今月は「書店落語」が3回! それから。

2010-05-04 尹 良浩

すでにお知らせの通り、書店と落語のコラボレーション企画「書店落語」が5/15(土)ブックファースト新宿5/20(木)ブックストア談浜松町店5/29(土)リブロ松戸店にてそれぞれ行なわれます。

5/15(土)ブックファースト新宿では芝居噺の名人と言われる林家正雀師匠をお招きして、イベントスペースで落語会を開催します。(有料・1,000円)

席に限りがありますので、事前にお申し込みください。ブックファースト新宿店さんへの電話予約も可能です。もちろん直接お越しいただいても構いません。また、弊社へご連絡いただいても構いません。弊社へご連絡いただく場合は以下へどうぞ。

TEL●03-3478-1774/mail●books@pot.co.jp

5/20(木)ブックストア談浜松町店、5/29(土)リブロ松戸店では昨年末に横浜・石堂書店で開催した「書店落語」同様、書店店内で新進の落語家・柳家ほたるさんに落語を演じていただきます。どなたでも無料でご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。

また、その第一回「書店落語」を開催した石堂書店さんで5/8(土)に、<地元著者に学ぼう!そして楽しもう!「幕末・維新のすべてがわかる本」(ナツメ社刊)監修柴田利雄氏による講演『ペリー来航と横浜』>が開催されます。

今まで店頭のイベントを行ったことがなかった中で弊社と「書店落語」を開催し、地元のお客様に足を運んでもらう仕掛けづくりが自分たちでもできるんだ、と感じたそうです。もともと地元の著者の本を積極的に扱ってきたこともあり、地元に住む著者の方々の講演やイベントをこれから定期的に行なっていきたいとのこと。

弊社が企画したイベントをきっかけに、石堂書店さんがこれまでに取り組んでこられたこととミックスして、積極的に自店の店頭活性化をやっていきたいとおっしゃっていただいたのは本当にうれしく思いました。

ウェブ書店に電子書籍と新たな潮流の中で、リアル書店が書店ならではの方法でお客さんに足を運んでもらう仕組みづくりの重要性は、さらに増していると思います。「書店落語」も大規模店はもちろん、町の書店でもできるそうした仕組みの提案の一つであり、今後も書店というリアルな場所で、紙の本というリアルなモノを扱っている強みを生かした仕掛けのアイデアを出したり、お手伝いができたらと思う次第です。

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iTunesStore,XSLT,GIANT KILLING

2010-04-27 山田 信也

はじめて、iTunesStoreを利用して、ipod touchをOS3.xにアップデートした。3.0のアップデートは600円。思っていたより安かった。近くのセブンイレブンで、iTunesCardが3,000円のしか売っていなかったので、余った2,400円でiTunesStoreでアルバムを1枚(?と数えるのだろうか)購入。もう一個買うには中途半端な900円という残高になり、またiTunesCardを買ってくるか悩む。

IndesignのXML書き出し、書き出し時にXSLT を適用できるらしい。dotbookのTTXタグに変換するXSLTなども書こうと思えば書けるのだろうか。XSLTかじってみるべきか??

最近、ジャイアントキリングを13まで読みました。14は出たばかりなのでまだ買っていません。作者のツジトモさんは以前ポットの仕事で高校生向け教材の記事によくイラストを描いていただいていたことがあります。それなのに、2007年から連載してるのに、最近一気読みしたわけですが。。正直サッカーにはそれほど興味ないのですが、長期低迷するチームのサポーターには心引かれます。「チームに根付いている負けグセ」、「監督が変わったからって選手が変わる訳じゃない」、、どっかでよく聞いたことがあるような。

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黒いランドセル

2010-04-23 那須 ゆかり

寒い。冷える。
しかし、足の上にが寝ているので、重いけど、暖かい。

昨日は『劇画家畜人ヤプー 復刻版』(石ノ森章太郎)刊行記念イベント、丸尾末広さんと吉田アミさんのトークショーがヴィレッジヴァンガード下北沢店で行われました。
近々レポートをアップすると思います(高橋が)。
丸尾さん、渋い魅力ある方でした。
あいのくの冷たい雨の中、たくさんの方に来てもらって、ありがとうございました。
また、ヴィレッジヴァンガードの方々にも、会場設営などでお世話になりました。
お客さんは地べた座りでちょっと冷たそうで申し訳なかったのですが、でもそれが逆に整然としてなくて、
手作りふうな雑多な雰囲気で、とてもいい会場でした。
また、機会があったらやりたいです。

雨宮まみさんの連載ブログ「セックスをこじらせて」
今週第4回目の更新がなされました。
第3回目の「黒いランドセルをしょって高校に通っていた」逸話がなぜかツボにはまった。
以来、雨宮さんがランドセルしょっている姿がことあるごとに頭に浮かび…。やるなー。

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でるべんの会「『新潮社装幀室』というおしごと」講演ノート

2010-04-21 高橋 大輔

でるべんの会「『新潮社装幀室』というおしごと」(2010.4.15)に参加してきました。
講師は新潮社装幀部の黒田貴さん(最近デザインした本は『ジーン・ワルツ』『マドンナ・ヴェルデ』(ともに海堂尊)、『クォンタム・ファミリーズ』(東浩紀)、『キケン』(有川浩)など)と、出版部の西麻沙子さん(『ジーンワルツ』/『マドンナ・ヴェルデ』担当編集者)。

以下、講演で伺った話をまとめたレジュメです。

—————————————————————-

■2010.04.15 でるべんの会
「新潮社装幀室」というおしごと

新潮社装幀室─スタッフは11人、新潮社発行の単行本、文庫のデザインを担当。年間約600冊。平均一人月5冊をデザイン。

●新潮社装幀室の特徴
・担当編集者との距離が近い(物理的に近い。3階が装幀室/4階が出版局)
→修正に即座に対応できる/ラフがあがったら即見せられる/意見交換が容易/(編集側から見たら)外注のデザイナーにだったら絶対に言えないような、ちゃぶだい返しも言いやすい。
・カドの取れたデザイン
→装幀室内、出版局、さまざまな人の意見を聞き、揉まれるので出来上がりはカドのないものになる。
・外注にデザインを依頼する際も、担当になるのは装幀室。
例)カバーにイラストを使うとき、イラストレーターに指示をするのは装幀室。

