ポット出版

性同一性障害であることをカミングアウトしている猿田玲さん(社民党・公認)が衆院茨城3区から立候補した。比例区・北関東ブロックの社民党名簿に、一位で彼の名前が記載されている。ホームページも完成したとのこと。

http://www.geocities.jp/saruta_rei/

しかし、公示以後は残念ながら更新できない。

福島瑞穂氏が猿田さんの立候補について次のように書いている日記(8月21日・付)を発見した。
(http://www.mizuhoto.org/03nikki/0508.html)

★★★★★★★
茨城県の小選挙区から、社民党の予定候補者が出る。
その人は、性同一性障害の人である。

わたしは、こんな予定候補者が社民党から出ることに誇りを持つ。社民党らしいなあと嬉しくなっている。

性同一性障害の人たちの立法は、国会のなかで、超党派議員の立法として成立した。
しかし問題はもちろんある。
社会のなかに、差別や偏見だって多くある。
もっと言えば、ほとんど知られていないという面もある。

「多様な価値観」という話をしてきたが、多様な生き方、多様な価値観の共存が認められる社会であるべきである。
そんな社民党から性同一性障害の人が、立候補予定ということは、社民党の多様な価値観が許容される社会をつくるということに、合っている。
★★★★★★★

LGBTの出馬を「誇り」に思う感覚を私は支持したい。社民党のみならず、LGBTの議員が他党からも将来には出ることを願ってやまない。

日本にいたならば、猿田さんのところに張りついて取材をしているところなのだが、我が身はパリにある。残念。猿田さんの選挙を見てきた人はぜひ、御連絡ください。