マンガ「モテキ」のドラマ化

2010-06-19 上野 絵美

学生時代の友人が、7月から始まる深夜ドラマ「モテキ」の編集作業に関わるらしい。
ポットの自主研修書籍費を利用して
原作のマンガを全巻買ってた私としては、
友人があのマンガのドラマ化に関わってる!というのはなんかうれしい。

主人公(ぶさいくじゃないけど恋愛に消極的でモテない29歳メガネ男子)役は森山未來。
説得力ありそうで期待大です。
深夜枠なのに脇役は新井浩文、菊地凛子、リリー・フランキーと豪華。

マンガは、主人公の恋愛に対するうじうじモノローグに笑えました。
それをどうドラマでおもしろく見せるのか、今から楽しみです。
(後半はマンガみたいに失速しないでほしいなあ)

「モテキ」マンガ
http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000004546
「モテキ」ドラマ
http://www.tv-tokyo.co.jp/moteki/

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ファッション黒歴史

2010-06-16 和田 悠里

 雨宮まみさんの連載『セックスをこじらせて』が面白くて仕方ないです。
年齢が近いので、話の中に出てくる「武田真治」や「東京ガールズブラボー」などの
キーワードもたまらなく同時代で懐かしいですし、
自分の10代のしょっぱい感じとも重なって毎回とても楽しみにしています。

 私も10代の頃は妙に個性を追い求めて変な格好をよくしていました。
「クマのプーさん」の原作を読んで、クリストファー・ロビン少年が長靴を
履いている挿絵にカワイイ!!と興奮して、ゴム長靴を買ったことがあります。
曲金商店街の履物屋さんには黒ゴム長、釣り用ゴム長、
つま先が細めな婦人用のホワイトベージュのゴム長の3択だったので、
婦人用のを買って晴れの日でもゴム長履いてうろうろしていました。

その頃は、ロシア兵の帽子のような耳当て付きででかいファーの帽子に、
黒タートルにえんじ色でツギハギがついているハーフパンツ(どっちもおふる)に
変な色のタイツをはいてベージュのゴム長靴を履くのが自分的に超クールでした。

しかもおもちゃのプラスチックの輪っかを繋げて機関車トーマス(食玩)を
くっつけたネックレスを首から下げたりしてました。
(一度シノラーと呼ばれたのがイヤでやめました。)

髪型はおかっぱだったか姫カットだったか…まあそんな感じで。
とりあえず妙な人だったと思います。全身緑で統一したりとかもしてました。
他の人と同じは嫌だという自己顕示欲と貧乏とにはさまれたのが、
おかしな方向にDIYファッションが加速したんだと思います。
ファッションに客観的な目を導入したのは大学に入ってからです。

最近はおしゃれなレインブーツが沢山ありますし、
去年はファーのロシア帽も流行りました。
当時の私に、ゴム長靴とロシア帽子15年後に流行るよ!
ほんとだよ!と教えてあげたい気持ちです。

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06/19土・出版ネッツで講演「現場から見る、電子書籍時代の出版産業」

2010-06-16 沢辺 均

ネットを検索したけど、出てこないんで告知はメールなどでやられてるだけなのかな?
ということですけど、出版ネッツというフリーの労働組合で講演します。
(最近、テレずに「講演します」などとかけちゃうオイラですけど、、、)

たぶん連絡すれば、だれでも入れるんじゃないでしょうか?
また、参加したからといって、しつこく組合加盟を求められることもないんじゃないかな?
なんで、どうぞ、お時間のあるかたはご参加ください。
追加情報────────────────────
その後正式に一般の方も参加OKになりました。500円です
────────────────────
日時:6月19日(土) 13:05〜14:20
   ※5分ほど時間が変更になりました。ご了承ください。

   講演は1時間。質疑応答を15分の予定です。
   5分〜10分ほど前に来ていただければ十分です。
追加情報────────────────────
開場時間は12時30分
●講演後、短い休憩を挟み「総会」が始まるので、一般の方は速やかに退出していただくことになります。
●一般の方は、入場の際に参加料として500円を受付でお支払いください。
────────────────────

会場:出版労連会議室
   東京都文京区本郷4-37-18 いろは本郷ビル2F
   TEL:03-3816-2911

   地図は以下のページからご参照ください。
   http://www.syuppan.net/

今日、その担当の渡部さんという人から「【出版ネッツ】6/19の講演について」というメールが来たんです。
こんな話をしてほしい、といったものです。

例えば

●現状、電子出版はどこまで進んでいるか(概略)
●どんな出版物が紙媒体に適しているか、逆に電子書籍に適しているか
●なぜ、ポット出版は電子出版の発行を、積極的に取り組んだのか、
 また沢辺さんが版元ドットコムなどで積極的に動かれているのはなぜか?
●電子出版における、版元の役割
●電子出版における、フリーランサー(編集、執筆、デザイン、校正など)の役割
●既存の出版流通の、現在の対応と、今後の役割

とか、なかなかおもしろい。
他にも、出版ネッツの組合員たちの渡部さんの考える状況が書かれてました。
まるまるここに載せたかったのですけど、その了解を得るのもメンドウなんで、
やめときますが、「とても高い関心を持っている」「細かい技術やシ
ステムについては理解していない」とか書いてあります。

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今年初小説

2010-06-14 尹 良浩

新刊『昭和ストリップ紀行』は6/15(火)発売です。ストリップが青春だった人も、ストリップという響きから昭和の懐かしいモノを感じる人もぜひ読んでみて下さい。

さて、出版社で仕事をしていると話すと、大抵の場合「本が好きなんですね」と言われます。そしてそのときに「本」としてさされるのは大抵、文芸書です。まあ世の中的には「本=文芸書」とまではいかなくても、好き好んで読む本というのは文芸書であるというのが一般的だよね、とは思います。

