2008-08-16

ぼくたちの大好きなおじさん

『植草甚一 ぼくたちの大好きなおじさん』(晶文社)、買う。

70年代の、思想!的なノリに疲れた若者たちのヒーロー。
で、現在。
思想も求心力を失くして、階層固定と同調圧力が跋扈してるっぽい世の中で、植草甚一の自由なイキザマは、あまりにも眩しい。

俺、お坊ちゃん・お嬢さんが好きだ。
既得権を正しく使っている人が、好き。
既得権をムダ使いしている奴とか、あと既得権にヒガミ根性全開になっている奴とか、どうもダメ。
この辺の手合いとは、たいていケンカになる。

2008-08-15

安心

ざわざわとした気分、再び。

帰りに、高田馬場のブックオフ。
『笑学百科』小林信彦(新潮社)の単行本と、『ふらんす小咄大全』河盛好蔵 編訳(ちくま文庫)と、『現代タレントロジー ー軽率への自由ー』岡本博・福田定良(法政大学出版局)など、買う。
平均すれば1冊辺り400円くらい。
『現代タレントロジー ー軽率への自由ー』ってのは、奥付を見ると、1966年発行。600ページもある本だけど、目次を軽く眺めて、「映画はタダで見るな」「生き恥をさらす人間」「ドタバタCMにあるユーモラスな逆接」「組織のなかの自由人・おっちょこちょいの役割」「不幸せな新劇俳優も必要である」…といった見出しに惹かれて、購入。

たま の『東京フルーツ』を聴く。

2008-08-14

浜松町

昼。
もう何年も前から、お昼のTVといったら、テレ朝の「ワイドスクランブル」になっている。
でも、今日はたまたま、かつてのお昼の顔ともいえる「笑っていいとも」を見てしまった。
と、テレフォンショッキングのゲストが、なぎら健壱。
何か得した気分になる。

夕方、16時ごろ、JR山手線の浜松町駅に。
初めて降りる駅。連れと待ち合わせ。
駅近くの地下食堂街を流して、パブ風の店に入る。
牛蒡のチップスとヤキソバをつまみながら、黒ビール、ハイボールを2杯。
店内には、家族連れ、まだ17時前なのに「お疲れ様」のサラリーマンなど。
この地下食堂街、他にも気になる店がたくさんあった。
近くには、有名な立ち呑み屋もあるようだ。
浜松町、近いうちの再訪しよう。
今日、駅周辺には、浴衣姿の女性がたくさんいた。何かあったんだろうか。

18時過ぎに新宿へ戻る。
新宿3丁目の呑者家銅羅店で、「物語・落語現代史」を制作している河本晃さん、脚本家の高木登さん、劇評サイト「wonderland」主宰の北嶋孝さん らと呑む。
ビールに、酎ハイを3杯ほど。
ここは、シメのカツサンドがウマイ。

『新・文学入門』岡崎武志 と 山本義行(工作舎)、読む。

2008-08-13

非通知ワン切り

気がつくと、俺の携帯に着信履歴。
見ると、非通知。
あれ、電話鳴ったな、て思うと、すぐにやんで。
見ると、非通知。
こうゆうことが、俺のもとには定期的にある。

俗に言う「ワン切り」ってのは、番号を通知するものだろう。それでかけ直した相手に、何か悪いコトを仕掛けるっていう。
番号残すのが基本。
でも、非通知のワン切り。意味が分からない。
いや、分かる気もするのだけど、分かりたくない。てゆうか、分かり”たくない”とか書いてしまうと、俺に対して意識的に「非通知ワン切り」をしてくるヤツに対して思い切り燃料を投下しているような気分になって、腹立たしい。

♪着信あり、番号通知ナシ~…てヤツか。
これはGAKU-MCの『25℃に保たれた街』て曲のフレーズ。あれ、結構イイ曲だったよな。
当時、まだ20世紀の頃だったか、テレ東の深夜のダンス番組で、司会も務めていたGAKU-MCが唄っているのを聴いて、アルバムを買ったんだっけ。

まあ、そんなハナシはともかく。
「非通知ワン切り」するようなのって、傍観者的ポジション大好きで、そんなクールな自分をヨシとしつつも、時折襲ってくる空虚感にヤラれて鬱入るような、そうゆうヤツなんだよな。
俺もそれ系に思われているフシがあるんだけど、意外と違うんだよ。
ま、幾ら言ったところで、その言われたことを全て己の自虐ナルシスズムに転化するだろうから、書くだけアレかもしれないけど。

