版元ドットコムのデータベースとサイトをリニューアルしました。

2015-09-04 沢辺 均

版元ドットコムのサイトをリニューアルしました。当然ですけど、その裏で動いているシステムも刷新。

版元ドットコムサイトの「お知らせ」に掲載したものですけど、こっちにも書いておきますね。
版元ドットコムサイトの「お知らせ」はコチラ http://www.hanmoto.com/pressrelease20150902

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2015年9月2日
沢辺 均(版元ドットコム組合員)

すでに8月24日(月)に新しいサイトになっていますが、遅ればせながらリニューアルのお知らせです。
移行にともなって、旧サイトからのRSSやAPIの移行に手間取ってご迷惑をかけた利用者のかたには、お詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。

●システムのリニューアルについて
今回のリニューアルは、2000年3月の版元ドットコム設立時から3回目であり、最大のリニューアルになります。
2000年設立の時は開発会社に依頼してデータベースとそれに連動したサイトをつくってオープンさせました。
しかしすぐに、機動的な継続開発の必要を感じ、出版社にとって必要な機能をシステム化するために、独自の開発を最初からやりなおしました。
これが最初のリニューアルです。

次に、独自開発をMac版ファイルメーカーでおこなっていたのを、Linux・mySQLなどに変更。この時も、ほぼ一から開発しなおしをしました。
これが二回目のリニューアル。

今回は、さらにもう一度、根本から作りなおしてリニューアルさせました。
リニューアルの主な特徴は次のようになります。
・サーバーを内部サーバーから、クラウドに移行
・書誌データを、XMLとRDFのハイブリッドで管理
・会員出版社以外の書誌情報をデータベースに合体
これにより約15万2千タイトル・2,232出版社のデータを持つことになりました(20150901現在)。
なお会員出版社の書誌情報は4万7千タイトル・207出版社。
出版業界では、現在入手できる本は100万タイトルなどと言われています。毎年あらたに出版される本は7万タイトルで、これらの数字から見ればまだ収集が不足していますが、JPOの近刊収集率は70%(年間5万タイトル前後)になっていますし、すでに協議している団体などの協力で充実させる体制は整ったと思っています。

XMLでの管理に移行したのは、現在JPO出版情報登録センター(旧・近刊情報センター)が送受信に利用していることと、XMLが書誌情報管理に有意義と考えたからです。

会員出版社以外の書誌情報・書影の収集をはじめたのは、
一般の利用者にとって有意義な書誌情報は、版元ドットコム会員社「だけ」のものではなくて、出版物全体だと考えたからです。
また、すでに、JPO近刊情報センター発足時から「受信利用者」としてダウンロードして蓄積していた近刊情報と書影が存在したことも大きな理由でした。
さらに、近刊情報センター発足以前の書誌情報・書影はこのデータベースにもないので、さまざまな団体と協議してデータを補完することにしました。

●サイトのリニューアルについて
同時に、だれからも見ることのできる版元ドットコム・ウエブサイトもリニューアルを行いました。

最も大きなリニューアルは、基本的な考え方の変更です。
出版社向けのサイトから、本を探す人に情報提供するサイトに、変更しました。
従来は、出版社に書誌情報を自前で作り配信して行こう、という呼びかけに軸足がありました。むしろこうした「内幕」を本好きの人々に見せることを意識的にやろう、と考えてきたこともありました。
リニューアルでは、本を探すための機能を提供して行こうと考えています。

実はまだまだ「探すための機能」のアイデアの多くは実現出来ていないのが現状です。
今回のリニューアルで公開したのは、そのアイデアの一部に過ぎません。
「中途半端」でオープンさせたのは、これからも走りながら考えつづけよう、と思ったからです。

とはいっても、すでにオープンさせた「探すための機能」は次のようなものになります。
・書評が掲載されたという情報と、それぞれの書誌情報をつけて紹介・検索する。 →書評に載った本
・書店店で配布されているフリーペーパーを収集して紹介、あわせてそれを書評として検索する。 →本屋のフリペ
・ためし読みできる本を検索して探す。 →ためし読みできる本
・近刊情報を紹介・検索する。 →新しい本/これから出す本
・増刷した本を「売れ行き好調のもの」として紹介・検索。 →増刷した本
・本に関わるイベントをまとめて紹介する →本のイベント
・版元ドットコム会員社持ち回りで書く「日誌」で会員社の本や、会員社そのものを広く紹介。 →版元日誌

書評の掲載情報は、2010年12月から朝日・読売・日経・毎日・産經・東京中日の日曜日の書評欄に掲載された本を版元ドットコムでデータベース化してあったものを、それぞれの本の詳細情報にも引用すると同時に、掲載された情報そのものも検索することができようになっています。
書店店頭で「今週の書評の本」などとしてコーナーを作っているところもあるので、こうした書店のサポートにもなると考えています。
また、この書評掲載情報を、地方紙や雑誌の掲載情報に広げるために、他の出版社や団体とも協議をはじめています。

