ポット出版社長・沢辺均の日記-42[2009.10.07〜13]

2009-10-13 沢辺 均

え、もう7日間もためてしまった?

●2009.10.07水
午後S社へ、デザイン打ち合わせ
夕方に新宿ゴールデン街にある「汀(なぎさ)」という、渚よう子という人がやっているバーのカウンター修理の下見。飯島会長の付き合いで。
その後、神保町で、図書館総合展のフォーラムの打ち合わせ。
11/10火 第六会場13時〜14時半 「Googleブックサーチ・国会図書館蔵書デジタル化 デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
植村八潮さん(電機大学出版局長)、笹沼崇さん(ゆうき図書館副館長)、柳与志夫さん(国立国会図書館電子資料課長・元千代田図書館長)と、主催のネットアドバンス社のお三方と。
ははは、すでに激論。

●2009.10.08木
出版会議。
ジャパニーズブックダムのための資料を書いたりなんだり。パソコンに座ってた。

●2009.10.09金
午前中、ポット会議。
スタッフの人気をすこしでも回復しようと、会社のクレジットカードのポイントを交換した商品券を、
トランプ一発めくり勝負で分配。イチバンは2万円、二番は1万、三番5千円。ほかはずれ。
なんと自分で二番を引いてしまったので、社長賞として、敗者復活戦。
16時から、35ブックス会議で筑摩書房へ。
11月6日(金)に全社の本が取次搬入決定。
そのご、ジャパニーズブックダムの相談のために神保町へ。
うん、当面の作戦はきまった。帰りに中華屋で何人かと食事、とおしゃべり。

●2009.10.10土
6月にやったわが、バンド遊びのライブのビデオ編集が終わって、キーボーが届けに来てくれた。
その後、カメラマン・向殿政高くんの結婚パーティー。会費制1万5千円。
向殿自身がやってるバンドなんかのライブもあり、参加者の誕生日祝い、結婚祝いもおりまぜ、
参加者を楽しませる工夫があって、いい結婚パーティーだなー。
小久保が、パンダに扮装。
帰りにYAMAHAで楽譜をかってたとき、デジタル一眼をおとして、フィルターを割ってしまう。
留守中に娘の風実が遊びにきて、鉄とすずを代々木公園のドックランにつれてってくれた。
娘と土曜出勤の那須ゆかりさんと一緒に近くの飲み屋へ夕飯。
風実の生まれた頃のエピソードを初めて、風実に喋る。

●2009.10.11日
娘と、代々木公園ドックランに。鉄とすず。イッパイ走った。
スーパー買い物。ステーキを1枚(分け合うのです)に、総菜ちょっと、鍋一杯の蒸し野菜(にんじん、なす、レタス、椎茸、しめじ、舞茸、タマネギなどと豚肉)。食後にケーキ。
日曜出勤してた、小久保と上野も呼んで夕飯。

●2009.10.12月
午後、雑用を片付けに事務所。
娘帰り、おいらは、ゴールデン街「汀」のカウンター修理。まあ、80点かな。
車で迎えに来た飯島会長から、最近亡くなったゴールデン街の流し、マレンコフさん形見のギターを受け取る。
マーチンD-18VSだ。スゲー。裏面が少し割れていて、セロテープはってあるのが(笑)。
亡くなる前、最後に伴奏したのは、団鬼六さんが歌う東海林太郎の曲だそうだ。
オレが弾いて供養になるかどうか解らんけど、次のライブでは使おう。合掌。
夜、吉祥寺。バンド遊び仲間の木谷さんの、ヤマノドラム教室発表会。馬場さん木谷さんに、バラの花を一本ずつ。

●2009.10.13火
午後に均整(整体の一種)。他、細々作業。
今日は、「落語を観るならこのDVD」入稿の日。
那須部長、頭痛。担当は尹。高橋・大田も入ってやってるけど、なかなか終わらないようだ。
入稿メシで、紫金飯店のおかずを出前。米は早炊で。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-41[2009.10.05〜06]

2009-10-07 沢辺 均

●2009.10.05月
S社、デザインの打ち合わせ。
その直前、「溜め息に似た言葉」(岩松了)を利用した書店フェア提案をめぐって説教。
狙いのポイントがあいまいなんだな。
「溜め息に似た言葉」は、
脚本家+俳優の岩松了が/「名作」小説からセリフを一つ抜いて/そのセリフのなにがポイントかを書いた、もの。
もう一つは、それに若手の写真を一枚ずつくっつけた。
書店で、その「名作」に岩松了の抜いたセリフと、そのポイントをワンフレーズで、POPを作って、
「名作」自体を売ってもらえないか、というのがフェアの狙い。
でその横に、この「溜め息に似た言葉」も、、、、。
なのに、肝心のPOPの見本がない、とか、いろいろ。

●2009.10.06火
昼飯を食いながら、佐藤と打ち合わせ。
もどって、取材を受ける。
夕方はNext-Lの原田さん、田辺さんが来て、取材+ビデオ。
その後、均整(整体の一種)。
当社会長・飯島洋一と、均整の合間に雑談。
飯島は、井筒和幸監督の新作「ヒーローショー」に出演していて、
井筒監督の演技指導の厳しさの話がおもしろい。
映ってないところの人にまで、本気で演技させるとか、、。
図書館大会で原田さんたちが発表するときのネタだそうだ。
夜は、社内に出した課題についての「解答」を書く。(課題はマエの日誌に書いた)
↓は私が書いたものです。
──────────────────────────────
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ

沢辺の解答(請求書では399000溜め息が高い、下記計算合計は390006)
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円 溜め息が96000高
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で 溜め息が45000高
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で 溜め息102000の差

○カバーとオビ、炭素は付け合わせ、溜め息は別刷のため製版+印刷+ニス、が費用の上乗せ(用紙別)
 ・製版代(色校含む) 2×8000=16000/2×5000+2×4500=19000 溜め息が3000高
 ・刷版印刷(四六半裁3面1334s/? 1000s) 2×7000=14000/2×7000+2×7000=28000 溜め息が14000高
 ・ニス引き 1334×15=20010/1×7000+1×7000=14000 炭素が6010高

○表紙の刷版印刷、理由は解らんけど、溜め息の単価が1000円高

○表紙をニス引きにして、溜め息7000円高

○製本が、並製/上製で 2000×24.45=48900/2000×61.35=122700 溜め息73800高

○配本料 理由不明で、25000/20000 炭素の5000高

○用紙類
 ・本文 使用枚数が1色/4色で、予備の紙に差がある 6750/7500
  キロ単価 130/160 
  で62775/90000 溜め息27225高
 ・カバー+オビの付け合わせのため(単価はほとんど変わらず)
  紙 800枚/700+700枚 金額 47080/40810+28721=69531 溜め息が22451高
 ・上製のため、ボール紙が溜め息に必要 0/150×63.3=9540 溜め息が9540高
──────────────────────────────

