2004-04-26
入院19日目・病気の原因は…
待ちに待った(?)五分粥の日・・なんて、お恥ずかしいですけれども、本当です。朝は6時15分から機械室に行き、その前に台所で玄米の水をとりかえ、圧力鍋の中の炊く前の玄米を、それはそれはいとおしく見つめました。しっかりと8時まで運動をし、すっきりさわやかになって甲田先生の診察を受けました。
「うん、いいですね、本当に良いお腹だ。昨日の3分はどうでした?昨日も身体がだるかったですか?」
「は、はい、美味しくいただきましたが、少しだるかったです。でも、一昨日ほどではありませんでした。」
「ああ、少し慣れたんですね。身体が良くなっているんですな。耳も聞こえが良くなっているんじゃないですか?」
「先生、そうなんです!! 少し聞こえが良くなっていると思うのです! これは、現代病院に行ったら奇跡と言われるんですよね。」
「そうそう、来年しっかりと水断食したら、もう、ぱ~~っと治りますわ。そして誰より健康体になる。すっかり元気になって、健康になって、耳が治ってね。青木さんは、完全に治ります!」
本当に、なんて素晴らしいお言葉をくださるのでしょうか!大感激して、お礼を申し上げました。
「青木さん、来年治ったら、前の病院で検査なさい。そうしたら、きっとみなさんびっくりするよ。」
そうですね、現代の医学ではありえない、といわれているのですけれども、治ったらびっくりするでしょう。
「本も書いてください。」
甲田先生に励まされ、私はとっても良い気分で甲田医院の菜園に向かいました。そうです!! 今日から五分粥、そして青汁に人参ジュースをいただけるのです!!
人参ジュースは私とY野さんのみ、青汁は今日は5人全員がいただくことになりました。久しぶりの青汁+赤汁!! もう、と~~っても嬉しくて、青汁は苦かったけれども、それでも幸せを感じました。そして、人参ジュースの、それはそれは美味しかったこと!!
こうして断食をした後は、食に対していつも以上にありがたさを感じます。
さて、昨日の甲田先生の講義について、お話いたします。昨日はオートバックスの健康道場の方が来院され、その後甲田先生の短い講義がありました。テーマはアルコールでした。簡単に言ってしまえば、アルコールと発ガン率の関係です。初めは、黒人も白人も、そして黄色人種も、皆アルコールを100%摂取できる体を持っていたそうです。ところが黄色人種は、途中で突然変異が起こり、飲めない人がでてきたと。黄色人種で、お酒を最初から飲める人は、全体の10%、飲めない人が45%、そして飲む練習をして飲めるようになった人が45%だそうで、これが問題なのです。この中で、発ガン率を調べてみると、お酒を初めから飲める人は、28%、そして、練習して飲めるようになった人は、なんと72%にも及ぶのだそう!!これにはびっくりしました! つまり、アセドアルデヒド分解酵素(?よくわからなくてごめんなさい)が、後から飲めるようになった人には作用しない、分解できない、ということのようで、非常に危険だということがわかりました。
私は、全く飲めません。お付き合い程度でも、かなり厳しい状態になり、ちょっといただいただけで真っ赤になり、ふらふらになり、眠くなります。私のようなタイプは、飲まない方がいい、ということなのですね。
甲田先生のお話を伺って、本当にためになりました。どのみち甲田療法をしていたら、お酒には縁がありませんので、問題ないんですけれども・・・。
お昼の玄米粥を味わっていただき、終わった頃に、元宿直だったA子さんが顔を出しました。メールで今日、来院して先生に診ていただく、と言っていたので、久しぶりの再会を果たしました! A子さん、他の患者さんも言っていましたが、もう健康そのもの!! どこも悪くない感じです。
「おかげさまで、過食も乗り越えて、どうにかなって、今は小食を結構ちゃんとやっています。鈍重肝臓の具合もいいし、私は学生時代、バスケットボールが大好きだったんだけれども、再びバスケができるようになって、とっても嬉しい!! 昔の仲間とチームを組んで、汗を流しています。」
と、キラキラ輝いた雰囲気で、楽しそうに語ってくれました。本当に良かった!!