書店のフリペは、中小書店などのお店の販促活動のフリペを、全国どこからでも見たり、探したりできるようにしようというものです。
現在掲載しているのは以下の通りです。
・ぶんこでいず TSUTAYA 寝屋川駅前店
・往来堂書店 往来っ子新聞
・青衣茗荷の文芸通信
・大盛堂書店 2F通信

ためし読みできる本のコーナーは、大手出版社の開発したシステムを提供いただいて、版元ドットコム会員出版社の発行する本を、ネットでためし読みできるようにするこころみを、広く一般の読者に利用してもらうためのコーナーです。
このシステムの画期的なのは、そのシステムに登録することで、ネット書店の本の詳細情報に「ためし読み」ボタンが自動的に反映することです。版元ドットコムサイトでのボタンも、こうしたネット書店の一つとして自動的につけています。いわば版元ドットコムの「書誌情報を一箇所に登録して、業界各所に自動的に送られる」という目的を、ためし読みという情報で実現できる仕組みです。

ジャンル検索では、従来版元ドットコムサイトのなかにあった「近刊検索β」でおこなってきた、複数のジャンル区分やその他の情報を使ったジャンル設定で本を分類して読者からのアプローチを促進しようと考えています。
このジャンル区分はライトノベルや文庫やコミックなど、読者のイメージしやすい区分にしています。

新しい本/これから出す本は、JPO出版情報登録センターに登録される近刊情報を網羅的に掲載、検索もできます。

増刷した本は、今、版元ドットコム会員社が記録している重版の情報を掲載しています。

本のイベントは、当初の開発目的には到達出来ていませんが、会員社かどうかにかかわらず、さまざまなイベントの収集を進めていくための最初の一歩です。

さて最後に、サイトからの本の販売です。
今回、丸善&ジュンク堂のネット書店と提携を開始して、利用者への本の販売はすべて、丸善&ジュンク堂のネット書店での販売にしました。
ネットで本の販売に取組むネット書店の在庫力や配送力に任せるようにしたのです。
ですからこの販売は、会員社の本はもちろん、掲載しているすべての本の注文に対応できます。
丸善&ジュンク堂では、これまでの版元ドットコムで購入いただいた会員に、移行のためのサービスとしてポイント提供もおこなってもらいました。

これらのように、今回のリニューアルは出版業界に関わるさまざまな諸団体の協力が不可欠でした。
版元ドットコムはこれからもこうした諸団体との協力を一層すすめると同時に、より広げていき、読者に本の情報豊かに提供し、あわせて会員社出版社の出版活動が広く認知されるために書誌情報を中心とした情報の提供を進めていきたいと考えています。

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先生の退官パーティー

2015-09-01 宮崎 玲子

大学院で今、私を教えてくださっている教授が今年退官するので
その記念パーティーの実行委員みたいなことをしています。

パーティーまであと1ヶ月ほど、
準備もこれから大詰めに向かうと思われます。
ちょっとドキドキしてきました。

というのも、実行委員のメンバーは見知った人で
卒業制作展の運営も一緒にやったくらいだし、
まあ行けるでしょというゆるい気持ちでとりかかったため
私を含めみんな細かいミスを連発しまくり、
連絡を密にとらないのですれ違いが多数発生し、
ミスを修復するために
どんどん時間がかかる…。
ということがこの1ヶ月であったためです。

ポットでも朝、自分の今日やる仕事を一覧にしてみんなに共有しますが、
こういう事ってやっぱり大事なんだなあと実感しました。
地味でこまい事ですが、そういう事で仕事って成り立ってるのかもなと思います。

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出版業界紙『新文化』の「出版業界関連本」のおすすめ記事の元原稿

2015-08-28 沢辺 均

先週、『新文化』からたのまれて「わたしが奨めるこの一冊」を書いた。
「多めの300〜400字で書いて」と言われたので、650字書いた。200字ほどに削られていたんで、元の原稿を公開しておきます。今日届いた『新文化』にのっていたんで。
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字数は650くらい有る、どうぞ、適当に縮めてください。

新文化さんから、「ぜひ読んでおかなきゃいけない本」という企画に1冊推薦と注文をいただいた。
ここは一発、ひねくれた推薦をしてやろう。
『データが変える出版販売』。1994年発行の結構古い本だ。
検索したら、版元サイトでは探せなかったけど、ネット書店では販売されていた。電子書籍(フィックス)はポット出版から発売されてます。
内容は、書籍販売において書店での実売部数を把握する方法や活用方法、出版VAN(バン)を使った書誌情報の共有の必要性が書かれている。
この20年前の本を紹介したのは、今日出版業界が取り組んでいる書誌情報やデータの充実の出発点をもう一度振り返りたいと思っているからだ。
当時永井たちが構想したことが(少々カタチは変わっていても)さまざまなインフラとなって、業界に当たり前に利用されている。
JPOの近刊情報センター(出版情報登録センターに改組)は何年も前から「発売前情報」を出版社から収集して書店・取次に提供している。いまや70%近い情報を集めて配信している。POSデータは多くの出版社にとって身近に利用できるものになっている(当時はスリップを集めてデータ入力してた!)。
とはいえ、出版販売と流通は厳しい現実のただなか。古典をひもといて、この20年の業界インフラを見返してみることも改革に必要だと思う。
現在JPO専務理事の著者・永井は、本書で説くオープンで、大小かかわりなく開かれた業界インフラづくりにますます邁進することだろう。解釈するだけでなく、変革することに向かって。

