2010-08-10

NHK番組「週刊ブックレビュー」で『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』が紹介されます

NHK BS2、BShiで放送されている番組『週刊ブックレビュー』で、弊社が2009年10月に刊行した書籍『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』(著・大塚隆史)が、「おすすめの一冊」のコーナーで紹介されます。
紹介者は、俳優の篠井英介さんです。

【放送予定日時】
【BS2】 2010年8月28日(土)午前8時30分〜午前9時24分
【BShi】2010年8月29日(日)午前10時00分〜午前10時54分
【BShi】2010年8月30日(月)午前0時15分〜1時9分(日曜・深夜)【休止・追記8/17】
【BS2】 2010年8月31日(火)午前9時00分〜9時54分(この回のみ、変更の可能性があります)

司会 藤沢周・守本奈実
出演・書評 野崎歓・豊崎由美・篠井英介
特集 中島京子、直木賞受賞作「小さいおうち」を語る

二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ


著●大塚隆史
定価●2,200円+税
ISBN978-4-7808-0135-4 C0095
四六判 / 280ページ /並製
[2009年10月刊行]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ

2010-08-10 18:24 [高橋 大輔]

2010-08-09

電子「雑誌」フォーマットの可能性─公開インタビュー見学者募集のお知らせ

深沢英次さん(元「WIRED」日本版のテクニカルディレクター兼副編集長)に
談話室沢辺」掲載のためのインタビューを行います。

このインタビューに質問権つきの見学者を10名募集(見学料=1000円)します。
希望の方は下記フォームから申し込みください。
定員のため、締め切りました。申し込みありがとうございました。

また当日Ustreamでの中継も行います。

日時●2010年8月26日(木曜日) 18時45分開場/19時開始 21時終了予定
場所●ポット出版会議室[地図
見学料●1000円
見学申込●こちらのフォームからお申込みください定員のため、締め切りました。申し込みありがとうございました。
終了後●近所で飲み会をしようとおもっています(当日発表します)
中継●Ustreamでの中継を予定しています。ご視聴はこちら
主な問題意識と内容●↓

電子「雑誌」フォーマットの可能性

制作者側からみた電子書籍は、タグ付きテキストを基本とした電子書籍と、
デザインが保持された電子雑誌と、整理されて議論されるべきなんじゃないかと思ってます。
(読者からみたらほとんど意味ない議論ですけど)

で、今のところ、
・WIREDのように動画や3Dなどに注力したもの
・マガストアのようにPDFみたいのを使ったもの
のようなものがあると思うのですが、どちらも「画像」。

電子化する以上、検索やら、切り抜き持っていられるとか、
カットアンドペーストでTwitter に貼付けるとか、
障害者などにむけた読み上げ可能にするなどを、
実現したいもんだ、とおもうのです。

いや、割り切って画像でデザインを生かす、というのも、一つの道かもしれないけれど。

そこらへんの現状、それからHTML5を始めとした以降の可能性。
そして、今の雑誌編集現場からみたそれらのワークフローの見通しを
深沢さんにうかがいます。

2010-08-09 18:26 [ポット出版]

2010-08-05

第9期人間学アカデミー開講のお知らせ

人間学アカデミー事務局より、第9期のご案内です。
来る2010年9月11日より、人間学アカデミー第9期を開講いたします。

会場として使用しているPHP研究所東京本部の移転に伴い、1年間お休みをいただ
き、受講生の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。会場についてはPHP研究所
の移転先を引き続きお借りできることが決まりました。前よりも駅に近くなり、
便利になります。

復活となる今期は、東谷暁先生、竹内洋先生、櫻田淳先生、西野喜一先生、武田
邦彦先生という各界で活躍される5名の先生をお招きします。

たくさんの皆様の参加をお待ちしておりますので、奮ってお申し込みください。
受講を希望される方は、お早めのお申し込みをお願いいたします。
講義の詳細、料金、申し込み方法は、下記をご参照ください。

第9期人間学アカデミー詳細・要項

●テーマ
現代日本という難問
http://www.ningengaku.net/lecture/no9.html

●日程
2010年9月11日〜2011年6月25日
各講義15:00〜17:30
※シンポジウムのみ14:00〜18:00

■政策は経済を支えられるか
東谷暁講師
(1) 2010/09/11 (2) 09/25 (3) 10/02

■高度大衆社会から下流大衆社会へ
竹内洋講師
(1) 2010/10/16 (2) 10/23 (3) 11/06

■安全保障の現在と展望
櫻田淳講師
(1) 2010/11/27 (2) 12/04 (3) 12/11

■司法制度のあるべき姿
西野喜一講師
(1) 2011/01/29 (2) 02/19 (3) 03/05

■環境問題を根底から科学する
武田邦彦講師
(1) 2011/05/14 (2) 05/28 (3) 06/11

■人間学シンポジウム「テーマ未定」
パネリスト未定 ※決定次第告知いたします。
2011/6/25

●会場
PHP研究所・東京本部2Fホール
http://www.ningengaku.net/accessmap
(地下鉄半蔵門線半蔵門駅下車 5番出口より徒歩1分)

東京都千代田区一番町21 一番町東急ビル
※PHP研究所は移転しました。ご注意ください。

●講義料金
■全講義一括受講/32,000円(5名、全15回分+シンポジウム)
★第1期〜8期受講の方は割引が適用されます。
一括受講2度目/30,000円
一括受講3度目/28,000円

■講師3名選択受講/20,000円(3名、全9回分)

■講師別受講/8,000円
※複数講師の受講も可能です。人数に応じて一番安い料金が適用されます。

■人間学シンポジウム・2011/3,000円

●定員
◎50〜60名程度
※シンポジウムのみ100名程度

●懇親会
各講師の最終講義終了後、講師を囲んだ懇親会を予定しています。
都合により講師が参加できない場合もあります。
詳細は当日会場でお知らせします(参加費は別途)。

お申し込みについて

●お申し込みは人間学アカデミーウェブサイトからが便利です!
http://www.ningengaku.net/moushikomi
→申込みフォームに必要事項を明記し送信してください