●単行本発行までのおおまかなスケジュール
・装幀室が担当するのはカバー、オビ、表紙、トビラ。本文組は編集者の仕事。
・一冊の本の発行までを大体4ヶ月としている。
装幀室、出版局で会議(担当編集者から装幀室へのプレゼン/「この人にデザインしてほしい!」という考えがあれば伝える)※この時点で部数、定価、総ページ数は大体想定されている。
↓(1ヶ月)
ゲラを読んだり、下準備など
↓(1ヶ月)
デザイン
↓(1ヶ月)→オビはいつも入稿ギリギリで決定。色校はとらない。装幀室から編集者にオビのネームを催促するのもしょっちゅう。
入稿、印刷
↓(1ヶ月)
発行

●デザインに関すること
・編集者からの依頼に関して
「こういうデザインにしてほしい」という明確な意図があれば言って欲しい。それにのっとってなんとかやる/それがなければ全部投げてもいい。一番困るのは「今回は『新潮社装幀室』っぽくないデザインでお願い」とか。曖昧なのが一番困る。

・(話した黒田さんは)カバーラフ案を20種くらい作ることもある。その中から担当編集者が2、3点セレクトして出版部長に提出。※上から指示がくる場合もあるが、基本的には担当編集者の裁量。
・デザイナーはゲラを読むときもあれば、読まないときもある。
ゲラをしっかり読むことも必要だと思うけど、しっかり読むことでデザインに制限が生まれてしまう可能性(「これはこういう本だからこういうデザインはナシ」とか)もあることは意識している。編集者も同様。デザインには博打の要素もある。
・印刷の原価計算も装幀室で行なう。→デザイナーの自意識は、読者には求められていない。原価が上がれば、儲けが減るのではなくて本の定価が上がるだけ。
・単行本をデザインする際には、棚差しされるとき/文庫にするとき までは考えていない
・小説ではないが、ノンフィクションものであればデザイナーがタイトルを変更するケースもある。
・いいデザインの基準は、「売れる」こと。売れなかったら、それはよくないデザイン。
・人件費に関してはそんなに考えていない。「売る」ためにはコストもかける。
・デザイナー月刊5冊ペースは少ないと思う。もっと増やせ、ということではなく、いい環境で仕事が出来ていると思う。

2010.04.19
作成●高橋大輔

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -70[2010.04.09〜2010.04.21]

2010-04-21 沢辺 均

なんかバタバタしてたら、また2週間ちかくもためてしまった。

●2010.04.09金
ポット会議をやって、ず・ぼんの取材でJPO佐藤隆信さん(新潮社)に取材。
事務所に戻って、夜は石川さんのインタビューに同席。
ボーイズラブ系の漫画出版社の新米社員。

●2010.04.0土
鉄とすずと代々木公園ドックランにいったはずなんだけど、
忘れた。あ、お袋が遊びにきたか。

●2010.04.11日
ライブ直前、最後の練習。

●2010.04.12月
ず・ぼんの取材で日本図書館協会/松岡さんにインタビュー。

●2010.04.13火
マンション管理組合の役員仕事で、CSハイビジョンの受信の相談。
参議院比例区立候補予定者のポスターなどのデザインなどなどの打ち合わせ。
もどって石川さんのインタビューに同席。
不思議な女の子。プータロー。漫画家「志望」

●2010.04.14水
スタジオ・ポットSDの会議。

●2010.04.15木
出版会議。
夜は、新宿ジュンク堂でトークセッション。
『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション
柳与志夫×小林麻実「新しい公共空間としての図書館」

小林さんの『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)
は面白いぞ。
twitterマトメはこちらです。
http://togetter.com/li/15243

●2010.04.16金
午前中は、参議院比例区立候補予定者のポスター写真撮影に立ち会い。
夕方、「35ブックス」の総括会議で筑摩書房へ。
近日、「文化通信」「新文化」という出版業界紙に、マトメ記事が出るはず。
夜はその打ち上げ。iPadを見せびらかした。

●2010.04.17土
10時から下北沢で参議院比例区立候補予定者のインタビューに同席。
午後、家に帰ってライブ準備。
4時半に新宿ミノトール2に到着。
リハーサル→ライブ→二次会(新宿三丁目ゲイバーのVIPルーム)。
写真はこちらでみれますよ。

●2010.04.18日
ともかくぐったり。鉄とすずと代々木公園ドックラン。
それ以外は、一日ぐたぐた。
仕事を少しするつもりでいたんだけど、計画は見事に破産。

●2010.04.19月
ず・ぼんの取材でJPO大江さんに話を聞きにいく。
一連の取材=公共的書誌情報(近刊情報)のこと。
夕方、デザイナーの鈴木一誌さん来る。会うのは久しぶり。
D/Signという太田出版から出してるデザイン雑誌の次号企画のことで。

●2010.04.20火
午前中、マンション管理組合の理事会。
午後、Ebook2.0 Forumの、勉強会で講師。下川さん(JEPA)と一緒に討論。

●2010.04.21水
朝7:45千駄ケ谷集合で図書館弾丸ツアー。
弘前・渋谷・横浜・大田の区議・市議と一緒。
渋谷区議運転のマイクロバスで。
山中湖情報創造館と六本木ライブラリー。
山中湖では委託料金もちゃんと教えてくれたし、
独自の資料収集や編集、分類なんかもやってて、とても参考になった。
マイクロバスでオイラが話してたことを、twitterで、弘前市議がtsudaる。
あとでマトメができそうだから、そんときにURLを書きますね。
でも
http://twitter.com/#search?q=%23Lib_Tour
のハッシュタグんところでも見れるか。
オイラの撮った写真はこっち