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棚卸しに行ってきました

2009-10-06 尹 良浩

すみません。日誌をすっかり止めてしまいました。

9月29日(火)、9月30日(水)にポットが倉庫業務を委託している大村紙業さんへ棚卸しに行ってきました。

9月29日は返品倉庫のある庄和流通センターへ。9月30日は良本倉庫のある幸手流通センターへ。
どちらも埼玉にある巨大倉庫です。どちらもポットからは電車で1時間半。そのあとタクシーで、という場所ですが、今回は両日とも大村紙業さんが迎えの車を出して下さったので、かなり楽にいけました。

9月29日◎庄和流通センター
東武野田線の南桜井駅から車で10分強。ほぼ家がなくなり、景色が一面田んぼが広がる場所に庄和流通センターがあります。広いです。


最初に施設を案内していただきました。


パレット倉庫兼仕分前に一時的に返本を保管する倉庫
(画像に映っている積んである本と本の間にある「すのこ」がパレット。量の多いものは品目別にパレットに載せ、サランラップのようなものでくるんで保管します。降ろすときはパレットにフォークリフトの爪を噛ませます。)


改装場。ここで汚れた本がきれいになります。三方がけ(ブックオフでガシャガシャやっている、本の研磨といえば分かりやすいでしょうか。)、オビ、カバー替えを行います。大村紙業さんでは、カバーはカバーの人、三方がけは三方がけの人というように、改装作業の異動はしないそうです。なので、皆さん専門家。手際が良い。1人500冊改装が目安だそう。


改装場にある付物棚。出版社ごとに棚があり、番号でカバー、オビ、スリップなどを管理しています。


最新型の自動改装機「トライオート」。改装はあっという間に終わるけど、本のサイズを合わせるセッティングに手間がかかるそう。そのため500冊以上一気に改装する時に使うそうです。1台数百万の高級メカが2台ありました。


取次さんからは様々な版元の本が混載されて届きます。


それをベルトコンベアに載せて仕分けます。バーコードで管理されているので、仕分は全て機械管理。各版元の所定の場所へ自動でシュートされます。


そのあとは人力で仕分をします。版元別の所定の場所へ、品目ごとに積んでいきます。改装がかからず、量がたまったものはパレットに移します。


もう改装も出来ないくらい汚れてしまったものや、在庫過多での断裁となる場合は、再生紙にします。紙色やCDが付いているかなどで分けて、機械で一気に圧縮して塊に。CD付のものなどは余計なものが混じってしまう分、紙の売値が下がってしまうそうです。かなり悲しい光景です。

もうとにかく広い。100社以上の返品を一手に受けているので、量も品目も多く、倉庫もだだっ広い。

ポットの本はバラとパレットの二カ所。大田さんと二人、返品の山を数えたり(と言っても、綺麗にまとまっているのでさほど手間ではない)、パレットの数字を数えたりして、棚卸し自体は1時間強で終了。

棚卸しがあまりにあっさり終わってしまったので、どちらかといえば倉庫見学の趣もあった棚卸しでした。

9月29日◎幸手流通センター
東武日光線の幸手駅から車で10分強。ですが、大村紙業さんが東武動物公園駅まで迎えに来てくれました。


こちらも田んぼが広がる気持ちのいい場所ですが、公園があったり、定食屋があったりと庄和よりは家が多い気もしました。

こちらは実際に出荷する良本倉庫。最初に事務室に通してもらい説明を受けます。いつも電話しているのはココかあ、とちょっぴり感動(?)

良本倉庫は本を三カ所に分けています。


出荷用の棚在庫。


棚在庫補充用のまとめ在庫(大村さんでは「中在庫」と言っていました)。


返品倉庫にもあったパレット在庫。

出荷在庫が切れたら、中在庫から、中在庫が切れたらパレット在庫から梱包を持ってきます。(パレット在庫は大量にあるものに限られますが。)

まずは棚在庫を品目ごとに確認。数を数えていきます。出荷用なので量も大して多くなく、すいすい進みます。

続いて「中在庫」。この棚はかなり高い所にも棚があり、とてもじゃないですが届きません。


高い………。

そこで秘密兵器。


スピーディー。


そして、伸びーる。

かなり棚の奥行きも深く、難航したものの、なんとか数え終わりました。

ラストはパレット。これはもう数字を数えるだけなので楽勝。
このあと、中在庫の数が心配で、怪しいものだけ数え直しましたが、
総計3時間ほどで終了。

大村紙業の方には両日とも「早い!」と驚かれました。点数が少ないからだと思ったのですが、それだけではないそうで、話を聞いてるとのんびり時間をかけてやるところも多いようです。

棚卸しにいって実在庫を確認できたことも良かったのですが、大村紙業さんには保管、出荷、改装などを全て委託しているので、実際に行って、現場の様子を見せていただく機会を得てよかったです。倉庫業務は大変です。

こういうルーチンで作業をされているんだと言うのが分かると、まったく知らないよりも具体的にお願いも出来るだろうと思います。今後の仕事に活かしていけたらと思います。大村紙業さん、ありがとうございました。

おまけ

棚卸し二日目、帰る前に入ったそば屋でのザ・偶然。
撮影で来ていて、帰りがけのところを呼び止めたにも拘らず、一緒に写真に写っていただきました。
石塚さんは心も身体(体温)も暖かな人でした。
那須部長に「尹が細く見える」と言われました。さすがに当たり前です。

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10.19日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルに参加

2009-10-05 沢辺 均

パネリストの一員として参加します。

よろしければ、参加しませんか?

