絵本で学ぶSDGs

2021-07-30 ポット出版

『くまのトーマスはおんなのこ』が『リビングとちぎ』2021.07.30(1348号)(発行:栃木リビング新聞社)の「絵本で学ぶSDGs」特集で紹介されました。

SDGsは17の大きな目標があるのですが、その中の5番目が「ジェンダー平等を実現しよう」となっていて、その関連書として紹介されました。

一緒に紹介されている本は
『プラスチックモンスターをやっつけよう!』(クレヨンハウス)
『もったいないばあさん』(講談社)
『せかいのひとびと』(評論社)
『CO2のりものずかん』(ほるぷ出版)
『はないきおばけとくちいきおばけ』(PHP研究所)

リビングとちぎのサイトはこちら

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ポット出版の[出版流通]その1・ポット出版の本はどのルートで売れてるのか?

2021-07-20 沢辺 均

2019-12-05のこの日誌で、「株式会社スタジオポットの事業縮小のおしらせ」を書いてから、1年半、日誌をかいてなかった。
現在、株式会社スタジオ・ポット(ポット出版は屋号)の事業を縮小して、出版の仕事だけになっている。
編集やデザインの請負仕事はしなくなった。

ところで、ヒマもできた(笑)んで、これまで30数年やってきた、ポット出版の仕事でやってきたことを少し書いていこうと思った。
出版の仕事といっても、本を作る仕事ではなく、それを売る仕事、つまり[出版流通]についてだ。
ポット出版で、初めて本をだしたのが1989年。このとき「こういう本をつくろう、だそう」というつくり手としての気持ちだけで出発。
本を作ることはなんとかできたんだけど(印刷とかデザインのこととか好きだったしね)、[出版流通]のことはホントに手探りだった。
何年も何年も。
新泉社の小汀さんに「TRCで図書館で売ってもらうように交渉しなよ。太洋社の4階に行けばいい」って言われた。
TRCというのが図書館流通センターという、図書館に本を売る本屋だってこと、太洋社っては取次だってことはわかったんだけど、
TRCと太洋社がどういう関係で、太洋社のどこに行けばいいのか、TRCの本の仕入れ先はどこで、それと太洋社はどういう関係なのか、全部ナゾ。ほんとは太洋社の◯◯課の☓☓さんのとこに行け、と固有名詞を教えてもらいたかったんだけど、わかってる顔をしたくて、
そのまんま太洋社に一人で突撃することになった。
そんなことを繰り返してきて[出版流通]のことがそれなりに理解できてたつもり、なんで、少し整理しておこう、
というのがこの話を書く動機だ。

さて今回、ポット出版の本の出荷先を金額ベースで集計してみた。それが以下。

●紙=80%
 取次=49%
 トラ=11%
 著者=8%
 e託=5%
 書店直=3%
 生協=3%
 個人=1%
 版ド=1%
 子ども=1%
 国会=0%
●電子=20%
 取次=19%
 書店=1%

紙の本と電子書籍の売上金額で大別してある。
ポット出版の売上は、紙の本80%で、電子書籍が20%売れているということ。

紙の本が、どのルートでうれているのかが「取次=49%」以下のところ。

「トラ」というのは、トランスビューという書店と直接取り引きをしている出版社に扱ってもらって、
書店などに流通してもらっているものということ。
ポット出版は、トーハン・日販といった取次をルートとして書店に本を届けてもらっている。
それにたいして、ポット出版プラスというブランドをつくって、トランスビューの書店への流通にあいのりさせてもらっている。
2016年8月からで、現在は、新刊はほとんどポット出版プラス・トランスビューあつかい。
なので、ポット出版の場合の取次=49%というのは、既刊本(何年も前にだした本)の売上ということになる。
逆に、トランスビュー扱いの売上に、新刊の売上が入っているので、その分売上額は多くなる。