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ああ、風邪ひいた

2010-04-20 佐藤 智砂

久しぶりに風邪ひきました。

原因は、すず。

きのう、狂犬病の予防接種とフィラリア検査&薬もらいに、動物病院に行ったのだけど

すずは血液検査のために、私と引き離されて別室に連れて行かれた途端、大暴れ。

別室からすずのわめく鳴き声と、すずをなだめる先生たちの声が聞こえた。

と思ったら、すずが別室から脱走(リードをつけたまま)。

先生の手に余る様子に、「私、一緒についてます」と言って、鉄を待合室につないでおこうとしていたら

すずの尋常ではない様子に鉄が動揺して、2階の待合室から玄関のある1階に逃亡。

あわてて鉄を確保し、その間も暴れに暴れているすずを抱っこして、診察に入る。

こんな小さな体にどれだけ力があるのか、信じられないほどの怪力で暴れる。

先生から「お母さん! すずちゃんに顔を見せてください!」と指示が飛ぶ。

ようやく少しずつ落ち着いてきた。

そしていよいよ本番。注射をされるときは、ウンでももスンでもない。(拍子ぬけだー)

でも私は汗だく。ひたいから汗がツツーッと流れ落ちました。

で、病院の帰り道にその汗が冷えて、風邪をひいてしまったものと思われます。

のどが痛くて、鼻水が出て、かなりダルい。ああー、咳も出てきた。

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はじめての健康診断

2010-04-20 小久保 由美

今月末に、我が人生ではじめての健康診断に行って参ります。

以前から「健康診断行ってみたいなー」と思いつつ
人間ドック受診料って結構なお値段なんで
これで何回呑みに行けるかなーとか、欲しかったブーツが買えるなーとか
健康よりも目先の快楽を考えるとなかなか踏み出せずにいたのですが
35歳になると年イチ格安で受けられるんですね。ブラボー!

今まで噂には聞いていた憧れのバリウムが飲めると思うと
それはもう楽しみで楽しみで
前日には、いままで他人からよく聞かされていた
「明日は健康診断だからお酒飲めないんだよ〜」なんて言葉も
この機会に1度は他人に吐いてみたいと思います。
結構舞い上がってます。

当日までに納得いくウンコがちゃんと採取できるか、今から心配です。

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イベントレポート●『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション 柳与志夫×小林麻実「新しい公共空間としての図書館」@新宿・ジュンク堂書店

2010-04-19 大田 洋輔

2010年4月15日(木)、ジュンク堂書店新宿店8階喫茶にて、『千代田図書館とは何か』刊行記念トークセッション「新しい公共空間としての図書館」(柳与志夫×小林麻実)を開催しました。

会場の様子。満席でした。

4月とは思えないほど寒い中お越しいただいた約50名の皆さま、Twitterで#junku0415を追っていただいた皆さま、ありがとうございました!

柳与志夫さん
元千代田図書館館長の柳与志夫さん

小林麻実さん
六本木ライブラリー・ライブラリーアドバイザーの小林麻実さん

トークセッションの様子は、Twitterによる実況も行ないました。
実況と、関連するつぶやきをはトゥギャッターを使ってまとめましたので、
そちらもご覧下さい。

トークセッション「新しい公共空間としての図書館」(柳与志夫×小林麻実)まとめ

【出演者】

柳与志夫(やなぎ・よしお)
国立国会図書館資料提供部電子資料課長。04年9月から07年3月まで千代田図書館長を務め、08年4月より現職。著書に『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009年)、『図書館経営論』(学文社、2007年)。共著に『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(ポット出版、2009年)など。

小林麻実(こばやし・まみ)
アカデミーヒルズ六本木ライブラリー ライブラリー・アドバイザー。マッキンゼー・アンド・カンパニー等を経て、02年より現職。専門は企業経営、情報経済、ネットワーク。著書に『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)論文に「六本木ライブラリーのアイデンティティ」。

司会:沢辺均(さわべ・きん)
ポット出版代表。『ず・ぼん』編集委員。

千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0142-2 C0000
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年3月刊行]

目次や詳細はこちらをご覧下さい。

【電子書籍版】千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5016-1
[2010年3月5日発売]
販売サイト●理想書店

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

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シャッターアイランドと痴漢騒動

2010-04-16 五賀 雅子

先週末、女子4人でディカプリオ主演の「シャッターアイランド」を観てきた。
大都会日比谷のおしゃれな映画館にて!

「あなたはこの謎が解けるか?」とか、「結末を知ったら、もう一度初めから観たくなる」とか、
「謎」をキーワードにした宣伝文句が、これでもか、これでもかと流されたこの映画。
客席の600人近くの観客が、ラスト5分の謎解きシーンにまさに集中していたその時、
「この人、痴漢です!」の声が突如館内に響き渡った。
その後も続く、「痴漢です」の声。そして、あたふたと逃げ出す男…。
そして男は、扉へ向かう階段の中程で、2、3人の男性に取り押さえられた。

この騒動に注目していた客席のみんながふと我に返り、スクリーンに目を戻したその時、
画面には、ディカプリオとその相棒が会話するラストシーンが映し出されていた。
そう、肝心の謎解きシーンはすでに終わっていたのだ。

友人の目撃談によると、「最後が分からなかったからお金返してよ」と係員につめよっていた人がいたらしい。
まあ、確かに肝心の「謎」が何だかよく分からなかったけど、私自身は「まっいいか」という気持ちだった。
というのも、そもそもこの映画、「謎解きの映画じゃないじゃん」と思ったのである。
謎というより、この映画に隠された秘密は、映画の中程ぐらいから徐々に推測できちゃうし、
その秘密自体はなんてことはない、使い古されたものなのである。
いろいろな人がネットの感想で、宣伝の方向性が間違っているんじゃない的なことを書いていたが、
私もそう思う。実際、宣伝に期待して「謎解き」に来た多くの人は、
予想と違って落胆するんじゃないかしら?
でもまあ、昨今の邦高洋低の映画界を考えると、謎であおらなかったら初動の観客数を稼げないのかも。
宣伝って難しい…。

