ポット出版社長・沢辺均の日記 -69[2010.04.03〜2010.04.8]

2010-04-08 沢辺 均

●2010.04.03土
休み。鉄とすずとドックラン。

●2010.04.04日
バンド練習でスタジオへ。
いよいよ4/17に迫ったライブ「勝手にしやがれ6」

●2010.04.05月
たんたんと仕事。

●2010.04.06火
沖縄から、ミニFM局「FMタイフーン」から3人来て、いろいろ相談。
ここの活動は多岐に渡っていて、おもしろいんだ。

●2010.04.07水
ず・ぼん」16号の取材で午前中に国立国会図書館の田屋さん。
午後はTRCの石井さん。それからJEPAのePub説明会。
ePubに関する感想は週末に書こうと思う。
夜は「ず・ぼん」編集委員会で、図書館員の人たちと。

●2010.04.08木
週に一回の出版会議を、早めに切り上げて、JPO(日本出版インフラセンター)の
「近刊情報EDI標準化検討ワーキンググループ」のキックオフ会議。
面白いことになりそうだ。
夕方、日経新聞の取材。夕刊の「ひと欄」みたいなコーナー。
出版を始めた理由みたいなことも聞かれたけど、
そんなものはないんで、困った、こたえに。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -68[2010.03.30〜2010.04.02]

2010-04-02 沢辺 均

●2010.03.30火
午前中マンションの理事会
史上最大(いやホント)の管理人・大西さんが31日で退職。

●2010.03.31水
午前中はデザインの打ち合わせでs社へ。こちらも人事異動多数らしい。
午後は「談話室沢辺」という恥ずかしいコーナータイトルのインタビューで津田大介さん
なぜ、著作権問題に取組んだのか? 関心をもったのか? がテーマ。
イチバン、どすんと撃たれたのは、「音楽業界の経緯に学べ」って話。
そーだよな。
前から考えているiPadで読んでもらう雑誌の大きなコンセプトは、
カット&ペーストでブログやツイッターに、共感・嫌悪したところを貼付けられるようにする、
つまりDRMをかけないってのだった。
音楽業界も、オイラの目には、DRM→音楽愛好者(?)からの不評→DRMを外す、って経過に見える。
実際、DRMのおかげで、会社と自宅PCとiPhoneとの共有やらなんやらのメンドウがなくなった。
正直、人にCDに焼いてあげたこともあるんだけど、、、、(これ著作権法違反です)。
サイトにアップして、誰でもダウンロードできるようにする、とか、コピーものを作って売るとかは、
著作権法で取り締まるのがいいと(断固!として)と思うけど。
ツイッターに貼付けることも「違法」状態にしたままだったりするのは、
むしろその著作物が多くの人に知られるチャンスを奪うことになると思う。
このへんすっきりさせたいな、と思う。

●2010.04.01木
出版会議。書店落語が一部書店に好評。
書店の店頭が活性化してくれるのは、出版社としても嬉しいし、大切なことだと思う。
書店店頭活性化、は「生(ナマ)」がいいんじゃないかと思ってる。
落語があったり、ミニライブがあったり、無料ワイファイスポットとして使えたり。
今は、落語家さんへの謝礼をポット出版で負担してるけど、
これからは、お客の投げ銭で落語家さんに「我慢」してほしいと思ってる。
むしろ、A書店と落語家=Bさんが、毎月書店落語をやったり、
独演会のチケットを売ったり、商店街全体の催しものによんでもらったり、
というのを(ポット出版の金銭的な負担なしで)、恒常的にできるような仕組みにしたいんだけど、
これって、図々しい? 
午後はボイジャーへ行って萩野さんと打ち合わせ。
東京国際ブックフェアに版元ドットコムとして出展するんだけ、その一部に出展してもらい、
セミナーを一緒にやろう、ってことで、協賛金ちょうだい、って営業。
萩野さん、ありがとう、ちゃんと出してくれることになった。
さらに、T-Timeの今後の計画とか、さまざまいろいろ話す。
DRMのことも話したんだけど「意気投合」したぜ。
DRMは常に突破される、。で、突破するのは「悪意」のあるやつ。
で、悪意もないし、ほとんど著作権者に被害をもたらせない普通の人に、厄介をかける。
これ、逆転してるんじゃないの?って話。
うん、そのとおり、。悪意のあるやつは、今の著作権法で取り締まる。
技術的にも、それが可能になっていくと思うし。
それから、「家畜人ヤプー」がついに品切れ。
2000部増刷したんだけど、納品が来週の4月7日(水)。
少々お待ちを。書店からの注文も、7日まで保留。
その連絡をしたり(ってみんなスタッフがやってますけど、オレは働かないで)。
300近い注文がたまった。

