2010-10-19
Ustream放送はむずかしい(追記あり)
(2010/10/19 23:20 社長から「製品名とか入れろ!」と赤字が入ったのでもろもろ追記しました)
ポット出版のUstream放送では、主にPCの前でスイッチングと音声の調節をしている大田です。
これまで6回放送をしてきましたが、正直、まだ慣れません。
ポット出版の会議室から放送する「談話室沢辺」ならば「大失敗」はなくなりましたが、書店イベントなどでの放送は、まだまだ安定した放送にはほど遠い、という感じです。
以下、それぞれの放送の環境(カメラ/音声/回線)と、簡単な反省点をメモしておきます。
どなたかの参考になれば幸いです。
——追記ここから
カメラはすべてDV端子からMacbookのFirewireポートに入力。デジタルのままで放送できます。
DV端子は音声も含まれるので、カメラから音を拾うこともできます。
ただ、カメラのマイクだと周りの音も入ってしまうので、マイクからラインがとれる場合はカメラの音を切ったほうがいいです。
ポットのUstreamで使っているのは「PANASONIC NV-GS300」、「PANASONIC NV-GS200」、「PANASONIC NV-GS100」で、いずれもDV端子付です。引きの固定カメラにはワイドコンバーターをつけています。
ポット出版社内から放送するときのミキサーは「BEHRINGER XENYX1202」。
マイクはSHUREのPG48×2、SM58×1です。
——追記ここまで
・2010年2月1日「2010年代の出版を考える」@阿佐ヶ谷ロフトA
カメラ:業務用のカメラ1台(追記:SONY DSR-PD170)を、客席後方から。1カメなので、どうしても話し手を追い切れず。
音声:会場(ロフト)のPA卓から1本ラインをもらって、直接PCに。音量が小さかったが、声はクリアに聞こえる。
回線:会場の無線LANを使用。遅延、切断はなし。
初めてのUstream放送。リアルタイムで1000人以上の方(追記:深水英一郎さんが放送してくださったニコ生と合わせると2000人以上)に視聴していただいた。録画時間の制限を知らず、後半を保存できていなかったのが失敗。
・2010年2月27日「ゲイから学ぶ、二人で生きるための技術」@新宿・ジュンク堂書店
カメラ:DVカメラ1台(追記:PANASONIC NV-GS300)を、客席後方から。1カメで登壇者3人を撮すのは難あり。会場がカフェスペースで舞台がないので、お客さんの後ろ姿がかぶってしまうことも多かった。
音声:話者3人で、手持ちマイクを3本。会場のスピーカーの出力端子から、直接PCに。
回線:emobileの回線を使用。回線が細く、数十秒のタイムラグが発生した。録画で見ると問題はない。
初めての外でのUst。Ustサイト日本版公開時に、トップページの「おすすめ動画」に入れてもらったため、アーカイブの視聴数が2400を超えている。
・2010年8月26日「電子「雑誌」フォーマットの可能性」@ポット出版
カメラ:DVカメラ2台(追記:PANASONIC NV-GS300、NV-GS200)。1台は客席後方、上部に固定。もう一台は客席斜め後方に三脚を立てた。
音声:話者×2、会場×1でマイクを3本。一度ミキサーに通したものを、USB出力に対応したミキサー(追記:EDIROL USB Audio Capture UA-25)につなげ、PCにはUSBで入力。
回線:社内ネットワークに有線で。
初の2カメ放送。スイッチングできるだけで楽しかった。引きの映像が固定であるので、三脚についたカメラで思い切り寄ったり、画面に変化がつけられるのがいい。
Ustream ProducerをPro版にアップデートしたので勝手が変わり、音声の設定で大混乱。結局、DVカメラの音声を消すことができないまま放送になり、雑音多数。
・2010年9月17日「サミー前田が語る、GS、現代音楽シーン」@ポット出版
カメラ:DVカメラ2台(追記:PANASONIC NV-GS300、NV-GS200)。1台は客席後方、上部に固定。もう一台は客席斜め後方に三脚を立てた。
音声:話者×3で手持ちマイクを3本。ミキサーからPCに、直接ライン入力。
回線:社内ネットワークに有線で。
8月26日の放送とほとんど同じ環境だったので、落ち着いて放送することができた。音声も、カメラからの入力をオフにする方法がわかったので、マイクから録ったクリアなものに。2カメでは物足りない。
・2010年10月5日「1981年生まれの批評家は、1968年をどう読んだか?」@新宿・ジュンク堂書店
カメラ:DVカメラ2台(追記:PANASONIC NV-GS300、NV-GS200)を、客席後方から。1つは固定。1つは三脚とともに移動しながら。
音声:手持ちマイク2本。会場のスピーカーの出力端子から、直接PCに。
回線:emobile回線で。接続状況がかなり悪く、ブツブツ切れてしまった。
回線が大問題。WiMAXとemobileのふたつを用意したが、どちらも切断が多く、まともな放送をすることができず大反省。事前のテストはiPhoneで動画のDLを行なっただけだったので、次回からはPCを持ち込んで本番と同じ環境でテスト放送をすることが必須だな、と思う。
ネットの情報などと合わせて考えると、WiMAXは壁(屋内)に弱く、emobileはそもそも回線がギリギリなのでは。
カメラは初の出張2カメ。2カメ放送自体は問題ないが、Firewireのケーブルが4m程度しかないため、あまり移動ができないのがやや難。
・2010年10月8日「「リストラなう!」から見る『どすこい出版流通』」@ポット出版
カメラ:DVカメラ2台(追記:PANASONIC NV-GS300、NV-GS200)。1台は客席後方、上部に固定。もう一台は客席斜め後方に三脚を立てた。
音声:話者×2、会場×1で手持ちマイクを3本。ミキサーからPCに、直接ライン入力。
回線:社内ネットワークに有線で。
回線は問題なし。カメラはやはり、もう1つ欲しい。
会場内で複数の方が連続して発言したときに、マイクが渡らず、動画上でまったく発言聞こえないことが何度かあった。マイクの移動を徹底する、会場マイクを増やす、会場マイクを座談会用のマイクにする、など対応が必要。
ネットワークが安定しているから大丈夫だろうと画質を上げて放送をしたら、PCの処理が追いつかないのか、音声と映像がずれてアーカイブされてしまった。しかも画質もそれほどよくなっていない? 何世代か前のMacbookでは高画質放送は厳しそう。
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