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9月の日誌

[2001-09-28(金)]
イソガシビ2

ナス
nasu@pot.co.jp

ニシブエも書いていたけど、ワタシの場合、1日6時間労働なので、分担している仕事をいかに時間内に終わらせるか毎日ほんとにキュウキュウしている。だからついつい仕事もかっとばすところは思いっきりかっとばしていたりするわけで、時々丁寧な仕事をしている他の人を見ると、自分の仕事ぶりをいつもハンセイするのであります。

[2001-09-27(木)]
欲しい本を入手(仮)。

國井 美里
kunii@pot.co.jp

 

先週、日誌にヤンシュヴァンクマイエルの本が今一番欲しい、と書いた。
数日前、yahooオークションをうろついていたところ出品されていたこの本に、いつもなら一息入れて考えるところが今回は特に何も考えずに入札した。その直後、その本の落札価格が定価であることに気が付いた。これに送料を負担したら610円も高いものに。
でも不思議なもので、それほど「失敗した!」な気持ちがない。これがもし本じゃなくて洋服だったらすごく悔しかったはず。
『欲しくて探している本』の威力というのはすごい。こうゆう縁で入手した本はなかなか手放さない。それがもし、何年も見ない状態だったとしても。そうやってなかなか手放さない縁がある本がどんどん増えていって、何十年も経ったときそれらを見直してみたら、自分が一生をかけて好きなものってゆうのが一目で分かるようになっているはず。30年先が楽しみ。

[2001-09-27(木)]
イソガシビ

ニシブエ
nishibue@pot.co.jp

全く以て、今日は『忙し日』なのでビックリしてしまう。今日というか今週は。
私は今年いっぱいで産休に入るので日雇い仕事がほとんどなのだが、やること多しで1日8時間労働のなかでは終わらないことになってきている。
どうにかするぞ!!!!!!!(ちょっと急いでいるので、今日はここでおわりにしまする)

[2001-09-26(水)]
『週刊金曜日』の
担当編集者の手紙

沢辺 均
kin@pot.co.jp

 

今日、『週刊金曜日』の編集者・山中登志子さんからメールをもらいました。
山中さんは、「オカマ」という表現をめぐって議論されている、東郷健さんをルポした「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」(著者・及川健二)の担当編集者。
すこたん企画から抗議されたときに担当として出した手紙を公開して、議論の材料を提供してくれたのでした。で、ポットのサイトの『「伝説のオカマ」は差別か』のコーナーに掲載させてもらってました。

ところが、『週刊金曜日』編集部のなかで掲載の是非をめぐって議論になったようで、最終的に「削除してください」というメールが来たのです。

僕は、この手紙の公開がとっても意味のあることだと思っていました。
第一に、情報公開ってとっても大切だと思ってるから。
これは、官と民、メディアにかかわらず、やって行かなくちゃならないことだと思ってます。
第二に今回のように、ある表現をめぐって抗議を受けた場合などは、その過程で編集部と編集者がどの様に判断したのか、どう考えていたのか、といったことを明らかにすることが大切だと思うのです。(あたりまえすぎますよね)
それで、明らかにする相手は、抗議した人に対してだけでなく、読者に対してすべきだって思う。
最後の判断は読者一人ひとりがすることだと思うからです。
「こんなくだらないヤツが編集してるんじゃ、もう買うもんか」とか「あー、なるほどそう考えていたんだ、じゃまた買って応援してやるか」とか。
第三に、一人の編集者として名前を名乗って、自分の考えたこと(この場合は抗議した人に出した手紙)を公開するってことは、その自分の考えたことへの批判を、とりあえず自分一人で受け止めるってコトだと思うんです。で、実はもっともっとこの「一人で受け止める」ってことが行われるべきじゃないかって考えてます。
本や雑誌の企画とかって、何人もの人の意見をうまくまとめて作るもんじゃないでしょ。村のどこに橋を架ければ、より多くの人が便利になるかってこと考えるんじゃない。こんな意味のないとこに、こんな橋が架かってたら見た人がビックリして面白がってくれるんじゃないかって考えることだと思うんです。で、そん時は、合議でなくて、一人で決めるってことですよね。
たとえば、ポットでは「一人でも、絶対やりたい人がいる企画」は編集会議でもドンドン通そうって決めてます(でも、僕以外にこれを活用している人は今のところ、いないんですけどね)。

