伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

QJr 座談「こいつがいるから真っ当に生きられる」その1

いただいたご本『GIRL’S ONLY』

レズビアン向けの雑誌「カーミラ」に掲載されていた漫画を集めた一冊。全編オマンコ満載で、愛液ベトベトですが、ゲイが読んでも意外と面白い。伏見が好きだった「大奥プリズン」も収録されていて、異世界(笑)を堪能できます。女性好き [...]

QJr 座談「良いハッテン 悪いハッテン」後編

某ゴーゴー
ボーイの
ごう慢
伏見 トムさんはハッテン場でのコミュニケーション、作法はどういうふうに学んでいったの?
トム それは試行錯誤ですよね。初期の頃は恥ずかしいこともいろいろしでかしました。ヤリ部屋系のハッテン場 [...]

QJr 座談「良いハッテン 悪いハッテン」前編

良いハッテン
悪いハッテン
*初出/「クィア・ジャパン・リターンズ」vol.2(2006)
インタビュー●伏見憲明
構成●茶屋ひろし
この大性感染症時代、ゲイたちはいかにしてハッテンを遂行していったらよいのか。
理想のハ [...]

QJrインタビュー トーマス・ソングさん

37年間
育んできた愛
Love that has been brought up for 37 years.
This is the interview to Mr. Thomas Song.
37年もの長い間、パート [...]

キシピーがゲイバー Bridge 開店

友人のキシピーが新宿二丁目に素敵なバーを開きました。その名もBridge。お客さんとお客さんの架け橋になれれば、と意味でしょうか?(訊いていないけど)
オープニングパーティに伺いましたが、とてもお洒落で、落ち着くお店でし [...]

QJr 座談「ポストマッキー世代のリアリティ」

ポスト「マッキー世代」のリアリティ
REALITY of post MACKY generation
*初出/「クィア・ジャパン・リターンズ」vol.1(2005/ポット出版)
相対的に差別や抑圧感が軽減している時代に青 [...]

いただいたご本『ポルノグラフィ防衛論』

フェミニズムはポルノグラフィを規制するものだという先入観があるが、これはアメリカのフェミニズム業界における「検閲賛成派(=マッキノン・ドウォーキン)」に対抗する「検閲反対派」の本。こういう議論が紹介されると、フェミニズム [...]

QJrインタビュー 田亀源五郎さん その2

ゲイ・
エロティック・
アーティストの誕生
伏見 大学卒業後はすぐフリーになったのではなく、いったん就職したんですか。
田亀 凸版印刷に入社して、デザイン部門に配属されました。会社でも最初からセクシュアリティをぶっちゃけ [...]

QJrインタビュー 田亀源五郎さん その1

田亀源五郎×伏見憲明
初出/「クィア・ジャパン・リターンズ」vol.2(2006/ポット出版)
生き別れの姉妹か、
『悪徳の栄え』か!?
ゲイであることにこだわって同時代を濃く走り抜けてきた二人が
初めて語り合ったアー [...]

いただいたご本『〈個〉からはじめる生命論』

『欲望問題』の書評を依頼したとき、何度も問い合わせた編集者に返事の一つもくれない「おえらい」フェミニスト学者が何人かいましたが(思想や世界観の違いはOKなんだけどねえ…)、加藤秀一さん(明治学院大学教授)はご多忙のなか誠 [...]

QJrインタビュー 斎藤靖紀さん その2

秀才たちは、
東京で
気持ち悪く
はじけた?
伏見 大学は現役でお入りになられたの?
斎藤 そうそう。また偉そうですが、受けたの全部受かったんですよ。早稲田と名古屋大学。
伏見 あら、すごい。でもなんで貧乏なのに国立に行 [...]

QJrインタビュー 斎藤靖紀さん その1

* 初出「クィア・ジャパン・リターンズ」vol.0(2005/ポット出版)
天才ゲイ人
斎藤靖紀
斎藤靖紀(33)は90年代のパソコン通信時代に、
現在のネット状況を先取りしたゲイのコミュニティ活動を展開した。
クラブ [...]

QJrインタビュー 生島嗣さん

*初出「クィア・ジャパン・リターンズ」vol.0(2005/ポット出版)
● 36歳で脱サラ、
啓発活動へ飛び込む
生島嗣さん
年を追うごとにゲイのHIV感染者数は増加している。
そんな深刻な状況の中で、啓発や支援活動 [...]

いただいたご本「アドン」「さぶ」

お世話になっているゲイの大先輩(御年98歳の日本最古のゲイ?)に雑誌をいただきました。所蔵していなかった「アドン」と「さぶ」の創刊号など。「薔薇族」の創刊号は比較的容易に手に入れられるのだが、「アドン」はなかなか見つから [...]

『欲望問題』一部公開 3

近く「『欲望問題』の感想への感想」という趣旨の対談をメルマガに掲載する予定なのですが(サイトではその一部を公開の予定)、その前に、パブもかねて本文を「ちょっとだけよ」公開することにしました。「何を書いている本なのかわかり [...]

『欲望問題』一部公開 2

近く「『欲望問題』の感想への感想」という趣旨の対談をメルマガに掲載する予定なのですが(サイトではその一部を公開の予定)、その前に、パブもかねて本文を「ちょっとだけよ」公開することにしました。「何を書いている本なのかわかり [...]

『欲望問題』一部公開

近く「『欲望問題』の感想への感想」という趣旨の対談をメルマガに掲載する予定なのですが(サイトではその一部を公開の予定)、その前に、パブもかねて本文を「ちょっとだけよ」公開することにしました。「何を書いている本なのかわかり [...]

太田出版「クイック・ジャパン VOL.60」

● 太田出版「クイック・ジャパン VOL.60」
 二十年も前、同性愛に悩んでいた僕は、女性差別や同性愛差別が生じる元凶は結婚制度にある、という考え方に出くわし、それに打たれた。そうした世界観は、自身が抱える抑圧感を社会 [...]

テラ出版「バディ」

● 「バディ」(テラ出版)
 現在、日本の社会で「同性愛者」はどのようにイメージされているのだろうか。
 90年代以前のそれは、女装でしなをつくって接客している人、とか、変態的なセックスの嗜好を持つ人、といった像だけだっ [...]