図書館とメディアの本 ず・ぼん15 横芝光町立図書館/米沢嘉博記念図書館/Enju
定価:2,000円 + 税
ISBN978-4-7808-0137-8 C0000
B5判 / 192ページ /並製
[2009年11月刊行]
印刷・製本●シナノ印刷株式会社
ブックデザイン 山田信也
●ず・ぼん15完全版
【紙版】ず・ぼん15 横芝光町立図書館/米沢嘉博記念図書館/Enju
【電子書籍版】ず・ぼん15 横芝光町立図書館/米沢嘉博記念図書館/Enju
●ず・ぼん15の分冊
・ず・ぼん15-1 ネット利用で評価される横芝光町立図書館の現場
・ず・ぼん15-2 オープン前の米沢嘉博記念図書館に行ってきた
・ず・ぼん15-3 Enjuは、図書館システムの未来を変えていけるか
・ず・ぼん15-4 ゆらいでないか、常識の「原則」
・ず・ぼん15-5 グランドデザインが必要だ
・ず・ぼん15-6 流動することの利点・難点
・ず・ぼん15-7 今、アメリカの図書館でライブラリアンと呼ばれる職業が絶滅しつつある
・ず・ぼん15-8 続々・都立図書館はどこまで後退するのか
・ず・ぼん15-9 出版をめぐる現状と未来
内容紹介
国立国会図書館が蔵書のデジタル化に本格的に取り組み始め、図書館の現場もまた、インターネットをどう活用していくかが問われています。
図書館は硬直せず、新しい在り方にどうチャレンジしていけるのか。「図書館のこれから」を考えるきっかけとなる現場の声をひろってきました。
『ず・ぼん』15号では、インターネットを活用したサービスで2007年ライブラリー・オブ・ザ・イヤーの優秀賞を受賞した「横芝光町立図書館」を訪ね、そのサービスを牽引してきた坂本成生さんへインタビューを行ないました。取り組みの背景にある、坂本さんの「思想」が見えてきます。
オープンタイプの図書館管理システム「Enju」を開発したProject Next-Lメンバーによる座談会では、プロジェクトの成り立ちから、「Enju」をどう図書館で活用できるのかを詳細に話してもらいました。
今年2009年10月31日に開館した米沢嘉博記念図書館の現場取材リポートでは、明治大学が構想する「東京国際マンガ図書館」にも触れられています。
ず・ぼん編集委員会による座談会「図書館のコンサバ」では、「読書履歴の秘密を守る」「リクエスト批判」「図書館の無料の原則」「公共性」の4つのキーワードから、図書館の原則を問い直しました。また、同テーマで、日本図書館協会の理事である常世田良さんにもインタビューを試みました。
「流動する図書館員」では、いくつもの図書館を経験されてきた非常勤職員の5人の方に集まってもらい、図書館を流動する利点・難点を聞いています。
目次
数字で見る図書館②
公共図書館1986-2007年
図書館数/蔵書冊数/貸出冊数/資料費
ネット利用で評価される
横芝光町立図書館の現場
インタビュー◎坂本成生[横芝光町立図書館]
オープン前の
米沢嘉博記念図書館に行ってきた
インタビュー◎森川嘉一郎[明治大学マンガ図書館準備委員]
「Enju」は、図書館システムの
未来を変えていけるか
座談会◎図書館管理システム開発「Project Next-L」
(原田隆史、田辺浩介、江草由佳、高久雅生、林 賢紀、笹沼 崇)
●図書館のコンサバ
ゆらいでないか、常識の「原則」
──もう一度問い直す、図書館の原則
座談会◎ず・ぼん編集委員会
グランドデザインが必要だ
インタビュー◎常世田 良[日本図書館協会]
●流動する図書館員
流動することの利点・難点
非常勤職員5人による座談会
流動する図書館員は、新時代の図書館員であるのか
文◎小形 亮
今、アメリカの図書館でライブラリアンと
呼ばれる職業が絶滅しつつある
文◎石松久幸
(「出版ニュース」記事転載)
続々・都立図書館はどこまで
後退するのか
文◎手嶋孝典
出版をめぐる現状と未来