ココから────────────────────
日本のMLA=M(useum) , L(ibrary), A(rchives)連携の方向性を探るラウンドテーブルⅠ

ミュージアム(Museum)・図書館(Library)・文書館(Archive)の連携が世界的に注目されています。そこでその各分野のエキスパートをお招きし、MLA連携提唱の背景から、各施設の共通の課題、連携のメリット、今後の具体的な取り組みの方向等について公開討論会を開催し、近年重要度の増しているMLA連携について考える機会とします。
関係者、関心をお持ちの方のご参加を期待します。ぜひ積極的に御参加ください。

日時: 2009年10月19日(月) 14:00〜18:00
場所: 鹿島建設㈱KIビル多目的ホール
主催: 特定非営利活動法人 知的資源イニシアティブ(IRI)
形式: 有識者による公開討論会
趣旨:
MLA(ミュージアム、図書館、文書館)連携が世界的な話題になっているが、その実態は、というと不明な部分が多い。理念的には連携は望ましいが、では実際にどのような局面で協働が可能か、まだ具体的な議論はほとんどなされていない。また、もともとひとつの施設だった大英博物館と英国図書館の例が示すように、文化を支える共通基盤の上で考えられている欧米と比べて、近代になってからの「輸入品」として別々に成立している日本のMLAの特殊性もある。MLA共通の課題と独自性、それを取り巻く経済的・社会的環境要因、情報・文化政策等における諸問題を、関係者が一堂に集まって論議・摘出することにより、今後の日本におけるMLA連携の具体的取り組みの足がかりにしていくことを目的とする。

パネリスト:
岡島尚志 (東京国立近代美術館フィルムセンター主幹)
金容媛 (駿河台大学メディア情報学部教授)
栗原祐司 (文化庁文化財部美術学芸課長)
小出いずみ(渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター長)
後藤和子 (埼玉大学経済学部教授)
佐々木秀彦(東京都美術館施設活用担当係長)
高山正也 (国立公文書館長)
常世田良 (日本図書館協会理事・事務局次長)
豊田高広 (静岡市立御幸町図書館長)
保坂裕興 (学習院大学人文科学研究科教授)
水嶋英治 (常磐大学コミュニティ振興学部教授)
水谷長志 (東京国立近代美術館企画課情報資料室長)
柳与志夫 (国立国会図書館電子資料課長:司会)
行吉正一 (東京都江戸東京博物館都市歴史研究室学芸員)
沢辺 均(ポット出版/「ず・ぼん 図書館とメディアの本」編集委員)

パネリストの周りにギャラリー席を設けます。
(参加費は無料です。)
申し込みは不要ですので、直接会場にお越しください。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-40[2009.10.01〜04]

2009-10-05 沢辺 均

●2009.10.01木
昼から出版会議
夜、新宿ゴールデン街劇場で、武田浩介の落語ライブ、前半を見てから、竹田青嗣さんと打ち合わせ。
「竹田ライブ」を来年2月にやるのだ。完全に遊んでるね(笑)。
ほかにも、「談話室沢辺」でのインタビューのお願いと、新企画。
新企画は来年には実現したい。

●2009.10.02金
年に一度のビラセレーナ祭り
あいにくの雨。ちょっぴり萎える。
がそれなりに盛況。
17時に終了して、ただちに、飲み会。
「チラシを見て来ました」というフランス人(夫)と日本人(妻)夫妻が、向かいのマンションから参加。
折り畳んだチラシをポケットからとりだしたときには、嬉しかったな。
チラシってものに、力があるのだ、今も。
途中で、4階シンク・ビットの若者がギターを弾けるってんで、
自慢のギブソンJ45を持ち出す。若者はビートルズ。私も、スタンドバイミーなどをヤラセてもらいました。
ハモニカで一緒にやったり。

●2009.10.03土
夕方、ちょっと根回し+相談ごとで出かけました。

●2009.10.04日
昼前に、鉄とすすと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰りに千駄ヶ谷小学校横のフレッシュネスバーガーでメシくって、
バンドの練習に。
「タイムマシンにお願い」を録音しようぜ、ってことで、パートごとに取り分けたりとか。
うん、なかなか楽しい。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-39[2009.09.28〜30]

2009-10-01 沢辺 均

ついに9連休終了。

●2009.09.28月
 スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
 早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
 なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
 開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
 事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。
というのの続き。
今日は手帳にスケジュールなにもなし。
片っ端から雑用片付け。
請求書書いたり、スタッフ五十音名簿つくったり、ビラセレーナ祭の連絡したり、ず・ぼん15の準備したり、
説教したり、、、、。
で、19時過ぎに退社。
23時ころ眠ったんだけど、夜中に目が覚めたり、、、。

●2009.09.29火
午前中、このマンションの管理組合総会。理事しか出席せず。
ほかの理事は嘆くけど、おいらは「いいんじゃないの?」って感じ。
だって、いやいや出席したってしょうがない。複数議決権持ってる理事も結構いて、8/25は実際に出席。
他に委任状はほとんど届いてるんだし。また、みんなの関心のあるテーマなら出て来ると思う。
「本の現場」をボイジャーで、ドットブックにして販売するために、ドットブック化の作業が始まってる。
山田が中心、ボイジャーとの窓口は大田。山田が日誌技術的なこと書いてます
夜は、げんきな図書館の理事会。
代々木図書館の人員体制を議論。
あいかわらず、「声」の大きなオレ。

●2009.09.30水
今日もスケジュールなしで、事務所で作業。
なんだけど、なんと50分も遅刻。これじゃスタッフの遅刻をしかれないか?
いや、自分のことを少し棚上げにしないと、そもそも何も言えなくなる、、、、。
でも棚上げすることと、しないことのバランスがむずかしい。
読売新聞に「国会図書館の本、ネット配信へ」の記事
この間人任せにしていたジャパニーズブックダムのことで半日くらいバタバタ。
連絡のメールや電話、それからちょっと新しい進め方のための原稿書くとか。
デザイナー、出版チームに、本の制作費(主に印刷代部分)の考え方を説教。
いいもんにすることと、コストを落とすことの両面を見ろ、と。
「こんな紙にした〜い」って夢みたいな言い方で考えるんじゃなくて、
「こんな紙にしたいから、●万円よけいに使いたい」って言い方で考えろ、って。
ついでに、9月発行の本、「低炭素革命と地球の未来」と「溜息に似た言葉」の
シナノ印刷の請求書2つを見比べる「課題」をメールでスタッフみんなに出す。
────────────────────
ポットのみなさま

お勉強の課題です。
●炭素と溜め息のシナノの印刷請求をみて、四六版で192ページと同じなので、
なぜ費用が2倍以上の開きがあるのか、を箇条書きでかけ。
・プリントは各自の机に置く
・参加は自由/提出後参加者には解説をします
・箇条下記には、その数字的な根拠を示せ
(例)──────────
○本文、炭素はモノクロ、溜め息はオール4色だから
 ・色校の有無 0円/96000円
 ・刷版 (1/1×3)=6版/(4/4×3)=24
     単価はかわらず2500円
     額で、15000円/60000円で45000の差
 ・印刷 (1/1×3)2000s=6版/(4/4×3)2000s=24
     単価は 5000円/5500円
     額で、30000円/132000円で102000の差
──────────
・閉め切り10/5月13時 沢辺まで
────────────────────
これ、課題提出は自由、ってことのした。
結局勉強するのって、その気がないヤツに無理矢理させてもしょうがない、と思う今日この頃。
小中高校生は別だけど。まして、給料払ってる時間なんだからな。
その気のないやつは見捨てていくのがいいんじゃないか?
こんな考えは語研・高島さんに批判されそうだけど、ね。
さらにさらに、版元ドットコムの新サービス企画までメール提案したぞ、。
よく書いた一日でした。

