2008-10-15

持ち帰り寿司

無性に寿司が食べたくなった。
足は近所の持ち帰り専門寿司屋に向かう。
時間的に割引あるかなとか思ったけれども、特になし。ま、いいもんね。俺の食いたい気持ちは揺らがないさ。
で、何にするかというハナシなんだけど。
まず、握り。そりゃ当然だよね。納豆巻だけ帰ってくるわけがない。
てなわけで握りを物色。
気になるのは、ネタ?値段?数?
これって結構重要だ。回転寿司などの店舗系では、その場の思いつきで、あ、あれ食お、これ食お、てやることも可能だけども、このようにお持ち帰り系だと、そういった「流されるまま食い」はできない。
決めなくてはいけないのだ。今日のメンツを。代打も継投も許されない鉄壁メンツを。
そして作らなくてはいけないのだ。今日の枠を。今日の箱庭を。
そんな指名を背負った俺のモードはというと、今日のメンツを作り上げるテーマはというと、
数だったのだ。
ま、腹が減っていたのである。
ということで、12カンで値段も並べられた握り寿司の中で中規模をキープしている、ある意味好かれやすそうで、その好かれやすさにちょっと安住していない?と苦言の一つも呈したくなるような、そんなヤツをチョイス。
で、のり巻(2本分)。あとタコの握り(5カン)。
この3者が今日のご指名である。本指名ではなく当日指名だから指名料もない。延長その他各種オプションもとりあえずは控え、領収書発行なんてめっそうもない。

帰って発泡酒~ホッピーを呑みながら、食べる。
それぞれのパックに添えられたガリの存在がありがたい。1パックだとあっという間に、それこそ一口で食べてしまうガリも、3パック分もあれば、いい感じのアクセントになる。お酒も進む。
あっという間に食べ終わる。
普通に食べすぎ、だと思う。

でも食べ終わった後には、「しめ」で近所の回転寿司屋に行こうかななどという考えが一瞬アタマをよぎってしまうのである。

2008-10-14

大盛軒

昼、東中野駅前の大盛軒で昼食。
ここは、鉄板焼がなんといってもの定番だけど、何気にソース焼きそばや坦々麺がメニューにあったりする。一度食べてみたいと思いつつ、行くと注文するのはやっぱり定食類。
今日は鉄板焼きではなく、焼肉ライスに小さなラーメンがつくものを。この焼肉がとても美味いので、肉だけ大盛にした。

実家が東中野が最寄駅だったこともあり、俺はこの店ができた頃から行っている。当時は、アントニオ猪木のチラシが貼ってあったりした。猪木がステーキ屋とか輸入業(タバスコとか)をガンガンやっていた頃だ。
何でチラシが貼ってあったのか、その関係はよく今に至るまで分からないものの、例に漏れずプロレスおたくだった当時(小学生の4,5年)の俺は、そうゆうチラシを見かけるだけで嬉しくなったものだった。

当時のプロレス、猪木の新日といえば、ストロング・マシーンとかいたんだよ。ドクター若松とかいうマネージャーに率いられてね。
ドクター若松のコスチューム、凄かったな。白装束にグラサン。ムチをピシピシやって。最後はストロング・マシーンの造反に遭ったんだっけ。
若松は、元・国際プロレスのレスラー。俺、好きだったんだよ。脇道に気持ちがいってしまう傾向のある俺は、12チャンネルで放映される国際プロレス、ブラウン管越しからも盛り上がっていないのが分かる国際プロレスに、強く肩入れしていたのだ。
そう、あのアニマル浜口だって国際プロレスだぜ。リング姿がトランクスではなくって半肩レオタードみたいので、恥ずかしかった。ま、それはともかくラッシャー木村・アニマル浜口・寺西勇。この3人組だよ。みなさんこんばんわ。あ、マイティ井上も好きだったな。これは全日いったんだけどね。あと、初期UWFにいったマッハ隼人。いい味だしてたなぁ。
ハナシ戻して、ストロング・マシーンの正体は、平田~(下の名前が出てこない)てレスラー。
そうそう、その頃、コブラって覆面レスラーがいて、これはジョージ高野ってレスラー(弟さんもレスラー)が正体だった。
…懐かしいな。
俺、最近のマジっぽさをウリにする「格闘技」には全然興味ない。

