『世界はエイズとどう闘ってきたのか』品切れになりました
2023-11-17 ポット出版
2003年12月刊行
宮田一雄(著)『世界はエイズとどう闘ってきたのか』危機の20年を歩くが品切れとなりました。
この本は電子書籍化されています。
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2003年12月刊行
宮田一雄(著)『世界はエイズとどう闘ってきたのか』危機の20年を歩くが品切れとなりました。
この本は電子書籍化されています。
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2006年4月刊行(Amazonだとなぜか2005年4月刊行になっていますが、これはAmazonの情報の方が間違い。別にAmazonだけ先行発売していたわけではありません)
北尾トロ、高野麻結子(編著)『新世紀書店』自分でつくる本屋のカタチが品切れとなりました。
この本に関してはフィックス型で電子書籍化されています。
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2003年3月刊行なのでもう20年前の本となりますが
松沢呉一(編)『ワタシが決めた 2』が品切れとなりました。
この本に関しては電子書籍化はされておりません。
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もう8月になりましたが。
7月21日、宮城県気仙沼市に本社がある三陸新報の4面で「夏休み拡大版 おすすめ本」特集があり
「私たちにあたりまえの幸せとは何なのかを伝えてくれる、心があたたかい気持ちになる絵本です。」
と紹介していただきました。
他に紹介されている本は
京極夏彦 作『いるのいないの』(岩崎書店)
荒川健太郎 著『すごすぎる天気の図鑑 雲の超図鑑』(KADOKAWA)
浅野竜 作『シャンシャン、夏だより』(講談社)
富安陽子 作『ふしぎ草子』(小学館)
宮島未奈 著『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)
松橋利光 著『ふつうじゃない生きものの飼いかた』(大和書房)
角田光代ほか 著『子どもお悩み相談会』(中央公論新社)
氏田雄介 編著『54字の百物語』(PH P研究所)
住野よる 著『恋とそれとあと全部』(文藝春秋)
川口晴美 監修『小さな詩の本』(リベラル社)
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ポット出版&ポット出版プラスはここしばらくは新しい本を出してはいないのですが、
重版は定期的に行なっています。
今年(2023年)になってからは
3月に『くまのトーマスはおんなのこ』(5刷)
そして、今月(5月)には『ジュン 4』(3刷)と『新宿、インド、新宿』(2刷)を重版しました。
『新宿、インド、新宿』は奥付的には4月ですが、出来てきたのは5月。
『新宿、インド、新宿』は2011年4月に刊行してから、ちょうど12年経って重版に、
『ジュン 4』も同じ2011年の11月に刊行で、2012年1月に重版して以来なのでこちらはほぼ11年ぶりの重版
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謝恩価格本フェアが始まりました。
2023年7月10日(月)11:59 までです。
まだ終了までには時間がたっぷりとありますが、
こういうものは気がつくと終盤だったり、
期間限定だけでなく数量も限定なのでとにかく早い者勝ちです。
リンク先で
【謝恩価格本】ポット出版
で、検索していただければポット出版の対象商品が出てきます。
(もうちょっと正確にいうと検索結果のうち「買い物カゴに入れる」表示が出ているものが今回の対象商品)
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2012年4月に刊行した釘村千夜子さん『赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方』の(書店への流通を委託している倉庫会社での)在庫がなくなりました。
ポット出版の事務所に残っている最後の1冊はネットショップのBASEのポット出版のページで販売しています。
あとは書店店頭にある分だけとなります。
書店からの返品があると倉庫での在庫が復活する可能性もありますが、あまり期待はしないでください。
紙の本はこのように気軽には入手できない状況になりましたが、電子書籍版の方は電子書籍書店にていつでも購入可能です。
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謝恩価格本フェアが始まりました。
2022年12月24日(土)11:59 までです。
まだ終了までには時間がたっぷりとありますが、
こういうものは気がつくと終盤だったり、
期間限定だけでなく数量も限定なのでとにかく早い者勝ちです。
リンク先で
【謝恩価格本】ポット出版
で、検索していただければポット出版の対象商品が出てきます。
(もうちょっと正確にいうと検索結果のうち「買い物カゴに入れる」表示が出ているものが今回の対象商品)