てことで、とっても残念ですが、「削除」しました。

[2001-09-25(火)]
好きな話

佐藤 智砂
sato@pot.co.jp

 

高校生にオススメの本を紹介してもらい、それを原稿化する仕事を月に1回やっている。トリイ・ヘイデンの『シーラという子』もこの仕事がきっかけではまってしまい、その後のシリーズを立て続けに読んだ。
先週、今月分の取材が終わったのだが、その中に好きなタイプの本があった。それは、『死ぬかと思った』(編・著/林雄司、アスペクト)。林雄司さんという人のホームページの「死ぬかと思った」コーナーに寄せられたメールを本にしたものなのだそうだが、死ぬほど恥ずかしかったことや、クリスマスツリーの電飾を体に巻き付けて感電死しかけた話とか、いろんな人が自分の「死ぬかと思った」体験を自慢するという内容。この手の話って大好きなんです。テーマとして多いのがウンコ系だった。やっぱりねって感じ。
中でも、子供のころバキュームカーのお兄さんをからかったらお兄さんが激怒して、ホースから糞尿を逆噴射させてきて、死ぬかと思った、という話には笑った。
子供のころ、バキュームカーが走っているのを見て、この車がここで爆発したらどうなるんだろうってすごく不安になったことを思い出したしだいです。

[2001-09-22(土)]
今日の出来事

コクボユミ
cotsubo@pot.co.jp

今日は昼から打ち合わせが1件入っていたので休日出勤です(打ち合わせが入っていなくても出社するつもりではいたんだけど…)。打ち合わせ中に2回ほど自分の携帯がブルブルしました。着信履歴を見ると友人から。とりあえず、打ち合わせが終わってから友人に電話したんですよ。
私「もしもし、さっき電話くれたでしょ。」
友人「うん。っていうか俺、今…、パトカーの中なんだよ…。」
私「……エッ?」
友人がパトカーから降りた後の報告によると、どうやら彼がバイクに乗っている際、すごく道が混んでいたらしく、反対車線側から車を追い越ししているところをパックリやられたらしいのです。
ちなみに昼間の電話の用件は「この間受けた入社試験に落ちた。ってなわけで、とりあえず呑みに行かない?」っていう内容だったそうなのですが、どうにもこうにも不幸続きなので、今日はこのまま帰っておとなしく寝てることにしたそうです。

っていうか、夕べは寒かったですね。おかげで、寝ている最中3回も足をつってしまい、朝っぱらから悶絶してしまいました。

[2001-09-21(金)]
第1回●ポットの現状暴露大会

岡田留美
okada@pot.co.jp

 

一昨日、ポットで働きたいという中村さん(仮名)と、小久保・日高・岡田で2回目の面接のようなものをやりました。2週間くらい前に一度、沢辺・佐藤・那須による正式な面接は終えていたのですが、決めかねていました。その理由のひとつは、中村さんがどうやら、ポットを「巨大視」しているらしいということでした。(他の理由は知りません)その後沢辺から、入社歴4年半、2年9カ月、2年8カ月の3人に「彼にポットの現状を伝えるように」と命じられ、2回目の面接の場がもたてれたのでした。誰しも転職する時は、新しい会社に対して少なからず幻想を抱くと思いますが、ポット側としては勝手に幻想抱かれて、入った途端「話が違う!!」と早々に辞められるよりは、最初から膿?を見せておけということだったんでしょうか。(それとも経営者以外の立場からのポットを伝えてくれということかな、結局同じか。)普段、この3人の間でも、特にポットや仕事について話すことはないので、中村さんと話しつつ、2人(小久保・日高)の話を聞けて、自分にも参考になりました。
そして中村さん(仮名)はどうなるのでしょうか。