●Eメールでのお申し込みも受け付けています!
mailto:kouza@ningengaku.net
→下記必要事項を明記の上、送信してください

●電話、ファックス、郵便でのお申し込みも受け付けています!
→下記必要事項をお伝えください

====お申込み必要事項====
▼お名前
▼〒・住所
▼電話番号
▼ファックス番号(お持ちであれば)
▼電子メールアドレス(お持ちであれば)
▼受講希望講座(希望する講座をお伝えください)

*その他詳細、最新情報は人間学アカデミーホームページをご覧ください。
http://www.ningengaku.net/

——————————————————–
お問い合わせ●人間学アカデミー事務局

http://www.ningengaku.net/

mailto:kouza@ningengaku.net
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-33-18#303[ポット出版内]
Tel:03-3478-1774 Fax:03-3402-5558
担当/尹(ユン)
——————————————————–

2010-08-05 23:33 [ポット出版]

2010-08-02

田亀源五郎個展「WORKS」&トークイベント開催のお知らせ

『君よ知るや南の獄』、『田亀源五郎【禁断】作品集』の著者、『日本のゲイ・エロティック・アート』の編者である田亀源五郎さんの個展が、8月9日(月)〜8月21日(土)まで、銀座・ヴァニラ画廊で開催されます。
8月14日(土)にはAVライターの雨宮まみさんと小社社長沢辺の出演する特別トークイベントを行ないます。ぜひお越しください!

田亀源五郎個展「WORKS」

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己の感じる男のエロティシズム、フェティシズム、サドマゾヒズムをテーマに、20年以上活躍してきたゲイ作家・田亀源五郎による、日本国内では初となる本格個展。初期作品から最新作まで一挙に展示。既に海外からも高い評価を受けている、パワフルなゲイ・エロスの世界をお愉しみください。

【日程】

2010年8月9日(月)〜8月21日(土)
【入場料】
500円・お土産(今回の個展用に制作したオリジナルのエクス・リブリス[Ex Libris 蔵書票]になります)付き

【会場】

ヴァニラ画廊
104-0061 東京都中央区銀座6-10-10 第二蒲田ビル4階
電話/03-5568-1233
Website: http://www.vanilla-gallery.com/
Email: info@vanilla-gallery.com

【営業時間】

12:00〜19:00(平日)
12:00〜17:00(土・祝日)
日曜のみ定休

【特別トークイベント】

8月14日(土)17:00〜
入場料1,500円
「ゲイアートシーンの現在と未来」×「男と男のエロス」
ゲスト/AVライター 雨宮まみ・ポット出版社長 沢辺均

【田亀源五郎プロフィール】

1964年生まれ。多摩美術大学在学中、ゲイ雑誌や耽美雑誌に別名義による作品を発表しつつ、卒業後の1986年にゲイ雑誌「さぶ」で本格デビュー。以降アート・ディレクターをしながら、マンガ、イラストレーション、小説等を発表、1994年からは専業作家となる。マンガ単行本多数。アーティストとしても、主に海外で個展や企画展などの開催多数。また、過去の日本のゲイ・アートの研究にも取り組んでおり、編纂画集の出版や企画展なども開催。

Website: http://www.tagame.org

【ポット出版・田亀源五郎の本】

・『君よ知るや南の獄 上
・『君よ知るや南の獄 下
・『田亀源五郎【禁断】作品集
・『日本のゲイ・エロティック・アートVol.1─ゲイ雑誌創生期の作家たち
・『日本のゲイ・エロティック・アートVol.2─ゲイのファンタジーの時代的変遷

2010-08-02 21:32 [ポット出版]

2010-07-27

『パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり! 』の予約を開始しました

2010年8月12日刊行予定の近刊『パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり! 』の予約受付を開始しました。

子どもと遊びたいけど、「何をしていいかわからない」「あまりお金をかけたくない」と思っているお父さんたちへ。
このDVDブックでは、そんな悩みを解消する、親子で遊べる楽しい理科実験をイラストと実演DVDで紹介しています。

収録している実験は「シャボン玉」「水」「塩水」「砂糖」といった、家庭にある材料で楽しめるものばかり。

本では、実験の手順のほか、お父さんの虎の巻ともなる科学的な解説も紹介しています。

DVDでは、著者・飛田賀光と子どもたちが実験を実演。
「シャボン玉を作るときの手つき」など、本だけではわかりにくいポイントも、動画だからしっかりチェックできます。
また、子ども向けのサイエンスショーを数多く行ってきた著者ならではのトークは、きっと「パパの理科実験ショー」を盛り上げるためのヒントにもなるはずです。

さあ、あなたも家庭で「パパの理科実験ショー」をはじめてみませんか?

パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり!

ご予約希望の方は本が出来次第、送料無料でお送りします(代引の場合は代引手数料300円[代金1万円以下]のみご負担いただきます)。

本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

また、Amazonでもご予約を受付中です。
『パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり! 』をAmazonで予約する

パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり!


著●飛田賀光
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0152-1 C0076
A5判 / 128ページ /並製
[2010年08月12日刊行予定]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
パパの理科実験ショー─DVDブック 今日の遊びはこれに決まり!

2010-07-27 12:27 [ポット出版]

2010-07-26

『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!』の予約を開始しました

2010年8月12日刊行予定の近刊『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!』の予約受付を開始しました。

親父、1965年東京大学入学後、東大駒場で三派全学連系の活動家となる。
1968年1月、佐世保エンプラ寄港反対闘争で、1968年3月、王子野戦病院反対闘争で逮捕・起訴される。
その後、ノンセクトとして駒場共闘会議のリーダーとなり、東大全共闘に参加。
1969年6月、東京大学中退。

1960年代後半。二十歳そこそこだった親父は何を見て、何を読み、何を考えていたのか。

親父とサシで話したこと、ある?

