あせもができた。。。
2011-06-23 五賀 雅子
昨日はすごく暑かった。
自宅マンションは熱気がこもるので、
家に帰ってから家中の窓を開け、今年初めて扇風機を回した。
そして、夜。
暑かったけど、エアコンは我慢して、
窓も閉め、扇風機は息子に譲って寝た。
朝起きたら、なんと首の前面にあせもが!!!
なんてこった。
早く、もう一台扇風機を買わなければ!
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昨日はすごく暑かった。
自宅マンションは熱気がこもるので、
家に帰ってから家中の窓を開け、今年初めて扇風機を回した。
そして、夜。
暑かったけど、エアコンは我慢して、
窓も閉め、扇風機は息子に譲って寝た。
朝起きたら、なんと首の前面にあせもが!!!
なんてこった。
早く、もう一台扇風機を買わなければ!
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07/07木から始まる東京国際ブックフェア。版元ドットコムの出展は見送ったけど、ボイジャーと本の学校のイベントにでます。
●2011.07.07木 12:00〜確か40分くらい。
場所はボイジャーブース。Ust中継もします(機材提供ポット出版(笑)。
ボイジャーの鎌田純子さんと公開おしゃべり。
電子書籍を広げるために今、何が必要か?みたいな話です。
こっちは無料。
ボイジャーのサイトにはみつからないや。
★追記 あった http://www.voyager.co.jp/news/info_tibf/tibf2011.html
●2011.07.09土 会場 東京ビッグサイト会議棟
第4分科会 14:30~16:00 共催●日本出版学会
電子図書館の現状と出版産業のこれから
コーディネーター●湯浅俊彦(立命館大学)
パネリスト●沢辺均(ポット出版)、金子哲弥(図書館流通センター)
こっちは入場料あり。
詳しくは、http://www.hon-no-gakkou.com/content/gyoukai/tokyo2011/index.html
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●2011.06.04土
バンド練習
●2011.06.05日
朝4:00で千葉大多喜へ。ポットの大多喜ベースへ。
勝浦で朝市、アジ定食、大多喜のしいたけとブルーベリー畑などを見て、寿司屋で昼飯を食って東京へ。
お土産にブルーベリーの木を2本もらい、ポットのベランダ用に。
夕方、富ヶ谷図書館とスタッフミーティング。
●2011.06.06月
空白だ。
●2011.06.07火
夜、神保町の新世界飯店(一人4000円ですんだ)で、
LoYの選考会。図書館の動きをまた別な視点から見ることができた。
大阪に見学にいくことになる。
●2011.06.08水
出版会議。SD会議。歯医者。
ヨルはげんきな図書館の理事会。各館の責任者も合流するようになって、
いい会議になってきたと思うんだけどね。
●2011.06.09木
深沢さんに講師をたのんで、富ヶ谷図書館でコンピュータ・ネットワークの研修。
沢辺が出しゃばりすぎってブーイング。
●2011.06.10金
ポット会議、掃除大会の間、302会議室の内装工事
夕方、小学館の●編集部へ。下請け仕事の打ち合わせ。
●2011.06.11土
人間学アカデミーの武田邦彦さん2回目。
出席200人。ゼロメガの菅原君もきてくれた。
その後、小浜さんと中華屋でイッパイ。
●2011.06.12日
18日のライブ前、最後お練習。なんとかなるのかな?
●2011.06.13月
版元ドットコム組合員会議に提案する新事業のレジュメ、翌日の書誌情報・書評整備利用研究会の準備など。
あ、デジクリの原稿をかいたことに間違えない。
●2011.06.14火
午後、小学館の岩本敏さん、電大出版局の植村八潮さんにインタビュー。
談話室沢辺で電子書籍をどう普及させるか?というテーマ。
ヨルは、書誌情報・書評整備利用研究会。活発な話になったと思う。おしゃべりが何人もいたんでね。
で、カーリル吉本くん、新文化加勢さん、日高と、朝までおしゃべり。
その後の話だけど、NDLが近刊情報センターの配信を、実際に利用するべく動き出した、
SDも書評情報データベース構築に動き出すなどといった
目に見える成果。
●2011.06.15水
出版会議。JPO総会はサボる。
ヨルは版元ドットコム組合員会議。
●2011.06.16木
整体を受ける。午後装丁仕事の打ち合わせ。
ヨル、ボイジャーの鎌田さんがやってきてTIBFでのブースでのおしゃべりの打ち合わせ。
●2011.06.17金
ポット会議。その後掃除大会のときに302号室の内装。ついにドアをはいったところの壁が完成。
●2011.06.18土
ライブ(再開)勝手にしやがれVOL.7。
一応仮会計報告だけ出しておこう。まだ、おもなものだけ。
■売上げ 233,500円
●ミノトール入場料 62×3,000円=186,000円
●二次会割勘 19×2,500円=47,500円
■支出合計 262,800円
●ミノトール2 支払 217,800円
契約50名 50×3,150=157,500円
追加12名 15×3,150=37,800円
リハーサル 4(30分)×500=2,000円
延長 1(30分×9,000円
ギターアンプ+キーボードスタンドリース 2×1,000=2,000円
ドラムセットリース 1×3,000円=3,000円
DVD録画 3(時間)×2,000=6,000円
DVDディスク 1×500=500円
●アイランド二次会 45,000円
お店 19×2,000円
馬場さん準備軽食 7,000円
■収支 ▲29,300円
●2011.06.19日
昼過ぎまでぐっすり。
夕方、富ヶ谷図書館でスタッフミーティング。
●2011.06.20月
近刊予定の「ケインズ一般理論・要約」の本文デザイン、整理などなど。
inDesignで、見出しあとの行ズレをなおすのよけいな時間を取られてしまう。
まだ本当に解決をしてないけどね。
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■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[08]
本の未来はどうなるのか?
沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110614140100.html >
───────────────────────────────────
電子書籍に前向きになろうと考える出版社[08]本の未来はどうなるのか?/沢辺 均
先々週、はじめて休載してしまいました。柴田編集長から怒られました。ゴメンナサイ。
この連載は「電子書籍に前向きになろうと考える出版社」なわけだけど、そもそも、紙の本はなくなるのだろうか?
紙の本が電子書籍に置き換わる方がいいと考えているのか? なぜ、前向きになんだ?
ってことで、今回は本の未来はどうなるのか? について考えをまとめてみます。
●未来なんてわからない
本の未来はどうなるのか? という問いを2011年に問われたら、その質問の意味は、本は電子書籍になるのか? 紙の本は電子書籍に取って代わられるのか? という問いだと考えていいと思う。
もちろん、出版不況で人はどんどん本離れてる、とか、ウエブで情報や知識は足りるんだから本なんんか必要ないんじゃないか、とか、本は残るかもしれないけど出版社は要らないでしょ、インターネットでだれでも発信できるんだから、とかいう質問も考えられるけど、ね。
で、紙の本は残るのか、電子書籍に置き換わるのか?といった未来予想についてボクは「わからない」としか答えられないんだ。
ホントにわからないし、積極的に「わからない」という態度を維持するのがいいとも思っている。
だけど、未来は「わからない」んだけど、でも今起こっていることは全部「正しい」(勝間和代さんの本のタイトルのパクリですけど)とも思っていて、このふたつは両方とも自分にとって大切なポイントなんだ。
たとえば携帯電話。携帯電話は、電話をどこでも持ち歩けて、一人一台なものにしたんだよね。
これは、やっぱり必然なんじゃないだろうか? 言い換えれば正しい。
いくら技術的に、持ち歩ける無線の電話が可能になっても、人がそれを求めなければこれだけ普及したりしない。
一人一台が不必要なら、相変わらず電話は家族(みたいな複数の人間のあつまり)に一台みたいだったんだと思う。
人がそれを求めて、一人一人が持つようになったんだから「正しい」(というややっぱり必然かな?)としか言いようがない。
これに立ち向かって、携帯は家族を解体してしまうので間違っているって「携帯禁止法」をつくろうとしてみても、現実はかえられないでしょ。
立ち向かいたいんだったら、携帯がなくて、多くの人がマネしたくなるような、携帯に替わるモデルを生み出さなきゃ無理だ。
では、本のありようのさまざまなモデルを考える上で、見ておくべき今起こっていることはなんだろう。
●デジタルからはもう戻れない
まずはじめに、情報がモノからはなれてデジタル(0と1でいいんだよね)に置き換わったということ。
次に、その0と1を使ったりコントロールしたりして人間に、デジタルへの置き換えとアナログへの置き戻しをしてくれるコンピュータが発達して、ついにだれもが持てるものにまで費用を下げたこと(パーソナル化、ですね)
そして、0と1という特性を利用して、それを線を使って届けあうインターネットというシステムを生み出したこと
これが僕らの周りに起こっていることだ。
で、これは多くの人に利用されているというカタチで支持されているし、支持されたから多くの人が利用できるほどにその費用を下げることができた。
このデジタルはとっても便利。0と1は、音でも映像でも、もちろん文字でも表現できて、また音そのものに戻すことができるようになった。
おかげで、ボクはiPhoneやiPadやPCで動画を他の人に送り届けることができるし、映画を何本も持ち運べる。
(もちろん、届けられるってことと、届けて欲しがっている人がいるのか?ってのは別の問題です)
馬車の時代に自動車が生み出されたように、絵筆しかない時代に写真が生み出されたように、もうこの便利さからは後戻りできないと思っている。
馬車の最高スピードの何倍ものスピードが出せる自動車は事故を大きなものにし、多くもしたんだろう。
でも、ボクらはそこから後戻りできなかった。どうやって交通事故を減らすか、という方向に進んだし、多分それは間違えていない道だったんだと思う。
文字情報が0と1に置き換えられる便利さからはもう後戻りできないんだと思う。
画面の読み辛さとか、装置の重たさを解消して行く方向で、今ある0と1の良くない点を減らして行くってことが、多分正解なんだと思う。
それから、馬や馬車が完全になくならずに残っているように、紙の本がゼロになってすべてが電子書籍になることもないと思う。
●だから電子書籍に前向き
ならば、できるだけ電子書籍を運転してみて、そのいいところも弱点も早く気がつきたい。
だから、電子書籍に前向きになる出版社でありたいとおもっているのです。
ボク自身は、かなりの紙フェチなんだけどね、今だって電子書籍で読み終えた文字物は1冊だけだし、毎晩読むのは紙の本。
でも、こんな想定すら間違っているかもしれないよね。そんときは、極力素直に、ゴメンナサイと言ってすまそうと思っている。
実は未来問題を語るときにイチバン大切なのは、間違ってたらゴメンナサイというってことなんだって思う