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明日15日、『千代田図書館とは何か』イベント開催

2010-04-14 大田 洋輔

何度かお知らせさせていただいていますが、明日4月15日(木)の19時から、ジュンク堂書店新宿店で『千代田図書館とは何か』(柳与志夫著)の発刊記念イベントを開催します。

登壇者は『千代田図書館とは何か』の著者で元千代田図書館長、現国立国会図書館資料提供部電子資料課長の柳与志夫さんと、六本木ライブラリー・ライブラリーアドバイザーの小林麻実さんです。

国立国会図書館が蔵書をすべて電子化したら、その他の図書館はどうなるのか。チラシや近隣小学校の文集など、他では集められない資料を集めることが重要なのでは。など、図書館については収蔵資料をめぐる議論もありますが、今回のイベントのテーマは図書館の公共性です。

六本木ライブラリーはいわゆる「私立図書館」ですが、柳与志夫さんが千代田図書館のリニューアルをする際に手本としたのが六本木ライブラリーだそうで、柳さんは六本木ライブラリーを「”公共”私立図書館」と呼んでいます。

有料会員制の空間が持つ公共性とは、何なのでしょうか?

まだ若干お席がありますので、当日のご参加も可能です。
今回のイベントではUstream中継は行ないませんので、ぜひ会場へ。

お待ちしております。

新しい公共空間としての図書館 『千代田図書館とは何か』(ポット出版)刊行記念

【日時】

2010年4月15日(木)
開場18時30分/開演19時〜(終了時刻は20時30分頃を予定しています)

【場所】

ジュンク堂書店新宿店8階喫茶

【入場料】
1,000円(1ドリンク付き)
【定員】

40名

【受付】

ジュンク堂書店新宿店7階カウンター
電話予約も承ります
電話●03-5363-1300

【イベント内容】

国会図書館から出向し、千代田図書館の「これまでにない図書館」へのリニューアルを主導した柳与志夫さんと、
六本木ヒルズの中にある有料会員制の(公共)私立図書館・六本木ライブラリーをつくった小林麻実さんが語る、
新しい公共空間としての図書館のかたち。
本・雑誌・テレビ・新聞・ラジオ・インターネットなど、情報が多様化する社会における図書館の役割とはなんだろうか?

【出演者】

柳与志夫(やなぎ・よしお)
国立国会図書館資料提供部電子資料課長。04年9月から07年3月まで千代田図書館長を務め、08年4月より現職。著書に『知識の経営と図書館』(勁草書房、2009年)、『図書館経営論』(学文社、2007年)。共著に『デジタルコンテンツをめぐる現状報告』(ポット出版、2009年)など。

小林麻実(こばやし・まみ)
アカデミーヒルズ六本木ライブラリー ライブラリー・アドバイザー。マッキンゼー・アンド・カンパニー等を経て、02年より現職。専門は企業経営、情報経済、ネットワーク。著書に『図書館はコミュニティ創出の場』(勉誠出版、2009年)論文に「六本木ライブラリーのアイデンティティ」。

司会:沢辺均(さわべ・きん)
ポット出版代表。『ず・ぼん』編集委員。

千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0142-2 C0000
四六判 / 200ページ / 上製
[2010年3月刊行]

【電子書籍版】千代田図書館とは何か─新しい公共空間の形成


著●柳与志夫
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5016-1
[2010年3月5日発売]
販売サイト●理想書店

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

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ポットにiPadが届くまで

2010-04-10 上野 絵美

3/19金
アメリカに住む姉にメール。
社長命令を受け、iPadを購入してもらうため。

3/22月
姉からのメール。
アップル米国サイトによると、iPad WiFiモデルは4月3日に発売開始とのこと。
この時点では事前予約のみ可能。
WiFi+3Gモデルは4月下旬リリースらしい。

3/22月
姉へ返信。
wifi版の事前購入、Fedxでの送付を頼む。

3/25木
姉からの返信。
iPad WiFi版、16GB ($499.00) の事前購入完了。

4/6火
姉の会社にiPadが届く。
送金はinternational money orderで。

4/7水
姉より発送連絡。
税関で問題なければ2-3日で届くとのこと。

送料: $113.87
iPad: $555.41
合計: $669.28

4/9金
iPad到着。

Image520.jpg
使用感想は
社長沢辺均のツイッター
をご覧ください

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E-Book2.0 研究講座:第2回「フォーマット」での講演レジュメ

2010-04-10 沢辺 均

Ebook2.0 Forumというところから版元ドットコムに講演依頼があって、
オイラが講師を務めることになりました。

バタバタしていて、講演要旨とかプロフィールとか、やっと送った。

以下ご参考に。

────────────────────
「ポット出版は電子書籍フォーマットをどう考えるか」 (14:30-15:00、+Q&A)
講師: 沢辺 均/版元ドットコム、ポット出版

●タグ付きテキスト
・デジタルの作法の基本=できるだけテキストに戻れるように
・XMDF .book BBeB ePub AZW はすべてタグ付きテキストとCSS(的)なものとDRMのパッケージ
・タグ付きテキストならエディターで読める、その仕様が公開されていればビュワーをつくれる
・InDesignは、見たままタグ付きテキストをつくれるアプリであり、ビュワー。

●日本語独自仕様の機能をどう考えているか
・日本語独自仕様 縦組み・ルビ・禁則・和欧文混植ルールなどなど
・欧文も自由に取り入れる日本語の「自由」さ
・出版業界全体のルールの共有?
・ワードスペーシング
・日本語独自仕様はいまだ過渡期

●DRMをどう考えているか
・DRMはPC弱者にだけ制限できて、PC強者を制限できていない
・twitter・ブログでの、無断利用は宣伝・口コミ・普及ではないか
・自由な検索の提供
・著作権→物体の所有に従属していたものから、アクセス権への変化