●2010.04.02金
朝から大忙し。
代々木図書館に行って、異動した館長と、新しい館長とご挨拶。
もどって、ポット会議。
編集制作請負仕事の営業作戦案、担当から提案。
オイラの意見を加味して、前にすすもうということになる。
乞うご期待、ですね。
そんでもって、マンション管理組合と弁護士とのご苦労さん昼食会。
表参道のクレープ料理屋(といっていいのかな?)。
地下駐車場を支配してる(つまり貸し出して金をとってる)このマンション開発会社に、
管理組合に返せ、という裁判の和解のサインを今日終了したのだ。
駐車場の建物登記はされていないで、土地の共有持ち分をもってる開発会社から、
1千万で、持ち分を移転してもらった。他にも条件あるけど。
オレ的には、勝利だと思ってる。そのサインのあとで、弁護士さんありがとう、
という会。
でも、中座して、神保町へ。
文字・活字文化推進機構の肥田美代子理事長に、「ず・ぼん16号」の取材、。
JAPAN/MARCの充実、関係業界みんなで協力して、国会図書館の早期公開の話。
肥田さんやる気だ。いいですねー。こんどこそ実現したいもんだ。

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4月3日(土)〜7日(水)●福岡で『バサラ人間』上映決定!4日(日)は舞台挨拶

2010-03-31 大田 洋輔

自作自演の活弁映画監督・山田広野監督作品『バサラ人間』の福岡上映が決定しました!
4月4日(日)には、舞台挨拶も行ないます。
福岡在住の皆さま、期間中足をお運びの皆さま、この機会にぜひ映画『バサラ人間』をご覧下さい。

日程:
4/3(土)~4/7(水)

時間:
4/3(土)12:00/19:00
4/4(日)15:00
4/5(月)19:00
4/6(火)15:00
4/7(水)19:00

場所:

西鉄ホール 〒810-0001 福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージ6F
TEL : 092-734-1362 / FAX : 092-771-3582
http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall

料金:

前売 : 1,200円 / 当日 : 1,500円(全席自由)
【前売り取り扱い】
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:461-717)http://pia.jp/t
・西鉄ホール TEL:092-734-1370

・映画「バサラ人間」公式ホームページhttp://basaraningen.com/
・山田広野監督の処女単行本『山田広野の活弁半生劇場』
・脚本全編収録の公式パンフレット『映画「バサラ人間」』

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『ワイルド・ビースト』作業進行中

2010-03-29 和田 悠里

去年から続けている携帯小説の単行本『ワイルド・ビースト』全8巻の仕事が
あと1冊の作業を残すところまできました。
黒ベースで、それぞれの巻でテーマカラーとテクスチャーが違います。
ファー/スパンコール/鉄条網など、様々な質感の違うテクスチャーを制作するため
フォトショップの機能をいろいろ開拓することになりました。
今まで存在を知らなかった機能も多く、かなり勉強になりました。
今机の上に6巻までが並んでいます。全巻揃うと背の文字が揃うドラゴンボール方式なので、
全巻揃うのが今から楽しみ。

今朝伊藤計劃の『虐殺器官』を読み終わりました。
最近は軽い本とマンガばかり読んでいたので、こんな情報量の多い文章は久しぶりに読んだ気がします。
オチの部分で、1月にやった岩松了さんのトークイベントで岩松さんが話していた内容と
すごくリンクする結論に結びついたのには驚きました。面白かったです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -67[2010.03.13〜201003.29]

2010-03-29 沢辺 均

これまで、イチバンためてしまったのではないだろうか。
16日分だぜ。いつもそうだけど、スケジュール帳やを見て、書く。
ちなみに、オイラのスケジュール管理は、
手書きの手帳が基本で、eGroupというフリーのグループウエアにも入力するってやり方。
他のスタッフが、オレのスケジュールを確認できるようにするため。
そして、iPhoneのスケジュール帳とeGroupを同期させてる。
もう、10年くらい前からスタッフ全員でグループウエアを使ってるんだけど、
今なら、もう必要ないな。いろんな無料サービスもあるし、マックで作ってるサーバーにも
日程をグループ管理できる機能がすでにあるんだしね。
でも、一度作ったやり方やアプリを切り替えるのってめんどうなんだな。

●2010.03.14日
バンドの練習日。

●2010.03.15月
社内研修で、WOWOWのドキュメンタリーを2本見る。
ベストセラーと、マガジンハウスのポパイ伝説、みたいなやつ。
ベストセラーの方は
・書店員発 白い犬のワルツ/整理術/本屋大賞
・タイトルの工夫 バカの壁/さおだけや
・ネットから 電車男/白石さん/ケータイ小説
・古典のリニューアル 太宰/星の王子さま/ドフトエフスキー
・1Q84 ハングリーマーケット→パブリシティ→書店員の販売力→タイトル効果→知名度→ブランドステータス
ポパイは
・イエローページ
・UCLA 徹底的に(授業内容/入学の方法など、、)
・ナイキもすべて
・ポパイ文体
・外の人材
・プレゼン=すでにやったことしかできない。
・編集会議ない 好奇心
それから、確定申告の確認。19万を追加で払うことになった。
夕方ボイジャーの担当者来て、TIBFのした打ち合わせ
大学図書館問題研究会に頼まれた原稿を書いて送る。
千数百字のところ二千字を越えて書いてしまったけど、
「必要に応じて削るから」として、ともかく送ってしまった。

●2010.03.16火
国立国会図書館の納本制度審議会で、東京に来た湯浅さんと飲み会。
常世田さんもいたんだけど、結構気が合うんだな、不思議か?