とはいえ私はあまり好んで小説を読みません。人に誇れるほどそれ以外も読みませんが。版元にいるのに。でも、特に小説は読みません。

私が昨年好んで小説で買ったのは綿矢りささんの『夢を与える』一冊だけ。一昨年は9冊買いましたが、小野不由美さんの『十二国記』シリーズを全部読んだというだけ。その前の年は『ゲイトウェイ』だけ。その前になると、もはや覚えてすらいません。(我ながら作品選びの基準がよく解りません。)

一年に一作品しか新刊で小説を買ってない計算です。(研究のためにベストセラーやラノベを読んだり、昔買った本を読み返したりはしたはずですが、もはや覚えていません。)

そんな私が今年、一冊小説を買いました。(つまり今年最後になる可能性が高いわけですが。)『ヴォイツェク ダントンの死 レンツ』という岩波文庫の古典です。5/29(土)の書店落語でお世話になったリブロ松戸店の店長さんが勧めてくださったのですが、文芸に疎い私は作者のビューヒナーの名前すら知りませんでした。調べてみると早逝の天才として名高いようです。

とりあえず、世界史で馴染みもあるので「ダントンの死」を読んだのですが、これがめちゃくちゃ面白い。戯曲なのでちょっと読みにくいのですが、出てくる人出てくる人がえらく魅力的。他を読むのが楽しみになりました。リブロ松戸店の店長さんのオススメはむしろ「ヴォイツェク」だったので、とても期待しています。

まあ、積ん読がたまってる上に、自社の本を読むのがだいぶ滞っているため、こっちを頑張らないとまずいんですけど。それはそれで頑張ることにします。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -76[2010.05.30〜2010.06.12]

2010-06-12 沢辺 均

●2010.05.30日
日本橋三越の庄野真代さんのミニコンサートへ行く。
八重洲ブックセンターが本の販売をしてくれているのでね。10数冊売れた。

●2010.05.31月
やっぱり、予想通り。経産省のエライ人との約束ながれる。
他の出版社のシャチョーたちへの連絡やらなにやらですこしバタバタ。
ジャパニーズ・ブックダムはなかなかむずかしい。

●2010.06.01火
前日に流れてしまった経産省のエライ人との打ち合わせの日程が翌日の2日になる。
午後JPOの近刊情報EDI検討会のことで、打ち合わせに行く。
夜は、ジャーナリストの岩上安身さんとお仲間に電子書籍の話をしに東麻布まで。
18時からはじめて22時過ぎまで。

●2010.06.02水
午前中京セラ丸善、という図書館システムを作ってる会社の人。
7月1日のユーザー会での講演の打ち合わせ。
書評情報データベースの構想も売り込んだぞ。
と思ってたら鳩山首相の辞任。夕方に予定してた経産省のエライ人との打ち合わせがまたながれた。
だって、人事異動しちゃうかもだもんな。
夜はず・ぼん編集委員会。

●2010.06.03木
出版会議。手帳にある予定はそれだけで、
何をして、どんな日だったかの記憶はもうないんだ。

●2010.06.04金
ポット会議と社内の掃除。
夕方、庄野真代さんの下北沢で、路上ライブ式街頭演説会の選挙運動。
夜は、下北のZAJIで、本の打ち合わせ。これも政治からみの本だ。

●2010.06.05土
事務所の隣の部屋(302)のシェアデスクの相談に、京都からシマフィルムの人が来て打ち合わせ。
前日、下北沢での好反応に気をヨクして、原宿駅頭と代々木公園入り口で
庄野真代さんの路上ライブ式街頭演説会。
代々木公園の入り口で、公園の警備の人が来て見ている(監視?)。
テキ屋のおじさんが「いいじゃないか」とか文句を警備の人に言っている。
路上ライブ式街頭演説会の防衛に参加。いつも鉄とすずのドックラン行きのときに、
おまわりさんに怒られてるおじさん。
宮崎から上農正剛さんがきたんで、庄野さんのライブを聞いたあとに夜までおしゃべり。

●2010.06.06日
「劇画家畜人ヤプー」のトーク。秋葉原のリブロで、丸尾末広さんと吉田アミさん。
オイラはさぼらせてもらった。
で、「専門図書館」(専門図書館協議会発行)の原稿書きを朝4時過ぎまで。
8千字だったからな〜。

●2010.06.07月
午前中、S社とデザインの打ち合わせ。
終わってそのまま神保町に移動して、JPOの近刊情報EDIの技術ワーキングに。
講談社・永井さんと昼飯を食べながら情報交換。
ははは、おごってもらっちゃった。
夕方、事務所に戻って石川輝吉くんの若者インタビューの打ち合わせ。

●2010.06.08火
夕方、ボイジャーへ、TIBF版元ドットコムブースでのいろいろを打ち合わせ。
萩野さんも後半登場して、なるほど、中間フォーマットの経緯や、
ドットブックの今後のバージョンアップ計画などを聞いた。

●2010.06.09水
10時から、国立国会図書館で、書籍検索データベースの検討会の2回目。
記者発表などなどのことも相談する。
前日の三省合同デジ懇の報告なんかも聞く。
事務所に戻って、スタジオ・ポットのPR誌や、トラブってる本のことなんかいろいろ。

●2010.06.10木
代々木図書館の館内整理日会議をパスさせてもらう。
出版会議。
ある雑誌の編集長に「電子雑誌」の企画の売り込み。
まだまだ形になってない段階なんだけど、デジタル担当の副編集長も読んでくれる。
ジュンク堂新宿店で、庄野真代新刊記念トーク&サイン会。
CD3枚、本は20冊くらい売れる。
終わって新宿二丁目のメゾフォルテ、などなどへ。

●2010.06.11金
ポット会議。
日経新聞に「国会図書館と出版各社、書籍全文検索を実験へ 」という記事
小学館、講談社、版元ドットコムなどで、と。
ジャパニーズ・ブックダム、って言ってたヤツだ。
一緒に進めてるメンバーから、記事が出たことを心配するメールもあったりね。
終わって、JAGATでの講演。
主に印刷屋さん。
やっぱり、PDF入稿したデータって、全部アウトラインをかけてリップに流してることが
結構あるらしい。その前のテキストデータが生きてるファイルはちゃんと残してるのかどうか
ちゃんと聞けなかったけど、、、、。
もしそれが完全にリンクされて残っていなければ、ジャパニーズ・ブックダムや、電子納本に
重大な困難が、、、、、、、、、、、。

●2010.06.12土
事務所で雑用。
途中、代々木公園へ鉄とすずと一緒に。ドックランだ。
そして、ためにためた日誌や、明日の準備等々、、、、、。
ではまた。

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20100611JAGATの講演レジュメ

2010-06-11 沢辺 均

電子書籍と新ビジネス展開

2010.06.11 沢辺均(ポット出版・版元ドットコム)

●最近周りでおこっていること

・国立国会図書館全文検索一部公開

・国立国会図書館電子納本

・三省デジタル懇談会
 中間フォーマットだけ?

