2008-10-12

パリ・ドアノー

日本橋三越に、ロベール・ドアノーの写真展『パリ・ドアノー』を観にいく。

会場に入ると、のっけから「モナリザ」を眺める人々を写したショットが幾つか。無意識の表情の羅列にハハと笑って、あ、これって…。メタな気分にさせてくる。

パリ。
街中で遊ぶ子どもたちや、河沿いくつろぐ人たちや、酒場に集う人たちのショット、華美も素朴もある。日常。そして、再開発された街。

たくさんの写真を眺めていくと、自分の中で、何かが気持ちよく埋まっていく感じになる。
美味しいものを食べたときみたいな。

イキモノを食べてお腹を満たすように、色んな人のイキザマを観て心の中が埋まっていく。
ある意味身勝手で残酷なことかもしれないけど。

サビーヌ・アゼマという女優さんの写真が展示されていた。
この人の出ている『田舎の日曜日』という映画が大好きだった。