●電子書籍(雑誌)時代の出版業のポイント
・販売所
・DRM

沢辺 均:版元ドットコム、ポット出版代表

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやっている株式会社スタジオ・ポット代表取締役。ポット出版で2010年1月の新刊を、紙の本と電子書籍=.bookで同時発売を開始。版元ドットコム有限責任事業組合 LLP(書籍データ発信の出版社団体、現在162社)の組合員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年取ってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが2010年の目標。
twitter=@sawabekin

────────────────────
2010年 3月 19日
E-Book2.0 研究講座:第2回「E-Bookフォーマットをめぐる現状と課題」

【開催日】 2010年4月20日(火) 13:30~17:00
【会 場】 学術総合センター(東京・千代田区一ツ橋)
【主 催】 E-Book2.0研究プロジェクト(オブジェクトテクノロジー研究所)
【参加費】 10,500円 (税込)/*学生2,100円 → お申込みはこちら
企画趣旨

E-Bookは最近登場したもののように見えますが、ファイルをスクリーンで表示する目的を中心に、これまで多種多様な規格がつくられてきました。これからも様々な機能・目的のために、様々な規格が登場してきます。では読者、著者、編集者、出版社、デバイスメーカー、サービスベンダーなどは、どう対処したらよいでしょうか。EBook2.0研究講座では、様々な立場のゲストをお呼びして問題を掘り下げ、広げて課題を整理していきたいと思います。※過去の講座レポートはこちらをご覧下さい。

1. フォーマットの歴史と現状
2. フォーマットの目的・機能・制約
3. フォーマットの進化と将来
4. EBook2.0標準化の課題

内容紹介

イントロダクション「E-Bookのフォーマットの現状と課題」 (13:30-14:10、+Q&A)
鎌田博樹: EBook2Forum編集長

* フォーマットは何のため(誰のため)にあるか?
* オープン/クローズドフォーマット、グローバル/ローカルフォーマット
* ディスプレイ/機能フォーマット
* テキストとマルチメディア
* 配信プラットフォームとフォーマット
* E-Bookフォーマットの政治力学
* 日本独自規格の意味と現実性

「版元からみたフォーマット(仮)」 (14:30-15:00、+Q&A)
講師: 沢辺 均/版元ドットコム

「電子書籍におけるフォーマットとEPUB日本語拡張」 (15:10-15:40、+Q&A)
講師: 下川和男/日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長

* 読書端末の歴史とフォーマット
* 最新読書端末の紹介
* 電子書籍のオーサリング、フォーマット、DRM (版権管理)
* EPUBとは?
* EPUB日本語拡張案
* EPUBの将来

「ディスカッション」(16:00-16:40)
講師紹介

下川和男:日本電子出版協会副会長、イースト(株)代表取締役社長
1991年、GO社のPenPointで初めてタブレット型PCを知り、AT&TのEOパーソナル・コミュニケーターのアプリケーション開発を行う。1998年に米国で読書端末が登場したことに注目し、2004年日本でのシグマブック、リブリエの登場に関係し、現在は新聞、雑誌、書籍、辞書のデジタル化や端末への配信を推進している。各種コンソーシアムでマイクロソフトWindowsの日本での普及啓蒙や、CD-ROM出版、出版のデジタル化、 Web辞書、外字システムの標準化などを推進。現在、日本電子出版協会(JEPA)副会長、プラットフォーム研究委員会委員長として、以下を主宰している。「iPhone出版研究会」:スマートフォン、読書端末などをフリー討論。「EPUB研究会」:日本での普及啓蒙と米国への日本語拡張の提言。「TTS研究会」:日本語読上げの検討。

沢辺 均:版元ドットコム

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -69[2010.04.03〜2010.04.8]

2010-04-08 沢辺 均

●2010.04.03土
休み。鉄とすずとドックラン。

●2010.04.04日
バンド練習でスタジオへ。
いよいよ4/17に迫ったライブ「勝手にしやがれ6」

●2010.04.05月
たんたんと仕事。

●2010.04.06火
沖縄から、ミニFM局「FMタイフーン」から3人来て、いろいろ相談。
ここの活動は多岐に渡っていて、おもしろいんだ。

●2010.04.07水
ず・ぼん」16号の取材で午前中に国立国会図書館の田屋さん。
午後はTRCの石井さん。それからJEPAのePub説明会。
ePubに関する感想は週末に書こうと思う。
夜は「ず・ぼん」編集委員会で、図書館員の人たちと。

●2010.04.08木
週に一回の出版会議を、早めに切り上げて、JPO(日本出版インフラセンター)の
「近刊情報EDI標準化検討ワーキンググループ」のキックオフ会議。
面白いことになりそうだ。
夕方、日経新聞の取材。夕刊の「ひと欄」みたいなコーナー。
出版を始めた理由みたいなことも聞かれたけど、
そんなものはないんで、困った、こたえに。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -68[2010.03.30〜2010.04.02]

2010-04-02 沢辺 均

●2010.03.30火
午前中マンションの理事会
史上最大(いやホント)の管理人・大西さんが31日で退職。

●2010.03.31水
午前中はデザインの打ち合わせでs社へ。こちらも人事異動多数らしい。
午後は「談話室沢辺」という恥ずかしいコーナータイトルのインタビューで津田大介さん
なぜ、著作権問題に取組んだのか? 関心をもったのか? がテーマ。
イチバン、どすんと撃たれたのは、「音楽業界の経緯に学べ」って話。
そーだよな。
前から考えているiPadで読んでもらう雑誌の大きなコンセプトは、
カット&ペーストでブログやツイッターに、共感・嫌悪したところを貼付けられるようにする、
つまりDRMをかけないってのだった。
音楽業界も、オイラの目には、DRM→音楽愛好者(?)からの不評→DRMを外す、って経過に見える。
実際、DRMのおかげで、会社と自宅PCとiPhoneとの共有やらなんやらのメンドウがなくなった。
正直、人にCDに焼いてあげたこともあるんだけど、、、、(これ著作権法違反です)。
サイトにアップして、誰でもダウンロードできるようにする、とか、コピーものを作って売るとかは、
著作権法で取り締まるのがいいと(断固!として)と思うけど。
ツイッターに貼付けることも「違法」状態にしたままだったりするのは、
むしろその著作物が多くの人に知られるチャンスを奪うことになると思う。
このへんすっきりさせたいな、と思う。