[2001-09-20(木)]
竹下通りに入ってみた。

國井 美里
kunii@pot.co.jp

 

食事のついでに今日は散歩をしてみた。
何年かぶりに竹下通りにドキドキしながら入ってみた。代ゼミに模試を申し込みに行った時以来かもしれないから、そうすると6、7年ぶり。
その頃どんなお店があったのか覚えてないけれど、ひさびさに歩いてみるとあまりの物価の安さに「すいません、そこの緑のジャージを下さい。」と言いたくなる。レコファンがあるのも知らなかった。そういえば近くにブックオフもあった。
今一番欲しいものは、ヤンシュヴァンクマイエルの作品の手法が分かるようなものが1冊になっている本なんだけど、それがこの安さの勢いのまま、ブックオフにあると嬉しい。明日期待はしないで、ブックオフに入ってみよう。

[2001-09-20(木)]
/scripts/なんて
ディレクトリは
ありませんってば

日高 崇
hidaka@pot.co.jp

 

えー、おかげさまでメール送信はすっかり安定しました。やればできるじゃないか。>ファイルメーカーPro5
サイバーテロ話は意外に低調だなあ、と思っていたマスコミが飛びついているからかどうかは知りませんが、CodeRedが現れたばかりだというのに、はるかに凶悪な「nimda」登場で何かと騒がしいですね。遅ればせながら、Webサーバのログを見たら、こんなんばっか。

202.224.254.214 - - [20/Sep/2001:13:17:03 +0900] "GET /scripts/..%c0%2f../winnt/
system32/cmd.exe?/c+dir HTTP/1.0" 404 304
202.224.254.214 - - [20/Sep/2001:13:17:03 +0900] "GET /scripts/..%c0%af../winnt/
system32/cmd.exe?/c+dir HTTP/1.0" 404 304
202.224.254.214 - - [20/Sep/2001:13:17:03 +0900] "GET /scripts/..%c1%9c../winnt/
system32/cmd.exe?/c+dir HTTP/1.0" 404 304

(ちなみに、上記IPのサイトを見てみようと思ったら、アクセス過多でつながりませんでした。彼ら自身が撒いたタネとはいえ、おそらく彼らも被害者でしょうから、これ以上いじめないであげるのが武士の情け、でしょうか。)

まあ、幸いポットではNTだのIISだの、OutlookExpressだのを使っていない(というか、Windowsマシン自体一台しかない)ので対岸の火事、といった感じなんですが、まあ、「Linuxのサーバはセキュリティヌルいぞ」なんて風潮になるのは時間の問題のような気もします。いまのところ、このテのウイルス騒動のほとんどは愉快犯だとは思いますが、これが政治・宗教がらみのテロになったら、「テキはマイクロソフト」みたいな牧歌的なお約束が通じないことは火を見るより明らかです。「遊びの時間は終わり」ってやつですかね。なんとも気が重い結論ですが……。

[2001-09-19(水)]
新しいお仕事

西笛さやか
nishibue@pot.co.jp

 

今日から新しいお仕事が増えました。
ポットサイトの松沢さんページの更新をするお仕事です。今までは戸矢さんがやっていた仕事で、私が引き継ぐことになりました。
アップの手順を先程、日高氏から教えてもらいましたが、さすがにに日誌を自分でアップしているので、ちんぷんかんぷんだということはなかったです。自分でアップするのって、私は結構好きです。わたしにとってwebが全くちんぷんかんな世界だから、すこしでもわかるようになると(結局Dreamweaverの使い方がほんの少しわかっただけなだけなんだけど)嬉しいから。
明日からは完全に一人でアップの作業をするので、ミスのないようがんばりまする。

[2001-09-18(火)]
1.本の棚卸しをしました
2.戸谷さんが退社しました

那須
nasu@pot.co.jp

 