●2010.03.17水
ジャパニーズ・ブックダムからみの相談をした、
夜は、東工大・朝日カルチャーセンター・ジョイントコースの、
「核のない世界平和は可能か」講師:竹田青嗣(早稲田大学教授)× 橋爪大三郎(東京工業大学教授)へ。
これ、できれば本にしようとしている。そんなこともあって、司会。
この日、三省合同のデジタル書籍の懇談会があった。
傍聴には行かなかったけどね。
このサイトの「マガジンポット」で新連載「セックスをこじらせて」が始まる。いいタイトルだな。
書き手は雨宮まみさん。

●2010.03.18木
出版会議。
夜は、石川輝吉さんと一緒にやってる若者インタビュー3回目。
男21歳。焼き鳥屋のあととり。少々ワル系。
石川輝ちゃんには「談話室沢辺」でインタビューずみ。読んでみてくだはれ。

●2010.03.19金
ポット会議と掃除など。
午後、北尾トロさん(このサイトで「北尾トロ×下関マグロのライターほど気楽な稼業はない」)と
山田ないとさんが、この事務所のあるマンションの見学に。
ないとさんはそばにすんでて、前から中を見たかったらしい。
よその事務所にもたのんで見学させてもらう。

●2010.03.20土
夕方から石川輝吉さんの若者インタビューの4回目。
4回やると、それぞれの違いなどが面白い。
特にこの日の女性は、かなり自分を自覚してる感じで、
本来ならしゃべらないかもしれないような話もキチットしてくれて、
大変おもしろかった。
20代前半、準公務員のような仕事。

そして連休は、鉄とすずをつれて代々木公園ドックランへ行って、
取りためていたWOWOW放送の映画などで、意味なく過ごす。
本も読んだけど、なんかだらだらって感じ?
あ、バンドでスタジオ録音した「タイムマシンにお願い」の音に、
ビデオ+写真をつけて編集。YouTubeで公開。埋め込んじゃうぞ。

●2010.03.23火
夜はNPOげんきな図書館の理事会。
あ、twitterでげんきな図書館_代々木図書館をフォローしてくれないすか?
http://twitter.com/genkina_yoyolib
入札のあった代々木図書館も無事?落札。やすいんだけどね。
早めに抜けさせてもらって、新宿のロフト+ワン。
ホリエモンと津田大介さん、松沢呉一さんのトーク。
「エロスの原風景」2冊と、「クズが世界を豊かにする」9冊売れる。
歌舞伎町のドンキーで、4.17ライブの衣装を物色して帰宅。

●2010.03.24水
ジャパニーズ・ブックダムをめぐる非公式な打ち合わせ。
午後、は飯田泰之さんに「談話室沢辺」のインタビュー。
ベーシックインカムについて。とってもいい。
飯田さんは駒沢大学の先生で、30代で、シノドスってチームのメンバーもやってる。
経済学の話。実現させるためのコストがどれほどかかるか?
ってことをちゃんと意識してる話をしてくれた。
リフレシンパみたいになっちゃってるここ数年のオレ。
そんなこともあって共感してるのだろうか?
夜は版元ドットコムの組合員会議。毎回お約束の飲み会つき。
誰でも参加できるし、発言したっていい。
ただし、議決権は組合員のみで、あまりに会議と関係ない発言なら
制されることもあるだろうけど、。
どうですかみなさん、覗いてみたら。飲み会にも参加して。

●2010.03.25木
給料日。怖いなーいつも。
週一回の出版会議と、デザイン仕事の打ち合わせと、
日販コンピュータから関連会社に異動する、担当者が挨拶に。
出版システムなら、面白いのイッパイあるのに、な。
といっても、それでシステム販売に直結するワケじゃないから、
そうそうやれないか?

