2009-06-11

お部屋1872/部数と印税 7・上製の経費とアマゾンの順位

梅雨入りして鬱陶しい季節となりました。せめて気分だけでも爽やかにすべく、読んでない方はお先に以下に目を通してください。長くなってきたので、サブタイトルをつけてみました。

「1864/部数と印税 1・印税さまざま」
「1865/部数と印税 2・刷部数と実売」
「1866/部数と印税 3・下がる印税率」
「1868/部数と印税 4・上製にする理由」
「1870/部数と印税 5・本のみてくれ」
「1871/部数と印税 6・部数と定価」
 
 
今回はこれまでの補足です。

その前に事情説明。一昨日、「1871/部数と印税 6」を修正を加えた際にトラブルが生じたようで、ポットのサイト上では存在しないことになってました。深夜、帰宅してから気づいたのですが、一部を残して元データのほとんどが消えてしまってまして、ガックリ肩を落としつつ修復しました。

「何かあったのか」と心配してくれた方もいたようですが、単なる書き込み上のトラブルです。

では、補足の1。

「1868/部数と印税 4・上製にする理由」のコメント欄に、ポット出版の沢辺さんが、並製を上製にする経費を書いてくれました。

四六判で、並製と上製の差は30円程度。この場合は、部数の多寡には関係がないので、安い本でも高い本でも同じです(判型によっては違ってきましょうが)。
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2009-06-09

お部屋1871/部数と印税 6・部数と定価

読んでない方はお先に以下に目を通してください。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」
「1688/部数と印税 4」
「1870/部数と印税 5」
  
  
困ったことに、このシリーズはまだ終わらないです。アホな右翼やアホな左翼のことを書いていてもなんのメリットもないので、このまま延々続けようかと思わないではない。

『エロスの原風景』はオールカラーです。この場合は、高い本だからオールカラーなのでなく、最初からオールカラーにしたいというのが私の意向でした。

現物を見ていただかないとわからないと思いますが、例えば今から一世紀前のフランスのポストカードを紹介した章があります。これが泣けてくるくらいに美しいのです。

当時はまだ写真のカラー印刷ができなかったため、カラーのポストカードは、手あるいはスタンプによる彩色です。中でも彩色のヌードものを私は集めています。この時代のモノクロのヌード・ポストカードは復刻もされていますが、カラーのヌードは珍しく、カラー印刷でしかその魅力を伝えられないでしょう。

これはカストリ雑誌も同様。今見ると粗いのではありますが、なんとも言えず、いい色が出ていまして、これもカラーで見せたい。昭和30年代にはカラーのグラビア印刷が登場して、今とほとんど変わらなくなるのですが、変わらないことを見せるにはやっぱりカラーで出すべきでしょう。モノクロにすると、途端に古くさく見えてしまいますので。
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2009-06-08

お部屋1870/部数と印税 5・本の見てくれ

まだの方は以下を先に読んでください。面倒だったら読まなくていいけど。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」
「1868/部数と印税 4」
  
  
まだ今回はこのシリーズの最終回ではないです。終われる自信がなくなってきました。

「1866/部数と印税 3」で、雑誌は確実に売り上げを落とし、対して本の売り上げは横ばい、あるいは微減と書きましたが、これは出版界トータルの売り上げであって、タイトル数は増え続けてますから、一冊当りの売り上げは着実に減っています。

正確な数字は私も知らないですが、20年前に1万部売れたものが7千部、あるいは5千部くらいにさえなっているように感じます。

ブックオフでも、文庫や新書の値段は安定してますが、単行本は定価を問わず500円均一なんてこともよくやってます。定価3000円のものでも500円。そうしないと売れない。大きい本は重いし、邪魔ですからね。

安定している文庫や新書も、参入する出版社が相次ぎ、トータルの売り上げは伸びていても、一冊当りの売り上げは落ちているでしょう。かつて文庫は初刷が最低2万部と言われていたものですが、今は1万部を切るものもあります(出版社によりけりで、新潮社や講談社、文藝春秋あたりは今も最低2万部をキープしていそう)。
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2009-06-07