9/17月の出来事→1.棚卸し&2.戸矢さん退社
1.棚卸しは千葉の銚子にあるポットの委託倉庫に行って来ました。朝7時15分東京発のスーパーさざなみに乗って行ってまいりました。5時半起きでしかも前日は地域のお祭りで炎天下を走り回りその夜は歩けないほど疲れてしまっていたので(注*)、さざなみの中ではよだれをたらしてバク睡してしまいました。倉庫には全部で1万5千冊以上の本がありました。ポットから出している本が現在37点で、本の中には千冊以上残っているもの(返品されてきた本も含みます)もあってやや悲しいキモチに陥りそうでしたが、感傷的な気分を振り切って、淡々と数をかぞえることに邁進しました。
2.戸矢さんは私の席の隣でした。今朝きてみたら、すっかり机が片づいてがらんとしていたので、やや淋しいキモチになりました。戸矢さんがやめ、今日は社長の沢辺さんも社員の中で黒一点(女性は紅一点というけど、男性はなんて言うの?)になってしまった日高君も大阪出張で、本日のポットは女だけです。

(注*)銭湯に行ってその疲れも少しはいやされた……銭湯は、我が家の日曜の夜の恒例行事。お客が全然いなくて、いつ行っても貸し切り状態で時々泳いだりしている。もう明日にもつぶれそうなんだけど、まだがんばっているので応援のキモチもこめて通っている。

[2001-09-17(月)]
札幌の街に
レインボーマーチを
参加して来た

沢辺 均
kin@pot.co.jp

 

昨日のレインボーマーチ札幌に参加してきました。
東京の3,000人に対して500人ほどの参加者。街が小さいようで(札幌の街はよくわからんもんで)、繁華街のかなりのところを練り歩いたようです。パンフレットには約4キロと書いてありました。
暑くも寒くもなく、とっても穏やかでな日和です。
500人くらいなもんで、東京のパレードとは違って途中で間があいてしまうこともなく、ほぼひとまとまりですすみます。
途中で、三車線にめいっぱい拡がったりして、警察とも緊張感なくのんびりです。
先頭の宣伝カーから流れるコトバには、ホンの少し違和感もありましたが、とっても楽しめました。

パレード終了後のフェスティバル(集会みたいなもんかな?)の司会をした、アッパーキャンプの人が、公明党の道議会議員が登場した時に「公明党バンザーイ」とやったのには笑いました。公明党がこんなとこに出てきたことへの違和感が一挙に解消。
なんと機転の効いた司会だろう。

→レインボーマーチ札幌の写真を掲載してます。こちらまで

[2001-09-14(金)]
今年度もそろそろ終わり

佐藤 智砂
sato@pot.co.jp

 

ポットの決算は9月。今年度も残りわずかになったわけです(ホンットに1年が経つのが早い)。
毎年、年度末には社員全員で「総会」と読んでいる会議を開き、経理の報告や、今年1年がどんな1年だったか、来年はどんなことをしたいかなどを話し合います。
きょうは、「プレ総会」の日でした。「プレ総会」は、「総会」でどんなことを話し合う必要があるのか事前に意見などを出しておくのが目的で開いているもの。「総会」同様、社員全員参加です。
去年のポット全体の目標を見直してみると、実現できたこと、できていないことあるんだけど、できなかったことの一つに「労働時間を短く」というのがありました。来年は、ぜひ目標を達成させたいものです。

[2001-09-13(木)]
痛い。

國井 美里
kunii@pot.co.jp

 

元来、よく転ぶ方なんだが、ここ最近は特によく転ぶ。
雨が降ったり止んだりしてた日曜日のこと。濡れた階段で派手に転倒。「ちょっと危ないな」と注意しようとした瞬間の出来事。踏み外してそのままお尻で4段程、落ちました。痛いやらおかしいやらおかしいやらおかしいやら…。
本当に痛かったのはそれからのこと。イスに座るのも角度によっては痛いし、前屈みになれば痛い。仰向けで寝ようものなら目が醒めた時にはもれなく動けなくなって、ひとりで「うーん、うーん」となるしかない。
やれやれ、尾てい骨故障したかしら…。
どうせレントゲンを撮るならその写真をくれるお医者さんがいいな…。
レントゲン写真を下さるお医者さん、求む。