隣に座った客が昼間っからビールを注文していた。
まだ若い男だった。
俺も呑みたかったけど、我慢した。

2008-10-13

季節の変わり目

昼、吉野家に行ったら思った以上に客がいて、いま80円引きセールをやっていることを思い出す。
夕刻、新宿の高島屋へ買い物に行くと思った以上に人がいっぱいで、今日が祝日だったことを思い出す。

コミットしてんじゃん。俺。
まだ、大丈夫。

『キース・リチャーズ 彼こそローリング・ストーンズ』を100円で買った。

2008-10-12

パリ・ドアノー

日本橋三越に、ロベール・ドアノーの写真展『パリ・ドアノー』を観にいく。

会場に入ると、のっけから「モナリザ」を眺める人々を写したショットが幾つか。無意識の表情の羅列にハハと笑って、あ、これって…。メタな気分にさせてくる。

パリ。
街中で遊ぶ子どもたちや、河沿いくつろぐ人たちや、酒場に集う人たちのショット、華美も素朴もある。日常。そして、再開発された街。

たくさんの写真を眺めていくと、自分の中で、何かが気持ちよく埋まっていく感じになる。
美味しいものを食べたときみたいな。

イキモノを食べてお腹を満たすように、色んな人のイキザマを観て心の中が埋まっていく。
ある意味身勝手で残酷なことかもしれないけど。

サビーヌ・アゼマという女優さんの写真が展示されていた。
この人の出ている『田舎の日曜日』という映画が大好きだった。

2008-10-11

立っている。

西武新宿駅の、駅ビル・ペペとくっついている方の出口に、夜になるといっつも立っている女性がいる。
いつも同じ場所にいる。背がすごく曲がっていて、眼帯をしている。
あの辺って俺は夜に通ることが多いのだけど、いつも立っている。
で、昼は、見かけない。夕暮れ時も、見かけない。
夜にならないと、いない。
昼はどうしてんだろうな、なんてありきたりな感想をやっぱり抱いてしまう。あと、深夜とかも。どうしてんのかなって。
チラと見る程度ではあるのだけど、さほど身なりが汚れていないようなのも、気になる。

同じような境遇の人がいっぱいいそうなところや、人目につかないところではなく、人いきれの中に身を置こうとする気持ちを、思う。

先日、23時ごろ、そこを通りかかった。
例の女性は、所定の位置とはちょっとずれた場所にいた。荷物は所定の場所に置かれているのに、本人はちょっと外れている。
いつも立っている場所には、そのときカップルがいた。男も女もほろ酔いな感じで、名残を惜しんで2人の世界。
カップルの間に割ってはいることもせずに、所在なさげにしているその女性が、ちょっぴりかわいかった。

2008-10-10

どんぶらこ

寒いんだか暑いんだか分からない気候だ。
油断するとうたた寝してしまう。
今日も、部屋でハムカツつまみにホッピーを呑んでいたら、軽く意識飛ぶ。

本谷有希子『グ、ア、ム』を読む。
全体的にイヤぁ~な雰囲気が漂っている。
こうゆうのを、時々、注入。
バランス感覚、てわけじゃないんだけど。
「この感じ」にずっと浸って生きるのは、もういいや。
でも、時々は、注入。

2008-10-09

CLUB CRAWL

渋谷のCLUB CRAWLへ。
ROCK’N'ROLL GYPSIESと頭脳警察のライブ。
広くはないハコで、お客さんはギッシリ。年齢層高い!
7年ぶりに観た頭脳警察。パンタもトシも、全然衰え知らずだ。本編最後の『万物流転』にこみ上げて、アンコールの『コミック雑誌なんか要らない』に盛り上がる。アンコールはこれ1曲だったけど、もっと聴きたかった。
『ふざけるんじゃねえよ』や『銃を取れ』の荒くれソングを、ギターを掻き鳴らしシャウトするパンタは、本当にカッコいい。ゾクっとなる瞬間、多々あり。
来年の、頭脳警察結成40周年に期待がつながる(何かやるよね?)ライブだった。

