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[第15章●その他よしなしごと] 18… 日々のニュースの集め方 sono2 |
[2005.08.17登録] |
石田豊 |
ホントは本日はISBNの続きをアップしようと思っていたんだけど、寸前で読み返したら暑苦しすぎるので、書き直すことにしました。 で、急遽、別の話に。 前(日々のニュースの集め方[デジタル/シゴト/技術])に日本の新聞だけを読んでいては、自分が必要とするニュースを見落としてしまうのかもしれない、と書いた。海外の新聞サイトを毎日ウォッチしなくちゃならないのかも、とも。 しかし、ぼくの英語読解力はほぼネイティブ5歳児レベルであるので、言うは易し行うはベリハードです。英語以外の言語は全く読めません。それでもチビチビと試みてはいます。ほんとは、外国語に堪能な人がニュースクリップをしてくれればいいのだけれど、やっぱり、人の関心というのは個々にばらばらだから、そうもいかない。どうすりゃいいのかよくわかりません。 先日もアメリカの新聞サイトを見ていたら、目を引く記事が。アメリカのアイダホ州で、ことしはじめからクロイツフェルト・ヤコブ病患者が連続発生しているらしいんです(こっちIdaho probes outbreak of Creutzfeldt-Jakob disease - Yahoo! Newsの方がわかりやすいかも)(ここCreutzfeldt-Jakob Found in Idahoにもあります)。なんでもすでに6人が発症し、うち5人はなくなっているとか。記事ではその筋の発表として「狂牛病との関係はない」と報じていますが、んなもん、わかったもんじゃないですよね。なんぼなんでも6人連続は多すぎです。 うわー、これ大騒ぎになるんじゃないか、と、そのとき思いました。だって、食肉輸入交渉に大きな影響がでるでしょうし、やっぱり我が国の消費者としては、ホントに関係ないということをちゃんとわかるように説明してくれや、ということになる。だってアイダホは名だたる畜産州ですからね。 で(ま、いささか野次馬的興味ではあるんですが)日本の新聞サイトに注目していたんですが、どこも扱わない。ぼくの見た限りでは毎日インタラクティブ(MSN-Mainichi INTERACTIVE 医療)が医療ニュースとして翌日(8月13日)に掲載しただけ。 ふしぎです。今は選挙がらみで忙しいし、終戦特集とかもしなくちゃならんし、あまつさえ地震まであったもんだから、んなこと扱っている場合じゃないってこともわからないではないですが、それでも、いいんでしょうかねえ。これ。 米MSNのサイトにも掲載されていましたので、もしかしたら毎日インタラクティブのはその翻訳であるのかもしれないですし。しかも、このニュースはロイター発なので、日本の新聞社も捕まえているはずなんですが。リアルの新聞を購読していないので紙のほうに掲載があったかどうかは知りませんけど。 英文の記事をトツトツ読むと、その筋の言っている「狂牛病と関係がない」というコメントが納得できる感じもし、いっぽうでホンマかなとも思います。どうもプリオンの型が狂牛病由来のものと違っているという主張をしているのではないかと読み取れるのですね(読解力の不足もさることながら、どこもちゃんと書いてない)。患者がみんな高齢であるところも、従来聞いていた牛肉由来のCJDとは感じが違う。 つまり、ぼくにはよくわからんわけです。もし、日本の新聞社が、このロイター電の追っかけ取材をおこなって、これはウシとは無関係だということがわかり、そのことから、国内でのニュースバリューがないと判断してボツったのかもしれません。もしオーソドックスなCJDだったとしたら、こんなに遠く離れた地では、ニュースバリューはありませんしね。 しかし、それならそれで、ちゃんと書いてほしいなあと思う。 またぞろ、自分にとって必要なニュースはどのように収集すべきか、あるいは、ニュースを解釈する能力をどうして鍛えていくのがいいのか、考え込んでしまったのでした。 NOVAでも通おうかしら。 |
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