●2010.04.01木
出版会議。書店落語が一部書店に好評。
書店の店頭が活性化してくれるのは、出版社としても嬉しいし、大切なことだと思う。
書店店頭活性化、は「生(ナマ)」がいいんじゃないかと思ってる。
落語があったり、ミニライブがあったり、無料ワイファイスポットとして使えたり。
今は、落語家さんへの謝礼をポット出版で負担してるけど、
これからは、お客の投げ銭で落語家さんに「我慢」してほしいと思ってる。
むしろ、A書店と落語家=Bさんが、毎月書店落語をやったり、
独演会のチケットを売ったり、商店街全体の催しものによんでもらったり、
というのを(ポット出版の金銭的な負担なしで)、恒常的にできるような仕組みにしたいんだけど、
これって、図々しい? 
午後はボイジャーへ行って萩野さんと打ち合わせ。
東京国際ブックフェアに版元ドットコムとして出展するんだけ、その一部に出展してもらい、
セミナーを一緒にやろう、ってことで、協賛金ちょうだい、って営業。
萩野さん、ありがとう、ちゃんと出してくれることになった。
さらに、T-Timeの今後の計画とか、さまざまいろいろ話す。
DRMのことも話したんだけど「意気投合」したぜ。
DRMは常に突破される、。で、突破するのは「悪意」のあるやつ。
で、悪意もないし、ほとんど著作権者に被害をもたらせない普通の人に、厄介をかける。
これ、逆転してるんじゃないの?って話。
うん、そのとおり、。悪意のあるやつは、今の著作権法で取り締まる。
技術的にも、それが可能になっていくと思うし。
それから、「家畜人ヤプー」がついに品切れ。
2000部増刷したんだけど、納品が来週の4月7日(水)。
少々お待ちを。書店からの注文も、7日まで保留。
その連絡をしたり(ってみんなスタッフがやってますけど、オレは働かないで)。
300近い注文がたまった。

●2010.04.02金
朝から大忙し。
代々木図書館に行って、異動した館長と、新しい館長とご挨拶。
もどって、ポット会議。
編集制作請負仕事の営業作戦案、担当から提案。
オイラの意見を加味して、前にすすもうということになる。
乞うご期待、ですね。
そんでもって、マンション管理組合と弁護士とのご苦労さん昼食会。
表参道のクレープ料理屋(といっていいのかな?)。
地下駐車場を支配してる(つまり貸し出して金をとってる)このマンション開発会社に、
管理組合に返せ、という裁判の和解のサインを今日終了したのだ。
駐車場の建物登記はされていないで、土地の共有持ち分をもってる開発会社から、
1千万で、持ち分を移転してもらった。他にも条件あるけど。
オレ的には、勝利だと思ってる。そのサインのあとで、弁護士さんありがとう、
という会。
でも、中座して、神保町へ。
文字・活字文化推進機構の肥田美代子理事長に、「ず・ぼん16号」の取材、。
JAPAN/MARCの充実、関係業界みんなで協力して、国会図書館の早期公開の話。
肥田さんやる気だ。いいですねー。こんどこそ実現したいもんだ。

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4月3日(土)〜7日(水)●福岡で『バサラ人間』上映決定!4日(日)は舞台挨拶

2010-03-31 大田 洋輔

自作自演の活弁映画監督・山田広野監督作品『バサラ人間』の福岡上映が決定しました!
4月4日(日)には、舞台挨拶も行ないます。
福岡在住の皆さま、期間中足をお運びの皆さま、この機会にぜひ映画『バサラ人間』をご覧下さい。

日程:
4/3(土)~4/7(水)

時間:
4/3(土)12:00/19:00
4/4(日)15:00
4/5(月)19:00
4/6(火)15:00
4/7(水)19:00

場所:

西鉄ホール 〒810-0001 福岡市中央区天神2-11-3 ソラリアステージ6F
TEL : 092-734-1362 / FAX : 092-771-3582
http://www.nishitetsu.co.jp/nnr/solaria/hall

料金:

前売 : 1,200円 / 当日 : 1,500円(全席自由)
【前売り取り扱い】
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード:461-717)http://pia.jp/t
・西鉄ホール TEL:092-734-1370

・映画「バサラ人間」公式ホームページhttp://basaraningen.com/
・山田広野監督の処女単行本『山田広野の活弁半生劇場』
・脚本全編収録の公式パンフレット『映画「バサラ人間」』

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『ワイルド・ビースト』作業進行中

2010-03-29 和田 悠里

去年から続けている携帯小説の単行本『ワイルド・ビースト』全8巻の仕事が
あと1冊の作業を残すところまできました。
黒ベースで、それぞれの巻でテーマカラーとテクスチャーが違います。
ファー/スパンコール/鉄条網など、様々な質感の違うテクスチャーを制作するため
フォトショップの機能をいろいろ開拓することになりました。
今まで存在を知らなかった機能も多く、かなり勉強になりました。
今机の上に6巻までが並んでいます。全巻揃うと背の文字が揃うドラゴンボール方式なので、
全巻揃うのが今から楽しみ。

今朝伊藤計劃の『虐殺器官』を読み終わりました。
最近は軽い本とマンガばかり読んでいたので、こんな情報量の多い文章は久しぶりに読んだ気がします。
オチの部分で、1月にやった岩松了さんのトークイベントで岩松さんが話していた内容と
すごくリンクする結論に結びついたのには驚きました。面白かったです。

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ポット出版社長・沢辺均の日記 -67[2010.03.13〜201003.29]

