庄野真代の単行本『庄野真夜、支えあう社会を奏でたい』

2010-05-21 佐藤 智砂

久々にやりました。単行本の編集。
庄野真代、支えあう社会を奏でたい 国境なき楽団からはじまった挑戦』。

本の中で庄野さんは、一年にひとつ「○○デビュー」するといいと思う、と書いている。
新しいことに挑戦してみては?という意味だ。
例えば、スキーをやったことがなければ「スキーデビュー」してみるとかね。

これはいいアイデアだと思う。
私なんか、根が怠け者ということと、細かなことを気にして、なかなか行動にうつさない。
「これやると面白いと思うんだよね〜」と言いながら、「でも………」とできない理由を考えて
やっていないことがいっぱーーーーいある。
「よく考える」ということも必要だと思うけど、私に不足しているのは
「とにかくやってみよう」という気軽さだと思う。

そんなことを考えたのもこの本を担当したからだと思う。
本の紹介ページの「担当者から一言」にも書いたけれど、庄野真代さんは行動力がある。
刺激されたです。
40代、50代の女性に、特におすすめ。

Comments Closed

ニュース探究ラジオDigに出演して思った

2010-05-19 沢辺 均

5月13日(木)のTBSラジオ「ニュース探究ラジオDig」に出演。
テーマは「「本はどこへ行くのか? 出版業界の今と未来」でお相手は荻上チキくんと外山惠理さん。
結果はこんな感じ→http://www.tbsradio.jp/dig/2010/05/post-67.html
もちろん、ラジオを聞いている人は業界人などではなく、一般の人が対象だったから、
出版の話はどうもカルーイところでとどまったし、
途中で電話出演した「ソトコト」編集長と藤木TDCさんという選択も、どうもテーマとはズレてる
とも思ったんだけど、メディアのありようとしていくつか考えさせられた体験だった。

まず、Digという番組の出演のオファーが前日だったこと。
まあ、オレに声がかかったてのは、だれかの穴埋めだったってことも考えられるけど、
前日とはね。
で、おいらが思ったのは「いいね」ってこと。
ニュース探求って名乗っている訳だし、そのぐらいのスピード感で企画(出演者)を決めて、
即放送、って必要だよね。

それから、正直、この番組を知らなかったんで、サイトをみたら、
ツイッターは張り付いてるし、ポッドキャストもある。rodiko.jpで、ネット経由で放送は聞ける。
一部の放送はUstで中継やったりも。
いやー、ラジオってずいぶん変わったんだな、ってビックリ。

プロデューサーとも喫煙所で喋ったんだけど、
ラジオがどん詰まりのところにきてて、いい意味で開き直って挑戦してる感じがしたなあ、。

いやそんでもって、早速プロデューサー鳥山さんにこのサイトの「談話室沢辺」に
出演依頼。(乞う、ご期待)

で、オイラはiPhoneでツイッターのつぶやきを見ながら話そうと思ってたんだけど、
残念ながら3Gは電波届かず。
チキくんは、ノートPCを持ち込んで(イーサーケーブル繫げてたみたい)、
読みながらやってたけど、もう一人の外山さんは、スタッフが選んだつぶやきのペーパーを渡される方式。
読むのが怖いって。
オイラ自身「口の悪いおじさん」とかさんざん書かれていたんだけど、
それは事務所に戻ってきてから、ハッシュタグでたどってみて初めてわかったんだ。

でも、ウチのスタッフの想像では、当然みんなツイッターをリアルに見ながら
喋ってるんだと思ったらしく、つぶやきを見ながら、
「なんかこのつぶやきに沢辺がよけいな反論しなきゃいいな」
「沢辺は反論してないから、今日はおとなしいな」とか思いながら聞いてたんだって。

それはともかく、
ツイッター、ハッシュタグでたどっていったら、
ちゃんと答えると、わかりやすくなるな、とか、
ああ、こういうのが、ステレオタイプな意見だからバシっと反撃したかったな、
みたいなのが結構あった。
むしろ、そうしたツイッターとかのやり取りを中心にすればいいのにな、
なんてのが感想でした。

たったこんだけのことでなんだけど、ラジオがネットワークの時代に対応して、
可能性を感じた日でした。

ちなみに、ギャラの事前提示は一切なくて、帰りに振込先をきかれた。
いまだ出演料の金額は不明。

出版界ではよく「事前にギャラの提示がない」って批判があふれることがあるけど、
ラジオ出演料の事前提示への批判は聞いたことがないんじゅないかな?。

2 件のコメント »

nakata.netCafeでランチ!

2010-05-18 五賀 雅子

先週の金曜日、原宿の駅近くにオープンして
前から気になっていた「nakata.netCafe」に行ってきた。
いつものおババ3人組でランチに行こうという話になり、
久々に時間に余裕があったので、駅まで足を伸ばすことにしたのだ。

なすさんと智砂さんは、サバの塩焼きランチ。
私は、いろいろ選べるデリセットにした。
料理が運ばれてきてサバを食べた智砂さんがひとこと。
「あぶらがのってて、おいしい〜!」
はっきり言って、味にはほとんど期待していなかった(失礼!)。
でも、何事にもとことんこだわりそうなヒデのこと。
味にこだわらないワケがなかったのですね。
和食系のランチは器もステキで、なんと、サバには日本酒(ちょっとだけど)までついていた。
デリは、持ち運びもできるのか、プラ容器だったけど、
ご飯の量が、ちょっととか、ふつうとか、選べるのが良かった。

店内には大きな画面があって、天上がものすごく高かった。
今年のW杯は思いのほか盛り下がっているけど、
6月になって、日本戦が始まったら、お店は満席で大盛況となるのだろうか?