息子──では、文学青年がなぜそんな学生運動に突っ込んでしまったのか。
親父──それは、やっぱり時代としか言いようがないんだよ。

※本書は、ウェブサイト「Eastedge1946」で公開されている同名の原稿を元に、再構成、加筆修正を施し書籍化したものです。

お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!

ご予約希望の方は本が出来次第、送料無料でお送りします(代引の場合は代引手数料300円[代金1万円以下]のみご負担いただきます)。

本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

また、Amazonでもご予約を受付中です。
『お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!』をAmazonで予約する

お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!


著●加納明弘、加納建太
定価●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0151-4 C0095
四六判 / 256ページ /並製
[2010年08月12日刊行予定]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
お前の1960年代を、死ぬ前にしゃべっとけ!─肺がんで死にかけている団塊元東大全共闘頑固親父を団塊ジュニア・ハゲタカファンド勤務の息子がとことん聞き倒す!

2010-07-26 15:32 [ポット出版]

2010-07-14

『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』を発売しました

ポット出版は2010年7月10日に『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』を発売しました。

本書には、大きく分けて以下の5本のテキストが収録されています。

Ⅰ─「2010年代の『出版』を考える」
IT企業の経営者であり、アルファブロガーとしても知られる橋本大也、文芸評論家、フリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生と、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム組合員である高島利行、沢辺均の4人が語る、「電子書籍の可能性」「書き手、出版社はどう変わるか?」。

Ⅱ─「電子出版時代の編集者」
2009年10月に、アルファブロガー・小飼弾との著書『弾言』と『決弾』のiPhoneアプリ版を製作し、自らの会社から発売したフリーライター/編集者の山路達也に訊く、書籍の執筆・編集から電子書籍の製作、そして発売後のフォローアップまで、多様化する編集者/コンテンツ製作者の「仕事」。

Ⅲ─「20年後の出版をどう定義するか」
電子書籍の権利やフォーマット、教育現場での使用に詳しい東京電機大学出版局の植村八潮に訊く、「書籍が電子化される」ということの根源的な意味、「本であること」と「紙であること」はどう違い、どう結びついているのか?

Ⅳ─「出版業界の現状をどう見るか」
出版、そしてメディア産業全体の動向を20年間追い続けている「文化通信」編集長・星野渉が解説する、出版業界の現状と、急激な変化の要因。

Ⅴ─「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」
元「ワイアード日本版」のテクニカルディレクター兼副編集長を務めた深沢英次による、タグつきテキスト、XMLの「基本構造」を理解するための解説。

◎『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』は全国の書店、オンライン書店でご購入いただけます。
Amazonで購入する

◎『電子書籍と出版』は、電子書籍版もあります。
電子書籍版『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』は電子書籍販売サイト「理想書店」でご購入いただけます。
iPad, iPhone, PCで読めます。 

電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア


著●高島利行, 仲俣暁生, 橋本大也, 山路達也, 植村八潮, 星野 渉, 深沢英次, 沢辺 均
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0149-1 C0000
B6判 / 208ページ /並製
[2010年07月10日刊行]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

【電子書籍版】電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア


著●高島利行, 仲俣暁生, 橋本大也, 山路達也, 植村八潮, 星野 渉, 深沢英次, 沢辺 均
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5023-9 C0000
[2010年07月8日刊行]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
【電子書籍版】電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

2010-07-14 12:15 [ポット出版]

2010-07-09

電子書籍版『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』発売しました

ポット出版は2010年7月8日に電子書籍版『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』を発売しました。iPad, iPhone, PCで読めます。
電子書籍販売サイト「理想書店」でご購入いただけます。

本書には、大きく分けて以下の5本のテキストが収録されています。

Ⅰ─「2010年代の『出版』を考える」
IT企業の経営者であり、アルファブロガーとしても知られる橋本大也、文芸評論家、フリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生と、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム組合員である高島利行、沢辺均の4人が語る、「電子書籍の可能性」「書き手、出版社はどう変わるか?」。

Ⅱ─「電子出版時代の編集者」
2009年10月に、アルファブロガー・小飼弾との著書『弾言』と『決弾』のiPhoneアプリ版を製作し、自らの会社から発売したフリーライター/編集者の山路達也に訊く、書籍の執筆・編集から電子書籍の製作、そして発売後のフォローアップまで、多様化する編集者/コンテンツ製作者の「仕事」。

Ⅲ─「20年後の出版をどう定義するか」
電子書籍の権利やフォーマット、教育現場での使用に詳しい東京電機大学出版局の植村八潮に訊く、「書籍が電子化される」ということの根源的な意味、「本であること」と「紙であること」はどう違い、どう結びついているのか?

Ⅳ─「出版業界の現状をどう見るか」
出版、そしてメディア産業全体の動向を20年間追い続けている「文化通信」編集長・星野渉が解説する、出版業界の現状と、急激な変化の要因。

Ⅴ─「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」
元「ワイアード日本版」のテクニカルディレクター兼副編集長を務めた深沢英次による、タグつきテキスト、XMLの「基本構造」を理解するための解説。

【電子書籍版】電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア


著●高島利行, 仲俣暁生, 橋本大也, 山路達也, 植村八潮, 星野 渉, 深沢英次, 沢辺 均
希望小売価格●950円+税
ISBN978-4-7808-5023-9 C0000
[2010年07月8日刊行]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
【電子書籍版】電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

2010-07-09 10:20 [ポット出版]

2010-07-07

2010年7月8日(木)〜11日(日)開催●東京国際ブックフェアに参加します

2010年7月8日(木)〜7月11日(日)に開催される、日本最大の本の展示会「第17回 東京国際ブックフェア(TIBF)」。ポット出版は、今年も「版元ドットコム」ブースで共同出展します。

東京国際ブックフェア(TIBF)2010特設コーナー

TIBF開催期間中、「版元ドットコム」ブースではさまざまなイベントを開催します。
ポット出版は、親子向けの理科実験ショーを開催。
テーマは「重さ」と「体積」。普段はあまり意識することのない、このふたつの不思議を感じられる理科実験がいっぱいです。
お子さんはもちろん、保護者のかたも楽しめること間違いなし!
夏休み前、お子さんと一緒に参加すれば自由研究のヒントが見つかるかもしれません。
ぜひお越しください。

