2005-09-07
映画『Ma Vie en l’air』の舞台挨拶に参加して
これが第一作目となる新人監督の映画『Ma Vie en l’air』の舞台挨拶に9月6日、参加した。いつものとおり最前列に陣取る。
新人監督のデビュー作だというのに、パリ中に広告ポスターが掲示されている。いくつかのバスの外にもでっかい広告が貼られている。
ホームページは下記の通り。
↓
http://www.tfmdistribution.com/mavieenlair
これが第一作目となる新人監督の映画『Ma Vie en l’air』の舞台挨拶に9月6日、参加した。いつものとおり最前列に陣取る。
新人監督のデビュー作だというのに、パリ中に広告ポスターが掲示されている。いくつかのバスの外にもでっかい広告が貼られている。
ホームページは下記の通り。
↓
http://www.tfmdistribution.com/mavieenlair
今年の一月に、100人仮予約が集まれば出版化?!という予約投票プロジェクトに、『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』という企画をアップした。
六月までに100人集まれば……と思っていたが、まだ達成されていない。企画の概要は『こちら』をクリックしていただければ閲覧できる。
東京レズビアン・ゲイパレード2005以降、予約申込者の数が増えていっている。たいへん有り難く思う。バカンスも終わり、Parisien(e)がようやくパリに帰ってきたので、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイ、トランス)関連の取材・交流を今月から続けていく。
『予約はこちらから』
猿田玲さんのプロフィール・写真が下記サイトに掲載されている。
http://www5.sdp.or.jp/central/topics/44syuin/saruta.html 続きを読む…
久々にフランス政界の話に触れます。
フランス社会党が分裂の危機にあるということを朝日新聞が報じたそうです。 続きを読む…
今年の一月に、100人仮予約が集まれば出版化?!という予約投票プロジェクトに、『PHOTOエッセイ Gay @ Paris』という企画をアップした。
六月までに100人集まれば……と思っていたが、まだ達成されていない。原稿を少しずつ書きためてはいたものの、予約者の動きが鈍ってからは「極右」「欧州憲法」などについて商業誌に原稿を発表し、いまもそちらの研究・調査に多少の比重を置いている。企画の概要は『こちら』をクリックしていただければ閲覧できる。
最近では、大塚隆史さんやレズビアンであることをカミングアウトした大阪府議の尾辻かな子さんが仮予約している。
ブリュッセル、アムステルダム、ロンドン、パリ、リールのゲイパレードに本年参加し、アテネやコペンハーゲンのゲイ事情もこれまでに私は調査してきた。自分の目で見てきた欧州のLGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランス)事情を、事実に沿って報告したいと思う。
内容は
-大統領がゲイ雑誌に登場する。
-国民の65%が同性愛に理解を示す。
-ゲイ術家(Gay Artist)が文化の一支流を担う。
-パリ市長はゲイであることを公言している。
-駅のキヨスクではゲイ雑誌が売られる。
-大学にはゲイの出会いパーティーのチラシが配られる
-ゲイ専門チャンネルが存在する
-駅構内にゲイ関連のポスターが貼られている
フランスを中心にする予定だ。
予約は『こちら』から。購入義務はありませんので、面白いと思った方のみ、御予約ください。
フランスのゲイ雑誌からインタビュー依頼があった。東京プライド復活についてコメントがほしいとのことであった。まだ、返信はしていないものの、日仏LGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランス)交流のためにも喜んで受けようと思っている。来月には、HIV感染者でゲイの地方議会議員・ジャン=リュック=ロメロさんと会談することになっている。いまのところ、フランスのLGBT事情を紹介することの方が多いが、仏語・英語をつかって日本のLGBT事情について今後は発表していく予定でもある。『伝説のオカマ』東郷健さん(彼の半生については及川健二&東郷健・著『常識を越えて オカマの道、七〇年』に詳しい)のことを紹介する仕事もしようとは思っている。