お部屋1868/部数と印税 4・上製にする理由

お読みでない方は、以下を先にどうぞ。

「1864/部数と印税 1」
「1865/部数と印税 2」
「1866/部数と印税 3」

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間もなく出る『エロスの原風景』を宣伝するために始めたシリーズなのですが、ついつい書き込んでしまって長くなってます。今回こそ終わるつもりだったのですが、さらに1回伸びました。もうちょっとおつきあいください。

今回は以前書いたことの焼き直しです。広く公開した文章ではないので、改めて書き直して出しておくことにしました。「部数と印税」ではなく、「部数と定価」がテーマです。

2004年に私の企画・監修で翻訳本『セックス・フォー・セール』を出した時、「3360円は高い」と文句をつけてきた人がいます。
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2009-06-06

お部屋1866/部数と印税 3・下がる印税率

「日本トンデモ本大賞」矢野穂積のパシリと化した人々傍聴人の写真を撮って議会で注意される恥ずかしい市議「貝になりたい」とわめき続ける饒舌な盗作者など気がかりなことがたくさんあるのですが、「1864/部数と印税 2」の続きです。

出版業界紙「新文化」をチェックしていると、出版界が終焉に向かっていることをヒシヒシと感じます。年にいくつも出版社が潰れているのはいつものこととも言えますが、書店のチェーンまでが次々と潰れています。そりゃ、本の売り上げが増えないのに、雑誌はコンビニにもっていかれ、本はアマゾンにもっていかれれば、書店は潰れるしかない。

かといって、コンビニとネット書店が既存のマーケットのすべてを支えられるかと言えば無理でしょう。町の書店が消滅しつつある中で、18禁のエロ本が危機に瀕しているように、書店があるから売れていた商品が存在しています。

「エロ本なんてなくなってもいい」と考える人たちもいそうですが、「くだらない本」「公序良俗に反する本」「どうでもいい本」「すぐに捨てられる本」「安直な本」を含めて本のマーケットは成立しています。むしろ、それが大多数かもしれない。

そういった本はついでに買うものだったり、勢いで買うものだったり、気分で買うものだったりしますから、わざわざアマゾンで探して買う人はあまりおらず、どうしたって部数は減ります。
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2009-06-05

お部屋1865/部数と印税 2・刷部数と実売

「1864/部数と印税 1」の続きです。

前回、「ネットでは印税について細かく、かつ正確に書かれたものが少ない」と書きました。

以下は、「印税とは」で検索すると上位にくる印税の説明です。

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印税とは、著作権使用料です。本を出版するために、出版社が著作者に支払います。

単行本の定価の10パーセントが、印税分に割り当てられる場合が多いです。出版部数に応じて、印税は支払われます。

出版物が売れようが売れまいが、著者が受け取る印税は変わりません。

本が始めて出版されることを初版といい、次に出版されることを2版といいます。版が増えるその度に、印税は支払われるのです。

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「1864/部数と印税 1」を読んだ方にはおわかりのように、「明らかに間違っている」とまでは言えなくても、これでは「買い取りもある」「実売計算の印税もある」「印税率はさまざま」「版と刷は違う」ということがわかりません。

その点、ウィキペディアの「印税」の項では必要最低限の説明がなされていますが、「詳しい説明」とは言いがたい。

なぜこうも印税について正確かつ詳細に語られることが少ないのかと言えば、印税は本を出す人しか興味がないってこともあるでしょうし、興味があるはずの著者たちも、こういう話を公開してはいけないと思い込んでいることがあるためです。
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2009-06-04

お部屋1864/部数と印税 1・印税さまざま【追記あり】

岩崎定夢の話はまだ続きますが、ここでちょっと休憩。休み休みやらないと、疲れますので。

間もなく新刊『エロスの原風景』が出ます。その宣伝をかねて、今回と次回は橋本玉泉さんが書いていた印税についての補足をしておきます。試しにネットで検索してみたのですが、印税について細かく、かつ正確に書かれたものが意外に少なかったものですから。