[2001-09-13(木)]
どうにもこうにも…

コクボユミ
cotsubo@pot.co.jp

最近、体調がよろしくない。
先週からの風邪が原因なのかどうかはわからないが、昨日あたりから微熱が出たり出なかったり。今日は、どうにもこうにもキツかったので、さっき3時間ほど仮眠をとった。
今週末はお神輿をかつぎに行くので、それまでには体調を整えなくちゃ。
っていうか、こんな状態の脳ミソで、明日の初校出し、大丈夫かしら…。

[2001-09-12(水)]
いいことあったから割り込み日誌

西笛
nishibue@pot.co.jp

 

ちょっと変わった電話が四時過ぎにポットにあった。
「直接関係ないと思うんですけど……、バディの連絡先教えていただきたいんですが……。」
「あ、はい。少々お待ちください。」
少々と言ったものの、当の「バディ」が手元になかったから、わりと時間がかかってしまった。本棚にもない。(うむむ、どこかに連絡先書いたものはあるはずなんだが、どーしよー)
結局、戸矢さんの棚の上にあった今年の『レズビアン&ゲイパレード』のパンフレットから連絡先を見つけ出し、伝えた。
そのあと、電話をかけてきた彼が続けて言った。
「『パレード』という本、よかったです。これからもこんな本作ってください。」
「はい!!! ありがとうございます!!! つくります!!!」
ぐはぁ!!  うれしかったぁ……。なんだか電話の彼は引っ込み思案そうだったので(勝手に想像していまいゴメンなさい。)そういう人から、電話で直接言ってもらえたことが余計に嬉しかった。
読んだ人が、素直に「良かった」って口に出して言ってくれる本づくりに、これからも関わっていきたい。だから、ポットにいたい……、なんて言いながら来年からしっかり産休・育休を一年超とってしまうニシブエの割り込み日誌でした。

[2001-09-12(水)]
鳥肌

岡田留美
okada@pot.co.jp

 

テレビを見て久々に鳥肌が立ちました。米国同時多発テロ! 
やっぱりノンフィクション、現実、事実(+リアルタイム)は鳥肌を立たせるもんなんだな〜と思いました。あのなんとも言えないゾワゾワゾワッとする感じ。映画やビデオじゃあ感動や涙はするけど、鳥肌は立ったことないです。
過去に、寒さ以外の記憶する鳥肌は、10年前に行ったドリカムのコンサートぐらいです。今回のテロとは種類も規模もえらい違いですけど、あれも、現実というか、生声ならではの、CDじゃあ得られないものが伝わってきたからなんだろうな。

[2001-09-11(火)]
メール送信安定化への道

日高 崇
hidaka@pot.co.jp

 

今日は台風直撃だったんですが、それとは全然関係ないスクリプティングの話。興味のない人ごめんなさい。
さて、毎週土曜日、ポット出版が参加している版元ドットコムでは、メールニュースを発行しています。発行にはファイルメーカーとUVJ-Mailerというメール送信専用のフリーウェアを使い、両者をAppleScriptで橋渡し、といういたってシンプルな構成なのですが、これが全く安定しない。送信するたんびにファイルメーカーがフリーズし、たかだかウン千通のメール送信に泣かされる日々がここのところ続いていました。
これではイカン! と、ついに問題解決に向けて重い腰をあげたのが先週末。というわけで、以下、スクリプトの改善レポートです。
今までは、こんな感じでした。

tell application "ファイルメーカー Pro"
set aList to ID of every record of document 1
repeat with thisID in aList
set myTo to cell "メールアドレス" of record ID thisID of database 1
set myBody to cell "メルマガ::メルマガ本文" of record ID thisID of database 1
set mySub to cell "メルマガ::メルマガタイトル" of record ID thisID of database 1
set myFrom to cell "メルマガ::発信者" of record ID thisID of database 1
tell application "UVJ Mailer PPC"
send mail myBody to myTo from myFrom subject mySub
end tell
end repeat
end tell

