2005-07-06
刷出しとは
●本日のお仕事
○仕事内容の反省、ブログ更新
○ゴミ捨て、お茶入れ等雑務
◯クライアントに入稿(またまた電車で、遠出です。京王線って安いし、速い!!)
◯参考書で勉強(またまた著作権)
◯記事用のビジュアルをネットで探す
◯学校の担当者にインターンシップ進行状況をメールで報告
◯つけあわせ、素読み
「刷出しを見せてあげるよ」と沢辺さんが分厚い封筒を手渡してくれた。そこには実際の雑誌の紙面に少し余白を付け加えた大きさのバラバラの紙がはいっていた。それらは四つ折りにされており、実際の本と同じようなページ構成になっている。紙には二種類のものが入っていて、その雑誌で毎回使われている黄色がかった紙に印刷されたものと、全体が青っぽいものとがあった。よくよく聞いてみると、黄色の方は「刷出し(一部抜き)」と呼ばれる実際に本となる印刷物の見本で、製本される直前の糊づけや糸綴じをされていない状態のもの、青っぽい方は「青焼き」と呼ばれるフィルムを青写真感光紙に焼き付けた見本だそうだ。沢辺さんによれば、印刷にはCTPというコンピュータのデータから直接プリントするものと、フィルム版を使ってプリントするものがあるらしい。CTPの時はデータがそのまま印刷機へ直結するのですぐに印刷物がでてくる。それを一部取り出したのが「刷出し(一部抜き)」となる。フィルムの方は「青焼き」で出来を確かめる。「青焼き」がきちんと出来ていれば、そこからアルミ製の印刷版(刷版)をつくり印刷をはじめるわけなのである。ポットでは基本的に、コピーを繰り返さないために画質が劣化しないCTPを使っているそうだ。製本されていないバラバラの状態の書籍をはじめて目にして、面白かった。
いくつか間違えがあります。あとで本人に直させますが、万一誤解される方がいるとまずいので、指摘だけさせてもらいます。
●間違えその1
>印刷にはCTPというコンピュータのデータから直接プリントするものと
「直接プリント」ではなく「直接刷版(さっぱん)をつくるもの」です。
●間違え その2
>フィルム版を使ってプリントするもの
フィルム版を使って刷版をつくるもの
いずれにしても、印刷するためには刷版が必要です。オンデマンド印刷を除いてですが。
●間違え その3
>CTPの時はデータがそのまま印刷機へ直結するのですぐに印刷物がでてくる
ことはありません。あくまで刷版をつくります。それを印刷機にかけて印刷して、はじめて印刷物ができあがります。