ブルーノ・ムナーリの展覧会

2018-05-16 山田 信也

神奈川県立近代美術館葉山で4月からブルーノ・ムナーリの展覧会が開催しているそうです。
たまたま資料を探しに行ったジュンク堂池袋で図録を売っていて知りました。
他所で聞いたお話ですが、美術館が自分で展覧会用だけで図録を作ると採算割れになってしまいがちなため、最近は展覧会の図録を出版社に書籍として作ってもらうことが増えているそうです。
ブルーノ・ムナーリ展はその後、北九州市美術館→岩手県立美術館→世田谷美術館と巡回するみたいですが、どこも自宅からはちょっと遠い。
ずっと前まだ日本に出来たばかりくらいのアマゾンで初めて買ったのが『きりのなかのサーカス』。。。だった気がするのですが、フレーベル館版の発行が2009年、好学社版の発行が1981年、購入が2001年頃で時期的にはどちらも売ってなさそうなので英語版を買ったのかもしれない。トレペで霧が表現されていたり1枚ごとに違う色の色紙に穴あけ加工でサーカスをの様子を描いたり製本加工が大変そうな絵本でした。
ファンタジア』も積読のままになってしまっているのでこの機会に読んで見ようかと思います。

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最近読んでおもしろかった本

2018-05-15 松村 小悠夏

ポットでは「自主研修書籍費制度」というものがあって、
毎月3,000円までなら、購入した本の代金を経費として申請できることになっています(レシートは必須)。
仕事と関係ない本でも申請していいので、
最近は「子育て系の雑誌2冊+ぜんぜん関係ない趣味の本」で申請することが多いです。

そんな「趣味の本」の中からおもしろかったものです。

●小説
オーブランの少女」/深緑野分著、創元推理文庫
短編集ですが、なんといってもすごいのは書名にもなっている「オーブランの少女」です。
文字から伝わってくる色彩といい、空気といい、美しさと残酷さの対比といい、
物語の始まりだと思われていたシーンが、救いの無い終わりになる構成といい、
ボリュームは60ページ程度だったように思いますが、質の良い映画を一本観終わったような気持ちになります。

●ルポ
でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―」福田ますみ著、新潮文庫
ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」奥野修司著、文春文庫
どちらも友人がおすすめだと言って、買ってくれた本(なので研修費の3,000円は別に使っていない)。
内容の感想は、こんなことが自分の身に起きたら大変だよねという以外は特に無いんですが、
さくさくスナック感覚で読んでしまえる、文章のうまさがすごいなと思います。

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映画「ラジオ・コバニ」パンフレット●編集プロダクションの仕事

2018-05-14 上野 絵美

アップリンク渋谷などで公開中の映画「ラジオ・コバニ」(アップリンク発行)のパンフレット編集を担当しました。

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イスラム国の占領下でラジオ局を立ち上げたシリアの女子大生のドキュメンタリーです。
クルド問題やシリアの軍事情勢などに詳しくない人でも、
主人公ディロバンがラジオを通して街の人々や戦士たちに希望と連帯感をもたらす物語に、きっと心打たれるはず。
「ひとりでも多くの人に観て欲しい映画」という言葉は、こういう作品のためにあるのだと感じます。

映画「ラジオ・コバニ」公式サイトはこちら

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『数学セミナー2018年6月号』と日本評論社の単行本●デザインの仕事

2018-05-11 山田 信也

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中面記事のレイアウトフォーマットを担当している数学セミナーの6月号の見本をいただきました。
数学短歌の時間のコーナーでは今月から応募作品の紹介が始まります。
今年の3月から4月刊行の単行本でカバーデザイン・本文フォーマットのお仕事をいろいろとやらせていただきました。
数セミ6月号にも広告が掲載されています。
結び目理論の圏論』伊藤昇 著
指数関数ものがたり』西郷甲矢人 能美十三 著
『数学の読み方・聴き方 森毅の主題による変奏曲』 梅田亨 著
数学の創造』アンドレ・ヴェイユ 著 杉浦光夫 訳
研究者・技術者のための文書作成・プレゼンメソッド』池川隆司 著

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『電子書籍の制作と販売』、質問に答える

2018-05-10 沢辺 均

『電子書籍の制作と販売――出版社はどう作り、どう売るのがいいか』というのを書いたら、
出版社の人から、質問をもらった。
その返事を書いておきます。参考になればいいな、と。