間違ってたらゴメンナサイを封印してしまうと、東電みたいに、どう見ても想定を間違えたにも関わらず、「想定外だった」って言いワケばかりをでっち上げて、ゴマカさなきゃならなくなる。それってつらいでしょ。
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最近ポットでは※がよく炊かれています。
あ、米です。白米です。
一回に6合、7合は当たり前です。
まさに同じ釜の飯を食うなんとやら、です。
白くてつやつや光り、一粒一粒がしっかりと立っている炊きたてのごはん。
あれはなんなんでしょうね。神々しい。
ところで私の母は稲作(をメインとする)農家の長女なのですが、
「米は一生分食べたからもういい」と主張し、パンばかりを食べています。
しかしながら母は基本的には和食を好むので、パンばかり食べる理由の根底には、
パンが好き、というよりは「パンへの憧れが強すぎる」ことがあるのかもしれません。
私が実家に住んでいた頃のいつだったか、
キッチンの上にある滅多に開けない扉を開けると、そこにはあんぱん(つぶあん)が隠してありました。
これは母の、女子高生時代からの何十年にも渡る習性です。
「うちではおやつも握り飯だったのよ。だから外でパンを買ってくると、両親にたいそう叱られてねぇ。
米があるんだから米を食べろってね。だからわたしは親の目を盗みながらパンを食べていたの。
いまだに隠してしまうクセが抜けないのね」
と母は語ります。 米まみれの日常に抑圧されたパンク精神とトラウマを感じるエピソードです。
それにしても農家の人間は強いです。日常が、生活が、決して揺るぎません。止まったら死にます。
ちなみに、そんな母の実家に遊びにいったとき朝食で出される、
おばあちゃんの瓜の浅漬けがめちゃくちゃ美味しいんです。
小さい頃信じていた「米粒を残すと、目がつぶれる」だなんていう迷信を、私はもう信じていません。
すっかり薄汚れてしまいました。
揺るぎない日常の強さを瑞々しく含んだ炊きたてほかほかの白米と、あの瓜の漬け物をもう一度。
願わくば、自分にも農家の血が脈々と流れてあらんことを。
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夏ですね!
いろんな人が薄着になる季節です。
今日は短パン+半袖Tシャツ+サンダル姿で出社したところ、「明治の子どもみたいだね」と好評でした。
薄着は楽でいいのですが、デブがバレのるが困るところです。
今年は年始から「夏までに痩せるぞ!」と決意をしてダイエットを始め、3月までは順調に痩せていっていたのですが、3月の震災後はなんとなく不安さに甘えて食欲に任せるがままにしてしまいました。
結果、会う人会う人に「ムチムチだね」と言われる醜い体になってしまった6月のいま。
2ショット写真を撮ってくれるアイドルの子も、口には出さないけれど「ムチムチだな」と思っているはずです。
これではいかん。
笑顔が曇る。
というわけで、今年の夏に間に合わせるべく、今日からダイエット始めようと思います。
目標、今月−3kg!
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週末、古畑任三郎の「殺人公開放送」という回を見ていたら
なんと『パパの理科実験ショー』で紹介している実験が登場しました。
ドラマでは、自称霊能力者の石黒賢が
水の近くに手を当てるだけで、水流が手に近寄ってくる!
という登場の仕方でした。
『パパの理科実験ショー』では、ストローを使った方法を紹介しています。
ストローをティッシュでこすって、蛇口から流れている水に近づけるだけで
なんと水がストローに近寄ってくるんです。
このほかにも、『パパの理科実験ショー』では
砂糖やペットボトル、コップ、洗剤など
家にあるもので手軽に楽しめる実験を多数紹介しております。
しかもDVDつきだから、実験の進め方がよくわかる!
梅雨で外出がおっくうなときは
ぜひおうちで、実験で遊んでみてください。
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恥ずかしいのですが、昔から爪を噛む癖があります。
余裕があるときは気をつけていられたのですが、
3月までの忙しいシーズンにガリッガリに噛んだため
この春は今までで一番といっても良いくらい爪が酷くなっていました。
4年前にはがしてしまってからまっすぐ伸びなくなっていた親指の爪を筆頭に、
すべての爪が超深爪でささくれバリバリコンディション最悪という酷い状態。
レジのお姉さんに見られるのが恥ずかしくて指を握り込んで隠したり、
電車でつり革につかまるの躊躇したりしていました。
いい加減なんとかしようと一念発起し、4月から深爪矯正をやっている
ネイルサロンに通い出しました。
重さのあるアクリルの厚いつけ爪をつけて地爪をいじらないようにガードして
指に圧を加え続けていると爪のピンクの部分が増えて丈夫になるというもので、
2ヵ月経った今、本当に爪のピンクの部分が伸びて、爪と指の肉がどんどんくっついてきました。
まっすぐ生える事が出来なかった左手の親指さえまっすぐに爪が伸びるように……!
