2004-04-29
読者からのメールです
Nさんという、読者の方からメールをいただきました。
ありがとうございます。すでに甲田療法をしていらっしゃる方です。ぜひ皆さんにご紹介したいと思います。
・・・
私も甲田先生の療法をさせている者です。
*お便りありがとうございます!
甲田先生の療法を明るく楽しく分かりやすく、日記にされていますので、何時も、青木様の断食日記を楽しく読ませて頂いています。
*まぁ、そうですか? いつも読んでくださり、どうもありがとうございます。
青木様はコーガン・シンドロームのため、難聴になられていますが、お具合は如何ですか、本療法で改善されておられるようですが、私も難聴と耳鳴りに悩まされています。
*おかげさまで、今回のすまし汁断食により、多少聞こえが良いように思います。ただし、甲田先生は、しっかり治ってから聴覚検査を受けた方がいいとおっしゃいます。微妙な数値なので、あまり数字的に上がっていなかった場合、私が精神的ショックを受けるといけないからです。そこまで先生は考えてくださっているのです。
第5回●耳が聴こえた!を読ませて頂きましたが、今まで、現在医学のお医者様に難聴治療について質問すると、「現在医学では不可能です。」先進的なお医者様で「ES細胞で内耳を再生できれば可能です。」等々の回答をいただきます。
*そうですね。私も、全く聞こえなくなるか、あるいは現状維持というお答えを、現代病院でいただきました。すごくショックでした。
貴女の耳が聞こえたを読ませて頂き早速甲田先生に青木様の日記を読み私も断食をしてみたいと、お願いしました。難聴には断食が一番ええと、寒天断食をするようにとご指導を賜りました。実際してみますと、自宅でするのは割と難しいものです。1日でもしんどかったです。
*寒天断食ですか! 私はまだ行ったことがありません。でも、一度試してみたいと思っています。ベルリンで「楽しみとして」トライしてみようと思います。寒天は大好きなので。
周りの雑音と自分に意志の弱さが露呈しました。
*いえ、みんな同じですよ。とても大変です。
現在、玄米1合、豆腐半丁、白身の魚150g、ごまペースト10g、昆布の粉末とごまを少々を昼と夕、青汁、エビオス、スピルリナを朝と夕に食しています。このメニューならばなとても美味しく楽しく継続できるのに、断食はしんどいです。
*入院していると、逆なんですね。意外と断食の方が覚悟ができてしまうせいか、そして甲田先生に守っていただいているという気持ちがあるからか、とてもスムーズに進められました。でも、私のメニューよりずっと沢山ですねぇ。羨ましいです!!
念願の難聴が良くなると分かっているのになかなか出来ません。自分が情けなくなります。しかし、諦めた訳ではありません。いつか、青木様のように断食が出来るように、摂生したいと思います。
*私も、たっくさん紆余曲折があって、ここまできました!
そして、今もいろいろあります。でも、前向きに進みますね!
一緒に頑張りましょう!! 応援しております。
青木様の快復を願っております。
*ありがとうございます!! 私も、Nさんの耳の聞こえが良くなることを、お祈りしています。必ず治ると信じています。
甲田先生のお言葉を信じ、この療法を信じて頑張ります!!
一緒に治りましょう!! (でも、無理をしたり、ご自分を追い詰めたりしないでくださいね。わからないことがあったら、やはり甲田先生に診察していただくのが良いですし、悩んだ時は、先生に相談されたらいいと思います。先生は、いつでもちゃんと受け止めてくださいますから。)

朝、すっきりした気分で目覚めました。昨日の夕飯は、5分粥が少し多いようにも思え、自分でもびっくりしました。
さて、その後恒例のお掃除。患者全員で院内のお掃除です。
最初に、日記が1日抜けていましたので、日高さんに更新していただきました。申し訳ありませんでした。
「うん、いいお腹です、これなら大丈夫。今日も3分でいきましょう!」
「先生、すまし汁の方が、3分粥よりパワーがあると思ったのですが、そうではなかった、ということですか。」
そうだったんですね、断食後の食事によって、私の身体はひどくだるくなっていたのですね。なので、五分にはならず、今日も3分で様子をみて、そして明日から五分、つまり青汁付きということになりました! ああ、明日が待ち遠しい! そして、断食後の食事は玄米クリームより玄米粥の方が便がよく排泄されるということも学びました。
今日でついにすまし汁断食が終了します! 連続10日間、私にとっては、ものすごい厳しい修行のようなことでした。とはいっても、思ったほどはつらくなく、意外と楽に進められたというのが、正直な感想です。でも、もちろん途中で何度も「きついなぁ」とは思いました。そして頭の中で美味しい食べ物を想像し、「退院したらあれが食べたい、これもいいな」などと、ろくでもないことばかり考えた日もありました。