会場で、以前働いていた場所で一緒だった人とバッタリ逢った。

2008-10-08

日の出食堂

国立劇場 小劇場ーTHE PITへ『近代能楽集』を観にいく。
三島由紀夫の『近代能楽集』の中から、「綾の鼓」を前田司郎が、「弱法師」を深津篤史が、それぞれ演出。1時間弱の二本立て。
なんだろう、色んな工夫が空回ってしまった印象。
両作ともに、言葉を交わす2組が、それぞれ相手をではなく、客席の方を向いて喋るという演出だった。
なんか、コトバが浮いている。
「弱法師」の青年役のひとは、熱演だった。

昨夜は呑みすぎてしまったので、今日はちょっと抑えようかなみたいな、そんな帰り道。
で、結局大久保駅近くの日の出食堂で、ひとりホッピーを呑みながら餃子をつついている。

2008-10-07

衣替え

最近、どうも欲しいCDやレコードが多い。
なので、手持ちのCDやレコードを売って新しいものを買う資金に回す。
と、去年の今頃と自分のCD・レコード棚の様変わりに、ある種爽快な気分になってしまう。
どんな音楽を身にまとうかで、自分の気の持ち方も変わる。

2008-10-06

雷とマンダラ

昼食は、春菊の天ぷらソバとカレー。
それぞれ一人前。カレーもソバもミニじゃない。
俺もいい加減、一品にするか、さもなくばどちらかをミニにするという節度を身につけたいものである。

夜、『雷とマンダラ』雷門獅篭(ぶんか社)を買って帰る。
大須演芸場の人間模様。当たり前だけど、『風とマンダラ』の頃よりも芸人って感じが強くなっている。カッコいい。
そして、オタクっぷりとエロ小僧っぷりが相変わらずなのも、カッコいい。

俺、一度だけ大須演芸場に行ったことがある。もう10年位前のことだ。
そのときに観た田嶋ゆきをも伊藤かをるも、もう亡くなってしまっている。

もう一度、また一度、いつかは一度、なんて思っているうちに、時間はどんどん過ぎていく。

2008-10-05

串カツ

串カツをメインにした居酒屋にいく。
1本200円とかして、こんなに高いのかと思う。
肉があって葱があってまた肉があってまた葱があって…というのではない。
指先くらいの肉に串が刺さっているだけで、それだけで、200円以上もする。
高いと思った。

こないだ下北沢のキッチン南海で飯を食っていたら、メニューに串カツカレーというのがあるのを見つけた。
どんなメニューか分からないけれども、きっと肉のボリュームは串カツ居酒屋のそれよりも、あると思う。

キッチン南海は色んな町に支店があって、見つける度に入ってしまうのだけど、そしてカツカレーを注文するのだけど、店舗によって味が違う。
最初は違和感を感じたものだけど、しだいにその違いが楽しくなってきた。
あ、そうだ。いつも最初の一歩はカツカレーの俺だけど、千歳船橋店に行ったときは、卵乗せヤキソバを食べたんだった。
当時、千歳船橋にあるホームに移っていた祖父に逢いにいって、帰りに入ったのだ。
食べながら、その数年前に亡くなった祖母が、よくヤキソバを作ってくれていたなと思い出して、少し泣けた。

カレーの盛りが強烈だという両国店にも、行ってみたいと思いつつ、まだ行っていない。機会をみつけて行ってみないと。

キッチン南海や、あと冨士そばとか、チェーン展開しているのに店舗によってメニューや味が違うというのは、なかなかに面白い。

2008-10-04

VHS

俺の住んでいる新宿区では、ゴミ出しの際、カセット・テープやビデオ・テープは燃えるゴミとなる。
それを知ったのは意外と最近で、知ったときは結構びっくりした。

DVDの普及で、映像ソフトを収集する上でVHSってこんなに場所取るんだ!と思ってしまったからは、かつては大事な友達だったVHSに「お前、ちょっとでしゃばりすぎ」と冷く接してしまうようになってしまった。
買ってないな。VHS。もうここ何年も。

