ポット出版社長・沢辺均の日記 -96[2010.11.08〜2010.11.9]

2010-11-09 沢辺 均

●2010.11.08月
午前中は通販サイトのことで打ち合わせ。3時間。
午後は、石川くん(哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ)が来て打ち合わせ。
これからのことなんかを相談。
石川くんの新著ももらった、ぞ。
 書名●ニーチェはこう考えた
 著●石川輝吉
 発行●筑摩書房
 定価●780円+税
それから、国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」につて、●社の人が来て情報交換。
仲俣暁生編集長の「マガジン航」の原稿がアップされた。
Googleに頼らず日本語書籍の全文検索を
ジャパニーズ・ブックダム、国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」の関係とか。
今日から昔、ポットにいたデザイナー・塩井が助っ人にきてくれた。

●2010.11.09火
久々に、一日中予定の無い日。
やりかけのこと、やりたいと思っていたこと、アタマの中、などを整理。
机は整理できんかった。
突然思い出して、げんきな図書館で受託した「こもれび大和田図書館」に行く。
ケーキをおみやげに。16時をすぎたころだったんだけど、研修中。
Twitterをまだ始ていなかった。コラ!とカツをいれた。
帰りにこんどはポット用にケーキを買って帰社。
じっくり一日片付けられたので、やりたいやりたいと思っていた社内研修もメールで告知。
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いそがしいので、開催は年内目標。

テキストは
組む。 – InDesignでつくる、美しい文字組版 [単行本]

・初級編 参加対象全員 講師沢辺 1時間
・上級編 デザインチーム+希望者 講師山田 2-3回×1時間

参加対象(除外者)
小久保は育休で休んでるうちに忘れてしまうだろうし、12月になりそうなキモするので参加しなくてもよし。
大脇は、アルバイト(ポットの社員教育対象外)なので、塩井は助っ人で、対象外。
 ただし、参加したければ、日報で休憩時間にして参加しても良い。
 参加希望の場合は、11/10木中に希望をだすこと。連絡なければ希望なしとする。

テキスト
 自主研修費(3000円)で、必ず買うこと。
 一端自費で支払い、自主研修費で清算する
 大原が集約して、Jstylebookで注文するように。
 大脇の連絡、すでに持っている人などをカウントして、今週中に注文だすように。

その次の研修は、ページネーションマニュアルを予定。
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那須の女友達(オイラも会ったことある)が、0歳と2歳の娘を連れて遊びにくる。
小久保(1月出産予定)に肌着のお古の受け渡し交渉も成立。
鉄とすずと、娘たち(2歳ははじめ怖がってたけど)との写真とったり。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -95[2010.11.04〜2010.11.07]

2010-11-07 沢辺 均

●2010.11.04木
午前中出版会議。
午後は雑協で、「2010年度実証実験 委員会プログラム雑誌エントリー出版社説明会(第2回)」
で「雑誌タグテキスト書きだし手順マニュアル」で、デモ。
主に深沢さんが説明して、オレはタグをつけるためのツールをちょっとだけ説明。
終わってから、ファイルフォーマット協議会。
お茶の水駅そばの喫茶店で、深沢さんと少々打ち合わせしてから事務所へ。
ポットチャンネル第1回=松沢さんの回。ゲストは久保さん。
爆笑のおもしろ話。ミュージシャン、音楽、ドラッグ、、、。
観客は3名で、定員埋まらなかった。まああのくらいがスペース的にいいな。
200近くがUst見てくれた。せっかくの機会なんだから、見に来ればいいのに、。
ほんと、誰でも歓迎、ですよ。
終わってから、近くの「香港ロジ」で打ち上げ。

●2010.11.05金
午前中ポット会議。ココんとこ2回中止にしてたので、久しぶり。
9月末の決算の途中報告して、スタッフへの決算賞与の方針などの意見を聞く。
社長賞という、オイラの小遣いからカネをだすことに、なってしまった。
夜は、東工大・橋爪研究室
竹田さんとの対論「地球市民の正義」で司会。
東工大から1万円のギャラももらう。60人くらいいたかな? けっこういい入りじゃないかな。
議論も面白かったし。よーし、本にしよう。
終わって「味庵」という中華で打ち上げ。

●2010.11.06土
人間学アカデミー竹内洋さんの第三回目。
「公衆の幻想」。戦後民主主義インテリが幻想した大衆民主主義の幻想、って話だと理解。
終わってから「美鳳」という中華料理店で、受講者をふくめて懇親会。
竹内さんが左翼嫌いになった原因の一つが、塩見孝也がすぐ人を殴るのを見てイヤになったってことを話してくれた。
オイラにとっては単なる噂バナシにすぎないんだけど、さもありなん、なんぞと思ってしまうのは、なぜだ。
竹内さん、関西弁で、気取りのないオープンなおじいさんって感じで、いい人だな、って。
帰って、メルマとか読んでたらそのまま寝てしまった。

●2010.11.07日
3時/9時半/12時半、と三回おきたんだけど、やっと3回目で起き出す。
たっぷりすぎるほど寝てしまった。でも、オイラ、睡眠大好き。ほんとにいつも良く寝てる。
まあ、これでパワーが生まれるのではないかと勝手に解釈。
午後事務所にでて、この日誌など、いろんな雑用や、仕事などを片付ける(予定)。
マガジン「航」の原稿も書かねば。鉄とすずの散歩にも行きたい。