『パパの理科実験ショー in TIBF』

●日時……2010年7月10日(土)12時〜13時
●場所……東京ビックサイト 西1ホール内
 版元ドットコム有限責任事業組合ブース(4-18)
  ・版元ドットコム 東京国際ブックフェア(TIBF)2010特設コーナー
●イベント参加費……無料
 ※東京国際ブックフェアへの入場料は1200円です。
  ただし、展示会招待券をお持ちの方は無料で入場可能です
  ・第17回 東京国際ブックフェア
 ※展示会招待券は、東京国際ブックフェア公式ホームページにて無料申し込み可能です
 ※イベント参加の事前予約は不要です

●内容
「ヘリが飛ぶと地球は軽くなる? 〜重さの不思議〜」
ヘリコプターのラジコンを箱の中で飛ばすと、箱の重さは変わるのか!?
その答えは意外や意外……。

「『1+1=2』にならない? 〜液体の不思議〜」
水500mlとアルコール500mlを足しても、1000mlにはならない!
液体は、常に「1+1=2」にはならないから。
この不思議を「発泡スチロール」と「あずき」で解明する!

●講演者プロフィール
飛田賀光(とびた・よしみつ)
茨城県日立市の職員。1990年から6年間、日立シビックセンター科学館でサイエンスショーなどの企画・運営を担当。以後もプライベートでサイエンスショーを行うなど、科学の普及活動に取り組んでいる。過去8回、NHK教育テレビに出演。「サイエンスレンジャー」「おもしろ理科先生」「理科大好きボランティア」登録。2010年8月中旬、著作のDVDブック『今日の遊びはこれに決まり! パパの理科実験ショー』をポット出版より発売予定。

電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

2010年7月10日(土)発行の『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』を、8日(木)から会場で販売いたします。
電子書籍販売サイト「理想書店」から発売する電子書籍版『電子書籍と出版』も、8日(木)から発売する予定です。


著●高島利行, 仲俣暁生, 橋本大也, 山路達也, 植村八潮, 星野 渉, 深沢英次, 沢辺 均
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0149-1 C0000
B6判 / 208ページ /並製
[2010年07月10日刊行予定]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

2010-07-07 12:16 [ポット出版]

ポット出版図書目録2010出来ました●ご希望の方はお名前・ご住所を books@pot.co.jp まで

ポット出版図書目録2010』が出来ました。ご希望の方には無料でお送りします。お送り先のお名前、ご住所、「目録希望」とお書き添えの上、 books@pot.co.jp までご連絡下さい。

ポット出版図書目録2010


編●ポット出版編集部
頒価●0円
ISBN978-4-7808-0150-7 C0000
四六判 / 64ページ /並製
[2010年07月10日刊行]

◎1989年〜2010年7月10日までに刊行した143点+電子書籍22点の書誌情報を収録。
◎シリーズ別、書名、著者名、刊行順の索引付。

目次

思想/評論
社会/ノンフィクション
出版/メディア
図書館
ず・ぼん
性/風俗/セクシュアリティ
ゲイ/レズビアン
カーミラ
クィア・ジャパン・リターンズ
芸術
コミック
絵本
小説
音楽・映画・演芸
岩松了の脚本・エッセイ
電子書籍

シリーズ別索引
書名索引
著者名索引
刊行順索引

Webのご案内

2010-07-07 11:57 [ポット出版]

2010-06-23

イベントレポート●『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』刊行記念トーク&サイン会「庄野真代、55歳 自分らしく生きるために」@兵庫・大阪

2010年6月19日(金)に兵庫のジュンク堂書店・三宮店、20日(土)に大阪のジュンク堂書店・難波店リブロイオンモール鶴見店にて『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』刊行記念トーク&サイン会「庄野真代、55歳 自分らしく生きるために」を開催しました。

ジュンク堂書店三宮店
まずは19日(金)ジュンク堂書店三宮店。会場は店の上にある会議室ということで、講義のような趣に。

ジュンク堂書店難波店
続いて20日(土)ジュンク堂書店難波店。エスカレーター横のスペースで。
トークを見かけて途中から席に着かれる方もいました。

リブロイオンモール鶴見店
最後はリブロイオンモール鶴見店。イオンモールのフードコートにある立派なステージで。

サイン会
各所でサイン会も。写真はジュンク堂書店三宮店。

庄野さんはタイトなスケジュールの中、疲れも見せずに3会場で立ったまま、
語りかけるようにお話されていました。ありがとうございました。

最後にお集まりいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦


著●庄野真代
定価●952円+税
ISBN978-4-7808-0146-0 C0036
四六判 / 136ページ /並製
[2010年06月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-23 14:41 [ポット出版]

『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』の予約を開始しました

2010年7月10日刊行予定の近刊『電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア』の予約受付を開始しました。

電子書籍の登場により、出版をめぐる状況はどう変わるのか?
さまざまな分野でその変化の最前線に立つ人びとに、「いま」を訊きました。

本書には、大きく分けて以下の5本のテキストが収録されています。

Ⅰ─「2010年代の『出版』を考える」
IT企業の経営者であり、アルファブロガーとしても知られる橋本大也、文芸評論家、フリー編集者として電子書籍を追い続けてきた仲俣暁生と、早くから出版活動のネット展開を手がけてきた版元ドットコム組合員である高島利行、沢辺均の4人が語る、「電子書籍の可能性」「書き手、出版社はどう変わるか?」。

Ⅱ─「電子出版時代の編集者」
2009年10月に、アルファブロガー・小飼弾との著書『弾言』と『決弾』のiPhoneアプリ版を製作し、自らの会社から発売したフリーライター/編集者の山路達也に訊く、書籍の執筆・編集から電子書籍の製作、そして発売後のフォローアップまで、多様化する編集者/コンテンツ製作者の「仕事」。

Ⅲ─「20年後の出版をどう定義するか」
電子書籍の権利やフォーマット、教育現場での使用に詳しい東京電機大学出版局の植村八潮に訊く、「書籍が電子化される」ということの根源的な意味、「本であること」と「紙であること」はどう違い、どう結びついているのか?