2010-03-29 沢辺 均

これまで、イチバンためてしまったのではないだろうか。
16日分だぜ。いつもそうだけど、スケジュール帳やを見て、書く。
ちなみに、オイラのスケジュール管理は、
手書きの手帳が基本で、eGroupというフリーのグループウエアにも入力するってやり方。
他のスタッフが、オレのスケジュールを確認できるようにするため。
そして、iPhoneのスケジュール帳とeGroupを同期させてる。
もう、10年くらい前からスタッフ全員でグループウエアを使ってるんだけど、
今なら、もう必要ないな。いろんな無料サービスもあるし、マックで作ってるサーバーにも
日程をグループ管理できる機能がすでにあるんだしね。
でも、一度作ったやり方やアプリを切り替えるのってめんどうなんだな。

●2010.03.14日
バンドの練習日。

●2010.03.15月
社内研修で、WOWOWのドキュメンタリーを2本見る。
ベストセラーと、マガジンハウスのポパイ伝説、みたいなやつ。
ベストセラーの方は
・書店員発 白い犬のワルツ/整理術/本屋大賞
・タイトルの工夫 バカの壁/さおだけや
・ネットから 電車男/白石さん/ケータイ小説
・古典のリニューアル 太宰/星の王子さま/ドフトエフスキー
・1Q84 ハングリーマーケット→パブリシティ→書店員の販売力→タイトル効果→知名度→ブランドステータス
ポパイは
・イエローページ
・UCLA 徹底的に(授業内容/入学の方法など、、)
・ナイキもすべて
・ポパイ文体
・外の人材
・プレゼン=すでにやったことしかできない。
・編集会議ない 好奇心
それから、確定申告の確認。19万を追加で払うことになった。
夕方ボイジャーの担当者来て、TIBFのした打ち合わせ
大学図書館問題研究会に頼まれた原稿を書いて送る。
千数百字のところ二千字を越えて書いてしまったけど、
「必要に応じて削るから」として、ともかく送ってしまった。

●2010.03.16火
国立国会図書館の納本制度審議会で、東京に来た湯浅さんと飲み会。
常世田さんもいたんだけど、結構気が合うんだな、不思議か?

●2010.03.17水
ジャパニーズ・ブックダムからみの相談をした、
夜は、東工大・朝日カルチャーセンター・ジョイントコースの、
「核のない世界平和は可能か」講師:竹田青嗣(早稲田大学教授)× 橋爪大三郎(東京工業大学教授)へ。
これ、できれば本にしようとしている。そんなこともあって、司会。
この日、三省合同のデジタル書籍の懇談会があった。
傍聴には行かなかったけどね。
このサイトの「マガジンポット」で新連載「セックスをこじらせて」が始まる。いいタイトルだな。
書き手は雨宮まみさん。

●2010.03.18木
出版会議。
夜は、石川輝吉さんと一緒にやってる若者インタビュー3回目。
男21歳。焼き鳥屋のあととり。少々ワル系。
石川輝ちゃんには「談話室沢辺」でインタビューずみ。読んでみてくだはれ。

●2010.03.19金
ポット会議と掃除など。
午後、北尾トロさん(このサイトで「北尾トロ×下関マグロのライターほど気楽な稼業はない」)と
山田ないとさんが、この事務所のあるマンションの見学に。
ないとさんはそばにすんでて、前から中を見たかったらしい。
よその事務所にもたのんで見学させてもらう。

●2010.03.20土
夕方から石川輝吉さんの若者インタビューの4回目。
4回やると、それぞれの違いなどが面白い。
特にこの日の女性は、かなり自分を自覚してる感じで、
本来ならしゃべらないかもしれないような話もキチットしてくれて、
大変おもしろかった。
20代前半、準公務員のような仕事。

そして連休は、鉄とすずをつれて代々木公園ドックランへ行って、
取りためていたWOWOW放送の映画などで、意味なく過ごす。
本も読んだけど、なんかだらだらって感じ?
あ、バンドでスタジオ録音した「タイムマシンにお願い」の音に、
ビデオ+写真をつけて編集。YouTubeで公開。埋め込んじゃうぞ。

●2010.03.23火
夜はNPOげんきな図書館の理事会。
あ、twitterでげんきな図書館_代々木図書館をフォローしてくれないすか?
http://twitter.com/genkina_yoyolib
入札のあった代々木図書館も無事?落札。やすいんだけどね。
早めに抜けさせてもらって、新宿のロフト+ワン。
ホリエモンと津田大介さん、松沢呉一さんのトーク。
「エロスの原風景」2冊と、「クズが世界を豊かにする」9冊売れる。
歌舞伎町のドンキーで、4.17ライブの衣装を物色して帰宅。

●2010.03.24水
ジャパニーズ・ブックダムをめぐる非公式な打ち合わせ。
午後、は飯田泰之さんに「談話室沢辺」のインタビュー。
ベーシックインカムについて。とってもいい。
飯田さんは駒沢大学の先生で、30代で、シノドスってチームのメンバーもやってる。
経済学の話。実現させるためのコストがどれほどかかるか?
ってことをちゃんと意識してる話をしてくれた。
リフレシンパみたいになっちゃってるここ数年のオレ。
そんなこともあって共感してるのだろうか?
夜は版元ドットコムの組合員会議。毎回お約束の飲み会つき。
誰でも参加できるし、発言したっていい。
ただし、議決権は組合員のみで、あまりに会議と関係ない発言なら
制されることもあるだろうけど、。
どうですかみなさん、覗いてみたら。飲み会にも参加して。

●2010.03.25木
給料日。怖いなーいつも。
週一回の出版会議と、デザイン仕事の打ち合わせと、
日販コンピュータから関連会社に異動する、担当者が挨拶に。
出版システムなら、面白いのイッパイあるのに、な。
といっても、それでシステム販売に直結するワケじゃないから、
そうそうやれないか?

