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お部屋105/篠田博之の部屋2 [2000年07月05日]
お部屋105
篠田博之の部屋2
 なにしろ長い話なので、どこから始めるといいのか迷うところですが、今現在の事情を説明した上で、過去に溯ることにします。
 「お部屋88/怒り心頭の部屋」を読んでない方はあちらを先にお読みください。
 私はあそこにあったように、これまでやりとりしてきた文章の全文公開を申し入れ、続いて、以下の文章を送りました。

[では、こちらは文書を投稿させていただきます。ルールとしては、同じ号で、これに対する反論を同時掲載すべきではないと思いますので、やるならその次の号でやってください。送っていただいた文書に対しては、HPで公開で反論します。それに対する反論があったら、それもそのままUPしますし、しばらくは私の再反論は出しません。]

 「送っていただいた文章」というのは篠田氏が送ってきた弁明の文章のことです。
 私の投稿は以下の通り。

[「創」に書くことはもうないと思っていたのですが、「魔境の迷路」最終回に、編集長による文章が勝手につけられ、6月号の編集後記では、私のHPの文章を「相当の曲解」とするとあっては、誌面で説明させていただくしかありません。
 編集部との信頼関係は既になくなっていた上に、本年3月号掲載の原稿で、文章が無断で削除されます。私は取材旅行に出ていて、連絡がとれなかったのですが、だからといってやっていいことなのでしょうか。
 その際、連載打ち切りも通告されます。次号からリニューアルすることを誌面で告知した途端にこれです。私は既に原稿ができている2回分は出させて欲しいと申し入れます。
 一カ月後の3月1日、篠田氏から、「新シリーズに入って2回で終了というのも唐突です」とFAXが届き、連載を4、5回延長してはどうかとの提案と、またも文章を無断で直したことが書かれてました。リニューアルのことは昨年から伝えてあり、連載が唐突に終了するのは篠田氏が判断したことです。いまさら何を言っているのでしょう。
 そして、最終回の原稿では、掲載する予定だった写真を無断で外し、自分勝手な弁明の文章を入れる始末です。
 この詳しい経緯、また、それ以前に信頼関係がなくなるに至る過程については、HPをご覧になってください。曲解かどうかおわかりになるでしょう(http://www.pot.co.jp)。]

