『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』
2018-12-07 沢辺 均
『日本のゲイ・エロティック・アートVOL.3』を発行した。これでこのシリーズは完結。
VOL.1を2003年12月に発行したので、3冊出すのに15年かかったということになる。
1990年代に、何回か、南定四郎さんを中心に日本でもゲイパレードが行われたけど、
一旦中断して、2000年に「レズビアン・ゲイパレード」として復活。
この2000年のパレードに参加した、ライターの松沢呉一さんから話を聞いて、
ぜひ記録に残しておきたいと思って、
2000年パレード実行委員長の砂川秀樹さんを口説いて
『パレード 東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』を出版したのが2001年6月。
その2001年のパレードから、僕も参加し始める。
そんなことから、ポット出版のゲイシリーズ・同性愛シリーズの
一連の本の発行につながる。
『パレード』の本の制作過程で、ゲイ漫画家の田亀源五郎さんの存在をしり、
その戦後のゲイ雑誌のエロな挿絵などの記録・保存・評価の取り組みを
松沢さんを通してしって、企画がはじまった。
この「ゲイエロ」は、年に数回「まだできませんか?」と
電話をしてきてくれるお客さんがいたりして、
「手応え」を感じさせてくれる本だ。
この本をようやく発行し、シリーズを完結させることができた。
まずは、とてつもなく嬉しい。
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