俺の嫌いなコトバに、「元気そうで安心したよ」てのがある。
何だそれ?俺はお前を安心させるために生きているのではない。
自分は何もしないで、ほとぼりさめてから近寄ってきて「安心した」はねえだろ。勝手に完結させんな、ての。
そうゆうヤツに限ってやるんだよ。
オドオドした表情を無理して作ったクールな笑いで隠して、そんなダメな自分を客観化して、で、客観化できてる自分って頭いいなとか思って、そう思ってしまう自意識を恥じて、恥じている自分にまた酔って、最後は自分だって一生懸命生きているだみたいな安っぽい理屈で全てをコーティングして、やるのだー
非通知ワン切りを。

2008-08-12

アンかけ素麺

『居酒屋ほろ酔い考現学』橋本健二(毎日新聞社)、読んでいる。
面白い。酒ウンチクから飲み屋観察、そっから格差広がる現代社会を覗いてしまおうという、まさに酔っ払ってなければ出来ない試みだ。
豚肉なのに何で「やきとり」?という素朴な、でもスルーしがちな問題も解き明かしてくれる。あと「ホルモン=放るもん」説を信じている人は、是非読みましょう。
銀座の、それほどビビらなくてもOKな隠れた名店も紹介されているよ。

先日書いた、消えたマイミクシイが誰かが分かって、軽く驚く。ハマってたのにねえ。

夜。帰宅して、アンかけ素麺を食べる。
梅干が入っていて、幾らでもツルツル食べられるのだ。

2008-08-11

渋谷のブックオフ

今日は11日。
一昨日の9日にオープンした渋谷のブックオフに初めて入る。

リニュアルされたクラブ・クアトロのあるビルの、1階から3階までがブックオフ。4階から上がクラブ・クアトロ。地下1階にはブックオフ系列の古着屋が入っている。

そういえば、かつてのクアトロ・ビルには、ローリング・ストーンズ専門店の「ギミーシェルター」が入っていた。
「ギミーシェルター」って俺が初めて行った頃には原宿にあった。で、原宿内で一度移転して、その後は新宿のヴァージン内に店舗を構えていた。で、ヴァージンがなくなると、クアトロに。今回のクアトロリニュアルで、現在は再度原宿に戻っているそうだ。まさにローリング。

それはともかくブックオフ。とりあえず3階まで上がる。そこはマンガ中心のフロアで、俺はマンガは殆ど読まないので、すぐ降りる。と、登ってくるエスカレーターの裏に行ったのだけど、そこに当然下りエスカレーターがあると思っていたのだが、ない。
え?どうやって降りるのって感じで、しばしキョドった。ま、すぐに階段を見っけて、それで降りたけど。
だけど俺みたいに下りエスカレーターがあると思ってキョドっている人、他にもいたぜ。
2階の文庫コーナー、1階のCDコーナー(特に500円・250円コーナー)は、できたてってこともあるのか、漁る目つきに若干「気合」漲る人が見受けられた。

結局、『甘茶ソウル百科事典』テリー・ジョンスン ムーディー・ムーニー ビリー・ブラックモン(ブルース・インターアクションズ)を、買った。700円。

その後、Bunkamuraザ・ミュージアムで『青春のロシア・アヴァンギャルド』展を観る。

2008-08-10

忘れたやつ

困ったことに、帽子をなくした。
2,3年かぶっていた結構気に入っていたキャップを、だ。
最後にかぶった日のことは覚えている。4日前だ。そのときは確かに、そばにあった。でも、いま、俺の元から帽子は消えてしまっている。
どこで?どうゆう状況で?思い当たることは幾つかあるのだが、どれも決定打にはならない。
久しぶりに、落ちる。

mixiのマイミクシイというヤツ、気づいたら人数が減っていた。
俺が大分前に把握していたより、数人、減っている。
何か、むずっとした感覚が襲いかかってくる。
そしてこれもまた、落ちる。
落ちるといっても、勝手にいなくなったヤツのことを想ってとかではない。
俺にはマイミクシイが数十人しかいない。世間には数百、もしくは千に届こうというマイミクシイを誇る方々がいるというのに。ま、それはともかく、そんな数十人くらいしかいない中で、いなくなったのが誰でどんなヤツだったのか、さっぱり思い出せないということが、落ちるのだ。

2008-08-09

甲斐…?