データが変える出版販売
ISBN 978-4-88888-216-3
発行 日本エディタースクール出版部
発行年 1994年
本体 1,456円 B6変 160ページ
電子書籍版(フィックス)はポット出版から発売されている。

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インターンシップ最終日

2015-08-28 山崎 高志

10日目です。最終日です。山崎です。
 
 最終日ということで、沢辺さんがお昼に連れて行ってくれました。
社員のみなさんを誘ったのですが、誰もついてきてくれず。嫌われてるらしい。
自分は皆さんのこと好きだったんですけどね。片思いだったみたいです。
お店で、沢辺さんに
お前の日誌は真面目だ。
と、言われました。最終日に言われてもって感じが。
正直、真面目な文を書くほうが楽なんですよね。
学校教育の賜物です。

 みなさん、2週間お世話になりました。
忙しいのにも関わらず、どんなことでもひとつひとつ丁寧に教えて下さり、ありがとうございました。
インタビューだったり、産直フェアだったり、封入大会だったりいろんなことがありました。
あっと言う間の2週間でした。なんなら、あ を言い出す前の一呼吸ぐらいの早さだったかもしれません。
夏休み2週間早起きするのは苦痛でした。ホントに。
慣れてきた頃に終わるんだから。
那須さんもやっと自分の苗字を覚えてくれたらしいです。
名前は一生覚えられないと思います。高志です。

8月ももう終わります。夏が終わります。9月が始まります。秋が始まります。
なにかが終わるとなにかが始まります。
インターンシップが終って、なにが自分の中で始まるかはまだわかりませんが
その始まったことにも早起きして立ち向かいたいと思います。

インターンシップで一番学んだことは早起きだったかもしれません。
それ以上に学んだことがあると気づくのは、社会に出てからだと思いますので、
その時にまた報告します。

みなさん本当にありがとうございました。
またどこかでお会いするまで。

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インターンシップ9日目

2015-08-28 山崎 高志

9日目です。山崎です。

 昨日は封入大会があり、そこからの直帰だったため、日誌は書けませんでした。なので、朝書いてます。
封入大会とは、直取引をしている出版社が各々の広告を持ち寄り、袋詰していく作業です。
それを全国の書店に送り、それを見て注文してもらうという感じです。
16時半から作業を始め、終了したのが20時半。
約20枚ほどのチラシを流れ作業で重ねていくのですが、自分が遅いと前の人が作った分がひたすら溜まっていき、それに対してのプレッシャーや棒になりそうな足と腰の傷みと戦いながらの4時間は、そうとう疲れました。
これを毎月やるそうです。
でも、いろんな出版社の方が集まってやっていられるので、同業界の情報交換の場になってたりするみたいですね。
中小の出版社がお互いに協力しあっているわけです。3本の矢です。

 今日は最終日。気合入れて取組む所存です。

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バリエーション豊かな今週

2015-08-26 宮崎 玲子

今週やらせていただいた仕事は、なんかバリエーション豊かでした。

新聞広告の文字組をやらせていただいたり
(ポットの新聞広告はいつもかっこいいですが、自力ではそこに到達できませんでした…)
テープ起こしや文字直しをしたり
(こういう編集部の人の手伝いもけっこうしてます)
神二商和会マップ用の写真をとりに、神二をぐるっと周ったり
(写真は下手くそですが楽しかったです)
しました。

文字組み、本当に奥が深いですよね…。
私は、余白を均一にとりがちであることに最近気づきました。
自分の癖に気づいただけでも、ちょっと前進したって事ですかね!!

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インターンシップ8日目

2015-08-26 山崎 高志

8日目です。また雨です。山崎です。

 今日、前やったファクトの続きを田村さんがやってくださったそうで、見せて頂きました。
レベルが違い過ぎました。
捕まえたばかりのポケモンでチャンピオンズリーグに挑むみたいな。
やはり、丁寧さが自分にはないですね。それ以上のものも、もちろんあるのですが。
今度やる機会があったら、今日見せてもらったのを目指してみたいと思います。

 それから、版元ドットコムのお手伝いもしました。会員の版元のリストアップ的な作業だったのですが、
出版社の名前って面白いですね。地名だったり人名だったり作りたい本の趣旨がついた名前だったり。
読み方わからねえ。って名前もあったりしました。
キラキラネームとか言われてますが、将来出版社とか会社もキラキラネームが付けられるのかもしれませんね。
会社だから、名前よりは取っ付きやすいとは思いますが。

 明日、明後日でもうインターンシップも終わりです。
悔いのないような2日間にしたい!あと、晴れて!