指の腹から爪を見たら、爪と指のくっついてる箇所が見えるだなんて
本当に私の手なのかと疑ってしまいます。
今はもう健康的な爪部分がある程度伸びてきているのでアクリルでの矯正は終わり、
ジェルで爪をいじらないよう保護しつつ、完全に生え変わるのを待っている段階になりました。
あーもーホントやって良かったです。
私の長年の爪コンプレックスはお金とプロの技術によりたった2ヵ月でほとんど解決できました。
(癖をなくすのは私の努力が必要ですが)
こんなに簡単に直るなら、もっと早く調べてみればよかったなあ。
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●2011.05.24火
午前中は、マンションの管理組合理事会。
午後、鈴木一誌さんのぺージネーションマニュアル本のインタビューの最終回。
ヨルは、げんきな図書館関係でちょっと人と会って打ち合わせ。
●2011.05.25水
実は給料日なのだ。
会社の銀行口座が一気に減る日でもある。
夕方歯医者にいく。
ヨルは版元ドットコムの組合員会議。
その前に、ビットウエイから企画提案をしてもらう。
2011.05.26木
出版会議(月一回版)。
整体をうける。
●2011.05.27金
ポット会議。
その後掃除。
SDの決算報告会議。
よるはげんきな図書館の総会。また理事をつづけることになった。
終わって戻って「紫雲の人、渡辺海旭」の突貫作業に入ろうとしたんだけど、原稿がまだ上がっていないので、
やることがなかった。
決戦は日曜、と那須ブチョウ命令。
●2011.05.28土
人間学アカデミー、武田邦彦さんの「原発を語る」
ふーむフームなるほど。
ヨルはベラミナイト。
SD新入社員の古井も参加。ドキドキしてた、らしい(笑)。
新ネタ、横浜honky tonk bluse/海と男と女のブルース(南正人)/Knockin’ On Heaven’s Door
を、一応仕込んで行ったんだけど、、、、。
●2011.05.29日
「紫雲の人、渡辺海旭」突貫作業隊なのだが、
社長席を移動したり、、、、こまったもんだ。
●2011.05.30月
節電にともなう休館日増/開館時間繰り上げの、委託料削減協議で渋谷の中央図書館長と相談。
そして、「紫雲の人、渡辺海旭」突貫作業隊。
付き物(カバー/オビ/表紙など)を入稿。引き続き明け方まで。
●2011.05.31火
はじめてデジクリの原稿を「休載」。午後富ヶ谷図書館→大和田図書館へ。人事の話。
「紫雲の人、渡辺海旭」突貫作業隊。だけど午前1時半にはアガる。
2011.06.01水
定例の出版会議は中止。
歯医者に行く。
ビットウエイがやってきた。
ず・ぼんの月例編集会議。那須は「紫雲の人、渡辺海旭」突貫作業隊で欠席。
最後の追い込みで、明け方まで。
●2011.06.02木
「紫雲の人、渡辺海旭」突貫作業隊はほぼ解散。本文も明け方には入稿できたので。
12時まて寝てしまって、午後は整体。
ヨルは石川くんとインタビュー。終わってから近所の飲み屋で。
●2011.06.03金
ポット会議。
午後、JPOの近刊情報センター会議。
ヨル、SDの雑談会。
その間に、請求書を書いたり、細々した雑用。
山形浩生さんの本の準備で、依頼したり、いろいろ。
あしたは、バンドの練習。いよいよ6/18(土)がライブなもんでね。
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ポットは人間学アカデミーという公開講座の事務局をしています。
主宰はポットの本でもおなじみ、批評家の小浜逸郎さん。
1年を1期として、1期につき5名の講師を呼び、5講座+シンポジウムを開いています。
現在開催中の講義はテレビでもおなじみ武田邦彦先生による「武田邦彦、原発を語る」。
時節柄たくさんの申し込みを受け、お申し込みいただいたにも関わらず、
受講をお断りしなければならない人が出るほどの人気ぶりでした。
おかげさまで、5月の半ばからにわかに忙しくなり、
一回目の講義が終わりましたが、課題もありまだまだ頑張らねばなりません。
武田先生の講義の後にもシンポジウムがありますので、よろしければぜひ。
シンポジウム「日本人はなぜ逆境に強いのか」
【パネリスト】
★竹田恒泰(慶応義塾大学大学院講師・法学)
★呉 善花(拓殖大学教授・国際学)
★佐伯啓思(京都大学大学院教授・経済学)
★小浜逸郎(批評家)
●日程 2011年07月16日(土)14:00〜18:00
●会場 PHP研究所・東京本部2Fホール
●講義料金 3,000円
※詳細、お申し込みはリンク先をご覧ください。
そして人間学のバタバタが少し落ち着き始めたのと入れ替わるように、
今度は新刊『紫雲の人、渡辺海旭』という大著の入稿が……。
私もすこしばかり手伝いましたが、大著だけに苦労しました。
明治〜昭和にかけて活躍した仏教僧・渡辺海旭の
伝記的小説というか小説的伝記です。
「カルピス」の名付け親だったり、武田泰淳の伯父さんだったり、
こんな人がいたんだと、と面白く読み進めました。
登場人物が名の知られるそうそうたるメンバー。
渡辺海旭のように、まだまだ知られざる日本の傑物はいるんだと思いました。
分厚い本になりそうですが、読みやすく面白い内容です。
ご興味があればぜひ。
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阪神が勝てません。ここ数年は随所に勝負弱さを発揮するものの割と常に上位にくいこんでいましたが、今年は5月時点で最下位争いです。おもしろくありませんが、若干懐かしい感じです。
連休の後からなにやらばたばたしています。連休のときは混んでそうだから普通の週末のほうがいいかなあと思って後回しにしていたレンブラント、今度は会期末が迫って込み合わないか心配です。というか会期中に見に行けるか不安です。
しばらく家に積んであったピンチョン『逆光』をちょっと読み始めました。この前に『メイソン&ディクソン』を読んだときはだんだん前後が忘れてしまったりしてわからなくなってきたりしたので、読みながら登場人物やあらすじをメモしながら読もうとしているのですが、メモが追っ付かず面倒になってきてなかなか読みすすみません。
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家庭の事情があり、子連れ出勤Weekです。
来てます!
