2011-05-19
近刊情報の意味──アマゾンで予約してしまった話
グーグルアラートで知った、5月31日発売予定の本を、まんまとアマゾンで予約してしまった。
『編集者=小川哲生の本 わたしはこんな本を作ってきた』
小川 哲生:著, 村瀬 学:編, 吉本 隆明:帯, 菊地 信義:装丁
発行:言視舎
A5判 並製 定価:2,000円+税
これから出す本の事前情報を(ネット)書店や、取次という問屋、ひいては読者に提供して、発売前から予約をとってもらったり、選書に役立ててもらおうという取組みをしている。
日本出版インフラセンター(JPO)の近刊情報センターだ。その仕掛けに、バッチリ捕まってしまったわけだ(笑)。
グーグルアラートに、いくつもキーワードを登録している。興味のある書き手の名前だったり、テーマだったり。
テーマは、「ベーシックインカム」とかで、なんか本にしたいな、ってテーマが多い。
もちろん「電子書籍」なんても入れていて、なんとなく状況を追っておきたいみたいなキーワードが多い。
で、今回は、「小浜逸郎」というキーワードに、この本が比っかっかって来た。小浜さんは、ポット出版からも本を出させてもらっているし、一緒に人間学アカデミーなどという講座もやっている。
『編集者=小川哲生の本 わたしはこんな本を作ってきた』の著者=小川さんには僕も面識があるし、ある種の「怪物」的なところのある編集者だと思う。話もおもしろい。
小川さんは、本を作ったらかならず本屋に並ぶ前に寄贈の発送をすますそうだ。
でも、周りの編集者でぐずぐずしてるのが多く「そんなバカもの!」と切って捨てる。
寄贈したのに、その人はすでに買ってくれちゃったりしたら悪いだろう、というのが即発送する理由。なかなかスジが通っていると思ってしまうのだ。
そんな小川さんが、自分で編集した本について語っている本だというので、購入意欲が、、。
グーグルアラートのリンク先は、版元ドットコムの本の紹介ページだった。
ところが、発売は2011年5月31日。つまり「これから出す本」なのだ。
版元ドットコムにはまだ予約機能がない。版元ドットコム→近刊情報センター→アマゾン予約、という流れができたことを知っていたので、版元ドットコム紹介ページの「他のオンライン書店で予約購入」のアマゾンをクリックした。
▼版元ドットコムの「他のオンライン書店で予約購入」の記載
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他のオンライン書店で予約購入※リンク先の書店では、お取り扱いしていない場合があります。あらかじめご了承ください
ブックサービス| アマゾン|boople.com|紀伊國屋BookWeb|ビーケーワン|セブンネットショッピング|e-hon|楽天ブックス|文教堂Jbooks|ライブドアブックス|本やタウン|Yahoo!ブックス|ツタヤオンライン|ファミマ・ドット・コム:ブック|ジュンク堂ネットストアHON
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ははは、すでに予約開始している。そのまま、ボタンを押してしまった。
ちなみに、他も片っ端から押してみたのだけど、予約しているところは見つからなかった。
オレとポット(業務用)の本の注文購入は、直線50メートルにある本屋=J STYLE BOOKに、メールで注文することにしている。通常ブックライナーで発注してくれるのだが、お金がもったいないので(ってJ STYLE BOOKが負担するんですけどね)特に「急ぎ」でなければ、ポットからの注文は普通の取次経由の注文にしてもらっている。
だから、今度もJ STYLE BOOKに注文しても良かったのだけど、なんか予約だと急にアマゾンが魅力的に見えてしまって、ボタンを押してしまった。
最近取組んできた近刊情報センターが、こうして現実的に意味をもつんだな、と思った次第、だった、ぞ。
と、ここまで書いて、近刊場センターの「近刊情報発信出版社(出版社/各種支援団体)一覧」をみたけど、言視舎の名前がない。もしかしたら、アマゾンのベンダーセントラルとか、e託とか経由で情報を送ったのかな?
ウーム、ワカラン。