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ポットで働いている人の平均年齢

2015-08-25 五賀 雅子

今年の初めまでは、20〜30代前半の社員が5人、
40歳以上が5人ということで、
平均年齢はかなり高かったと思う。。。
それが、4月以降、アルバイトとして
20代前半の子たちが3人増え、この8月はインターンくんも加わって
かなり平均年齢が低くなっていると思います。

若いっていいなぁ。(ボソッ)

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インターンシップ7日目

2015-08-25 山崎 高志

7日目です。山崎です。

 今日は小久保さんから、本を作る際に欠かせない『紙』のことについて教えていただきました。
『白い紙』ってだけでも、ものすごい種類があって、さらにメーカーによっても少しずつ違っているそうです。
その中から気に入るのは見つかるとは思いますが探すのに大変な時間がかかりそう。
また、紙の値段も少しずつ違うため予算との兼ね合いなどなど考えることが多い。
ほかにも、ざらざらしたのがいいのか、つるつるしたのがいいのか、
その本の趣向に合わせて紙やカバーを変えていくそうです。

 いま、電子書籍が人気になってきています。持ち運びも楽だしタブレットひとつあれば、データ量が許す限りの本を電車の中だったり喫茶店で読むことができます。でも、それは『文字』を運んでいる、『文字』を読んでいるのであって『本』を運び、読んでいるのわけではないんですよね。
分厚いハードカバーの手にかかる重さや紙がめくれる音、匂い。それこそ、ざらざらつるつるの手触り。
五感全てを使って楽しむことができるのが、『本』なんだと小久保さんの話を聞いて、改めて思いました。
将来、電子書籍でしか読んだことないという子どもが出てくるのだとしたら、それはとっても残念なことだなと。
そんな子どもができないような社会に自分たちが考えていきたい。

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インターンシップ6日目

2015-08-24 山崎 高志

6日目です。2週目スタートです。山崎です。

 今日は、電子書籍関連の記事の素読みとファクトをしました。ファクトっていうのは事実確認のことです。人口とか会社名とかもろもろの。
土曜日、産直市に参加した出版社の方に誘って頂き、産直市の残業(打ち上げ)に参加させていただきました。
そこでも話に出ていたのですが、この事実確認、構成というのは本を作る上で欠かせない作業です。
一度外に出てしまうと本は回収とかもできないし、大問題になるそう。なので、とても重要な仕事です。
それを意識しながらやると、本当にこのページでいいのかとか内容でいいのかと考え、そうとう時間がかかった上にすべてをさらうことができませんでした。
ネットってすごい便利でいつも何気なく気になったことを検索してますが、少し意識を変えるだけで情報の正確さに疑問を持ちました。
メディア・リテラシーってやつですね。大学受験の時にメディア・リテラシーの意味を聞かれ答えられませんでした。

 また、一週間月曜から金曜毎日朝から午後までインターンをさせてもらったわけですが
いわゆる
「華金」
実感しました。
普段だと普通の平日でも次の日授業がないと
華月とか華水
になるので、金曜の夜、いい年した大人たちが浮かれる気持ちがよくわかりました。
大人の階段をまた1つ登ってしまいました。

 先程も話に出しましたが、土曜日残業をさせていただきました。
その中で、将来の話を聞かれ
コピーライターになりたい
と話したら、
じゃあこの産直市にコピーをつけて
と言われました。その場ではすぐに出てこなかったので
ちょっと考えてみました。
 
 表参道の真ん中を歩けない人たちに送りたい本が集まりました

どうでしょうか。
批判を喰らいそうですが書いてしまったので、無視します。

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インターンシップ5日目

2015-08-21 山崎 高志

 5日目です。折り返し地点です。山崎です。

 今日は、ポット出版が出しているフリーペーパー「神宮前二丁目新聞」の第二号のマップづくりをしました。
ホームページに載せるマップです。
すごく簡単にできるんですね。時代の進歩を感じました。
小学校の頃、住んでいる地域のマップを何日もかけ、手で書いたことがありますが、そんなことをしなくても1時間ぐらいで出来てしまいます。

 その後は昨日搬入した、山陽堂さんで行われている「本の産直市」の見学に行きました。
他社の出版社の方々からお話を聞くことが出来き、面白かったです。
人生の先輩の話を聞くのはやはりタメになりますね。
「出版社は一人でもできる」
実際にやってらっしゃる方からの話だったので、よくある学生起業家の話とかより説得力が倍以上ありました。
もちろん、その方の努力、能力があっての話ですが。