Comments Closed

今日のご飯

2010-05-17 大田 洋輔

Twitterの話です。

最近、ご飯のことばかりつぶやくようになりました。

食費節約のために自炊を始めたので、せっかくだからと記録を始めたら、これが楽しい。

以前から勤務時間を記録するための手帳に食事の内容を書いてはいたのですが、Twitterで書いておくと検索もできるし、フォローしてくれている人から思いがけないアドバイスがもらえることもあり、完全に乗り換えました。

Twilogで「ご飯」を検索した結果

意識して記録を始めたのは3月末からですが、スパゲッティが連続した後にチャーハンの連続になっていることがよくわかります。

ここ数日は、またスパゲッティに戻ってきました。

もう少し溜めると中期的なバイオリズムがつかめそうな感じです。

またご報告します。

Comments Closed

ポット出版社長・沢辺均の日記 -72[2010.05.11〜2010.05.17]

2010-05-17 沢辺 均

●2010.05.11火
大手出版社の役員と電子書籍をめぐる動きを議論。
ジャパニーズ・ブックダム計画には、賛同を得た。社長と相談しておいてくれるって。
京橋エージェンシー・広告代理店に、当面の出版広告の相談。
夜、重要な懇親会をすっぽかして、庄野真代参議院比例区立候補記者会見にいく。
だって、ギターで一曲弾き語りやることになってたんだもん。
もしかしたら、庄野真代さんと一緒にうたうなんてことになるかも、
なんて、めちゃ傲慢な妄想を膨らませて参加。
記者会見のあと、選挙の応援ってことでミニライブ。
庄野さんが「飛んでイスタンブール」などをうたって、
麻倉未稀さんが「ヒーロー~Holding out for a Hero~」をうたい、
鈴木雄大さん、田中章さんたちが3曲。
そしてなんとそのあとがオレ、ってことに。
庄野さんに譜面台を準備させ(?)ながらしゃべったら、前列の佐藤とバンド仲間でドラムの木谷さん
から「マケ!」のジェスチャー。
木谷さんに、ボンゴで手伝ってもらいながら「スタンドバイミー」を弾き出したら、
鈴木さん、田中さん、が出てきてくれてピアノとギターで一緒に入ってくれた。
そして、庄野さん。サビのコーラス。なんと傲慢な妄想を上回ることに(一緒に→バックコーラスだぜ)。
「庄野真代にコーラスをつけさせてスタンドバイミーをやっタ男」ってネタ。
死ぬまで飲み屋で使える、な(笑)。自慢したいから、佐藤がとった写真を貼っておこう。
R0014804.jpgR0014805.jpg

●2010.05.12水
昼から、近刊予定の著者と打ち合わせ。
金融業で働く息子が、団塊オヤジに学生運動の経験をインタビュー、って本。
夕方は、エコノミストの女性記者が取材にくる。ついつい、長くしゃべってしまう。

●2010.05.13木
午前中は、代々木図書館の館内整理のための休館日会議に。
午後は、ジュンク堂のネット書店担当が来て、意見交換。
夜は22時TBSラジオへ。「ニュース探究ラジオ Dig」という番組に出演。
途中30分、別なコーナーをはさんで、22時半ころから24時半ころまで。

●2010.05.14金
ポット会議と掃除。
午後はちょっと国会図書館に行く。

●2010.05.15土
ポットの落語イベントがブックファースト新宿店であったんだけど、
若いもんに任せることにして、欠席。
夜はベラミナイト。近所のスナック(?)のベラミで、
20〜30人くらいが来て、セッションやバンドで歌と演奏。
飲み放題2,000円。いつのまにか(って基本出しゃばりなんだな、オレ。自覚してます)
司会役。
あ、でもみんな好きだし、うまいな、。ポットのあるマンションのデザイン会社のキクちゃんも参加。
最後はみんなでスタンドバイミーで締めて23時すぎ終了。

●2010.05.16日
4/17にやったわがバンドのライブ「勝手にしやがれ 6」の打ち上げ。
みんなでビデオを見て反省。いや、今回は一段と楽しくできたんで、
まあ、やってる方は大満足でしょう。次回は2011年03月に決定。
記念に、我がバンドのスタジオ録音+ビデオを貼っておこう▼。

●2010.05.17月
夕方、ボイジャーの鎌田さん、齋藤くんガが来てくれて、
.bookのiPadなどの対応計画。
一度買ってくれたユーザーは、PC・iPhone・iPad・ほかのスマートフォンなどなど、
どの端末にもダウンロードできるようにします。ポット出版の.bookは。

3 件のコメント »

第3次料理ブーム

2010-05-11 上野 絵美

ここ最近、自分の中で三度目の料理ブームが起きています。

何を食べてもバターとめんつゆの味しかしない食事を作っていた1年前。
来る日も来る日も大根・白菜・もやし・豚肉ばかりだった半年前(節約のため)。
それが今では「いろんな味付けで一汁二菜」とか「200円高くても旬のもの」とか考えつつ
なんとなく体裁の整った食事を作れるようになりました。