●印刷と出版・電子書籍

・印刷の現場はどうなっているのか?
 組版/データ入稿の比率は
 PDFの利用は? 実態は?

・電子納本でこまるだろうこと
 DRM ビュアーのバージョン 利用(全文検索・障害者利用)

・電子書籍の本質はタグ付きテキスト

・電子雑誌のフォーマットは未確定
 利用方法

●プラットフォームをめぐる競争

・アップル、アマゾン
・KDDI、凸版、朝日など?

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InDesignでXML

2010-06-10 山田 信也

screen1.png
おおむね、構造パレット、タグパレット、ストーリーエディタの3つしか目にはいらないようにした状態のInDesignの画面。

なんやら別のアプリケーションのようです。
今日は簡易XMLエディタ的にInDesignを使ってみます。

このようなエクセルとかOpenOfficeとかエクセル風な何かがあって、A列はtitleタグB列にsubtitleタグとか各セルにタグ付けしたいとします。
screen2.png

今日の目的はInDesignのXML機能を使うことなので、エクセル風のもので各列の間に列を挿入してタグをびゃーん、とかは言いません。

とりあえずエクセルみたいななにかからInDesignにテキストを貼ります。
screen3.png
コピペするとタブ区切りになります。テキストを表に変換します。
screen4.png
タグパレットにてタグを準備します。
screen5.png

列を選択してタグパレットで付けたいタグをピコン。
screen6.png
全列にタグ付けし終わった後の構造パレットはこんな感じ。
screen7.png
わーいGUIのXMLエディタみたい。

表をテキストに戻す。
ピンクや水色に見えてるのがXMLタグのマーカー。
screen8.png

ファイルをXMLに書き出し。
screen9.png

このようにタグ付きで書き出される。(Jeditで開いたところ)
screen10.png

ストーリーとか表とかのInDesignが勝手につけたタグはいらないので、出てこないように書き出しの際にxsltをあててみる。
screen12.png
screen13.png
screen14.png
書き出したXMLにはストーリーとか表とかのInDesignが勝手につけたタグはなくなります。
xsltの書き方はこれでいいのかは、ちょっとかじったばかりなのでわかりません。
また、こんだけ.xslファイルにテキストを書くなら、普通に書き出して最初と最後のストーリーとか表とかのタグをあとでテキストエディタとかで消せばええやん、というのも今日のところは言わないことに。

DTPレイアウトソフトとしてInDesignを使っていると(本来そのためのソフトだし)、どうもInDesignのXML機能というのはピンとこないので、ちょっとレイアウトから頭をはなして、全然別な考え方でXML機能を使って慣れてみようかと思い、こんなことしてみました。

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飛んでイスタンブールの想い出

2010-06-08 那須 ゆかり

先頃ポットで出した庄野真代さんの本発売記念イベント
そろそろ近づいてきた。
今週の木曜日(6/10木)ジュンク堂新宿店で。まだ残席があるのでぜひみなさんどうぞ。
先日はじめてなまの庄野真代さんに会った。
顔が小さい。スタイルがいい。背筋もぴーんとしてる。やっぱ芸能人だ〜、かっこいい!
庄野真代といえば、「飛んでイスタンブール」。大学時代に流行ってたなー。
当時は八神純子とか、大橋純子とか、歌唱力のある女性シンガーソングライターが続々と出ていた頃。
大学で下手な女の子バンドをやってたんだけど、ボーカルの子がそういう歌が大好きで、
時々バンド練習でコピーしてたようなしてなかったような……。
というわけで、ポットでも最近は庄野さんの曲が流れているんだけど、それを聴くと
大学時代の想い出がよみがえる。昔読んだ本を読んでも、あんまり時代の思い出がよみがえらないけど
音楽は間違いなく、フラッシュバックがおこるんだなー。
ちなみにバンド名は「花ひらめ」でした。

雨宮まみさんの「セックスをこじらせて」第6回がアップされました。
雨宮さん自身の「女をこじらせた」テーマもいよいよ佳境です。

◎おまけ

骨折しました。
薬指と小指がきれいにぽきんと。
原因はどうやらケンカらしい。
添え木をあてられ身動きできず、ふてくされております。

我が家の猫の左前足画像でした。

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06/11金、講演します●JAGAT「電子書籍と印刷出版の新ビジネス 」

2010-06-06 沢辺 均

「電子書籍と新ビジネス展開」というタイトルで話をさせてもらいます。
JAGAT=日本印刷技術協会というところです。

「新ビジネス展開」という、およそ似つかわしくないテーマですが、
お座敷があると、どんなんでも座ってしまう性格なもんで、挑戦します。

でも、この日誌やら「談話室沢辺」などを読んでもらっている方には、
もうバレバレの「タグ付きテキスト」「文書の構造化」「ビルダー/インデザインプラグイン」
あと、ジャパニーズ・ブックダム=本の全文検索+一部表示に、むけたデータ抜き出し、
てな話になると思います。

よければご参加を。

────────────────────
電子書籍と印刷出版の新ビジネス

※注目の集まる電子書籍ビジネスに、出版印刷はいかに対応すべきか?