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ポットチャンネル放送環境

2010-11-05 大田 洋輔

昨日、ポットチャンネルの第1回の放送をおこないました。
パーソナリティの松沢呉一さんとゲストの久保憲司さんの踊るようなトークであっという間の2時間。
「グラストンベリーからおにぎり屋まで」と書き込んでくれた人がいましたが、異常な振り幅でした。
放送の内容はアーカイブでご視聴いただけます

前回、これまでやってきたUstream放送のまとめを書きました
今回は、ポットチャンネル第1回の放送環境の写真と見取り図をUPします。
CIMG0324.JPG
手書きですみません。こんな雰囲気です。
3.jpg
マイクはすべてXENYX1202へ。そこからUSB Audio Captureを経由してMacbookproへ。
2.jpg
1カメは上方に固定。
4.jpg
2カメは三脚で。もっと動いてもよかったかも。
1.jpg
3カメは臨機応変に、手元を映したりお客さんを映したりしました。

とにかくあっという間。これからじっくり反省します。

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漫画のセリフに向き合う6時間

2010-11-04 大脇 初枝

最近、デザイン部の日誌では田亀源五郎さんの話題が多いですが、
私も例にもれずお手伝いしています。

今日は、漫画内のセリフのみをひたすらテキスト化するお仕事。
長いお話なので、まだまだ終わる気配がありません…

ゲイエロ漫画は、きれいな絵と一緒だと説得力があるのですが、
文字だけで読むと変な感じがします。
なんだか笑えます。無機質すぎて変なのです。

更に山田さんが書いているように
1コめの★改行★吹き出しの★改行★セリフ

のように★マークがつくと、かなりダサくなります。
ポップでファンキーな★マークとセリフの内容とのミスマッチ感がたまりません。

という密やかな楽しみを見つけつつも、
終わりの見えない作業と私にはショッキングな内容とで、
大原さんと同じく徐々に自己崩壊し始めています。
先週までは、1歳過ぎの子供の教育について考えていたはずなのですが…

ですが、じっくりセリフだけを見てみると、
セリフそのものの豊かさにも驚かされたりしています。
「…」や「ッ」の使い方だけで、声色の違いがわかるんですよね。

なにはともあれ、無駄に目がさえている今日は、リポビタンDが必要なさそうです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -94[2010.10.25〜2010.11.03]

2010-11-03 沢辺 均

●2010.10.25月
今週はまず、信用金庫との借金申込からはじまった。
午後は、下関マグロさん、松沢呉一さんと「ポットチャンネル」の打ち合わせ。
夜は、「いかにしてやくざはやくざになったのか」をテーマにした論文を書いた●●さんと、
論文を下敷きにして本にする話。飲み屋で。

●2010.10.26火
午前中、中央公論新社と打ち合わせ。

●2010.10.27水
雑協ファイルフォオーマット協議会で、ご挨拶。
なんと50人くらい集まっていた。

●2010.10.28木
出版会議を中止。
S社の媒体の編集デザインでバタバタ。
午後は整体を2時間ちかく受ける。きもちー。

●2010.10.29金
S社媒体のチームは朝から物撮りだけど、
オレは国立国会図書館へ「全文テキスト化実証実験参加協力会社との定例会(第1回)」へ。
ちょっと頑張ってしまって後悔したけど、
なんご語研の高島さん(@takashimt )に、その件でつぶやいたことを「沢辺さん、国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会で怒る」とトゥギャられた。
資料概要記録はアップしましたぜ。
3時半から、日本橋あたりで、自費出版アドバイザー養成講座での講演。レジュメはこちら
漫才師満開で笑わせた、ぜよ。

●2010.10.31土
雑用したはず、だけど記憶も記録も、ない。

●2010.10.31日
午後六本木で、バンド仲間=ベースのヒノッチの、別バンドのライブ。
70年前後のロックのカバー。生かしてた。
17時から、でるべんの会の梶原くんの結婚記念パーティーで日比谷へ。
中途半端に時間があいてたので、裏道を選んで散歩して行く。
パーティは雑協の人たち、でるべんの会、業界紙、出版社のひととか。

●2010.11.01月
午後からマガジンハウスで、雑協の雑誌のデジタル配信実験の打ち合わせ。
印刷屋、社内に席を置く印刷屋派遣のオペレータを含め、いろいろ。
それから、アンテナハウスへいってPDF利用の可能性を相談。
事務所に戻って、4日にせまった雑協の実験のテスト説明会のための打ち合わせ。
簡単なツールも作ってデモすることになる。
道は困難だけど、失敗も含めていい「成果」はなんとかだせそうだな。

●2010.11.02火
雑協の配信実験の準備や、ともかく細々したことも含めて片付ける。
深夜0時ころになって、ワダとタヌコと高橋(終電までのちょっと)とビール。
おれと高橋はお茶だけど。おつまみをいろいろ買って来て、夕飯がわり。
3時すぎまで雑談。

●2010.11.03水/祝
夕方事務所にでて来て雑協の説明会の準備やら、たまった日誌や日報などなど。

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「全文テキスト化実証実験参加協力会社との定例会(第1回)」の記録