あの、繁華街によくある、ほら、例の、
「10本1万円」
とかってやつ。
あの時代はVHSを10本抱えて帰っていたんだよな。それで、電車とか乗ってたんだよな。

最近、河原かどっかに大量のエロビデオを遺棄して捕まった人がいたけど、ビデオ・テープってのは処分に困る。買い取りも現在は殆どやっていないし。

こっそりと、すこしづつ、燃えるゴミにしのばせる。でも、ビデオ・テープの重さが、ゴミ袋に燃えるゴミとしての違和感を与える気がしてしまって。それがどうにも恥ずかしくって…
俺は、さすがに河原に棄てたりはしなかったけど…
まあ、その、あれだ。
まったくもって、生きていくうえで悩みは尽きないってことだ。

2008-10-03

物語 落語現代史

お手伝いさせてもらっている会「物語 落語現代史」。
早いもので、もう6回目だ。
この会を背負って立つ夢月亭清麿師匠も、ゲストの今岡謙太郎氏も、舌耕止まらない。

今回のテーマは志ん生と文楽。
志ん生派と文楽派を分けるのではなく、志ん生・文楽派と、円生・正蔵(彦六)派という分け方もあるという意見に凄く納得。

そして、最近の落語ブームに関して、
志ん朝、小さんといったビッグ・ネームが亡くなり、ある種の絶対的なものが無くなったことで最近の(敷居の低い…ともいえる)落語ブームにつながっていくという意見にも、ドキリ。

次回11月は立川談志・現代落語論が遡上に上がる。

2008-10-02

シャープさんフラットさん

下北沢の本多劇場で、ナイロン100℃の新作公演『シャープさんフラットさん』を観る。
キャストを振り分けてホワイトver・ブラックverと2パターンある今回の公演、しっかり両方観てきた。
休みだってのもあって、1日に2本。昼は13時開演。夜は19時開演。観てきた。

笑いを作る作家がイロイロと煮詰まって現実逃避した先は、サナトリウム。そこの人間模様。
何かをクリエイトしているとか、そうゆうんじゃなくて、生きていく上で何らかの「折り合い」を意識している人は、絶対観たほうがいいと思った。

あと、「誰か」が傍にいるっていうのは、いいことだなぁと、思ってしまいました。

2008-10-01

バナナはどこにいった。

御茶ノ水のレストラン・カロリーの前を通ったら、「10/1(つまり今日)仕入れたばっかのカキフライ定食」みたいな貼り紙があった。
その貼り紙のワザとらしさに引き寄せられるように店に入って、カキフライ定食を食べる。ついでにハーフ&ハーフも呑む。
カキフライにはタルタルもかかっているが、上から満遍なくウスター・ソースもかけて食べる。当たり前のことだ。
つけあわせのパスタがミート・ソース風で、ちょっと嬉しい。

ウィキペディアとかSNSとか、ネットに関する本を数冊、平行読みしている。
他意はない。
なんか、そうゆうことがしたくなった。

ここ数日、バナナを見かけない。

2008-09-30

雨の一日

小雨っていうか霧雨っていうか、タラタラした雨が一日中落ち続けていてイライラする。

夜、下北沢のOFFOFFシアターにパラドックス定数の公演『三億円事件』を観にいく。
犯人側からではなく、捜査する側から描いた3億円事件。だけど、、、。濃厚な葛藤が展開。
本日初日。

2008-09-29

予習

来週、新国立劇場に『現代能楽集』を観にいくので、その予習ってことで、三島由紀夫『現代能楽集』、一日に1本~2本ペースで読んでいて、すべて読み終わる。
『班女』という作品がよかった。終盤、男を待ち焦がれる女の前に、当の男がやってくる。念願の再会?…この場面、トリフォーの『アデルの恋の物語』なんかよりも凄みがあった。

今回上演されるのは、『綾の鼓』に『弱法師』の2本。これは演出家によるセレクトなのだろうか。
楽しみだ。

2008-09-28

循環

『新宿 考現学』深作光貞を読む。
60年代末、まだ西口の高層ビル群もなかった(だからこそ、西口の意味合いが現在とはちょっと違う)時代の新宿を考察した一冊。
面白いエピソードがたくさん出てくる。
この手の本を読むと、いつの時代もたくさんの人がそれぞれの人生のなかで生きていたっていうことを改めて思い知らされて、当たり前なんだけど、その当たり前さが、むしょうに胸をうずうずとさせてくる。