橋本さんが書いているように、本のギャラには「買い取り(買い切り)」「印税」があります。

「買い取り」というのは、最初に一定額の金をもらって、あとはいくら売れても金は支払われない方式で、多数の権利者が関わる本では、支払いの煩雑さを避けるため、「買い取り」になることがよくあります。しかし、通常、この「買い取り」は著作権を買い取ることではないので誤解なきよう。

ゴーストライターを起用する場合は、表に名前を出す人やその所属事務所と、書き手の力関係によって条件はさまざまで、印税を等分に分けるケースがある一方、買い取りの話もよく聞きます。何万部も売れているのに、ゴーストライターは30万円でおしまいだったりするわけです。ゴーストライターの権利については微妙な問題がさまざまあって、時にそれが表面化することもありますが、長くなるので、ここでは省略。
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2009-06-02

お部屋1863/瀬戸弘幸が触れられたくないこと

まだお読みでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」
「1861/岩崎定夢とフリーライター社」
 
 
「維新政党・新風 副代表 瀬戸弘幸氏の資金は何処から? 倉庫」(以下、「瀬戸弘幸の資金倉庫」)に「瀬戸氏と岩崎定夢氏」のページができました。

岩崎定夢について、また、岩崎定夢と瀬戸弘幸の関係についての情報はこれでわかりやすくなりましょう。「瀬戸弘幸の資金倉庫」をどなたがやっているのか知らないですが、何か情報のある方はあちらか私の方にお寄せください。

「この人たちは、どうしてこうも瀬戸弘幸の陳述書に出て来た情報源にこだわっているのだろう」と訝しく思っている方も多いでしょうし、すでに関心さえなくしている方もいらっしゃいましょう。実際、この問題を取り上げ始めてから、思い切りこのブログのアクセスが減ってます。

しかし、瀬戸弘幸は、この展開に強い関心を抱いているはずです。かつて瀬戸弘幸が、私のところに、二度にわたって電話をしてきたことがあります(「1699/瀬戸と名乗る方へ」「1700/瀬戸と名乗る方へ 2」参照)。
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2009-06-01

お部屋1861/岩崎定夢とフリーライター社

読んでない方は先に以下をお読みください。

「1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢」
「1858/岩崎定夢のカンパ要請 」
「1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム 」

面白いなあ、このところの瀬戸弘幸。

「日本よ何処へ」の「創価学会御用ライター裁判(2)」では、いまさらながらに、「月刊タイムス社」の社長、「フリーライター社」の社長の名前をイニシャルにしてきました。

ついでに脱字のある実名で書かれた「裁判支援闘争のお知らせ 」までコソコソとイニシャルに書き換えてやんの。書き換え前の魚拓はこちら書き換え以降の魚拓はこちら

何か知られたくないことを書いてしまっていたのでしょうね。だったら、最初から名前を出すなよ。
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2009-05-31

お部屋1859/岩崎定夢と瀬戸弘幸の伝言ゲーム

WAWの「【御用ライター】政党副代表が陳述内容を変更」によると、瀬戸弘幸の陳述書は、人名や日付の間違いだけでなく、何から何まで怪しくなってきたようです。

誰であろうと、「伝聞の伝聞」というだけで信憑性は落ちるわけですが、まして伝言ゲームの最後の聞き取り手が瀬戸弘幸とあっては、動物のウンコが手榴弾になったり、ありもしない「内部告発」が聞こえてしまうのは朝飯前です。

裁判所に出す文書なのですから、「月刊タイムス」の社長に確認くらいとればいいでょうに。それどころか、師と仰ぐ岩崎定夢にさえ確認をとっておらず、岩崎定夢から訂正を申し入れられる始末。