Ⅳ─「出版業界の現状をどう見るか」
出版、そしてメディア産業全体の動向を20年間追い続けている「文化通信」編集長・星野渉が解説する、出版業界の現状と、急激な変化の要因。

Ⅴ─「編集者とデザイナーのためのXML勉強会」
元「ワイアード日本版」のテクニカルディレクター兼副編集長を務めた深沢英次による、タグつきテキスト、XMLの「基本構造」を理解するための解説。

目次など、詳細は以下をご覧ください。

電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

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電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア


著●高島利行, 仲俣暁生, 橋本大也, 山路達也, 植村八潮, 星野 渉, 深沢英次, 沢辺 均
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0149-1 C0000
B6判 / 208ページ /並製
[2010年07月10日刊行予定]

目次など、詳細は以下をご覧ください。
電子書籍と出版─デジタル/ネットワーク化するメディア

2010-06-23 11:55 [ポット出版]

2010-06-21

新連載●哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ

マガジンポットのコーナーで、新連載“哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ”をスタートしました。
「社会に出る」という、人生で一番大きな壁にぶつかる頃、若者はなにを考えているのか? そこで哲学は「使える」ものになれるのか?
生の声と哲学とのあいだで、ちょっと「ぐずぐず」しながら考えていきます。

哲学者・石川輝吉の、ちょっと「ぐずぐず」した感じ
序文
第1回 違う世界にいる人は、苦手──佐々木憂佳さん(24歳・女性・勤務歴2年)

「談話室沢辺」での石川輝吉さんへのインタビューはこちら。
「談話室沢辺 ゲスト:石川輝吉 若き哲学者が考える、今を生きるための「哲学」とは」

2010-06-21 21:21 [ポット出版]

2010-06-17

『昭和ストリップ紀行』(坂田哲彦編著)を発売しました

ポット出版は2010年6月18日に『昭和ストリップ紀行』(坂田哲彦著)を発売しました。

昭和40年代には全国に300軒以上あったストリップ劇場も、いまでは50軒足らずに減少した。
とくに温泉場のストリップ劇場は、専属の踊り子さんが年をとって引退したり、観光客が足を向けなくなったりし、その灯火が消えつつある。
鳥取県三朝町のヌードニューラッキー、静岡県伊東市のピンク座、山形県上山市の葉山劇場など、地方の温泉場にある昭和の面影残るストリップ劇場の記録を、写真と紀行文でつづる。
ほかに、風俗ライター広岡敬一氏によるストリップ初期の写真、「ストリップ専門」フォトグラファー原芳市氏による「ストリップの記憶」も収録。

目次など、詳細はこちらをご覧ください。

全国の書店、ネット書店でご購入いただけます。
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昭和ストリップ紀行


著●坂田哲彦
定価●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0147-7 C0095
A5判 / 144ページ /並製
[2010年06月18日刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-17 14:07 [ポット出版]

2010-06-14

イベントレポート●『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』刊行記念トーク&サイン会「庄野真代と国境なき楽団」@ジュンク堂書店新宿店

2010年6月10日(木)、ジュンク堂書店新宿店にて、『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』刊行記念トーク&サイン会「庄野真代と国境なき楽団」を開催しました。

会場の様子
会場の様子。新たにイスまで出しての満席でした。

庄野真代さん
立ったまま、語りかけるように話した庄野真代さん。

サイン会
サイン会も盛況でした。

このトークセッションはTwitterによる実況も行ないました。
実況つぶやきをトゥギャッターを使ってまとめましたので、そちらもご覧下さい。

庄野真代トーク「庄野真代と国境なき楽団」まとめ

最後にお集まりいただいた50名近くのみなさま、ありがとうございました。

19日に神戸・ジュンク堂書店三宮店、20日にジュンク堂書店難波店、リブロイオンモール鶴見店でも開催します。
関西にお住いの皆様、ぜひ足をお運び下さい。

庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦


著●庄野真代
定価●952円+税
ISBN978-4-7808-0146-0 C0036
四六判 / 136ページ /並製
[2010年06月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-14 18:35 [ポット出版]

2010-06-11

2010年6月19日(土)神戸、20日(日)大阪にて『庄野真代、支えあう社会を奏でたい』刊行記念トーク&サイン会を行ないます

2010年6月3日(木)発売の『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』(庄野真代著)の刊行を記念して、6月19日(土)にジュンク堂書店三宮店、20日(日)にジュンク堂書店難波店、リブロ・イオンモール鶴見店でトーク&サイン会を行ないます。現在、予約受付中です。

『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』刊行記念トーク&サイン会
「庄野真代、55歳 自分らしく生きるために」

●イベント内容
「飛んでイスタンブール」など立て続けに大ヒットを出したのち25歳で歌手休業宣言をして、
世界一周の旅に出た庄野真代さん。その後、44歳で大事故に遭い、さらに「子宮摘出」で入院。手術を繰り返す。病院のベッドで、あらためて自分の人生を見つめ直し、
子どもの頃から一度でも夢に描いたことをノートに書き出し「やりのこしリスト」をつくった。
退院後、45歳で社会人大学生となり、47歳で留学、
50歳でNPO法人「国境なき楽団」創設…とやりたかったことをひとつずつ実現させてきた。
55歳、今も輝き続けている庄野さんに、自分らしく生きるための秘訣を聞く!
庄野真代Twitterアカウント(@mayodas)

【ジュンク堂書店三宮店】
●日時:2010年6月19日(土)トークショー開演:15:30〜/サイン会開始:16:45〜
●場所:ジュンク堂書店・三宮店<トークショー>8階 会議室/<サイン会>5階
●定員:40名
●入場料無料 ※要整理券
●『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』(ポット出版)をご購入のお客様先着40名様にトーク参加券・サイン会整理券をお渡しします。電話でもご予約承ります。 電話●078-392-1001