●2010.03.026金
ポット会議掃除。
中公新書のオビデザインをやってるんだけど、その新企画の打ち合わせ。
上野にダメだし、ついでに直接の上役=佐藤に「教育がなっとらん」としかるが、
一部から抗議の声、あり。

●2010.03.027土
「談話室沢辺」インタビューで、植村八潮さん。
4時間もおしゃべり。っていうか、、、、。
23時過ぎまで飲み屋に。

●2010.03.28日
鉄とすずと代々木公園ドックランに行く。
安いミキサーとマイクを買って、「劇画家畜人ヤプー」トークセッションのPAまわりの準備。
 『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』刊行記念トークショー
 丸尾末広に聞くマゾヒズムの世界 丸尾末広×吉田アミ
 2010年4月22日(木)
 開場:20:15
 開演:20:30
 ■場所
 ヴィレッジヴァンガード下北沢店
 住所●東京都世田谷区北沢2-10-15マルシェ下北沢
 電話●03-3460-6145
髙橋のやろーが、オレにやれってんでね。

●2010.03.29月
「ず・ぼん 16号」の取材で、全国学校図書館協議会へ。
リッパなビルだ。
他にもインタビューメンバーがほぼ決定。
かなり豪華メンバーだな。
○新聞から取材の連絡などなど。
夜高円寺純情出版界の勉強会に行こうと思ったんだけど、アウト。

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「この本は売れている」と感じる数について

2010-03-25 尹 良浩

『二人で生きる技術』の増刷が決まりました!最近のポットはなかなか好調で、『日本の公文書』も在庫が少なくなり始め、『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』は書店さんからの販促物のご請求や、補充注文も多く、amazonでは一週間に100冊単位で売れていたりと、営業としては嬉しい限りです。とはいえ、私が何かして好調なわけではないのですが……。

なんとなしに出版業界に潜り込んで3年経ちますが、「売れている本」というものについての考え方が働く前と変わっているな、と思います。

例えば友人と一緒に本屋に行くと、「この本売れているらしいね」なんて言われることがあります。そういう時に指される「売れている本」というのは「何万部突破!!」という文字が踊っているようないわゆるベストセラーです。何部売れたらベストセラーという基準は明確ではありませんが、出版社が自信満々に発行部数を書けるような、具体的な数字を上げて売れている証明ができるものが、「売れている」という社会的認知を得て、読者から「売れている本」という認知を受けます。

私はポットに入ってからただ単に「何部売れてるから」という理由で売れている本だなあと思うことが少なくなりました。他社の本で年に1,2冊。ケタ違いの数の時くらいです。部数によって「売れている」感をあまり感じないのです。それは自分が出版社にいて、それぞれの出版社の方針によってひとつの本が何部売れたら満足出来るかという基準が全く違うということを認識したからだと思います。

私自身が自社の本でも他社の本でも「売れている」と感じるのは「想定よりも売れている」ときです。

どの出版社も本を商品と扱うからには商売ですから期待値があります。この本ならこの値付けでこのくらいは売れるであろう、というものです。本に適正な定価をつける計算式というのも存在していて、かっつり計算して期待値を出すス版元もありますし、今でも多くの版元で委託販売をする関係上、売れるか売れないかに関わらず、たくさんの書店さんに本を送り込むために最低でもこのくらいの数は刷る、というところもあります。どんぶりのところもあります。

結局は売れるか売れないかというのは最終的には出さないと解らないのですが、このくらいは売れるだろうから、この分売れたら支出分をペイ出来るという想定はどの出版社も持っているはずだと思います。なので、自社の本であればあんまり売れないと思っていたのによく売れている時に「売れている」感がありますし、他社の本であれば、その版元のイメージに基づいて部数を聞いて、この版元の方針にしては「売れている」という感覚を得ます。

なので他社の本の場合は自分と接点があればあるほどイメージが正しくなるので、感覚を共感出来たりもします。
この感覚は結局経験値によるところも大きいのですが、私でも知っている他社の営業さんであれば話していて、会話が成り立つ程度の精度はあります。とはいえ外すこともあるので、まだまだ私の場合はかなり精度が悪いですが。

自社の本でも他社の本でも「この本それしか売れてないの!」と感じると残念に思いつつ、なぜかを考えますし、「思ったよりこの本売れてるじゃん!」と思えば素直に嬉しいです。

私はこの業界の多くの人のように明確な意志を持って飛び込んだわけではないのですが、最近だんだんとこの業界に馴染んできたな、とそういう時に感じます。

振り返ればそれも当たり前。来週になれば26歳になり、そしてポットも4年目になります。よく続けたような、そうでもないような。年かさだけは確実に重ねてオールで飲んだりすると身体にガタが来ます。働き出すと時間が過ぎるのが早いなと思う今日この頃です。

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DTPのスクリプトの参考書が欲しい

2010-03-23 山田 信也

InDesignやPhotoShopなどで自動処理できる用のJavaScript、AppleScript。ずーと前から使えるようになるといいなあと思ってはいるが、なかなか身に付きません。最近ようやく、web上の情報を元に、コードをつぎはぎしたりなどして使い捨てのスクリプトを使えるようになってきて大変よろこばしいです。JavaScriptの参考書は、圧倒的にweb向けのばっかりだし、AppleScriptの参考書はそもそも参考書自体が少ない。DTP向けの参考書では、最近ではjavascriptでは、組版時間を半減する! InDesign自動処理実例集 がありますが、ほかには知りません。DTPユーザー向けの、最近の環境に対応したAppleScriptの参考書を誰か書いてくれないかなあ。