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 副代表氏は、今回の変更は知人氏からの申し出によるものだとした上で、「ライター氏が宗教団体と深い関係にあるため、(知人氏は)宗教団体広報部よりレイアウト済みで雑誌社に入稿されていると理解したため」と説明。ライター氏を経由する理由については、「(知人氏は)聞いてないそうですが、昔からそのようにやっていると言うこと(ママ)は雑誌社社長は言っていたそうです」。

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WAWではなぜか名前を明記していないため、「副代表氏」「知人氏」「ライター氏」が誰を指すのか混乱しますし、WAWの記述の信憑性を落としてしまってますが、「副代表氏」は瀬戸弘幸、「知人氏」は岩崎定夢、「ライター氏」はここまで名前が出てきていない人物かと思われます。
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2009-05-30

お部屋1858/岩崎定夢のカンパ要請

矢野穂積は本当に私のことが怖いらしい。

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 これまた、楽しみに待っていれば、「ドナルドダック」や「ドナルドダック」の着ぐるみが商標権の対象ではない、などというような素っ頓狂な珍説を証明してくれるというのかな???アッハハッハ!100年早いっんだよ、ホント!何が問題か未だわからず、レベルの低い親創価ネット族が本紙や矢野議員に絡むのはっ!
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 それにしても、「矢野議員が怖がっている」?!!などと、これまた、素っ頓狂なものすごい思い込みを口にした「レベルの低い親創価ネット族」の決定版である!いまさら指摘するまでもないが、矢野議員の怖がるような相手がいないのは説明不要だ。お気の毒さま。

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リンクしたり、名前を出すことさえ、相変わらずできない小心ぶりです。

具体的な反論もなし。できないんでしょう。

着ぐるみが商標の対象かどうかなんてことを私は言っておらず、文中にドナルドダックの文字があったところで、また、それに錯誤があったところで問題なしと言っているだけです。現に問題になるのはそれだけでしょうに、問題をずらそうと懸命なのは矢野穂積のみ。

この程度も理解できないのでは、いつまでも私のことを怖がって震えるしかないので、もう少し勉強してから出直しましょうネ、アッハハッハ!
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2009-05-28

お部屋1857/瀬戸弘幸と岩崎定夢

shinok30さんと瀬戸弘幸との公開討論を盛り立てるために、さらに瀬戸弘幸の「金」についての話を続けます。瀬戸弘幸はどんなことがあっても公開討論には応じないでしょうけどね。

公開討論については、こちらのコメント欄を参照のこと。

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>「直接討論をご希望の方には、以下の条件に基づく公開を前提とした文書討論を
> 受け付けます。公開討論の進め方はメール書簡で行い、ウェブに公開することと
> します。テーマはブログのエントリーに関連する内容であればご自由にどうぞ。
> 返答期間は、相手より返答がきてから、2週間以内に返答しない場合は負けとします。
> 一回の返答は、800字以内で返答することとします」
>というのはいかがでしょうか?この条件であれば時間や場所に拘束されることもありませんし、

>また時間を有意義に利用する双方の権利も守ることができます。
>せと弘幸先生と管理人様におかれましては、なにとぞよろしくお取り計らい願います。
>Posted by せと弘幸blog「日本よ何処へ」読書会 at 2009年05月25日 20:25

以前,shinok30が提示した「メールによる公開討論」のようなものですね
瀬戸さんさえ良ければ,私はその条件でも受けますよ

Posted by shinok30 at 2009年05月26日 06:36
>1.討論はshinok30と瀬戸さんの間でメールで行います

>2.討論内容のネット上での公開はshinok30が行い,
>  それについて誰でもコメントを投稿できるものとします

>3.コメントする人のIP表示はせず,また原則的にコメントの削除も行いません
>  (下記7に該当する場合を除きます)

>4.shinok30が討論内容を公開するURLを「せと弘幸Blog『日本よ何処へ』」
>  のエントリー上で告知して下さい

>5.討論期間は1ヶ月を目安としますが,討論の進展によって
>  延長または
>  終了するものとし,その判断はshinok30が行います

>6.公開期間は原則的に無期限としますが,shinok30と瀬戸さんの双方が合意した場合
>  またはshinok30が「公開することに社会通念上の問題あり」
>  と判断した場合は,その限りではないとします