でも、実を言うと、昨夜はあまり眠れませんでした。今日が断食最終日ということで、妙な気持ちの高揚があり、ちょっとナチュラルハイになっていたようです。あまりに眠れないので、ベッドから4時には出て、裸体操をし、6時にはもう機械室で身体を動かしていました。気分も良く、疲れはありません。2時間しっかりと運動して、耳の調子もすこぶる良く、患者の皆さんの声が今まで以上によく聞こえている感じがします。「青木さん、なんだかあなた、今日は耳の調子がええんちゃう? 良くなってよかったねぇ。」とYさん。私もそんな気がするのですよ。
そして8時の甲田先生の診察:「うん、良く頑張りました。今日で最後の断食ですな。10日間です。良かった! 明日から2日間は3分粥で、その後退院までは5分です。大丈夫ですね?」と先生がおっしゃったので、もちろん「はい!」と元気よく答えました。
断食に突入して、今日で9日目。明日が最終になります。
「ほ~~! これは素晴らしい! 大成功ですな、今日もしっかりと宿便が出ている。こんなにうまくいったのは、初めてじゃないですか?」「はい、先生、そうです。ありがとうございます。」
今日はとっても素晴らしい日です!! お天気も良く、朝から機械室でしっかりと運動。夜中も含めたら、もうその時点で8時までに3回もトイレに駆け込みました。
昨晩、なんだか妙に疲れて、8時過ぎにはもう眠っていました。疲れといっても、だるいとかそういうのではなく、身体の底に眠っていた何かが出ていく感じで、それが出ていってくれたら、楽になるなぁ、などと思い、そのまま眠りましたら、夜中の1時に目が覚めました。
朝、いつもだったら5時には起きていろいろするのですが、ちょっと遅れて5時半からスタート。仕事メールをバタバタと打って送信し、顔を洗って機械室に行ったのがもう7時。でも、8時までの1時間をみっちりと運動しました。爽快です!! すまし汁断食をしてはいますが、そして時々空腹も感じますが、まったく厳しいとは思いません。身体の中がきれいになっていくようで、とても気分が良いのです。そして、洗面していて気がついたのですが、目の白い部分が、とってもきれいになっているんです! キラキラ光っていて、真っ白!
朝、目覚めてすぐにスイマグを飲むつもりで、コップにスイマグを入れてから水を注ごうとしたら、コップに水のペットボトルがぶつかり、スイマグ液が床にこぼれてしまいました!
やっぱりそうですか・・・。う~ん、スイマグの代わりになるものが、なかなかドイツで見つけることができず、この件はまだ解決しません。それに、私だけのことではなく、将来的にドイツ人が甲田メソッドをしたいと思ったら、この問題にぶつかるわけです。いつもスイマグを日本から送ってもらうわけにはいきません。
断食2日目の今日は、甲田先生が診察の時に、お腹を触ってすぐ「うん、これはいい! 大丈夫!!」とおっしゃったので、とっても嬉しくて、自信もわいてきました。「先生、胃の具合は良いでしょうか?」「うん、とても良いね、この調子だと、どんどん断食ができるでしょう。」
「1週間に1度は脱線しているよ、なかなかそんなに厳しくはできない。でも、小食も運動も、やらなければ、とか自己嫌悪になるようだったらストレスになる。だから、そういう気持ちにならない程度に、少しずつ極めればいいんだって思って。そういう境地に達したのは、1年半過ぎてからやね。身体が覚えるんや。できなくて飽食していると、どんどん調子も悪くなる。 だから、やっぱり小食やて思って、玄米クリームに豆腐、青汁の生活になる。僕はもともと大食で、それが原因でコレステロールが多かったり、いろいろ支障があってここに来るようになったんや。仕事は、やっぱり健康体でするのが一番やからね。そうして今では体重も減って、ほら、この通り10年前の背広も着られるようになってね。太っていた頃は、どうにも着られんかったけれども、今は丁度いい。少しずつでも小食を身体が覚えていけば、多少脱線していても、大丈夫だって思えるよ。
なるほど、やはり亀井さんと同じようなお話でした。皆さん、いろいろ苦労されているのですけれども、結局のところは、自分の体が小食の良さを実感し、覚えないと習慣にはならないんですね。頑張りすぎてもダメってことみたいです。
昨日はなんだか久しぶりに、しっかりと運動メニューをこなしたせいか、ぐったりと疲れが出て(それに、入院までいろいろハードに動いていたということもあるのでしょう)、随分早くベッドに入り、本も読まずに眠ってしまいました。起きたら3時。う〜ん、どうしましょ? 本を少し読んでいたのですが、やっぱりもう一度寝た方がいいかな、と思って、ライトを消して再び暗闇の中で目を閉じました。しばらくそんな状態でいて、ふっと気がついたら5時過ぎ。もう起きることにして、裸体操などしてみました。