サク(咲)でーす。
鉄に吠えられるとビビリションをしまくってまーす。
ひんしゅくでーす。
なかなか名前を自分の名前を覚えられなかったんですが、
ポットのみんなが「サク、サク、サーク」と呼んでくれるので
「もしかしてサクってあたし?」とうすうす気づき始めたようです。
ポットの新刊、入稿前でテンパってきています。
500ページの大著です。
明治〜大正を生きた仏教界の大物「渡辺海旭」の物語。
著者は「民主党政権への伏流」の前田和男さん。
6月後半には書店に並ぶ予定です。
明日は、小浜逸郎さん主催の「人間学アカデミー」講座。
武田邦彦、原発を語る(環境問題を根底から科学する)
です。楽しみ。
今回は武田さんと「原発」なので、あっという間に定員がいっぱいになり。
7月16日(土)のシンポジウム「日本人はなぜ逆境に強いのか」
(小浜逸郎氏、竹田恒泰氏、呉 善花氏、佐伯啓思氏による)
は、まだ席のあきが少しあるようです。
ご興味があれば、ぜひお申し込みを。
申込フォームはこちらです→http://www.ningengaku.net/moushikomi
最初は3月15日(火曜)に予定したのだけど、震災直後で、いろいろあって延期。
ようやっと再開の日程を決めた。
■以下、前回参加表明してくれた人に今回おくったメールです──────────
3月の震災で流したのですが、ようやっと「自粛」から脱出(笑)して再開します。
2011年6月14日(火) 18時30分〜
ポット出版会議室
です。
●参加表明は、Googleフォーム、もしくは沢辺宛メールでお願いします
まで、よろしく。
沢辺
■以下、呼びかけ──────────
書誌情報もずいぶんパーツができています。整備が進んで来ています。
・NDL ジャパンマーク
NDL新着図書情報
・JPO(日本出版インフラセンター)
商品基本情報
近刊情報 http://www.kinkan.info/
・NII などなど
書評自体は、あちらこちらに散在していますが、それをトータルに利用するためには、所在情報お整備が必要だと思います。
版元ドットコムでは主要新聞日曜書評掲載情報のメールマガジン
http://www.hanmoto.com/mihon_shohyou.html
を発行していますが、僕は、この書評情報を、地方紙/雑誌にも拡大し、入力を全国の図書館員の相互協力でつくれないかと考えています。
これらのパーツの状況を共有して、その利用のアイデアを出し合い、それぞれの持ち場で実現の努力をするための研究会をやってみませんか?
●第一回目を下記のとおり開催します。
──────────
2011年6月14日(火) 18時30分〜
ポット出版会議室
主な議題
・書誌情報と、書評情報のネットワーク上のありようの共有
・それらを活用した利用のアイデア
一応、半年くらいをメドに、月一回の研究会を開こうとおもっていますが、今後のことは、第一回目で議論したいと思います。呼びかけ、連絡などの事務局は沢辺、もしくはポットのメンバーでやります。
●参加表明は、Googleフォーム、もしくは沢辺宛メールでお願いします
●3月に参加表明してくれた方です、この方々にこのメールを送っています。
(略)
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テープ起こしの面倒くさいところは、
・再生/停止のくり返し
・巻き戻し、早送りのくり返し
(「あれ、さっきなんて言ったんだろ(特に固有名詞)」「巻き戻しすぎた、ここもう起こしたし」)
です。
2002年、私がエロ本編集部に入ったとき、
インタビューと言えば「テレコ」(テープレコーダ)が必需品でした。
電池と120分テープを持って取材に行きました。
取材を終え、編集部に戻り、テレコにイヤホンを差し、テープを起こしていきます。
このとき、手の役割は
・テキストの入力
・テレコの再生動作(再生、停止/巻き戻し/早送り)
を果たしていたわけです。
テレコの再生動作のたびにキーボードから手を離し、キュルキュルやったりしていました。
女王様の巧みすぎる言葉責めとかね!!!
現在、ポット出版でインタビューを行なう際は、
ICレコーダを使用しています。
MP3音声データをiTunesで再生/停止/巻き戻し/早送りします。
そのうえで、スタジオ・ポットSDのひだかさんが作った
「iTunesでテープ起こしセット0.2」を使用しています。
これは、「再生、停止/巻き戻し/早送り」を
キーボードの特定のキーに割り当てるセットです。
要は、再生機(iTunes)とテキストエディタを行き来することなく、
キーボード上ですべての動作を行なうことができます。
このとき、手の役割は
・キーボード操作(テキスト入力/音声の再生動作)
を果たしています。
で、この前テープ起こしに導入したのがフットペダルです。
このみっつのペダルに「再生、停止/巻き戻し/早送り」を割り当てます。
慣れも必要だと思いますが、こいつのおかげで
手→テキスト入力
足→「再生、停止/巻き戻し/早送り」
と手の役割をテキスト入力のみ、にできます。これはとても快適です。
・巻き戻し→左足を踏む
・再生/停止→右足を踏む
(早送りはあんまり使いません)
あくまで感覚ですが、1.1〜2倍速くらいで起こせている気が……。
amazonで購入しました。
お値段は1,980円ですって。奥さん!!!!
