2008-09-05

やっぱりさくら水産

中野ZERO視聴覚ホールで、「物語 落語現代史」。
エンターテイメントのありようについて、考えさせられる話題が出まくり。
いま、娯楽に、ただ享受するだけでなく能動的に寄り添うことの意味、突きつけられたような気がする。
いやマジで、全然まとめられないや…。

次回、10月3日金曜日のテーマは「志ん生・文楽」。
そして11月のテーマは「立川談志・現代落語論」。

終演後は、お馴染みのさくら水産で打ち上げる。
魚肉ソーセージにホッピーは、完全に燃料。
そして幾つもの会話で、自分の中のマニアック・スイッチを押されまくる。
ハムカツは、ウマいのだぞ。

2008-09-04

波紋の上の球体

『ネットいじめ ウェブ社会と終わりなき「キャラ戦争」』荻上チキ(PHP新書)、読みはじめる。

インターネット。匿名ゆえの誹謗中傷渦巻いてるとか、便所の落書きとか。枕詞のようになっている。
でも匿名匿名っていうけどさ、「あえて名前を出す」ことで強烈に臭ってくる自意識のうざったさってのもあるだろ。
くだらない日記を顔写真つきで世間に公開している、こんな俺みたいなヤツ、どうよ?
…みたいなね。

誹謗中傷、てか、羨望やら嫉妬やら出る杭打ちやら、ネットがあるから出てきたモンじゃなくって、本来人の心に巣食うモノ。
それらがネットで顕在化したって、そんなん「確認」でしかないだろうに。
そうゆうのに耐えられない、つうか耐えられない振りをしている、そんなアナクロなピュアさみたいなのをキャンキャン吠えている奴らが、気持ち悪い。
ストレートに誹謗中傷している奴は怒れば済むけど、こいつらはそうゆうのを批判するって名目で批判をかわして、さらに自分の醜さから目をそらしているもん。
あと「2ちゃんねるは見ない」とか、あえてそうゆうことを言う奴に限って、「よく見てる」のはお約束だし。あとこれは偏見かもしれないけれども、実生活ではオドオドしたタイプが多い気がする。
俺は、むかし2ちゃんねるの「AV板」を見ていたら、とある女優スレッドに「**て作品に出ていた男優って誰?」みたいな書き込みがあったので、教えてあげたことがある。俺もその作品を観ていたし、さらにその男優さんとは以前仕事をしたことがあったのだ。そうしたら凄く丁寧なお礼を返されて、少なくとも当時俺がゲンジツに見知っていた一部の人間よりは遥かに礼儀を知っている印象を受けた。
あ、そうそう。むかし2ちゃんねるで、俺が死んだとか書かれたことあったな。

一昨日、昨日の流れからいくと、パンタ『クリスタルナハト』をアナログで聴かなくてはいけないんだろうけど。勿論持っているけど。なんせリアルタイムで聴いたパンタの初めての作品なのだ。東中野駅傍にあった新星堂で中学のときに買ったレコードだ。
でも、聴いたのはグッと飛ばして『波紋の上の球体』。
出た当初は、正直ピンとこないアルバムだった。そうそう、発売前に『リサイクル・デー』とかはライブで聴いていたな。でも、何でだろう。ピンとこなかった。このアルバムの特殊な音色が自分のモードじゃなかったってことか。
何年前か前に聴き返した。このアルバムにベースで参加している松永孝義がソロ・アルバムを出して、リリース記念のライブを原宿のアストロ・ホールに観にいった頃だ。思った以上に沁みてきた。でも、特にヘビロテにはならなかった。
そしていま、聴いている。他のアルバムほどハマらないのは変わらないけど、新しく入ってくるも、ある。

小さく頑張ったことが、小さく報われた。
その結晶で、本を買う。『村八分』山口冨士男(K&Bパブリッシャーズ)。

これに参加しました。

http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=898

2008-09-03

3食

今朝は普段起きる時間よりも1時間早く起きてしまった。
そのことに、朝の支度を終えてウチを出るときまで気づかなかったのだから呆れる。

時間を持て余し、「すき家」でチーズカレーの1辛を食べる。
そして昼は、東中野の「東中野銀座通り」にある洋食屋でチキンカツ。小ぶりなチキンカツが3つ。デミソースがかかっているので、ウスターはかけないで食べた。つけあわせにスパゲティ。料理にスパゲティを添えられると、それだけで全面肯定である。
夜は、ウチ。酢の物でハイボール呑んで、シラス丼。

