2008-12-31

大晦日

なんだろう。
12月31日っていうだけで、むしょうにソワソワしてしまう。じっとしていられなくなる。
人ごみに行きたくなる。
日が暮れる頃が、やばい。
今年もまた、新宿を、服を見たり靴を見たりレコードを見たりして、フラフラしている。

呑みたくなって、「さくら水産」に飛び込んで、ホッピー2杯。(1杯につき「なか」お替り1回づつ)。鯛の刺身とか食べながら。

ポヤンとしたアタマで、また街の中。

帰ればソバの用意はあるんだけど、かったるくなる。
で、ついフラフラと、アルタ裏の康竜で辛さ7倍のラーメンを食べてしまった。

そんな感じで今年を終える。
さようなら。

2008-12-30

青山墓地

年末のお墓参りで青山墓地へ。

お参りを終えて昼食をとなったが、店を決めかねてしまう。
祖母の1回忌をやったホテルのレストランに行こうと思ったら、そのホテルが無くなっている。
墓地に向かう途中の、コンビニにチェーンそば屋、牛丼屋。ここ数年馴染んでいた風景がどんどん消滅している。
和食系で、お昼に天麩羅ラーメンなるものを出すお気に入りのお店があったのだが、それももう無い。

結局、青山通り沿いの中華屋へ。
師走のクソつまらないTV番組を横目にしながら、野菜炒めやジャージャー麺で、昼からビールを2杯呑んでしまう。

2008-12-29

浅草

昼前に起きて、チャリで浅草へ。
吾妻橋近くの立ち食いそば屋でイカ天丼(400円)を食べてから、木馬亭。
「将棋寄席」を観る。

あっち亭こっち氏、面白マクラを振るのだが、コトバの間違いアリ。へへへ。
バトルロイヤル風間さんの似顔絵トーク。普通に美人が壇上に上がっていた。
詰まった空気も芸に持っていく余裕。
キムラ弁護士の落語、いい感じで進んでいたんだけど、俺の勉強不足もあるのだけど、サゲがあれれ?て感じでした。

終演後は浅草をタラタラ。
飲み屋の屋外テーブルは満杯。家族連れもチラホラあって、お茶呑みながら、焼き鳥でご飯を食べている。

帰り道、神保町の「かの矢」でとんかつを食べて帰る。

2008-12-28

ぎが

西荻窪で、知久寿焼のライブを観る。
昼の14時半開演。ビールを呑みながらの鑑賞。
言葉にできない感情がかきむしられる唄の数々。
哀しくって、楽しくって、愛おしくって。

聴くことができてよかった。
今日のヒットは、「ぎが」。

大久保まで戻って、夕食。
先日も行った中華屋で、「普通の」ホッピーを呑む。

2008-12-27

プレミアム

知人と呑むので、千葉県は八千代台へ足を伸ばす。
はじめて降りる駅。はじめて歩く土地。
予定の時間より早めに行って、軽く歩く。
駅ビルがあって、駅周囲の商店街はそれなりの賑わい。
でも少し足を伸ばせば、静かな、ほんとうに静かな、年末の住宅街が拡がっていく。

駅近くの商店街。古本屋を見つけて、入る。
高田保「第2ブラリひょうたん」を500円で買った。
それ以外にも、買わなかったけど、むかし駿台予備校に通っていた時期に読んだ、駿台予備校講師が執筆した本があって、懐かしく手にとってみる。
予備校時代。もう15年近く前だなんて、何だか悪い冗談をかまされたみたいだ。

呑み会では、初めてお目にかかる人も多く、楽しむ。
呑んだのは、やっぱホッピー。
ただ、
今日はホッピーはホッピーでも、プレミアム・ホッピーというのが用意されていて、それを呑む。はじめて目にしたぜ。
しかしホッピーにもプレミアムとは。

2008-12-26

その人を知らず

三軒茶屋に用事があって、真っ暗な246をチャリで走る。
用事を済ませて、次は駒場東大前に行きたいのだけど、246~山手通りを行くのだと大回りなので、世田谷の住宅街を突っ走ってみる。
で、道に迷う。
だけど地図を持っていたので、何とか巻き返し。無事に着いたはいいものの、ギリギリでもなければ余裕を持って一服できる時間があるわけでもない、何とも中途半端な時間に着いてしまった。