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福村出版から刊行されている『子育て支援と心理臨床』の最新号(vol.22)が8月30日に発売になりました。
特集は「性をめぐる子育て支援」
瀬川美佳さんが書かれているコラム「親子でつなぐ絵本」も特集にあわせて
「【特別編】大人と子どもで読み合う「性や多様性」の絵本」に。
ここでポット出版の『王さまと王さま』が
ヨシタケシンスケ(さく)、伊藤亜紗(そうだん)『みえるとかみえないと』(アリス館)
ロブ パールマン(文)、イダ カバン(絵)、ロバート キャンベル(訳)『ピンクはおとこのこのいろ』(KADOKAWA)
とともに紹介されました。
『王さまと王さま』と『ピンクはおとこのこのいろ』は前回の日誌でも書いたように
『ティアズマガジン141 + GARDEN GUIDE 52』でも一緒に紹介されていましたが、
単なる偶然だと思います。
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次の日曜日、ということは9月4日、東京ビッグサイトでコミティアという同人誌の即売会があります。
別にポット出版が同人誌を作って販売するというわけではありません。
コミック雑誌を創刊することとなり新たな才能を発掘・確保するために出張マンガ編集部にブースを確保したわけでもなく、出展企業のTEE HAUS MOZARTとポット出版のロゴが似ているから秘かに乗っ取りを計画しているわけでもありません。
このコミティアというイベントに運営スタッフや同人誌の作り手として参加する以外に、買い手として参加する場合、コミティアが発行している『ティアズマガジン』というカタログを購入し、その中にある「連絡先カード」を会場で入場証の代わりとなる「一般参加者用リストバンド」と交換することとなるわけですが、その『ティアズマガジン』には参加されるサークルを紹介する以外にも、さまざまな情報が掲載されています。
その中に「新米ママ・パパのあきらめないオタク活動」という司馬舞さんという方が書かれている連載コラムがあり、こんな一文がありました。
引用しますと
「多様な性のあり方を見せてくれる絵本が最近はたくさんあります。『王さまと王さま』(ポット出版)とか、『ピンクはおとこのこのいろ』(KADOKAWA)とか、ほかにもいろいろ。」
『ティアズマガジン141 + GARDEN GUIDE 52』(75ページ)
まあ、これだけの関係なのですが、『ティアズマガジン』でポット出版の名前が出ることはもう無いだろうから記念として書いてみました。
司馬舞さん、作者プロフィールによると今回のコミティアにもサークル参加されるそうですが、9月20日には初単行本『OLと人魚』をイースト・プレスより刊行されるそうです。
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1999年10月に刊行した岩松了さん初のエッセイ集『食卓で会いましょう』の(書店への流通を委託している倉庫会社での)在庫がなくなりました。
ポット出版の事務所に残っている最後の1冊はネットショップのBASEのポット出版のページで販売しています。
あとは書店店頭にある分だけとなります。
ここ数年、1年に1冊のペースで書店からポット出版に戻ってきていますが(いわゆる書店からの返品)、今後もあるかどうかは期待しないでください。
紙の本はこのように気軽には入手できない状況になりましたが、電子書籍版の方は電子書籍書店にていつでも購入可能です。
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先ほど、今年(2022年)の夏休みの情報をお知らせにアップして気がついたのが、前回お知らせにアップした情報が2021年の夏休みのお知らせだった。
その前のお知らせが2020年〜21年の年末年始の休みのことだったので、休みのことしからお知らせしてないじゃないかと言われると、
全く反論できない状態になってしますが、ちゃんと仕事はしています。
新しい本は2022年の1月に出した『トランスジェンダーの原理』になってしまいますが、
重版は続々と。
3月に重版した『電子書籍の制作と販売』(2刷)、『たったひとりのクレオール』(改訂3刷)の2点はこのサイトでもお知らせ済みですが、
その後も、
4月に『まじめに生きるって損ですか?』(4刷)
6月に『ジュン 3』(2刷)、『タンタンタンゴはパパふたり』(13刷)
7月には『おにぎりレシピ101 』(12刷)を重版しています。
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昨年末に、樋田 毅さんによる『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠』が、文藝春秋社から出版された。
この本は、第53回大宅壮一ノンフィクション賞を2022年5月12日に受賞。
今からちょうど50年前の11月に起こった、早稲田大学での川口大三郎さんが内ゲバでリンチの上に殺された事件を追ったノンフィクションだ。川口さんは当時2年生。
当時早稲田大学のいくつもの自治会の多数派だった革マル派が、対立党派の中核派の「スパイ」だとして、川口さんを捕まえて起こった事件だった。
著者の樋田さんは、一年後輩の1年生でおなじ文学部。