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高橋宗正写真展「スカイフィッシュ」●2010年3月19日(金) ~ 2010年4月18日(日)

2010-03-19 大田 洋輔

去年発行した岩松了さんの『溜息に似た言葉』では、岩松さんが読み解いた名作の世界に合わせて、5人の若手のカメラマンに写真を撮ってもらいました。

その中のひとり、高橋宗正さんの初の写真集「スカイフィッシュ」がこの度発売!
合わせて、今日3月19日から4月18日まで、江東区白川のAKAAKA Galleryで写真展が行われます。

高橋さんはイケメンです。

●詳細はこちら
●『溜息に似た言葉』に合わせて行なった岩松了さんと高橋宗正さんの対談はこちら

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小池清治著「漢字の本」いよいよ入稿

2010-03-19 那須 ゆかり

今年、常用漢字表が改定されることになっている(予定では10月内閣告示)。
で、その改定常用漢字に今度、新しく追加される文字に「那」と「須」が入るらしい。
えー! いままで自分の名字が常用漢字じゃなかったとは、知らなんだですよ。
常用漢字は日常に使う漢字として制限されたものだけど、日常使う漢字にはいれてもらえてなかったとは。
そんな話を、4月に刊行する日本語史研究者の小池清治さんの「漢字の本」ではじめて知りました。
常用漢字には、「プリンシプル」がない、と小池さんは言います。
本では、常用漢字はどういう歴史的背景で生まれたものなのか、
日本語と漢字が出会って、中国で生まれた漢字が、日本ではどのようにその使われ方が変化してきたのか、
などなど漢字の成り立ちから変質までをといていきます。
来週入稿予定で、4月の中旬には書店に並ぶ予定です。

小池さんの話で印象的だったのは、
日本の漢字というのは、ユル文字だということ。
仮名のように一つの文字にひとつの読みとキッチリしているのに比して、
漢字は、名前読みまでいれたら一つの漢字で10個も20個も読みがあって、文字と言葉との関係が常にゆるやかなユル文字である。
漢字というのは読みがいっぱいあって、文脈によっては漢字の読みも意味も変わる。
だから、私たちは、漢字を読んでいるのではなく、漢字を仲立ちにして「ことば」を読んでいるのだ、と。

それにしても、各章末に漢字の練習問題がついているのだが、
私には答えられない問題が多々アリ(汗)……。
みなさんもぜひ本を買って、チャレンジください!

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『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』発売中!

2010-03-18 高橋 大輔

『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』の発売が開始されました。

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写真はヴィレッジヴァンガード下北沢店のコミックコーナーです。
文芸書のコーナーでも展開していただけるそうです。
粋な手書きポップも作ってもらいました。
ありがとうございます!!
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4月22日(木)には、同店にてトークショーも開催します。

●参加ご希望のお客様は、ヴィレッジヴァンガード下北沢店にて『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』(ポット出版/2,200円)をお買い求めください。先着90名様に参加整理券をお渡ししております。

●3月18日(木)よりヴィレッジヴァンガード下北沢店にて電話での事前予約も受け付けています。(10時〜24時/03-3460-6145)

大学に入学したて(10年以上前ですね)のころから、このお店にはよく通っていました。
トークに出演してもらう丸尾末広さんのマンガも、いくつかここで買ったおぼえがあります。
なんだか感慨深いです。

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久々の社内研修

2010-03-15 佐藤 智砂

たまに、社内研修というものをやります。

デザインについてだったり、著作権についてだったり。

外部の人を招いて、講師をしてもらうこともある。

きょうは、社長が録画しておいたテレビ番組を2本みた。

1本は

村上春樹の『1Q84』をベースに、どうやってベストセラーが生まれるのか。

もう1本は

マガジンハウスに『POPEYE』がどのようにして誕生したのか。

とくに『POPEYE』は面白かった。

以前は、この手のものをみると、

「あの人たちはすごい! こんな自分じゃだめだ。もっとがんばらねば!」と思ったもんだが、

今は、あきらめでもなく、心静かに、「まっ、私なりに生きていこう」と思う。

そんな50歳の春です(50歳も数ヶ月で終わるけどね)。

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千本ノック、終了

2010-03-12 小久保 由美

年明けからのまるまる2ヶ月間、デザイン班は修羅場続きで
毎日怒濤の千本ノックのようでした。

そんな状況もなんとか落ち着き、
今日はみんなで帰宅。

私もこれから帰ります。
久々に寄り道して飲酒でもしてしまおうかな。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -66[2010.03.09〜201003.12]