【追記】
ひだかさんより「VLCの方がいいのではないか」とアドバイスあり。
「VLC Media Player 1.0.5 日本語化 第1版」←コレか? ちょっとためしてまた報告しまんこ。
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●2011.05.11水
週一の出版会議。
最近だした単行本のタイトル別の「投下労働時間」をみんなで見て、ちょっと愕然。
こんなに労働時間をかけてしまっている。売上げ問題なども議論。
夜はNPOげんきな図書館の理事会。各館の責任者もほぼ集合。
責任者もふくめた議論は有効だな。
●2011.05.12木
整体(均整という)を午後受ける。連休中は中止なので、久々。
よるは、電子書籍からみの情報交換などなどの会議。例のことがちゃくちゃくと進んでいるようだ。
●2011.05.13金
午前中、ポット会議。
午後はJPO近刊情報センター会議。
16時にボイジャーさん来訪。ボイジャーの取組みを教えてもらう。
●2011.05.14土
久しぶりにバンドの練習でスタジオへ。
(LIVE勝手にしやがれの、feacebookのファンページみてちょ)
06/18土に「再開」することにした年に一度のライブのために練習。
ギターリーダーの青ちゃんが欠席なので、ギターパートの音がうすい。オレが下手だからだけどね。
そのあと、ゴスペル教室の発表会。バンド仲間のおばさん2名が通ってるんで、見に行く。
富田の「アガリっぷり」がおもしろい。
●2011.05.15日
休日。
●2011.05.16月
公式行事なし。一日事務所であれやこれや。
この日誌は、スケジュール手帖を見て書いているもんで、
なんだかオレの日常は会議とか打ち合わせばっかに見えるかもしれないけど、
そうした会議なんかは日常の30%くらい。
ほかは、スタッフへの説教(教育と言いたいけどね)、会議で決めたことのための連絡や作業なんか、なんだな。
遅い夕飯を食って、23時ころ事務所に戻って、「ず・ぼん17-3」の日本図書館協会の東北ボランティア報告の
デザインやら原稿チェック。そして、デジクリ原稿「デジクリ連載07 ■アップルのアプリ内課金必須は良かったかな?」を書いたり。
●2011.05.17火
公式行事なし。
●2011.05.18水
午前中は出版会議。
夜は「ず・ぼん」の編集会議。
●2011.05.19木
整体(均整)。
●2011.05.20金
午前中ポット会議。その後、みんなで掃除大会。
那須が大田にトイレ掃除のやり方を教えていたので、オレも学ばせてもらおうと聞いてみた。
他に、ガスストーブをハズして、拭いて、ビニール袋をかけて収納、など。
夜は塩井の個展の初日なので、オープニングパーティに行く。
と、スタッフの小久保が赤ん坊=ハルを、はじめてポットにつれてきた。
1月に生んで、今育児休業中。なかなか愛嬌のある子どもだったぞ。小久保と赤ん坊と佐藤と那須と歩いて、
HBギャラリーへ。
塩井の料理のうまい彼女とはじめて挨拶。小久保のダンナにも。
三好史絵、松岡めぶきさんと十年単位の久々。
●2011.05.21土
事務所で雑用をかたしたりしてから、渋谷の「喫茶スマイル」にマロンパーティ。
山田広野(活弁)監督の新作 13分も上映。
制作はポットの会長=飯島洋一。高橋・大田が出演し、ロケはポットの会議室。
物語は「トッポ出版」の雑誌オーディションの話。
高橋がよかったぞ、表情。
●2011.05.22日
午後から小浜逸郎さん主宰の「黄昏シネ倶楽部」がポットの会議室。
本の整理やら、事務所で雑用やら原稿書きやら。
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今日の最高気温は26℃(東京)。もう立派な夏です。
新緑と一緒に、ぜい肉も顔をのぞかせる季節です。
ポットに入社してから早5カ月が経とうとしていますが、
順調に体重が増えています。こんなはずじゃなかった。
先日も、佐藤さんの誕生日ケーキをおいしくいただきました。
自分で頼んだケーキはいつもよりもおいしく感じました。
普段の主食はカップラーメン。たまにカレー。
ちょっと前に近所のパン屋さんにはまり、
1週間ずっと甘いパンをお昼に食べ続けました。
あれ、何でやせると思っていたんだろう。
初めての自転車通勤だからかな。片道15分だけど。
こんなはずじゃなかったんです。いろいろと。
最近、心のなかでこのセリフを呟くことが多すぎます。
イメージ通りに事が進まない理由を自分なりに分析してみたんですが、
どうも、深く考えずに行動に移すという、
行きあたりばったりな性格が元凶な気がしてきました。
これからは、思慮深く、入念に準備をし
もちろん何重ものチェックを欠かさず、
そして自分の考えをしっかり持った人になりたいと思います。
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グーグルアラートで知った、5月31日発売予定の本を、まんまとアマゾンで予約してしまった。
『編集者=小川哲生の本 わたしはこんな本を作ってきた』
小川 哲生:著, 村瀬 学:編, 吉本 隆明:帯, 菊地 信義:装丁
発行:言視舎
A5判 並製 定価:2,000円+税
