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[第15章●その他よしなしごと]
20… 最近考えたアソビのネタ
[2005.09.21登録]

石田豊
ishida@pot.co.jp

なんだかバタバタが続いていて、未だにISBN(ちゅうか、書籍JANコード)に関する続きが書けないでいます。もし待ってられる方がいらっしゃるなら、たいへんもうしわけない。もう少し待ってください。

お茶を濁すわけではないですが、さいきん考えたアソビのネタを3つほど。

●巨人の立体視
立体視っていうのありますよね。同じ被写体をとった2枚の写真を左右に並べる。右においた写真を右目、左においた写真を左目でじっとみつめる。修練を積むと、この2枚の写真が脳内で合成されて、立体に浮き出して見えるというの。(これは平行法。他に交差法っていうやりかたもある)

この立体視に使う写真って、どういうふうに撮影されているか、ご存知ですか? たぶんご存知ですよね。両眼の間隔ほどに離した2台のカメラで同時に同じ被写体を撮影するのです。右のカメラでの映像は、あたかも右目単眼が見たのと同じものになり、左カメラの写真は左目単眼での景色と同じに写る。

これを平行法で見つめることで(筋のいいひとなら)それが立体的に見えるようになる、と。

このリクツはよくわかります。しかし、それでは大きなもの、たとえば富士山とか森ビルとかは、立体的にみることはできませんね。たしかに、肉眼でも、遠くの富士山は「立体的」には見えていないようにも思う。

しかし、目と目の間隔が数十メートルある巨人だったらどうなんでしょう。そういう巨人は、レンズ間の距離が数十メートルある2台のカメラでの写真を平行法でみたら、立体的に見えるんじゃないか。

だったら、その巨人の視覚を体験してみることはできないか。という遊びです。

数十メートル、あるいは数百メートルはなれたふたつのビルの同じ高さの窓から、遠くにみえる巨大なもの(たとえば東京都庁)を同時に撮影する。

できた写真を平行法でじっくり見つめる。都庁が飛び出して見える(ハズ)。

おもしろいかなあ。

●家庭内万国博覧会
先日買った「瓶入り乾燥ネギ」はあろうことかペルー産でした。ぼくが30年くらい使っている木製の折り畳み椅子はルーマニア製です(ホームセンターのような店でかった、実に廉価な製品です)。最近ではインドネシア製と記された家電品も多くなりました。まさに世界は実に狭くなったわけです。

そこで、家庭内にある諸外国製造のものをデジカメで撮影する。もちろんmade in どこそこと記されている部分のアップも必要です。

でもって、その結果を友人同士で競い合うっての。種目1は国の数ですね。おれなんか、もう54カ国制覇だもんねとエバる。ザンビア製とか、メイド・イン・エルサルバドルとかは評価が高くなるという希少性ポイントも加味できるかもしれませんね。種目2はセンスです。イタリア製のワインだとか、韓国製の半導体なんてもんは、センスが悪いとみなされる。当たり前すぎるやんか、と。そういう意味ではさっき例にあげたペルー製の乾燥ネギなんか、なかなか上品でいいのかも。

これを数人の友人で2年間くらいかけてあそぶ。ま、相互に競うと同時に、批評しあい、鑑賞し合うという楽しみですな。

おもしろいかなあ。

あとひとつは、書く前は少しは面白いかもと思っていたのですが、いざ文章にしてみると(上の二つに比べても、なお格段に)ごくくだらないので、割愛。

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