著者=8%、の著者は本を書いてくれた人自身が購入してくれたものだ。

e託=5%、のe託というのは、あのアマゾンとポット出版の直接取引のことだ。
アマゾンとの直接取引=e託は、ポット出版プラスのブランドからだしたものをすべて扱ってもらっている。
なので、同じアマゾンへの出荷でも、ポット出版の発行の本は、日販・楽天BN経由で出荷している。

書店直=3%、の書店直というは、ポット出版が本屋と直接取引しているもの。
昔からやっている模索舎タコシェ、という独立系本屋や、田亀源五郎さんのマンガなどをゲイショップで売ってもらってる。

生協=3%、の生協は去年の秋にプチヒットの「タンタンタンゴはパパふたり」を、生協の通販で扱ってくれたんで去年だけの売上

個人=1% 版ド=1% 子ども=1% 国会=0%、の個人は個人に直接うったもの、版ドというのは、業界団体の版元ドットコムのこと。
子ども、は子どもの文化普及協会という、絵本を中心に本屋や雑貨屋やカフェとかにうっている組織で、国会、というのは国立国会図書館に納本したときに、ポット出版に支払われる金額の集計(0%だけどwww)。

●電子=20%に、取次=19% 書店=1%
ポット出版は、新しく本を作ったら、電子書籍を同時につくっている。
電子書籍書店への配信は、電子書籍取次のMBJからしてもらっているのが基本。
でも、10年ほど前に、電子書籍の新刊同時制作発売をはじめたころに、楽天コボ・Apple・Googleには、ポット出版から直接契約をしてみた。この3社は契約できて、アマゾン・キンドルは「取次(MBJなどね)からにしろ」って断られた。
だもんだから、取次=19%というは、MBJからの入金額ということになり、書店=1%というのは、楽天コボ・Apple・Googleからの売上ということになる。

こんなところがポット出版の本の、売れる場所、そのルートということになる。

次回は
ポット出版の[出版流通]その2・ルート別売上をどう見てるのか?、というのを書いてみるつもりでありんす。

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あかちゃんからの性&生教育をはじめよう

2021-07-02 ポット出版

クレヨンハウスが刊行している『月刊クーヨン 』2021年8月号

特集は育児で大切にしたい性と生のこと

この中で「子どもに性と生を伝える絵本」として幾つかのテーマに分けて本の紹介がされています。

・だいじなだいじな わたしのからだ(体のかけがえのなさが伝わると、、『イヤ!』と言うべき時がわかります。)
・いのちが生まれる いのちを伝える(なかなか見る機会のない、いのちの神秘。大人だって、びっくりです。)
・いろんな性 いろんなかぞく(多様性って、こういうこと。「当たり前」になっていくために。)

この「いろんな性 いろんなかぞく」のページで

『タンタンタンゴはパパふたり』も紹介されています。

ちなみに次の9月号は8月3日発売で
あかちゃんからスタートする絵本習慣「絵本がある育児」特集だそうです。

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本屋さんイチオシの100冊から

2021-06-08 ポット出版

『タンタンタンゴはパパふたり』も選ばれている

読売KODOMO新聞の人気書評コーナー「本屋さんイチオシ」で取り上げた児童書を集めたブックフェア「本屋さんイチオシの100冊から」が6月1日から始まっています。

ブックフェアのことを紹介している 保存版「読売KODOMO読書新聞」 がリンク先からダウンロードできます。

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2021年春 謝恩価格本フェア

2021-04-16 ポット出版

恒例の謝恩価格本フェアが2021年4月16日(金)12時より開始となります。
アイテム、数量限定で新刊書籍が45%OFFで買えるこの企画
ポット出版も参加しています。

バナーをクリックすると謝恩価格本フェアのページに移動します。

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リンク先で「ポット出版 謝恩価格」と検索すると
ポット出版の本が出てきます。