これから出す本の事前情報を(ネット)書店や、取次という問屋、ひいては読者に提供して、発売前から予約をとってもらったり、選書に役立ててもらおうという取組みをしている。
日本出版インフラセンター(JPO)の近刊情報センターだ。その仕掛けに、バッチリ捕まってしまったわけだ(笑)。
グーグルアラートに、いくつもキーワードを登録している。興味のある書き手の名前だったり、テーマだったり。
テーマは、「ベーシックインカム」とかで、なんか本にしたいな、ってテーマが多い。
もちろん「電子書籍」なんても入れていて、なんとなく状況を追っておきたいみたいなキーワードが多い。
で、今回は、「小浜逸郎」というキーワードに、この本が比っかっかって来た。小浜さんは、ポット出版からも本を出させてもらっているし、一緒に人間学アカデミーなどという講座もやっている。
『編集者=小川哲生の本 わたしはこんな本を作ってきた』の著者=小川さんには僕も面識があるし、ある種の「怪物」的なところのある編集者だと思う。話もおもしろい。
小川さんは、本を作ったらかならず本屋に並ぶ前に寄贈の発送をすますそうだ。
でも、周りの編集者でぐずぐずしてるのが多く「そんなバカもの!」と切って捨てる。
寄贈したのに、その人はすでに買ってくれちゃったりしたら悪いだろう、というのが即発送する理由。なかなかスジが通っていると思ってしまうのだ。
そんな小川さんが、自分で編集した本について語っている本だというので、購入意欲が、、。
グーグルアラートのリンク先は、版元ドットコムの本の紹介ページだった。
ところが、発売は2011年5月31日。つまり「これから出す本」なのだ。
版元ドットコムにはまだ予約機能がない。版元ドットコム→近刊情報センター→アマゾン予約、という流れができたことを知っていたので、版元ドットコム紹介ページの「他のオンライン書店で予約購入」のアマゾンをクリックした。
▼版元ドットコムの「他のオンライン書店で予約購入」の記載
────────────────────
他のオンライン書店で予約購入※リンク先の書店では、お取り扱いしていない場合があります。あらかじめご了承ください
ブックサービス| アマゾン|boople.com|紀伊國屋BookWeb|ビーケーワン|セブンネットショッピング|e-hon|楽天ブックス|文教堂Jbooks|ライブドアブックス|本やタウン|Yahoo!ブックス|ツタヤオンライン|ファミマ・ドット・コム:ブック|ジュンク堂ネットストアHON
────────────────────
ははは、すでに予約開始している。そのまま、ボタンを押してしまった。
ちなみに、他も片っ端から押してみたのだけど、予約しているところは見つからなかった。
オレとポット(業務用)の本の注文購入は、直線50メートルにある本屋=J STYLE BOOKに、メールで注文することにしている。通常ブックライナーで発注してくれるのだが、お金がもったいないので(ってJ STYLE BOOKが負担するんですけどね)特に「急ぎ」でなければ、ポットからの注文は普通の取次経由の注文にしてもらっている。
だから、今度もJ STYLE BOOKに注文しても良かったのだけど、なんか予約だと急にアマゾンが魅力的に見えてしまって、ボタンを押してしまった。
最近取組んできた近刊情報センターが、こうして現実的に意味をもつんだな、と思った次第、だった、ぞ。
と、ここまで書いて、近刊場センターの「近刊情報発信出版社(出版社/各種支援団体)一覧」をみたけど、言視舎の名前がない。もしかしたら、アマゾンのベンダーセントラルとか、e託とか経由で情報を送ったのかな?
ウーム、ワカラン。
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きのう5/16は、わたくし佐藤の誕生日でした。
例によって、社長のがポケットマネーでケーキをふるまってくれた。
社長は金は出すが、オーダーは社員。
今回、初めてスズキが担当した。
サクランボのタルトと、ホワイトストロベリーのタルト。
おいしかったけど、これが高いのなんのって。
ふたつで24,990円でっせ、奥さん!
どうよ、スズキの思いっきりの良さ。
いくら社長が「金に糸目はつけない」と言ったとはいえ、なかなか買えませんよ。
ゴージャスでおしゃれで魅力的な佐藤さまのお誕生日だから、それに見合うものにしたんだろうな。
初めて、ホワイトストロベリーなるものを食べたけど
白いがゆえに、種のつぶつぶが目立って気持ち悪い。
品種改良している人の今の課題は、種をいかに目立たなくさせるかにあると、見た。
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■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[07]
アップルのアプリ内課金必須は良かったかな?
沢辺 均
< http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20110517140200.html >
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●アプリ内課金必須化はアップルの「独占」を頓挫させるか?