「でも、まだまだ前のような本調子とはいかないけれども、でも、かなり良くなっていることは事実。甲田先生に感謝しています。」
A子さんは、かなりひどい鈍重肝臓でしたけれども、今は肌もきれいで身体の調子も良さそう。目の輝きも違います。
「先生は、まだちょっと胃が荒れているとおっしゃるので、これからしばらく玄米クリームになるけれども、時々脱線しながらでも、ちゃんと進んでいるのが嬉しくて。自分を受け入れて、自然の流れに任せて小食やっているんです。無理にじゃなくてね。そうすると、本当に小食が身体に良くて、身体が欲しているので、自然と小食になる。単純なことだけれども、そうやって少しずつ無理なくできるようになったの。」
A子さん、とっても幸せそうな、楽しそうな雰囲気で、本当に良かったなって思っています!! 再会できてよかった!!でも、一緒に水断食にトライできなくて残念だったけれどもね。(私も水断食まではできなかったので、それはそれで良かったんですが・・・)
A子さんは、今年1月に甲田医院に入院し、「普通にすましをやっていた」そう。でも、普通といっても、3日すまし→玄米粥→3日すまし→玄米粥→3日すまし→玄米粥、というコースを実行したのだそう。これは計9日間ですから、私が前に行ったコースと同じです。でも、かなり効果があったようで、はつらつとしていました。
「でも、青木さんが10日続けてすましやったのには驚いたわ。最近、そんなの聞いたことがないもの。本当にすごいね!」
と褒められ、ちょっと嬉しい気分。
達成感はありましたものね。(でも、その後の3分には苦労しましたが)
A子さんの、前向きな元気をもらって、今日はとってもいい気分です。
A子さん、どうもありがとう!! また来年会いましょうね!! さらなる回復を祈っています!
そしてもうひとつ。同じ鈍重肝臓の元患者さんで、今はすっかり完治された女性が、亀井さんと一緒に先週遊びに来てくださったお話はしたと思いますが、その彼女はとても素晴らしい体験をしています。つまり、甲田療法で劇的に完治したのです!!
「病気には、大きく分けて3種類あると思うんです。それは、食事による弊害から病気になるタイプ、そして、ストレスから病気になるタイプ。それからその両方が重なって病気になるタイプ。私の場合は、完璧にストレスなしの食事のみで病気になったんですね。なので、甲田先生のご指導のまま、入院中にしっかりと実践したら、本当に劇的に宿便が排出され、見事に治ったんですよ!! それはとっても嬉しかったですね。」
とおっしゃいました。彼女は、迷える鈍重肝臓患者さんの心のケアや、中国の人々を日本でお世話するなど、心あるボランティアをずっと続けていらっしゃいます。本当に頭が下がります。素晴らしいことだと思います。
良いお話をありがとうございました! 私の場合は、やっぱりストレスと食事の両方ですね。最初は、極度のストレスのみが問題だと思っていたのですが、甲田先生に出合ってから、そうではない、と確信しました。つまり私の場合は、食事代わりに甘い物を食べて急激に血糖値を上げ、さらに仕事を続けるようなことをしていましたので、それがいけなかったと今は思います。いくら身体にいい、ヘルシーな食事を常に食べていても、そんな甘い物の食べ方をしたらいけません。そうした悪癖に気がついただけでも、私は幸運なのだと思います。
病気治しは癖直し、とは、よく甲田先生がおっしゃる言葉です。本当にそうですね。
でも、甘い物・・・なかなか断てないのですねぇ・・・これは、退院後の私の大きな課題になるでしょう。前よりは良いですけれども、やっぱりどうしても食べたいという時があります。その対策を、少しずつ考えているところです。