しかし連休中、実家に帰省して
得意げに両親に手料理をふるまったところ、「味付けが濃い」と指摘が。
たぶん、私が普段スーパーで買っている食材は
素材そのものの味がしないので、調味料の量が多くなるのだと思う。
それに比べて、祖父が作ったスナップエンドウ(畑から採って1時間以内)は、
あふれんばかりの甘みと瑞々しさで驚いた。
塩ゆでしてそのまま食べるだけでごちそう!
近所の人がおすそ分けしてくれた筍の煮物、その筍で作った天ぷらも最高だった。

メニューを考えたり料理するのは楽しい。けど、
調味料をあれやこれや使わなくても、素材そのままでおいしいものを食べるのが
やっぱり一番幸せなのかもしれない、と思った連休でした。

Comments Closed

家族史の制作

2010-05-11 和田 悠里

ゴールデンウィーク、2泊3日で実家に帰ってきました。
ここ1年ほど、実家に帰るたびに祖母から昔の和田家の話を教えてもらっています。
だいたい1回で2時間くらい聴いていますが、毎回繰り返す話もかなりあるので
1回では新しい情報はそんなに増えません。

それでも最近は話が広がってきて祖母の女学校の同級生の実家と
曾祖母の実家が縁戚関係にあってうんぬんなど
私の知っている範囲を超えた関係性の人が増えてきたので、
次からはICレコーダーで録音をはじめようと思います。

祖母の話を元に和田家の歴史をまとめたらおもしろいよなあと思うのですが、
テープ起こしとか原稿とか構成を考えると気が遠くなり…。
こういうことを考えて挫折する人は多いと思うので、
○○の語る○○家の歴史まとめますっていう仕事があったら
需要があるんじゃないかとふと思いました。

一冊いくらで価格設定すればいいかとか、フォーマットと版型とか
上野が作っている企業の10年史ではどうしてたっけとか、
今日は電車でそんなことを妄想しながら出社しました。

そして、会社についてこの日誌を書きながらふと検索してみたら、
やっぱりありました。自分史、家族史を1冊から制作!の出版社が。
そっかー、あるのか……。
自分史の出版してるところあるしそうだよね、とは思うですが、なんだか残念。
やっぱり、新しいことってなかなか思いつかないものです。

Comments Closed

ポット出版社長・沢辺均の日記 -71[2010.04.22〜2010.05.10]

2010-05-10 沢辺 均

●2010.04.22木
夜、下北沢のビレッジバンガードで、「劇画家畜人ヤプー」のトークショー
「丸尾末広に聞くマゾヒズムの世界」 聞き手は吉田アミさん。

●2010.04.23金
午後にJPO近刊情報EDIの技術サブワーキングの会議。

●2010.04.24土
石川輝吉くんの若者インタビュー。
おわって近所のスナック「ベラミ」で素人演奏・バンド大会みたいな「ベラミナイト」。
おおいに盛り上がったぞ。

●2010.04.25日

●2010.04.26月
夜、げんきな図書館のスタッフと、Next-Lプロジェクトの田辺くんと、
書評情報データベースの打ち合わせ。

●2010.04.27火
庄野真代さん関係の打ち合わせ。

●2010.04.28水
中国の方正が主催した中国電子書籍+図書館システムの説明会と意見交換会。
夜は版元ドットコムの会議。

●2010.04.30金〜2010.05.06木
いろいろ雑用をすませて、夜、北軽井沢の友人の丸太小屋に出発。
北軽井沢では、鉄・すずと一緒に散歩/読書/DVD/庭の雑草借り・薪つくり、
などでダラダラと過ごす。

●2010.05.10月
午前中はS社と打ち合わせ。
終わって神保町へ。JPO近刊情報EDIの技術SWの会議。
民主党の参議院比例区に庄野真代さんの公認が決まったようなので、
ツイッターで応援表明をした、ぞ。
http://twitter.com/sawabekin/status/13728496065

1 件のコメント »

今月は「書店落語」が3回! それから。

2010-05-04 尹 良浩

すでにお知らせの通り、書店と落語のコラボレーション企画「書店落語」が5/15(土)ブックファースト新宿5/20(木)ブックストア談浜松町店5/29(土)リブロ松戸店にてそれぞれ行なわれます。

5/15(土)ブックファースト新宿では芝居噺の名人と言われる林家正雀師匠をお招きして、イベントスペースで落語会を開催します。(有料・1,000円)

席に限りがありますので、事前にお申し込みください。ブックファースト新宿店さんへの電話予約も可能です。もちろん直接お越しいただいても構いません。また、弊社へご連絡いただいても構いません。弊社へご連絡いただく場合は以下へどうぞ。

TEL●03-3478-1774/mail●books@pot.co.jp

5/20(木)ブックストア談浜松町店、5/29(土)リブロ松戸店では昨年末に横浜・石堂書店で開催した「書店落語」同様、書店店内で新進の落語家・柳家ほたるさんに落語を演じていただきます。どなたでも無料でご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。