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DVDで落語でXMLでgo!その2

2009-09-29 山田 信也

連休をたっぷりお休みして、記憶もうすれつつありますが、
忘れてしまわないうちに、このあいだの続きを書きます
コメントいただいてしまってなんだか恐縮です

落語本のフォーマットはこのようなものです。
format.png

●フレームが、4種類
1 DVDのタイトルと落語家名やデータの入っているブロック
2 本文のストーリーが流れるブロック
3 あらすじなど脚注が流れるブロック
4 画像のはいるフレーム

●段落/文字スタイルが7種類
1 DVDのタイトル
2 落語家の名前
3 価格などの情報
4 本文
5 あらすじ・演者プロフィールという見出し
6 脚注の中の題名や名前の見出し
7 脚注の本文

という構造になっています
それに対応するように、テキストにタグをつけます

<?xml version=”1.0″ encoding=”UTF-8″?>
<Root>

<dvd>=フレーム1に対応するタグ
<title></title>=スタイル1に対応するタグ
<name></name>=スタイル2に対応するタグ
<data></data>=スタイル3に対応するタグ
</dvd>

<photo href=”file:///Links/jacket.eps”></photo> 
=フレーム4に対応するタグ(画像ファイルをインデザインファイルからの相対パスで指定する)

<honmon></honmon>=フレーム2/スタイル4に対応

<kyakuchu>=フレーム3に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
<midashi></midashi>=スタイル5に対応
<kyakuchuname></kyakuchuname>=スタイル6に対応
<kyakuchutext></kyakuchutext>=スタイル7に対応
</kyakuchu>

</Root>

フレーム1や3のように、一連のフレームの中に、
複数のスタイルが出現する場合にはタグを入れ子にしておきます

こんな感じのタグをテキストにつけて、
一旦、文字や画像を空っぽにしたインデザインのファイルで、
XMLを読み込み…
をして、読み込むと、
xmlyomikomi1.png
なにも起こりません。
が、よくみるとウィンドウの左側、構造パレットにタグが読み込まれています
構造パレットからタグをドキュメント上の対応するフレーム上にドラッグアンドドロップすると、

xmlyomikomi.png

こうなります。
まだスタイルはあたっていません。

構造パレットのパレットメニューから、タグをスタイルにマップ を選び、
タグとスタイルを関連づけます。
map.png

ここまでが下準備です。
2個や3個だったら手作業で流したほうがはやいです。

落語本では50本の原稿を流し込むので、
下準備でつくった見開きページを50個に複製します。
このとき、複製したページの構造パレットのタグが、
どうも、ドキュメント上のフレームの重なり順で下のものから
表示されるようなのですが、構造パレットのタグの並び順と
xmlファイルのタグの順番がずれると、流し込みが
うまくいかないので、ページを複製するまえに、
フレーム1を最背面にし、2→3→4の重なり順になるようにしておく必要があります

で、ページを複製し終えたら、
50件分のxmlを読み込みます
kansei.png

上の画像はうそものなので、構造パレットに1個分しかありませんが、
50件の流し込みも秒殺でした。CS3なら。

ひどく長くなりましたが、DVDで落語でXMLでgo!その2 手順編でした。

いま横で和田さんとゆん君が当の落語本の追い込みをやっている様子でした。

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2009.10.02 第3回ビラセレーナ祭

2009-09-28 沢辺 均

ポットの事務所はビラセレーナというマンションの一室にあるんです。
まあ、マンションカンパニーと「蔑まれる」ってやつです。
理由はいろいろあるんですけどね。見栄はると。

で、そこのマンションで一年に一度、「お祭り」をやってるんです。
近所を通りかかったら、のぞいてみてください。
パーティーという名の飲み会も、どうぞ参加自由ですから。

ビラセレーナ祭りビラセレーナ祭り

入り口に貼った「ビラセレーナ祭り」のポスター

●日時
2009年10月2日(金)11時30〜17時フリーマーケットを予定
17時〜20時 持ち寄りパーティー
●場所
ビラセレーナ2階エントランス
●内容
・フリーマーケット
 家庭内不用品/事業所内特売品などを販売 事前申し込み
・パーティ
 食べ物+飲み物、持ち寄りで懇親を
●主催
ビラセレーナ管理組合(理事長・伊藤)
お問い合わせ 303号 スタジオ・ポット 沢辺まで
kin(a)pot.co.jp  03-3478-1774

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ポット出版社長・沢辺均の日記-38[2009.09.24〜(28)]

2009-09-28 沢辺 均

日記、休日・シルバーウィーク編の第二弾。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引けるのは、相変わらずです。

●2009.09.24木
午後から、出社して、「わたしの戦後出版史」の書評を書く。
小久保/尹/佐藤/大田が出社していた。
グダグダしながら原稿を書く。

●2009.09.25金
午前中、事務所に出て、那須部長の添削を受けて書評原稿を仕上げ送信。
そのあと、何してたんだっけ? 忘れてしまうった。
たぶん、鉄とすずと代々木公園にいったんだけどな?
あ、追加で思い出した。
ドックランの帰りに、
代々木図書館へ行って、『オックスフォード・サイエンス・ガイド』(築地書館)を借りにいったのだった。
25,200円という値段だったから、久しぶりに図書館で本を借りたのだ。

●2009.09.26土
グダグダして、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックラン。
風呂に入ってから、智砂ちゃんと一緒に芝居をしてて、今も芝居の製作をやっている、
中村文ちゃん製作の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ2009 今回は “スペシャル”」を見に行く。
世田谷パブリックシアター。ちょっと早めに行って三軒茶屋をぶらつく。
連休中、ほとんど毎日ドックランに行ってて、早歩きを心がけたんのが原因だと思うんだけど、
足が思いし、すぐ疲れる。
ライブ、ああいう世田谷パブリックシアターのような「高級劇場」でかしこまってみるんじゃなくて、
飲み屋のステージみたいなところでやれば、もっといいんじゃないか?
終わって下北沢のzaji。文ちゃんと友達と4人で1時すぎまで。

●2009.09.27日
午後イチ、おいらのバンドごっこのライブ「勝手にしやがれ 5」のビデオ編集の打ち合わせ。
撮影隊、キーボーと。ずいぶん時間がたってしまったのだけど、しっかり仕上げるのだ。
夕方に、鉄とすずと一緒に代々木公園・ドックランへ。
帰ってきて、風呂に入って東急ハンズへ行く。
8階から、一通り売り場を見て歩く。好きなんだな、こういうの。
帰ってきて、カツ皿つくって夕飯。
スリープトラッカーというレム睡眠の時に目覚ましならしてくれる腕時計、も買った。
早速腕にはめてみたんだけど、23時ころにWOWOW録画映画を見ながら寝ちゃって、
なんと3時半ころ目覚めた。本を読んでたんだけどぜんぜん眠れないんで、
開き直って6時半ころに散歩をかねてコンビニ。サンドイッチとヨーグルトを買って
事務所に行って仕事っぽいことを始めた。(←だから28日の話)。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-37[2009.09.19〜23]

