睡眠のこと

2005-07-06 佐藤 智砂

取材で睡眠について話しを聞いた。
睡眠は量より質なんだそうだ。そして、必要な睡眠時間というのは、人によって千差万別らしい。起きているときの活動内容がそれぞれ違うのだから、睡眠のあり方も、人によって違って当たり前なのだそうだ。納得感あり。
私の今の適正睡眠時間は7時間のような気がしている。

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刷出しとは

2005-07-06 藤井 崇雅

●本日のお仕事
○仕事内容の反省、ブログ更新
○ゴミ捨て、お茶入れ等雑務
◯クライアントに入稿(またまた電車で、遠出です。京王線って安いし、速い!!)
◯参考書で勉強(またまた著作権)
◯記事用のビジュアルをネットで探す
◯学校の担当者にインターンシップ進行状況をメールで報告
◯つけあわせ、素読み

「刷出しを見せてあげるよ」と沢辺さんが分厚い封筒を手渡してくれた。そこには実際の雑誌の紙面に少し余白を付け加えた大きさのバラバラの紙がはいっていた。それらは四つ折りにされており、実際の本と同じようなページ構成になっている。紙には二種類のものが入っていて、その雑誌で毎回使われている黄色がかった紙に印刷されたものと、全体が青っぽいものとがあった。よくよく聞いてみると、黄色の方は「刷出し(一部抜き)」と呼ばれる実際に本となる印刷物の見本で、製本される直前の糊づけや糸綴じをされていない状態のもの、青っぽい方は「青焼き」と呼ばれるフィルムを青写真感光紙に焼き付けた見本だそうだ。沢辺さんによれば、印刷にはCTPというコンピュータのデータから直接プリントするものと、フィルム版を使ってプリントするものがあるらしい。CTPの時はデータがそのまま印刷機へ直結するのですぐに印刷物がでてくる。それを一部取り出したのが「刷出し(一部抜き)」となる。フィルムの方は「青焼き」で出来を確かめる。「青焼き」がきちんと出来ていれば、そこからアルミ製の印刷版(刷版)をつくり印刷をはじめるわけなのである。ポットでは基本的に、コピーを繰り返さないために画質が劣化しないCTPを使っているそうだ。製本されていないバラバラの状態の書籍をはじめて目にして、面白かった。

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今度こそ手当てや働き方

2005-07-06 沢辺 均

さて、手当て。

ポットの現状の給料の項目は
・基本給
・残業手当
・特別手当(これは今回のはなしでは省略する)
・通勤手当(これは定期代ね)

で、通勤手当を一律にしたいな、って前から考えてるんです。
社員への実額を補償するって意味はわかるんですけど、出てくお金は会社にとって1万円の通勤手当より、5万円のほうが余計に経費としてであっても出てくんです。

で、近くて高い家賃を払ってやると、遠くて安いところにすんでるやつを、会社から比べると遠いヤツのほうに多く費用がかかってる。 続きを読む…

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シンデレラ・ストーリー

2005-07-05 齊藤 美紀

月曜の朝、いつもより早く出社しようと1時間早く駅に着き、意気揚々と「まい泉」のカツ丼525円を小田急デパ地下で買い込み、さて山手線に乗り込もうとしたその瞬間。その日たまたま、ヒールのまったくない、革のべらっとしたサンダルを履いておった私。ホーム先頭で電車を待っており、さて山手線に乗り込もうとしたその刹那。私の後ろにならんでいた人にサンダルのかかとをぐいと踏まれ、そんなことは予想だにしなかった私はそのまま車内へ乗り込もうとしてしまい、私のサンダル(左足用)が電車とホームの間にころりと落下。齊藤しばし硬直。何が起きたのか咄嗟には理解できずボウ立ち。そして無情にも閉まる山手線のドアー。あああぁぁ……。閉まるドアーと共に、私の心は奈落へ。朝っぱらから左足のみ裸足で山手線内に棒立ちする悲しさ。哀れです。あわれはあわれでも、もののあはれ、ではまったくありません。現代語での「哀れ」です。お気の毒、です。心底自分のことが気の毒になりました。いくら突拍子もない格好の若者で溢れかえる神宮前とはいっても、雨の日の左足裸足+地味な服装は、哀れさと間抜けさと不気味さ以外なにも醸し出しません(雨じゃなくとも。たとえ晴れていたとしても。つまり、いつなんどきでも)。仕方がないので、竹下通りのダイソーによたよたと入り、ビーチサンダルを探すものの、見つけられず。店員(ギャル)に声を掛けてしまいました自力で探し出すべきだったろうに。無念。いえ、全身全霊、私の全知能と五感をフル稼働させ、ビーサン(ビーチサンダルの略語)を探したのですが、見つけられなかったのですから、これはもう、いたしかたありませぬ。不審そうに案内する店員を尻目にわけのわからない柄のド黄色いビーサンを購入し、その場で着用。普段、靴や靴下に覆われた甘やかされ放題の私の素足に、都会のアスファルトは厳しかったです。嗚呼、東京砂漠アスファルトジャンゴー(ジャングルの意)を体感。

