燃えるポット出版の秋

2012-09-06 那須 ゆかり

先日、ものすごい量の10円玉が財布に入っていて、
ちょうどJRの定期を忘れた日で、そうだ!券売機で10円玉をどっちゃり使おうと思い、
がんがん入れていたら、あるところから入れても入れても10円玉が出てきてしまうではありませんか!
わかったこと。
JRの券売機、10円玉は20枚しか受付けません。
たった20枚ですよ! 機械の限界。

『隠密剣士、いまここに甦る』はいよいよ今週9日(日)発売。
田亀源五郎さんの復刊『銀の華』上、中、下の三巻同時発売は10月初旬。
『女子をこじらせて』著者雨宮まみさんの第二弾著作もたぶん10月中に。
10月はそれ以外にも何冊か予定(たぶん)。
燃えるポット出版の秋とでもいいましょうか。

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欲望

2012-08-01 那須 ゆかり

伏見憲明さんの本を久しぶりにポットから刊行しました。
今度は小説です。

この『百年の憂鬱』にまつわる刊行記念ミニ催しが続々とはじまっています。
Twitterで担当編集者から伏見さんへのインタビューにはじまり、
今週土曜日は中村うさぎさんとのトークイベント
来週は伏見憲明の恋愛相談室がツイキャスで開かれます。現在、恋愛相談を募集中です。
ドドーンと重いものからスカーンと軽いものまで、どうぞみなさんふるって相談をお寄せください!

伏見さんと言えば、2007年にポットから刊行した『欲望問題』
人間の「痛み」「差別」「欲望」「人と生きる」とはどういうことかを
深く考えさせられました。心に残る名著です。
先日、全国の中学校の図書館にDMを送り、『欲望問題』も宣伝しました。
中学生にもわかるシンプルな言葉でつづられた本だと思うし、
この本とめぐりあいたい中学生は必ずいると思うのです。
若い人たちにほんとに読んでほしい。
中学校の図書室の先生、注文リストの一冊にぜひ! よろしくお願いします。

「欲望問題」とは関係ないですが、今日の原宿も、すごい人でした。
突然に「欲望」という文字が浮かびました。
強さの差はあれ、人はなんらしかの欲望を抱えて生きている。
希望は持つものだけれど、欲望は持ちたいと思って持てるものではない。
この年になると、希望よりも内からわき上がる小さな欲望を大事にしたいと思ったりしながら
炎天下の原宿をふらふらと歩いていました。脳がやられたのかしら。

7月刊の『ドミナの園』の春川ナミオさんの個展、タコシェヴァニラ画廊で開催中です。
本も会場で販売中です。
中野と銀座で、ナミオ先生が描くお尻賛美の世界を、ご堪能いただけます。
『百年の憂鬱』も『ドミナの園』も、あるひとつの「欲望」のかたちです。

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探偵! ナイトスクープと犬

2012-05-31 那須 ゆかり

探偵! ナイトスクープの局長がもうずいぶん前から西田敏行に変わっていたとは知らなんだ。
いったい何年見てなかったのか……。

デザイン部の山ちゃんがこっそり近寄って来て
「どうでもいい話なんですけど……ごにょごにょ」と話し始めるのは
ここんとこ決まって探偵!ナイトスクープの犬の話。
山ちゃん、テレビ埼玉でうつる探偵!ナイトスクープを毎週欠かさず
録画しているらしい。さすが関西出身!

犬にまつわる調査依頼はけっこうあるらしい。
山ちゃんが調査の顛末をごにょごにょ話してくれるんだけど、これがまた笑えるし、泣けるし。
首輪をして犬小屋につないでいるのに、帰って来たら近所を放浪し、
ちゃっかり近所の家でおやつとかもらっている飼い犬が
どうやって逃走するのかを調査してほしいという依頼で、
犬のなわぬけをビデオがとらえたらしいんだけど、それがげらげら笑ってしまうほどの
映像らしい(まだ見てない)
死んでいなくなった犬の死んだという意味がよくわからず
「どこへ行ったの?」とたずねる4歳の娘を納得させてほしいという依頼とか。
最終的には、テレビクルーもスタッフも大人は全員号泣して終わったらしい。

DVDにやいて持って来てくれるというのでものすごく楽しみ。
ああ早くみたい。
探偵!ナイトスクープ犬シリーズとして、DVDで売り出せばいいのに。

さて、ポットの6月の新刊は、
『論集文字』『家畜人ヤプー4』
家畜人ヤプーはいよいよ完結です。リンがとうとう犬に……!