 会社に戻ってからは、沢辺さんのお仕事のお手伝いを。
報告メールをしたのですが
「わかりにくい」と。
なんとなく分かるだろうと思いながら書いていたので、ズバリの指摘でした。
わかりやすく簡潔に文章を書く。難しいです。
アドバイスも受け、メールを送り直しました。どうでしょうか。
この日誌もわかりにくい所だらけだろうなと。そんな深い話もしてないですが。
来週からは、わかりやすい を意識して書いてみようと思います。

 今日でインターンシップのちょうど真ん中です。
やっと、朝の早起きと明治神宮前駅にも慣れました。
最初の2日は寝坊&駅の出口間違えで遅刻しかけました。
暑い中、必死で走る姿はきっと表参道のオシャレさとはかけ離れていたでしょう。
オシャレな都会が似合う男になりたい、カントリーボーイ。

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インターンシップ4日目

2015-08-20 山崎 高志

 4日目です。山崎です。

 今日は午前中、出版部会議に参加させて頂きました。再販制のことについて聞かれたのですが、恥ずかしながら答えられず。
授業で出てきた記憶を後から思い出し、普段どれだけ適当にしか授業を聞いてなかったかと反省。一番後ろの席で聞いてたつもりになっていたわけですね。もしくは寝てたか。
ちゃんと教えていただきましたが、帰ってもう一度自分でも調べてみようと思います。
 
 その後は、昨日の残りのインタビュー起こしを。午前中、会議に参加させていただいので、午前中には終わらせることはできませんでしたが、なんとか本日中には仕上げることができました。インタビュー起こしのコツはどれだけ巻き戻しをしないかですね。自分の覚えられ、打ち込める範囲で止めて打って再生して。
人間、後ろを振り返っていては前進できないですからね。それと同じです。

 それから今日は明日明後日行われる出版社イベントの本の搬入のお手伝いを。
少ないスペースで自社の本がアピールできるレイアウトを作る。簡単そうですが、角度だったり本の大小を意識してみたりすると、なかなか納得いかないものです。
なんとなく見てる本屋のレイアウトも考えに考え、作られたものなんでしょうね。そして、その罠にはめ、売りたい本を手に取らせる書店員。孔明顔負けです。

 インターンの4分の2が雨の日。明日は晴れてほしいな、と。

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神宮前二丁目新聞のWEBサイトができるまで

2015-08-20 上野 絵美

今年の3月から、ポットで発行し、地元で配布しているフリーマガジン「神宮前二丁目新聞」。
松村が日誌に書いていますが、webサイトをオープンしました。

神宮前二丁目新聞
http://jin2news.net/

サイトづくりの主な作業員は上野・松村。
webサイト用の原稿をつくる仕事はしたことがありますが、サイトの目的や構成から考えるのははじめて。
WordPressというソフトウェアを使っているので、既存のテーマ(テンプレート)をもとにつくれるのですが
それにしてもwebの知識が乏しいので大変でした。

「こういうことやりたいだんけど、どうすりゃいいのよ」というときは、プラグインの出番。
HTMLとかわかんなくても、WordPressの機能を簡単に拡張できるツールです。

例えば、「編集部が神宮前二丁目のお店を紹介する記事に
スタッフの簡単なプロフィールを載せたい」とき。

検索して、こんなプラグインを見つけました。
・Fancier Author Box(投稿者のプロフィール情報を表示)

しかしこのプラグインだけでは、画像は表示されない。
神宮前二丁目新聞は「近所にいる人の顔が見える媒体」にしたいから、スタッフの顔写真も必要でしょう。
と思い、さらに検索して見つけたのがこれ。
・WP User Avatar(ユーザーアバターを任意の画像に設定できる)

上記ふたつのプラグインを入れて、こんなふうに表示できるようにしました。

こんな簡単なことでも、やりたいことを実現できるとうれしいもんです。

そのほか困ったときは、大学で情報システムデザインを学んだ田中にアドバイスをもらいつつ、
本を読んだりネットで調べたりして、どうにかサイトが完成したのでした。

●参考にした書籍
「本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書」(ソフトバンククリエイティブ)
「いちばんやさしいWordPressの教本 人気講師が教える本格Webサイトの作り方」(インプレスジャパン)
「WordPress Perfect GuideBook 3.x対応版」(ソーテック社)

●神宮前二丁目新聞webサイトで使用中のテーマ
stinger5ver20141011
作者: enji

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インターンシップ3日目

2015-08-19 山崎 高志

 3日目です。山崎です。

 今日は毎週恒例のポット会議がありました。現在の仕事の進捗状況、これからの予定などなどを会社全体で共有する時間です。その後は全員での社内清掃。普段からキレイな社内なので、業者でも入れているのかと思っていたら、こういうことだったんですね。それぞれが気付いたところを掃除して、いつの間にかみなさん仕事に戻っていました。この切り替えの速さが重要なんですね。