まあ、ぶっちゃけた話「AppleScriptリファレンス」なんかで紹介されている、「ファイルメーカーの全レコードに対して一括処理」というタイプのものですね。このスクリプトを、ファイルメーカーのスクリプトで呼んで、実行するという流れです。
いろいろ試行錯誤してみた結果わかったのは、どうやら、AppleScriptというやつは「ものすごく時間がかかる」「かなり大量」とか、そういった処理に弱いらしい、ということ。そういえば、フォルダアクションスクリプトも100件くらいのファイルがフォルダに貯まると、スクリプトがお亡くなりになることがよくあった。なるほど、ヤツは「小回りが利くがすぐ息が上がるタイプ」、動物占いで言えば「チータ」に違いない! ……というわけで、書き直してみたのが以下のもの。

tell application "ファイルメーカー Pro"
go to window "mailmagazine.fp5"
set myTo to cell "メールアドレス" of current record of database 1
set myBody to cell "メルマガ本文" of current record of database 1
set mySub to cell "メルマガ::メルマガタイトル" of current record of database 1
set myFrom to cell "メルマガ::発信者" of current record of database 1
tell application "UVJ Mailer PPC"
send mail myBody to myTo from myFrom subject mySub
end tell
end tell

「その一件だけ、メール送信」ということですね。で、ファイルメーカー側で全レコードを対象にループ処理をさせ、上記スクリプトをその都度実行すれば、結果として全メールを送信できる、というしかけです。ファイルメーカー自身が持っているスクリプティング機能、というのはこれはなかなか強力で、数千件のレコードを処理したくらいでは、びくともしません。なので、力仕事はこちらにまかせてしまおうという作戦なのです。
動作試験自体は完了し、一応、1000通弱を送信する負荷実験にも耐えたものの、はたして実戦に耐えられるかどうか……(来週になんとなく続く)。

[2001-09-10(月)]
品出し女日誌

西笛
nishibue@pot.co.jp

 

今日は、品出しはお休み。
なぜかというと、注文のあったポットの本を、各取次に持っていってくれる三邑(みつむら)物流さんがお休みだから。品出しのない日は朝、ドタバタしなくていいから気分的に楽だ(品出しはいつも朝ヤル)。いまだに品出しに慣れない私。
さて、ポット本の近頃の注文傾向について。
『ず・ぼん7』(01年8月6日刊)と『亀吉が行く!』(01年7月16日刊)の二つはやはり新刊なので好調に出ていく。しかし、なぜだか『風俗ゼミナール お客編』(01年4月20日刊)が前の二つに負けず劣らず近頃好調。
発刊当初、『風俗ゼミナール 女の子編』(『お客編』と同日刊)との注文の方が多く、「なんで?!」と疑問に思っていたけど、『女の子編』だけを最初に買って読んだ方が、「『お客編』も買うべし!」てことで、今になって買っているからかなぁ(何て単純な分析……けどなぜ、『女の子編』を最初に買った人が多いんだろう?)。
個人的に思い入れのある『パレード 東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』は、先月末にパレードがあったにも関わらず、本の注文にはあまり繋がっていない様子。どうして?&悲し。
18日(水)には『激論! ひきこもり』発刊。事前注文の数も割と良い感じ。『激論!〜』も末永く売れるとよいなぁ。

[2001-09-07(金)]
幸福のつくりかた

那須
nasu@pot.co.jp

 