Apple社のタブレットPCであり、電子書籍リーダーでもあるiPadが国内発売され、連日TVニュースでも取り上げられ、社会的な反響を呼んでいる。
しかし、現時点のiPad向けの電子書籍コンテンツの配信はごく少数に留まり、一般書籍や文芸書、コミック、新聞・雑誌などの本格的な配信は、これからのことになると見られている。

また、iPad以外でも、世界の有力メーカーから新たなタブレットPCや電子書籍リーダーが、続々と提供される見込みとなっており、多種多様な電子書籍コンテンツが求められる状況が続いていくだろう。

国内の出版印刷業界にとって、このような電子書籍の動向は、技術面でも市場面でも未知数のことが多く、対応に苦慮されているところがほとんどではないだろうか。

今回の研究会では、出版社とDTP制作スタジオの経営者であり、電子書籍にも造詣の深いことで知られるポット出版の沢辺均氏(※談話室沢辺 )をお招きし、電子書籍の今後の見通しと出版・印刷業界の課題についてお話を伺う。日本フォーム工連の山口実氏には、電子書籍時代のオンデマンドブック・ソリューションについてお話を伺う。
開催日程・開催時間

2010年06月11日(金) 14:00-16:40

詳細
■構成と内容[講師や時間割はやむを得ず一部変更する場合がございます]

■14:00-15:20 電子書籍と新ビジネス展開
ポット出版 代表取締役 沢辺 均 氏 

■15:20-15:50 電子書籍時代のオンデマンドブック・ソリューション 
日本フォーム印刷工業連合会 専務理事 山口 実 氏

■15:50-16:20 パネルディスカッション「電子書籍と印刷出版の新ビジネス」
(沢辺氏、山口氏、JAGAT 郡司)

申込要項
<会場>
社団法人日本印刷技術協会 3Fセミナールーム
(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)
<参加費>
■JAGAT会員/一般 10,500円(税込)

<要項>
■Webからの参加申込み(ショッピングカート方式):
JAGAT会員/一般はこちら

※Webからの参加申込には、JAGAT Web会員の登録が必要です(無料)
新規Web会員登録はこちら

■参加費振込先
参加費は下記口座にセミナー開催日の2日前までにお振り込み願います。なお,お申込み後の取り消しはお受けできません。代わりの方のご出席をお願いします。
* 口座名:(社)日本印刷技術協会
* 口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

■FAXからの参加申込み:
以下の申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)にてお申し込みください。
申込書
(テキスト&グラフィックス研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ先
●内容に関して
(テキスト&グラフィックス研究会)TEL:03-3384-3113
●お申し込み及びお支払に関して
(サービスサポートセンター) TEL:03-5385-7185

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「劇画家畜人ヤプー」と小説「家畜人ヤプー」

2010-06-03 高橋 大輔

「劇画家畜人ヤプー」と小説「家畜人ヤプー」の発行された順番をまとめます。

まず、小説「家畜人ヤプー」は、1950年代後半、『奇譚クラブ』というSMマニア向けの雑誌で連載されました。三島由紀夫が「すごい小説だ」とか、いろんなところで紹介したのもこのころのことです。

1970年に小説版「家畜人ヤプー」が都市出版社から発行されます。
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1971年に、石森章太郎が描いた「劇画家畜人ヤプー」が同じく出版社から発行されます。*小説版、劇画版のストーリーは対応。
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その後、小説版ヤプーは角川文庫版→角川限定愛蔵版が発行されます。
*角川限定愛蔵版では「続家畜人ヤプー」として発表された増補部分が収録されます。

1983年に、都市出版社から発行された「劇画家畜人ヤプー」が、辰巳出版から復刊されます。
*今回、ポット出版が復刊したのはこのバージョンの「劇画家畜人ヤプー」です。
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続いて1984年、「劇画続・家畜人ヤプー」が辰巳出版から発行されます。
*このバージョンから石森章太郎は監修にまわり、実際の作画はシュガー佐藤が担当しています。
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1992年に、太田出版からさらに増補された小説版「家畜人ヤプー」(全三巻)が発行されます。
それを追って辰巳出版からは、1993年「劇画家畜人ヤプー 快楽の超SM文明編」、
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1994年「劇画家畜人ヤプー 無条件降伏編」が発行されます。
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*ともに監修・石ノ森章太郎/作画・シュガー佐藤です。

なんで、主人公・リンの家畜化っぷりにご興味のある方は、ぜひ続きを。アマゾンなどで、古本はいっぱい売られています。

今週末、6.6(日)は有隣堂ヨドバシAKIBA店で丸尾末広×吉田アミさんのトークショーを開催します。
もう予約は締め切ってしまいましたが、後日レポートをアップするのでそちらもお楽しみに。

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取材から原稿アップまで

2010-06-01 佐藤 智砂

クライアントの担当者Aさんが異動になった。
これまではポットのような編プロに仕事を依頼していたけれど、その部署では
取材から原稿アップまで、自分たちでやるのだそうだ。
それで、ランチを食べながら、
私がどんなやり方をしているのかおしゃべりすることになった。

そういえば、初めてひとりで行った取材は緊張したなー。
その前に、先輩の取材に同行させてもらって、予行練習終了。
二回目からいきなりひとりで行かせるなんて、ずいぶん乱暴というか、手抜きというか
私が信頼されていたというか(それはないか)……。
昔はみんなそんなだったのかな。
まったくの新人を二回目からひとりで取材に行かせる度胸は、私にはないけど。
子育てもそうだけど、昔に比べてどんどん手をかけるようになっているのかもしれない。

自分のやり方をあたらめておしゃべりするのも、いい機会だと思う。
どんなこと質問されるのかも、たのしみだ。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -75[2010.05.25〜2010.05.29]

2010-05-29 沢辺 均

●2010.05.25火
午前中はマンションの管理組合の臨時総会と理事会
午後にはS社とデザイン打ち合わせ。
夜は、庄野真代さん関連の会議。
終わってから渋谷・つくしや(だったと思うけど)へビールとメシ。
庄野さんは店長にさっそくポスター張りなどの依頼。
こういうのマネできない、。
ジャパニーズ・ブックダムのからみ経産省の「お偉いさん」と
出版の社長2人と相談する日程調整にバタバタ。週明けに日時決まってめでたし。