【ジュンク堂書店難波店】
●日時:2010年6月20日(日)開演:12:00〜
●場所:ジュンク堂書店・難波店3F
●定員:40名
●入場料無料 ※要整理券
●『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』(ポット出版)をご購入のお客様先着40名様に整理券をお渡しします。電話でもご予約承ります。 電話●06-4396-4771

【リブロイオンモール鶴見店】
●日時:2010年6月20日(日)開演:16:00〜
●場所:イオンモール鶴見リーファ3F・リーファコート
●定員:40名
●入場料無料 ※要整理券
●『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』(ポット出版)をご購入のお客様先着40名様に整理券をお渡しします。電話でもご予約承ります。 電話●06-6915-2600

庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦


著●庄野真代
定価●952円+税
ISBN978-4-7808-0146-0 C0036
四六判 / 136ページ /並製
[2010年06月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-11 15:00 [ポット出版]

2010-06-08

イベントレポート●『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』刊行記念トークショー 丸尾末広×吉田アミ

2010年6月6日(日)、有隣堂ヨドバシAKIBA店にて『劇画家畜人ヤプー【復刻版】』刊行記念トークショー「丸尾末広が語るリビドー、マゾヒズム、家畜人ヤプー」を開催しました。
丸尾さんは同書に解説文を寄稿しています。
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トークショーには約50人のお客さんが来場。前回のヴィレッジヴァンガード下北沢店でのトークショーとはまた違う、マニアックなSM、ヤプー話が中心に語られ、『奇譚クラブ』の話など、若いお客さん(十代の人もいました)も興味津々で聞き入っていました。
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トーク終了後は、丸尾末広さんのサイン会を開催。聞き手の吉田アミさんもサイン入りポスターを購入していました(笑)。

みなさま、ありがとうございました。感謝!です。

以下、トークショーの模様です。


吉田「前回の下北沢のトークショーでは初心者向けだったんですが、今回はちょっと突っ込んだ話をしたいと思います。丸尾先生は、今回復刻された『劇画家畜人ヤプー』で解説を書かれていますね」
丸尾「ええ」
吉田「小説版の『家畜人ヤプー』は70年に発売されましたよね」
丸尾「はい。持っています。カバーの村上芳正さんの絵が好きでね。でも下手くそで(笑)。見ればわかるんだけど、宇野亜喜良がヘタクソになったような。もっとリアルでわかりやすく書くべきですね。下品になってもいい。マゾヒストの人が見たら興奮するようなものを描くべき。これはそそられないと思う(笑)」
吉田「丸尾さんが描かれるとしたら、全然べつのものに?」
丸尾「ぜんぜん。もっとどぎつくなると思う。この絵は、ちょっとソフィスティケートされてますよね」

吉田「そして71年に石ノ森章太郎さんの『劇画家畜人ヤプー』が発行される」
丸尾「石ノ森さんが一番脂が乗り切っていたのが70年頃。ちょうど一番頑張ってたころですから」
吉田「丸尾さんも解説で指摘されていますが、普通の漫画とは逆の左開きでセリフも横書きですね。内容が白人女性に家畜化されるという話なので、アメコミ風を意識されたのかと」
丸尾「書下ろしですから、そのへんも自由だったんでしょうね。雑誌ではできませんから」
吉田「あと、ルビが多いですね」
丸尾「そうですね。ルビが非常に面白い。原作者が英語ドイツ語フランス語ができる人なので。相当語学の堪能な人です」
吉田「原作者、沼正三は天野哲夫さんだと言われていますが……」
丸尾「文春かなにかが、沼正三の正体は最高裁の判事の倉田卓次さんだと書いたんです。でも倉田さんは社会的な立場がありますからね。だから天野さんが名乗り出たということもあるかもしれない。でも、解説文にも書きましたが、沼正三というのはバンドのユニットのようなものですからね。正体がわからないというのが、また魅力的ですよね」

吉田「『家畜人ヤプー』は連載当時、三島由紀夫とか、錚々たるメンバーが褒めていますよね」
丸尾「大阪にあった(連載誌)『奇譚クラブ』編集部には川端康成、寺山修司なんかも来たみたいですね。そこは須磨敏行という人がほとんど一人でやっていて。雑誌で発表された時点ではマイナーなものでしたよ」
吉田「それがメジャーになっていく過程が面白いですよね。決して一般受けする内容ではないのに。最初、『奇譚クラブ』に発表されたのが56年で、都市出版社から単行本が出たのが70年。結構経ってますね」
丸尾「最初は中央公論社から出るという話だったみたいですけどね。三島が中央公論に持っていったとか」
吉田「でも、内容が内容だけに発行出来なかった。都市出版社は出した後に右翼に襲撃されたりもしてますよね」

吉田「石ノ森さんにはSM的な趣味はあったんでしょうか」
丸尾「ちょっとわからないけど、背の高い人が好きですよね。みんな観月ありさみたい(笑)。170cmくらいあるでしょう。顔が童顔なのがちょっと残念ですけどね。もうちょっと西洋人女性をリアルにしてほしかった」

吉田「初めて漫画化したのが石ノ森さんで、江川達也さんも2000年代に出されてますね。今回復刻されたのは『家畜人ヤプー』のすべてが入っているのではなくて、この後、石ノ森プロのシュガー佐藤さんが描かれた続編もありますね」
丸尾「漫画のボリュームと小説のボリュームと違うので、全部漫画化するのは難しいでしょうね」
吉田「小説全体の一部しか漫画化されていませんね」
丸尾「やっぱり、まずは小説、原作を読んで欲しいですね。両方見たらいいと思いますが」
吉田「石ノ森版を見ると、ユーモアがあって笑っちゃうところもありますよね。あんまりエロい感じではない。石ノ森さんは、本当に原作が好きで、惚れ込んで出したようですね。ただ、「文字を絵にする難しさ」というのを自分で言っていて、それが面白い」