>7.shinok30や瀬戸さんのメールの内容に個人情報が含まれると
>  shinok30が判断した部分は公開時には伏字とします
>  また,公開後のコメントに個人情報が含まれると,
>  shinok30が判断した場合はそのコメントは削除します
>Posted by shinok30 at 2008年09月26日 00:11

http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52040146.html

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お部屋1856/法律知らずの矢野穂積

やっと次の単行本『エロスの原風景』の作業が終わりましたが、締切が溜まっているため、今回は軽く書いておきます。次々と動きが起きるために、早くもネタとして古くなってしまった感もありますが。

矢野穂積は3羽の雀さんにはかなわないことをやっと悟ったのか、ターゲットを橋本玉泉さんにスライドしたようですが、前に書いたように、橋本さんのようなタイプが一番怖い。私を怖がっているらしき矢野穂積ですが、怖がる相手を間違っていると思います。

すでに橋本さん本人が簡単に反論していますし(ここでの「引用」の使用法は間違ってますけど)、また、常識的に矢野穂積の言うことがイチャモンでしかないことは誰でも判断できましょうが、改めて、矢野穂積が問題だとする「ドナルドダッグ」を文中で使用することについて書いておきます。

矢野穂積はしばしばインチキな法律知識を振り回して相手を威圧しようとします。条文を見慣れていない人の中には、これで恐れを為す人たちがいるわけですけど、私らには通じませんよ。2ちゃんねらーも、矢野穂積が無知であることを容易に見抜く人が圧倒的多数ですから、東村山のお年寄りたちを騙す手法は通じないです。

矢野穂積は相手を威圧できると思うのか、六法全書をしばしば携帯しています。たまにはページを開いて条文を読んだ方がよろしい。
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2009-05-25

お部屋1855/唐沢俊一のP&Gは無尽蔵

片っ端から編集者たちに確認したところ、1人を除いて、「唐沢俊一P&G(パクリ&ガセ)問題」がこうも拡大していることを知りませんでした。私も最近までその後のことを知らなかったわけですが、多くの編集者は、『新・UFO入門』の盗作騒ぎさえ知りませんでした。私よりは知られているにしても、さしたる知名度がある書き手ではないですから。

私自身、「唐沢俊一だから」ではなく、著作権がらみの報道を一通りチェックしているため、そのひとつとして『新・UFO入門』のことを知っただけのことです。著作権に興味のない編集者だと、わざわざチェックしないでしょう。「著作権に興味のない編集者ってどうなんか」と思ったりはしますけど、そんなもんです。

唯一、正確に「唐沢俊一P&G問題」を把握していた編集者は「唐沢俊一検証blog」「トンデモない一行知識の世界 2」をずっと読んでいるそうです。

「宅さんがコメントを書き込んで、続いて松沢さんがコメントを書き込んだので、どうなるんだろうってドキドキしましたよ」

宅八郎は「四方宏明の処刑」に忙しいようだし、私も東村山の問題に忙しいので、その後、これといった展開がなく、失望させてしまったとしたら申し訳ない。今後も、さして期待に添えないですが、この辺で唐沢俊一の話を入れておきます。
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2009-05-23

お部屋1854/矢野穂積・朝木直子が市議である理由

メルマガ「マッツ・・ザ・ワールド」を毎日配信しているのですが、このところ、配信のない日があります。「東村山市民新聞」瀬戸弘幸の「日本よ何処へ」をチェックして相変わらずいかれていることを確認し、「3羽の雀の日記」「断片的な日々」などをチェックして相変わらず的確なことを確認するのはこれまで通りですが、最近は、「唐沢俊一検証blog」「トンデモない一行知識の世界 2」もチェックするようになり、さらには2ちゃんねるまでチェックするようになっているので、忙しいわけです。