2009-09-24 沢辺 均

日記、休日・シルバーウィーク編だ。
あまりにくだらない休日で書くのも気が引ける。

●2009.09.19土
午後遅めに、鉄とすずと、ドックラン・代々木公園。
来年のライブにむけて、ギターのかっこいい曲を仕入れている。
書くのもはずかしいけど、ジャニス・ジョプリンの「move over」。
ちょっと簡単そうで、ギターがかっこいいんでね。
それに、ふるい曲だけど、日本の歌い手さんにもカバーされてるし。
早速耳コピーに挑戦したんだけど、ヤッパtab(タブ)譜があるほうが、ヒントがあってやりやすろう、
と思って。新宿の楽器屋で、ジャニスの譜面集を買ってきた。アッチ製で3,800円。
オジンの趣味、金に糸目を付けないのだ。

●2009.09.20日
午後イチに、6月にやったライブのビデオ編集を頼んでいた、キーボーが、
その作業をするためにくる予定だったんだけど、
自宅でやる、という連絡があって、この日は流れ。
夕方、鉄とすずと、代々木公園ドックランへ。
ジャニスのmove overを、BOOSのMICRO BR という手のひらサイズのマルチトラック・レコーダーに、
mp3ファイルにしてコピー。
このMICRO BRだと、キーを高くしたり低したり、キーを変えずにスピードを遅くしたりできる。
なので、スピード50%にして、ギターを会わせる。50%だぜ。
それでも、耳コピーできなかったり、ついていけない。嘆かわしい。

●2009.09.21月
バンド仲間で、左翼時代からつづく数少ない友人の本多くんが我が家に来る。
二人でギターの練習をしようというのだ。
3時にくることになっていたんだけど、結局4時マエに登場。
「あいかわらずいいかげんだな」と智砂ちゅんにつぶやいたら「織り込み済みでしょ」と言われる。
なんと、ボーカルの佐藤と二人で登場。
レッドチェッペリンの「天国への階段」を練習。生ギターで。
本多くんはこの曲にまえからご執心。
死んだベースの谷のこともあって「天国への階段」か。
谷がこの曲をギターで弾きこなしていたので、教えてもらってもいたらしい。

●2009.09.22火
午後から我が家が均整治療室。沢辺→会長の飯島→松沢呉一さん→スタッフの尹。
松沢さんに、先日のでるべんのレジュメに松沢さんのアマゾン分析を利用させてもらったので、
お礼にメシをおごる。
出社していた高橋と松沢さんと3人で、近くの香港ロジへ。
近くに座っていた女の人が「松沢さんですよね」と。
香川のレズビアン・ゲイ映画祭をやっているとのこと。
すぐ近くにあるミニシアターでアジアクィア映画際があって、それを見に来た帰りだとか。
ついついおしゃべりをしてしまうのだけど、
新宿の中国語勉強会があるので、松沢さんが早めに引き上げた。
鉄とすずと智砂ちゃんと深夜の散歩。絵画館の周りをグルーと一回りして帰ってきた。

●2009.09.23水
午後に、鉄すずと一緒に代々木公園。片道だいたい2.5キロで、往復5キロ。
夕方に、久しぶりにヨドバシカメラを上から一階ずつ回る。
家用の蛍光灯電球、MAC売り場、そしてカメラ売り場など、一回り。
買ったもの、蛍光灯電球2つ(スタンド用、自宅用)、自分のデジカメDX100のレンズカバー(DX200用で外差内でもONできるタイプのやつ)、7インチの2つ目のディスプレイ(FTD-W71USB)とUSBハブ。
帰って夕飯を喰いながら、白州次郎のNHKドラマの3回目を見る。
ちょっと一人だけかっこ良すぎないか?白州次郎。
メールを開いたら、小柳さんから「25日の昼12時に間に合わないと落ちます」というメール。
慌てて徹夜で書こうと思って事務所へ。よくよく見たら、木曜でなく、金曜。一日間違えていた。
コレ幸いに、ディスプレイをセットしたり、この日記を書いて、書くのは明日にした。

無印ニッポン 中公新書 堤清二・三浦展
新参者 講談社 東野圭吾

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ポット出版社長・沢辺均の日記-36[2009.09.18]

2009-09-19 沢辺 均

●2009.09.18金
午前中、ポット会議。30分で終わる。その後掃除大会。オレは、マニュアルだなを整理。
今日は雑用を片付けていった。おかげで、懸案もいくつか終了。
あ、まだ残ってた。
よるメシ。佐藤と香港ロジという近所の中華屋へ。
マンゴープリンがサービスで出てきた。
それと、すずは、今日下痢。
ときどき事務所の床に犬のゲリピーがあるのって、まずいな、。
伏見さんの公式ブログに、「低炭素革命と地球の未来」の感想が載っていて、その隣に、
アマゾンへのリンクがあったので押してみたら、なんと、

通常1~2か月以内に発送します、

だと。その時点で順位は232,566位だけど、経過をみたら
9月13日 16:10 4655
9月17日 4:08 6759
まであがってた。
慌てて、最近の新刊からチェックしてたら、

羯諦 通常1~2か月以内に発送します。 232,566位
低炭素革命と地球の未来 通常1~2か月以内に発送します。 15,654位
溜息に似た言葉 通常1~2か月以内に発送します。 96,883位
デジタルコンテンツをめぐる現状報告 通常1~2か月以内に発送します。 10,882位
本の現場 通常1~2か月以内に発送します。 10,041位
エロスの原風景 在庫あり。 94,434位
中井正一伝説 在庫あり。485,273位
懺悔録 在庫あり。 321,055位
図書館という軌跡 在庫あり。 326,219位
ず・ぼん 図書館とメディアの本 (14) 在庫あり。 2点在庫あり。 369,945位
だった。
ミーティング中の尹に電話したら、水曜あたりに大阪屋に電話して補充してもらっていたらしい。
出版チームは月例ミーティング。
当初は、月に一回くらい、シャチョーのいないところで、各チームでランチ食べながらゆるい意見交換
って趣旨で始めたのだが、出版チームは毎月飲み屋へ行っている。3000円まで会社負担、を利用して、
上回った額を出し合って。(那須ゆかりが、私が出してると豪語してたけど、ホントか?)
今日もカムジャタン屋に行ってるらしい。大田のtwiteerで判明。
ちゃっかり、システムを活用、だな、こいつら。

