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1月の日誌 |
[2003-01-31(金)] 最後の校正 佐藤智砂 |
単行本にしろ、雑誌にしろ、「これが最後の校正」を戻したあとは、なんとなく不安で、落ちつかない。……といってもすぐに忘れるんだけど、ふと、「あ、あそこ大丈夫だっけな?」とか、とんでもない間違いをしでかしちゃいないだろうかと心配になる。 |
[2003-01-27(月)] ボウリング・フォー・コロンバイン おかだ |
コロンバイン高校の銃乱射事件から、アメリカと銃の問題を追ったドキュメンタリー映画。公開初日に観てきました。いやよかった。 |
[2003-01-26(日)] ポットで自炊 やまだ |
このところ、どうも食費がかさんでいるような気がしてなりません。というか、実際かさんでいます。食欲はどうにも抑えがたく、ついつい1日にお弁当(コンビニやほか弁)+αという案配で、1日千円以下で食うという、最低限の努力目標もさっぱり守られません。このままではいかん。しかし、自炊するにも、自宅では寝たい楽したい欲求にまけてなかなか続けられません。し、だっぷりつくって2、3食(あわよくば4食)という自炊ポリシーは現在の自宅での食事回数に照らすとイマイチ、ぴったりこない、というか腐らせて後始末が大変という事態をまねきかねません。ということで、台所用品、調味料、米完備というポットの素晴らしい環境を生かし、ポットで自炊といういばらの道を歩むことを決意しました。この計画が無事成功し軌道にのれば、食費は飛躍的に減らせる(はず)!ちなみに、きのうは、みそおでん、今日はその残りをかたずけ、明日はカボチャをたく予定です。 |
[2003-01-24(金)] 接続不可 クニイミサト |
昨日の朝から、自宅のネット環境が麻痺している。 |
[2003-01-22(水)] 日高崇 |
この一、二週間というもの、取材やら打ち合わせやらで外に出ることが増えています。(ちなみに沢辺はそれに輪をかけて多く、基本的に打ち合わせを一日1.5件以上こなして、深夜にデスクワーク、という恐ろしい生活パターンになっています。)この合間を縫ってCDドライブとかブロードバンドルータ(ついに光ファイバ引きます)とかを査収する、といった楽しいミッションをこなさないといけないのですが、はてさてどこに組み込んだものか。 |
[2003-01-21(火)] 沢辺均 |
昨日の大阪屋(取次・本の問屋です)との懇親会(主催・流対協)という飲み会に続いて、今日は「楽樂ほんやさん」という本屋さんのためのソフトをつくっている関西の本屋さんのグループ、「本屋の村」と版元ドットコムの意見・システム交流会でした。 本屋さんたちが自らの手で、そのお店の在庫管理から外注の管理……、とさまざまなシステムを開発してるのを直接説明してもらって、とっても面白かったです。そのなかで特に、本屋からのメールでの注文を直接出版社にするシステムに強く興味を引かれました。とりあえず今日の結論は、メーリングリストなどを立ち上げて、そのフォームなどを検討して移行ということになりました。 やっぱり仕事を楽しんで、自分の手をつかって工夫している人は面白い。 |
[2003-01-20(月)] 新コーナー 佐藤智砂 |
2月の上旬から、ポットのサイトに新しく映画のコーナーが登場します。 |
[2003-01-19(日)] 沢辺均 |
すいません、。 「出版のデータ」を書いた2002-12-18の日記に「次回、この続きを書きます。」などとかいたのに、全然続いてないです。 まず、出版っていうのはこれからどうなるのか? ということに対する僕の仮説からいきます。ただし、これ、ホントに仮説なんです。でも、この仮説にそれなりに確信が強まってます。確信度は74%くらいでしょうか。 それを通してたどり着いたり、確信が深まった「出版っていうのはこれからどうなるのか?」の仮説です。 理由の第一は、データはそうなってる、ってことです。 それぞれの年の実売(推定)/新刊点数/一点の実売/実売率、は次のとおりです。 2001年は、手元にある最新のデータ。 本は総数として売れなくなっているけど、それに輪をかけて一点アタリの実売部数が減っている、ということだと思います。 理由の第二は、実感としても、もうちょっと前までは感じていた「MACのニューマシンが欲しいな」とかいう感覚が僕のなかにほとんどなくなってしまったという感じがするんです。