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ねんねこりんスリング、近々発売します

2012-04-24 那須 ゆかり

季節外れのインフルエンザに撃沈され、1週間死んでいました。
そして起き上がって街に出てみたら、桜はすっかり散り、木々の新緑が目にまぶしい4月も終わりとなっていたのでした。

4月に出した「ねんねこりん」(正式には「赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方」)
先週あたりから書店に並び始めております。
先週土日に行なわれた代々木公園でのアースディでも
著者の釘村千夜子さんが繰り出してくれて、本と「ねんねこりん」スリングを販売!
スリングが4本、本が11冊売れました。ありがとー。

ポット出版ニュースでもお伝えしたように、
この「ねんねこりん」本の発売記念として、ねんねこりんスリングを
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」のひとつである「ミシンでお仕事プロジェクト」の南三陸ミシン工房の方々に
縫製を依頼しました。詳細はこちら→http://goo.gl/R8Uzk
近々、本とスリングセット販売をポットサイトでも開始する予定です。
ご期待ください〜!

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田亀源五郎さんの新刊いよいよ

2012-03-22 那須 ゆかり

今日、田亀源五郎さんと新刊の表紙色校確認してきました。
いよいよ刊行がせまってきた(4月10日すぎころから書店に並ぶ予定)新刊『田舎医者/ポチ』
表紙はいつもと違ったちょっとレトロな遊び心もある絵柄と風情です。お楽しみに〜。
指定した紙がイメージ通り!とのことでうれしい。
田亀さんも打ち合わせ後、さっそくツイッターでつぶやいてくれてます。

同じく4月に刊行予定の『赤ちゃんのためのおくるみスリング ねんねこりんの作り方』
入稿直前でまきまき状態に入っています。

いつも通り、ジャンルも読者層もおそらくかけ離れているポットの本の4月の新刊、
ぜひタイトルをクリックして,本の紹介サイトをご覧ください。
まれに2冊同時に興味のある人もいるかもしれないので、
そういう方はぜひ2冊合わせてのぞいてみてください。

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もう一年、まだ一年

2012-02-27 那須 ゆかり

ここんとこいろいろあわただしくて、まさに2月は逃げて行ったよう。
そして気づいたら3月。震災から一年。
この一年は時の歩みがいつもに比べて遅かったなー。
しばらく同じところでずーっと足踏みを続けていたような気持ち。
もう一年とも、まだ一年とも。

ポット出版の2月の新刊は石ノ森章太郎の「ヤプー3」。
「ヤプー」「ヤプー2」をお買い求めの方は、ぜひ「3」も。
そうでない方もこれを機に「ヤプー」を一読してみてください。

田亀源五郎さんの短編集もそろそろめどがつきはじめました。
刊行まであとひと息です。

あさって29日(水)には、昨年末に出した「女子をこじらせて」の著者雨宮まみさんと湯山玲子さんが対談するトークイベントが行われます。
3月13日(火)には、能町みね子さんと雨宮まみさんのトークイベントが阿佐ヶ谷ロフトで。
申込もはじまっています。お楽しみに!

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しめ飾り

2012-01-16 那須 ゆかり

気がついたら松の内も終わり、お正月気分もすっかり消えている。
毎年わけがわからなくなって実家の母に電話してしまう私。
「しめ飾りっていつはずしたらええんやったっけ?」
松の内が終わる7日というのが母親の答え。
「ごみばこに捨てたらあかんよ。燃やしなさい」と言われているので
燃やさないで捨てるとバチがあたりそうな気がして、その教えをしっかり守っている。
毎年しめ飾りは庭のバケツの中で燃やしているんだけど、
今年はまだはずしたまま家の中にある。
ゴミ箱にさっさと捨てるのと、捨てないでテーブルの上にほったらかしにしてるのと
どっちがバチがあたりにくいのかはわからない。……ああ早く燃やさなきゃ。

