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[第13章●本の買い方読み方しまい方] 27… 21「ISBNについて」のコメントに関して |
[2006.10.30登録] |
石田豊 |
ISBNについてに関して >「たとえばぼくが図書コード管理センターに上記のお金を振り込めば、自動的に出版社コードは与えられる」 >とありますがこのコードで実際に素人でも取次に販売委託してもらえるものなのでしょうか? 素人なりに推測してみてもなんの実績もない素人を相手にしてもらえなそうですが、コードがあれば問題ないのでしょうか? > >また上記の17850円で3年と書いてありますが、このコードで年間9冊までの発行が出来ると考えていいのでしょうか? > >お忙しいとは思いますが上記メールアドレスまで返信していただければ幸いです。 宜しくお願い致します。 というコメントをいただきました。メールで返信するのもナンですんで、ここで書いておきます。ホントのところは出版社なり取次なり、もちろん図書コード管理センターに聞いていただくのが確実です。以下書くのは、ぼくなりの理解にすぎないことをあらかじめお断りしておきます。 出版社コードの付与と取次との取引は、原理的にはまったく関係がありません。出版社コードは申請すれば(お金を払えば)取得できますが、出版社コードがあるからといって、取次がその「出版社」の商品を取り扱ってくれるわけではまったくないと思います。 だって、取次ってのは、本の卸業者でありますから、売れるような商品でないと(もしくは今後売れるような商品を出す可能性がないと)、扱うメリットがありません。新規の出版社と取引を開始するだけでも、取次にとってはかなりの手間と経費がかかることはあきらかです。 本じゃなくって、他の商品で考えてみると、この関係は明快です。JANコードは金さえ払えばダレでも取得できます。自分の作った商品にJANコードを付けることはカネだけの問題です。しかし、その「商品」にJANコードが付いているからといって、たとえばイトーヨーカ堂がその商品を仕入れてくれるわけはないってことは、別に商売をしていない人だって、だれでもわかります。仕入れてもらうためには、商品力が必要ですし、その商品力をプレゼンする力も必要です。場合によっては、人的なコネがモノを言ったり、過去の実績が問われるかもしれません。名刺とかカタガキとかに弱いアホな担当の壁に阻まれることもあるでしょう。 そういう障壁がガッツリ存在し、それを乗り越えなきゃなんにも始まらない、ということは、ま、常識として「みんな」知っています。しかし、それがいざ、本、になると、なんだか妙なふうに思っちゃうみたいですね。 本も、他の商品と同じく、「売る」ためにはさまざまな努力がいるし、乗り越えるべきハードルがある。と、同時に、これまた他の商品と同じく、新参者だからといって、無条件かつ理不尽に参入をはね返されることもない。 ぼくは、そう思います。 >また上記の17850円で3年と書いてありますが、このコードで年間9冊までの発行が出来ると考えていいのでしょうか? この部分に関しては、べつにお金を払ったりすることなしに、年間何冊でも本の発行は可能です。どんどん出せばよろしい。3年ごとに17850円払うことで、ISBNを付番する権利を確保することができるだけです。これには別に年間9冊という制約があるわけではないと思います。 なんだか、ここの更新をずいぶんサボっておりました。申し訳ございません。いったんサボると、なんだか書きにくくなって、ますます、だめだめになっていくというスパイラルに落ち込んでおりました。リハビリの意味をこめて、書いてみました。 |
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