昨日の清麿師匠の会でストリップの話題がでたとき、額縁ストリップの第一号って誰だったっけ?と、ふと気になった。
ウチにある『ヌードさん』橋本与志夫 というストリップの歴史を綴った本によると、甲斐美春という当時まだ10代の女性とあるんだけど、昨日、俺の頭ん中ではその甲斐美春が、勝手に甲斐智枝美と変換されていた。
甲斐智枝美はないよな。リアルタイムで触れていた世代の方にはぶっ飛ばされそうなカン違いである。

新大久保の「福しん」は、土曜日は餃子が100円だ。
今日の帰り道、それを思い出し、夕飯は餃子にビールに、あとは…なんて思い立って「福しん」まで。
店内、混んでいる。
座れるスペースも、なくはない感じなんだけど、微妙。
こうゆう時にヘンな割り切りをしてしまうのが、俺だ。
そのまま高田馬場まで出て、高田馬場の「福しん」を目指す。
高田馬場店が今日餃子100円サービスをやっているかは未確認だけど、これが俺なりのオトシマエだぜ、とばかりに。
で、行ったら、高田馬場店は閉店していた。

結局「熊ぼっこ」に。
ビール、餃子、鳥皮・ニンニク・ピリ辛炒め定食を食べた。

2008-08-08

物語・落語現代史

なかのZERO視聴覚ホールで、夢月亭清麿 企画の連続講座「物語・落語現代史」。第4回目。
今回のテーマは戦後の落語。当時、一世を風靡した三代目・三遊亭歌笑を軸に見ていく。
途中、脱線的に語られるストリップの話。戦後の芸能を語る上で避けては通れない分野。それについて語る清麿師匠の熱い思いが伝わってきた。

打ち上げは、さくら水産。会計は、一人2000円。安い。
今日は昼食もさくら水産だった。フライ3点盛り。500円の定食。ご飯味噌汁お替りできて、ふりかけ、つけもの、卵、海苔が自由にとれる。安い。

2008-08-07

北の丸公園

暑い。誰もが思っていることだろうけど、暑い。
昼間、千代田区は日本武道館の裏手にある北の丸公園に行く。
芝生のあるところ、休憩・食事中のサラリーマンが普段は結構いるんだけど、今日はさすがに閑散としている。この暑さの中、屋外で弁当食べるのはムチャか。
ぽつんぽつんと、日光浴をしたり、木陰で昼寝中の人たちがいる。
少しの間、ベンチに腰を降ろす。暑い。当たり前だ。

公園内をブラブラしていたら、吉田茂の銅像が建っていた。
あまり目立たない場所にいきなり現れたんで、ちょっとびっくり。
この吉田茂と同じ時期に外務省にいた広田弘毅の評伝(『広田弘毅』服部龍二)を、読んでいる。
昨日の夜はYoutubeで東京裁判関連の画像をあれこれ観てしまい、寝不足だ。

帰って、夕食に、とろろご飯を食べる。うまい。

2008-08-06

エチオピア

夜、高田馬場のカレー屋「エチオピア」で夕食。
神保町に本店があるんだけど、そこと違うのは、最初に出てくるジャガイモが、神保町はジャガバタのみだけど、ここ高田馬場店では揚げたポテトもあって、その2種類から選べるというところ。
俺はやっぱり揚げたのが食べたくなってしまう。

むかし、どっかのチェーン系ハンバーガー屋のCMで「子どもの頃、ポテトを腹いっぱい食べてみたかった」みたいなナレーション(大人のシブめの声で)が流れるのがあった。何かしみじみ感慨に耽っているのだ。それってやっぱり、とっても「ばか」な人に思えた。
ポテトは、きわどい小道具だ。
ハンバーガー屋でポテトをガツガツ食らったり、おやつのポテトチップスが止まらなくなったり、居酒屋でポテトを「とりあえず」注文したり、人によってはホッとした印象を与えることもあるんだけど、たいていの人がこれらの行為をしていたら、ま、普通に「ばか」に映るだろう。
俺?気を抜くと上の3つの行為、やってるな。「ばか」に思われているんだろうな。きっと。

ちなみに高田馬場の「エチオピア」は、ポテトがお替り自由とある。ま、一皿が限度だろうな。俺、したことないけど。
ビーフカレーと豆のサラダを食べる。ここの豆サラダ、何かクセになる。カレーも個性的だけど、この豆サラダがうまい。
500ml瓶のビールも呑んだから、お腹いっぱい。