今年は一枚も年賀状を送らなかったし。
またずぼらな1年がはじまっている。

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「女子をこじらせて」雨宮まみさん×峰なゆかさんトークイベントレポート

2011-12-12 那須 ゆかり

12月10日(土曜日)、ジュンク堂書店新宿店さんで、
「女子をこじらせて」(雨宮まみ著)の刊行記念トークイベントを実施しました。
11月に「アラサーちゃん」を発売した峰なゆかさんをゲストにお迎えし、
雨宮さんと峰さんのストレートなこじらせトークで会場も盛り上がりました。
予約は数日でいっぱいになり、おかげさまで大盛況でした。
足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。
簡単な写真レポートです。 続きを読む…

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「女子をこじらせて」サイン会レポート

2011-12-06 那須 ゆかり

12月2日、雨宮まみさん著の『女子をこじらせて』フェアがあおい書店町田店で
始まりました。

町田書店の長澤さんから声をかけていただき、実現したフェアです。
夜は1日だけの雨宮まみさんのサイン会。
グッと冷え込んだ日、何人もの方が本を買ってくださり、
カフェでのサイン会にきていただきました。ありがとうございます!

aoy_machida1.jpg
続きを読む…

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「女子をこじらせて」いよいよ発売

2011-11-29 那須 ゆかり

雨宮まみさん初の単行本「女子をこじらせて」
いよいよ今週末から来週前半にかけて書店に並び始めます。
こじらせ女子人生がとことん描かれていますが、
いっぽうでこじらせたゆえにたどりついた突き抜けた明るさがあります。
装丁からもそれを感じ取っていただけるのではないかと思います。
勢いのある本です。みなさんどうぞ書店でお手にとってみてください。

「僕に生きる力をくれた犬」も今月から来月にかけて
いくつかの犬雑誌で取り上げられる予定です。
『愛犬の友』『Wan』『RETRIEVER』『柴犬ファンSPECIAL』…。
こんなに犬の雑誌があるとはこれまで知らなんだです。ワンダフル!

犬といえば、どうでもいい話ですけど、我が家の犬たちもすこぶる元気。
身体が大きくなったサクちゃんは、けれどもちっとも脳ミソが
成長しないので、相変わらず、家中をぼろぼろにしてやがります。
机も椅子もタンスも家具という家具は、角がとれて丸い人たちに変身していたり。
我が家の羽毛布団はほぼやられました。
朝起きたら、あひるが死んでいるのかと思うほどの羽が部屋中を
埋め尽くしていたり。
サクちゃんは毛がふさふさで障り心地いいんだけど、抜ける、抜ける。
朝はお弁当づくりで手一杯で、毎日の掃除なんて絶望的にできないので、
このままでは羽毛やら犬の毛やらで気管がつまって
我々家族は死んでしまうかもしれません。
でもいたずらするときの挑むような顔が
吹き出しそうになるくらいかわいいんだなー、これが。

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『僕に生きる力をくれた犬』(「プリズン・ドッグ」)いよいよ発売

2011-10-12 那須 ゆかり

「プリズン・ドッグ」の本、正式名は『僕に生きる力をくれた犬』の見本ができあがってきました。
書店発売、今週末から来週にかけてです。

できあがって「バカバカバカー」とあたまをポカスカなぐりました。
ああ、タイトルをなんで「プリズン・ドッグ」にしなかったのか〜。
最初はプリズン・ドッグにしていたんです。でもそれじゃあ意味がわかんないよって何人かに言われて
そうかもしれない……と思ってしまったわけで。
もとのNHK BSで放送された番組名は「プリズン・ドッグ」で、
その番組を見た人が本を買おうと思っても探せないじゃん!
『僕に〜』じゃまどろっこしいし、覚えにくいタイトルじゃないか!
ああ、なんてバカ。
でももう世に出てしまう本です。とにかく『僕に生きる力をくれた犬』というタイトルを
覚えてもらうべく努力せねば。