今、欲しいモノはたとえば「最近足が冷えるからホットカーペットじゃなくて、電気こたつにしたいな」くらいのもん。 だから、ポット出版、2000〜3000部程度の初版を60〜90%売り切るような本づくりと値段設定、で必要な利益も出せるように、ってのを目標にしようと新年早々決意したのでした。 第三に、これほとんど第二の理由と重なるんだけど、世の中をみるとどうも、人の興味はより細かになっている、ってことです。 大ベストセラーはますます多くの部数を販売するでしょう。そうした集中はこれまで以上に集中すると思います。でも、その一方でますます細分化が進むってことです。 また続きを書く予定です。 データの出所は『本とコンピュータ』2期6号・2002年冬号です。 |
[2003-01-18(土)] コクボユミ |
談話室滝沢。 そこは静かなクラシック音楽がBGMで流れ、薄暗い照明の下、淡い紫のグラデーションがかかった金縁眼鏡をかけた人生経験豊富で品の良い初老のママ(人生経験豊富で品の良い初老のマスターでも可)を囲み、そこで出会った見ず知らずの人同士が和やかに談話を交わす大人のスポット。 リストラされたことを家族に公表できず、でも行くアテもない50過ぎのお父さんや、仕事に、人間関係に疲れ、心の底では常に拠り所を求め彷徨っているサラリーマン…、そんな東京砂漠で生きている人達のオアシス、談話室滝沢。時間を忘れてめくるめく談話を楽しむ人間交差点(ジャンクション)、談話室滝沢。 ていうイメージをずっと抱いていて、いつか私が談話室滝沢にふさわしい大人になったらあの扉を開けてみようと目論んでいたのですが、先日、沢辺・佐藤の悪のタッグ(?)により夢を粉々にぶちこわされました(てゆーか、真実を教えもらっただけなんですけど…)。 「サンタクロースは本当はいないんだよ」と、無神経な同級生から突然聞かされてショックを隠しきれない小学2年生ケンタ、て感じのキモチです。今。 |
[2003-01-17(金)] 岡2 |
物欲を抑えきれず、年末、ついにDVDプレーヤーを買ってしまいました。これでやっと、小久保さんから借りっぱなしになっているインドネシアのアクション映画DVDが観れます。よかった。で昨晩、アマゾンに行ってつらつらとDVDを探していたんですが、アダルトも売ってるんですね。ジャンル分けもされてるし。伸びていきそうな感じです(まだ品揃えが薄そうですが)。結局買ったのは「情無用のジャンゴ」「サルタナがやって来る 虐殺の一匹狼」。マカロニウェスタンな気分だったので。「サルタナ〜」は未見。楽しみ! |
[2003-01-16(木)] 山田信也 |
25になったが、全然20代が折り返した感じも大人な感じもいたしません。というような気分で、ブックオフの文庫100円コーナーにふらりと寄ってみたら、松尾スズキの「大人失格」っていう本があって、気分にまかせて買ってみたら、これがおもしろくて、行き帰りの電車とかで読んでたらうっかり笑ってしまうので、困りました。 |
[2003-01-15(水)] 日高 崇 |
年も明けたので、去年から秘かに計画していたメールの整理をはじめました。メールボックスをまるごとコピーしてバックアップとし、基本的に2001年以前のメールはすべて消去、というポリシーです。で、メールの入っているフォルダ容量をみたら、なんと1.18GB。添付ファイルをガンガン社内で同報しているので、そのせいもあると思うのですが、3年間で1G超とは。 |
[2003-01-14(火)] 沢辺 均 |
消費税の総額表示を義務化しようという案が、政府与党が2002年12月にまとめた「平成15年度税制改正大綱」にもられたそうだ。アタマにくる。 消費税という税金を徴収している事実を「見えなく」しようとしていることにだ。必要な費用をみんなで負担するのが税なんだと思う。この総額表示は「気づかないうちに税をとる」ってやりかた。日頃、社員の給料から源泉徴収して、社員にかわって納付してってことを政府にかわって、ポットの人手で(手間賃がかかってる)やってることにも納得できないと思ってる。源泉徴収も、税を徴収してるって事実を「見えなく」するやりかた。 もちろん、出版社としては、カバーに入れてある【定価●2000円+税】という表示を、【定価●2000円+税100円】とか【定価●2100円(本体2000円+税100円】といった表示に変えなければならないってこともある。 個人的には、消費税にも、その増税そのもにも賛成って気分。当然、所得税とか法人税とかを減らすんだってこととセットにしてもらわなけりゃ、だけど。 |