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乳幼児期の性教育ハンドブック

2021-04-14 ポット出版

かもがわ出版より2021年4月刊行された『乳幼児期の性教育ハンドブック』という本でポット出版の本が紹介されています。

具体的には117ページから121ページにある、子どもといっしょによむ性教育の絵本ガイド(選書・紹介 長瀬初美)のところですが
いろんなテーマごとに絵本が紹介されています。

どんなテーマかというと
「生まれてくることの“なぜ”に向き合う」
『からだのしくみから性交、人のつながり」
「いろいろな人、家族、生き方に出会う」
「傷つかない、傷つけない関係」
「性教育絵本との出会い」

この中の「いろいろな人、家族、生き方に出会う」で

『タンタンタンゴはパパふたり』『くまのトーマスはおんなのこ』が紹介されています。

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ためし読み、できます。

2021-04-09 ポット出版

3月に発売した
『公務員採用における国籍要件と欠格事由【上・下】』 試験設計の全体像を概観しながら

「はじめに」や「目次」、本文の内容はこんな感じになっていますというのがわかる程度ですが、ウェブ上でもためし読みできるようにいたしました。

こちからご覧ください ⇒ ためし読み

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今月2点目の重版

2021-03-12 ポット出版

『タンタンタンゴはパパふたり』重版しました。
今回で12刷。

この間報告した『くまのトーマスはおんなのこ』に続き、3月に2点も重版することに。

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そういえば去年の今頃、『タンタンタンゴはパパふたり』がテレビで紹介されて、いつも以上にいっぱい注文もらったなと思い出して、このポットの日誌でどんなふうにそのことを紹介していただろうと読み返してみると、何も書いてなかった。
受注対応でそれどころじゃなかったんだろうな。

調べてみたら2020年3月7日(土)の「世界一受けたい授業」で紹介されていました。

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新聞広告

2021-03-12 ポット出版

3月6日(土)のことなんですが毎日新聞の1面に

『図書館にドン・キホーテがいた頃』の広告を載せました。

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重版

2021-03-09 ポット出版

『くまのトーマスはおんなのこ』
重版しました。
今回で4刷目。

4刷の分から他の絵本と同じタイプの帯になりました。
(これまでは『タンゴ』『王さま』『トーマス』の3作紹介バージョンでした)

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ジェンダーに縛られない生き方を

2021-03-04 ポット出版

3月2日(火)神奈川新聞・5面(子育て)で『くまのトーマスはおんなのこ』が紹介されました。

3月8日が国際女性デーということで
「ジェンダーに縛られない生き方を 絵本コーディネーター 東條知美さんに聞く」という特集記事が組まれました。

記事の冒頭を引用します。

3月8日は国際女性デー。絵本を題材にジェンダー(社会的性差)子育て支援の講演などに取り組む「絵本コーディネーター」の東條知美さんに、女性たちにエールを送る絵本を教えてもらった。性別に基づく「らしさ」から解放され、ありのままの自分を肯定できる前向きな世界が広がっている。

記者は服部エレンさん。

他に紹介された本は
『たかくとびたて女の子』(汐文社)
『しげるのかあちゃん』(岩崎書店)
『3人のママと3つのおべんとう』(ブロンズ新社)
です。

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ためし読み、できます。

2021-01-27 ポット出版

2月17日書店発売予定の
『図書館にドン・キホーテがいた頃』 1980~90年代の図書館少数者運動

「はじめに」と「目次」と第一章の「図書館事業基本法問題」の初めの部分を少しだけですが、ウェブ上でもためし読みできるようにいたしました。

こちからご覧ください ⇒ ためし読み

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東京民報

2021-01-26 ポット出版

東京民報の1月24日(第2168号)で『タンタンタンゴはパパふたり』が紹介されました。

4面にある、読書 今月の本題と話題(月1回、おすすめの本、話題の本を紹介します)のコーナーで

「生物学的」な性の多様さ という見出しで元図書館員のなかしまのぶこさんに紹介していただきました。

ちなみに一緒に紹介された本は

心に響く言葉の数々 内海桂子『なんてことないよ』(自由国民社)、評者・柏木新(話芸史研究家)
憲法のイロハをと価値を学ぶ 楾大樹『檻を壊すライオン』(かもがわ出版)、評者・松原定雄(フリーライター)
でした。