たとえば、覚えやすくするために『ぼくいぬ』と略すのはどうだろう?
「ぼくいぬ、読んだ〜?」
「まだなんだけど、ぼくいぬ、読みたいんだよね〜」
そんな会話が世間でかわされる事を願います。

10月は、「ぼくいぬ」のほか、ポット大型企画、石ノ森章太郎先生の「ジュン」シリーズの第二弾、
2巻3巻を発売しています。
こちらはもう書店に並んでいるはず。
少年ジュンが寓話の世界へ誘います。

ポットの鉄、すず、そしてサク(おまけにテンも)、みんな「ぼくいぬ」の発売を
心待ちにしてくれている…はず。

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夏休み最後の日

2011-08-31 那須 ゆかり

明日から9月。
8月31日は何かし忘れたことがあるような気分の日。

ああ夏が終わってしまうのに、なにか何だかわかんないけど、し忘れてない?
夏休み前にはあれもこれもと考えてたのに。
大人になっても8月31日の気持ちは変わらない。

そしてそうです、忘れてました、この日誌。
いや忘れてたんじゃなくて、夏休みの宿題と同じで
やんなきゃと思いつつ、忘れたふりをしていたわけです。更新さぼってすみません。

ジュンのシリーズ0巻1巻の入稿も終わり、いよいよ発売を待つばかりとなりました。
カバーの装丁は、銀と箔押し。どんなふうにできあがるか楽しみです。

ところで、世のお父さん、お母さん、子どもにいつケータイを持たせるかと悩みませんか?
「子供をケータイから遠ざけるのは間違いだ。規制より先に教育があるべきだ」という考えを持つ著者が
その考えが本当に正しいのかを検証するために、教育現場などをはじめとするさまざまなケータイ事情を取材した一冊です。「子供がケータイを持ってはいけないか?」は、ジュンと同じく、9月の15日頃発売予定です。

10月も3冊くらい刊行する予定。
夏も終わりだ〜としみじみしている場合じゃありませんよ、奥さん。

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あなたもひとつ「ねんねこりん」

2011-06-30 那須 ゆかり

ああ今日は書きたい事がいっぱいあって、長くなるかもしれません。

ポット出版7月刊2冊の怒濤の入稿作業がつづいています。

1冊は「日本発! 世界を変えるエコ技術」
日本の未来、科学の未来をになうエコ技術開発の最先端を、レポートした一冊です。
著者山路達也氏の前書きより抜粋してみます。
──今の科学技術には何ができ、何ができないのかを知ること。そして、科学技術のもたらす新しい可能性について、想像をめぐらしてみること。迂遠なようですが、一般人の科学への関心が研究への投資を促し、政策を変え、結果的にイノベーションを促進するのではないでしょうか。──
いまだからこそ一人でも多くの人に届いてほしい本です。予約を開始しました。

2冊目は「正しい貧乏青年の食卓」(ライノ曽木著)。
1日前は科学のアタマであったのに、その翌日は、ま反対というべきか、
取り上げたレシピのばかばかしさに笑いながら作業した本です。
くだらなくて面白い、そんな本もまたときには読みたくなるもんです。
一両日中にこちらも予約開始はじめます。お楽しみに〜。

さて、本題の「ねんねこりん」の登場です。

これは私の友人、釘村千夜子さんが、助産士という仕事をしていくなかで開発した、いわば抱っこ布です。
もともとアフリカやアジアのお母さんたちが赤ちゃんを抱っこするために使っていた一枚布の抱っこ帯からヒントを得て作ったのがねんねこりんのはじまり。改良に改良を加え、頼まれて作って配っているうちに、みんなから後押しされ、特許を取得し、商品化したそうです。
いやーこれがすごくいいんです!
世には、スリングという布もいろいろ出ていますが、
「ねんねこりん」のすごいところは、布がジャバラ式の構造で、それが均等加重につながり、赤ちゃんを長時間抱っこしていても肩への負担をさほど感じないというもの。
「赤ちゃんだけじゃなくて、重い荷物ももてるし、犬も抱っこできるし、寒いときには洋服がわりにもなるし、多目的スリングだよ〜」という千夜子さんの説明を受け、さっそく試着。
いやいやそのすぐれものに惚れ込みました。
さっそく一枚購入し、社内でデモンストレーション営業してみました。