●2010.05.26水
昼に、団塊オヤジとその息子が挨拶にくる。海外にいる息子さん。
出版にあたって顔合わせ、ってワケです。
それが終わって、TBSラジオプロデューサー・鳥山さんに
談話室沢辺のインタビュー。TBSの中の店。
面白かったですよ、ラジオメディアの状況とDigのココロザシ。乞うご期待です。
夜は版元ドットコム会議。参加者が多くて、会議室からあふれるような状況。
いつもよりは早く終わって、飲み会を失礼して、新宿二丁目のメゾフォルテへ。
伏見憲明さんの週一バー「Fメゾ」へ。
中村うさぎさん、北原めぐみみのりさんたちとの新企画の相談。

●2010.05.27木
出版会議。いつも長いんだけど、早く終えて、この日のA社雑誌編集長へのiPad雑誌企画の相談のための
レジュメを完成させるべくバタバタしてたら、緊急の事件が起こってキャンセル。
残念! 
夜はマンション管理人さんの送別会。近所のベラミというお店。
毎月第三土曜に「ベラミナイト」というセッションみたいなライブをやってるところへ。
途中、上の階のシンクビットの若者を社長が呼びつける。
ギターを持って登場。突然のライブに。オレも「春夏秋冬」と「スタンドバイミー」を。
そのごカラオケに、ギターをつけて代わる代わる何曲かやって大盛り上がり。
管理組合の飲み会でこんなに盛り上がっていいのか。理事長の人徳である、な。

●2010.05.28金
朝早めに来て、この日の講演のレジュメを書く。
山梨県公共図書館協会 全体研修会。レジュメを公開して
超短縮ポット会議をやって新宿へ。あずさにのるのだ。
ほほほ、会議では社員から妊娠報告。おめでただ。
まったく、すれすれ。来週は、岩上さんとそのお仲間に、電子書籍の話をさせてもらう。
うー、結構続くんだ。
夜、山梨からもどる途中に、ソフトバンクの表参道がまだあいていたので、
寄って予約してあったiPad3G・64Gを入手。これは個人用(当然、オレのお小遣いで買ったのですよ)。
事務所に帰ってしばらくしたら日高もiPadを手に戻って来る。
山梨では、あれほど見せびらかせたiPadだけど、ポットのメンバーは会社で買ったヤツがあったので、
オレのも日高のも、まったく無視。
そんなところに週明けの経産省への予定が危ういかもって連絡。
赤松農林大臣への不信任案で、国会がのびそうで、って話。
うーん、やむえんけど。また日程調整するのは大変だな!

●2010.05.29土
午後、鉄とすずをつれて代々木公園のドックランに。
鉄とすずを入れて、最低時3頭・最大時7頭。
ドックランの入り口に警備員がたち始めて、利用登録を確認をし出して、
3ヶ月くらいかな? それ以降は土日につれてっても少ないんだよな。
夕方は事務所にでて、雑用(机につまれた回覧だの請求書だの、、、、いろいろ)。
明日は日本橋三越の庄野真代さんのライブ。多分無料だし、本も新しいCDも並べるので、
ぜひおいで下さい。
◎風・街とのハーモニー 庄野真代コンサート
 午後1時30分〜、 3時30分〜

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ストリップ劇場の思い出

2010-05-28 小久保 由美

私が初めてストリップ劇場へ足を運んだのは二十歳の頃。

当時つるんでいた何人かで放課後に無駄話に花を咲かせていた最中、
「ストリップ劇場って学割がきくらしい」という話になり、
みんなで何の予備知識もなく行ったのが初体験だ。
場所は渋谷OS劇場。
メンバーは確か男子5人女子2人、合計7人の大所帯。

ストリップ劇場では裸の女の人が踊っているだけなのかと思っていたら、
花電車では、りんごをテグスで割り、客に振る舞ったり
大股開きの踊り子さんとポラロイド撮影したり
生板ショーありの盛りだくさんな内容で
特に花電車では、人体の可能性(というか、自分の体の可能性)について
いろいろ考えさせられた(試してはいません)。

渋谷OS劇場では全部で5人の踊り子さんたちが香盤していたのだが
4人目の踊り子さんが、惚れ惚れするほどに踊りが上手で美しく、
でも顔が谷村新司に激似で非常に印象深かったのを覚えている。

あれから相当の年月が経った今、
まさか自分がストリップ劇場の本作りに携わることになるとは。

そんなわけで『昭和ストリップ紀行』の入稿が、昨晩終わりました。

この本を作って知ったことは、
全国に40数軒しかストリップ劇場が残っていないという事実。
巻末の「全国ストリップ劇場ガイド」によると、
以前『カーミラvol.3』で紹介した札幌道頓堀劇場も
私の地元、大宮の劇場も既に閉館とのこと。

本書は写真盛りだくさんな内容となっておりますので
かつて劇場へ足を運んだことのある方も、未体験の方も
是非お手に取っていただければと思います。
6/18(金)発売予定です。

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レジュメ●平成22年度山梨県公共図書館協会 全体研修会

2010-05-28 沢辺 均

ふー、危ない橋を渡り過ぎ?
これから甲府に行くんだけど、たった今レジュメ完成。

────────────────────
レジュメ●平成22年度山梨県公共図書館協会 全体研修会
2010/05/28金 甲府市立図書館

図書館と出版、直面している問題
もう一度「図書館とは何か」から考える

●最近の図書館×出版界をめぐる動き

○日本ブックサーチ(ジャパニーズ・ブックダム)
・日本語の本の、全文検察、一部の表示
・賛同する出版社とNDLで協力
・著作権者・出版社の同意、参加・不参加、途中参加・途中離脱自由