今日はひどく酔ったようだ。

2008-09-27

ソースカツ丼

小用で江東区は森下~白河までチャリでいく。
新大橋で隅田川を渡って、そのまま新大橋通りをまっすぐいけば、一ヶ月くらい前に現代美術館に行った際、初めて降りた都営新宿線菊川駅近辺だ。

区民センターにある、のらくろ資料館を覗く。
俺が小学生の頃、のらくろが文庫サイズの新装版で出て、何冊か読んだ。
戦時中の兵隊をやっているのらくろよりも、戦後復員してきて妻を娶って喫茶店を開く『のらくろ喫茶店』の方が面白かった。
確か喫茶店をやる前は探偵の真似事をしていて、大学生の息子の素行調査を依頼されたら、その息子が実はオチ研で落語に熱中していた…というエピソードがあった。
のらくろの作者・田河水泡が落語作家でもあるということを知るのは、それからずっと先のことだ。

菊川駅前のソースカツ丼の店で食事をしようと思ったけれども、時刻はAM11時前後。まだ店が開いていない。
いや、ソースカツ丼。訴求力あるでしょ。食べたいでしょ。
でも、店が開いていない。
少し近辺をブラブラしたりしたけれども、何か、開店はまだっぽくって。
ううん。待つのはかったるいな。てか、てゆうか、
そのときの俺、考えてみれば別にソースカツ丼みたいなこってりしたものは食べたくなかったのだ。どっちかというとサッパり系を欲していたのだ。そうだよ。朝からそうだったじゃん。
いいや。ソースカツ丼は別の機会にしよ。さっぱり系でいこ。
で、どうしようかなとチャリを走らせると、近くに「せんねんそば」のチェーン店を発見したので、そこに入る。
そう、さっぱりした冷たいそばでも食べよう。ざるかせいろだ。それが正論。もう秋だけど、サマージャムだ。
何にしようかと券売機の前に立つと、メニューにソースカツ丼セットというのがあるのを発見してしまった。
まあでも、いまさらいいよなあ。だって、今の気分はさっぱり系なんだから。俺のモードはそうなっちゃったんだから。…梅干入りのおろしそばなんてのがあるじゃないか。いいね。それでいくか…。ソースカツ丼セットなんて、いまさら…

オチは当然、その5分後にはソースカツ丼とかけそばをサクッと完食する俺がいたという、ま、そうゆうハナシである。

ここのソースカツ丼は、いわゆる「づけ」形式のソースカツではない。
ご飯の上にキャベツとカツが乗っていて、テーブルに備え付けられたソースをお好みでかけるというカタチだった。
だから、ソースをかけなければ、ただのカツのっけ飯である。
そば用の七味唐辛子をかければ、七味カツ丼である。
アイデンティティ的には、結構弱い。

「づけ」として最初から存在するのではない。
かける側の意向で、自らのソースカツ丼度が決まるのだ。
その希薄さが、じわりとせつなくて、しょっぱかった。
かけすぎたソースのせいではなく、しょっぱかった。

あと、できればカラシが欲しかった。

2008-09-26

ペンギンハウス

夜、高円寺のライブハウス・ペンギンハウスへ豊田道倫のソロ・ライブを観にいく。
ギターの弦を2回も切ってしまう熱演。ピアノの弾き語りの聴くことができて、3時間近くのステージ。みっちり堪能した。
『UFOキャッチャー』とか『深夜放送』とか『僕は間違っていた』とか、あと『35の夜』(言葉とメロディーがここまで切なくぶつかった曲を他に知らない)とかを聴けたのも嬉しかったけど、何曲か披露された新曲がどれもよくて、それに、とてつもなく、うずいてしまう。
もっとたくさんの人と共有したいような、自分のものだけにしたいような。
何いってんだか、て感じだけど、とにかくよかったです。

呑んで、いま(0時過ぎ)に帰宅。
会場で購入したCDRをさっそく聴いている。