また、その第一回「書店落語」を開催した石堂書店さんで5/8(土)に、<地元著者に学ぼう!そして楽しもう!「幕末・維新のすべてがわかる本」(ナツメ社刊)監修柴田利雄氏による講演『ペリー来航と横浜』>が開催されます。

今まで店頭のイベントを行ったことがなかった中で弊社と「書店落語」を開催し、地元のお客様に足を運んでもらう仕掛けづくりが自分たちでもできるんだ、と感じたそうです。もともと地元の著者の本を積極的に扱ってきたこともあり、地元に住む著者の方々の講演やイベントをこれから定期的に行なっていきたいとのこと。

弊社が企画したイベントをきっかけに、石堂書店さんがこれまでに取り組んでこられたこととミックスして、積極的に自店の店頭活性化をやっていきたいとおっしゃっていただいたのは本当にうれしく思いました。

ウェブ書店に電子書籍と新たな潮流の中で、リアル書店が書店ならではの方法でお客さんに足を運んでもらう仕組みづくりの重要性は、さらに増していると思います。「書店落語」も大規模店はもちろん、町の書店でもできるそうした仕組みの提案の一つであり、今後も書店というリアルな場所で、紙の本というリアルなモノを扱っている強みを生かした仕掛けのアイデアを出したり、お手伝いができたらと思う次第です。

1 件のコメント »

iTunesStore,XSLT,GIANT KILLING

2010-04-27 山田 信也

はじめて、iTunesStoreを利用して、ipod touchをOS3.xにアップデートした。3.0のアップデートは600円。思っていたより安かった。近くのセブンイレブンで、iTunesCardが3,000円のしか売っていなかったので、余った2,400円でiTunesStoreでアルバムを1枚(?と数えるのだろうか)購入。もう一個買うには中途半端な900円という残高になり、またiTunesCardを買ってくるか悩む。

IndesignのXML書き出し、書き出し時にXSLT を適用できるらしい。dotbookのTTXタグに変換するXSLTなども書こうと思えば書けるのだろうか。XSLTかじってみるべきか??

最近、ジャイアントキリングを13まで読みました。14は出たばかりなのでまだ買っていません。作者のツジトモさんは以前ポットの仕事で高校生向け教材の記事によくイラストを描いていただいていたことがあります。それなのに、2007年から連載してるのに、最近一気読みしたわけですが。。正直サッカーにはそれほど興味ないのですが、長期低迷するチームのサポーターには心引かれます。「チームに根付いている負けグセ」、「監督が変わったからって選手が変わる訳じゃない」、、どっかでよく聞いたことがあるような。

Comments Closed

黒いランドセル

2010-04-23 那須 ゆかり

寒い。冷える。
しかし、足の上にが寝ているので、重いけど、暖かい。

昨日は『劇画家畜人ヤプー 復刻版』(石ノ森章太郎)刊行記念イベント、丸尾末広さんと吉田アミさんのトークショーがヴィレッジヴァンガード下北沢店で行われました。
近々レポートをアップすると思います(高橋が)。
丸尾さん、渋い魅力ある方でした。
あいのくの冷たい雨の中、たくさんの方に来てもらって、ありがとうございました。
また、ヴィレッジヴァンガードの方々にも、会場設営などでお世話になりました。
お客さんは地べた座りでちょっと冷たそうで申し訳なかったのですが、でもそれが逆に整然としてなくて、
手作りふうな雑多な雰囲気で、とてもいい会場でした。
また、機会があったらやりたいです。

雨宮まみさんの連載ブログ「セックスをこじらせて」
今週第4回目の更新がなされました。
第3回目の「黒いランドセルをしょって高校に通っていた」逸話がなぜかツボにはまった。
以来、雨宮さんがランドセルしょっている姿がことあるごとに頭に浮かび…。やるなー。

1 件のコメント »

でるべんの会「『新潮社装幀室』というおしごと」講演ノート

2010-04-21 高橋 大輔

でるべんの会「『新潮社装幀室』というおしごと」(2010.4.15)に参加してきました。
講師は新潮社装幀部の黒田貴さん(最近デザインした本は『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』(ともに海堂尊)、『クォンタム・ファミリーズ』(東浩紀)、『キケン』(有川浩)など)と、出版部の西麻沙子さん(『ジーンワルツ』/『マドンナ・ヴェルデ』担当編集者)。

以下、講演で伺った話をまとめたレジュメです。

—————————————————————-

■2010.04.15 でるべんの会
「新潮社装幀室」というおしごと

新潮社装幀室─スタッフは11人、新潮社発行の単行本、文庫のデザインを担当。年間約600冊。平均一人月5冊をデザイン。

●新潮社装幀室の特徴
・担当編集者との距離が近い(物理的に近い。3階が装幀室/4階が出版局)
→修正に即座に対応できる/ラフがあがったら即見せられる/意見交換が容易/(編集側から見たら)外注のデザイナーにだったら絶対に言えないような、ちゃぶだい返しも言いやすい。
・カドの取れたデザイン
→装幀室内、出版局、さまざまな人の意見を聞き、揉まれるので出来上がりはカドのないものになる。
・外注にデザインを依頼する際も、担当になるのは装幀室。
例)カバーにイラストを使うとき、イラストレーターに指示をするのは装幀室。

