2005-08-29
性同一性障害の猿田玲さん、社民から出馬・続報
猿田玲さんのプロフィール・写真が下記サイトに掲載されている。
http://www5.sdp.or.jp/central/topics/44syuin/saruta.html
なお、時事通信が配信した記事『政権公約で性同一性障害に配慮=社民』によれば、
「性同一性障害者が生活で不利益を受けないよう配慮することをマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ」とのこと。福島瑞穂・党首は「多様な価値観が認められることを応援する社民党らしい候補者だ」と述べている。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050822-00000077-jij-pol)
なるほど、社民党のマニフェスト(http://www5.sdp.or.jp/central/topics/44syuin/seisaku/seisaku2005.pdf)3ページには、
「性同一性障害者特例法について必要な見直しを行うとともに、生活面で不利益を受けることのないようにします」
とうたっている。今年発表された党の政策集(http://www5.sdp.or.jp/central/topics/44syuin/seisaku/guide2.pdf)では、『性的指向』という項目で
「ゲイ・レズビアンなど、性的指向への偏見に基づく差別の撤廃に取り組みます。同姓間のカップルに対しても異性間のカップルに準じた民法上の権利を保障するため、PACS法(連帯の市民協約/仏)にならった新しい家族制度の創設を目指します」
と提言し、『性同一性障害』という項目では
『「性同一性障害者特例法」(04年施行)を改正し、「現に婚姻をしていない」、「現に子がいない」、「生殖腺・外観」、年齢の条件を削除し、適用の範囲を広げます。行政文書等への不必要な性別の記載をなくすなど制度の見直しを行なうとともに、偏見や差別を防ぐためにの啓発に取り組みます。』
と銘記している。
猿田さんが小選挙区において勝利することは厳しいだろうが、高得票を得られれば比例区で復活当選することができる。猿田さんが当選するならば、世界的なニュースになるであろう。
彼が立候補する茨城3区は、取手市を中心とする、最も東京に近い、いわゆる「茨城都民」がたくさん住んでおられるところです。
茨城というと遠く思えますが、東京中心部から直線距離で約30キロほどで、千葉市、埼玉県川越市、東京都八王子市、神奈川県鎌倉市とほぼ同じです。
>猿田さんが小選挙区において勝利することは厳しいだろうが、高得票を得られれば比例区で復活当選することができる。
すでにご承知とは思いますが、彼が議席を得るための条件を整理しておきます。
1・小選挙区で勝利(これなら文句なし)
または
2・ア〜ウのすべての条件を満たすこと
ア 社民党が比例区北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉)で1議席(以上)を獲得すること(ちなみに前回はゼロ。以下のイ・ウは「社民党1議席確保」を前提に)
イ 猿田さんが3人の社民党当ブロック1位候補のうちで、最も高い惜敗率(小選挙区での当該候補者の得票数を、その区の当選者の得票数で割ったもの)を得ること
ウ 彼が小選挙区で、有効投票の10分の1以上を得ること
1はともかく(苦笑)、2でもウがきびしそうですね。