2008-06-27
ゲイバーへの道 6 お通し問題
昨晩はママ修行の二日目。お酒の名前も少しおぼえて、水商売の輪郭がおぼろげにわかってきた。洗い物をしながらお客さんとおしゃべりをするなどという高度な技まで挑戦してしまったわん。「あら、そうなの…」なんて言いながらお皿をキュッキュッ。いっぱしのママになった気分で、うっとりしてしまった。これでなんとか営業の形はつけられそうね。
というはずもなく、問題はお通しである。料理下手の伏見に最初からお通しまで調理する余裕はない。一応、ベストセラー『おつまみ横丁』を買って研究してみるが、水割りを作るのもおぼつかない状態で、料理まで手が回りそうにない。とりあえずはお料理上手の福島会長に手伝ってもらうか、かわきもののみで営業させてもらうことにしよう。濡れものがなかったら、伏見ママの会話と、この放漫なボディでたっぷりと濡れていただくわ。←客引くよ!
それにしてもお客さん、来てくれるかしらん。昨日もメゾのお客さんになぜか「伏見さんの日は敷居が高そう」とか言われてしまったのだけど、ほんと、伏見ママを愛してくれるお客さんなら、ゲイでも、ゲイでなくても、年増でも、変態でも大歓迎。まだ面識のない方も勇気を持って扉を叩いてね(べつに叩かなくて入っていいんだけど)。あんまり閑古鳥が鳴くようなら「海の家」みたいに夏場で終わってしまうことになるから、みんな来て〜〜!!
● Fushimi’s mf オープニングパーティ「二丁目大好き!」
日時:7月2日(水曜日) 20:00〜
料金:三千円(飲み放題、食べ物)
場所:新宿二丁目 メゾフォルテ
http://www.g-token.com/bars/mf/main.html
トークゲスト:中村うさぎさん、エスムラルダさん

エド・はるみが女芸人になるために男断ちをしたように、伏見もゲイバーのママになるにあたって引き換えにしなければいけないものがある。たとえ週一回のママだって、自分にとっていちばん大切だったものとお別れをしなければ、ママ業は上手くいかないはず。
7月から週1日、水曜日だけゲイバーのママ業をすることになりました。
桃井アロムくんは二十代のいまどきゲイ。心もからだもバニラなゲイだけど、消化器系の難しい病気と付き合いながらいっしょうけんめい暮らしている。自分自身は病気のせいで厳しい食事制限をされているのに、ラブラブの彼氏のために料理を必死に作ったりしているあたり、一途な感じで初々しい。
橋爪大三郎氏も竹田青嗣氏同様、次々に本が出版されますね。すごい生産力!
英語で新宿二丁目を紹介する、という不思議な?ガイドブック。日本語訳もついているので、ゲイネタで楽しく英語を学ぼうという人にはもってこいの内容になっている。もちろん新宿二丁目について知りたい人にとっても便利な一冊だ。
先日、ヘーゲルの読解本を出したばかりだというのに、またしても竹田青嗣さんが新刊本を上梓された。今度はフロイト。うーん、勉強が追いつかない! でも今度のもとっても面白そう。
尾辻かな子さんが絵本を翻訳した。とってもかわいいペンギンの物語。雄同士のカップルが子育てをするというもの。こんなファミリーモデルが世間に流通すると、同性愛者の子供たちももう少し生き易くなるかもしれない。
阿佐ヶ谷ロフトで行われた「よりみちパン!セ」シリーズのイベントを観に行った。この前、このサイトで紹介した『失敗の愛国心』の著者・鈴木邦男さんと、『「悪いこと」したらどうなるの?』の藤井誠二さんが出演するという情報を得たからだ。他人のトークイベントなんて滅多なことでは観に行かないのだが、大ファンのお二人に会いたいばかりに、禁断の地、阿佐ヶ谷まで出掛けた。
ユウコ・マツモト先生からまたアン関係のご本をいただきました。今度のはNHK出版ですが、テレビ講座のテキストではなく、アンの故郷をユウコ・マツモト先生の文章と、グラビアでたどるもの。
上野千鶴子氏の帯の推薦文が効いている。「宮廷物語では、だれとだれがどんなセックスをするかは、重大事。それは色恋ではなく権力の物語だからだ。「こんな読み方もできるのか」とぞくぞくする」。装丁も和風でセンスがあって、編集者の意気込みが伝わってくる。本として所持していたいような一冊である。
今度は鈴木邦男かーーーー!?
少年犯罪等々をテーマにした本書は、よりみちパン!セのシリーズのなかでも重要な一冊になるだろう。つかみを武富健治氏の漫画にしているところも本の作りとして上手い! やはりこうした内容の本を読むべき少年少女たちに届くものにしなければ意味がないという点で、これまで類書はなかったのではないかとさえ思えてくる。
作家の松本侑子さんからNHK教育テレビの英会話のテキストをお送りいただいた。「赤毛のアン」の翻訳者でもある彼女が講師を務めるもので、女優の松坂慶子さんも出演する。そのお二人が表紙に並んで写っているのだが、お世辞ではなく、松本さんって美人女優の横に立っていてもまったく遜色のない。どこから見ても美人で、また若い。生まれた年は伏見と同じなのに、まったく劣化していません。むしろキレイになっている。いったい何の薬ってるんだー!と言いたくなるほど(笑)。