●単行本発行までのおおまかなスケジュール
・装幀室が担当するのはカバー、オビ、表紙、トビラ。本文組は編集者の仕事。
・一冊の本の発行までを大体4ヶ月としている。
装幀室、出版局で会議(担当編集者から装幀室へのプレゼン/「この人にデザインしてほしい!」という考えがあれば伝える)※この時点で部数、定価、総ページ数は大体想定されている。
↓(1ヶ月)
ゲラを読んだり、下準備など
↓(1ヶ月)
デザイン
↓(1ヶ月)→オビはいつも入稿ギリギリで決定。色校はとらない。装幀室から編集者にオビのネームを催促するのもしょっちゅう。
入稿、印刷
↓(1ヶ月)
発行

●デザインに関すること
・編集者からの依頼に関して
「こういうデザインにしてほしい」という明確な意図があれば言って欲しい。それにのっとってなんとかやる/それがなければ全部投げてもいい。一番困るのは「今回は『新潮社装幀室』っぽくないデザインでお願い」とか。曖昧なのが一番困る。

・(話した黒田さんは)カバーラフ案を20種くらい作ることもある。その中から担当編集者が2、3点セレクトして出版部長に提出。※上から指示がくる場合もあるが、基本的には担当編集者の裁量。
・デザイナーはゲラを読むときもあれば、読まないときもある。
ゲラをしっかり読むことも必要だと思うけど、しっかり読むことでデザインに制限が生まれてしまう可能性(「これはこういう本だからこういうデザインはナシ」とか)もあることは意識している。編集者も同様。デザインには博打の要素もある。
・印刷の原価計算も装幀室で行なう。→デザイナーの自意識は、読者には求められていない。原価が上がれば、儲けが減るのではなくて本の定価が上がるだけ。
・単行本をデザインする際には、棚差しされるとき/文庫にするとき までは考えていない
・小説ではないが、ノンフィクションものであればデザイナーがタイトルを変更するケースもある。
・いいデザインの基準は、「売れる」こと。売れなかったら、それはよくないデザイン。
・人件費に関してはそんなに考えていない。「売る」ためにはコストもかける。
・デザイナー月刊5冊ペースは少ないと思う。もっと増やせ、ということではなく、いい環境で仕事が出来ていると思う。

2010.04.19
作成●高橋大輔

2 件のコメント »

ポット出版社長・沢辺均の日記 -70[2010.04.09〜2010.04.21]

2010-04-21 沢辺 均

なんかバタバタしてたら、また2週間ちかくもためてしまった。

●2010.04.09金
ポット会議をやって、ず・ぼんの取材でJPO佐藤隆信さん(新潮社)に取材。
事務所に戻って、夜は石川さんのインタビューに同席。
ボーイズラブ系の漫画出版社の新米社員。

●2010.04.0土
鉄とすずと代々木公園ドックランにいったはずなんだけど、
忘れた。あ、お袋が遊びにきたか。

●2010.04.11日
ライブ直前、最後の練習。

●2010.04.12月
ず・ぼんの取材で日本図書館協会/松岡さんにインタビュー。

●2010.04.13火
マンション管理組合の役員仕事で、CSハイビジョンの受信の相談。
参議院比例区立候補予定者のポスターなどのデザインなどなどの打ち合わせ。
もどって石川さんのインタビューに同席。
不思議な女の子。プータロー。漫画家「志望」

●2010.04.14水
スタジオ・ポットSDの会議。

●2010.04.15木
出版会議。
夜は、新宿ジュンク堂でトークセッション。
『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション
柳与志夫×小林麻実「新しい公共空間としての図書館」

小林さんの『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)
は面白いぞ。
twitterマトメはこちらです。
http://togetter.com/li/15243

●2010.04.16金
午前中は、参議院比例区立候補予定者のポスター写真撮影に立ち会い。
夕方、「35ブックス」の総括会議で筑摩書房へ。
近日、「文化通信」「新文化」という出版業界紙に、マトメ記事が出るはず。
夜はその打ち上げ。iPadを見せびらかした。

●2010.04.17土
10時から下北沢で参議院比例区立候補予定者のインタビューに同席。
午後、家に帰ってライブ準備。
4時半に新宿ミノトール2に到着。
リハーサル→ライブ→二次会(新宿三丁目ゲイバーのVIPルーム)。
写真はこちらでみれますよ。

●2010.04.18日
ともかくぐったり。鉄とすずと代々木公園ドックラン。
それ以外は、一日ぐたぐた。
仕事を少しするつもりでいたんだけど、計画は見事に破産。

●2010.04.19月
ず・ぼんの取材でJPO大江さんに話を聞きにいく。
一連の取材=公共的書誌情報(近刊情報)のこと。
夕方、デザイナーの鈴木一誌さん来る。会うのは久しぶり。
D/Signという太田出版から出してるデザイン雑誌の次号企画のことで。