●索引や注とのリンクなどは、
 専門書の電子化には必要と思っていますが、コストがかかります。
 どこまでの品質を保つべきとお考えですか。
【返事】
 索引は、索引の一覧を作るだけで良いと思ってます。
 リフローなら、索引項目があれば検索できますから。
 編集者が、同じ索引項目でも、採用する箇所、採用に値しない箇所、と
 分けることにも従来意味があったのだと思いますが、
 電書では、検索などで読者の手に委ねる、ほうがいいと判断。
 注リンクは、そのたびに注の箇所に飛んでもどったり、
 むしろ鬱陶しいので、リンク不要と考えいます。
 むしろ段落直後や章の最後にまとめて掲載が親切だという見方もできるので、
 コストをかけて、リンクする必要はない、と思ってます。
 また、今後の技術の発展によって、
 そうした人間の手作業の意味が減っていくとおもってます。

●図書館(とくに公共図書館)への提供については、
 1点購入されたら、広く無料で読まれてしまうではないか、
 という懸念が出版側にはまだあります。沢辺さんのご意見は?
【返事】
・図書館への販売で、出版社の一番の抵抗感は
 「一度売ったら、未来永劫保存され、貸し出され続ける」ことだと思います
 電子は、スペースいらず/本が壊れることがない、のに、
 未来永劫、、というは抵抗感あり、は当然だと思ってます。
 でも、逆に、うちの本でも、正直未来永劫保存貸出されても、ないよりいいな
 あるいは、壊れたあとに買い直してくれる本じゃないよね、というは、
 まあいいかということもあります。
 で、現実論として、
 JDLSが2年52回貸出権利で紙の価格の2倍程度をうろうモデルを
 つくったことにより
 TRC-DLでも、この方式の選択が可能になりましたよね。
 それでも、図書館は、このJDLSモデルへの抵抗がつよいようです。
 これもあと、5年~10年で、出版/図書館お互いの抵抗感が、
 一定のところにおさまって、安定した商習慣ができると思ってます。
 なので、いまいまは、
 よく貸し出される本だからJDLSモデル
 2年で52回も貸し出されないよな、という本は、
 図書館の抵抗のない未来永劫モデル
 というふうに分けて販売しています。

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渋谷区LGBT啓発パンフレット●編集・デザインの仕事

2018-05-10 松村 小悠夏

渋谷区役所・渋谷男女平等・ダイバーシティセンター〈アイリス〉から依頼を受け、
2種類のLGBT啓発パンフレットを制作しました。

2016年にこの冊子を制作したことを皮切りに、啓発物の制作を請け負うようになっています。
デザインは小久保が担当しています。

イラスト:山中正大さん

「LGBT基礎知識パンフレット」PDF(上の黄色いほう。4ページ丸々読めます)
「コミュニティースペース #渋谷にかける虹」

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「サンキュ!」2018年6月号●編集プロダクションの仕事

2018-05-09 上野 絵美

雑誌「サンキュ!」2018年6月号(ベネッセコーポレーション発行)

「クーポン」コーナーと「今月の深掘りッ!」2ページの原稿をポットで担当しました。
松村担当の「深掘り」は、注目アイテム・サービスの開発秘話を紹介するコーナー。「サンキュ!」で長年続いていた「これイイネ!の秘密を教えて!」というコーナーがリニューアルしました。
私もいろいろなメーカーさんに取材させていただきましたが、開発担当者さんから直接、発売までの苦労や工夫を伺える興味深いコーナーです。

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[クーポン]デザインPermanent Yellow Orangeさん
[深掘りッ!]デザイン稲垣章子さん イラスト石井理恵さん
サンキュ!6月号の詳細はこちら
個人的には、ダイエット特集「夏までに、おなかとお尻の肉を取る!」が気になります。

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web中公新書のインタビュー

2018-04-27 上野 絵美

ちょっと前ですが、中公新書のオビのデザインを担当している山田が
「web中公新書」の「知の現場から」というコーナーでインタビューされました。ぜひご覧ください。
私が個人的に中公新書で記憶に残っているのは
「カラー版 地図と愉しむ東京歴史散歩 地下の秘密篇」。
オビには、半蔵門線の縦断面図と共に
「一番深い地下鉄の駅は住吉駅(半蔵門線)、では一番高い駅は?」というコピーが。
答えは本文に載ってます。

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GWは上野公園で

2018-04-25 糸日谷 智

ポット出版は2018年4月28日(土)〜2018年5月6日(日)の間、休業させていただきます。
という公式アナウンスがこのサイトのニュースで流されていますが、
実は5月3日から6日は神宮前じゃなくて上野公園で働いています。
具体的には【上野の森 親子ブックフェスタ2018】に出展してテントの下で本を販売しています。