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2021年「死霊魂」公開情報

2021-01-19 ポット出版

今年も映画館で上映されます。

岡山のシネマ・クレールで1月29日(金)〜31日(日)までの3日間

東京・池袋の新文芸坐で2月6日(土)オールナイト上映

詳細はリンク先で

映画だけじゃなくて書籍・『ドキュメンタリー作家 王兵』もよろしくお願いします。

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年末のご挨拶

2020-12-25 ポット出版

本年のポット出版の営業は12月28日(月)が最終日となります。
1年間ありがとうございました。

ポット出版(ポット出版プラス)ではこの1年で

3月に土屋 昌明、鈴木 一誌 編著 『ドキュメンタリー作家 王兵』
4月に田亀 源五郎 著 『柔術教師【復刻版】』
を、発行・発売
8月にNPO法人ピープルデザイン研究所 編著 『ピープルデザイン』
発売いたしました。

2021年には
以前ポット出版より『図書館の近代』『図書館という軌跡』を出し、ず・ぼん編集委員の一人でもあった東條文規さん著の『図書館にドン・キホーテがいた頃』(副題:1980〜90年代の図書館少数者運動)を2月に刊行する予定です。

引き続きよろしくお願いいたします。

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『王さまと王さま』重版

2020-12-08 ポット出版

ポット出版の玄関を入ると、最近出版した新刊と重版した本が並んでいます。

そこに重版した『王さまと王さま』も仲間入りしました。

今回で6刷です。

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年末年始の王平情報

2020-12-03 ポット出版

12月、1月の王平監督作品「死霊魂」の公開情報です。

12月

12/ 5(土)、12/12(土) 山口 山口情報芸術センター(YCAM)
12/ 6(日)、12/13(日) 沖縄 桜坂劇場
12/26(土)、12/27(日) 兵庫 元町映画館

1月

1/ 8(金)〜1/10(日) 広島 横川シネマ
1/29(金)、1/30(土)、1/31(日) 岡山 シネマ・クレール

情報元は「死霊魂」のオフィシャルサイトです。

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追悼 春川ナミオ

2020-12-02 ポット出版

2020年4月にお亡くなりになった、イラストレーター春川ナミオさんの追悼展が
12月22日(火)から1月7日(木)まで
銀座のヴァニラ画廊にて開催されます。

会場ではポット出版から刊行している『絵物語 ドミナの園』だけでなく
メモリアルグッズの販売などもあるそうです。

‘20/12/22 〜 1/7春川ナミオ追悼展
Exhibition in memory of Namio HARUKAWA

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カーリル Happy Shop

2020-11-18 ポット出版

『タンタンタンゴはぱぱふたり』
『王さまと王さま』
『くまのトーマスはおんなのこ』
『ランスとロットのさがしもの』
『ふたりのパパとヴィオレット』

特別価格で「カーリル Happy Shop」で委託販売をしてもらうことになりました。
送料無料です。

11月末までの期間限定です

よろしくお願いします。

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大英博物館、続報

2020-11-02 ポット出版

2019年9月6日に「大英博物館デビュー」という記事をアップしましたが、デビューと大袈裟に書いていますが、簡単にいうと、大英博物館の「マンガ展」の図録にポット出版の本が取り上げられた、という内容のものです。

その図録の日本語版が三省堂書より10月に発売となりました。

『マンガ! 大英博物館マンガ展図録』
ニコル・クーリッジ・ルーマニエール(編集)、松葉 涼子(編集)、山川 早霧(翻訳)、飯原 裕美(翻訳)

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