革マル派による、自治会支配が暴力的に行われていたという中でおこったこの事件に対して、樋田さんをはじめ、他の党派・非党派の学生運動活動家や、ノンポリの学生までもが「革マル追放」の運動を起こした。樋田さん自身「再建自治会(革マル派が主導権を握る自治会に替わって学生の再選挙などをとおして新たな自治会をつくろうとしたもの)」の委員長に選出されるほどに、この活動に取り組んだが、革マル派に襲われて骨折などの重傷をおわされて、最終的にはこの運動は「敗れ」る。
のちに樋田さんは、朝日新聞の記者になり、定年退職後、この本を執筆。
「革マル追放」をともに目指した仲間(樋田さん同じように非暴力の運動をめざした仲間、武力で革マル派に対抗しようという人まで)や、川口くんを殺した側の当時の革マル派の活動家にもインタビューをして、このノンフィクションを書いた。
一方、『三里塚に生きる』『三里塚のイカロス』『彼が死んだあとで』という、半世紀後からみた新左翼運動のドキュメンタリー映画を作った代島治彦さん。
この二人の出会いから、新左翼運動の<負>の内ゲバの、そのまた一つのエポックな事件だった川口さん事件を中心にした映画製作が始まった。
僕は、1971年に高校入学。69年東大安田講堂事件あたりから後退期はいっていった、当時の全共闘運動や新左翼運動に「遅れて」ヘルメットを被りはじめた。
72年の川口さん事件当時の早稲田大学にもでかけていったことがあった。
その後、20代を新左翼的な労働組合運動・労働運動で過ごしたけれど、スターリン主義(運動や国家権力の独裁化)はマルクス主義や社会主義・共産主義では克服することができない、と思うようになって自称「左翼」を完全にやめることにして転職もした。
しかし、この時代に自分が考えていた「理想(=正義)」とは何だったのか、どう間違えていたのかを、自分なりに考え続けてきたつもりだし、少なくとも「何があったのか」という記録や証言は残しておきたいと思い続けていた。
今となっては「正義」というまとまったワンセットになったものはなく、より良いと思う選択を、精一杯、人々が積み重ねて行く以外に、より良い社会を作る道はない、としか言いようがないと思っている。
特に、たまたま自分が出会ったにすぎない思想を「正義」と思い込んで、それに同調しない人を「変革」するって思うことに誤りの根本があって、そこから暴力の正当化がはじまったと考えいる。
また、自分たちが間違うのは当然で、間違わないようにするのではなくて、間違ったら修正できること、誤ってもそれをみずから認めることのほうがとても必要だとも思っている。
去年、代島治彦監督の『彼が死んだあとで』を映画館で見た。
監督の前作の『三里塚のイカロス』も見ていて、あの時代をくぐった人たちが、今あの時代を語っておくこと、それを記録しておくことの大切さをつよく感じて、同世代(高校生のときに新左翼の運動にハマった)の同じような新左翼運動の端っこで「活動」していた友人たちと、代島監督を招いて「合評会」という小さな集まりをひらいて、少しばかり感想を話し合った。
この縁から、今回、代島監督のスコブル工房とポット出版で製作委員会を作って、川口さん事件の映画化をすることになった。
現在、撮影はすすみ、映画中劇(鴻上尚史さんの作・演出による短い劇)の製作準備にとりんでいる。
そして、最大の課題の資金集めが待っている。
新左翼運動を問う「三部作」をつくった代島治彦監督、
大宅壮一ノンフィクション賞受賞の樋口毅さん、
演劇界のもはや重鎮とも言える鴻上尚史さん、
大友良英さんという、フリージャズ、「あまちゃん」のテーマソング作曲者
新左翼運動の時代背景の助言者として池上彰さん
という豪華なメンバーと一緒に、この映画製作の一翼を担えるなんて、ポット出版にとってはとても嬉しい企画になった。
みなさんのご協力を、おねがいします。
映画『彼は早稲田で死んだ』製作委員会のサイトぜひみてください。
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謝恩価格本フェアが楽天ブックスで始まっています。
6月15日(水)11:59 まで
対象の本が45%OFFで販売です。
期間限定かつ部数限定の企画ですので早いもの勝ち。
こちらにアクセスしてみてください。
(楽天ブックスの謝恩価格本フェアのページです)
「謝恩価格 ポット出版」で検索するとポット出版の対象本が出てきます。
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一時期品切れになっていた
重版しました。
奥付は3月30日なのですが、もうすでに印刷所から納品されてきていていつでも出庫できる状態になっています。
今回で2刷です。
もう1点、
『たったひとりのクレオール』も重版しました。
2003年に刊行した本なので、もう20年近く前の本になるのですが、
絶えることがなく注文があり、今回で5回目の重版(改訂版では3刷目)
今回の重版に際しては、著者の上農さんのプロフィールを紙面上では最新のものに差し替えました。
(ウェブ上では刊行当時のものを掲載)
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2月10日にライブ配信をしました
差別されるという傷に対抗して自分の道を生き抜くということ
【神名龍子『トランスジェンダーの原理』発刊記念】