○デジタル三省懇
(デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会)
・総務省、文部科学省・経済産業省 +国立国会図書館(NDL)
・デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に向けた検討

○公共的書誌情報基盤整備
・出版界の近刊情報なども利用
・NDLが早期に提供

○JPO(日本出版インフラセンター)近刊情報EDIデータ
・書店(ネット・リアル)で発行前に予約をとる/仕入れ精度向上のため
・返品対策

○こうした動きの背景
・国立国会図書館長尾真館長 長尾構想
・インターネット/デジタルの拡大
・出版不況(無料の読み物が増えている)
(図書館での料金徴収)

●図書館×出版界が直面している課題の背景

○インターネットの発展からメディアの変貌
→クズが世界を豊かにする(松沢呉一)
 だれでもメディア(小林弘人)
 集合知(Web2.0)
→社会の高度化は、チームでの対応を必要とする

○自由の拡大/民主主義→みんなで決めることが増えている

○文字は読まれている
・書記言語の有用性
・文字は読まれている/書かれている
「2009年版読書世論調査」毎日新聞社
88=73% 95=70 00=84 05=71 08=79 70年代〜90年代70前後

●図書館が果たせるかもしれない役割

○それでも図書館は必要か
・図書館の役割は、読み書き能力向上を始めとした、社会構成員の知的基礎力の向上と、
 多数で生きていくための相互に承認しあって生きていくための共通のルールづくりのために基礎情報提供
・としてもインターネット社会で、相変わらず必要かどうかはわからない
・電子書籍とその「貸し出し」が実現したら地域図書館は必要か?

○わからなくとも「メディア変貌」時代に残された課題に対応しておく必要があると思う
・情報・思想感情の、選別・抽出
・事実確認機能
・コンテンツの収集・整理 分類・編集 保存 →公開・発信 (地域)
(図書館の役割か、マスコミの役割か、クズの役割か)

○おまけ──一つずつ取組んでみませんか?
・書影利用
・書評データベース
・たとえば自治体の催しもの編集→発信


沢辺 均
(株)スタジオ・ポット/ポット出版
版元ドットコム・書誌検索実証実験検討会・JPO近刊情報WG・NPOげんきな図書館

http://www.pot.co.jp/diary/

★twitter @sawabekin

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庄野真代イベント 5/30日本橋三越、6/10ジュンク堂新宿店

2010-05-25 佐藤 智砂

5月23日(日)、新宿全労済ホールスペース・ゼロでの「国境なき楽団ライブ」に行った。
出演は、庄野真代、叶正子、桑江知子、他。
40代以上の人なら、叶正子も桑江知子も知っていると思う。
叶正子さんは、サーカスの人です。そう「ミスターサマータイム」の。
桑江知子さんは、「私のハートはストップモーション」ですねー。
(ポットの那須は、大学時代に桑江知子に似てるといわれたそうだ←余計な情報)
「ミスターサマータイム」も、「私のハートはストップモーション」も歌ってくれた。
庄野さんは、もちろん「飛んでイスタンブール」。
どれもこれもしっかり歌えました。若いときの記憶ってすごいわ。
数年前からなんだけど、懐かしい歌を聞くとすぐ涙腺がゆるむ。特に思い出のある歌とか
そういうわけではなく、なんだかキューンとなってしまう。
そして、今回もなりました。
3人は持ち歌のほかに、カーペンターズの歌もうたって、これもすごくよかった。
なまで聴く良さってあるなあと思った。

というわけで、庄野真代さん出演のイベントの宣伝です。

●庄野真代のなま歌を聞けるイベント
日時:5月30日(日)13:30〜15:30
場所:日本橋三越 エコチャリティーキャンペーン トーク&ミニライブ
(入場料について、ネットで調べたのだけど見つからなかった。わかったら追加して書きますね)

●歌はうたわないけど、庄野真代トーク&サイン会
日時:6月10日(木)開場18:00/開演18:30
場所:ジュンク堂新宿店8階 喫茶
入場料:無料(ドリンクなし)、整理券をお渡しします
庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』をジュンク堂新宿店にてご購入のお客様先着40名様に7Fレジカウンターで整理券をお配りいたします(本の発売前は予約できます)。
電話でのご予約もできます。電話 03-5363-1300ジュンク堂新宿店

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おっしゃる通り、マガジン「航」の「電子書籍にDRMは本当に有効か?」

2010-05-24 沢辺 均

仲俣暁生さん編集のマガジン「航」に「電子書籍にDRMは本当に有効か?」というyomoyomo (雑文書き・翻訳者)の文章が載っている。ぜひ読んでほしい。

今、電子書籍が話題だけど、DRMの有効性と必要性の議論はほとんどない、と思う。
でもイチバン根っこにある問題じゃないだろうか。

そこにオライリー・メディアのTools of Change for Publishingブログに載ったという、
Kaplan Publishingのデジタルマーケティングマネージャであるブレット・サンダスキーの、
DRMと海賊版の問題を考える文章なども引用。

yomoyomo (雑文書き・翻訳者) さんは、サンダスキーの引用も含めて以下のように書く。

引用────────────────────
サンダスキーは「DRMにまつわる3つの神話」とその実情についてあっさりと書きます。

1. DRMは海賊行為を排除する:これは完全に間違い。海賊版のコンテンツは、我々が許可しようがしまいが、いつだって入手できる。
2. 海賊行為は我々の顧客から盗んでいる:海賊版のコンテンツをダウンロードする人は、はじめから買うつもりがない。海賊行為は小売りの替わりではなくて、交わることのないエコシステムである。
3. 出版社は強度なDRMをかけるほど利益があがる:これも間違い。実際には、DRM のかかってないコンテンツのほうが市場価値があがり、長い目でみればより利益があがると考える。

サンダスキーはDRMよりも、顧客が友人とコンテンツを共有する選択肢を与え、それにより新しい顧客にリーチするほうが得策だと説きます。「DRM にまつわる3つの神話」が上の現状の通りだとして、サンダスキーが考えるそれぞれの神話に対する対応策は以下の通りです。