こまばアゴラ劇場で、東京デスロック公演「その人を知らず」を観る。
上演時間が2時間半越えとあって、思わずウヒャっとなる。
前半10数分で「あ、これ、寝るな。よし、寝よう」と思ったのに、なかなか寝られない。で、結局最後までしっかり観てしまった。
面白かったのか面白くなかったのかよく分からないんだけど、「カンドーした」とか「ヤバかった」とか、他のジャンルのものにでも応用できそうな感情じゃなくって、ひたすら演劇を観たっていう感情に支配された。

終演後、作品解説があるってことだったけど、既に22時を越えていたので、会場を出る。
「坂上弘」に思い切り反応してしまった俺が、作品解説まで聴いたら負けだと思った。…わけではなく、メチャクチャ腹が減っていたのと、少し用事があったからだ。こんな長いと思わなかったんだもん。

で、23時半を回った時刻に、ようやく新大久保まで戻ってくる。
メシを食いたいのだけど、開いているのはラーメン屋ばっかで、萎える。
と、新大久保駅前のさくら水産が今日は朝五時までやっているとある。
で、飛び込み、ホッピーを呑みながら鰯の塩焼きとか、食べる。

2008-12-23

うわつく。

クリスマス・イブ・イブってやつで、何だか浮ついた感じの新宿。
「SHINE A LIGHT」(2回目)を観てから、近くのアイリッシュ・パブに行った。
このテのお店にくると、外人さんのお客さんが目立つ。
ちょっとだけ浮ついた気分になる。
ビールをあれこれ4杯ほど呑む。トーストを、シチューと一緒に食べたらがうまくて、追加で注文してしてしまった。。

帰って、「越境者 松田優作」を読みはじめた。

2008-12-22

夕暮れ時から、雨。
この日はタイトなスケジュールで芝居を観にいく予定だった。
でも、雨で交通の便(チャリ)に支障が出たのと、洗濯物を干したまま出てきてしまったこともあり、芝居を断念。
予約はしていたけど一銭も払っていなかった。
何かこうゆうときって、申し訳ない気分になる。

申し訳なさを抱えて、大久保駅近くの中華屋で、ニンニク芽と肉をカレーで炒めたヤツなんかをメインのつまみにして、ホッピーを呑む。

2008-12-19

3日後にこれを書いている。

12月19日。
東京メトロ・小竹向原駅に。
アトリエ春風舎で「雨と猫といくつかの嘘」を観る。

駅近辺は、なかなか歩き甲斐があって、あえて迷子。
劇場近くにはデカいゴルフ・センターがあって、パシンぱしん、打っている。

芝居はというと、
最初は入りこんで、ところどころ笑わされて、最後にはフクザツな気持ちになる。

帰路は、池袋に出て、そっから明治通り。で、新大久保。
ポーク・ソテーを食べながらホッピー・セット×2。
2回目のホッピー・セットが効いて、ヒョロヒョロしながら帰宅。

2008-12-18

あれから

世田谷パブリックシアターで、ケラ・マップ公演『あれから』を観る。

A席だったんだけど、これが劇場の3階席のいっちゃん後ろの席だった。
以前ストーンズを観に東京ドームに行ったときにもいっちゃん後ろの席になったことがある。
中止になっちゃったけど、ダイアナ・ロスのコンサートのチケットを買ったら、それもいっちゃん後ろの席だった。

俳優の顔もロクに分からない席だけど、お芝居は楽しめた。
玩具会社の社長が子種ナシってのはありきたりかもとか、長男が死んだときの長女の気持ちは?とか、ラストへの収束が駆け足過ぎとか、色々思ったけれども、面白かった。何だろう、この力業は。

2008-12-15

1215

気がつけば今年もあと2週間ちょい。

渋谷のo-nestへ、豊田道倫のライブを観にいく。
ゲストの あらかじめ決められた恋人たちへ(ソロ)のダブ演奏に、揺れる。七尾旅人も面白かった。
そして豊田道倫も、新旧織り交ぜ構成のライブ。「家族旅行」とかよかったなぁ。あと新曲は「14番ホーム」にせつなくなる。
終演後は23時近かったので、メシだけ食って帰宅。

