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真実・篠田博之の部屋14 | [2000年12月05日] |
真実・篠田博之の部屋14 | 福島次郎著『剣と寒紅』の最高裁判決が出て、文藝春秋側の敗訴が決定しましたね。判決をちゃんと読んでいないのですけど、あれって、著作権法的に見れば、全然難しい裁判ではなくて、最高裁にもつれこむようなもんじゃないでしょ。「作家の内面を知るには、非公開を前提に書かれた手紙や日記もまた重要な研究対象になり、それを公開できないのは文学研究にとって多大な障害となる」なんて意見もありましょうし、著作権法がこのままでいいのかという議論はありましょうけど、現行法で言えば、文春側が勝てる余地って最初からなかったと思いますよ。未発表の私信の公開ですから、引用という解釈が成立するはずがなく、報道とも言い難い。用件のみを書いただけの事務的な手紙なら最初から著作権が発生しておらず、したがって無断で公開したところで著作権侵害にならないということになりますが、あの本に出ていた手紙は、いかにも三島由紀夫らしい表現に満ちていて、どう見たって著作物です。 以前、私は宗教団体からの抗議書を一方的に公開したことがありますが、これも創作性が認められるような内容ではなかったため、『剣と寒紅』のケースとは全く違います(念のため、遠藤誠弁護士に相談の上やりました)。 * 篠田氏が10月16日に出してきた文書ですけど、私が拒否を伝えてから一カ月半になるのに、何ら返事はありません。沢辺さんの提案に対しては、11月20日に、断る旨の回答が沢辺さんの方にありました。このような回答をしてきている以上、交通事故に遭い、病院で意識不明の状態が続いているというわけではないそうです。このまんま何もなかったことにするつもりかもしれませんけど、そういうわけにはまいりません。 10月16日の文書には、本人が冒頭で[用件のみ伝えます]と書いているくらいで、創作性のある文書ではないことは明白ですから、公開したところで著作権上の問題はありません。なんて言ったところで、篠田氏のことですから、あれやこれやとイチャモンをつけてくる可能性がありますけど、既に述べたように、それ以外の点においても、私が公開する正当な理由があると考えます。 と確認しておいて、篠田氏の文書を公開いたします。 沢辺様 以上が全文です。 |
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