伏見 憲明

作家。 1963年生まれ。 著書に『魔女の息子』(第40回文藝賞受賞/河出書房新社)、『さびしさの授業』(理論社)、『ゲイという[経験]増補版』(ポット出版)ほか多数。 編集長として『クィア・ジャパン vol.1〜5』(勁草書房)、『クィア・ジャパン・リターンズ』(ポット出版)を刊行。 詳細なプロフィールへ→

いただいたご本『低炭素革命と地球の未来』

● 竹田青嗣・橋爪大三郎『低炭素革命と地球の未来』(ポット出版) 1800円+税
ポット出版から竹田青嗣氏と、橋爪大三郎氏の対談『低炭素革命と地球の未来』が上梓された。
ポットさんが以前に出版した『自由は人間を幸福にする [...]

9/2(水)は通常営業

レインボー祭り(写真はイカホモのお神輿)も盛り上がり、衆議院選挙も政権交替の結末に終わり、夏の汗を台風が流していってくれた感のする週明けですが、みなさんお元気でしょうか。夏バテしていませんか? 
エフメゾはまだカフェタイ [...]

ビヨンセ様をマスター?

先週のエフメゾ営業はソウルとかR&BとかのナンバーをBGMに流していた。ダイアナ・ロスとかスティービー・ワンダーとかチャカ・カーンとか 80年代くらいまでの名曲を中心にセレクトして、それがけっこう好評だった。ち [...]

いただいたご本『はじめての言語ゲーム』

● 橋爪大三郎『はじめての言語ゲーム』(講談社現代新書 760円+税)
「そのときこそ賭けてもいい、人間は波打ち際の砂の表情のように消滅するであろう」
というのはフーコーの有名な言葉で、こういうちょっと知的で、謎めいた文 [...]

書評『挑発するセクシュアリティ』

● 初出/現代性教育研究月報
志田哲之・関修編『挑発するセクシュアリティ』
石丸径一郎著『同性愛者における他者からの拒絶と受容』
これまで同性愛をめぐる学術研究というのは、同性愛/異性愛の二項対立を脱構築しようとするアイ [...]

「和モノ祭り」のスタッフの装い

8/12(水)のエフメゾは「和モノ祭り」と題した営業ですが、スタッフの装いはこんな感じになります。
普段着でのご来店もOKですが、よかったら浴衣、甚平、六尺などで飲んでください。ただしミックスでも女子は下着飲みはできませ [...]

いただいたご本『前略、離婚を決めました』

● 綾屋紗月『前略、離婚を決めました』 1400円+税
名著『発達障害当事者研究』の著者である綾屋紗月さんの、よりみちパン!セからの新刊である。今回は幼少のころから記憶を掘り起こし、思春期の孤独、恋愛から結婚・離婚に至る [...]

いただいたご本『どんとこい、貧困!』

● 湯浅誠『どんとこい、貧困!』(理論社/よりみちパン!セ) 1300円+税
ずいぶん前に版元から送っていただいた本なのだが、ずっと手に取る気がしなかった。帯に「「自己責任」よ、これでさらばだ!」というコピーが謳われてい [...]

8/12(水)は和モノ祭り

もう夏休みに入っている人もいるかもしれませんが、来週のエフメゾはお盆休みの前日にあたる人が多いことと思います。なので、「和モノ祭り」を開催します。
って大袈裟なものではないのですが、8/12(水)は甚平、浴衣などの和装、 [...]

いろんな人が来るから面白い

ゲイバーにもいろいろな用途があるので、どういうバーが良いバーだとは単純にはいえない。発展目的なら発展目的の、お洒落に楽しみたければそれ用の営業のあり方がある。エフメゾの場合、一応「昭和のくっつけバー」の復興を目標にはして [...]

蔵出しエッセイ「オネエたちのリブ?」

*初出「サイゾー」2008.1
「おネエ★MANS」のゴールデンタイムに進出は、おネエやゲイなど性的少数者の社会的地位がアップしている状況をそのまま反映している。以前ならおネエがテレビの主役になることは考えられず、ちょっ [...]

いただいたご本『中学生からの哲学「超」入門』

● 竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入門』(筑摩書房) 800円+税
ちくまプリマー新書から竹田青嗣氏が10代以上の読者に向けた哲学入門書を出した。竹田氏はこれまでもたくさんの「入門書」を書いているが、そのなかでもいちば [...]

いただいたご本『エロスの原風景』

● 松沢呉一『エロスの原風景』(ポット出版)2800円+税
世の中には「あっぱれ!」と思わせてくれる人がいるもので、この本の著者、松沢呉一氏もその一人。彼くらい尋常ではない好奇心と、透徹した分析力と、出力エネルギーの過剰 [...]

書評『社会学』

*初出/現代性教育研究月報
・長谷川公一ほか『社会学』(有斐閣)
・野々山久也『論点ハンドブック 家族社会学』(世界思想社)
教科書というものを長いあいだバカにしていた。どうせ、当たり障りのないことをもっともらしい言葉で [...]

いただいたご本『罪と罰』

二丁目でしっぽり罪深いことをして朝方家に戻ると、光文社の文庫編集部から本が届いていた。それがなんとドストエフスキーの『罪と罰』!(笑) なんだかタイムリーなタイトルにゾッとしました。
仕事がらいろんな出版社や著者から献 [...]

7/15(水)はユーミン&みゆき特集

今週のエフメゾ営業は、ママがちょっとおセンチな気分なので(笑)ユーミン&みゆき特集です(←世代がわかる)。それも80年代もの中心に。こういうセレクションっていかにも二丁目っぽくてこれまで避けてきたのだけど、やっぱオカマだ [...]

学生で若返り効果?

先日のエフメゾ営業は、店内が大学生ゲイたちで埋め尽くされるという僥倖に恵まれた。青春を持ち込んでくれた大学生たちに接していると、その可能性の余白だけで「若いっていいなあ」とある種の官能を得ることができた。やっぱ若いってエ [...]

いただいたご本『被爆のマリア』

伏見は共同だったか時事だったかで単行本版の書評を書いたのだが、それが著者の目にとまったらしく、文庫版の解説を書かせてもらうことになった。よい機会だったので田口ランディ氏の他の作品も読み返してみたら、どれも彼女しかアクセス [...]

いただいた雑誌「STUDIO VOICE」2009.8

「STUDIO VOICE」といえばバブルの時代にはオシャレの代名詞のような雑誌だった。伏見はこれまで書評を上げてもらったくらいの関係しかなかったのだけれど、そこからコラムの依頼をいただいてとても光栄に思った。そして「今 [...]

エヴァ部、発進!!

エフメゾ内にできたエヴァ部(エヴァンゲリオン倶楽部?)の最初の「使徒迎撃作戦」が本日、実践配備されました。朝9時という二丁目族にはアリエナイわ(リツコ)の集合時間にもかかわらず、10人の部員が東武練馬に大集結! そんな東 [...]