●2010.03.026金
ポット会議掃除。
中公新書のオビデザインをやってるんだけど、その新企画の打ち合わせ。
上野にダメだし、ついでに直接の上役=佐藤に「教育がなっとらん」としかるが、
一部から抗議の声、あり。

●2010.03.027土
「談話室沢辺」インタビューで、植村八潮さん。
4時間もおしゃべり。っていうか、、、、。
23時過ぎまで飲み屋に。

●2010.03.28日
鉄とすずと代々木公園ドックランに行く。
安いミキサーとマイクを買って、「劇画家畜人ヤプー」トークセッションのPAまわりの準備。
 『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』刊行記念トークショー
 丸尾末広に聞くマゾヒズムの世界 丸尾末広×吉田アミ
 2010年4月22日(木)
 開場:20:15
 開演:20:30
 ■場所
 ヴィレッジヴァンガード下北沢店
 住所●東京都世田谷区北沢2-10-15マルシェ下北沢
 電話●03-3460-6145
髙橋のやろーが、オレにやれってんでね。

●2010.03.29月
「ず・ぼん 16号」の取材で、全国学校図書館協議会へ。
リッパなビルだ。
他にもインタビューメンバーがほぼ決定。
かなり豪華メンバーだな。
○新聞から取材の連絡などなど。
夜高円寺純情出版界の勉強会に行こうと思ったんだけど、アウト。

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「この本は売れている」と感じる数について

2010-03-25 尹 良浩

『二人で生きる技術』の増刷が決まりました!最近のポットはなかなか好調で、『日本の公文書』も在庫が少なくなり始め、『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』は書店さんからの販促物のご請求や、補充注文も多く、amazonでは一週間に100冊単位で売れていたりと、営業としては嬉しい限りです。とはいえ、私が何かして好調なわけではないのですが……。

なんとなしに出版業界に潜り込んで3年経ちますが、「売れている本」というものについての考え方が働く前と変わっているな、と思います。

例えば友人と一緒に本屋に行くと、「この本売れているらしいね」なんて言われることがあります。そういう時に指される「売れている本」というのは「何万部突破!!」という文字が踊っているようないわゆるベストセラーです。何部売れたらベストセラーという基準は明確ではありませんが、出版社が自信満々に発行部数を書けるような、具体的な数字を上げて売れている証明ができるものが、「売れている」という社会的認知を得て、読者から「売れている本」という認知を受けます。

私はポットに入ってからただ単に「何部売れてるから」という理由で売れている本だなあと思うことが少なくなりました。他社の本で年に1,2冊。ケタ違いの数の時くらいです。部数によって「売れている」感をあまり感じないのです。それは自分が出版社にいて、それぞれの出版社の方針によってひとつの本が何部売れたら満足出来るかという基準が全く違うということを認識したからだと思います。

私自身が自社の本でも他社の本でも「売れている」と感じるのは「想定よりも売れている」ときです。

どの出版社も本を商品と扱うからには商売ですから期待値があります。この本ならこの値付けでこのくらいは売れるであろう、というものです。本に適正な定価をつける計算式というのも存在していて、かっつり計算して期待値を出すス版元もありますし、今でも多くの版元で委託販売をする関係上、売れるか売れないかに関わらず、たくさんの書店さんに本を送り込むために最低でもこのくらいの数は刷る、というところもあります。どんぶりのところもあります。

結局は売れるか売れないかというのは最終的には出さないと解らないのですが、このくらいは売れるだろうから、この分売れたら支出分をペイ出来るという想定はどの出版社も持っているはずだと思います。なので、自社の本であればあんまり売れないと思っていたのによく売れている時に「売れている」感がありますし、他社の本であれば、その版元のイメージに基づいて部数を聞いて、この版元の方針にしては「売れている」という感覚を得ます。

なので他社の本の場合は自分と接点があればあるほどイメージが正しくなるので、感覚を共感出来たりもします。
この感覚は結局経験値によるところも大きいのですが、私でも知っている他社の営業さんであれば話していて、会話が成り立つ程度の精度はあります。とはいえ外すこともあるので、まだまだ私の場合はかなり精度が悪いですが。

自社の本でも他社の本でも「この本それしか売れてないの!」と感じると残念に思いつつ、なぜかを考えますし、「思ったよりこの本売れてるじゃん!」と思えば素直に嬉しいです。

私はこの業界の多くの人のように明確な意志を持って飛び込んだわけではないのですが、最近だんだんとこの業界に馴染んできたな、とそういう時に感じます。

振り返ればそれも当たり前。来週になれば26歳になり、そしてポットも4年目になります。よく続けたような、そうでもないような。年かさだけは確実に重ねてオールで飲んだりすると身体にガタが来ます。働き出すと時間が過ぎるのが早いなと思う今日この頃です。

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DTPのスクリプトの参考書が欲しい

2010-03-23 山田 信也

InDesignやPhotoShopなどで自動処理できる用のJavaScript、AppleScript。ずーと前から使えるようになるといいなあと思ってはいるが、なかなか身に付きません。最近ようやく、web上の情報を元に、コードをつぎはぎしたりなどして使い捨てのスクリプトを使えるようになってきて大変よろこばしいです。JavaScriptの参考書は、圧倒的にweb向けのばっかりだし、AppleScriptの参考書はそもそも参考書自体が少ない。DTP向けの参考書では、最近ではjavascriptでは、組版時間を半減する! InDesign自動処理実例集 がありますが、ほかには知りません。DTPユーザー向けの、最近の環境に対応したAppleScriptの参考書を誰か書いてくれないかなあ。

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高橋宗正写真展「スカイフィッシュ」●2010年3月19日(金) ~ 2010年4月18日(日)

2010-03-19 大田 洋輔

去年発行した岩松了さんの『溜息に似た言葉』では、岩松さんが読み解いた名作の世界に合わせて、5人の若手のカメラマンに写真を撮ってもらいました。

その中のひとり、高橋宗正さんの初の写真集「スカイフィッシュ」がこの度発売!
合わせて、今日3月19日から4月18日まで、江東区白川のAKAAKA Galleryで写真展が行われます。

高橋さんはイケメンです。

●詳細はこちら
●『溜息に似た言葉』に合わせて行なった岩松了さんと高橋宗正さんの対談はこちら

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