2010-03-12 沢辺 均

●2010.03.09火
午前中、ジャパニーズ・ブックダムをめぐって打ち合わせ。
雨のなか、自転車で事務所に戻る。

●2010.03.10水
午後から大田と面接。
年に一度、自己評価表を書かせて、面接することにしている。
給料の変更も、この面接のテーマ。
那須同席、3人で近所のYoo(やお)というカフェで。
まだまだ仕事とか会社とかについての考えが浅い、と思う。
そんなことを話していて、自分の大昔のことを思い出した。
まだ十代の最後の最後あたり。8歳くらい年上の男(あんまり感じのいいヤツではなかった)に、
「資本家って、誰のこと言ってんの?」みたいなことを聞かれて、なんにも答えられずに、
大ショックだった。そんなこと考えてみたことなかったし、いざ個人名をあげようとしても、
すっきりと「資本家」ってイメージに合致する人を知らないし思いつかなかった。
左翼にかぶれていたころで、「資本主義はダメなんだ」なんてことを
エラソー、知ったかぶりで人に「説得」なんかしていた訳だから、恥ずかしいったらありゃしない。
その後10年弱で、左翼ヤーメタ、って決めたんだけど、
そのオオモトがこれにあったような気がしてる。そんな話を思い出す。
面接が終わって銀座へ、「書店落語」企画のことを「落語を観るならこのDVD」の
著者瀧口雅仁さん
と相談に行く。
夜は、「肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を
団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!」
をプリントして読んでみる。

●2010.03.11木
代々木図書館の館内整理(休館)の日の会議に向かう。
うーん、一箱古本市の実現はむずかしいか?
午後、社内研修延期。
夜は、大塚の「なべ家」でフグのフルコース。
もと芸者さんのようなおばあちゃんが、横にすわってフグ鍋を作ってくれて、
よそってまでくれる。フグの白子のみそ汁、白子の焼いたものがうまかったな。
この時期、白子は産卵(にひっかける)前で、イチバン大きくなってるんだって。

●2010.03.12金
午前中ポット全体会議。その後掃除大会(今月の隊長は中濱)。
連絡、雑用ともども、植村さんと作りたいね、って話してる電子書籍をめぐる本の
構成などをまとめようと、資料を読んだり、書いたり。
我が社の中年女トリオが映画鑑賞会、と称して出かけていった。

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全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)での講演記録

2010-03-12 沢辺 均

2010年1月14日(木)〜1月15日(金)に新潟で開かれた「全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)」で話をさせてもらった講演記録です。

主催者でテープ起こし→原稿整理をしてくれて、僕が少々手を入れたものです。
でここでは改行を増やしました。
「記録集」という印刷物になってます。新潟県図書館協会の発行です。
▼奥付
平成21年度
全国公共図書館研究集会(サービス部門 総合・経営部門)記録集
発行日 平成22年3月9日
編集・発行 新潟県図書館協会 事務局
      (新潟県立図書館企画協力課内)
〒950-8602 新潟市中央区女池南3-1-2
       Tel 025-284-6178
       Fax 025-284-6832
ココから────────────────────

【基調講演】
「出版文化の危機」をどう見るか
ポット出版社長 沢辺均氏

司会 続きましてポット出版社長の沢辺均様より、「出版文化の危機」をどう見るかと題しまして基調講演を頂きます。
ご講演頂きます沢辺様が社長をされていますポット出版は図書館とメディアの本であります『ず・ぼん』を発行しております。皆様ご存じのとおりこの書籍は1994年の創刊以来、図書館員が知りたい最新の課題や情報を独自の目線で紹介されております。
それでは沢辺様、お願いいたします。

沢辺 ポット出版の沢辺です。
今日は新潟の皆さん、全国公共図書館研究集会の実行委員の皆さんというのでしょうかね。僕なんぞをお呼び頂きまして本当にありがとうございます。 続きを読む…

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オイラの(おやじバンド)ライブ・2010.04.17土のお知らせ

2010-03-09 沢辺 均

5年くらい前から、バンドを始めまして、
毎度迷惑な、ライブをやります。6回目になりました。
歌で飛び入り、楽器をもって飛び入り歓迎です。
僕らの演奏を無理矢理聞かせるだけでなく、
皆さんにも舞台にあがってもらって楽しんでもらいと思ってます。