今日は3食食べました。というハナシ。
普段は2食なんです。

ウチでパンタ『R★E★D』を、アナログで聴く。
このアルバムの最後の曲『ブーゲンビリア』を7月のライブで初めて聴いたんだけど、その感動がいまだ色褪せない。

2008-09-02

薬膳天

昼飯、JR中野駅北口サンモール商店街にある「梅もと」で薬膳天ぷらそばとカレー。
この薬膳天ってのが、なんとも不思議な味でハマる。時々むしょうに食べたくなる。

『ポリティカル・セックスアピール』井上篤夫(新潮新書)、読む。
アメリカの政治家とハリウッドのつながりを解説した本。いきなり登場するのが、アサイラム・レコードの、デヴィッド・ゲフェンだ。

夜、パンタ『反逆の軌跡』をアナログで聴く。

2008-09-01

大久保通り

昼、大久保通り沿いの「はなまるうどん」でシラスうどん。

数日前にここで書いた新大久保の韓国ショップ。
そこはかつてレンタルビデオ屋だった。
小学校の高学年の頃に行っていた記憶があるから、かれこれ20数年前だ。
そこのレンタル料金は、当時の標準だった380円を大きく下回り、100円だった。サービス期間とかじゃない。ずっと、100円だったのだ。
その値段設定は子どもだった俺だけでなく大人たちにもやっぱり刺激的だったみたいで、週刊誌でも「レンタルビデオの競争激化!」みたいな記事では、その店が取り上げられたりしていた。
しばらくして、やっぱ色々あったのかレンタル料金は値上げした。といっても、世間的な標準値に戻っただけなのだけど。
俺の家にビデオが来たのは、俺が小学5年生のときだ。
ゴジラやブルース・リーが家で観られる!と相当嬉しかった。
で、当時ビデオは高かった。1本1万以上がお決まり。だから後に3800円の廉価ビデオが出現したときには、その頃高校生だったけど、結構びっくりしたものだ。で、いまは500円DVD…。どうなっちまってるんだろう。
ま、ビデオは高い。高かった。で、観たい作品を観るには、やっぱりレンタルビデオ屋だ。
だけど当時はレンタルビデオも無法状態で、例えばテレビの「水曜ロードショー」などで放映された映画を録画してそれを800円とかで貸す、なんていう店舗もあった。CMをカットしてあるのがまた中途半端にイジラシかった。
あと入会金に年会費。これも年会費は千円ちょいなんだけど、永久会員となると3万円とか言う店があってびびった。その店の会員には当然ならなかった。そしてもちろんこの店、いまは、どころかそれから1年ちょっとでなくなった。
ハナシを戻して、新大久保のレンタルビデオ屋。俺が自主的に通い詰めたビデオ屋はここが最初だ。
テレビから録画したのは一切なく、レンタルされているのが全て「商品」だったのに感動した。
そこでは、当時好きだったゴジラ・東宝特撮映画や、チャップリンやキートンの戦前コメディー、そしてもう少し後には古い邦画を、借りまくった。
あとそう、初めてAVを借りたのも、ここだ。勿論未成年。ぶっちゃけ中学生だった。松本まりな という美形の女優さんのを借りた。作中、松本まりな が雑誌を読むシーンがあったのだけど、その読んでいた雑誌がというと、俺も当時読んでいた、それも自分でもマニアックな雑誌だと思って読んでいた、「月刊シナリオ」だったのが今でも忘れられない。
もう一つ。
大久保通りの、新大久保と大久保の間に、レコード屋があった。
ここで、生まれて初めてのレコードを買った。
ビートルズのシングル盤『サージェントペパーズ…~ウィズ・ア・リトル・ヘルプ…/ア・デイ・イン・ザ・ライフ』。日本独自の企画シングルぽいやつ。