吉田「先ほども聞きましたが、もし丸尾さんが漫画化されるとしたら?」
丸尾「もうちょっとどぎつくやりますね。あと、わかりやすくすると思います」
吉田「ハラキリのシーンとか、ストーリーが逸れるところを削ってやることもできますよね」
丸尾「ヤプーはストーリーというか部分部分が面白いですからね。それをSFということでまとめているけど。字面として肉便器というのが出てくるとそれだけで嫌だという人もいると思いますけど、絵にしたいものはいろいろあります」
吉田「もし丸尾さんが描かれるとしたら、(登場人物を)もうすこし人間っぽく描かれるかと思ったんですが」
丸尾「そうですね。あと、日本人と白人の書き分けをもっとすると思います。日本人の顔をリアルに書きにくいということはありますけど、そこはリアルにやるべきでしょうね」
吉田「当時の時代的に、あまり生々しく書けなかったということもあったかもしれないですね。当時ヤプーって、子供も読んでいたんですかね」
丸尾「その頃、永井豪のハレンチ学園とかが話題になってたんですよね。だから、そういったノリで中学生くらいでも読んだかもしれません」

吉田「丸尾さんも、原作のあるものを漫画化されるじゃないですか。最初に小説を全部読んで、その中から描きたいところを抽出していく感じでしょうか?」
丸尾「いや、最初からきちんと描きますけどね。でも、文章と絵はちがうんですよ。文章だと簡単ですむけど、漫画にすると枚数の計算が上手くいかないんですよ」
吉田「『パノラマ島奇譚』とかも」
丸尾「あれも計算できなかったです。最初に思っていたよりも長くなってしまった」
吉田「見開きのパノラマ島のシーンとか、ずっと見ていたいですからね。それから、思ったよりはセリフが少なくなっていますけどね。使う言葉と使わない言葉を丁寧により分けている。一方『劇画家畜人ヤプー』は原作を全部入れているのが特徴ですよね。原作があるものをコミックにするのはテクニックが必要ですよね。ただ漫画化すればいいものでもないし、あまりにも歪曲しすぎるとそれも違うし」
丸尾「映画とか見ると全然違ってたりして、がっかりしますよね」
吉田「その点では、石ノ森版は原作に忠実ですよね。漫画と原作を行き来する楽しさもありますよね。『パノラマ島奇譚』も漫画と原作を行き来すると楽しいと思います」
丸尾「でも、劇画の方には郭公手術法(クックー・オペレーション)のシーンが出てこないですよね。白人女性が妊娠の苦痛を持たなくていい。雌ヤプーの子宮に胎児を移植して帝王切開で生ませる。妊娠するためのヤプーがちゃんといるわけです。それは非常に面白いところですが、ただ、絵にするとなるとのんきに言ってられない」

吉田「他に、好きなシーンとかありますか? 私が好きなのは、最後の方、月の羊羹(メンス・ゼリー)をリンが完食するシーンです」
丸尾「メンスゼリーは、最初違和感があるけど、馴らすために(日本の伝統食である)タクワンを混ぜると。タクワンによって日本人の味覚に近づける。すこしずつタクワンを減らして行って、最終的には純粋なメンスゼリーにする、と。タクワンを英語風にしているのが面白かったですね(笑)」
吉田「『家畜人ヤプー』には言葉遊びみたいなのがたくさんありますよね」

吉田「あと、知らない人はSM=縄みたいになるけど、『家畜人ヤプー』ではそういう世界は描かれない」
丸尾「そうですね。それから、ヤプーにはセックスシーンが出てこない。ポルノだけど、セックスはない。天野哲夫も告白しているけど、女性に対して興味はあるけど、セックスの興味はないと」
吉田「縄とかにも興味がなかったみたいですね」
丸尾「そういうのは平凡ですからね」
吉田「かといって、西洋的な責めでもなく」
丸尾「ムチ打ちは出てくるけどね。黒人奴隷を撃ち殺して遊ぶ黒色猟獣(ブラック・ゲイム)とか、もっとハードだよね。しかも、そういう荒っぽいことをやるのは男性じゃなくて女性。男性はむしろ綺麗にしている」
吉田「男に向かって『おてんば』という言葉を使ったりしてますよね」
丸尾「なにからなにまで徹底してますよね」
吉田「あと肉体改造がすごいですね」
丸尾「それもマゾヒストの願望なんでしょうね。自分を改造されたいと」

吉田「今日は『家畜人ヤプー』の話ばかりしちゃったんですが、今後丸尾さんが漫画化したいものはありますか?」
丸尾「いろいろ考えてはいるんだけど、まだ、実現するかどうか自信がないんだよね。だからあんまり軽くは言わない方がいいかもしれない」
吉田「では、最後に丸尾さんのこれからのご予定を聞かせてください」
丸尾「この先は何もないです」
吉田「今、LIBRO池袋本店で原画展を開催していますよね。個展はけっこうやったりしていますか?」
丸尾「いや、漫画家ですから、そうしょっちゅうやれるものではありません」
吉田「原画はやっぱり美しいですよね」
丸尾「カラーはそうですね。漫画は印刷の方がきれいだったりもするけど、カラーはやっぱり原画を見ないとわからないですよ」
吉田「ありがとうございました」


■出演
丸尾末広(まるお・すえひろ)
1956年生まれ。漫画家。『薔薇色ノ怪物』、『夢のQ-SAKU』、『DDT』、『少女椿』、『ギチギチくん』など著作多数。近著に『パノラマ島綺譚』(2009年第13回「手塚治虫文化賞新生賞」受賞)、『芋虫』がある。

吉田アミ(よしだ・あみ)
(よしだ・あみ)1976年生まれ。音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。
マンガに関する著作も多数あり、2009年5月よりウェブマガジン「WebDICE」にて「マンガ漂流者(ドリフター)」の連載を開始。