2008-12-13

納豆つき

東中野駅を出て、山手通り。それを早稲田通り方面へと歩いていくと、途中に「つけ麺」とか看板で謳っている中華屋がある。
つけ麺なんて食べたくないが、先日ここを通りかかった際、この店、けっこう定食メニューも揃っているのに気がついた。カキフライがあるのにも引かれる。値段も700円前後で、900円への越境、さらに1000円台への亡命といった浮き足立った感じもなく、安心できる。
ということで、この日、ここでランチをとった。
2階にもお店があるみたいな看板がでているけど、現在営業はしていないようだ。
店内はアジア系の人がキビキビ働いている。
カキフライも気になったけど、とりあえず(何がとりあえずなんだよ!)肉スタミナ定食を注文。豚肉と野菜の炒めに、卵の黄身が乗っかって、ボリュームには問題ない。いいよこれは。
普通の野菜炒めと違って、スタミナとなると独特の濃さがある。これが白いご飯に合う。
で、嬉しいのは、納豆がついているのだ。追加で、とかじゃなく、普通についているのがニクい。あと香の物もね。いいよ、いいよこれは。
と、すっかり満足して、今度はカキフライを。いや、ロース揚げ定食ってのも気になるよなぁ…なんて思い巡らせながら、山手通りをたらたら歩いている昼間。

2008-12-11

武蔵野館

新宿で「シャイン・ア・ライト」を観る。
平日の昼間に行ったのに、けっこう混んでいた。

ちなみに新宿武蔵野館とあったけど、場所はビルの3階の、かつてシネマ・カリテといったところだった。
このビルの7階だったか、もっと上に新宿武蔵野館があって。ここ、記憶に残っている限りでは、俺がまだ小学校低学年のころ、初めて「意識して」行った映画館だった。

帰りに紀伊国屋で、ストーンズ特集の「ロッキン・オン」と、中村よお さんの新刊『肴(あて)のある旅 神戸居酒屋巡礼記』を買って帰る。

2008-12-07

ヴィジョンズ・オブ・アメリカ

恵比寿の写真美術館で「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ」を観てきた。

戦後のアメリカを色んな方向から捉えたイメージのアレコレ。
家族、戦争。光と影。天国と地獄。
その懐、とつもなく深い懐、飛び込んでいけるかっていうと、ちょっと待ってって感じなんだけど、どうしようもなく、魅力的だ。

フェアグラウンド・アトラクションのファースト・アルバムのジャケットに使われていた写真のオリジナルも展示されていた。へえ、バックは海だったのか。街中だと思い込んでいた。

出た後、ガーデンプレイス内にある麦酒記念館でビールを呑む。

2008-12-05

創作落語論

12月5日。中野ゼロ視聴覚ホールで、夢月亭清麿師匠の「物語 落語現代史」。

今回のテーマは、柳家つばめの「創作落語論」。

つばめの落語は聴いたことがなかった。
そして、三一新書から出た「創作落語論」も読んだことがなかった。

自らの師でもある柳家つばめを懐かしみ、リスペクトし、分析し、自分なりの思いをぶつける清麿師匠のアツい口調。

つばめの言葉「落語は大衆芸能」
・・・
じゃあ、大衆って何だ。どこにいるんだ。そして大衆を大衆と規定するアイツは何なんだ。そして自分自身はどっちなんだ。

柳家つばめの「創作落語論」。
来年、河出文庫で再販される。
安藤鶴夫に正岡容、色川武大などを再販している河出文庫。これはかなり嬉しい。

2008-12-04

ハムカツ定食

昼飯は、新宿の紀伊国屋の裏近くにある定食屋・冨士一でハムカツ定食。
このお店、前から知ってはいたのだけど、入るのは初めて。いま出ている「おとなの週末」で紹介されていて、それを読んでからちょっと気になっていたのだ。
紹介記事の中に、ハムカツ定食というのがあって、これは食べてみたい、と。
ハムカツっていうと、俺が行くスーパーで売っているのは厚切りのハムを揚げたものだけど、ここのは普通にハムって言葉から連想できるあの薄いハム、あれを2枚重ねで揚げたものが出てくる。
で、ソースとカラシで食べる。衣と薄いハムの交じり合う食感が珍しくってクセになりそう。

新宿をちょっとブラブラして、この日は新宿コマ劇場で『愛と青春の宝塚』を観る。
宝塚に関しては何も知らないんだけど、芸道に生きる人大好きなので、素直に感動してしまった。
せり上がる舞台にはびっくり。
演奏隊の音合わせが聞こえて、舞台の幕が上がっていくときのドキドキ感。これが味わえるのが嬉しい。
観られてよかった。
充分満足して、歌舞伎町に出ていったのでした。