2010-11-02 沢辺 均

国立国会図書館から、10月29日の概要記録を送ってもらいました。
議論の実態が、それなりにわかります。ごらんください。

────────────────────
全文テキスト化実証実験参加協力会社との定例会(第1回)
日 時: 平成22年10月29日(金)10時 ~11時
場 所: 国立国会図書館新館3階研修室
参加者: 参加協力会社29名(26社)、国立国会図書館(以下「NDL」)6名、
株式会社三菱総合研究所3名
※他オブザーバ参加:総務省2名、経済産業省2名
≪概要記録≫
○(資料2-2)電子書籍出力フォーマットについて
・ 全文テキスト化プロトタイプの電子書籍出力フォーマット6種の詳細は?
→(NDL)XMDF、.book、ePUB、透明テキスト付PDF等を想定している。
・ 電子書籍出力表示機能において、館内でiPadやガラパゴス、Kindleなどの利用を想定しているのか?
→(NDL)館内の利用は、基本的には端末での利用を想定している。今回の実証実験は技術検証を目的としたもので、具体的なサービスを想定したものではない。
・ OCRを用いたデジタル画像の全文テキスト化対象の資料も電子書籍フォーマットで出力されるのか?
→(NDL)その想定である。
・ 館内において端末で表示するだけであれば、電子書籍フォーマットでの出力対応は不要と考える。再考いただきたい。
→(NDL)検索以外のサービスは想定していない。ご指摘の点は重要なことであり、プロトタイプ構築の範囲について、ご理解を得られるようあらためて検討させていただきたい。
※ ご指摘の点を踏まえて、再考の結果、当初想定の各種フォーマット(6種類を予定)に対応した電子書籍出力機能は、公共サービスの観点で必要と思われるDAISYでの出力を除き、取りやめることといたします。
○(資料2-2)共同校正及び共同構造化作業について
・ 文字認識率の目標数値は?
→(NDL)実証実験ではバラエティに富んだ資料を対象にしているので、どの程度の認識精度になるか明らかにしていきたい。
・ 共同校正、共同構造化に出版社は関与するのか?
→(NDL)ボランティア団体等を想定したもので、出版社の関与は想定していない。
・ 校正システムにおける校正のレベルは?校正を反映した辞書の扱いは?
→(NDL)校正はできるだけ簡単な方法で行うことを目的としている。OCRの機能の活用、修正結果の学習を想定している。辞書はNDLに納品される。
○(資料1)全文テキスト化プロトの対象
・ 出版社提供データ300件(10/29時点)の内容、ジャンルについて教えてほしい。
→(NDL)出版社の要望もあり、すべてのタイトル等を明示できないが、ジャンル等の概要については、とりまとめて、次回定例会(11月)でお示ししたい。

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2010.10.29 国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会の資料

2010-11-02 沢辺 均

10月29日にあった「国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会」の資料をpdfにしてアップします。

国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会の資料

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2010-11-02 上野 絵美

ここ最近寒かったため、2週連続鍋をしてしまいました。
土鍋は引越し時に後輩にあげてしまったため、テフロン加工の両手鍋を使用。
土鍋のほうが雰囲気は出ますが、こっちのほうが軽いので洗うのが楽です。
小学生のときは、冬、毎日のように鍋だったのがいやでいやでしょうがなかったのに
今では「もう鍋の季節だな」と思う。大人になったなー。
あ、湯豆腐もいいですね。

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ブックデザイン覚え書き更新再開、とキツネザル

2010-11-02 和田 悠里

忙しさにかまけてストップしていましたが、ブックデザイン覚え書きの更新が再開しています。
これからここ1年くらいの刊行までじわじわ更新していきますので見てください。

デザイン部は相変わらず忙しく働いています。ありがたい。
最近は自分の得意分野をもっと積極的にやってみようと思い、図画工作的な手段をよく選択しています。
上手くできない状態でガマンして続けるのは大変ですね。好きな分野のことですらすぐ投げ出したくなります。
こどもちゃれんじからやり直したい。ほんと。

ところで、私と山田さんの間で今最も気になる話題があります。
「ハイイロジェントルキツネザルの名前はなにが由来なのか(特に〈ジェントル〉の理由)」
はじめは息抜きの軽い気持ちで調べてみただけだったのですが、
ネット上では全然答えがみつからなかったためちょっと後に引けない気持ちになっています。
英語だとBamboo lemurなのに(竹を食べるので)、日本語になるとジェントルキツネザル属。
どうでもいい事ほど気になります。

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Togetter – 「沢辺さん、国立国会図書館全文テキスト化実証実験定例会で怒る」

2010-10-29 沢辺 均

今日10時から「全文テキスト化実証実験参加協力会社との定例会(第1回)」があったんだけど、
そこで、腹をたててしまったことを、版元ドットコムの組合員仲間の高島さん(語研)に
togetterされてしまった

なんでそのことについてまとめとこう。

twitterに書いたのは、
↓──────────────────────────────
●国立国会図書館で、全文テキスト化実証実験参加出版社との定例会(第1回)が始まった。ジャパニーズ・ブックダムの小さな一歩。

●国立国会図書館で全文テキスト化定例会。三菱総研の人が説明。うーむ、Googleにかなわんな、コレじゃ。今更、そう思うか、おれ 。

●総研への依存、スピード、、、、 RT @sakaima そろそろ戦略見直しの時期です。どうしましょうかね?