見るだけでも、飛び入りでも歓迎です。
もしよければ見に来てください。

────────────────────
LIVE勝手にしやがれ 6

●日時 2010年4月17日・土曜
 18時30分開場(飲み放題開始)
 19時開演・21時終演予定
●場所 新宿ミノトール2
03-3341-2655 新宿区新宿5-11-4龍生堂ビルB1
副都心線/丸ノ内線/都営新宿線「新宿三丁目」C7出口2分
●料金 3,000円
3時間飲み放題(18時30分〜21時30分予定)
●定員 50人
●申込 バンドメンバーか下記までメール・ファックス・電話へ
●曲目(予定) 
ら・ら・ら/私はピアノ
青空/バスルームから愛をこめて
Stairway To Heaven/曼珠沙華 他
●メンバー
青んぼ(g cho)/木谷マキ(d)/ミナ(vo)/沢辺均(g)
ババッチ(p)/ハル(vo)/日野智(b)/本多羅々(g)
&生オケタイムのみなさま(vo)

唄う人大募集
●バンドをバックに「生オケ」コーナーあります。あなたも歌ってみませんか?
●楽器参加も大歓迎!。事前にご連絡いただければ、歌詞+バンド用のギターコード譜はこちらで用意します。
●もちろん当日の飛び入り参加も歓迎します! その際は歌詞+ギターコード譜(4部ほど)をお持ちください。
●事前スタジオ練習に、参加してみませんか? 詳しくはメンバー、または主催者まで連絡を。

●主催 勝手にしやがれプロモーション 
 150-0001 渋谷区神宮前2-33-18 #303沢辺宛
 電話03-3478-1774 ファックス 03-3402-5558
 メール ケイ アイ エヌ(アット) pot.co.jp 

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文化的な週末

2010-03-08 五賀 雅子

3月6日は、シアターコクーンで「上海バンスキング」を
7日は、京王閣競輪場で「ベリーズサーカス」を鑑賞!

16年ぶりの再演となる「上海バンスキング」。
出演キャストは1時間前に発表というから、吉田日出子が見られるのか
見られないのか、ハラハラしながら劇場に向かったが、
ちゃんと出てて、まずはひと安心。
セリフ回しも、歌声も、あの日のまま。
若干、トチリがあったのはドキッとしたけれど、
楽しい3時間でした。

いろんなベリーダンスが見れるということで行った「ベリーズサーカス」。
ポットがパンフレットを作った関係で、招待券をいただきました。
何もよりによって、あんな寒くならなくてもいいのに…。
競輪場だったので、屋根はあるものの、ほとんど屋外。
息が白くなるほどの寒さの中、いろんなスタイルのベリーダンスを堪能。
夏だったらよかったなぁ。

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上海バンスキングを見てきたぞ

2010-03-08 沢辺 均

シアターコクーンで「上海バンスキング」を見た。

たぶん最初に見たのは20年近く前。
ぼくは、六本木自由劇場でなく、博品館でもなく、
すでに圧倒的に評価の定まったあとに、シアターコクーンで見ただけだった。

休憩までは、「コレっておやじバンド」だなー、と思っていたのだけど、
最後にバクマツが兵隊から骨になって帰ってきたあとに、
舞台のうえのほうでトランペットを吹き始めてたときは、涙ぐんでしまった。
なんか同窓会みたいな感じ、以前の舞台を役者たちが懐かしんでいる感じが、
オレも含めて「おやじバンド」について回る自己満足的なものにちょっと違和感があったな、
ってことなんだけど、見終わった後は、コイツらならそんなものでも許されるって。
緊張感はないし、すでに身に付けた力の範囲で、
のんびり演じてる感じがしたのだけど、もうそれでもいいんだなって。

だって、これを50人くらいしか客が入らないところ(つまり、金にならない)で
楽器を買って練習して、こんな舞台に作り込むなんて、スゴい奴らだったんだな。
結果はあとからついてくるもんだし、結果がどうなるかわからないけども、
それ自身にのめり込んだのだな、って思う。
その上、当時の感じでは、ゴリゴリのアングラ芝居が幅を利かせていたはずだしね。

戦争への人間の実感そのものを描けてると思ったし。

最近、オレの周りは電子書籍の話ばかり。
だけど、やっぱりネットワーク(だけ)じゃ物足りないな、
ナマの圧倒的な意味はますます重要度を増すよ。
録音録画撮影禁止ってアナウンスがあったけど、
youtubeにアップされたって、全然怖くないでしょう。それで見たって、
ナマには全然かなわない。
そして検索してみたら、アップされてた。コメントも、わかるなー。

そうした仕事をしたいもんだ。出版で。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -65[2010.02.26〜201003.08]

2010-03-08 沢辺 均

●2010.02.26金
週一回のポット会議と掃除大会。
夜はスタジオ・ポットSDの雑談会。
月に一度は雑談をして、問題やアイデアを出そうというのだ。飲み屋にて。