──ポット出版の取り組みとジャパニーズ・ブックダムの夢
話◎沢辺均
編集後記
『ず・ぼん』バックナンバー
追記
カバー画像について
書影としての利用はご自由に。イラストだけの利用はお問い合わせください。
関連書
ず・ぼん1ず・ぼん2ず・ぼん3ず・ぼん4ず・ぼん5ず・ぼん6ず・ぼん7ず・ぼん8ず・ぼん9ず・ぼん10ず・ぼん11ず・ぼん12ず・ぼん13ず・ぼん14
[...] ●2009.11.03火(祝日) 12時30分に事務所に出て、たまったメールやら雑用やらを片付けたり、「ず・ぼん15」のことを那須などと相談したり、はたまた、内職したり。真夜中の2時ころにやっと那須が入稿を終える。 祝日にも関わらず、出版チームの髙橋も応援に駆けつけてきてくれ、デザインの山田も出勤。 二人ともぎりぎり終電まで。ご苦労様、そしてありがとう。 おいらは、ほとんど、横にいるだけ。ポットのチーム力もあがったもんだ。 出版チームイチバンの若造=大田がとぼけたようだ。今度、こってり説教しよう。 うーん、気力が萎えるな、。面倒だな。 編集チームも出てきてるのがいて、佳境にさしかかってるようなので、 近所の生協スーパーで材料を買って、すき焼きをふるまう。もちろん、牛肉はたっぷり用意。 最後には1パック(たしか300グラムくら)余る。 力つけてくれ。 [...]
[...] 『ず・ぼん』15号で取材をさせてもらった「米沢嘉博記念図書館」の開館記念シンポジウム、「マンガ・アニメ・ゲーム・フィギュアの博物館学」に行ってきた。 [...]
[...] 近刊『図書館とメディアの本 ず・ぼん15─横芝光町立図書館/米沢嘉博記念図書
[...] 次回のアポと、懸案のことをちょっと相談。 事務所に戻ったら「ず・ぼん15号」の見本が到着してる。 いくつか雑用をすませる。 J STYLE [...]
[...] 二人めは、『ず・ぼん15』の著者・石松久幸さん。 [...]
[...] ポット出版の新刊『ず・ぼん15』が11月20日(金)より発売中です。全国の書店、オンライン書店でお買い求めいただけます。お問い合わせフォームからの、直接のご注文も承っております。 [...]
[...] 昨日は『ず・ぼん』15号の発刊打上げでした。 出前とってビールで乾杯! さっそく16号の新企画の提案も出て、盛り上がりました。 [...]
[...] Next-Lというプロジェクトのメーリングリストに入ってる。 オープンソースの図書館システムを作ろう、という取組みだ。 作ろう、という目的も、開発の方向性もスゴくいい。 ポット出版の「ず・ぼん15」には、メンバーたちの座談会もある。 [...]
[...] ■『ず・ぼん15』の紹介ページ [...]
[...] ●2009年11月に発行した紙版の『ず・ぼん15』 [...]
[...] 翌日、『日本の公文書』、『ず・ぼん15』、『低炭素革命と地球の未来』、『本の現場』、『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』を持って、営業に伺いました。よくよく考えると近辺を車で通ったことはあるものの国会議事堂に入ったことはない私。近くの警官に聞いて、数十メートル先の入口に行ったら今度は「ここは見学用だから」とまた別の入口へ。完璧お上りさんだと思いながら、ようやく通用門につきました。 [...]
[...] ジュンク堂池袋本店さんで、松沢呉一さん(ライター)×沢辺均(弊社代表)による、 『ず・ぼん15』刊行記念トークセッション「図書館の中からは見えないこと」をジュンク堂書店さん [...]
[...] ●2010.04.07水 「ず・ぼん」16号の取材で午前中に国立国会図書館の田屋さん。 午後はTRCの石井さん。それからJEPAのePub説明会。 ePubに関する感想は週末に書こうと思う。 夜は「ず・ぼん」 [...]