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レズビアン&ゲイパレード・座談会

2005-07-05 沢辺 均

オンラインマガジン[セクシャルサイエンス]の座談会に出席しました。
アップされました。ああ、やべ、当事者でもないのにエラソーなことばっか話してるぜ、って声が聞こえてきそうでビビります。が、ひとまず本音だし……。

2005年8月号:
●座談会・パレード運営の課題と展望 レズピアン&ゲイパレード,3年ぶりに復活!
 沢辺均(さわべ・ひとし)さん ポット出版社社長
 砂川秀樹(すながわ・ひでき)さん 実践女子大学・関東学院大学非常勤講師 TOKYO Pride代表理事
 おかべ・よしひろさん 公立高校教員 東京レズビアン&ゲイパレード2005 実行委員長

●オンラインマガジン[セクシャルサイエンス]

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研修システムってこうよ

2005-07-05 沢辺 均

給料システムや働き方について、年中いろいろ考えてるんだけど(←実は)、今日は、手当てとかのことを少し書こうと思う。

ポットの現状の給料の項目は
・基本給
・残業手当
・特別手当(これは今回のはなしでは省略する)
・通勤手当(これは定期代ね)

ほかに、手当てって分けじゃナインだけど、月額3千円まで好きな本+雑誌を買って自分のものにしていいって、自主研修書籍のシステムをつくってて、だけど最近利用率がわるい。これは何買ってもいいんだけど、タイトル・著者・出版社名だけはメモるってルール。 続きを読む…

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引用とは何か

2005-07-05 藤井 崇雅

●本日のお仕事
○仕事内容の反省、ブログ更新
○ゴミ捨て、お茶入れ等雑務
◯クライアントに入稿(また電車で遠出です。)
◯参考書で勉強(今は藤脇邦夫著の「出版幻想論」、豊田きいち著の「編集者の著作権基礎知識」を読んでいます。面白い!)
◯クライアントが出す新刊原稿のつけあわせ(あの膨大な量の一冊を何度もくまなくチェックしてきた、ポットの制作チームに脱帽。まわってきた原稿には、よくこんなところ見つけられたなー、という細かいところまで赤が入っていた。)

沢辺さんに「引用」について説明していただける機会を得たので、昨日に引き続き書き記しておきたい。著作物内の表現を借りる方法としては、利用と引用というものがある。利用は、誰かの小説を映画化する類いのものであり、引用は誰かの作品を自作の中でそのまま使用することである。引用というのはなじみ深い言葉のようでなかなかよくわからないものだ。例えば、僕が自分のブログに「◯◯著の『××』という本に□□という記述があるが、私は△△だと思う」というような文章を書くとしたら、それが著者の著作権を侵害するのか、正直僕にはピンとこなかったのである。引用にあたっては、①その必要性、②最小限であるか、③出所明示がポイントとなるという。

①「その必要性」
その引用なしでは論がなりたたない時に引用する。自分の論旨を引き立たせたり強調したりするための引用でなければならず、あくまでも自分の論旨がメインでなければならない。

②「最小限であるか」
常識の範囲内での引用であり、自分の論を補強していない部分まで過剰に引用することはいけない。また、一目で持論と引用部分との区別がつくようにカギ括弧を使うなど工夫する。

③「出所明示」
著作者人格権を守る為、引用部分近くに出所明示する。

よって、「◯◯著の『××』という本に□□という記述があるが、私は△△だと思う」のケースでも、この①〜③を守っていれば基本的に引用できることになる。著作権は奥が深い。「原稿料」や「印税」も、要は「著作権使用料」なのだ。僕は本当に何も知らないで出版物に接していた。