その実験のひとつが、先週鉄すず日誌でも紹介されましたが、
①犬をいれてみた。
すずちゃん13kg。すず母のコメント「いやーラクラク! こりゃいいわ」
__________________1.jpg

すずちゃん、気持ちよさそー。よしよし。

さて、お次は
②5ヶ月の赤ん坊をいれてみた。
こつぼはる10kg(ちょっといい加減)。
こつぼのコメント「ああ、楽ですねえ。おしゃれ感あるし。いいかも。これでひもの調節とかできればいいんだけどなあ」なるほど!
はるのコメント「……」

__________________2.jpg

そしてさらに
③辞書を入れてみた。
広辞苑、漢和辞典など6冊(重さはかるの忘れた)
モデル和田「ああ、全然重くない!」(ほんとにそうなんです! びっくりするくらい重さを感じない)

__________________3.jpg持った辞書__________________4.jpg

こんなこともできる。
④クーラーで冷えたので羽織ってみた。
モデル和田「こんなに広がるんですね。お尻まですっぽり〜」
(冷え性なあなたにぴったり)

__________________5.jpg__________________6.jpg

自転車野郎にも登場してもらいましょう。
⑤カバンがわりに持ってみた。
モデル大田(自転車野郎)「もう少し肩幅が狭いほうがいいにゃあ」
(何かと文句をつけるやつだ。しかし、実は幅せまもあるらしい)

__________________7.jpg__________________8.jpg

疎開児童のようだな。

というわけで、こんなにさまざまな用途に使える万能ねんねこりん。
興味を持たれた方は、ぜひHPをごらんください。
「ねんねこりん」←クリックしてね。

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子連れ出勤

2011-05-27 那須 ゆかり

家庭の事情があり、子連れ出勤Weekです。

来てます!

______2011.5.27web.gif

サク(咲)でーす。
鉄に吠えられるとビビリションをしまくってまーす。
ひんしゅくでーす。
なかなか名前を自分の名前を覚えられなかったんですが、
ポットのみんなが「サク、サク、サーク」と呼んでくれるので
「もしかしてサクってあたし?」とうすうす気づき始めたようです。

ポットの新刊、入稿前でテンパってきています。
500ページの大著です。
明治〜大正を生きた仏教界の大物「渡辺海旭」の物語。
著者は「民主党政権への伏流」の前田和男さん。
6月後半には書店に並ぶ予定です。

明日は、小浜逸郎さん主催の「人間学アカデミー」講座。
武田邦彦、原発を語る(環境問題を根底から科学する)

です。楽しみ。
今回は武田さんと「原発」なので、あっという間に定員がいっぱいになり。
7月16日(土)のシンポジウム「日本人はなぜ逆境に強いのか」
(小浜逸郎氏、竹田恒泰氏、呉 善花氏、佐伯啓思氏による)

は、まだ席のあきが少しあるようです。
ご興味があれば、ぜひお申し込みを。
申込フォームはこちらです→http://www.ningengaku.net/moushikomi

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長い1ヶ月

2011-04-13 那須 ゆかり

長い長い一ヶ月だった。
地震はもちろんのこと、いろんなことがあった一ヶ月でした。

いろんな出来事のひとつ。
我が家の犬が地震後12日目に明け方死にました。最後は庭で私の腕の中で死んだので思い残す事なし。
ただ我が家にきて幸せだったのかなあと思ったり、
水に入る事が大好きだったから海に連れて行ってあげたかったなあと思ったり。
いろいろ振り返る事はあるけれども、いまは骨になって、その一部が我が家にまだあります。
庭に埋めて、木を一本植えようかと。

もうひとつ。妹が首から背中がまったく動かなくなって入院しました。
いまだ原因不明で、でも極度の疲労がたまっていたことは事実らしく、
それだけが原因かもしれない。
いまはよくなって少しずつ身体も動くようになってきているので、ひと安心。
そのヘルプのために岡山に代理で出かけたり実家に帰ったりして、私も背中がやばくなった。
自分の体力を過信しちゃいけないと痛感。
日曜日に庭の、日当りがよいためおそろしい勢いで成長するシマネトリコを親のかたきのように
剪定したら、夕方寝込みそうになった。
つい数年前ならばりばりこなしていたことも、どんどんそのスピードが落ちているし、
できることも少なくなっている。ああ、肉体の若さよ、さようなら〜。

