2009-07-05

いただいた雑誌「STUDIO VOICE」2009.8

studio.jpg「STUDIO VOICE」といえばバブルの時代にはオシャレの代名詞のような雑誌だった。伏見はこれまで書評を上げてもらったくらいの関係しかなかったのだけれど、そこからコラムの依頼をいただいてとても光栄に思った。そして「今後ともよろしく」と原稿を送ったら、なんと、次号で休刊が決まったという! 部数と広告の減少が止まらず会社を解散するとのこと。なんとも寂しいが、そういう時代なんだなあと溜め息が出た。

毎月なにかの雑誌が休刊していく今日、物書きという職業が成立する基盤は益々危うくなっている。売文業がありえたのも近代という時代の特殊性だったのかもしれない。作家になりたい人は増えているのに、仕事ができる場はどんどん減っている……。ネットによって誰でもが発信できるようになったのはよかったが、表現の質はどうなっていくんでしょうね。