●2010.04.20火
午前中、マンション管理組合の理事会。
午後、Ebook2.0 Forumの、勉強会で講師。下川さん(JEPA)と一緒に討論。

●2010.04.21水
朝7:45千駄ケ谷集合で図書館弾丸ツアー。
弘前・渋谷・横浜・大田の区議・市議と一緒。
渋谷区議運転のマイクロバスで。
山中湖情報創造館と六本木ライブラリー。
山中湖では委託料金もちゃんと教えてくれたし、
独自の資料収集や編集、分類なんかもやってて、とても参考になった。
マイクロバスでオイラが話してたことを、twitterで、弘前市議がtsudaる。
あとでマトメができそうだから、そんときにURLを書きますね。
でも
http://twitter.com/#search?q=%23Lib_Tour
のハッシュタグんところでも見れるか。
オイラの撮った写真はこっち

Comments Closed

ああ、風邪ひいた

2010-04-20 佐藤 智砂

久しぶりに風邪ひきました。

原因は、すず。

きのう、狂犬病の予防接種とフィラリア検査&薬もらいに、動物病院に行ったのだけど

すずは血液検査のために、私と引き離されて別室に連れて行かれた途端、大暴れ。

別室からすずのわめく鳴き声と、すずをなだめる先生たちの声が聞こえた。

と思ったら、すずが別室から脱走(リードをつけたまま)。

先生の手に余る様子に、「私、一緒についてます」と言って、鉄を待合室につないでおこうとしていたら

すずの尋常ではない様子に鉄が動揺して、2階の待合室から玄関のある1階に逃亡。

あわてて鉄を確保し、その間も暴れに暴れているすずを抱っこして、診察に入る。

こんな小さな体にどれだけ力があるのか、信じられないほどの怪力で暴れる。

先生から「お母さん! すずちゃんに顔を見せてください!」と指示が飛ぶ。

ようやく少しずつ落ち着いてきた。

そしていよいよ本番。注射をされるときは、ウンでももスンでもない。(拍子ぬけだー)

でも私は汗だく。ひたいから汗がツツーッと流れ落ちました。

で、病院の帰り道にその汗が冷えて、風邪をひいてしまったものと思われます。

のどが痛くて、鼻水が出て、かなりダルい。ああー、咳も出てきた。

Comments Closed

はじめての健康診断

2010-04-20 小久保 由美

今月末に、我が人生ではじめての健康診断に行って参ります。

以前から「健康診断行ってみたいなー」と思いつつ
人間ドック受診料って結構なお値段なんで
これで何回呑みに行けるかなーとか、欲しかったブーツが買えるなーとか
健康よりも目先の快楽を考えるとなかなか踏み出せずにいたのですが
35歳になると年イチ格安で受けられるんですね。ブラボー!

今まで噂には聞いていた憧れのバリウムが飲めると思うと
それはもう楽しみで楽しみで
前日には、いままで他人からよく聞かされていた
「明日は健康診断だからお酒飲めないんだよ〜」なんて言葉も
この機会に1度は他人に吐いてみたいと思います。
結構舞い上がってます。

当日までに納得いくウンコがちゃんと採取できるか、今から心配です。

Comments Closed

イベントレポート●『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション 柳与志夫×小林麻実「新しい公共空間としての図書館」@新宿・ジュンク堂書店

2010-04-19 大田 洋輔

2010年4月15日(木)、ジュンク堂書店新宿店8階喫茶にて、『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション「新しい公共空間としての図書館」(柳与志夫×小林麻実)を開催しました。

会場の様子。満席でした。

4月とは思えないほど寒い中お越しいただいた約50名の皆さま、Twitterで#junku0415を追っていただいた皆さま、ありがとうございました!

柳与志夫さん
元千代田図書館館長の柳与志夫さん

小林麻実さん
六本木ライブラリー・ライブラリーアドバイザーの小林麻実さん

トークセッションの様子は、Twitterによる実況も行ないました。
実況と、関連するつぶやきをはトゥギャッターを使ってまとめましたので、
そちらもご覧下さい。

トークセッション「新しい公共空間としての図書館」(柳与志夫×小林麻実)まとめ

【出演者】

柳与志夫(やなぎ・よしお)
国立国会図書館資料提供部電子資料課長。04年9月から07年3月まで千代田図書館長を務め、08年4月より現職。著書に『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009年)、『図書館経営論』(学文社、2007年)。共著に『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(ポット出版、2009年)など。

小林麻実(こばやし・まみ)
アカデミーヒルズ六本木ライブラリー ライブラリー・アドバイザー。マッキンゼー・アンド・カンパニー等を経て、02年より現職。専門は企業経営、情報経済、ネットワーク。著書に『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)論文に「六本木ライブラリーのアイデンティティ」。

司会:沢辺均(さわべ・きん)
ポット出版代表。『ず・ぼん』編集委員。

千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0142-2 C0000
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年3月刊行]

目次や詳細はこちらをご覧下さい。

【電子書籍版】千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5016-1
[2010年3月5日発売]
販売サイト●理想書店

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2 件のコメント »

シャッターアイランドと痴漢騒動

2010-04-16 五賀 雅子

先週末、女子4人でディカプリオ主演の「シャッターアイランド」を観てきた。
大都会日比谷のおしゃれな映画館にて!