神田川沿いをチャリで散歩して、帰る。

2008-08-05

後悔

倉橋ヨエコを今更ながら、はじめて聴く。
引退してしまったアーティストだ。もう新作は聴けないし、ライブも観られない。

人間に与えられた時間と能力は限られている。
吸収できるものは、この世に存在するものの、ほんの一部でしかなくて。
それは分かっている。分かっているんだけど、でも…。結局、こうゆう後悔はなくならないんだろうな、と思う。

暑いと刺激のあるものが食べたくなるそうで、考えると、俺自身、昨日に続いて今日もカレーを食べてしまった。
新宿紀伊国屋地下1階、スープカレーの「モンスナック」。
この勢いで、明日もカレーを食べよう。どこにしようかな。

2008-08-04

雨の上野

上野はお江戸広小路亭で、岡崎藝術座の公演『三月の5日間』を観た。
まるで笑えないあれやこれや、おちょくっとんのか?と思うような軽演劇的な芝居、原作のエピソードの切り取り方、色々違和感抱えて会場を出ると、雨が降っている。

何か食べようと、アメ横をブラブラ。
アメ横には、前から気になっているリーズナブルな値段の とんかつ屋があって、今日も店の前は通ったのだけど、何か今日の俺は揚げ物な気分ではなかった。
小雨振る上野駅周辺をブラブラしながら、久しぶりに「クラウンエース」のカレーでも食べるか、というノリになったところで、そういえば「東京牛丼」の新メニューでカレーとハヤシがなかったっけ?と思い出して、「東京牛丼」へ。
ここは店頭で、TVで紹介されたビデオ映像を繰り返し流しているのだけど、そうゆうのって俺は余り好きではない。ま、それはともかく、新メニューのカレー・ハヤシを確認して店内へ。牛すじカレーの大盛。750円。
牛丼と同じように、クラッシャーでニンニクを搾って、食べる。
「東京牛丼」の2階にある洋食屋も、実は前から気になっているんだけど、まだ入ったことがない。
気になるけどまだ入ったことがない店。俺にはこうゆうのだって、生きるモチベーションになるのだ。

店を出ると、雨が強くなっている。
この雨の中、大久保までチャリで帰るのは、ヤだ。
ツタヤがあったので、雑誌でも立ち読みするかと思って入ったんだけど、ここ凄いな。雑誌の殆どに紐がかかっていたりビニール包装していたりの、完全立ち読み防御態勢。すごすごと店を出た。

マクドナルドに入って、しばし雨宿り。本を読んだり電話をしたり。
男同士のカップル(片方が女装)や、若者たちの集団がいた。若者たちの集団は、イケメン2・それ以外7・女1という構成で、どうゆう集まりなのかが少し気になった。

雨が収まったところで、雨上がりの蒸し暑い中を、遠くに雷が光るのを眺めながら、帰る。

2008-08-03

Swinging Popsicle

下北沢の440(four forty)というハコにライブを観にいく。
Swinging Popsicleというバンドのワンマン。2Daysの2日目だ。
初めて観るバンド。知人に誘われての観戦。

インディーポップス、で黒っぽい味付けもあり。後半にやったストーンズゥ!なR&Rがメチャかっこよかった。
19時からはじまって、終わったのは22時。みっちり聴く。

終わってから下北沢駅の近くにある鰯料理居酒屋で呑む。刺身に梅肉をあえたのが美味しかった。
夜遅くの下北沢駅で、なんのこっちゃい西山さんと逢う。

『娼婦学ノート』伊藤裕作(データハウス)、読んでいる。

2008-08-02

1000円になったら

最近どうもお腹の調子がよろしくないのは、タバコを吸ってないからだと思われるのです。

タスポってやつ。俺、あれがないとコンビニとかでもタバコが買えなくなるんだと思い込んでいた。

で、後になって自販機のみのカードだと知って、つうかあれじゃん、そんなんだったらタバコの自販機自体ここ最近減ってる気がするし、普通にコンビニで買えばいいだけじゃん。意味ねえ~。

と、それに気がついた頃には、タバコをもう一月近く、吸っていなかった。

あ~最近の風潮に乗ってるようで、イヤだ。
あ~健康で長生きします!とか言ってるみたいで、イヤだ。

でも、幼少時にヒドい喘息に悩まされた俺は、基本的にタバコってのはカラダに合わないものだ。
しばし断っている現在となっては、逆にいまタバコ吸ったら咽るんだろうな、なんて思ったりもする体たらく。でも、こうゆう時だからこそ、吸いたいんだけどな・・・。