 その後は昨日のインタビューのテープ起こし。10分のインタビューを40分を目標に書き上げろとのことでしたが、60分弱かかってしまいますね。普段慣れていないキーボードだからですかね。(言い訳)
まだ、残っているので明日の午前中には終わらせることを目標に、指の運動をしておきます。

 さらに今日は、記事の打ち合わせ会議にも参加させてもらいました。幼児とその親向けの雑誌なのですが、3歳〜5歳の気持ちになってみたり、母親の気持ちになってみたり、たった見開き2ページを作るために全員が頭を絞りアイディアを出し合っている、笑いもあり和やかそうに見えて緊張感のある雰囲気を肌に感じられました。

 まだ3日目ですが、いろいろな体験ができて、インターンシップがとても充実です。略してイン充。

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インターンシップ2日目

2015-08-18 山崎 高志

 2日目です。山崎です。

 今日はとても内容の濃い一日でした。
原画の包装を頼まれたのですが、自分の不器用さに本当に嫌気がさしました。丁寧に仕事をすること。わかっていても、どこか妥協してしまう性格を直したいなと改めて思いました。反省です。

 それと今日は沢辺さんにランチを連れて行って頂きました。将来のためになる話から世間話、沢辺さんの定年後の夢。いろろいろなお話ができました。沢辺さん夢は書いてもいいと思いますが、あえて、控えときます。軽井沢に別荘を持って悠々自適な隠居生活を送りたい。っていうのでは無いことだけ、お伝えしときます。
ごちそうさまでした。

 午後からは記事のためのインタビューに同行させてもらいました。前知識がない状態では難しい話でもありましたが、とても有意義な時間でした。
また、その難しい話を沢辺さんは、自分なりの言葉に置き換え、解釈しインタビュー内容を濃くしていました。
自分の理解の確認はもちろん、後で、記事にするための言い換えだそう。
話を聞きながら頭で理解変換する作業。自分は全く出来ていませんでした。
理解するので精一杯。それでも半分理解出来たのか、出来ていないのか。
言葉を扱う仕事をしたい自分にとって、自分が本当に言葉を知らないんだなということを恥ずかしくなりました。
本を読もうと思います。安部公房が好きだと言ったら、変わってるね、と。

 

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インターンシップ1日目

2015-08-17 山崎 高志

 今日から、ポット出版でインターンをさせていただく山崎高志です。

 1日目の最初は、宮崎さんにゴミ出しやコーヒーの落とし方などの雑務、佐藤さんにスタジオ・ポットがこなしている業務について教えていただきました。20人にも満たない小さな仕事場で出版から編集、デザインまでやっていると聞き、一人ひとりの仕事量がとてつもないのではないかと、驚きました。その中でもインターン生を受けていれている懐の深さに感謝の気持ちを覚えました。ありがとうございます。
そして、とても貴重な機会を与えてもらっているので、忙しそうでも遠慮せずに質問等していきたいと思っています。ほんとうに忙しい時は言ってください。
 
 それから、原稿の内容確認。原稿には初校、再校、三校…とあり、間違った文章、内容を世の中に出さないよう何回も確認がされます。文章の表記、例えば、「すべて」なのか「全て」なのか。「子供」なのか「子ども」なのかなど、それこそ「さまざま、様々」なルールがあるそうです。そういったとこに間違いないかを細かくチェックします。
そんなこと考えて文章を打ったことがなかったので、出版社ならではだなと感じました。
また、雑誌の内容とページ数が一覧になった台割。そしてそれの付け合せ。
インタビューの文字起こしなど学校ではやることのない実践的なことをさせていただき、あっという間に一日が過ぎてしまいました。

これから2週間多くのことを吸収していきたいなと思います。
社員の皆様と2匹様。ご迷惑おかけすると思いますが、よろしくお願いします。

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千駄ヶ谷のハクビシン

2015-08-14 和田 悠里

遅くまで残業した7月末の夜0:30頃、ふらふらと帰宅していたら
千駄ヶ谷の斉藤歯科前のファミリーマートの脇からなにかが歩いてきました。
のら猫にしては大きく、胴長の茶色い体、体長の4/3ほどの長く太い尻尾、
小さい顔の鼻筋を通る白いライン……これはハクビシン!?
5秒くらいにらみ合った後、道路をサッと渡って私の横を通り過ぎ
神二方面に消えて行きました。

慌てて撮った写真がこれです。

IMG_1389.jpg

この写真じゃなんにもわからない…。
しかし、こちらのサイトで調べた感じだとハクビシンで間違いなさそうです。
●東京タヌキ探検隊!
http://tokyotanuki.jp/comparison.htm
(このサイトすごく面白いです。つい読み込んでしまいました)