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自己評価表

2005-07-04 沢辺 均

給料システムについて書いたので、ポットの「自己評価表」を公開してみますね。

▼ココから————————————————————————
○○○へ

これ書いて、ください。

○ポットのメンバーたちに公開してもいいと思えれば、全員あてに
○もし、これは公開したくないとおもうなら、沢辺・佐藤あてに

公開していこうとかんがえたのは、 続きを読む…

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著作物という英知

2005-07-04 藤井 崇雅

●本日のお仕事
○仕事内容の反省、ブログ更新
○ゴミ捨て、お茶入れ等雑務
◯郵便局へおつかい
◯参考書で勉強(今は藤脇邦夫著の「出版幻想論」、豊田きいち著の「編集者の著作権基礎知識」を読んでいます)
◯新刊の索引用に書籍のISBNデータを検索、データ入力

沢辺さんが貴重な時間を割いて著作権について話してくださり、それがすごく面白かったのでここに記しておきたいと思う。まず、著作物というのは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」と著作権法第二条に定義されている。誰かがなにかを意図的に(創作的に)作り、それを公に表現した場合、それらはすべて著作物となるのだ。彫刻をカメラマンの意図で色々な角度から撮りそれを雑誌などに載せたら、その写真にはカメラマンの著作権も発生するということになる。「なんで著作権っていうのがあるんだと思う?」と聞かれて、僕は少し考えてからこう答えた。著作権がないと、どんどん著作物がパクられてしまうからその予防に必要なのではないか、と。すると、沢辺さんは「俺は逆なんじゃないかと思うんだよ」と言った。最初はえっ、とびっくりしたが、聞いていると納得してしまう真実をついた論理だった。

沢辺さんは、著作物というのは本来は誰のものでもなく人類みんなのためのオープンな知なのだ、と言った。著作物の中にある作品たちは人間の英知であったり、人間を楽しませたりする類のものだ。ちょっと考えてみればわかるが、現在僕らは歴史の中で人間が造り上げてきたそういった「著作物」である知を無料で使っている。例えば「悲しい」という気持ちひとつにしても、人類が漢字や平仮名を発明して「悲しい」という言葉をつくっていなかったら表現できなかったわけだ。そして、今も人類の持つ知識や表現は進化を続けている。そして、昔と同じように現代にはそういった知識を発明し発表する人たちがいる。ただ違うのは、今を生きるそういった表現者たちは、生活のためを兼ねて(お金をもらって)「著作物」を作っている人が大半だということだ。沢辺さんは、だからこそ著作権で死ぬまで+50年くらいはその権利を保護してあげないといけないんじゃないか、と言った。つまり本来オープンである人類みんなの英知としての「著作物」だが、その作者の生活の為に(そしてそういった表現を活性化させるために)イレギュラーとして一時的に保護してあげよう、というのが「著作権」だと言うことである。人間の英知全体に利益がもたらせるようそういった知識のアウトプットを奨励していこう、ということだ。

沢辺さんの考え方は、僕の言った著作権の存在意義とは正反対で、とても興味深かった。もともとオープンなものでそれをイレギュラーとして保護されているのか、そもそも権利が保護されるべき類のものでそれが当たり前に保護されているのか、それを取り違うと大変なことになる。沢辺さんは、それをわかっていない表現者は実はとても多いのだ、と指摘した。権利、権利と叫ぶ前に、その大元を理解しなければいけないなぁ、と感じた。沢辺さんがここまで時間をかけてくださったのも、それだけ重要で理解しなければいけないものだからに違いないのだ。また、ひとつ大切なことを学んだ一日だった。

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給料システムむずかしい

2005-07-01 沢辺 均

ポットでは、社員に年に一度「自己評価表」というものを書かせて、それから社長面接(ってオレと喫茶店あたりで話をするだけなんだけどね)して、給料の改定をします。

ほかに、週に一度、誰かを指名して昼飯を一緒に食う日を作ろうとしてる(まあ、実行打率2〜4割くらいかな?)。

最近も、その「社長面接」をしたし、また次のが控えてるんですけど、給料を決めるってむずかしいね。
本を年間に何冊つくったか、とか、実際の売上げでみるとどうなる、とかいう基準をすべての仕事で出せない。
書店に新刊案内をファックスする。
これひとつとったて、書店名簿のメンテナンス、があり、ファックス送信代行業者との交渉・すり合わせがあり、それにもとづいた案内をのものの制作があり、 続きを読む…

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