ちょっぴり疲れて、夜。
大久保通り沿いの「やよい軒」でサバ塩焼き定食。ビールをつけてしまう。なのでご飯は一度しかお替りしなかった。

2008-08-31

現代アートとホッピー

新大久保駅を出て大久保通りを明治通り方面に向かう途中、ここはいわずと知れた多国籍通りなんだけど、そこにジャージャー麺屋がオープンしたのは、つい最近。
韓国ドラマのワン・シーンなのか、女性が目を剥いてジャージャー麺を食べている写真が店頭に掲げられており、その写真がちょっと不気味な印象を醸し出していた。
その店のチラシが、先日、俺んちのポストに。ジャージャー麺以外にもメニューがあるのを確認。てゆうかジャージャー麺、俺もともと好きだしな。と、行ってみたくなる。で、行ってきた。今日の昼に。
俺が注文したのは、韓国チャンポン。真っ赤なスープで海鮮類たっぷり。このテのチャンポン、歌舞伎町にとてもうまいのを食べられる店が、2店舗ある。
このお店のも、辛さも程よくうまかった。
ジャージャー麺をちょっと分けてもらって、つまむ。辛さより甘さが先に立つ感じだった。

新宿に出て、都営新宿線に乗る。菊川という初めての駅で降りる。
そこからちょっと歩いて、東京都現代美術館。『パラレルワールド』という企画展を観る。
常設展示と併せて、現代アートをこれでもかと観る。これで俺の目にも、せんとくん が可愛く映るのだろうか。
館では同時にジブリの展覧会もやっていて、こちらは凄い人。あえて予約をしないと入れないみたいな、入場制限かけてますみたいな。
そうと知らずにやって来て、入れないからしょうがないと『パラレルワールド』の方にやってくる家族連れ。キョトンとしてたな、子どもが。…
と、と、と…。こうゆう現代アート、小難しく考えてウダウダ言って観るより、子どものピュアな目で観たほうがよっぽど本質的だ、みたいな、そうゆう「知った振りした」こっ恥ずかしいことを言う流れにハナシがなりそうで、危ない危ない。

出て、再び菊川駅周辺に。
駅前にソースカツ丼の店があって、とても興味が湧く。でも、時刻は17時前。食べるのはヘビーだなぁとか思っていると、そのお店の2階が居酒屋になっているのに気づく。迷わず入って、ソースカツ皿をおつまみに、ホッピーを呑む。値段も手ごろで、ソースカツはうまくて、他にも気になるメニューがたくさんあって、いい感じの店だった。
1階のメシ類もよさげだし、また来たい。

都営新宿線には乗らず、再び歩いて半蔵門線の駅に。
途中、実用洋食という不思議な文句を看板に掲げる、ちょっと気になる雰囲気の洋食屋があった。

半蔵門線で、渋谷まで出る。
少しブラブラして、お目当ての鰻屋に向かったが、品切れとかで既に営業が終わっている。
ちょっと落ちたけど気を取り直して、近くの焼肉屋へ。
ここでもホッピーを呑んだ。で、たくさん酔った。

2008-08-30

欧風カレー

昼飯、東西線・落合駅近くにある欧風カレーの店で、チーズカレー。
口当たりよく幾らでも食べられそうなカレー。ルー・ライス共に大盛にするとプラス300円くらい。総額が千と数百円になってしまう。自分の中で、ささやかな規制。

そして今日も雨にやられる。

俺が住んでいるマンションの近所には、韓国ショップがたくさんある。
韓国人アイドルのグッズをたくさん置いてある店の前を通ったら、こんな張り紙。
「CD20枚お買い上げのお客様に、CD1枚プレゼント」。
20枚買うヤツいんのか?!と一瞬思う。
でも、あ、これってよくあるスタンプ・サービスかと思い直す。1枚買うごとにスタンプ1コ押して、20コ溜まったら1枚プレゼント、みたいな。
だけどしかし、「20枚お買い上げ」て、あからさまというか。他に書き方あんだろって感じだけどな。
それともここじゃ20枚一気買いもアリな世界なのか。でも、この店で売っているCDって別に1枚100円とか3枚500円とかじゃないだろ。普通の値段だろ。それを20枚…。これじゃ大人買いというより「大人」を通り越して「認知症」買いではないか。