明日からポットは9連休。途中で出社するやつもいそうだけど、
それでも、9連休にしてあることで、多く休めそうだ。
あ、一応書いとくけど、24木/25金は、みんなで有給休暇をトルってルールで、
有給休暇以外に休日扱いにしてる訳じゃありません。
オレはどうするかまったく決めてない。
d/SIGNの書評4800字を書くって約束をしっかり連休中の仕事にするってことで、
サボってしまった。

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DVDで落語でXMLでgo!その1

2009-09-18 山田 信也

和田さんとゆん君が、落語のDVDを紹介する本の制作を進めています。
10月の初め頃に印刷所に入稿するようです。そんな和田さんをよこからそそのかして
IndesignでXMLを使って組版作業をしてみました。
忘れないうちに記録を残しておきます。

こんなフォーマットに流し込む場合

1個や2個なら手で流し込んだ方がはやいが、50本もあれば、
自動処理のうまみが生きてくるハズ、、だったのですが、、
たしかに、Indesign君に「ここのたぐが閉じてません!」とか言わせない、
万全の準備をもってすれば、50本も秒殺でした。。。。

CS2や3では。

ポットのメイン環境の無印CS君は、
5個や10個くらいならよくやってくれるのですが、
50個もあると、悲鳴をあげてシャットダウンしてしまうのです!!
なんたることか。

そんなこんなで、結局作業は夜明け前までかかってしまいましたのでした。

具体的なやり方なども書くつもりでスクリーンショットもいっぱい準備したのですが、
残念ながら終電がせまってきたため、後日パート2にて
9月の連休前最後の日誌が尻切れトンボですみません。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-34[2009.09.11-09.17]

2009-09-17 沢辺 均

また、ほぼ一週間たまる、、、、。

●2009.09.11金
午前中、久しぶりにポット会議を中止して、横浜のE社へ。
社史のデザインと編集/制作進行の仕事。
役員、部長さんたちとの顔あわせだな、。
帰り、上野に今半・ステーキ膳をたかられる。小遣いがまた減った。
ポットに戻って、スケジュール手帳の移行作業。
それを覗いた那須が苦笑い、なぜだ。

●2009.09.12土
午前中、薬をもらいに病院。
帰ってきて、鉄とすずをつれてドックラン。
最近土日はのんびりできている、。

●2009.09.13日
久しぶりにバンド仲間とスタジオへ。
サウンドタワープレミアムが、値段と広さと設備の具合がいいんで気に入ってる。
14時から一時間は個人レッスン。ギターの青ちゃんも来て、
ギターを教えてもらったり、ふたりでじゃかじゃかやったり、。
ミナちゃんも来た。
15時から全員集合で、「タイムマシンにお願い」を録音。
はじめに全員で。そのあと、全員でやった録音と「ちっ、ちっ、」ってリズムを刻む機会音を
ヘッドホンで聴きながら、ひとりひとり楽器引いたり、歌ったり。
途中で、DTM(旧式)がこわれて、ご破算。
かえりに、居酒屋「土風炉」で飲む。次回は10月4日(日曜日)。
6月のライブのビデオ編集の催促をされる。

●2009.09.14月
午前10時20分、米沢嘉博記念図書館に、森川さんを訪ねて取材。
「ず・ぼん」15号のためだ。
米沢さんという人、スゴいな。
住んでる家が本でいっぱいになったら引っ越して、マエの家はそのまま本の倉庫にしていたらしい。

●2009.09.15火
14時に横芝光図書館につくために11時過ぎに出発。
これも「ず・ぼん」15号の取材。各所にあるテーマ展示が面白い。
インフルエンザ、防災、とか10箇所くらいあったんじゃないかな。
花も飾ってる。地元の生け花クラブの人たちが、ただで飾ってくれている。

●2009.09.16水
昼飯を千駄ヶ谷のイタめし屋で。
Nex-Lの田辺くんと日高と。書評サイトの企画も具体化の第一歩へ。
夜の版元ドットコム組合員会議のマエに、矢野さんがきて
新刊デザインの打ち合わせ。
それから版元ドットコム。今日の司会は「天敵」第三書館の北川さん。
途中で、僕らの対立を心配した第三書館木瀬さんが心配して、割って入ってくれる。
それから、近所の中華屋に飲みに行く。
はじめて会議に来た鮎川女史のとなりに陣取り、説教たれ。

●2009.09.17木
出版会議・月例版(つまり営業外注の木下氏プラスの出版会議ということ)。
8月は、なんと新刊を出せなかったが(こら、那須部長)、注文は結構いい。
アマゾンでも。
15時に国会図書館へ。入り口で小学館・岩本さんを見かけるが、
声をかけ損ねて中へ。田中さんが、説明役の一員に。
説明のあとの質疑時間で「館長から、とくに途中で質疑をうちきるな、どんなに時間がかかっても、すべてこたえるように」的な指示があった(笑)と司会者。
スキャニングしかしない、OCRはかけられない、と長尾館長が言っていた根拠は、
関係者協議会での合意だったというのがはじめて分かった。文書もあった。
この協議会メンバーの名前が(個人情報の問題だと思うが)公開できないって、ことに、
ちょっとだけ注文をつける質問。
それぞれ了解をとって後日公開するそうだ。サイトを見ておこう。
それから、スキャニングデータを当該出版社が商売のために利用することもOKだと。
その場合、利益の3%が目安。
夜、ポットで発行した、「GIRL’S ONLY」伊藤さんのマンガの電子配信で、
祥伝社との交渉の話を出版スタッフと。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
読了。うん、すげーいい。
「ヴィトゲンシュタインが、言語ゲームのアイディアを通じて言いたかったのは、
この世界の意味や価値は、権力などによらなくても、
人々のふるまいの一致によって、ちゃんと支えられているということだ。」P178
これって、竹田青嗣さん解説の現象学のおいらの理解、とおんなじ、。
人々が「そりょあそうだ」と合意できることは、ひとまず正しいものとしていい、
ってなことと同じだよな、って思った。

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国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会の資料

2009-09-17 沢辺 均

「国立国会図書館の資料デジタル化に関する説明会」に行ってきました。
資料をpdfにしてアップしておきますね。

国立国会図書館デジタル化説明会資料

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歴史を知ること

2009-09-17 那須 ゆかり

今日ポットに来てかばんをあけたら、家の電話の子機が入っていた。
何したいの、あたし!?