●01=国立国会図書館で「全文テキスト化実証実験さんか協力会社との定例会(第1回)の件。
今週は久しぶりに会議で怒ってしまった。それも2度。
2度目が今日の定例会。恥ずかしいし後悔。
火がついてしまったポイントの1は、今日の資料は外部に公開するなってとこ。

●02=私企業の私的なとりくみなら、必ずしも公開しなくていもいいとは思う(それでもできるだけ公開したほうがいい)。けど、公共機関がやる実験だろう。情報公開請求でもしてやろうか、と。
情報が公開されることの必要性、認識が違いすぎるなオレと。公開がデフォルトだろう。

●03=2つ目は、館内で画面で読ませる6つくらいのフォーマットはなに、って質問に、今はあきらかにできないっての。オレたち出版社も一緒に取組んでる主体だろうが、その主体に今はあきらかに出来ないって何じゃ。それも答えたのが三菱総研の若造。

●04=3つめは、館内の画面で閲覧するために、スキャン→OCR→テキストを、XMDFとか.bookとかに変換するテストをやるだと。出版社が「NDLに渡したら、100円200円でうられちゃうかも、何をするかわかない」と思っている中で、画面でみるために、電子書籍まんまをつくる?

●05=電子書籍フォーマットで受け入れた実験用の書籍をそのまま見せるってならわかるけど、OCRでつくったテキストを電子書籍にするなんて、出版社の誤解を増幅しないか?

●06=4つ目は、定例会が儀式になっちゃってるってとこ。共同でやる事業なんだってことをもっと強烈に打ち出さなきゃ。まあ、ほかにも有識者に評価してもらうとか、あんな調査と三菱総研に出してカネがつかわれるとか、気分の悪いとこがあったけど。

●07=テキスト→電子書籍フォーマットは、再考することになった。会議でたたき台が変更されることは、儀式か会議かのメルクマールだとおもうので良かった良かった。
ということでひとまず今日の国立国会図書館での「全文テキスト化実証実験さんか協力会社との定例会(第1回)」のこと終了でした。

●今すぐには思いつかないけど、うん、立て直し考えましょう。 RT @sakaima 役人の限界。依頼するパートナーの開拓と地ならしに十分な投入をしていないから。後悔するより、戦略立て直しですよ! RT @sawabekin:
↑──────────────────────────────
で高島さんが
↓──────────────────────────────
●RT @takashimt オレは電車が遅れて遅刻したんで「沢辺さん、なんであんなにカリカリしてんだろう」とか思ってたけど、一発目があったんだな。事情がようやく飲みこめた。 http://togetter.com/li/63874
↑──────────────────────────────
それを見た人がいたんでオレが、
↓──────────────────────────────
●このプロジェクト問題が多い訳じゃないですよ。レポートじゃなく、腹立てたことの言い訳でした(笑)。RT @mao3mao3: @sawabekin 国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」定例会レポート、ありがとうございました。なんだか問題多そうですね

●会議が儀式になってしまうこと、とかに怒っちゃう。このプレジェクトは、意味あるし、意見を言ったことでか方針の変更もされた。 RT @mao3mao3: @sawabekin 国立国会図書館の「全文テキスト化実証実験」定例会レポート、ありがとうございました。なんだか問題多そうですね
↑──────────────────────────────
ってやり取り。

で、高島さんのtogetter、かなり前のからまとめてくれて、それはありがたかったんですね。

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Ustream生トーク番組「ポットチャンネル」が始まります

2010-10-29 尹 良浩

既報の通り「ポットチャンネル」というUstreamでのトーク生放送を11/4(木)から始めます。
4人のパーソナリティが毎回ゲストを呼んで、2時間たっぷり、Ustreamで配信します。

毎月第1木曜日 19時〜21時 松沢呉一 @kureichi
毎月第2木曜日 19時〜21時 下関マグロ @maguro1958
毎月第3木曜日 19時〜21時 掟ポルシェ @okiteporsche
毎月第4木曜日 19時〜21時 沢辺均 @sawabekin

第一回は、松沢呉一さんが、ゲストに久保憲司さん(カメラマン/ライター/オーガナイザー) @kuboken999 をお招きして放送。観覧者も募集中です。

すでに数人から「もう何の会社なんだか解らない」というありがたい評価をいただいております。私自身もよくわかりませぬが、しかしこれはチャンス。カメラの類やウェブの先端サービスに疎い(というか個人的にあまり興味を持てない)私としては、個人ではなかなか腰が重くても、こうして仕事で出来る機会に真剣に取り組めば、お金もらって勉強できるわけで。苦手分野に取り組まざるをえないというのも先々を考えればとてもいいことだと、ささやかに喜んでたり。

今までも中継はありましたが、定期的な中継となると初めて。回ごとに少しずつ修正を重ねながらの放映となるかと思いますが、パーソナリティにハズレはありません。少なくとも第一週〜第三週は。第四週も、まあ、多分、大丈夫です!! しゃちょうはやってくれます。まあ、多分。

ってことでまずはご興味のあるパーソナリティからでもお気軽にどうぞ。
「ポットチャンネル」、ぜひぜひみなさまご視聴ください。

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ゲイ・コミックと新人

2010-10-29 山田 信也

田亀源五郎さんの新刊の作業で、「君よ知るや南の獄」の制作のときに作った(というかwebで拾って来たサンプルコードを切り貼りした)indesignのjavascriptを引っ張りだして来て作業しました。吹き出しにいれるセリフのテキストを、
★改ページ★
1コめの★改行★吹き出しの★改行★セリフ
2コめの★改行★吹き出しの★改行★セリフ
3コめの★改行★吹き出しの★改行★セリフ
★改ページ★
みたいなかたちに整形しておいて、読み込ませると
★改ページ★のところでページを切り替えつつ、吹き出しごとに別のテキストフレームを作りながらテキストを読み込むスクリプトです。このスクリプトを使うと、ページの右上にセリフの入ったテキストフレームが何個も重なりあった状態になります。そのテキストフレームを所定の吹き出しにあわせて手動で移動する作業を大原にやってもらったら、こうなりました
そういえば、和田さんのポットでの初仕事?も同じく田亀源五郎さんの「田亀源五郎【禁断】作品集」だったそうです。

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田亀源五郎さんの新刊

2010-10-28 那須 ゆかり

田亀源五郎さんの新刊単行本、すすめてます。
これまでに雑誌に発表された作品に一部加筆ありの短篇集です。
そういえば、3年前に出した「君よ知るや南の獄」もクリスマス前の発売でした。
今年もクリスマスプレゼント!?として、12月にはガンバって出したいと思っています。
乞うご期待!