そんなことを気に病む俺。33歳の晩夏。

2008-08-29

Being Natural

雷雨のせいでヘンなテンションになったのだろうか。
昨夜はちっと呑みすぎて記憶がおぼろ。
どうしたんだろうなあ。こうゆうのって珍しい。

今日の昼は、激辛ラーメン食べて体内と意識に荒療治。
夜はさっさと帰ってシャワー浴びて腹筋150回。

カンパニー松尾『YOGA』を観る。
早送りしないで観る。生きるリズムがこんなに確かに打っている映像を早送りできるわけがない。

2008-08-28

今日もまた雨にやられる

JR山手線は大崎駅。
アトリエヘリコプターというところにサンプル公演『家族の肖像』を観にいく。

自転車で行こうと思ったんだけど、渋谷辺りで豪雨。ビビッて、とりあえず雨宿り。♪口元から虫歯かキラリ~…てな感じで、俺、虫歯ないけど。ま、♪ちょうだいませませ~。そうゆうことだ。

ハチ公口の、飲み屋やエロ系店舗が密集する辺りにあるスタンドそば屋で、天丼とざるそばのセットを食べる。
ここ、新宿南口の、ディスクユニオンPUNK館の隣にある店の系列店だと思うんだけど、新宿店にはある信州カツ丼がない。
新宿の店舗はカウンターにイス席なのに、ここはオール・スタンディングである。

で、電車で大崎に。
目黒川。そしてオフィスビル。
何か作られた感漲る、地に足のついてない街。…そう感じるのは、もうすっかり日の暮れた、雨降りの中だったからだろうか。

観劇中も、雨が勢いよく降っているのが分かる。一瞬、雨音の音響かと思ったりもしたけど、どうも場面にそぐわない。
芝居は面白かった。でもフランス語の先生組み入れ方には、確かにウケたけど、ちょっと割り切れなさを抱く。

終演後外に出たら、雨上がりのムシ暑さが全開。
渋谷から自転車で帰る途中、また雨に降られた。

2008-08-27

ハムカツ

東海林さだおのエッセイ集『そうだ、ローカル線、ソースかつ丼』(文芸春秋)を読んでいたら、本書に収められた今柊二との対談(これが読みたくて本書を手にした)で、渋谷のメシ屋に「ハムカツ定食」がまだ残っているなんて話題が出てきて、凄く興味が湧く。
で、行ってきた。
といきたいところだけど、ま、なかなかかなわずで。いや、いつか絶対行ってみたいけど。
今日はスーパーでハムカツを2枚を買ってきて、自宅で手軽なハムカツ定食。
スーパーの惣菜売り場では、かなりの高確率でハムカツにお目にかかることができる。やっぱり根強い人気があるのだろうか。
あまり買っている人って見かけないんだが。
俺が家族と暮らしていた頃に、ハムカツが食卓に出てきた記憶はない。
ハムカツって、団欒とか会食の場には適さないっぽい。やっぱひとりで食うのが似合う。
部屋でひとりででもいいし、歩きながらでもいいし。
そしてハムカツも、ひとりのこちらに同じ目線でがっつり向かい合ってくれる。
食べ応えや、重量感、そして今一歩マイナーな佇まい。
ひとり、のサイズにほどよくハマる。

2008-08-26

座・怪談

雨が続いて、すっかり夏も終わった感じだけど、まだ一応8月。いつ暑さが再び襲ってくるか分からない。
新宿はプーク人形劇場に、「座・怪談」という公演を観にいく。

演目は、
『一ツ家の鬼女』作・稲田和浩
『御宿ひぐれ』作・枯木賑
休憩
『牡丹灯籠』 原作・三遊亭円朝
         作・稲田和浩
         演出・枯木賑
怪談話のオムニバス公演だ。

怨念情念カニバリスム。
根っこにあるのは、あと最後に行き着くのは、愛。…そこにあるのは、愛なのかぁ!
全体的に、女性の「念」に力点を置いているように感じた。
怪談噺って、やっぱ女がキモだもんな。