今日から書店に並び始めた、北尾トロさんと下関マグロさんの「昭和が終わる頃、僕たちはライターになった」
読むと、自分の若かりし頃の元気さ、いい加減さ(いまでもこれは変わってないけど)が
思い出されて懐かしくもあり、ほろ苦くもあり。

4月はもう一冊、渡辺克巳写真集「新宿、インド、新宿」も発売しました。
高橋も報告してたけど、紀伊国屋新宿南店、ジュンク堂新宿店、東京堂で
A4サイズの写真パネルも掲げられています。機会があったらぜひご覧ください。

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訴えてやるー!

2011-03-08 那須 ゆかり

今朝の雪にはたまげた。
でも雪はふってるけど、どこからか沈丁花の香りがして、
やっぱり春は近いのであります。
ポットの模様替えも先週の金曜日に終わり、
出版部は、奥の間に移動。
「むさくるしい男臭部屋って感じだねえ」という声も聞こえないふりをし
紅一点、せめてさわやかな春の香りをふりまくべし。

……と書いていたら、窓の外で怒声が。
中年の男の声「なんでただのりするんだよ」
若い女の声「あんたがなんたらかんたら」(よく聞こえない)
男「お金はらってくださいよ!」
女「ぜったいしらねえ!」
ごちゃごちゃ

女「絶対訴えてやる!」「訴えてやる!」「訴えてやる!!」「訴えてやるー!!!(絶叫)」
な、なにがあったんだ。

芽吹きの季節、いろいろあるよね、人生。

出版部の次の刊行をPRしようと思ったけれど、
「訴えてやるー」の絶叫で、なんだかどうでもよくなってしまった。
4月は2冊出ます。お楽しみに。

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今日は誕生日。

2011-01-25 那須 ゆかり

今日は誕生日。いよいよ大台に突入。
犬には手をかまれるし、数日前にとうとう1本歯を抜いて歯抜け婆になったし、
やっぱ節目、というのはあるもんです。
やっと誕生日を迎えて厄落としができてハレバレしたような気分。

出版部はそこそこの忙しさというか、せっぱ詰まってないので(やばい!)、
お隣の編集部は怒濤の忙しさで私も出稼ぎしたり、あっという間に1月は過ぎ去っていくのであります。

出版部の最近の動向。
去年の12月に出した田亀さんの「童地獄・父子地獄」が好調でうれしい。
同じく12月に出した「家畜人ヤプー2」も出だしはちょびちょびだったけど、
アマゾンでは売れゆきが伸びてきました。
何より「家畜人ヤプー」が2につられて動いているので、
やっぱり2を出す効果はあるですよ。
1月にはず・ぼん16号も出ました。
17号からは、「ず・ぼん17号の実験!」という題で、月1回配信の有料メルマガをはじめようと思っています。
近々ポットサイトでお知らせする予定ですが、もうちょっとお待ちください。

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呪われた12月

2010-12-22 那須 ゆかり

犬の1匹(ナッツ)が先週の夜、突然具合が悪くなって救急にかけこんだら
心臓のまわりに血がたまっていてそれが心臓を圧迫していて
ほんとに死ぬとこだったらしい。
お腹にも血がたまっていて、腎不全、肝不全も起こしていて
絶対絶命だったらしく、まずたまった血を800cc抜いてすぐに酸素室に。
まだ入院してますが、おそらくガンが原因じゃないかとのこと。
昨年のちょうど今ごろ乳がんで手術して、すっかり元気だったので
ああ転移もせずによかったなあとすっかり安心していたんだけどやっぱりだめだったか。ああ。