1. 人々がコンテンツを共有したがっているのだから、DRMが海賊行為を抑止しないのは既に分かっている。それに対しては、ユーザー間のコンテンツ共有を積極的に促進して海賊行為を回避し、出版社と消費者の両方にウィンウィンな状況を作り出して出版社の価値につなげるべき。
2. 我々出版社がより優れ、より価値のある体験を提供すれば、海賊たちは我々の顧客から「盗む」ことはできない。
3. 顧客基盤を増やし、顧客データを集め、顧客に直接関わり、積極的にブランドへの忠誠心を育て、賢くテクノロジーを活用する上質のユーザー体験を提供すれば、長い目で見ればより大きな利益につながる。

これを楽観的過ぎると見る向きもあるでしょうが、少なくともDRMには効果がないから頼れないという認識は出版業界においても特異なものではありません。例えば、『マガジン航』に公開されているジョン・シラクッサの「電子時代の読書~過去そして未来」にも同様の考えが示されていますし、事実Amazonも小規模な出版者に対して、DRMを外すのを容易にする選択肢を認めているという現実があります。
引用ココまで────────────────────

すべて仰る通りだ。
オレが考えてきたことを、オレなりの言葉で書き直せば、
1. DRMで排除できる技術は(ほとんど)なくて、ファイルの中身を取り出すことは
ある程度コンピュータ技術に精通してる人なら、できるし、
そうしたツールを使えば、オレにだってできそうである。
2. 排除できるのは、機械とかコンピュータが苦手なヤツ。
ネットにだれにでもダウンロードできるようにアップは排除できない。
3. DRMがかかってる電子書籍からはコピペができないのだら、本の文章の一部を
ツイッターやブログに貼付けたりできない。
それは、口コミをやりにくくしてることになるので、口コミからの販売の目をつんでる。
4. 違法コピーの増加したことが(たしかに増加してそうな気はする)、販売総額を減らしてる、
って証明は見たことがない(知らないだけかもしらないけど)し、その証明は極めて難しいと思う。
違法コピーができなければ買ったのかどうかは、その一人一人の脳みそのなかをみてもわからんだろうし、
もしその人に聞いてみても、その答えはたぶん信用できない。仮定な質問だから。
5. もちろん違法コピーの特に悪質なものから、取締りをつよめる必要がある。
 また、ネットをクロールしてコンテンツの無断アップを見つけるとかのロボットなどの
技術開発をすすめるのが良い。
6. 発想を変えて、お金を払って充分に利用しやすい環境を作ることがいいんじゃないか。
利用しやすい環境っていうのはDRMを外すこと。
たとえば、iPadだって数年で買い替えしたりするだろう。
ウチだってすでにiPhoneに向けた.bookを売ってるワケだけど、iPadを買った人に、iPadでも
まったくシームレスな環境をつくりたいし、すでにボイジャーとはそう合意してる。
もちろんこれなんかDRMをかけている今のうちの.bookの電子書籍でも可能だけどね。

ってことで、ブレット・サンダスキーの上記の意見に全面的に賛成します。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -74[2010.05.22〜2010.05.24]

2010-05-24 沢辺 均

●2010.05.22土
鉄とすずとドックランへ。代々木公園。
夜はヨドバシカメラとメシを食べに新宿。
いろいろ雑用もすませて、課題のレジュメもいくつか書いた。

●2010.05.23日
午後から、入院中のオヤジの見舞い。
アルツのうえ、やや肺炎気味? 明確な意識はないな。
同じ病室のおじいちゃん、ときどき「欲しがりません、勝つまでは」と声を出す。
オヤジの意識はっきりしてなくてよかった。
若い頃なら、ケンカを吹っかけそうだ、そんなおじいちゃんが身近にいたら、、。
そのまま新宿にでて、庄野真代さんのコンサートに行く。新宿のゼロホール。
初めてはいった。
カーペンターズのカバーも何曲かやった。
ヤッパ、カバーはいいな。
夜は、久しぶりにギター練習だ〜。

●2010.05.24月
夕方、庄野事務所に。参議院比例区に立候補するので「週刊実話」の記者の取材に同席。
ちゃんと聞いてくれた。感謝、高瀬さん。
明日からビッチリ、。今週イッパイ。その上、ジャパニーズ・ブックダムのことで、
緊急の集まり予定も入りそうで落ち着かないな。
iPadがらみの企画を別な大きな出版社に持ち込むアポもあるしな。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -73[2010.05.18〜2010.05.21]

2010-05-21 沢辺 均

●2010.05.18火
午後、JAGAT(社団法人日本印刷技術協会)の郡司さんたち3人がみえる。
6/11にJAGATの勉強会で講演をさせてもらうことに。テーマは電子書籍と印刷、ってあたりかな?
郡司さんは、以前やっていた「日本語の文字と組版を考える会」でなんどか遭遇してる人だった、。
なつかしい。
夜は庄野真代さんたちと打ち合わせ。
庄野真代の単行本『庄野真夜、支えあう社会を奏でたい』、買ってくださいね。

●2010.05.19水
書籍検索実証実験等の実施に向けた検討会の第一回。
ほぼ一年前からすすめていた「ジャパニーズ・ブックダム」の公式な実務者の会議。
これまでも、いろいろ打ち合わせなんかはしてたんだけど、やっとここまで。
三省のデジ懇との調整、書籍全文検索データベースの具体的な作業段取り、
取り決め、とか課題は山積だけど、まずはめでたし。

●2010.05.20木
朝イチ、オフクロから電話で、入院中のオヤジの具合がよくないらしい。
週末に見舞いに行かねば。
週一の出版会議。
夕方、浜松町駅ビルのブックストア談で「書店落語」をのぞきに行く。
15分を3回やったのだけど、毎回40人以上の集客でいい出来だ。
談の人たちも、法被にポスター姿や、「書店落語やります」みたいなことを書いて、
店内を練り歩いてくれたり、何人も見に来てくれたり。
書店の店ん中(今回は店のはじっこだけどね)でやるのが、オレ的にはミソ。
1回だけ見て帰ってきてしまったけどね。
尹が、レポートを作るとおもうので、乞う!ご期待。
さらに5/29土には、松戸のリブロでも店の中でやるので、近所の方はぜひ見に来てください。