 もっともっと書きたかったのですが、規定文字数に収めました。自分の非を認められぬ「言い訳男」が、あとになって「文章が長すぎて掲載できなかった」などと言い出さないためです。ここに書いたのは、事実そのままですが、言い訳男は「すべては自分の善意であり、それを理解できない松沢が悪い」と、なおも言い張る可能性がありますが、だとしても、この投稿を掲載する義務が篠田氏にはあります。なにしろ、2号連続文章を勝手に書き換え、写真を外して一方的な言い訳を掲載し、私の文章を「曲解」と決めつけたのですから、その当事者である私の反論を認めないわけにはいくまい。当事者の反論を掲載するのが望ましきメディアの倫理であることを認めない人はいないでしょう。
 まして、マスコミにバッシングをされた人達の意見を積極的に掲載することをポリシーとしているらしき雑誌が、自分が著作物を踏みにじった書き手の意見を掲載しないとあっては、「三田佳子やアーチャリー、林真須美のインタビューを載せるのは、単に売れるという計算でやっているだけじゃねえか。他の雑誌ほど取材力も資金もないため、スキマを狙ってゼニ稼ぎかよ」と思われても仕方がない。実際どれもこれも話題の人でしかないですからね。
 しかし、それでも篠田氏は、この投稿を掲載しませんでした。私が投稿をFAXしたのは5月8日のことですから、締切に間に合わなかったとの言い訳はまるで成立しません。20日過ぎてもまだ掲載できるはずです。しかも、送本がこの号から突然打ち切られます。質の悪い言い訳を次々口にしては自分を追い込む人ですから、これに関しても、「連載が終わったために、送本を打ち切っただけだ」なんて言いそうですけど、今現在、連載していない人達、過去にも連載したこともない複数の人のところには送本されています。また、本多勝一をめぐって私が批判をした「噂の真相」は今でも送本されてきています。「創」と「噂の真相」の度量の違いがよくわかる話でしょう。
 「投稿を載せないわけにはいかない。しかし、読者に本当のことは知られたくない。どうしよう、どうしよう」と悩んだ末に、投稿を捻りつぶし、しかし、それがやってはならないこともよく知っている言い訳男は、「こんなことを松沢が知ったら、困ったことになる。えーい、送本打ち切っちゃえ」ということになったのでしょう。ガキか、てめえ。
 そういうことすっから、いよいよ自分に非があること、如何に臆病者であるかを露呈するだけなのにさ。
            *
 投稿に対してどう篠田氏が対処するか、私はいくつかの可能性を考えてました。
 いくら鈍い篠田氏とは言え、人の著作物を無断で書き換え、写真を外したことの問題はよくわかっているはずで、著作権的に言えば、言い逃れしようのない違法行為ですから、このことが広く知られるのはまずい。そこで、ここまでの自分の発言をすべて撤回し、謝罪するという手があります。これなら、私とて、投稿を掲載する意義をなくしてしまい、いちいち経緯を公にするまでもなく、「たったこんだけのことがわかるのに、どんだけかかるんだ、このバーカ」ということで済ませるかもしれません。ただし、腹立たしさは収まらないかもしれず、誌面での全面謝罪(私が文章チェックをした上で)の掲載を求めるなりなんなりはするでしょう。だとしても、そこまで止まりです。
 しかし、全面謝罪するなんて、まずあり得ないですね。なにしろあの人は自分の非を全面的に認めるなんてことはできない人です。どんだけ「創」という雑誌の編集長という立場に捨てられない権威があると思っているのかわかりませんが、森喜朗と同じくらい自分の非を認められない人と思っていただいていいでしょう。自分の非を認めたくないがために、人の文章を書き換えたり、写真を外すことに、なんらためらうことのない人なのですから。
 続いての可能性。私がクギを刺している以上、私の投稿と同じ号での反論はしにくい。となると、「松沢のHPを読んだが、あれはデタラメな中傷です。篠田編集長負けないでください」といった投稿を自分で書く可能性があります。メンツのためには、そういうことをしかねない人なんですよ、ホントの話。
 もう少し度量があるかもしれず、その時は、ただ投稿を載せて、あとは黙りこくる手があります。投稿を掲載することで最低限の義務をクリアし、あとは誰がなんと言ってこようと無視すれば、人の噂も七十五日です。私自身、集中力はあっても、根気がありませんので、次号で篠田氏が毎度の如くの自分勝手な言い訳をしなければ、「言うこと言ったから、もういいや」となってしまう可能性が大で、それ以上はどうこうしないかもしれません。
 もし私が篠田氏同様に、自分の非を認められず、人に頭を下げることのできない性格だったとしたなら、たぶん、この方法を選択するでしょうし、相当の確率で篠田氏はこれをやってくるだろうと読んでいました。
            *