民主党新政権がスタートした。
タイミングよく、80年代からの政治史(政党史かな?)の原稿を読んでいたので、ここに(民主党政権樹立)たどりつくまでにそんな伏流があったのか、こんな人がいたのかと非常に面白かった。歴史を知るということは、いまを知るということでもある。

ポットで先日発行した「低炭素革命と地球の未来」で橋爪大三郎さんがこんな話をしている。

「歴史とは、いまがつくられるために、これまで人が何をしてきたかという記録です。それは多くの躓きや不合理、失敗、犠牲、そういうものの積み重ねで、実に不条理です。過去の人が割を食ったお陰でいまがあるんです。
ということを知るということは、簡単に言うと、自分がここにいるために誰がどういうコストを払ったかということなので、自分を謙虚にさせる意味があると思うんですよ。自分が歴史に属しているという感覚が生まれるならば、将来に対する責任というものを感じることができるので、歴史を踏まえた個人主義というものが、私は本当の個人主義じゃないかなと思うんです」

伝記や過ぎさった時代のルポルタージュを読んでて面白いのは、意識のどこかで、歴史と繋がっている自分や今を感じているのからかもしれない。
「エロスの原風景」「ゲイ・エロティックアート」「中井正一伝説」も時代の記録。そして時代の記録だけじゃなくて、今につながっている視点があるからこそ、面白いんだと思う。

政治史の本は年内にポットで出す予定です。お楽しみに。

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「2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回」の覚え書き

2009-09-15 大田 洋輔

2009/09/03 未来型音楽レーベルを立ち上げよう/第2回

第2回。講師の牧村さんが体調不良のため欠席。全5回のうち、津田さんの比重が大きい、「上手なネットとの付き合い方1~管理」「上手なネットとの付き合い方2~プロモーション、販売」を前倒しして行なうことに。
が、その前に第1回の続きで具体的な「お金の話」から。

数字や事実関係など、話されたものをメモったノートを起こしただけで、後で調べ直したものではないので「こういう話題が出ました」くらいのものとして考えてください。

当然、下のメモ以外の話も沢山ありました。
「※」の後は、大田の話です。

◎お金の話1
●CD1枚のうちわけ
音楽制作者連盟が『音楽主義』という制作者向けのフリーペーパーを出していて、今回の「CD1枚あたりのうちわけ」は「一目でわかる!!著作権のお金の流れ」として、「著作権使用料の流れ」「著作権隣接県使用料の徴収・分配の流れ」と一緒に(最近は)毎号載っているみたい。図入りでわかりやすいですが、ネットだと見にくいので実物を入手するのがいいかも。
CD1枚を100%として
・原盤印税 12~16%(うち、アーティスト分1〜3%を除いて、原盤制作者分)
・著作権使用料 6%(これがJASRACなど著作権管理事業者を通じて著作権者(音楽出版社)に支払われ、そこからさらに音楽出版社、作詞家、作曲家で分配)
・流通 45%(うち、小売店分が25〜27%)
・のこり(全体の1/3くらい)がレーベル分

●着うた(フル)の場合のうちわけ
税抜配信小売価格を100%として
●配信手数料 10%〜25%
●著作権使用料 7.2%〜7.7%
●キャリア手数料 9%
○アグリゲーター委託手数料 5〜25%
○原盤使用料 のこり

●まで含めた全体が税抜配信小売価格。○のところが、税抜売上。
iTunesストアも、キャリア手数料がカード決算手数料7%〜13%に変わるくらいで、おおむね同じ。
アグリゲーターとは、配信請負業者とも言い、レーベルと配信業者の仲介をする。委託手数料のうちわけは、仲介料や、配信業者への営業代、DLログ手数料、など。

◎お金の話2
・日本のライブハウスは会場費が高い。
300人規模のライブハウスと、700人規模のホールを例にして、具体的にどのような項目が立って、それぞれいくらくらい必要なのか、という話。フォーマット資料配布。

◎お金の話3
レーベルの視点で、CD1枚作って売って、何にいくらくらいかかるのか、採算点はどのくらいにあるのか。
エクセルのマクロを使用して、目標枚数や宣伝販促費にさまざまな数値を入れてみる実演。インディーズレーベルで3万枚売ると、収支はどうなるのか?など。
例えば2,500円のCD、枚数20,000枚、原盤制作費100万円、宣伝販促費100万円だと、粗利で1300万円弱(あくまで一例で、条件によって様々変わってくるが)。

※この中の数字で一番驚いたのは予想返品率3%というところで、だいたいこんなものなんだそう。出版業界の返品率40%はもちろん高すぎるとは思っているけれど、こんなにも違うものか、と。「業界慣習で」と言っていたが、もうちょっと突っ込んで聞きたいところ。

◎レーベルに必要なもの
●人
・アーティスト
・スタッフ
・ノウハウ(重要)

●金
・原盤制作費
・管理費
・広告宣伝費
最初に300万くらいは要る。運転資金を借りるなら、市区町村のベンチャー支援金とかが良い。23区外が狙い目で、都心通勤圏内のプチ田舎とかどうか。家賃も安いし。

◎コストを切り詰める
●人件費
・週末起業の一人レーベルなら、人件費はゼロ
・ボランティアや、成功報酬的な形でアウトソーシング など
「友達がホームページに詳しいから」とか軽い気持ちで頼むと、あとで揉めるから止めときましょう。無償で「あれやりたい、これやりたい」と言われても…。

●管理費
・Microsoft Office→Google Docs, Open Office
・パソコン→ネットブック など

●広告宣伝費
・My Space, twitter, ニコニコ動画,……
以上のものは既に目新しさはない。新しいサービスが出て来た時に飛び込んで、パイオニアになれるかどうかが鍵。
・サイトのアクセス解析にはGoogle Analyticsが良い。十分すぎるほど高機能。
・ストーリーを作るためには?

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ず・ぼん15予告/米沢嘉博記念図書館

2009-09-14 高橋 大輔

『ず・ぼん15』(今秋発売予定、です)の取材で、オープン前の米沢嘉博記念図書館に取材に行ってきました。

米沢嘉博氏は、1975年にコミックマーケット(コミケ)を立ち上げたメンバーの一人で、1980年から2006年までコミックマーケット準備会代表を務めた方です(2006年に死去)。その膨大な蔵書を保管しているのが、米沢嘉博記念図書館です。

図書館は、明治大学の裏手にある7階建ての建物で、3階〜5階までが蔵書であるマンガ雑誌、雑誌、単行本、そしてカストリ雑誌などの性風俗誌で埋め尽くされていました。
マンガ図書館ということで、貴重な初版本などがたくさんあるのかな、などと勝手な思い込みをしていましたが、全然、違っていて、週刊少年誌黄金時代の『ジャンプ』、『サンデー』をはじめ、『マーガレット』(少女マンガ誌)やレディコミ(女性向けのHなマンガ誌)など、とにかく、幅広いジャンルのマンガ雑誌が書架に陳列されていました。