次の単行本の作業はだいたい終わったのですが、このあと月末の締切を何本かこなさなければならないので、「黒子の部屋」も更新ペースが落ちると思います。

いろいろと出すべきものが溜まっているのですが、「1852/瀬戸弘幸・矢野穂積は誰を見ているのか」に東村山市民の方々が書き込んでくれていて、もっと市民がこの問題に興味を抱き、発言することを期待して、あの続きを出しておきます。

長いですが、一度に出します。

中村克のおかげで、広く東村山のことが知られるようになったのは本当によかったと思ってます。あの中村克を擁護する「東村山市民新聞」のデタラメな論調を見れば、矢野穂積や朝木直子が今まで主張してきたことをそのまま信じようとする人は激減するでしょう。

しかし、東村山のことをよく知っている人たちなら、決して安心できないこともよくわかっているかと思います。
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2009-05-21

お部屋1853/瀬戸弘幸の金銭感覚

仕事が溜まっている上に、次々とヤツらが話題を提供してくれるので、全然前に進めないです。

瀬戸弘幸は「日本よ何処へ」の「東北新幹線と田園風景」に添えられた写真を外しました。

数々の指摘を受けてまずいことに気づいたのでなく、著作者からの指摘を受けて、やっと外したようです。詳しくはTINさんのブログを参照してください。

だったら、今までもさんざんやってきた写真の無断使用もすべて消して、今後は注意すればいいのに。学習能力がないのか、「正義は何をしてもいい」ってことなのか、「他は叱られてないから使っていいんだもんね」ってことなのか、常軌を逸している人たちの考えることはよくわからないです。
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2009-05-20

お部屋1852/瀬戸弘幸・矢野穂積は誰を見ているのか

瀬戸弘幸、矢野穂積、中村克らが次から次と話題を提供してくれるので、唐沢俊一には当面触れられそうにありません。それどころか、出す予定だった瀬戸弘幸の資金源についての話もなかなか出せないです。今週中には出したいものです。

昨日は、瀬戸弘幸がphotolibraryの文字が入ったままの写真を使用。パクリはいつものことだから驚かないですが、これには呆れました。

ミハルちっくが指摘しているように、写真素材を提供しているphotolibralyから引っ張ってきた写真をそのまま使用しているわけです。

この写真は非商用利用であれば無料で使用できます。ダウンロードをすればいいだけなのに、なんでそのまま持ってくるかな。

コメント欄でも指摘されているのに知らんぷり。瀬戸弘幸の厚顔さがよくわかります。厚顔じゃなければ瀬戸弘幸はこうはなっていなかったでしょうしね。
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2009-05-17

お部屋1851/ユニセフとユネスコの区別がつかない瀬戸弘幸【追記あり】

前回の続きは書き終えているのですが、間違っていたらまずいので、「現物」を確認してからアップします。

唐沢俊一ほどではないにせよ、私もまたどうしたって間違いはしてしまうわけですが、よりによって、誤字について書いた「1849/瀬戸弘幸は逃亡か」で、ああも間違わなくてもよさそうです。お恥ずかしい。

新宿二丁目の知人たちとメシを食べに行く約束をしていて、その時間を過ぎていため、慌てて更新したのが失敗でした。メルマガも慌てて配信すると、見事に間違いをしてしまいます。何度も推敲することがいかに大事かってことです。

その点、雑誌や単行本では編集者のチェックが入りますので、誤字はより少なくなります。それが印刷物のよさだったりはするのですが、「誤字はどうせ編集者が直してくれる」と安心してしまっているところもあって、「日本語として間違ってはいないが、内容がわかりにくい箇所や読みづらいフレーズ、同じ言葉の重複」などのチェックに意識が向かってしまって、誤字脱字については案外私は杜撰になっているかもしれない。