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10/29金の「電子書籍と自費出版の未来」のレジュメです

2010-10-27 沢辺 均

あさっての金曜日(2010.10.29)、自費出版アドバイザー養成講座というところで講演します。
レジュメを公開。

残席あるかどうかわからないですけど、興味のあるかたは問い合わせてみて下さい。
たしか主催者からのメールで40数名の申込があったと書いてくれていたとおもうんだけど。

主催者の告知はコチラです。

────────────────────
レジュメをおくります。

事前ではあるけど、ポットの日誌に公開させてもらいます。
・事前だから来場者を増やせる可能性がある
・この程度知られたからって、なにがなんだかわからない

リンクは貼っておきます。
ご了解を。
沢辺

────────────────────
電子書籍と自費出版の未来

2010.10.29金 15:30〜17:30
自費出版アドバイザー認定試験 受験資格該当研修会
第15回 自費出版アドバイザー養成講座

●沢辺が今取組んでいること
・ポット出版(年間約20点発行・既刊160くらい)、2010.01から新刊と.bookの同時発行。
・LLP版元ドットコム
・NPOげんきな図書館
・国立国会図書館全文テキスト化実証実験(ジャパニーズ・ブックダムの第一歩。最終的には全文検索一部表示が目標)
・JPO(日本出版インフラセンター)近刊情報センター
・雑誌協会 デジタルコンテンツ推進委員会同時配信実験デジタル編集支援

●電子書籍とはなにか?
◎電子書籍=テキスト中心の長文の読み物(リフローさせられるもの)
◎電子雑誌=レイアウトデザインしているもので、短文・分割可能、ビジュアルの多いもの(リフロオーさせにくいもの)
◎ネットワークを介した流通→なんらかのデバイス(PC含む)を読者が持つ
→音楽、ステレオ装置+CD/テープ/レコード 本と雑誌の現状 紙+文字や写真や絵

●電子書籍は広がるか?
◎現状は、確実に広がるようみ見える。ただし0対100はない
◎自動車と馬車 手紙・ファックス・メール

●電子書籍状況の著作権
◎著作物は読まれたり見られたりすることをイチバン求める
◎どれだけ利用しやすくするかが必要
◎著作権集中処理と、違法配布取締のデジタル技術の活用

●外から見る自費出版
◎自費出版の二つのやりかた
・自費出版として請け負う→量的な拡大の可能性/利益のでる条件でできる
・ないしょ自費出版として発行→ブランド意識に働きかける/利益を減らさなければならない
◎自費出版の意義→記録(出版の目的=新しい価値の提示/記録)
◎年輩者は紙、若年層はミニコミ発行(ブログなどを含む)→ネットワークでその機能をもつと思う
◎自費出版物の電子化、データベース化が求められると思う。
 年輩者には記録、若年層にはネットでの露出と検索性

●事前にもらった質問について
・ご自身の事例……実際に立ち上げた方のお話しは、皆さん、一番知りたいことだと思います。
どうして立ち上げたのか、そしてどんな変化が始まったのか、始めてみて初めて分かったこと、始めてみて電子書籍について思うこと、電子書籍の可能性など(電子書籍化が進むと思うか、そう思っておられないのなら、思惑通りにいっていない事例など)
・沢辺さんならではの、出版全般についての「面白い」お話し。
・電子書籍(の登場、普及)によって、著作権が現在とどのように変化するのか?
・同じく、流通がどのように変化するのか? 既存のシステムとの比較においてお話いただけると、既存のシステム自体をあまり知らない方にも理解しやすいと思います。
・電子書籍が今後普及しても、なくならないだろう紙媒体本の良さ、個人が自費で出版する場合、費用だけではないものが紙にはあるのではないかという意見もあります。どのように思われますか。
・自費出版の会の研修ですので、「自費出版にとっての電子書籍」といった観点から、何かご提言などをいただけたらと思います。自費出版にとって、電子書籍の登場はチャンスなのか?とか。
・いわゆる団塊世代以上のあまりITに詳しくない世代に(自費出版の大きなマーケットでもあるので)、電子書籍をわかりやすく伝えるセールスプロモーションのヒント。

●プロフィール
(さわべきん)1956年生まれ。
ポット出版(出版業)、スタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)代表取締役。
LLP版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。
NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)理事。
日本語書籍の全文検索、一部表示のジャパニーズ・ブックダムを提唱。
★twitter http://twitter.com/sawabekin

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ユーストで楽曲を放送するにはどうすればいいか

2010-10-27 高橋 大輔

*技術系の話じゃないです。

「ポットチャンネル」という、Ustreamでのトーク生放送を11/4(木)から始めます。
その放送中に楽曲を流す(音楽著作物を利用する)には、どのような方法を採ればいいのか、
「JASRAC」のネットワーク課に電話して聞いてみました。

