深かった。(多数)
○角度を変えての図書館の在り方、溢れるアイデアに刺激を受けた。
○OPACについては講師の言うように、利用者が全ての書誌データを見ることができるようになれば良いと思った。
○図書館をより充実させていくためにはどうすればよいか、もっと運営面での具体的な話を聞きたかった。
○書店の販売促進に、図書館が協力するほうが出版業界全体のため、ひいては図書館のため、という意見には目を開かれる思いだった。
○別の角度から図書館を柔軟な発想で考えていくのは、利用者にとって有意義なことだと思った。
○図書館を外の角度から見た意見で、今までより新しい見方を考えられた。
○図書館も書店も、大切なのは人だと改めて思った。
○職員、非常勤共にどういう図書館にしていくかを考えなければならないと思った。
○学校図書館との連携等のアイデアについては、参考になった。
○委託業者からみた図書館の在り方いついて、もう少し聞けたら良かった。
○色々業務について考える機会になった。
○図書館としてのNPOの委託の内容や他区との違い、他区の実際の状況をもう少し聞きたかった。
○今後の図書館運営については、館として特色を出し個性化を図る事が重要であると思えた。
 そのためにも、知識や技術を持った職員や非常勤職員等の活用を図り、知恵を出し合う中で協力体制を強化し、現状に対する共通理解を深めて行く事の必要性を感じた。
○日々、報酬に見合う働きができているか、アイドルタイムをなくす努力をしているか、労働の中においても効率化やサービスの向上につながる仕事をしているか、考えることは尽きないが、図書館利用者のために自分ができることは何か、講義内容を参考に模索していこうと思う。

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