『牡丹灯籠』では、琵琶、あの「平家物語」で御馴染みの楽器・琵琶による演奏が添えられた。
俺、琵琶って聴くの初めてだよ。若い女性の方による演奏と、うた(「びわうた」と呼ぶらしい)。
まだ若そうな女性の方による演奏。引き込まれた。

開演前、会場の近くにあるローソンに入ったら、その店舗限定だという「スパムおにぎり」なるものを売っていた。
面白そうなので買ったら、1コ210円とかしてビビった。

2008-08-25

いなくていい人

昨日観たMC BATTLEのことを考えている。

たま『いなくていい人』を買う。

『名画の秘めごと 男と女の愛の美術史』有地京子(角川マガジン)を読みはじめる。

昨夜、晩飯を食った恵比寿駅前の海鮮丼屋はなかなか美味かった。

久しぶりにクラブに行って、酒呑みながらダラダラ過ごしたくなる。

昼に松屋でメシを食っていたら、喪服姿のお爺さんが牛丼を食べていた。
すぐ近くに、斎場がある。
知人を見送って、ひとり牛丼を食べる男の姿に、ドラマを見た。

2008-08-24

MC BATTLE

雨降る中、恵比寿に。
リキッドルームでULTIMATE MC BATTLE東京予選を観る。

いまから5年前の2003年の夏、B-BOY PARKのMC BATTLE決勝戦があったのもここ恵比寿だった。ラッパーが即興でラップを競いあうMC BATTLEというものを、このとき初めて観た(正確には前日に川崎クラブチッタで予選大会があって、これが人生初なんだけど)。
そのときも雨が降っていた。

それから結構な数、一時期などは憑かれたように、MC BATTLEを観るためにクラブへ足を運んだ。

即興で繰り出されるコトバの、空回りしていくものが殆どの中で、時々何かがスポン!と「はまる」。そのはまったときのエクスタシー。
同じコトを言っていても、発する人間のオーラのあるなしで全然違って響くコトバの移ろいやすさ。
とにかく、色んなことが刺激的だった。

5年前に観た大会に出ていて、今日の大会にも出ていた、何人かのラッパーがいた。
有名無名、多数のラッパーの頂点に立ったのは、一番の千両役者・般若。
色々と胸に疼くものを抱えて、帰った。

2008-08-23

浜松町2

と、いうわけで、小雨降る中、再び浜松町で呑んでしまった。

名の知れた立ち飲み屋は、満員。
このお店、なぎら健壱の居酒屋本でも紹介されていた。
聳える東京タワーを眺めながらビールっての、まじでよさげ。
でも満員だったので、すごすごと、先日も行った地下街へ。で、散策。
薩摩を売りにした居酒屋に入って、ビール→ホッピー。
焼き鳥系や料理もよかったけど(ゴーヤとジャコを炒めたヤツがうまかった)、最後に食べた鶏飯ってのが初体験の味。鶏雑炊なんだけど、葱や高菜(?)が美味しく、だし汁もいい感じ。

この辺りは住宅街でもなければ繁華街ってわけでもなくって、いわゆるオフィス街ってトコなんだと思うんだけど、リラックスしたいでたちの人が多い。今日は土曜だってのに。
どこから来て、どこに帰っていくんだろ。
それだけ呑みの吸引力が強い、磁力を発する街ってことなのかな。

帰り、酔いざましに高田馬場のブックオフに入って、『日本芸能行方不明』永井啓夫、『昭和』永六輔、単行本2冊買う。

2008-08-22

なんのこっちゃい西山。

中野のBLOOMという小さなクラブで、なんのこっちゃい西山。さんがイベントやってたんで、寄る。

20時から翌朝5時までっていう長丁場イベントだったんだけど、俺は次の日の予定もあったので、数時間いたのみ。
邦楽を、次から次と、独特のセレクションでかけていく。

西山さんを知ったのは、フィッシュマンズの佐藤伸治が亡くなった直後に歌舞伎町のロフト・プラス・ワンでイベントをやって、それに足を運んでから。
時期が時期だけに、もうこれを聴きたい!ていう気持ちを満たしてくれる最高のイベントだった。
て、これがもう10年近く前か。