まさかこの渋谷区でハクビシンにお目にかかるとは思わなかったのですが、
雑食のため、都会でも増えているんだそうです。タヌキよりも身軽で
電線を渡ったりもできちゃうので、捕まえるのが難しいんだとか。
つぶらな瞳で可愛い顔してました。

あれから毎日、また出会えないものかと思っているのですがまだ出会えていません。
千駄ヶ谷のOK周辺には野良猫グループがいくつかいるから居心地が悪いのかも。
神二で出会ったら新聞のネタにしたいです。目撃情報お待ちしています。

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デザインのきほんおさらい

2015-08-12 宮崎 玲子

先週から今週にかけて、紙面デザインの仕事をいただきました。
こどもちゃれんじすてっぷの、親御さん向け冊子にある1コーナー。

過去のフォーマットと和田さんのつくっていただいたラフを参考に
ああでもない、こうでもないと紙面をいじっていると
小久保さんから「さっきから全然進んでないから気になったんだけど、大丈夫?」
とのご指摘を受けました。

そこで、和田さん、小久保さん、沢辺さんからエディトリアルデザインの基本の「き」から
教えてもらうという事案が発生いたしました。
本当に、貴重な時間をいただいてしまってごめんなさい。
そしてありがとうございます。
本当にわかりやすく教えていただきました。

一番基本のところをおさらいしてみようと思います。

書籍のデザインで大事な要素として「文字」がありますが、文字要素はおおまかに以下に分けられます。

・見出し
・小見出し
・リード
・本文
・キャプション
・ノンブル、柱

デザインの基準になるものは「本文」です。
本文の大きさは単純に考えて「人が見て読みやすい」ものが基本で、11Q~14Q程度。
若者向けだと9Qや10Qほどの大きさのものもあるそうです。
「こどもちゃれんじ」では12〜13Qが基本です。

この本文を基本として、他の文字要素の大きさを決めていきます。
上の表でいうと、一般的には見出しやリードは本文より大きく、
キャプションやノンブル、柱は本文より小さい。

これら本文以外の文字要素を「構造明示詞」といいます。
内容(本文)以外の要素で、読者に読んでる位置、区切りを明示するものです。

「本文」と「構造明示詞」を、位置・グループ・書体などで区別していくのがデザインです。
それは必ず大きさ・太さで目立たせるというわけではなく、小さく細くという目立たせ方もあります。

…まだまだ教えてもらったのですが、すごく長くなりそうなのでとりあえずこの辺までにしておきます。
ただ、上記の本文とその他の関係を教えていただいただけでも、指針がはっきりとしてありがたかったです。
まだまだ出来ないことだらけの私で、
「仕事をすると逆に他人の時間を盗むマン」からの脱却はいつになるんだろうと不安ですが、学べることは最大限学んで精進したいです。

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4ヶ月

2015-08-12 田村 美沙紀

そういえば、最近日誌書いてないな…。
当番回ってこないな…。

と思い、順番を無視して書いております。

ポットに来てから4ヶ月経ち、
頼まれるお仕事も二巡目、三巡目のものが増えてきました。

とはいえ、1つ1つのお仕事に時間がかかりすぎ、
もしくは、早いけど雑すぎ(完成度低すぎ)、
なところは反省すべき点だと毎日のように思っています…。

そこで、まず雑なところを改善すべく、
最近は見直しをきちんとするように気をつけるようになりました。
「できました」と言う前に必ず自分で再確認するようにしています。
(文字直しのお仕事など原稿を印刷できるものは、画面上ではなく印刷して)

そういえば先日の取材帰り、松村さんに
「ポットでのお仕事で何が一番楽しいですか?」
と聞かれました。

その時は
「どのお仕事もいっぱいいっぱいで楽しめるところまで行ってないです…」
と返事をした気がするのですが、楽しいことちゃんとありました。

取材に行って、色んな人にお話を聞くのが楽しいなと思っています。
取材の時の表情作りも苦手ですし、記事もヘタですが、
それでも自分の知らないことを、取材を通して知っていくのは面白いです。

対面のやり取りの中で面白い話を引き出せるようになりたいし、
その面白さを記事に落とし込めるようにもなりたいです。
いずれは。

ここまで書いたものの、
この目標を大学のゼミの先生にもこっそり見られているんだろうな、と
ちょっとドキドキしています(笑)

次にゼミの同窓会(第1回は開催済)をやる時までに、
今よりもうちょっと成長できていますように…。

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新しく発行した本の情報がネットに反映される調査をしてみた。