「あなたはこの謎が解けるか?」とか、「結末を知ったら、もう一度初めから観たくなる」とか、
「謎」をキーワードにした宣伝文句が、これでもか、これでもかと流されたこの映画。
客席の600人近くの観客が、ラスト5分の謎解きシーンにまさに集中していたその時、
「この人、痴漢です!」の声が突如館内に響き渡った。
その後も続く、「痴漢です」の声。そして、あたふたと逃げ出す男…。
そして男は、扉へ向かう階段の中程で、2、3人の男性に取り押さえられた。

この騒動に注目していた客席のみんながふと我に返り、スクリーンに目を戻したその時、
画面には、ディカプリオとその相棒が会話するラストシーンが映し出されていた。
そう、肝心の謎解きシーンはすでに終わっていたのだ。

友人の目撃談によると、「最後が分からなかったからお金返してよ」と係員につめよっていた人がいたらしい。
まあ、確かに肝心の「謎」が何だかよく分からなかったけど、私自身は「まっいいか」という気持ちだった。
というのも、そもそもこの映画、「謎解きの映画じゃないじゃん」と思ったのである。
謎というより、この映画に隠された秘密は、映画の中程ぐらいから徐々に推測できちゃうし、
その秘密自体はなんてことはない、使い古されたものなのである。
いろいろな人がネットの感想で、宣伝の方向性が間違っているんじゃない的なことを書いていたが、
私もそう思う。実際、宣伝に期待して「謎解き」に来た多くの人は、
予想と違って落胆するんじゃないかしら?
でもまあ、昨今の邦高洋低の映画界を考えると、謎であおらなかったら初動の観客数を稼げないのかも。
宣伝って難しい…。

Comments Closed

明日15日、『千代田図書館とは何か』イベント開催

2010-04-14 大田 洋輔

何度かお知らせさせていただいていますが、明日4月15日(木)の19時から、ジュンク堂書店新宿店で『千代田図書館とは何か』(柳与志夫著)の発刊記念イベントを開催します。

登壇者は『千代田図書館とは何か』の著者で元千代田図書館長、現国立国会図書館資料提供部電子資料課長の柳与志夫さんと、六本木ライブラリー・ライブラリーアドバイザーの小林麻実さんです。

国立国会図書館が蔵書をすべて電子化したら、その他の図書館はどうなるのか。チラシや近隣小学校の文集など、他では集められない資料を集めることが重要なのでは。など、図書館については収蔵資料をめぐる議論もありますが、今回のイベントのテーマは図書館の公共性です。

六本木ライブラリーはいわゆる「私立図書館」ですが、柳与志夫さんが千代田図書館のリニューアルをする際に手本としたのが六本木ライブラリーだそうで、柳さんは六本木ライブラリーを「”公共”私立図書館」と呼んでいます。

有料会員制の空間が持つ公共性とは、何なのでしょうか?

まだ若干お席がありますので、当日のご参加も可能です。
今回のイベントではUstream中継は行ないませんので、ぜひ会場へ。

お待ちしております。

新しい公共空間としての図書館 『千代田図書館とは何か』(ポット出版)刊行記念

【日時】

2010年4月15日(木)
開場18時30分/開演19時〜(終了時刻は20時30分頃を予定しています)

【場所】

ジュンク堂書店新宿店8階喫茶

【入場料】
1,000円(1ドリンク付き)
【定員】

40名

【受付】

ジュンク堂書店新宿店7階カウンター
電話予約も承ります
電話●03-5363-1300

【イベント内容】

国会図書館から出向し、千代田図書館の「これまでにない図書館」へのリニューアルを主導した柳与志夫さんと、
六本木ヒルズの中にある有料会員制の(公共)私立図書館・六本木ライブラリーをつくった小林麻実さんが語る、
新しい公共空間としての図書館のかたち。
本・雑誌・テレビ・新聞・ラジオ・インターネットなど、情報が多様化する社会における図書館の役割とはなんだろうか?

【出演者】

柳与志夫(やなぎ・よしお)
国立国会図書館資料提供部電子資料課長。04年9月から07年3月まで千代田図書館長を務め、08年4月より現職。著書に『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009年)、『図書館経営論』(学文社、2007年)。共著に『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(ポット出版、2009年)など。

小林麻実(こばやし・まみ)
アカデミーヒルズ六本木ライブラリー ライブラリー・アドバイザー。マッキンゼー・アンド・カンパニー等を経て、02年より現職。専門は企業経営、情報経済、ネットワーク。著書に『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)論文に「六本木ライブラリーのアイデンティティ」。

司会:沢辺均(さわべ・きん)
ポット出版代表。『ず・ぼん』編集委員。

千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0142-2 C0000
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年3月刊行]

【電子書籍版】千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5016-1
[2010年3月5日発売]
販売サイト●理想書店

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

Comments Closed

ポットにiPadが届くまで

2010-04-10 上野 絵美

3/19金
アメリカに住む姉にメール。
社長命令を受け、iPadを購入してもらうため。

3/22月
姉からのメール。
アップル米国サイトによると、iPad WiFiモデルは4月3日に発売開始とのこと。
この時点では事前予約のみ可能。
WiFi+3Gモデルは4月下旬リリースらしい。

3/22月
姉へ返信。
wifi版の事前購入、Fedxでの送付を頼む。

3/25木
姉からの返信。
iPad WiFi版、16GB ($499.00) の事前購入完了。

4/6火
姉の会社にiPadが届く。
送金はinternational money orderで。

4/7水
姉より発送連絡。
税関で問題なければ2-3日で届くとのこと。

送料: $113.87
iPad: $555.41
合計: $669.28

4/9金
iPad到着。

Image520.jpg
使用感想は
社長沢辺均のツイッター
をご覧ください

1 件のコメント »