あ~何か現在の嫌煙ムードに「あえて」逆らっているみたいで、イヤだ。
あ~必要悪的なものを持ち上げるポーズ気取っているみたいで、イヤだ。

でも、あれでしょ?タバコって、将来1箱1000円になるかもってがハナシあるんでしょ?
意味分かんないよな。
でも、ま、いいや。
タバコが1箱1000円になったりしたら、そん時また、吸うことにしよう。

2008-08-01

しおしお

高田馬場の中古レコード屋「タイム」にふらっと入る。
店の外の看板や店内がリニュアルされていて、こざっぱりした印象を受ける。

たま のナゴムから出したインディー盤『しおしお』のLPが1000円で売っていたので、買う。
これ、渋谷のレコファンでは1900円とかした。
「イカ天」に出た直後に発売されたものだからバカ売れしていたのは、ちょうどインディースのレコードに興味を持ち始めた頃だったので、俺も知っていた。でも当時は聴くこともなくって、15,6年を経て、遂に聴く。て、大袈裟に言うこともないか。
たま って都会によく似合う。

こざっぱりした感じになっていた「タイム」。
買ったレコードに、新しくレコード外袋をつけてくれた。前は、口の部分が長めで、それを折りたたんであるこの店オリジナルの外袋だったのに。
売っているレコードのライナーを、裏ジャケに出してあるのは変わっていなかった。

コンビニのレジのところにある1コ20円のではなくって、それよりもやや小ぶりな袋詰めになっている10コ入り100円のチロル・チョコを、今日、5つも食べてしまった。

2008-07-31

ぼくの好きなフィッシュマンズ

はじまりは、俺は観ていないんだけど、『人のセックスを笑うな』て映画。あれ、フィッシュマンズの曲が使われてるんだよね、みたいなハナシから。
で、え?フィッシュマンズ聴いたことないの?て展開になって、じゃあ聴いてみてよ。アルバム順に聴いてけば…かったるい?じゃあ、CDRに適当に焼くわ。

そんな会話あって、フィッシュマンズの自分ベストを、考えてみたのだ。
しかしこれがまた、あれもこれもでなかなかまとまらなくて。

しかし、俺はいまだにPCで「焼く」という表現に馴染めないでいる。
焼く、だぜ。火器取扱いかよ。ダビングでいいだろうよ。「ダビングすんじゃねえ!」なんてラッパーが言ってたのも今は昔か。
だから「今度焼いとくわ…」なんてスマートに言っている若者を見ると、なんかムカつく。放火予告でもデッチ上げて通報したろかみたいな。

それはともかく、フィッシュマンズって極端に偏愛するのもあれだけど、知る前と知った後ではやっぱ「違う」って言えるものがあるわけで。俺の中には。
ほんと、特別なモノを残してくれた。
改めて、奇跡だったと思う。
でもフィッシュマンズのベスト、選ぶ人によって、ホント違うんだろうな。その人なりの風景。その人なりの音楽。
グダグダ曲選ぶよりも、『ネオ・ヤンキーズ・ホリデイ』1枚差し出します、とかね。『ロング・シーズン』1曲だよ、てのもあるだろうし。

で、結局選んだのは。

「シーズン」(Single ver)
「Special Night」
「エヴリデイ エヴリナイト」(Live ver)
「なんてったの」
「ナイトクルージング」
「幸せ者」
「Future」(remix)
「IN THE FLIGHT」(Live ver)
「GO GO ROUND THIS WORLD!」
「マイライフ」
「100ミリちょっとの」
「チャンス」
「感謝(驚)」(Live ver)
「ずっと前」
「頼りない天使」(Live ver「男達の別れ」)

こうやって並べて見返してみると、あれだよな。「Future」の次が「IN THE FLIGHT」とか、これがいま一番聴きたい曲とその流れとはいえ、何か、俺、疲れているのかな。

でも、こうゆうの久しぶりにやったけど、楽しいな。
「ぼくの好きなローリングストーンズ」、「ぼくの好きな三上寛」、「ぼくの好きなスワンキーズ」…色々やりたくなってきてしまったぜ。
でも、エスカレートすると嫌がられるから気をつけないと。