まあ、いずれにせよ、バカンスが空ける来週月曜日から、いままで停滞していた仕事を一気に進めるつもりだ。
さて、このブログで何度か紹介した映画『Dr. Kinsey』が日本についに上陸した。
http://www.kinsey.jp/
キンゼイ博士は1950年代に生きた性科学者でありながら、ゲイ・フレンドリーであり、好感が持てる人柄だ。映画の中では、キンゼイの研究者としての弱さや、大バッシングを受けて失意のうちにある姿、助手の男性とセックスをしたことなども、包み隠さずに描かれている。レズビアンの老女が出てくる映画の最期のシーンはとても感動的だ。
性に関心を持っている人、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランス)にはきっと満足のいく内容になっていると思う。『シンドラーのリスト』に主演し、『Batman begins』にも登場しているリーアム・ニーソンはキンゼイ役を素晴らしく演じてみせた。英国映画『Vera Drake』の俳優・女優たちに匹敵するぐらいのできだ。
映画のつくりにいくらか不満もあり、批判的コメントも多少くわえたものの、性規制が進み純潔主義に侵蝕されるいまの日本では画期的・刺激的だろうから、鑑賞されることをすすめたい。
フランス極右政党の老舗『国民戦線』のナンバー2、B・ゴールニシュ全国代表(欧州議会議員)は大の日本好きである。どのくらい日本好きかというと、まず氏のワイフは日本人である。ふたりの間には、ハーフの子どもがいる。氏は京都大学で法哲学を学んだこともあり、日本語を流ちょうに話す。フランス人の報道陣に混じって、国民戦線の集会を私が取材していたら彼はいきなり私のところに着て、
「どこの国から着たのか?」
とフランス語で尋ね、「日本からです」と私が答えると、
「ようこそ、フランスにいらっしゃいました」
と日本語で答え、その後、日本語で話し続けた。
フランスのみならず欧州の極右には、「白人純血主義」が根強い。ゴールニシュさんのように東洋の女性をめとり家庭を営むことなど、純血を重んじる極右にとっては邪道に思えるかも知れない。しかし、ルペン国民戦線・党首が引退したならば、彼が同党の代表になる。
このブログで何度か論述したが、極右が「人種差別」「好戦的」かというと、必ずしもそうではない。「自国文化の優位性」「人種差別」は支持者の間では根強いので「極右=差別的」という図式はとりあえずよしとしても、「極右=好戦」というのは全く事実と反する。国民戦線は、フランスの体制が賛成したコソボ空爆にも第一次イラク戦争(通称・湾岸戦争)にも反対の立場をとった。もちろん、アフガン戦争にも第二次イラク戦争にも反対した。米国の9.11テロのあとにすぐさま、「広島・長崎の原爆もテロである」「米国・英国の経済封鎖によって、イラクの子ども達が100万人以上、殺された。これもテロだ。米国テロのみを絶対視するわけにはいかない」旨の冷静な声明を出したのも、国民戦線である。そして、怨念によって戦争に進むことに対しても、強い懸念を示した。
フランスにおいては、極右とは「反戦」陣営に属する。
キムチ鍋もどきをつくる前日、わたしはインゲン500gを具にしたカレーをつくった。日本から輸入されたカレー・ルゥにカレー粉をいれてインゲンを炒めた。物足りないので醤油を少し入れたらば、何やら立ち食いそば屋のカレーのような味になった。
汗が全身にあふれるぐらい辛い料理を急に食したくなった。
キムチ鍋でもつくるかと思い立ち、食材を揃えるためにPlace d’Italy駅一体に広がる中華街へと赴いた。
フランスの一般のスーパーでは白菜や大根は売られていない。日本や中国の食材店にくらべると、店頭に並ぶ野菜の種類は格段に少ない。
中華街のスーパーで、「豆板醤」(とうがらしみそ)と思しき、ハングル文字が記載された瓶に入った真っ赤なテースト状のものと、しいたけ・大根・もやし・名の知れぬ緑野菜・豆腐・ミントの葉・とうがらしを乾燥し粉砕したもの・鶏肉を購入した。キムチは値が張る(100gで大根四本分の価格)ので買うのをやめにした。家に帰るなり、沸騰させた鍋にミントを入れミントティーをつくり飲んでから、キムチのないキムチ鍋もどきを作り始めた。
途中、味見するたびに物足りなさを感じたので、納得がいくまでカレー粉を注いだ。
真っ赤なドロドロのキムチ鍋もどきが最終的にはできあがった。水1㍑に、キムチの粉を300g〜400gぐらいいれたから、相当辛くはなった。しかし、美味とはいえない。まあ、汗をかけたから、いいか。