2015-08-11 沢辺 均

群像の時代_書誌情報反映調査群像の時代書誌情報反映調査のPDFはコチラから

本は存在を知ってもらわなければ、そもそも売れない。
たぶん、一番大きな「陳列」は書店。そのなかでも入り口近いところに平積みされと、とかされるのがいい。
広告ってこともある。新聞によく載ってるでしょ。ポット出版もぼちぼち新聞に広告載せてる。
そのほかここ十数年に存在感を増やしているのがネットだ。
ネットには大きく3種類ある。
・ポット出版や版元ドットコムのサイト →自分で発信できるところ。
 この延長に、Twitterやfacebookもあると思う。
・本の存在を「勝手に」広めてくれる媒体や、無数の人たち。→他社が発信してくれるところ。
 新聞・雑誌・テレビなんかのメディアで本を取り上げてくれたり、書評してくれたいるする。
 あるいは自分のブログで紹介してくれたり、Twitterやfacebookにかいてくれたりする。
・本を売ってくれる書店 →ネット書店が中心だけど、リアル書店がお店への誘導としてネットを利用している
 紀伊國屋や丸善・ジュンク堂やアマゾンや楽天や、ヨドバシカメラとか。

で、こうしたネットでいろいろ紹介してくれる、すべての出発点は、その本に関する情報がテキストなどのデータになっていて、ネットに存在していることなわけ。最近は書影も本の情報のデータのひとつとしてゼツヒツ。

ということで、2000年に30数社の出版社としてはじめたのが版元ドットコムで、
・本の情報を、テキストなどのデータで、ネットに存在させる
・その情報を業界各所をはじめ、すべての「本の情報を欲している」ところに提供する
ことをしている。
上記のことで言えば、3つ目の「ネット書店への配信」に取り組み始めたということだ。

というこなんだけで、実際に本の情報を、版元ドットコムに登録して発信すると、ネット書店などにどのように反映していくのかを調査してみた。

テストに使った本は『群像の時代 動きはじめたメディアコンテンツ』というポと出版の本

04/24金 夕方に版元ドットコムの書誌情報DBに登録する
 すると版元ドットコムのサーバから、JPOの近刊情報センター(07/01から出版情報登録センターに改組)に、一日二回自動的にデータがONIX形式のxmlで送られる。ネット書店もそのデータを毎日取りに来る。
04/27月 まず、hontoに書誌情報が掲載された。しかし事前予約は取っていない。
04/28火 アマゾンが書誌情報とともに予約を開始する
以降05/11月までに、エルパカbooksとTRCブックポータルでも予約ははじまったが、他のネット書店では予約できない状態がつづく。
05/13水に、ポット出版に印刷屋から見本が100部程とどき、翌日の0514木に日販・トーハン・大阪屋などの取次に「今度こんな本だしますんでよろしく」と見本を出す。
実際に本屋に並べてもらうための本は、05/20水に取次に搬入する。
その間の、05/19火から、23金あたりで、ほとんどのネット書店で書誌情報が掲載されて、予約も始まっている。
だから、05/13水に取次に完成した本を渡したことがスタータになって、情報掲載・予約開始などにうごいたのだろうと思われる。
逆に言えば04/24金に書誌情報のデータ【だけ】を知らせても、実際の情報掲載・予約開始をはじめてくれるネット書店は少数だってわけだ。
05/25月にほぼ一斉にネット書店が注文できるようにした。そのご「在庫あり」になるのにも数日かかっては、いる。

一番右側の「国立国会図書館」のデータがどうなっているのか。
04/28火に仮データとして、書誌情報が公開されている。
これは、JPO近刊情報センターのデータを国会図書館も利用しているので、情報入手してすぐに「仮情報」として公開してるってことだ。
で、仮情報が06/03水になくなっているのだけど、出版社は取次への見本を出すときに同時に国会図書館へも納本しているので、近刊情報センターから得たデータにもとづいた仮情報を一旦取り下げて、国会図書館が独自に書誌情報を作り始めた、ということのようだ。
06/23火に、正式に書誌情報が公開されているので、昔、数ヶ月かかると言われていた国会図書館の書誌情報づくりもそれなりに早くなっているということなんだろう。

この表をみると、「アマゾンはさすがに少しでも多く売るために予約とか熱心だな」と思ってしまうかもしれないけど、アマゾンのこの行動はある種の「思い切」なんだとおもう。出版社が発行するよといっているのだから、どんどん予約活動すればいい、という考えじゃないだろうか?
逆に、他のネット書店は元々リアル書店がはじめたところが多く、数十年の出版業界の「常識」を踏まえた行動なんだろう。
「出版社に注文しても、書店に納品されるかどうかわからない」という「常識」からすれば、現物の確認をしないで予約などとっても、万一納品されなかったらお客に迷惑かけるので、慎重になるということのような気がする。

で、アマゾンの予約活動はそんなことが考えないでやっている風だ。
ポット出版から見ると、予約が(例えば)100冊あっても、アマゾンからの注文が50冊、なんてこともよくある。
残りの50人のお客には配送がおくれることになってるんだろうな、と思えることがあるのだ。
残念ながらアマゾンの担当者と直接連絡をとれるチャンネルは(大手には当然あるのだろうが)ポット出版にはないので、そんな事態をすぐに解決することはむずかしいのだ。

 

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