●2010.05.21金
午前中はJPO(日本出版インフラセンター)の近刊情報EDI交換検討のための
サブワーキング(技術)。ネット/リアルとも事前予約をとれるような情報を
業界全体の仕組みとして流そうって。
ついつい、熱くなっちゃったです。
会議終了間際に珍しく携帯に何本も電話。
庄野真代さんのトーク&サイン会の会場がダブルブッキングとか、
ジャパニーズ・ブックダムがらみのことで、三省デジ懇への働きかけのための緊急の連絡をしたり、
なんだりで急にバタバタ。
コンビニでサンドイッチを買って事務所にもどり、ぱくつきながら、
Macにへばりついて、メールで依頼文書いたりなんだりと。
日経新聞の記者が取材に来ていくつかの話。
夕方は朝鮮大学・全国の朝鮮高校にラグビーの種をまいた全さんのルポのことで打ち合わせ。
夜は、ひたすらメール、メール、メール。
いろんな相談や、連絡、報告、そして企画書みたいなもんを書く。
はー、夕飯は出前。仕事を終えてビールを飲んでる佐藤と那須と一緒。
あ、いけねー、「電子書籍と出版(仮)」の著者校正紙の発送をおえたけど、
著者たちにメールを書かねば。

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庄野真代の単行本『庄野真夜、支えあう社会を奏でたい』

2010-05-21 佐藤 智砂

久々にやりました。単行本の編集。
庄野真代、支えあう社会を奏でたい 国境なき楽団からはじまった挑戦』。

本の中で庄野さんは、一年にひとつ「○○デビュー」するといいと思う、と書いている。
新しいことに挑戦してみては?という意味だ。
例えば、スキーをやったことがなければ「スキーデビュー」してみるとかね。

これはいいアイデアだと思う。
私なんか、根が怠け者ということと、細かなことを気にして、なかなか行動にうつさない。
「これやると面白いと思うんだよね〜」と言いながら、「でも………」とできない理由を考えて
やっていないことがいっぱーーーーいある。
「よく考える」ということも必要だと思うけど、私に不足しているのは
「とにかくやってみよう」という気軽さだと思う。

そんなことを考えたのもこの本を担当したからだと思う。
本の紹介ページの「担当者から一言」にも書いたけれど、庄野真代さんは行動力がある。
刺激されたです。
40代、50代の女性に、特におすすめ。

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ニュース探究ラジオDigに出演して思った

2010-05-19 沢辺 均

5月13日(木)のTBSラジオ「ニュース探究ラジオDig」に出演。
テーマは「「本はどこへ行くのか? 出版業界の今と未来」でお相手は荻上チキくんと外山惠理さん。
結果はこんな感じ→http://www.tbsradio.jp/dig/2010/05/post-67.html
もちろん、ラジオを聞いている人は業界人などではなく、一般の人が対象だったから、
出版の話はどうもカルーイところでとどまったし、
途中で電話出演した「ソトコト」編集長と藤木TDCさんという選択も、どうもテーマとはズレてる
とも思ったんだけど、メディアのありようとしていくつか考えさせられた体験だった。

まず、Digという番組の出演のオファーが前日だったこと。
まあ、オレに声がかかったてのは、だれかの穴埋めだったってことも考えられるけど、
前日とはね。
で、おいらが思ったのは「いいね」ってこと。
ニュース探求って名乗っている訳だし、そのぐらいのスピード感で企画(出演者)を決めて、
即放送、って必要だよね。

それから、正直、この番組を知らなかったんで、サイトをみたら、
ツイッターは張り付いてるし、ポッドキャストもある。rodiko.jpで、ネット経由で放送は聞ける。
一部の放送はUstで中継やったりも。
いやー、ラジオってずいぶん変わったんだな、ってビックリ。

プロデューサーとも喫煙所で喋ったんだけど、
ラジオがどん詰まりのところにきてて、いい意味で開き直って挑戦してる感じがしたなあ、。

いやそんでもって、早速プロデューサー鳥山さんにこのサイトの「談話室沢辺」に
出演依頼。(乞う、ご期待)

で、オイラはiPhoneでツイッターのつぶやきを見ながら話そうと思ってたんだけど、
残念ながら3Gは電波届かず。
チキくんは、ノートPCを持ち込んで(イーサーケーブル繫げてたみたい)、
読みながらやってたけど、もう一人の外山さんは、スタッフが選んだつぶやきのペーパーを渡される方式。
読むのが怖いって。
オイラ自身「口の悪いおじさん」とかさんざん書かれていたんだけど、
それは事務所に戻ってきてから、ハッシュタグでたどってみて初めてわかったんだ。

でも、ウチのスタッフの想像では、当然みんなツイッターをリアルに見ながら
喋ってるんだと思ったらしく、つぶやきを見ながら、
「なんかこのつぶやきに沢辺がよけいな反論しなきゃいいな」
「沢辺は反論してないから、今日はおとなしいな」とか思いながら聞いてたんだって。

それはともかく、
ツイッター、ハッシュタグでたどっていったら、
ちゃんと答えると、わかりやすくなるな、とか、
ああ、こういうのが、ステレオタイプな意見だからバシっと反撃したかったな、
みたいなのが結構あった。
むしろ、そうしたツイッターとかのやり取りを中心にすればいいのにな、
なんてのが感想でした。

たったこんだけのことでなんだけど、ラジオがネットワークの時代に対応して、
可能性を感じた日でした。

ちなみに、ギャラの事前提示は一切なくて、帰りに振込先をきかれた。
いまだ出演料の金額は不明。

出版界ではよく「事前にギャラの提示がない」って批判があふれることがあるけど、
ラジオ出演料の事前提示への批判は聞いたことがないんじゅないかな?。

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