今日はとても気分が重いので、日記、めんどくさいなあというのが正直なキモチ。子供の頃から他人に決められたことをやる、ということがものすごく苦手だった。最近特にその傾向が強くなっている。年取ると人間丸くなるというのはうそです。頑固なやつはもっと頑固に、小心者はもっと小心者に。性格がより顕著になっていく気がするわけです。
さて、なぜ気分が重いかというと、明日、あさってと保育園のお泊まり保育とやらに泊まりがけで行かなければならないから(なぜ、親がいくのか!!!!)。来週末は地域のお祭りで、地域の班長であるワタシ(正確には夫とワタシ)はおでんの仕込みやらお祭りの寄付金集めやらで今から奔走しなければならないし……(もちろんおでんは妻の仕事なんですよ!!!!) ああ何かが変だと思いつつ、しかし小さなコミュニティのなかで正面切って反論しないワタシ。橋爪大三郎さんの『幸福のつくりかた』を読んで、ああ社会を変えていくためには、自分の生きるコミュニティの中で、変だなと思うところから始めなきゃな、と思ったのに、いざ現実に直面するとへなちょこ及び腰のワタシ。だめだねー。そういう自己嫌悪も含めて、ああ憂鬱。

[2001-09-06(木)]
とりかえしようのない間違いが…

トヤ
toy@pot.co.jp

先週の金曜日に『激論!ひきこもり』の作業はすべて私の手を離れ、あとは印刷所から出来上がってくるのを待っているだけになりました。予定によれば、印刷は昨日までで終わり、今日からは製本にかかっているはずです。
企画が始まったのは、まだまだ寒かった頃。どんな本にするのかわからないままに、作者の1人・工藤氏のもとを訪れたのは11月14日でした。福生駅の近くの居酒屋で、刺身を肴に日本酒を飲みながら氏の話を聞きました。

あれから10カ月。完成を間近にして、いま、とてもイヤな感じです。体の中のどこかに印刷機が回っていたり、製本機が動いていて、なすすべがないままに、とりかえしのつかないことが進んでいくのをただじっと感じている、といった具合です。
表紙のタイトルが違っているのではないか、著者の名前が間違っていやしないか、略歴は、目次は大丈夫か、何か気がつかなかった大きなミスがあるのではないか……。何度も確認したはずのページが、頭の中では白くなっていきます。違う本の原稿をいれてしまったのでないか、実はあの著者は工藤、斎藤ではなかったのではないか、などとわけのわからないことまでが思い浮かびます。
舌の奥に広がるなんとも言えない苦み、時々押し寄せていくあせり。
そのたびに「そんなことはない。大丈夫だ。大丈夫のはずだ」といい聞かせます。早く本を見て安心したいような、見ないで逃げ出したいような気分です。
新しい本が自分の手を離れ、出来上がってくるまでにいつも感じるイヤな感じ。

[2001-09-05(水)]
作業をしてないと
仕事をした気になれない
ダメなワタシ

沢辺 均
kin@pot.co.jp

仕事が進みません。仕事が進まないといっても打ち合わせは着々と時間通りやっているんで、要は作業が進まないということです。
昨日は事務所に泊まり(最後は20代女性社員も泊まっていて、二人きりでした!)。ちょいと寝坊して11時半ごろ起きました。ポットは10時から仕事開始なのですが、11時までであればペナルティーなしでちゃんと出勤したことになります。ですから、11時には起きていなければならないんですが、何となく「泊まった人」には「いつまで寝てるんだ、起きろ〜」などとは言わないで、少し長めに寝かせておいてくれるやさしい習慣が定着してます。
起きてからは、コマゴマとした社員たちとの相談事、メールでのやりとり、電話での打ち合わせ、外部のスタッフをいれた打ち合わせ、そして昨日と今日は社員募集に応募してくれた人との面接もありました。その間の昼飯と夕飯で、今(11:00)やっと作業に取りかかろうというところです。
昼飯は、ちょっと珍しく外にでてランチ(ギンダラの西京焼き)。夕飯は近くの中華屋(紫金飯店)の好物=木須肉(ムースーロー)ライスを食べました。しっかり飯の時間をとったせいもあるのでしょう。まとまった作業をこなす時間がとれませんでした。
作業をしないで打ち合わせなどで一日を過ごすと、仕事をやった気になれないんです。
作業をして金(売上げ)になる、という習慣と感覚から抜け出せません。
打ち合わせなども、必要な仕事の一つと思ってはいるんですがね。
そして今、どうやってやるんだというほどの作業が僕の前に積み上げられてます。