チェックする人がいれば間違いは減るはずなのですが、瀬戸弘幸のブログは、瀬戸弘幸以外に管理人とされる人物がいます。なのに、あの間違いの多さはなんでしょうか。

東村山の問題に触れなくなってしまったため、すっかり影が薄くなっている瀬戸弘幸は、児童ポルノで起死回生を狙っているようです。しかし、この問題は、すでに多くの人たちが真摯に取り組んでいて、デタラメしか書けない瀬戸弘幸の出る幕ではありません。むしろ迷惑だと言っていいでしょう。
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お部屋1850/唐沢俊一のブーメラン

なぜかブログの感想を直接私のところにメールしてくる方がいます。表に出しにくい情報であればそうするのもわかるのですが、なんということもない感想をメールで送ってくる意味がよくわからず、たいてい無視します。単なる感想はコメント欄に書いていただいた方が返事を書く気になります。

ただし、このブログは、古いエントリーにコメントがついた時に気づきにくい難点があります。私も気づきにくいのですから、まして読者は気づきにくくて、せっかくのコメントに誰も気づけないことになりかねないため、早め早めに書き込んでいただくのがよろしいかと思います。

で、【1845/中村克も「やけしに方式」】にいい情報を書き込んでくれた方がいらっしゃいます。矢野穂積が初めて中村克に接近した時の話です。コメントを書き込んだ方が誰なのかわからないのですが、おそらく実話でしょう。

そこに書いたように、矢野穂積は人を取り込む能力に長けています。自分が支配できる弱い相手をしっかり見抜く。誰かに依存していないと生きていけない中村克は格好の対象だったでしょうし、矢野穂積にとっては、瀬戸弘幸なんざ、赤子みたいなものです。

その瀬戸弘幸もまた似ているかもしれず、自分よりもっと弱い人間たちを集める。この弱さはおもに知性って意味ですが、瀬戸弘幸より弱い人間は「集団ストーカー被害者」みたいな人たちばっかりです。

では、今回の本題。

今まで幾度か指摘してきたように、矢野穂積、中村克、瀬戸弘幸らに共通する特性として、「他者に求める基準と自分を律する基準がズレている」というものがあります。「他人に厳しく、自分に甘い」というダブルスタンダードを使い分け、その結果、強力なブーメランを至るところで投げることになります。

わかりやすい例を出すと、中村克が自分の文章に「無断引用、転載、リンクを固く禁じます」と書き添えるようなものです。法に反してあれだけ悪質なパクリをやっておきながら、引用やリンクまで禁じるというのですから、「どのツラ下げて」という話です。

同様のブーメランの名手を取りあげてみるとしましょう。「トンデモない一行知識の世界 2 – 唐沢俊一のガセビアについて」の一昨日更新分を読んだら、唐沢俊一は『最後のパレード』について語っているのですね。

原文はこちら(魚拓)。今回は次のターゲットに進む予定でしたが、こんなもんを読んでしまったため、今回と次回は唐沢俊一のことをさらに書いておきます。
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2009-05-15

お部屋1849/瀬戸弘幸は逃亡か【追記あり】

ミハルちっくが立て続けにいいレポートを書いてくれてます。

久米川駅前害宣。その頃。

「正気」の中村克氏がやり続けていること

これを契機に、「オラが東村山をどうするのか」を考え、行動する人たちが出てくることを期待したいです。

こんなことだろうとは思ってましたが、実際に起きたことがわかるにつれ、中村克という人間の異常な行動、異常な自己正当化がよくわかります。

なんの根拠もなく、いきなり「創価学会」と叫び出したことにも注目です。『最後のパレード』騒動の背景には創価学会がいると吹き込んでいる人たちがいるのでしょう。自分の間違いを認めたくない中村克さんは、この考え方を渡りに船とばかりに受け入れているはずです。

それを示唆するように、「東村山市民新聞」は、朝木明代のことを強調し始めています。

議席譲渡問題、万引き事件、アリバイ工作などによって追い込まれていた彼らが、その窮地から逃れることができたのは、朝木明代の死があったためです。
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