そして昨日。

もう一匹(テン)が家でひとりぼっちなのもなんだからと会社に連れてきたら
なにしろこいつと鉄は犬猿の仲。
顔をあわせれば殺しそうな勢いでケンカがはじまり、
何度目かの死闘が繰り広げられようとした午後8時。
仲裁に入ったわたくしは、やられました。がぶりと。
しかも自分の犬に。しかも本気がみ。気絶するかと思うほど痛かった。
ポットのメンバーの見事な連携プレーで、介抱され、速攻救急外来に。

傷は深く、感染の可能性が高いということで、
今朝も病院で、治療と点滴。
左手を動かしたらヤバいということで、添え木を当てられ、
三角巾でつった状態。もちろんこの日記も右手うち。

文字通り飼い犬に手を噛まれた昨夜は、じつはず・ぼん16号の入稿日。
夜はほとんど使い物にならず、出版部員に大いなる手助けをしてもらう。
無事入稿できました。みなさまありがとう。
16号は1月18日ゴロ発売です。
やっと出せました。お待たせしました。
ちなみに編集後記も書けず、しらぬまに沢辺社長が
私の編集後記を書いてくれていました。こんなのアリ!!?

12月はどうも災難が続いている。
ここ数週間は歯茎が化膿して、不義理をしていた歯医者に顔を出さねばならず、
しかも、「ああもう根っこがだめですねー。抜くことになりますねー」

歯も失い、犬も失い、かまれた親指も化膿して失うことになったら絶望。
なんとかすべて失わずに2011年を迎えられるように祈るしかない。ああ。ああ。

ちなみにず・ぼん16号はおもに電子書籍や、インターネットの進化が図書館や本の世界を
どう変えるのかがメインテーマです。
今回は138ページで1500円+税。いつもより安い定価にしました。

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「童地獄・父子地獄」「家畜人ヤプー2」モアレ地獄

2010-11-26 那須 ゆかり

いやはや今週は忙しかった。
田亀源五郎さんの新刊「童地獄・父子地獄(わっぱじごく・おやこじごく)」
(「那須ゆかり」がタイトルではございませんっ!)、
入稿終わりました。見本ができあがるのは再来週。
12/14日頃には書店に並ぶことと思われます。お楽しみに〜。
今回は、大きいサイズの元画像をA5に縮小してInDesignに貼り付ける
という短篇が2つほどあって、それが、モアレを起こしてしまうという問題にぶちあたり、
難儀しましたが、画像データの段階で解像度を落として縮小して、InDesignに貼り込む→
コピードットで変換で、クリア。
しかし、同じ日に発売を予定している「家畜人ヤプー2」のモアレ問題は
さらに難儀で、シナノ印刷の村山さんとあれやこれやと模索。
結果、モアレ部分をモノクロ二階調でスキャンし直す結果で解決となりました。
いやあ勉強になりました。そして出版部はてんやわんやでした。
もう漫画原稿はどんとこい!です。さーガンガン漫画だしていくぞー! うそです。
「童地獄・父子地獄」はさっそく予約も30以上いただいています。ありがとうございます。
さて、今日田亀さんにファスビンダーの映画を何本か借りたです!
うひゃーです。「マリア・ブラウンの結婚」は好きな映画で、その話をしたら、
今日打合せに持ってきてくれたのであります。
いやはやうれしい。いつ何から観よっかなあ。今週末一本くらい観よっかなあ。
「マリア・ブラウンの結婚」を観たのは15年くらい前だったかなーなんて話してたら
田亀さんに「そんなワケないでしょ」と言われた。
そうなのだ。なんと日本での公開は80年代前半。30年近く前なのでありました。ひえー。
この歳になったら、15年前も20年前も30年前ももうさほど違いがないってことなんだな。
「そういえばこの前さあ」と、1年くらい前の話をしてしまうでしょう、そのうち。
いや、もうしてるかもしれない……。

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田亀源五郎さんの新刊

2010-10-28 那須 ゆかり

田亀源五郎さんの新刊単行本、すすめてます。
これまでに雑誌に発表された作品に一部加筆ありの短篇集です。
そういえば、3年前に出した「君よ知るや南の獄」もクリスマス前の発売でした。
今年もクリスマスプレゼント!?として、12月にはガンバって出したいと思っています。
乞うご期待!

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