ポットチャンネルは
・法人として利用
・Ustream上に放送データをアーカイブ/生放送のみではなく、いつでも観られる状態にする

という方針です。

結論から言うと、USTREAMとJASRACは包括的利用許諾契約を締結しているので、JASRACが著作権を管理している楽曲については、自由に利用することができます。
たとえばUSTREAMで、プリンセスプリンセスの「Diamonds(ダイアモンド)」(作詞・作曲/中山加奈子、奥居香)を、僕が演奏し、歌うのを流すのには、許諾を得る必要はありません。

ただし、JASRACが管理委託しているのは「音楽著作権」(歌詞や作曲の著作権)なので、ラジオのように「では、ここで一曲聴いてもらいましょう。曲はプリンセスプリンセスで「Diamonds(ダイアモンド)」です」みたいに、CDなどに収録された音源を放送するのには、「著作隣接権」(楽曲の演奏者や、録音するレコード製作者の権利)をクリアする必要があります。
つまり、「Diamonds(ダイアモンド)」であれば「ソニー・ミュージックレコーズ」(レーベル)に個別交渉し、許諾を得る必要がある/得ればいい、と。

「ポットチャンネル」で、視聴者のリアルタイムのリクエストにお答えしてこの曲を〜、というのは多分ないでしょうから、流す曲を事前に把握し、許諾を得ておけば、Ustreamで楽曲を放送できます。ポットチャンネルではそのへん積極的にやっていきたいな、と。

*ちなみに、ジャパン・ライツ・クリアランス(「JRC」)ではUSTREAM上でCD音源を利用できるデータベースを公開していますね。→こちら
スピッツ、いいんだ…。

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今週は取材・打合せラッシュ

2010-10-26 佐藤 智砂

編プロチーム、忙しくなってきました。
今週はほぼ毎日、取材やら打合せが入っている。
外に出るときには、それなりの服装をしようと思うのだけど、持ち服が足りない気がする。
いや、役に立たない服はいっぱいある。
でも、この歳でTPOに合わせるとなると、とたんに品不足。

ちゃんとしたスーツは、使用頻度が低いので「何だかもったいないなー」と思ってしまうため
買うのをためらう。
ふだんも気にせず着られて、それなりにちゃんとしているという「ちょうどいい服」がない。
あるいは、コーディネートできない。

「ちょうどいい服」って、どうやったら見つけられるんだろう。
失敗を積み重ねて、選択眼を磨くのみか?

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妊娠8カ月に入りました

2010-10-25 小久保 由美

シルエットはほぼムーミン。
「なんか面白いカタチの生き物」という感じです。

今日は社内のヨガ教室終了後にお肌の話題になり
和田から「肌がきれいになった」と言われた。
そういえば那須が妊娠中のときも肌がきれいになったと言っていた。
妊娠すると肌がきれいになるのだろうか。

と、冷静に考えてみたら、
これってただ単に、今まで不摂生きわまりない生活をしていた人間が
徹夜仕事もせず毎日自宅に帰って7時間以上寝るようにしているからではなかろうか。
だって肌の調子が落ち着いて来たのはホントつい最近のことで
それまでは妊娠中でも肌荒れ荒れのボロボロで「那須さん嘘つき!」とか思ってたし。

てゆーか、ということは、
年明け→出産→夜泣きなどで寝不足→仕事復帰→肌ボロボロ

……。

年内は美肌を楽しもうと思います。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -93[2010.10.18〜2010.10.24]

2010-10-25 沢辺 均

●2010.10.18月
渡辺克己さんの写真集をだそうという企画で、フリー編集者永寿さんと打ち合わせ、など。

●2010.10.19火
午前中、マンション管理組合の理事会。
あとはなにをやっていたんだか?、、、、忘れた。

●2010.10.20水
午前中、プリンタ/コピー/ファックス/スキャナの複合機入れ替え。
メンテ料とトナー料金込みで、毎月12〜15万かかってたのが、10万くらいになるはず。
そのうえ、スキャナが無茶苦茶使い勝手向上。
手元のSCANSNAPは不要だな。
夕方中央区立京橋図書館の菅原さんと長田さんが来て打ち合わせ。
利用者相手のシンポに、常世田さんはともかく、オレってどうよ?って思ったけど、
すでに来月。それほど中身を聞かないで受けてしまった。
夜は版元ドットコム組合員会議。
終わった後の飲み会で、ポットチャンネルと、ツイッターを使った本の販促にいい案が出る。
版元ドットコムメンバーと飲んだり話したりするのは、こういうことがいつもあるんで、
大切なんだな。

●2010.10.21木
11時から雑協のファイルフォーマット協議会に、深沢さんと一緒に出席。
1月実証実験にむけて、雑誌のPDFとそのタグ付きテキストを、編集部でどうつくるか?
って話。午後には、販売サイト担当の主に技術の人たちと打ち合わせ。
やっと具体的に開けて来たって感じかな?
そして、22時から、掟ポルシェさんが来て「ポットチャンネル」の打ち合わせ。
掟ポルシェさんは毎月第三木曜、最初は11月18日の木曜日。

●2010.10.22金
この日も朝からJPOの近刊関係の会議の2連続。
よるは、なにやってたんだ?、もう忘れてるし。

●2010.10.23土
人間学アカデミーの竹内洋さんの講義「高度大衆社会から下流大衆社会へ」の2回目。
竹内洋さんの中公新書「丸山真夫の時代」を買う。
参考文献一覧みたら、すげー幅広く資料をひろってるんだな。全部読んでるんだろうな。すげーな。