『エロスの原風景』の著者である松沢呉一さんが「今の時代に生きている我々が今の時代について判断できる部分はほんのちょっとしかない。100年後、200年後に価値観が変わることを我々は読み切れない。だから、とにかく残すしかない」とインタビューで言っていましたが、米沢嘉博氏も、そう考えていたのだと思います。レディコミや600万部時代の少年マンガ誌も、その時代を映す、貴重な資料だ、と。

その数、なんと14万冊超!! どこにどうやってそんなに保存していたのか……など、詳しいお話も入れ込んだインタビュー記事に頑張ってまとめますぞ。

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目標とするおばあちゃん

2009-09-12 佐藤 智砂

井上荒野の新刊『静子の日常』を読んだ。

主人公は75歳のおばあちゃん、静子。

最近、60歳以上の女性に興味がある。自分の将来を考えているからだろう。

静子は、白髪に似合うだろうと、スイミングスクール用にすみれ色の水着を選ぶ。

私も、すみれ色の水着を着るようなおばあちゃんになりたい。

そのために必要なのは、まず健康でしょ。

それからお金も必要。

健康については、もとが丈夫だから、今の体力のなさを改善すれば大丈夫だろう。

(改善できるかどうかが問題だけど)

心配なのはお金だ。

お金、貯められないんだよねー。

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「低炭素革命と地球の未来」本日発売です

2009-09-10 高橋 大輔

竹田青嗣さん(哲学者)と橋爪大三郎さん(社会学者)の新刊『低炭素革命と地球の未来』が、本日発売です。

昨年末からじわりじわりと、すこしずつ作業を進めていた本なので、本になると……やっぱり嬉しい。
書店さんからの事前注文も多く、週末は書店を何軒か巡るつもりです。

これが、担当した4冊目の本。
『懺悔録』(マゾ文学)
『エロスの原風景』(エロ本の歴史)
『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(出版)

そしてこの『低炭素革命と地球の未来』(哲学、思想)、です。
みごとにジャンルが、バラバラですね。

今年中に発行しようと、今進行している本は、

『「二人で生きる」の教科書(仮)」

『劇画家畜人ヤプー』(復刊)

佐藤秀峰ブログ本(仮)』
などです。

あっちへ行ったり、こっちに目移りしたり、尻軽っぽくて、うん、いい感じだ。好みだ。

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ポット出版社長・沢辺均の日記-33[2009.09.05-09.10]

2009-09-10 沢辺 均

●2009.09.05土
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.06日
鉄とすずをつれてドックラン
本を読み、テレビで映画などをみてグダグダ。

●2009.09.07月
午後、出版倉庫会社のIさん来る。
請求書の返品手数料に、返品のまま未改装の本の総数をいれてきたり、
返品のタイトル間違えがあって、詫びの電話すらないので、オレが怒って呼びつけた。
ついでに9月末の棚卸しの段取りを相談。作業の簡略化を提案。
夕方、メールでH社プレゼンに落ちたという連絡。
最後の2社に残って、結果通知が一日遅れたけど、ダメだった。
夜は、人間学アカデミー8期の総括会議。6万くらいの赤字だった。
ウエブサイトの作り直しの費用30万ちょっとが厳しかったな。
主宰の小浜逸郎さん、PHP新書編集部の安達さん、林さん、そしてポットの尹と飲み会。
この日は、どうも小浜さんに議論を「吹っかけ」た、オレ。
でも、楽しい議論だった。
同じ時間に、「羯諦(ぎゃーてい)」山中学 写真集チームは、麹町近くの四谷で
山中さんニューヨーク出発壮行会。ニューヨークのギャラリーで、写真を山中さんがひらくのだ。
本も売ってくれる。時間が早く終われば合流しようとおもってたけど、
小浜さんとの議論に夢中になっておわったのが11時すぎ。すでにあっちも解散目前。
おとなしく帰る。

●2009.09.08火
午後「電子新聞」のインタビュー。版元ドットコムや、電子書籍や、データベースのことなんかを聞かれる。
夜は「でるべん」の勉強会。午後レジュメを一生懸命に書いて、ぎりぎりセーフ。
ついったーで、津田っ(実況中継ってことでいいのかな?)てくれてました。
ハッシュタグは、#deruben で話の経過がかいま見れます。
津田ってくれたみなさん、ありがとう。存分にはなせました。
いや、「出版界は激変のときだから、いろいろできて、今がサイコーに楽しいぞ。一緒にやろうぜ」と
アジった。久しぶりだ。
ちなみに、おいらのtwitterアドレス(っていうのかい?)は、http://twitter.com/sawabekin です。

●2009.09.09水
午後、スタジオ・ポットSD(ウエブサイトやデータベースなどの兄弟会社・社長日高崇/常務石塚昭夫)の会議。
こちらの役員でもあるし、月給5万もらってるんでね。
夕方には、ネットアドバンスの田中さん松下さんが来る。
11月の図書館総合展、ネットアドバンス主催のセミナーのパネラーをやらせてもらうことになって、
その挨拶にわざわざ来社。業界話にも及んで、1時間半もおしゃべり。
「Googleブックサーチ・国立国会図書館所蔵書デジタル化!!
デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」
司会進行が植村八潮(東京電機大学出版部)さん
パネラーは他に、笹沼崇(ゆうき図書館)さん/柳与志夫(国立国会図書館)さん。
11月10日(火)13時〜14時半
どうぞご来場を、みなさま。
そして、夜は「ず・ぼん」編集会議+編集委員座談会。
「図書館のコンサバ(仮)」として、リクエスト/貸し出し記録の利用/公共という意味/無料の原則などを議論。
めずらしく(笑)スタートしたんだけど、無料の原則ではやっぱり激突だ。

●2009.09.10木
出版会議。でるべん勉強会での話は、社内向けにはポット出版の今後の方針を話したつもり。
編集強化/効率化/電子本の同時発売/時限再販、などを、こなかったヤツのために話したり、
売れ点とその原因究明から、ギャクにパブをどうするかなどをアマゾンと重ねて。
夕方代々木図書館(本日館内整理日で休館+全スタッフの出勤日)へ。
「代々木図書館新聞」の企画打ち合わせ。
夜、P社来る。社史制作+デザインの仕事依頼と、急遽明日のオールスタッフ会議のこと。
合間に、「ビラセレーナ祭」(ポットのあるマンションの管理組合のお祭り)のチラシや告知など。
娘とちょっと深いメール。

はじめての言語ゲーム」講談社現代新書 橋爪大三郎 (著)
うん、橋爪さんはヴィトゲンシュタインの抱えた困難に、自身の困難を重ねたのかな?
などと思う。

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