 甘かった。私の読みを遥かに越えて、篠田氏は臆病で卑怯な人物でありました。臆病で卑怯なだけじゃなく、こちらの思っていた以上に、オツムも弱かったようです。だって、これが広く知られることによって、「創」の信用は地に落ちます。決定的なことをやってしまったのです。
 マスコミの倫理だのと、偉そうなことを言ってきたあの男が、自分に批判が向けられた途端に、反論権など認める必要はないのだと公言したに等しいのですから、「創」の存在意義を自ら否定したことになります。反論権を認めるのは、マスコミ他社に攻撃された人々のみであり、しかも掲載することによって部数が伸びる「話題の反論」だけです。今まで好んで語ってきたメディア批判は「自分が関わらない限り」という条件つきでしかなく、雑誌という商売のための名目として格好つけてきたに過ぎなかったわけです。その前に、自分の立場を守るためには、著者の著作権を尊重する必要さえないことを明らかにしてますしね。これじゃあ、何言われてもしょうがないだろ。
 著作権をふみにじってもいいんだ、批判対象の反論なんて載せる必要はないんだとする雑誌は世の中いくらでもありますから、特別に「創」が非難されるべきとは思わないですよ。「創」も「BUBKA」も姿勢は一緒というだけの話ですから。ただし、ここで当事者としては、「よくあることよ」で済ませられるはずもない。
 今後、出版の倫理なんてことを一言でも言おうものなら、「てめえがまずは倫理を守ってから言ってはどうか」との野次を私は繰り返し繰り返し満身の力を込めて飛ばすことでしょう。どうか皆さんも野次を飛ばしていただきたい。
            *
 また、やりとりの全文を公開させて欲しいとの申し入れも、今に至るまで無視です。全文公開を承諾する代わりに、投稿を誌面では載せず、インターネットで全文公開している旨だけを告知するという方法もあったかもしれません。そこまで読もうとする人は、読者の1パーセントもいないでしょうから、ダメージはさほどなくて済む(それでもなお私が投稿を掲載するよう要求することは何ら問題ありませんけど)
 こちらも私は篠田氏の出方を予測していて、9割以上の確率で、承諾しないとは思ってましたけどね。この点についてはこちらの読み通りでした。あの小心男は、読者のたったの1パーセントであっても、実際に自分が書いたことを知られること自体が怖いのでしょう。そりゃ、根拠もなく、「噂の真相」の岡留編集長について書いていることを当人に知られるだけでもイヤでしょうねえ。ここまで、「松沢がワケのわからないイチャモンをつけている」と思っている人たちもいそうですけど、そんなもんを読まれたら、如何に篠田氏が自分の発言に無責任であるのか、如何にひたすら自己弁護のための言い訳しかできない低劣な輩であるのか、如何に自分を正当化するために他者を貶めることさえ平気であるのか、一目瞭然になってしまいます。
 しかし、「ここまで言い分に違いが生じているのだから、全文を公開して、あとは読者が判断すればいいではないか」という私の提案はいたって合理的であり、「創」編集長としては、これを拒絶する根拠などあるはずがないため、無視以外、方法がなかったのでしょう。
 いずれにしても、投稿を掲載すること、文章を公開することのどちらをも拒絶したのであり、実際に何があったのかを読者に知らしめて判断を委ねるのでなく、ただもう自己保身のための勝手な言い分だけを読者に流したいという最悪の決断をしたわけです。
 いいですか、皆さん、これが「創」という雑誌の本質です。
            *
 徹底的に叩かれ、非難され、蔑視されてしかるべきであり、読者の信用も失って当然のことをやらかしたわけですが、たかが「創」にも拮抗できるだけの力が私にはないじゃないですか。仮に私の書くことを広く人に読ませることができたところで、私自身が関わった問題だけを取り上げたんじゃ、いつもの如く「エロライター、風俗ライターじゃ、こんな扱いされても当然」としか思われない。「黒子の部屋」に書いても、読む人は300人程度ですから、影響力はほとんどありません。エロ雑誌に書いたところで、やっぱり影響力はあまりに少ない。
 篠田氏自身、私の存在を相当気にしているらしきことは伝わってきていて、すべて無視は、森喜朗なみの頭脳で考えた末に出した結論です。つまり、「投稿を掲載しなくても、誰もあんなクズライターの言うことなんて聞きはしない」という判断があったわけで、実際、現状では正しいですからね。「噂の真相」に批判が出ると知ると、素早く編集後記で弁明したあの人も、無力なライターの投稿なら、せせら笑って無視するわけです。こういう人をバカにしくさった態度がまた篠田氏特有です。よくもまあ弱者の味方みたいなツラを恥ずかしげもなくできるもんだぜ。しかし、いつまでもええカッコしいできると思うなよ。

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