●2010.10.24日
高円寺フェア 公園de本の楽市に行く。
北尾トロさんがいておしゃべり。娘を初めてみたぞ(写真もとったけど、見せないんだ)
カタヅケになって、小雨がふって来た。かろうじてセーフ。
庚申通り商店街で、5歳くらいな女の子に、巻き舌で「テメーなんか、、、、」て無茶なしかりしてる
若い母親がいた。
ほんとに「じゃ、その娘、もらうよ」っていいたかったんだけど、娘だってこまるだろうし、
他に解決策ないしな、とおもって結局なにもせずに通りすぎた。
家に帰るとオイラの娘がmacbookをもって、PCのことを聞きに来ていた。
一緒に、ココ・シャネルの映画みたいり、派手に焼き肉(それも高い肉ばっかり)をオゴる。
深夜、サー寝ようと思ったら、池田信夫氏のブログ「講談社の「デジタル的利用許諾契約書」について」と、それにたいする西田宗千佳氏のつぶやきとまとめのtogetterを読んでしまう。
なんかどっかが反応したんだよね。ポットの日誌に「池田信夫氏の「講談社の「デジタル的利用許諾契約書」について」はひどいでしょう」を書いてしまう。

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池田信夫氏の「講談社の「デジタル的利用許諾契約書」について」はひどいでしょう

2010-10-25 沢辺 均

日曜日、頼まれ仕事のチェックを終えて、高円寺フェスに行って、家に戻り、娘を焼肉でつって久々のデート。
ハードディスクに録画しておいた映画や龍馬を見て、ボケーとして、寝る前にメールチェックしてた。
Googleアラートで、池田信夫氏のブログ「講談社の「デジタル的利用許諾契約書」について」と、西田宗千佳の異論がツイッターにあってtogetterにもまとめられているのが気になって、togetterと池田氏のブログを読んだ。

今、2時20分。日曜の(つまり月曜)こんな時間に日誌を書き出すことなんかほとんどなかったはずなんだけど、池田氏のあまりの記述にテンションがあがったのかな? 突然PCに向かってしまった。

まず池田氏の冒頭。
「講談社の野間副社長は「年内に2万点をデジタル化しろ」と社内に号令をかけ、同社のほとんどの著者に「契約書」を送っているようだ。その1通を入手したので、一部を引用する:」とあって、契約書を引用。その後、
「最大の問題は、上の第3条と第4条の講談社がデジタル化権を著者から奪って独占するという規定である。」

うーん、講談社は「提案」「提示」してるだけでしょう。
契約は双方が納得してサインするもんなんだから、デジタル化権の独占がやなら、
独占出版化権(いわゆる紙の本を独占的につくって売る権利を出版社が得る事)だけを売りたいんだけど、
電子化権は売らないよ、って言えばいいダケじゃん。
全然問題なし、でしょ。
それに、契約書には「契約期間」があるんで、池田氏の契約書の引用にはでてこないけど、
3年とか何年とかあって、どちらからも「延長しない」みたいな話がなければ、
自動で延長、みたいになっているだけだと思うよ。

さらに、
「したがって他の出版社から電子出版したいという話があっても、著者は出すことができない。しかも講談社は、この本を電子出版すると約束していないので、彼らが出さないかぎりどこの電子書店でも売れない。」

あたりまえじゃん。今だって紙の本を、他の出版社からはだせない。
出版する権利を、独占しなけりゃならないもんではないけど、まあ独占したくなるでしょ。普通。
それがいやだって言われて、その出版社で出版したくなくなっても、まあしょうがない。
村上春樹の「1Q84」を複数の出版社から出したいって言われたら、
広告費やら、宣伝作戦やら、書店への営業なんかできないししたくなくなるでしょう。
新潮社(「1Q84」を出したとこ)が打った新聞の全面広告見て、ポット出版の「1Q84」の方を買われちゃうかもしれないでしょ。
で、紙の本だしたら、電子書籍も出したいでしょう。

だから、電子書籍の権利は売りません、といえばいいんじゃないのかな?

村上龍さんの「歌うクジラ」は、電子書籍を先に、村上さん自身が選んだ出版社ではないパートナーと出している。
この「歌うクジラ」は、どこぞの出版社の雑誌かなにか掲載されたものを、
紙の本にするまえに、著者自身の手で電子書籍にしたってこと。
こういうことができてるじゃん。
たぶん、紙の本は、出版社から出す気でいるとどこかで書いていた気がするしね。

ただ、この店に西田さんが書いてるのはちょっと方向ずれているとは思う。
西田氏はツイッターで「出版社に電子版の権利を渡すと、他の電子書籍ストアからは売れない>間違い 各出版社はそこからさらに電子書籍ストアに「卸す」存在。だからどこで売るかは別問題です。ただし出版社に筆者がなにも言わなければ、当然ストアは選べません」と書いてる。
池田氏が指摘しているのは「しかも講談社は、この本を電子出版すると約束していないので、彼らが出さないかぎりどこの電子書店でも売れない。」だから、この場合出版社が出さなければ、やっぱりどんな電子書籍ストアで売られる事は(そもそも)ない。
で池田氏の指摘に対して言うなら、その通り、独占したいっていってるんだから、他からは出させない。
ましてや電子書籍ストアを選ぶどころか、どこの電子書籍ストアも売りようがないはず。
でもおこる事じゃなくて、交渉したり、契約を断ればいいだけのこと。

