最近読んでおもしろかった本
2018-05-15 松村 小悠夏
ポットでは「自主研修書籍費制度」というものがあって、
毎月3,000円までなら、購入した本の代金を経費として申請できることになっています(レシートは必須)。
仕事と関係ない本でも申請していいので、
最近は「子育て系の雑誌2冊+ぜんぜん関係ない趣味の本」で申請することが多いです。
そんな「趣味の本」の中からおもしろかったものです。
●小説
「オーブランの少女」/深緑野分著、創元推理文庫
短編集ですが、なんといってもすごいのは書名にもなっている「オーブランの少女」です。
文字から伝わってくる色彩といい、空気といい、美しさと残酷さの対比といい、
物語の始まりだと思われていたシーンが、救いの無い終わりになる構成といい、
ボリュームは60ページ程度だったように思いますが、質の良い映画を一本観終わったような気持ちになります。
●ルポ
「でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―」福田ますみ著、新潮文庫
「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」奥野修司著、文春文庫
どちらも友人がおすすめだと言って、買ってくれた本(なので研修費の3,000円は別に使っていない)。
内容の感想は、こんなことが自分の身に起きたら大変だよねという以外は特に無いんですが、
さくさくスナック感覚で読んでしまえる、文章のうまさがすごいなと思います。
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