西山さんは、ロックを愛し続けている。

2008-08-21

錦松梅

新宿ディスクユニオンで、シングル盤5枚買う。
昨日に続いて、いい買い物をした。

今日も黒ホッピーがうまい。これ、買い溜めしようかな。
ガンガン呑んで、晩飯は、ご飯にとろろ・ワサビ・醤油・梅干・刻み海苔・乾燥シラスを混ぜてみる。いける。
それと、錦松梅を貰った。またウチのメシが楽しくなるぜ。
錦松梅といえば、古今亭志ん朝のCMだ。
志ん朝が亡くなる直前の池袋演芸場。一日だけ行って『船徳』を聴いたけど、もう何日か観たかったってのも、後になってする後悔。

関西の伝説のカルト噺家・祝々亭舶伝が亡くなったそうだ。
文芸座ル・ピリエの「快楽亭ブラック毒演会」で高座を観たのが、唯一の体験だった。

秋ぐらいから、また新しいことが始まるかもしれない。

年上の知人から、講談社現代新書『調べる技術・書く技術』野村進 を頂く。
勉強しろってことだろう。何も言い返せない。受け止めよう。
で、さっそく読みはじめる。面白い。

2008-08-20

家ホッピー

夕刻、荻窪にいく。
ささま書店の店頭100円均一台で、文春文庫ヴィジュアル版『ベストオブ丼』を見つけて嬉しくなる。
文春文庫ヴィジュアル版B級グルメ・シリーズの一環として出たこの文庫本。出た当時は持っていたのだけど、これも例によって売ってしまっていた。
数年前からブックオフなどでB級グルメシリーズをちょぼちょぼ買い直したりしていたんだけど、この『ベストオブ丼』はなかなかお目にかかれなかった1冊。100円で買えるとは。
カツ丼天丼親子丼鰻丼、これでもかとばかりに並ぶ丼は、1987年の頃のもの(この文庫版は1990年出版だが、親本が出たのが1987年なのだ)。
約20年前の食べ物に食欲をそそられる俺。
店内では、広岡敬一『浅草行進曲』が500円。これも前から欲しかった本だ。
あと『新宿 考現学』深作光貞 という1960年代末に出た新宿に関するルポ本を見つける。500円。
ちょっとハイになって、そのまま近辺の古本屋をハシゴして、さらにあれこれ買って、例えば『虚人魁人 康芳夫』を200円でとか、帰る。
いわずもがなだけど、自転車でである。

帰り、東中野と中野の間くらいにある、大久保通り沿いのスーパーに寄る。
むかし、この近くで暮らしていたので、よく来ていた店だ。色々安くて、今でもついつい足を伸ばす。
ここで、ホッピー瓶を売っているのを発見。330ml、110円だ。
黒ホッピーを数本買う。

住んでいる新大久保まで、大久保通りをまっすぐに帰る。当然ながら汗だく。
でも家でホッピーが呑めるんだぜ。
やったー

2008-08-19

金貸し

「新潮45」の最新刊、買う。
小谷野敦の『出会い系サイト放浪記』に、惹かれた。速攻読む。赤裸々っぷりが、たまらない。うわぁ~と一気読み。

特集で、<「貧乏」13の怪事件>。
作文コンクールで自らの境遇を綴り、日本中の涙を誘って「時の人」になった少女のその後を、書いたレポが興味深い。
あと、ヤミ金に追われて鉄道自殺した3人の老人のハナシ。数年前にあった事件で、これは俺もリアルタイムで知っていた。思い出して、重くなる。