次の池田氏のブログ。
「印税は第6条で「乙が当該利用によって得た金額×15%(消費税別)」と定められている。印刷・製本などの工程がなく間接費の小さい電子書籍で、このように低い印税率を設定するのは異常である。」
印刷・製本の費用、ポット出版では20%前後にしかならないよ。
2000円×2000冊の本で書店店頭売り上げ400万円。印刷+紙+製本+組版費用で80万円前後。
で、これを電子書籍にすればたしかにタグをつける作業でまあ10万〜20万円。2.5〜5%に減るのは間違えないけど、
電子書籍にすれ定価半額になるでしょうとか、何冊売れるかとかあるから、印税をあげることに異議ないけど、
「異常」といわれるほどのこともないでしょう。

つづけて池田氏。
「アマゾンもアップルも、著者が完全にレイアウトした場合は70%還元するとしており、アゴラブックスでは(当社でレイアウトした場合も)最大50%である。15%という印税率は(当社以外の)日本のほとんどの電子出版社で同一であり、カルテルを組んでいる疑いがある。」
アップル・アマゾンで70%、アゴラで最大50%、その差は20%。その違いはレイアウトだけなのかな?
上のポット出版の場合と比べて、とり過ぎじゃないのアゴラ。それも最大、でしょ。
そんなら、著者は10万円払って、直接アップル・アマゾンで販売してもらえばいいんじゃないの?
うちに連絡くれれば10万円でやりまっせ。
で、どこも15%というのはカルテル、っていうなら、紙の本の10%って常識もカルテルか?
あ、最近8%とか、うちみたいに「実売(で10%)」みたいなところが増えてるみたいだから、カルテルじゃないと思ってくれてるのか?
うーん、オイラの知り合いの出版社の(経営に近い)人たちって、
結構独禁法に神経質だけどな〜。
それに紙の本の10%だって、著作物の市場で、均衡してるって話じゃないの?
数字が同じだからカルテルって、市場の機能を軽んじてるんじゃないか。

池田氏。
「契約書も見ないで「どこからでも電子版は出せます」などといい加減なことを書いている業界ライターもいるが、こんな契約を結んだら、著者はアマゾンからもアップルからも電子書籍を出せないし、講談社が出さないと埋もれたままになる。出版するあてもないのに版権を囲い込むだけの契約を結ぶのは、著者を愚弄するものだ。アゴラブックスは、契約した電子書籍は必ず出版する(もちろん電子化権は独占しない)ので、問い合わせは申し込み窓口まで。」

そんなこと書いてる業界ライターっているの?
そもそもこうした電子書籍込みの契約書ってつい最近始まったんじゃないの。
ポット出版はかなり近い文言で、もう何年も前から契約書に電子書籍のこと書き込んでいるけどね、って自慢ポイ?!)
つい最近始まったこの種の契約書をさして、「どこからでも電子版は出せます」なんて書いている人がいたら、
大バカもんだね、そのライター。

「出版するあてもないのに版権を囲い込むだけの契約」っていうけど、紙の本を出す際の契約で、
同時に電子書籍化のこともいれたいよ、ってことでしょ。
2010年段階で、紙の本をだし、電子書籍版は結果的にださない+出す権利は確保したまま、となっても、
それを「出版するあてもないのに版権を囲い込むだけの契約を結ぶのは、著者を愚弄するものだ。」
とまでは言えないでしょ。紙の本出すんだから。

で、最後はアゴラブックスの売り込み?
いいんだけどさ、。

うーん前からへんな人だなって思ってたけど、
やっぱりへんな人だと思った池田信夫氏のブログについての、意見でした。
と時計をみたら3時18分と1時間もかけてしまった。

最後に池田氏が貼付けていた講談社の契約書の部分。
池田氏がはりつけたのここんとこだけです。念のため。
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第3条(本著作物のデジタル的利用の目的)

1. 甲[著者]は、第2条記載の目的にそって本著作物のデジタル的利用を乙[講談社]に許諾する。
2. 本契約期間中、甲は自ら本著作物のデジタル的利用を行なわず、また、乙以外に本著作物のデジタル的利用を許諾しない。

第4条(利用の範囲)

1. 乙は、本契約に基づき、本著作物のデジタル的利用について次の各号に掲げる行為をすることができる。
1. 本著作物を自己の費用負担でデジタル化して、本デジタルコンテンツを製作すること。なお、本デジタルコンテンツは乙が管理し、デジタル化の過程で発生した本デジタルコンテンツに関する所有権は全て乙に帰属する。
2. 本デジタルコンテンツをデジタル的利用すること。なお、本デジタルコンテンツの卸価格または販売価格、販売サイト、販売の条件および方法に関しては乙が自主的に決定することができるものとする。
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ナース・ジャッキーが面白い

2010-10-22 五賀 雅子

最近WOWWOWで始まったアメリカドラマ「ナース・ジャッキー」が、
ピリリと辛過ぎる味付けで、面白いです。
外見も、仕事ぶりも真面目な看護士・ジャッキーが、
一方では、不倫したり、薬物飲んだりして精神の均衡を保っている。
その病んでる様子をクールに、かつユーモアを交えて描いてあって
アメリカドラマって、やっぱり質が高いなぁと思います。

韓国ドラマにもはまっているので、時代劇から愛欲劇、恋愛ドラマ、ラブコメなど
見境無く見ているけれど、これまた続きが必ず見たくなく作り方で、
ついつい夜更かししてしまう…。

最近は、リアルタイムで日本のドラマやバラエティを見ることがめっきり少なくなりました。
そういう人増えているんじゃないかしら?
勝手な想像ですが…。

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