E-Book2.0 研究講座:第2回「フォーマット」での講演レジュメ

2010-04-10 沢辺 均

Ebook2.0 Forumというところから版元ドットコムに講演依頼があって、
オイラが講師を務めることになりました。

バタバタしていて、講演要旨とかプロフィールとか、やっと送った。

以下ご参考に。

────────────────────
「ポット出版は電子書籍フォーマットをどう考えるか」 (14:30-15:00、+Q&A)
講師: 沢辺 均/版元ドットコム、ポット出版

●タグ付きテキスト
・デジタルの作法の基本=できるだけテキストに戻れるように
・XMDF .book BBeB ePub AZW はすべてタグ付きテキストとCSS(的)なものとDRMのパッケージ
・タグ付きテキストならエディターで読める、その仕様が公開されていればビュワーをつくれる
・InDesignは、見たままタグ付きテキストをつくれるアプリであり、ビュワー。

●日本語独自仕様の機能をどう考えているか
・日本語独自仕様 縦組み・ルビ・禁則・和欧文混植ルールなどなど
・欧文も自由に取り入れる日本語の「自由」さ
・出版業界全体のルールの共有?
・ワードスペーシング
・日本語独自仕様はいまだ過渡期

●DRMをどう考えているか
・DRMはPC弱者にだけ制限できて、PC強者を制限できていない
・twitter・ブログでの、無断利用は宣伝・口コミ・普及ではないか
・自由な検索の提供
・著作権→物体の所有に従属していたものから、アクセス権への変化

●電子書籍(雑誌)時代の出版業のポイント
・販売所
・DRM

沢辺 均:版元ドットコム、ポット出版代表

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやっている株式会社スタジオ・ポット代表取締役。ポット出版で2010年1月の新刊を、紙の本と電子書籍=.bookで同時発売を開始。版元ドットコム有限責任事業組合 LLP(書籍データ発信の出版社団体、現在162社)の組合員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年取ってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが2010年の目標。
twitter=@sawabekin

────────────────────
2010年 3月 19日
E-Book2.0 研究講座:第2回「E-Bookフォーマットをめぐる現状と課題」

【開催日】 2010年4月20日(火) 13:30~17:00
【会 場】 学術総合センター(東京・千代田区一ツ橋)
【主 催】 E-Book2.0研究プロジェクト(オブジェクトテクノロジー研究所)
【参加費】 10,500円 (税込)/*学生2,100円 → お申込みはこちら
企画趣旨

E-Bookは最近登場したもののように見えますが、ファイルをスクリーンで表示する目的を中心に、これまで多種多様な規格がつくられてきました。これからも様々な機能・目的のために、様々な規格が登場してきます。では読者、著者、編集者、出版社、デバイスメーカー、サービスベンダーなどは、どう対処したらよいでしょうか。EBook2.0研究講座では、様々な立場のゲストをお呼びして問題を掘り下げ、広げて課題を整理していきたいと思います。※過去の講座レポートはこちらをご覧下さい。

1. フォーマットの歴史と現状
2. フォーマットの目的・機能・制約
3. フォーマットの進化と将来
4. EBook2.0標準化の課題

内容紹介

イントロダクション「E-Bookのフォーマットの現状と課題」 (13:30-14:10、+Q&A)
鎌田博樹: EBook2Forum編集長

* フォーマットは何のため(誰のため)にあるか?
* オープン/クローズドフォーマット、グローバル/ローカルフォーマット
* ディスプレイ/機能フォーマット
* テキストとマルチメディア
* 配信プラットフォームとフォーマット
* E-Bookフォーマットの政治力学
* 日本独自規格の意味と現実性

「版元からみたフォーマット(仮)」 (14:30-15:00、+Q&A)
講師: 沢辺 均/版元ドットコム

「電子書籍におけるフォーマットとEPUB日本語拡張」 (15:10-15:40、+Q&A)
講師: 下川和男/日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長

* 読書端末の歴史とフォーマット
* 最新読書端末の紹介
* 電子書籍のオーサリング、フォーマット、DRM (版権管理)
* EPUBとは?
* EPUB日本語拡張案
* EPUBの将来

「ディスカッション」(16:00-16:40)
講師紹介

下川和男:日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長
1991年、GO社のPenPointで初めてタブレット型PCを知り、AT&TのEOパーソナル・コミュニケーターのアプリケーション開発を行う。1998年に米国で読書端末が登場したことに注目し、2004年日本でのシグマブック、リブリエの登場に関係し、現在は新聞、雑誌、書籍、辞書のデジタル化や端末への配信を推進している。各種コンソーシアムでマイクロソフトWindowsの日本での普及啓蒙や、CD-ROM出版、出版のデジタル化、 Web辞書、外字システムの標準化などを推進。現在、日本電子出版協会(JEPA)副会長、プラットフォーム研究委員会委員長として、以下を主宰している。「iPhone出版研究会」:スマートフォン、読書端末などをフリー討論。「EPUB研究会」:日本での普及啓蒙と米国への日本語拡張の提言。「TTS研究会」:日本語読上げの検討。

沢辺 均:版元ドットコム

Comments Closed