2010-10-27

10/29金の「電子書籍と自費出版の未来」のレジュメです

あさっての金曜日(2010.10.29)、自費出版アドバイザー養成講座というところで講演します。
レジュメを公開。

残席あるかどうかわからないですけど、興味のあるかたは問い合わせてみて下さい。
たしか主催者からのメールで40数名の申込があったと書いてくれていたとおもうんだけど。

主催者の告知はコチラです。

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レジュメをおくります。

事前ではあるけど、ポットの日誌に公開させてもらいます。
・事前だから来場者を増やせる可能性がある
・この程度知られたからって、なにがなんだかわからない

リンクは貼っておきます。
ご了解を。
沢辺

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電子書籍と自費出版の未来

2010.10.29金 15:30〜17:30
自費出版アドバイザー認定試験 受験資格該当研修会
第15回 自費出版アドバイザー養成講座

●沢辺が今取組んでいること
・ポット出版(年間約20点発行・既刊160くらい)、2010.01から新刊と.bookの同時発行。
・LLP版元ドットコム
・NPOげんきな図書館
・国立国会図書館全文テキスト化実証実験(ジャパニーズ・ブックダムの第一歩。最終的には全文検索一部表示が目標)
・JPO(日本出版インフラセンター)近刊情報センター
・雑誌協会 デジタルコンテンツ推進委員会同時配信実験デジタル編集支援

●電子書籍とはなにか?
◎電子書籍=テキスト中心の長文の読み物(リフローさせられるもの)
◎電子雑誌=レイアウトデザインしているもので、短文・分割可能、ビジュアルの多いもの(リフロオーさせにくいもの)
◎ネットワークを介した流通→なんらかのデバイス(PC含む)を読者が持つ
→音楽、ステレオ装置+CD/テープ/レコード 本と雑誌の現状 紙+文字や写真や絵

●電子書籍は広がるか?
◎現状は、確実に広がるようみ見える。ただし0対100はない
◎自動車と馬車 手紙・ファックス・メール

●電子書籍状況の著作権
◎著作物は読まれたり見られたりすることをイチバン求める
◎どれだけ利用しやすくするかが必要
◎著作権集中処理と、違法配布取締のデジタル技術の活用

●外から見る自費出版
◎自費出版の二つのやりかた
・自費出版として請け負う→量的な拡大の可能性/利益のでる条件でできる
・ないしょ自費出版として発行→ブランド意識に働きかける/利益を減らさなければならない
◎自費出版の意義→記録(出版の目的=新しい価値の提示/記録)
◎年輩者は紙、若年層はミニコミ発行(ブログなどを含む)→ネットワークでその機能をもつと思う
◎自費出版物の電子化、データベース化が求められると思う。
 年輩者には記録、若年層にはネットでの露出と検索性

●事前にもらった質問について
・ご自身の事例……実際に立ち上げた方のお話しは、皆さん、一番知りたいことだと思います。
どうして立ち上げたのか、そしてどんな変化が始まったのか、始めてみて初めて分かったこと、始めてみて電子書籍について思うこと、電子書籍の可能性など(電子書籍化が進むと思うか、そう思っておられないのなら、思惑通りにいっていない事例など)
・沢辺さんならではの、出版全般についての「面白い」お話し。
・電子書籍(の登場、普及)によって、著作権が現在とどのように変化するのか?
・同じく、流通がどのように変化するのか? 既存のシステムとの比較においてお話いただけると、既存のシステム自体をあまり知らない方にも理解しやすいと思います。
・電子書籍が今後普及しても、なくならないだろう紙媒体本の良さ、個人が自費で出版する場合、費用だけではないものが紙にはあるのではないかという意見もあります。どのように思われますか。
・自費出版の会の研修ですので、「自費出版にとっての電子書籍」といった観点から、何かご提言などをいただけたらと思います。自費出版にとって、電子書籍の登場はチャンスなのか?とか。
・いわゆる団塊世代以上のあまりITに詳しくない世代に(自費出版の大きなマーケットでもあるので)、電子書籍をわかりやすく伝えるセールスプロモーションのヒント。

●プロフィール
(さわべきん)1956年生まれ。
ポット出版(出版業)、スタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)代表取締役。
LLP版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。
NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)理事。
日本語書籍の全文検索、一部表示のジャパニーズ・ブックダムを提唱。
★twitter http://twitter.com/sawabekin