●2010.02.27土
17時集合で、ジュンク堂新宿店でトークショー。
その前に、ヨドバシカメラによって、戸籍上の妻が、犬たちを撮るためのデジカメなどを買う。
リコーのCX3。絞りロックという機能があるのを初めて知った。
「ゲイから学ぶ、二人で生きるための技術」 レポートもあり。
終わってサイン会。うたぐわさんは新刊発売直後、かつブログでの人気もあって50人くらいが並ぶ。
「二人で生きる技術」が20数冊、『じりラブ』は事前の「ゲリラサイン会」で150冊くらい売れたらしい。
終わって打ち上げに。うたぐわさんと、ゲイ仲間と我が社の尹、大田、髙橋の自称ノンケ若手スタッフと、西郷さん。
さらに大塚さんの店=タックスノットに寄る。

●2010.03.01月
昼から、一橋大学図書館の見学へ。
夜は、神保町の新世界菜館でちょっと会合。

●2010.03.03水
夕方、ボイジャーに。電子書籍フォーマットをめぐることを、話を聞いたり、相談したり、
ボイジャーの考えを聞いたり。他にお三方と一緒。
ず・ぼんの会議に間に合わずにサボってしまった。

●2010.03.04木
昼から週一回の出版会議。
またまた長引いた。そして、先輩出版社の社長さんくる。
ジャパニーズ・ブックダムのことを話したり、書協での電子書籍の取組みのことを聞いたり。
うん。今後も協力してもらえそうだ。
夕方、「民主党政権への伏流」(仮タイトル)の著者、前田さんと打ち合わせ。

●2010.03.05金
週一回のポット会議。これはいつも30分程度で終わらせられてる。
掃除をして、借り入れしてる大銀行の担当者来訪。決算書を取りにきたんだな。
その後、日経記者が取材にくる。ジャパニーズ・ブックダムのこととか、
電子書籍のこととかいろいろ。
この日は久しぶりに「定時」にあがる。

●2010.03.06土
昼の部の、「上海バンスキング」の再演。シアターコクーン。
9,500円は高いけど、良かった。いろいろ書きたいことあるけど、。
終わってから中野へ、NPOげんきな図書館の理事会。
渋谷・代々木図書館の指名競争入札への対応策。
去年落札したばかり。通常プラス2年=合計3年は、このまま随意契約で継続と思っていたのに。

●2010.03.07日
午後からバンドの練習とミーティングという飲み会。
いよいよ練習はあと3回。4月17日がライブだ。

●2010.03.08月
午後S社とデザインの打ち合わせ。
と、他に予定はないんだけど、細々といろんなこと。
今日は経理の相談やらなんやらもあったし。

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『千代田図書館とは何か』(柳与志夫)の表紙の手触り

2010-03-03 大田 洋輔

早い書店では1日から並び始めていたようですが、ひな祭りの本日、柳与志夫さんの『千代田図書館とは何か』が発売になりました。

本のページの「担当から一言」の欄にも書きましたが、タイトルの「千代田図書館とは何か」とは、これまでメディアに取り上げられてきた「コンシェルジュ」や「平日夜10時まで開館」、既になくなった「新書マップ」など千代田図書館が実際に取り組んできた様々なサービスを、柳与志夫さんの考える「新しい公共空間のあり方」のイメージと結びつけるための問いです。

インド図書館学の父・ランガナタンが唱えた図書館の五法則のひとつ、「図書館は成長する有機体である」という大きな理想と、千代田図書館の現場との間で見えてきたものは何だったのか。

2007年にリニューアルした千代田図書館の計画から運営に至るまでのトライ&エラーを、柳さんの視点から検証した本です。

図書館経営という、あまり普段の生活には馴染みのないジャンルではありますが、ともすれば「旧態依然」という印象を持たれがちな公共図書館にも、「公共性の本質を考えて、一つずつ行動していこう」という考えの図書館人がいるのだ、ということを知っていただければ幸いです。著者の柳与志夫さんは、その一人だと思います。

さて、カバーは微妙に筋が入ってザラザラとした「パミス」という紙、オビは光沢のあるツルツルした「ルミナホワイト」という紙を使用しています。

でも、各ネット書店やポット出版のサイトで掲載される書影はただの真っ白。

下の写真で、紙質の違いが少しはお伝えできればいいのですが…。

いかがでしょーか。

『千代田図書館とは何か』。どうぞよろしくお願いします。

『千代田図書館とは何か』の紹介ページ
千代田区立図書館のサイト

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -64[2010.02.25]

2010-02-26 沢辺 均

●2010.02.25木
昼に、出版会議。それを終えて、S社デザイン打ち合わせに飛んでいく。
18時から、人間学アカデミー事務局会議をPHPで。今年9月開校予定の講師候補をほぼ決定。
それを終えて、「日本の公文書」の内輪の記念パーティ。一次会は間に合わずに欠席。
那須と大田に任せて、欠席。
二次会に向かう。二次会は4人でしっぽり。いろいろ貴重な情報収集もできた。
「我国を代表する書誌データの一元化」のことも、だいたい様子がわかった。

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