晴れるといいですね。
GWは上野公園でお待ちしてます。

上野の森 親子ブックフェスタ 公式サイト

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今日は撮影

2018-04-25 和田 悠里

いつもならば私はもう帰っている時間ですが、今日はこれから松村と撮影です。
よそのスタジオでの撮影立ち会いするのは久しぶり。
撮影するのはスイーツと鏡。
食べ物と光り物、どちらも撮影が難しいものなので、
少しハラハラしています。
それでは行ってきます。

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地味にありがたい新機能

2018-04-23 山田 信也

Indesign CC2018の2018年3月リリースの新機能の「個別のPDFファイルを作成」。
PDFを書き出しする時に、1ページまたは1見開きごとで別々のPDFファイルに書き出し、フォルダにまとめて保存します。
それぞれのファイル名に連番やノンブルを振ることができます。(サフィックスのところで指定する)

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差し替えページを入稿する時に、今までページ数分だけ書き出ししていたのが、一回の操作でできるようになります。

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回覧板こんな作業してます

2018-04-20 松村 小悠夏

今日発行した「神宮前二丁目新聞回覧板2018年4月号」。
いま数えてみたら、今回でちょうど「回覧板」は20号目でした。

自分たちにとっては、毎号お決まりの作業ですが、
社外の方にとっては、へえーそうなんだ。と思えるかもしれないので、
回覧板1号分のワークフローをここに書いてみます。

●回覧板ワークフロー(4/20発行号の場合)

4/08◯掲載情報募集締切
4/09◯集まった情報をデータ上に仮で流し込み。
足りない分は神二のお店のHPを見たり、直接伺ったりして集めて埋める
4/12◯上野・松村で仮状態の原稿を整理する
4/13◯他の社内スタッフ(8名)にも読んでもらう
→指摘を反映しファクトチェック(住所や電話番号、日時に間違いがないかもらった情報やHPと照らし合わせる)。
画像補正をし、入稿(データを印刷所に入れる)
……の予定だったが松村の作業が間に合わず、週明けに遅らせる。
急いで画像等を送ってくれた掲載者の方に、心の中で謝る。
4/16◯今度こそ入稿
4/20◯発行。同時にWeb用記事公開。入稿データからテキストと画像を抜き出し、神二新聞のサイトに投稿する
4/20〜24◯協力店舗、配布店舗(40箇所程度)に直接伺って配布。
渋谷区役所や日頃の仕事のクライアントなど(40箇所程度)への献本

ここまでやって、最近では1号分の作業時間が22〜25時間くらいです。

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中公新書2018年4月刊行

2018-04-20 山田 信也

帯のデザインを担当しました。
『明治の技術官僚』『日本統治下の朝鮮』『戦国日本と大航海時代』『社会学』『目からウロコの自然観察』の4冊。
『目からウロコの自然観察』はカラー版で、帯も他より少し大きくなっています。

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http://www.chuko.co.jp/shinsho/2018/04/

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『アインシュタインの物理学革命』日本評論社

2018-04-19 山田 信也

カバー・帯・表紙のデザインと本文フォーマット制作を担当しました。

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https://www.nippyo.co.jp/shop/book/7727.html

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ポットの日誌、再起動

2018-04-18 沢辺 均

なが~く停滞してしまっていた「ポットの日誌」ですが
今日から再起動させます。
毎週水曜の午前中にやっているポット会議で日誌の停止問題が激論になって、
結論としては再起動することにしました。
●これまで同じように、スタッフの順番制でまわす
ただし、順番から外れるという希望のものもいて、外れる希望はオッケーとしました
その場合は、仕事に関することで必要な場合に書くことにしました。
●逆に、順番にかかわりなく、書きたいときは自由にかいてもいい
●内容もこれまで通り、一切問わなくなんでもいい
ただし、議論のムードからは今後ポットの仕事に関するものもが増えそうです

そういうわけで、再起動です。

今日、社内の電話システムの交換をしました。
これです →https://www.mot-net.com/motpbx
MOT/Phoneといいます。
机の上の電話の代わりに、スマホで受発信するようにしました。
それと同時に、従来のメタル回線から、光回線にも変更
今まで使っていたビジネス電話は、20前に中古機器をリースで入れたもの。
十分もとはとったぞ、と。あたらしいシステムの導入費用は1.5万/月の6年リース
光回線に変えたこともあって電話料金は減る予定でよかった。
でもポット出版の本の注文電話やファックスは減らないでほしい
と思ってます。