[2003-01-10(金)] 佐藤智砂 |
社内で、各自が写真のデータ補正をして、印画紙出力をしてみることになった。デザイナーは必須課題で、編集者はやってもやらなくてもいい。私は、写真のデータ補正ってほとんどわからないので、どんなことをするとどうなるのか知る、ということを目的にトライしてみることにした。 |
[2003-01-09(木)] コクボユミ |
正月休みは主に爆睡したり飲酒したり、ライブで騒いで筋肉痛になったり飲酒したり、猪木祭りを観たり飲酒したり、実家に帰って父と忠臣蔵をフルで観たり飲酒したり、弟と夜な夜な北斗の拳のDVDを鑑賞したり飲酒したり、という感じでした。 |
[2003-01-08(水)] 岡田 |
連休が終わって、実はまだ3日しか経っていないという事実に呆然としている今日この頃。昨年末はとある仕事のため4連泊し、ふらふらになりながら新年を迎えました。部屋の掃除を気合い入れてやったぐらいで、例年とさほど変化のない正月、唯一の収穫は、深夜映画でジャン・クロード・バンダムの『サイボーグ』を見れたこと(でもない)。サイボーグなんかちらっとしか出てこない上に、何故か生身の人間のジャンが、サイボーグを守る立場だったりする(普通逆だろ…)とぼけた映画だ。ストーリーは無いも同然、ただアクションシーンが延々と続く(それもスローモーション多様していてかなりチープでぬるい…)。この映画、パート3ぐらいまであって、『サイボーグ3』では、なっなんとサイボーグが妊娠するのだ(と誰かから聞いた)。でも今年の年末年始の深夜映画はバカっぽいのが少なくて淋しかったっす。 |
[2003-01-07(火)] |
去年は厄年だった(らしい)ということを年末になって知ったのですが、振り返ってみても、これといって悪いことは起こってないし、それどころかポットにいれてもらえてむしろ良い年でした。 |
[2003-01-06(月)] 日高 崇 |
年末年始は驚異の9連休でしたが、人に会ったり、会わずに寝たり、モノ(古いノートPCとか、デジカメとか、PCカードとか)をもらったり、モノをあげたり(お年玉とか)、モノを買ったり(MSX
MAGAZINE 永久保存版とか)、情報をもらったり(メールヘッダのReferenceの処理とか、クリックカウントによる広告の評価とか)、実家や自宅のマシン環境をメンテしたりしているうちに終わってしまいました。年末年始らしいことと言えば猪木祭りをみっちり観たことくらいでしょうか。PRIDE
23とかSmack GirlとかK-1 World Max GPとか、個人的にはなかなかいい興行が多かったのですが、年の終わりを佐竹とか安田とかで締めなくちゃいけないなんてしょっぱすぎです。(塩) |
[2003-01-04(土)] 沢辺 均 |
新年、第一発目の日誌当番が偶然まわって来ました。 この日誌コーナーをはじめてから、もう1年と5カ月になりました。 ● ● ● この日誌に登場する仕事の話って、出版の話が多いのですが、実際にポットの仕事における出版の割合って、半分以下です。 ● ● ● 京都にある三月書房という本屋さんが出版者むけに「三月書房 販売速報(仮題)」というメールを送ってくれてます。これは、出版者むけに三月書房の販売情報を提供して、仕入れ・注文の際に必要部数を送品してもらえるようにする工夫からはじめたようです。以前は紙のコピーを郵送してくれてました(本屋さんは仕入れたいと思う本を注文しても、部数を減らされたり無視されたりすることがあるようです。このアタリの事情は機会があったら書きますね)。 ● ● ● で、この本を買ってから考えてしまいました。こんなにも僕にぴったりの本を僕が知ったのは、かなりの偶然で、三月書房からのメールに載ってたから。 よく、本はそれを必要とする読者に届けられていないってな言い方がされるけど(たとえば佐野眞一さんとかね)、それを実現するシステムなんてあるわけないよな、と思ってしまいます。だって情報ばっかり増えて、それに目をとうしてたら肝心の本を読む時間もなくなるもん。 ポットの「年賀状」はこれからだしますから。 ではでは |
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