アップルは、電子書籍を販売する場合には、マージンを30%ヨコセと言い出した。このことは一見、電子書籍販売の独占を進めるように思えるかもしれないが、僕は、むしろ(期待も込めて)アップルの影響力のヨワーい電子書籍市場をつくるかもしれないと思っている。そしてそれは望ましいことだと思える。
・長期的に電子書籍は増えて行くと考える
・どう考えても、iPadが、電子書籍端末として100%に近いシェアを独占することはできない
・アンドロイド系の端末、PCを端末とするなどということがあり得る以上、販売総数がふえるのだから、どの出版社も電子書籍は複数の端末に対応した販売をすることを選ぶことになる
・すると、30%ものマージンが必須になるアップルストアには、出版社は後ろ向きになる
──という理由からだ。
もちろん、電子書籍市場はこれまでの出版社とは別の主体があらわれると考えている人なら「別に出版社がつくんなくていいじゃん」なわけだから、これらに異論はあるだろう。
電子書籍市場の主役はだれか? という議論はまた別な大きなテーマなので、それはひとまず横においとく、けどね。
●アプリ内課金必須になって電子書籍書店の取り分は激減
ほとんどのデジタルクリエイターのみなさんは、もうご存知だろう。そもそもこの問題は、ソニーが「ソニーリーダー」のAPPストアでの公開が認められなかったことから生じた。
「ソニーリーダー」は、直接ソニーサイトで電子書籍のダウンロードと、決済をする仕組みのアプリだったようだ。iTunesの課金システムを通さないことが問題とされた。つまり、ソニーサイトで売ってもいいけど、その場合は30%のマージンを寄越せということだ。
ポット出版は、2010年1月の新刊から、紙の本と.book形式の電子書籍を基本的に同時に発売して始めた。ボイジャーの理想書店で販売している。このボイジャーも、「一応」アップルの軍門にくだって、30%をアップルに支払う方法「も」残すそうだ。こうしないと、ビュワーアプリのバージョンアップもできないようなのだ。
アプリ内課金をする仕組みかそうでないかは、いま公開されているアプリを見直すのではなく(つまり既得権は尊重する=一度認めてしまったアプリは削除したりはしない)、新規公開やバージョンアップという、今後審査する際にチェックしていくらしい。
ボイジャーはこれまで通り、ポット出版に売上げの60%を支払い続けてくれる。ということはボイジャーの取り分は1/4になってしまうことになるのだ。
紙の本のマージンは大雑把に言えば、書店の取り分が20%強、取次の取り分が10%前後、出版社の取り分が70%弱、あたり。電子書籍と違って、全国の書店まで紙の本という物体を送品したり、返品したりの輸送料がこのなかでまかなわれている。
これに対して、電子書籍の出版社の取り分は60%で、すでに10%低い。では、電子書籍の書店が10%程度でサーバー運営、決済手数料(カード決済だと4〜7%の手数料がかかる)をまかないきれるだろうか? 到底無理だと言わざるえない。
このことは、アップルのiBookストア以外の、iPadを対象にした電子書籍書店の出店はほぼ絶望的になることを意味していないか?
●日本の出版社はアップルを向かなくなるんじゃないか
電子書籍の普及に必要なのは、まず第一に(もちろんできるだけ早く)大量の電子書籍を、市場にならべることだと思う。と同時に、さまざまな電子書籍書店が、いろいろサービスを付加したりして競い合うことが大切だろう。読者に望まれる電子書籍サービスは、まだまだ開発の途中。
たとえば、僕は、自分が本棚に入れてある本が電子書籍でも発売されて、すでに買っているのだから低料金で電子書籍を買えるってことになるのなら、買い直して紙の本を捨ててしまいたいと、思っている。あるいは、自分の電子書籍が、すべてひとつところに集められて検索できればいいのにな、などとも考えている。
でも、こうしたサービスのありようは、僕自身も含めて本当に利用するのか、必要なのかはわかっていない。
僕のiPhoneには、ダウンロードしたり買ったりしたアプリがイッパイあるけど、すでにまったく使ってないアプリもイッパイあるワケで、欲しがったけど結局使わないなどというのはよくあることだ。だから、さまざまなサービスが、さまざまな人に利用され、残るサービス/消えるサービスにこれから分かれて行くんだと思う。
APPストアだって、山ほどのアプリがあって、それらが競いあうから、これほど人気があるんじゃないだろうか?
今回のアプリ内課金を必須にするってアップルの考え、少なくとも電子書籍書店同士の競いあいをなくして、参加できる条件をアップル独り占めにするってことだ。
これって、逆説的に言えば、電子書籍端末としてのiPadを「あれってヤバいよね」と思わせることになって、結果としてアップルの独占に大きく歯止めをかけることになるんじゃないか? って思う。
電子書籍書店の出店意欲が下がる、アップルに販売を頼んでも、どんな理不尽な条件を言ってくるのかわかったもんじゃないと考える出版社が増えるようになるんじゃないか?
ましてや、アップルはストアで著作権違反ものの「電子書籍」の販売はするわ、出版社が取り下げを依頼してもノラリクラリしてるわ、なんだから。
◇『eBookジャーナル』5月23日発行に対談記事が乗ります。植村八潮さん(東京電機大学出版局)との対談で、電子書籍市場が広がるためにはなにが必要かなどを議論。今回の記事とも関連した話をしています。ぜひ購入を(笑)。
< http://book.mycom.co.jp/user/teiki/eb_cp1010.shtml >
【沢辺 均/ポット出版代表】twittreは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)
ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。
NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。
おやじバンドでギター(年とってから始めた)。
日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。
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今日、iPhoneで10冊目の電子書籍を買った。
朝日新聞のヒト欄に載っていた、窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」。
普段は、新聞の広告で読みたい本を見つけると、
iPhoneメモの欲しい本リストにメモするのだけど、
メモするだけで忘れることが多々あって、
今日は電子書籍が出てるかどうか見てみよう!とすぐに検索。
そしたら、「honto」サイトでiPhone用のデータも販売していたので、
すぐに購入手続きをしてダウンロードした。
欲しい本を発見してから、手に入れるまで、ものの3分ほど?
便利な世の中になったもんだ。
でも、値段がねぇ〜。
単行本で1470円のところ、電子書籍だと1176円。
いつもなら、千円越えの電子書籍には手を出さないのだけど、
賞を取った作品ということで、買って損はないだろうと、
エイヤッと購入のボタンを押してしまった。
まだまだ混沌としている日本の電子書籍市場。
買って失敗…、も覚悟しながらいろんなサイトを試して行くしか
ないのでしょうか?
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