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佐藤、退職しました

2017-10-05 佐藤 智砂

今までお世話になった皆様

9月30日をもって、長らく勤めたスタジオ・ポットを退職いたしました。

ポットは60歳が定年なのですが、2年弱早めた退職です。

沢辺の個人事務所から、有限会社にしたのが1995年。

その前からポットで仕事を始めたので、23年か、24年くらい勤めていたことになると思います。

今後の予定はありません。

10年前に定年退職した知人から

「長い間おつかれさまでした。それでもねえ、これからが長いですよ」

と言われました。

確かにね。

ここ数年、体力の衰えを痛烈に感じているので、まずは体力アップだと思い

少し前に東京体育館のプールに行ってみたところ、

平泳ぎで50メートルを泳ぎ切れない。

当面は、軽く50メートル泳げるようになることを目標にします。

今まで本当にお世話になりました!

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現高校球児が生まれた年、私は高校生でした

2017-09-16 上野 絵美

今年の甲子園は、20年以上ぶりに地元の近所の高校が活躍。
野球のルールはよくわかりませんが、打った捕ったで大騒ぎ、
球児たちの活躍に興奮しました。
私は暑さに弱いため、夏が苦手なのですが
今年は甲子園効果か、元気に乗り切れた気がします。
今でも社内で甲子園のテーマソングを流しつつ、夏の余韻に浸っています。
そんな夏に作った神宮前二丁目新聞、今号でついに10号目になりました。
WEBで全ページ読めますので、サイトをのぞいてみてください。

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ロアルド・ダール

2017-09-11 和田 悠里

最近ロアルド・ダールの本にハマっています。
『チャーリーとチョコレート工場』の人だということは知っていたけど
今まで一作も読んだことがありませんでした。

たまたま舞台を見る機会があって原作を手に取ったのですが、とにかく意地が悪くて痛快で、面白い!
今まで何度も手に取る機会はあったはずなのに、読んでこなかったことを悔しく思うくらいです。
『魔法のゆび』『アッホ夫婦』『ぼくのつくった魔法のくすり』『こちらゆかいな窓拭き会社』と、
図書館に行くたびにちょこちょこ借りて読み進めています。
イラストもいいし、判型も児童書にしてはコンパクトだし、
30分で読み切れるボリュームも通勤にちょうどいい。
まとめて借りると一気に読みたくなってしまうのですこしづつ借りています。
しばらく楽しめそうです。

久しぶりに絵本や児童書を読むと面白いですね。
子どもではなく、私の楽しみのために図書館に行っている感じです。

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メジャーリーグ入門

2017-09-06 山田 信也

日本のプロ野球では割と以前から阪神タイガースを応援してきましたが、アメリカのメジャーリーグにはこれまでそんなに興味はありませんでした。そろそろメジャーリーグも情報を追うようにして見ようかなと思い、とっかかりのため応援するチームを決めてみることにしました。とはいってもメジャーリーグのチームになんの縁もゆかりもないので、とりあえず阪神っぽいチームがいいかなということで絞り込んだ候補が、
 ボストン・レッドソックス ヤンキース(≒巨人)のライバル
 デトロイト・タイガース 名前が一緒
 シカゴ・カブス ビリー・ゴートの呪い≒カーネル・サンダースの呪い
候補の中から、まずレッドソックスは却下。巨人を中心にものを考えるはイヤなので。残りはタイガースとカブスですが、タイガースは主力選手が高齢化、若手の層も弱くて今後低迷〜再建期に入ることが予想されるらしいので、、カブスにします! カブスは去年のワールドチャンピオンで、今季もここまでナショナルリーグ中地区で一位なので、勝っているチームに乗るようでちょっと気はひけるのですが、90年代の低迷期阪神のことを思い出すと、これから新しく低迷期のチームの応援を始めるのはつらいので仕方ありません。
今シーズンはもう終わりに差し掛かっているので、来季のために予習を今から始めます。

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第10号もうすぐ発行です

2017-09-05 松村 小悠夏

2015年3月に創刊した神宮前二丁目新聞。
ただいま鋭意制作中の号で、第10号目を迎えました。

7月あたまに、上野とふたりで
神二の「ぎっちょん」で一杯やりつつ、どんな企画にする〜?と案を出し合ってから、約2カ月。
成立しなかった企画もあれば、形を変えて案が活かされた企画もあり、
ようやく日の目を見ようとしています。

現在、入稿前作業の真っ最中。
完成したらまたお知らせで告知します!

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