緊急に出版したい本の企画があるんですが、やっぱ無理かな? でも、やりたいな、と思い悩みながら、作業開始です。
あ、いや、その前に、メールを最低2通書かなければ。

[2001-09-05(水)]
面接しました

佐藤智砂
sato@pot.co.jp

8月20日までポットのホームページで社員募集をしていました。応募者は4名。編集者希望は2名、デザイナー希望が2名。
きのう、きょうで4人の面接をしたんだけど、ホント面接って難しいですね。たった1時間くらい話したくらいで、その人がどんな人なのかなんてわかりませんよ。よく面接の達人のような人が「それが長年やっているとわかるんですよ」なんて言ってるけど、わたしゃ信じられません。
少ない面接経験の中で私が思っているのは、自己ピーアールをするのが下手な人が多いなってこと。沢辺がよくする質問に「あなたがポットに入ると、ポットにはどんないいことがありますか?」っていうのがあるんだけど、みんな謙虚っていうか、「とにかくやる気はあります。がんばります」的な答えが多いです。こっちが聞きたいのは、些細なことでもいいからもっと具体的な答え。例えば「文字入力は早い」とかでもいいだけどな。自分ができることは謙遜しないで、はっきり伝えたほうがいいのに、と面接をするたびに思ってます。

[2001-09-04(火)]
ほめられてウレシイっす

佐藤智砂
sato@pot.co.jp

無事ヨーロッパ取材から帰ってきました。みんな留守中ありがとね。
きのうTRCから『ず・ぼん7』の追加注文が40冊あった。ストックブックになった本で、追加注文がきたのって初めてじゃないかな? ウレシイっす。もう一つ、『ず・ぼん』がらみで、うれしかったことがある。『ず・ぼん7』の著者の一人である本多さんが、私の書いた原稿が一番おもしろかったって言ってたんだって。私が書いたのは、岐阜県図書館とそこの利用者との間に起こったリクエストを巡るいざこざについて。本多さんとは十数年来の知り合いで、私が信頼している人なので、そういう人から「おもしろかった」って言われると、ウレシイもんですね。
あの原稿を書いたのは、入稿の1週間前くらいだったかなあ。書くための材料は、ず〜っと前から揃っていたのに、書くのがイヤで先延ばしにし続けていたのです。もうどうしょうもない段階までひっぱって、最後ドタンバで徹夜して書き、沢辺さんと那須さんに意見をもらって仕上げたもの。10万円払えば書かなくていいって言われたなら、払いましょうと答えるくらい重荷になっていたんだけど、書いてよかった。
来週の月曜日には、『ず・ぼん8』の編集会議がある。来年の1月に発行する予定にしているんだけど、毎回、発行を大幅に遅らせている『ず・ぼん』ですから、あんまり信用しないでくださいね。

[2001-09-03(月)]
フキコシズム演芸

小久保由美
cotsubo@pot.co.jp

昨日はPARCO劇場に吹越 満の「フキコシ・ソロ・アクト・ライブ グランド ベスト」を観てきました。すごい吹越 満ファンというわけではないのですが、面白いので毎年観に行っています。今年のは、昔のネタの集大成ということだったので、私が高校生くらいの時にテレビで見ていた「ロボコップ演芸」なんかも観れました。2時間超の舞台だったので、やっている方(しかも一人で)は大変そうでしたが、観ている方は相当楽しませてもらいました。たくさん笑ったので、いい気分転換になりました。
9/9(日)までやっているそうなので興味のある方は行ってみてはどうでしょうか? ステージだけじゃなく、ロビーの方にもちょっとした仕掛けがあって、舞台の始まる前と後で2度楽しめますよ。

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