対談 竹田青嗣×神名龍子
You Tubeで公開いたしました。
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神名龍子『トランスジェンダーの原理』発刊記念として
帯に推薦文をよせてくれた哲学者の竹田青嗣さんと著者の神名龍子さんの対談を
オンラインで公開いたします。
アーカイブ公開については後日、ポットのサイト、ツイッター(@potpub)にてお知らせします。
(2月10日19時、追記)
—————————————————————————-
2月10日(木) 神名龍子『トランスジェンダーの原理』発刊記念
オンライン対談 竹田青嗣(哲学者)×神名龍子(著者)
自らの「こう在りたい」という欲望が何であるのか
トランスジェンダーの神名龍子が直面したときに手がかりとした哲学。
神名龍子の哲学の師である竹田青嗣さんと
『トランスジェンダーの原理 社会と共に「自分」を生きるために」
をめぐって語る対談になります。
奮って視聴ください。
●日時 2022年2月10日(木) 18時〜19時
●無料
●URL https://us02web.zoom.us/j/85251078658?pwd=ckxtZWE1NkpNTVJ3dVJ2bEhraUhVQT09
ミーティングID: 852 5107 8658
パスコード: 751001
当日時間になったら直接お入りください。マイクはオフにしてください。
(動画は後日、 You Tube公開しますので見直す方、見逃した方も録画を見ることができます)
●質問 視聴者からはチャットでお願いします。時間の都合で答えられない場合があります。
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半年に一度の恒例となっている謝恩価格本フェアが本日(10月22日)RAKUTENブックスでスタートしました。
12月22日(水)11:59 まで
対象の本が45%OFFで販売です。
「謝恩価格 ポット出版」で検索するとポット出版の対象本が出てきます。
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ポット出版の事務所は、版元ドットコムという業界団体の事務所と共有してる。ポット出版(株式会社スタジオ・ポット)の業務縮小以降、事務所にいるスタッフは版元ドットコムの事務局スタッフのほうが圧倒的に(笑)多いんだけどね。
版元ドットコム事務局には、楽天ブックネットワーク(楽天BN・旧大阪屋)という取次に30年以上働いてきて「業界の著名人」の、鎌垣さんが今年の2月から、週に一度のスタッフとして働いてくれてる。
その鎌垣さんと、今日おしゃべりをして「本屋大賞は、出版業界における近年最高のイノベーションだった」という話をされた。
じつは、ボクもそう思ってたんです(ホントですよwww)。
そのネタ書いてもいいかって無理強いしたんで、少し書きます。
出版業界は中小零細の書店・出版社の数がものすごく多いので、ついつい愚痴がでるのかもしれない。
どこの業界もおんなじかもしれないし。
例えば、中小零細出版社からは、取次の正味が安くて差別されている、とか、大手出版社の声はきいて中小零細の声はきかない、とかね。
書店からは、人気のある新刊は、紀伊國屋書店やジュンクなどの大きな本屋にはいっぱい積まれているけど、街の小さな本屋にはとどかない、とか。
飲み屋で一緒にいると良くそんな愚痴がでてたんですよ、その昔は。
芥川賞・直木賞についての、本屋の愚痴は、
「大々的にニュースになって、直後から本屋に買いに来る客がいても、発表までどの本が受賞するのか本屋にしらされないから、事前に注文して並べておくこともできない」、だから、発表のときには本屋に並べられるように我々には事前に教えて、注文にも応じろ、ってな愚痴ね。
愚痴だ、って決めつけてるのは、そんなことを愚直に改善しようという粘りのある交渉や行動があったって話を聞いたことがないから。
そこに登場したのが、本屋大賞、だと思うんです。
以下、すべて又聞き情報からの意見ですけど、本屋大賞は
・大賞が決まったら、公表まえに出版社と交渉して、増刷などの対応を依頼して、公表時には本屋に並べられるようにした
・これを大きな本屋などの取組ではなく、書店員の個々人の参加や運営ではじめた
という。
このことは、
芥川賞・直木賞の[公表前には誰にも(本屋にも)もらさない=結果公表時には本屋にその本が(潤沢に)ない]という状況にたいして、
本屋大賞という、自分たちで運営するあたらしい「賞」をつくることで、見事に改善した、というように見えるんです。
悪いことを告発し、それに抗議・糾弾することで、現状の問題(悪いこと)の改善を、(だれかに)迫るというスタイルから、
悪いことをなくすために(減らすために、あるいは悪くないことをつくりだすために)責任やマイナスの可能性を引き受けて、「良いこと」をつくりだす。
本屋大賞によって、公表されたときには、本屋にもその本が並んでいて、売りのがしも減らせるし、お客の要望にも答えることができる。
近年、出版業界で最高に成功した改革だと思うんですよ。
これからもこの本屋大賞の改革をなんか一つでも真似したいと思う、今日このごろです。
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