2008-12-02

かつ仙

朝起きて、何だかむしょうに とんかつ が食べたくなったので、外に出る。
さあてどこにしようかと思いつつ、俺が住んでいるところは新大久保なのだが、気がつくと御徒町にいたりする。
御徒町駅近くの高架下にある定食屋が気になったりもしたけど、あいにく満席。
そうだ、ここは以前から気になっていた、あそこにしようと、アメ横へ。
アメ横に「かつ仙」という手ごろな値段のとんかつ屋を見つけたのは、もう半年以上前だ。
U字型カウンターは、昼飯時だったし、けっこう詰まっていたが隅の方に席を確保。750円のロース定食を食べる。脂身多めだけど、うまいや。皿に添えられたカラシが山盛りで。半分も使えない。カラシ・ソースでご飯もう一杯とかやりてえな。いや、やんないけどさ。
店内では、580円の単品カツ丼を食べている人が多かった。

店を出て、さらに足を伸ばして台東区立中央図書館へ。
2階にある地域資料室で、ここ数日気になっていたコトの確認をする。地味に気になっていたことだったので、確認できてスッキリした。
外に出ると、目の前にライブハウス「なってるハウス」があるのを見つける。名前だけは知っていたけど、ここにあったのか。

2008-11-30

ザ・失投パレード

11月30日。町屋駅前にあるムーブ町屋で演芸会「ザ・失投パレード」を観にいく。
お客さんも結構いて、バトルロイヤル風間さんのネタ「似顔絵王子」ではモデルになる女性も不自由しない状態。相方ミサコさんとの絡みも新機軸。
ヂェームス槇の新作落語『デトロイト・メタル・シティより~豊志賀の死』には驚愕でした。

打ち上げは、3軒。
俺なんかもう、最後の方はジュースにチェンジなのだが、俺の父親くらいの年齢の方々は、一貫して呑み続けている。で、つまみも普通にパクパク食べている。

あと俺、この日はむしょうに甘いものが食べたくなってしまい、大福を2個にバナナシェイクにフルーツポンチに、あとパフェを食べた。

次の失投パレードは4月。
1回目から全て観て、自分も出させてもらったりして。何だかんだで2年目突入というのが凄い。

2008-11-29

二日酔いのまま

前日の二日酔いも抜けぬまま、昼下がりに新宿へ。
劇場バイタスで劇団玉の湯公演『その後の仁義無き紺屋高尾』を観る。
落語を元にして、てゆうかそっから拡げていくお芝居。古典落語・大衆演芸への憧憬に80年代世代の想いが混じる。あと、前回のようなクソっつまらない原作ではなく古典をもってきたのもよかったかも。

終わってから、靖国通りを行く。途中、神保町で海鮮丼を食べて、秋葉原へ。
クラブ・グッドマンで「みちのえきの夜市」というイベントを観る。
前野健太、知久寿焼・いなかやろう。3組のアーティストが出ていて、それぞれに個性的で楽しめた。

2008-11-28

コップいっぱいの焼酎

あの、店で日本酒呑むときのハナシなんだけど。
アツくしないで常温で、ね。
小皿の上にコップを置いて、そこに瓶からトクトク注いでいくのあるでしょ。軽く零したりしてな。
で、キューとかやってくの。

ま、これといって珍しくもないハナシ。

でもこれを焼酎でやられたとしたら、どうよ。
俺、やられたのな。
中野で呑んでいて、壁に貼ったメニューで焼酎あったから注文。
割るつもりで、俺はいた。
でも、店の人、訊かないのな。俺がどう呑むか。
そして、目の前に置かれた小皿の上に乗ったコップ。そして、そこになみなみと注がれる焼酎。
びっくりしたな。たじろいだな。軽く困ったな。別に俺は日常に刺激を求めるタイプではないのな。ゼンマイ仕掛けの平坦な人生ウェルカムなのな。て、いまのはちょっと言い過ぎたな。
とにかく、訊いたよ。「あの、いまのこの状況って、いったい?」

したら、その店では焼酎とはこうゆう呑み方しか出来ない、ということを言われたのよ。
俺がこうゆう呑み方はちょっと…なんて言える雰囲気、ゼロ。
しょうがないから、氷水を追加で頼んで、チビチビと交替に呑んでいくことにした。
でも、慣れないから、ついガッといっちゃうのな。焼酎の方を。ガッと、さ。

そんなこんなで全部呑んでしまったのだけど、結局、翌日、もといその日の夜から頭ン中がドカンドカンいって、次の日まで引きずって大変でしたという、そんな30男の週末。