劇画家畜人ヤプー【復刻版】

作●石ノ森章太郎

原作●沼正三

定価●2,200円+税

ISBN978-4-7808-0143-9 C0979

A5判 / 288ページ /上製

[2010年03月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-08 19:49 [高橋 大輔]

2010-06-07

イベントレポート●『落語を観るならこのDVD』刊行記念落語会 柳家ほたる「書店落語inリブロ松戸店」

2010年5月29日(土)、リブロ松戸店にて、『落語を観るならこのDVD』刊行記念落語会「書店落語inリブロ松戸店」(柳家ほたる)を開催しました。

書店さんのお店の中で落語家さんが落語を演じるイベント「書店落語」09年12月19日(土)横浜・石堂書店10年5月20日(木)浜松町・ブックストア談浜松町店に続く3回目の今回の会場はリブロ松戸店さん。

リブロ松戸店
松戸駅東口からデッキで直通のショッピングセンター・プラーレ松戸内にあり、広いお店ではないのですが、棚に渋い専門書が入っていたり、コミックに丸尾末広さん特集があったり、オノ・ヨーコの本のすごい陳列があったり、品揃えが工夫された書店さんです。お客さんも多く、住宅街の松戸という場所柄、けっこうお子さんも多いです。
今回はレジ横の通路から目立つ場所に高座を設置させてもらいました。布と座布団を弊社で準備して、お店にあるものを活用。左側の台はイベントに合わせて作った落語フェア。買っていかれる方、多かったです。

柳家ほたるさん
浜松町に続いて演じていただいたのは柳家ほたるさん。今回は呼び込みも。

一回目
15:30からの一回目は「初天神」。65名ほどのご来場でいっぱいいっぱい。

二回目
16:30からの二回目は「動物園」。すこしお客さんが少なくなった時間帯でしたが、40名強のご来場。

三回目
ラストの17:30からは著者の瀧口さんとなぞかけも一つ

三回目
落語は「転矢気」。50名弱ほど。この時間は女性が多かったです。

今回もまたまた沢山の方にご来場いただき、大いに賑わいました。またまた3回とも聴いてくださった方もいらっしゃいました。リブロ松戸店さんはもちろん、プラーレ松戸の方にもご協力いただき、お店の外の通路も使用させていただいたおかげで、多くの方に落語を楽しんでいただくことが出来ました。

リブロ松戸店さん、柳家ほたるさん、プラーレ松戸さん、そしてご参加いただいた約150名以上の皆さま、ありがとうございました!

【出演者】

柳家ほたる(やなぎや・ほたる)
平成16年柳家権太楼に入門。前座となり「ごん坊」。20年に「ほたる」で二つ目。出囃子は「石段」。

落語を観るならこのDVD


著●瀧口雅仁
定価●1,600円+税
ISBN978-4-7808-0131-6 C0076
四六判 / 232ページ /並製
[2009年11月刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-07 13:26 [ポット出版]

2010-06-04

『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』紙版&電子版を発売しました

ポット出版は、6月の新刊『庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦』を発売しました。

「飛んでイスタンブール」の大ヒットで、その名を知られるようになった庄野真代。
来年で、歌手生活35周年を迎える庄野真代には、もう一つの素顔がある。
それは、10年前から続けているボランティアだ。

その名は、「国境なき楽団」。
病院や施設にいる人たちに音楽を届ける訪問コンサートをはじめ、家庭で眠っている楽器を途上国の子どもたちに届ける活動、9・11をきっかけにニューヨークで始まった「セプテンバーコンサート」の日本主催者など、音楽を通したボランティア活動を続けている。

ヒット曲に恵まれ、歌手として波にのっている真っ最中に、突然休業宣言をして世界一周の旅に出かけた25歳のときから、やりたいこと、自分にできることを一つずつ実現させてきた庄野真代の生き方と、「国境なき楽団」の取り組みについて綴った一冊。

6月10日(木)には、ジュンク堂書店でトーク&サイン会も行ないます。
詳細はこちら

庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦


著●庄野真代
定価●952円+税
ISBN978-4-7808-0146-0 C0036
四六判 / 136ページ /並製
[2010年06月3日刊行]

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

【電子書籍版】庄野真代、支えあう社会を奏でたい─国境なき楽団からはじまった挑戦


著●庄野真代
希望小売価格●600円+税
ISBN978-4-7808-5020-8
[2010年6月4日発売]
販売サイト●理想書店

内容紹介や目次など、詳細はこちらをご覧ください。

2010-06-04 17:44 [ポット出版]

2010-06-02

『昭和ストリップ紀行』予約を開始しました

2010年6月17日刊行予定の近刊『昭和ストリップ紀行』(坂田哲彦編著)の予約受付を開始しました。

歴史の幕間からこぼれ落ちたエロスの記憶がここにある。

昭和40年代には全国に300軒以上あったストリップ劇場も、いまでは50軒足らずに減少した。
とくに温泉場のストリップ劇場は、専属の踊り子さんが年をとって引退したり、観光客が足を向けなくなったりし、その灯火が消えつつある。
鳥取県三朝町のヌードニューラッキー、静岡県伊東市のピンク座、山形県上山市の葉山劇場など、地方の温泉場にある昭和の面影残るストリップ劇場の記録を、写真と紀行文でつづる。
ほかに、風俗ライター広岡敬一氏によるストリップ初期の写真、「ストリップ専門」フォトグラファー原芳市氏による「ストリップの記憶」も収録。

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ご予約希望の方は本が出来次第、送料無料でお送りします(代引の場合は代引手数料300円[代金1万円以下]のみご負担いただきます)。

本のタイトル/冊数/お名前/郵便番号/住所/電話番号/メールアドレス/お支払い方法(郵便振替または代引がご利用できます)をお書きのうえ、こちらへメールをお送りください。折り返しご確認のメールを差しあげます。

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昭和ストリップ紀行


編著●坂田哲彦
定価●1,800円+税
ISBN978-4-7808-0145-3 C0073
A5判 / 144ページ /並製
[2010年06月17日刊行予定]

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2010-06-02 11:59 [ポット出版]