むかし郵便局でバイトしたとき、郵便局とヤミ金がつながっているのを知ってびっくりした。
ヤミ金が送るDMを、わざわざ取りにいく。大量に郵便物を託すお得意さんってわけ。ヤミ金の事務所には局長の名前つきの「これからもよろしくお願いします」的な手紙が貼ってある。そんなヤミ金事務所を一日に幾つも回る。ヤミ金が入っているビルの他の入居者にバレないように、受け取った大量のDMを隠して運んだり、部屋の入り口で清算の際は、誰か来ないか見張りをさせられたこともあった。これらを、郵便局職員が自主的に配慮してやってんだから凄い。あ、職員と書いたが、実際の「職員」はこれらには手を染めず、「ゆうめいと」というバイトにやらせるのである。
で、速攻やめた。
そん時、職員に「金を稼ぐってのはタイヘンなんだよぉ!」とか逆ギレされたが、「人種が違う」と言い捨てといた。
ヤミ金に関わっていない、中で仕分けとかしている職員さんたちには、引きとめられた。自分で言うのもナンだけど、以前からの俺の働きを気に入ってくれていたようだ。こうゆうことで人から評価されるなんて俺にはありえないと思っていたので、それは素直に嬉しくって、感謝した。でも、これだけはカンベンと、やめさせてもらった。

当時、郵政民営化がどうとか騒いでいる人がたくさんいたけど、ヤミ金とのつながりを言った人は、俺は見たことない。

吉川潮という作家が、息子に「(将来何になってもいいけど)役人と金貸しになったら親子の縁を切る」と言ったと何かに書いていたけど、俺も、役人は別にいいけど、金貸しだけは傍にいてほしくない。必要悪とか、中にはイイ人もいるとか、そういった物言いはどうでもいい。ただ、不快なのだ。
ま、向こうも来たくないだろうけど。

2008-08-18

ピア

『ラブホテル進化論』金益見(文春新書)を、読みだした。
本書の帯には著者(20代前半の女性)の写真が。看板的には、OK、なのかな。
章の始めのページに添えられた著者によるマンガチックなイラストと、時折挟まれるウケ狙いな言い回しが、若干浮ついた印象を残す。
なんて思って読み進めたら、これが面白い。
ラブホテルの色んなことを真面目に教えてくれる。
取材先の相手の言葉を紹介するのにも、語る側の「それっぽさ」がしっかり出ていて、記録しようというのが伝わってくる。

俺がはじめて行ったラブホテルは、新宿は歌舞伎町の「ピア」というトコだった。
ハッキリ覚えているのは、部屋に入ると安全地帯『悲しみにさよなら』が流れてきたということ。ドアを開けると音楽が、てのにちょっとびびった。

その「ピア」も、もうなくなっている。
『悲しみにさよなら』は、いまでも時々、聴く。

そうそう、数年前に曽我部恵一が『悲しみにさよなら』をレゲエでカバーしていた。
雑誌の「relax」がラヴァーズとか騒いだり。レゲエが、それも「レゲエ祭」的なものではなく、カリプソ・スカ・初期レゲエ、もしくはイギリス産のが盛り上がっていたころ。
ま、俺も再発されたレコードを結構バシバシ買っていたんだけどね。
それはともかく曽我部恵一『悲しみにさよなら』は、あまりにも弱すぎた。下北沢辺りで居心地良さそうにしている連中にはちょうどいいのかもしれないが、玉置浩二の圧倒的なウタヂカラをリアルタイムで、それも「ザ・ベストテン」、「ザ・トップテン」2つの歌番組で毎週のように聴いていた俺には、どうにも喰い足りなかった。
『悲しみにさよなら』のカバーと聞いたときには、マジで「キターーーーッ」だったんだけどね。
好きな曲がレゲエでカバーされているのを発見すると心がうずいていしまうのは、今でも変わらない。

でも、最近よくあるJ-POPをラウンジっぽい演奏でカバーしてるのとか、あれは、ホント気持ち悪いよな。

2008-08-17

遊園地再生

今日は、世間的にはお盆休みの最終日ってことになるのかな。

そんなわけで、どんなわけだか分からないけど、まあとにかく、そんなわけで、遊園地に行ってきました。
何年ぶりだろう。10とウン数年ぶりかな。
行列とか、並んじゃったりしてね。
ときどきには、こうゆうのもいい。

帰りは、東京駅の八重洲地下街で呑む。
東京中枢ターミナル駅の、独特の熱気が集約された雰囲気。
鰻とニラを卵でとじたのがうまかった。

帰り、電車で寝過ごす。