2008-07-30

豊洲

昼、大久保通りにあるクイックガストで食事していたら、隣に座っていた男が、味噌汁に醤油を垂らしていた。
その光景に、どうしようもなくダメージを受ける。

川上弘美『風花』、読む。

夜、昨夜の大雨のリベンジも兼ねて、チャリで隅田川まで行く。
豊洲まで行って、周辺を走り回る。
空き地の向こうに見えるビルの明かりに、レゲエのレーベル・ペントハウスのデザインを思い出す。
俺、やっぱ自然よりもこうゆう風景の方が落ち着く。
遠くに見えるお台場の観覧車が、2年後に撤去されるというハナシを聞いた。
豊洲も、オリンピック開催だの魚市場移転だの、色んな思惑に晒されている。
でも、いまは、静かだ。

2008-07-29

牡蠣カレー

昨日東中野へ行ったついでに、山手通り沿いのブックオフにも行ってみた。
棚をあれこれ眺めていって、何気なく手に取ったCDに「おや?」となる。
1990年に再結成した頭脳警察のCD『頭脳警察 7』。帯に目が留まって、ブックオフでは幾らくらいで売っているのかな、と手にしてみたのだ。
2千と数百円。へえ、と思う。今から18年も前のCDなのに。『頭脳警察 7』は現在廃盤だってことを店員がヘンに「学習」とかしているんだろうか。で、こんな値段なワケ?
ま、それはいいんだけど。問題は、ここから。
帯は『『頭脳警察 7』だ。でも肝心のCDはというと、これが75年に発表された『悪たれ小僧』だったのだ。現在流通している紙ジャケになる前の、1990年に再結成に合わせてCD復刻されたプラケース盤『悪たれ小僧』。これが2000円以上ってのは、どう考えても高い。いや、高いとかそうゆうコトじゃなくって。
帯と本体が違うCD。微妙に「価値分かってます」的値段付けがされているというのに。
あのCD、ずっと棚の中であのまんまなのだろうか。それとも、いつか、誰かが間違って買っていくのだろうか。

今日はレトルトの「牡蠣カレー」というのを食べた。
海産物の風味がカレーに交じり合っていて、懐かしい気分になる。
むかし付き合っていた人がカレーを作るときは、いつもホタテ入りだった。
「海ぃ~」な風味のカレー。実家からホタテを送ってくるみたいで、カレーにはホタテがお約束になっていたのだ。
なかなか美味しかったし、珍しさもあって、俺もガンガン食べていた。
けれども、次第に普通のカレーも時々は食べたいな、なんて思うようにもなってきて。でも、結局そのことを伝える機会もなく、彼女とは別れた。

夜、突然の豪雨。外にいたのでビショ濡れ。

近場の本屋に売っていないので、神保町の東京堂まで行って、
『東京』坪内祐三 写真・北島敬三(大田出版)
買ってきた。

2008-07-28

こわれたテレビ

JR東中野駅の、新宿方面の改札から「大盛軒」なんかがあるほうに出て、大久保通りを目指して道なりに進む。
その道すがらにある居酒屋。いい感じに時代を重ねてきた趣のお店なんだけど、ランチもやっていて、今日の昼はそこで食べた。
ホッケ定食、7百円。一口サイズの秋刀魚南蛮揚げや豆腐など、小鉢も充実。ご飯お替りできるのもポイント高い。
時々ここに昼飯を食べにいくのだけど、外観だけじゃなく、店内の雰囲気もなかなかハマっている。

店内にはテレビが、客が見上げたりするような場所に置かれている。
しかし、このテレビが、難あるのだ。
映像がブレている。それもかなりひどい。映像が軽く乱れたりとか線が走ったりとか、そういったレベルではなく、もう単純に観られないのだ。
それでも、テレビはついている。ついているから、まあ気になる。テレビは気になった気持ちに応えてくれる映像を映し出してくれることはないんだけど。
声だけってことなのかな。例えばニュース番組、テレ朝の「ワイドスクランブル」みたいな、あれを声だけでも流しておこうってことなのかな、て。
でも、テレビの発する音量は、やっと聞き取れる程度のもので。

消せばいいのに…?そりゃそうだ。
でも、テレビはついている。
ここで、「じゃあ消そう」だの「修理しよう」だの「新しいのを買おう」だの、いわゆる改善の方向に走らない姿勢(この店に初めて入ったのは半年位前で、その時からテレビは同じ状態だ)に、また、ハマる。

用を成さないテレビ。それをつけて働く店の人たち。

俺みたいだな、て思う。
店の人たちが、じゃない。
殆どの人から見れば用無しの物体になっているのに「つけてもらって」。なのに満足に機能を果たすこともできなくって。だけど、それでもやっぱり、そこにあるー
そんな、テレビが。